238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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嗚呼、聞こえ る。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2015/09/10(Thu) 00時頃
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――物語を始めましょう。
(@0) 2015/09/10(Thu) 00時頃
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遠い昔、セカイの中で天国と現世の境界はありませんでした。 かみさまはこれでは良くないと、天国と現世の間に門を作ったのです。
(@1) 2015/09/10(Thu) 00時頃
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かみさまに選ばれた12人の人々。 彼ら彼女らは聖痕を貰ったのです。
「その聖痕をわるものが手に入れれば門は開く、だから守らなくてはいけない。」
その教えは今でも守られています、だからこそ――天の門は開かないのです。
[そう語る彼女には聖痕は無い。 あくまで次世代へ向けた語り部が彼女の役目であるが故に。]
(@2) 2015/09/10(Thu) 00時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/09/10(Thu) 00時頃
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― タワー・オブ・トーキョー ―
[風に靡くは、焦茶髪。 街に聳え立つ塔の頂上にその男は居た。 コートからブーツ、手袋に至るまで全身を白で染めて
その身に溶ける事なく、浮き立つ白銀の狙撃銃。 男の背丈ほどもあろうかというそれを悠々と構えていた。]
――――――♪
[鼻歌交じりに狙撃銃のスコープを覗きながら 男の乾いた唇を、僅かに覗いた舌が潤す。]
(1) 2015/09/10(Thu) 00時頃
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[ ガ ァ ン ―――――――――!!]
(2) 2015/09/10(Thu) 00時頃
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[男が引き金を引くと、大袈裟な破裂音が辺りに響く。 覗くスコープの先、道を行く少女のスカートは 突風を引き連れた空砲によって捲れ上がる。]
……ほー、黒かー 見かけによらず渋いの履いてンのなー。
[そのまま次の標的を探そうとする男だったが ヘッドセットの奥から聞こえた音に ふと、スコープから目を離す]
(3) 2015/09/10(Thu) 00時頃
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[ ぱしゃ、]
[微かな音の響く深い場所。
水溜りを乱す足音は一人分。 生臭い下水の香の中へ僅かな鉄を嗅ぎ分けると、ゆっくり、しかし確実に歩を進め、 追い詰めるのは鼠とは程遠く、だが己にとっては同じもの。
二足歩行の鼠は足が遅い。 自分が先ほど、その足を撃ち抜いたからだ。
黒いコートの裾が跳ねた水を吸い込んでも男が気にする様子は無く、 暗闇にポツリ浮かび見えるのは、小さな煙草の光だけ。 小さな炎を映した水面が、足音に乱され、形を崩した。]
(4) 2015/09/10(Thu) 00時頃
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―下水道―
[不意に足を止めたのは獲物を追い詰めたからでは無く、咥えた煙草に構う為。 コートのポケットを探りながらすっかり短くなった用無しを地面に落とせば じゅ、 と、小さな音を立て、灯った光は濡れた地面に吸い込まれていく。
しかし、湿った下水道が何時も通りの暗闇に沈んで居たのは数秒の事。 次に灯った光は先より大きく、古いジッポライターの吐く炎が、男の顔と眼鏡を赤く照らし出しただろう。 長めの黒髪はパサついて、顔色はお世辞にもいいとは言えない。 だがモノクロで揃えた服や持ち物はその男に驚くほど良く馴染んで、まるで最初から地下の住人であったかのように、暗い下水道にその身を溶かしていただろう。 存在だけでなく、気配さえも。
冷えた黒い鉄を片手に握り直し、鉄の香は先より近い。 足元の水溜りに赤が混じった。]
(5) 2015/09/10(Thu) 00時頃
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『見つけましたよ』
[現れるのは、同じく白に身を包んだ老夫。]
『12柱が1人―――― 白鴉《ホワイトレイヴン》を従えし一族の主 白銀の狙撃手《シルバ・イェーガー》――カムイ様』
[きっちりと着こなされたスーツは厳粛な雰囲気を漂わせ 眼鏡が光に反射して、その瞳の色は伺えない。]
(6) 2015/09/10(Thu) 00時頃
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[逃げる鼠が何処の誰か、一体何をしたのか、それは全て興味の外側。 依頼があるから殺すのだ。 金を貰えば殺すのだ。
しかし理由も金額も興味の外側、 守り続ける退屈さを、紛らわして何が悪い?]
(7) 2015/09/10(Thu) 00時頃
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/* くっそてめえら準備しすぎ(おもわず芝
(-0) 2015/09/10(Thu) 00時頃
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/* はからずともイアンと対になったみたいでいまからおなかがいたくてたまらない
(-1) 2015/09/10(Thu) 00時頃
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げぇっ ……来ンのが早えよ、おっさん。
[露骨に顔を歪めた男。 ……に構いもせず、老夫は眼鏡を押し上げて]
『そんな破廉恥な事に力を使うくらいなら 溜まってる仕事を片付けたらどうですか!!
先代と違って“貴方の弾は当たらない”んですから 真面目に、コツコツと、業績を積み上げていく事こそ 12柱の夢にも繋がっ―――……』
(8) 2015/09/10(Thu) 00時頃
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やだね。
[男がべえ、と舌を出すと同時 白銀の狙撃銃が、一羽の白鴉に姿を変えた。]
そんなつまんねーモンより 女の子のスカートの中身の方が よっぽど夢も浪漫も詰まってるっつう!の!!!
[ダン、と勢いよく地を蹴り お説教から逃れるように、塔の頂上から真下へ自由落下。]
(9) 2015/09/10(Thu) 00時頃
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悪ぃけどさー
何かに囚われるのは柄じゃねンだよな。
[空に舞う白鴉の羽根は 何処か幻想的に、老夫の視界に溶け]
(10) 2015/09/10(Thu) 00時頃
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――――だって俺、天使だから。
[男は、空を翔《駆》ける*]
(11) 2015/09/10(Thu) 00時頃
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/* つらくてしにそう しばがのどまで上がってきそう
予定がどうにかいけそうだったので 本参加するよーよつばだよーよろしくだよー
(-2) 2015/09/10(Thu) 00時半頃
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/* おなかいたい。
そうか、そうか――、このむら、そういうことしていいのか―――
(-3) 2015/09/10(Thu) 00時半頃
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/* てんしかwwww白鴉wwwwwwかwwwそうかwwwwww どうしよう俺wおれどうしようwwwwwwww
(-4) 2015/09/10(Thu) 00時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/10(Thu) 00時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/10(Thu) 00時半頃
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/* なんだよ黒ずくめと白ずくめって
WWwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwごめんね
ちょっとね しばしつれいしますね
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwなんだ
(-5) 2015/09/10(Thu) 00時半頃
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/* エフメモ >■コードドーネーム
こーどどーねーむ
(-6) 2015/09/10(Thu) 00時半頃
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/* 天使あかんすぎるなwwwどうしようwwww取りあえず、wwwwやたがらすって名乗っていい?おれwwwwwwwwwww
(-7) 2015/09/10(Thu) 00時半頃
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[遥か、遥か上。地上から響く銃声>>2に、黒尽くめの男は顔を上げる。 見つめる先は湿ったコンクリートの天井。しかし黒い目はその向こうを探る様に目を細め――]
…煩い奴め。
[銃口を向けるは、天井に。 分厚い眼鏡越しに細めて居た目は今は足元の水面に落ちて。 黒い手袋に包まれた指が引き金を引けば、 弾は、下水道の暗い天井に当たる筈だった。]
(12) 2015/09/10(Thu) 01時頃
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[ ガ ァ ン ―――――――――!!]
(13) 2015/09/10(Thu) 01時頃
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