246 朱桜散華
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
/* やっべ寝落ちてた
(-6) 2016/04/21(Thu) 07時頃
|
|
[朝の日中から太公望を決め込むこの男の話をしよう。
名は助乃進、数年前に村の若いのが遊びで丁半博打をやったところムキになって丁に張り続けたことがあった。 以来、丁張りの助の字が短くなって丁助。いつの間にか村中の者からそう呼ばれるているのだった。
また、この村は姓のある者が多い珍しい村だが、その中でも橘は綾崎に並ぶ古い一族であった。 とは言ってもただ古いというだけで何か影響力のあるような類のものでなし。 ただ丁助の父が残した財はこの男を放蕩させるには充分であった。
これまた珍しく貨幣の流通のあるこの村では財とは力である。 そして力は容易に人を変容させる。]
(14) 2016/04/21(Thu) 08時頃
|
|
[丁助の父はこの村を外と繋ぐことであった。 城下へと出て村の中で賄いきれないものを手に入れるのがその役目だった。 丁助自身も数年前から共にその役目をこなしていた。
その父も昨年に他界した。 元々、その役目も年に数度の遠出ということもあって日頃はだらけて過ごしていた丁助であったが、それに拍車がかかったのは言うまでもない。 そしてその姿は最近ますます酷くなっている。]
(15) 2016/04/21(Thu) 08時頃
|
|
─── 一緒にならねぇか?
[白い花が零れる前、お役目のときに手に入れた髪結い櫛を手にそう告げた。 だが櫛も言葉も女が手にすることはなく花びらとともに風に乗ってどこかへと消えた。 それは陰のある美しい娘だったか、それとも豪家の快活な娘であったか、それともまた別の誰かか。
女に袖にされて──少なくとも丁助はそう思っている──以来、元々気力の充ちる方では無い者ではあったが、その無気力振りには見る者が見れば何かあったのかと察するに容易であっただろう。 つまり、一日中太公望の出来上がりというわけだった。]
(16) 2016/04/21(Thu) 08時頃
|
|
[だから丁助は今日も朝から川縁に竿を立てて水面に視線を落としている。 たまに跳ねる魚を見て、何で食いつかないんだこいつらはと少しムスっとしなかがらも何か仕掛けに工夫をするでもなし。 祭りの準備などもどこ吹く風か、時折かかる手伝えという声が鬱陶しいぐらいにしか思っていない。 ただ竿を立て腰を下ろしたままぼうっとしているだけであった。]
(17) 2016/04/21(Thu) 08時頃
|
半の目 丁助は、メモを貼った。
2016/04/21(Thu) 08時半頃
|
[ふと顔を上げた視線の先。 村の外れの丘の上、見えるはずない咲かずの桜。 吹く風か流れる川か何かが聴こえるような気がした。]
……声?
[耳朶に響いた微かな音は確かに声にも聴こえたか。 腰を上げ土を払えば自然と足がそちらへと向かう。 祭りを明日に控えて慌ただしさを増しているであろう丘へと。]
(23) 2016/04/21(Thu) 13時半頃
|
|
/* 文字読めるの?
(-11) 2016/04/21(Thu) 22時半頃
|
|
[いや咲かぬ桜の樹へと近づくその道。 村の面々が頭に浮かぶ。
───どいつもこいつも田舎くせぇ。
年に数度とはいえ城下へと出向く丁助にとってこの村の陰気臭さは我慢できないものだった。 それでもの村を出て行こうとしないのは何故なのだろうか。 丁助は自分でもその答えがわからないまま。 城下まででるといつもこのまま戻らないでしまおうと思うがそう思えば思うほど足が動かない。 見えない鎖に繋がれているようなそんな気になってしまう。 その鎖の大元がこの大木なのではないかと、この木を見るたびにそんな想いがよぎる。]
切り倒しちまえばいいのにな。
[それはこの木を前にすると必ず口から漏れだす言葉。 もしもこの木さえ無くなってくれるのなら自分はもっと自由に外に出ていけるのではないかと、それは迷信よりも愚かしい自分勝手な妄想の産物だった。]
(50) 2016/04/22(Fri) 00時半頃
|
|
[皆、休憩でもしているのだろうか。 ふとした瞬間に樹の周りには自分一人だけになっていた。
そっと……その忌まわしい体に触れる。
その瞬間、そよいでいた風が変じ、強く疾く丘を走り抜けていく。 大木の何も付けぬ枝を揺らしザワザワと音を立てる様子は、まるでその身を揺する様にも見えた
───刹那。
丁助の目には確かに見えた。 咲かぬはずの桜が艶やかに咲き誇るその美しい姿を。 風に揺られて舞う花びらがまるで涙の様ではないだろうか。]
(52) 2016/04/22(Fri) 00時半頃
|
|
?!
(53) 2016/04/22(Fri) 00時半頃
|
|
[見た事も無い美しい姿に一瞬で呆けたが、一際強い風に思わず手で顔を覆い眼を瞑った。 それで夢から覚めてしまったのか。]
え?……あ?
[目を開けたときそこにあるのはいつもの咲かぬ桜の樹だった。 周りの様子を見ても異変に思っているのは自分だけの様で、そう吹き抜けた風すらも誰も気づいていないかのように。 もうそこには何も無かったし何も聞こえない。]
(54) 2016/04/22(Fri) 00時半頃
|
|
───その声は確かに聞こえた。
───その声だけで魅入られるには充分だった。
───その声が余りにも美しかったから。
(*0) 2016/04/22(Fri) 00時半頃
|
半の目 丁助は、メモを貼った。
2016/04/22(Fri) 01時頃
半の目 丁助は、メモを貼った。
2016/04/22(Fri) 01時頃
|
[そして届いた声にハッとする。].
何だ、日向かよ。 ……別になんでもねぇよ。
[ジロジロと幼馴染の女の様子を見てみるが、特段におかしな様子は無いようだった。 それもそうだ、咲かぬ桜が突然その花を開くなど幻視以外の何だというのだ。昼の日中から花の幻などとは自分の方がよっぽどおかしいのだ。 だが、口をついたのは問い。]
なあ日向。 綺麗だと思うか?
[大木を見上げたまま女に尋ねた。 確かに見えたはずの幻の花は鮮やかで艶やかだった。 それは丁助がかつて見たことのない程に。 もしも本当にこの木が花を咲かせるならあれ程見事な姿を見せてくれるのだろうか。]
(73) 2016/04/22(Fri) 14時半頃
|
|
……強い?
[今にも死にそうなこの木が? 丁助には死に損ないが花も咲かすこともなくただ朽ちていくだけに思えていたが、幼馴染はこれを強いという。 人が惹かれているのだという。 そうかと気づく。 幹に触れて目を閉じて、まるでその命脈に触れようという様に。]
たわけ。 俺が聞いたのは伝承の巫女のことだ。 木なんぞに興味なんか無いわ。
[目を開いてニヤリと笑うと、面白いことに気づかせてくれた日向に軽口を一つ返した。]
(75) 2016/04/22(Fri) 16時頃
|
|
───あんた、生きたいのか。
(*1) 2016/04/22(Fri) 16時頃
|
|
わからねぇぞ。 もしかしたら巫女が余りにも醜女だったんで言い寄られた旅人も逃げ出したのかもしれねぇ。 大体、もし本当に美人なら村の男衆が放っておかねぇんじゃねぇか? いや俺なら放っておかねぇ。
[胸を張って自信満々に答える。]
ただ……そうさな。 お前ならどうする? もし恋い焦がれるような男がいたとして「家」を捨てられるか?
(78) 2016/04/22(Fri) 16時半頃
|
|
俺ならそうさな。
[脳裏にちらりと浮かんだのはあの時の志乃の目。 少なからず期待に沸いた熱を一瞬で冷ましたあの目を思い出してしまった。
───チッ
心の内で舌打ちを一つ。 嫌なことを思い出したと苦虫を噛み潰すが如き顔が一瞬だけ浮かんで消える。]
結局、想いの深さが違ったんだろうよ。 旅人にとってこの村も巫女も一瞬の出来事で、だけど巫女に取っては一生をかける程の想いだったんだろうさ。
(79) 2016/04/22(Fri) 17時頃
|
|
うるせぇ、そんなんじゃねぇよ
[なるほど目の前の幼馴染は丁助と志乃の一件はまるで知らないらしい。 思えば志乃が言いふらすはずもなく、自分が語らない以上は何があったかなんて二人の間にしかわかるわけもない。]
お前だって……
[と、言いかけてやめる。 日向が縁談に良い返事をしていないことは知っている。 綾崎の奴らからなんとかしてくれと言われたこともある……当然断ったが。 丁助にはその理由はわからなかったが、きっかけとなったであろう時なら思い当たることもないことはなかった。]
なんでもねぇ。 なんつうかよ、想いってのはままならねぇな。
(86) 2016/04/22(Fri) 17時頃
|
|
[そう言って日向の目を見つめ。]
あっははははははっ!
[急に大声で笑い出すと腹を抱えて日向を指差す。]
おい!似合わねぇな! よりによって俺とお前で何の話をしてるんだよ!
[ヒィヒィと。 息も切れ切れに一頻り笑った。]
(87) 2016/04/22(Fri) 17時頃
|
半の目 丁助は、メモを貼った。
2016/04/22(Fri) 18時半頃
|
/* 議事のxebecって凸死あるんだっけ?
(-29) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
|
|
/* 香兄きた
(-30) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
|
半の目 丁助は、メモを貼った。
2016/04/23(Sat) 00時頃
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る