103 善と悪の果実
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/* 賞金稼ぎにめでたくなりますた。
(-1) 2012/09/24(Mon) 02時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/09/24(Mon) 02時半頃
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─邸内─
[窓から望む庭の風景も闇に沈む頃。 邸内は、灯り始めたガス灯やシェードランプの深い橙色の光に照らされている。
談笑する人々の声を背後に遠くしたまま煙草をポケットから取り出したとき。 近づいて来る足音があり、顔を向けた。]
「お客様」
[灰皿を載せた盆を手にした使用人が、男の傍らに立つと頭を下げた。]
「間もなく始まりますので、大広間の方へどうぞ」
[言いながら灰皿を窓脇に据えられた小さなテーブルの上に置く使用人の腕を一時目で追った後。]
…いや、いい。解った。 広間に行くとしよう。
[灰皿の礼を言いつつ煙草をポケットに仕舞い、窓を離れる。]
(15) 2012/09/24(Mon) 09時頃
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─広間─
[パーティーの開始を告げる場には、少々出遅れたようだった。 感嘆の声や、所々、小さな拍手の余韻が引いて行く中、広間の扉からは遠い壇上に目をやる。 輝く金色が見えた。
少なくとも人々の噂に登るその姿に、男も興味が無い訳では無い。 人の間を縫うように脚を運びながら広間の中央へと近づいて行く。
と、行く手に見覚えのある姿を見つけて立ち止まる。>>16 その傍らに、白いフード姿。 男は、眉を顰めた。
言葉を交わしているらしい2人の様子を暫く眺めていたが。 一旦、やり過ごす事にして脚を向ける先を変えた。
パーティーは、まだ長い。 今宵の一世一代の見世物を見逃す心配は無いだろう。]
(22) 2012/09/24(Mon) 12時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/09/24(Mon) 12時半頃
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/* いそうな人に特攻するか、誰か選んで振って落ちるか どうしようか
とりま昼飯
(-13) 2012/09/24(Mon) 13時頃
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/* ポーちゃん来たーーー 捕まえられるかな?
(-15) 2012/09/24(Mon) 13時半頃
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[人の間を進む中、一人の男の姿が目に止まる。>>19 黒い礼服姿、真鍮製のオペラグラスを手に、遠い金の果実を眺める横顔。
先刻、この男に向けられた嫌悪、もしくは、警戒。 暗く冷たい視線を思い出した。
―― 夕闇伯。
その名は、警官であれば大抵の者は知っている。 つまりは、互いに疎ましい間柄ということだ。 彼の横を通り過ぎようとして、ふと、その呟きが耳に届く。>>20]
―― 手に取られてみたい、とお思いですか? 流石に、この警備だと難しそうだが。
[すれ違い様、彼の耳元に囁くように言う。 伯爵がこちらを向けば、薄い笑みを浮かべて見せてから。 目礼をした後に、その場を去っただろう。]
(28) 2012/09/24(Mon) 14時頃
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[広間を出たものか一時、悩んだところで。 一際目を引く、黒いドレス姿の女が目に止まった。>>23 屋敷を訪れた際に挨拶を交わした事を思い出す。
その傍らにある、小さな人影。 立ち姿から育ちの良さが判る少女だ。 見ている間、二人が会話を交わす様もあったかも知れない。
ちらりと先程の刺青の方を向く。 少し考えてから、通りかかった使用人を呼び止める。]
ノンアルコールを二つ。それと女性向きのカクテルを。
(29) 2012/09/24(Mon) 14時頃
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[先程の2人が知り合いなのであれば、様子は見ておきたかった。 金と時間を持て余しているだけの放蕩息子だけであれば、さほど気にとめる事もなかっただろうが。
腕にかけたコートを持ち直し、女と少女の傍へと向かう。]
―― 失礼。淑女様方。
[声をかけ、こちらを向く目があれば一礼した後、穏やかな笑みを作る。]
もうご覧になられましたか? 黄金の林檎は。
(30) 2012/09/24(Mon) 14時頃
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/* あ、来た。 勝手に動かしたけど大丈夫かな?
(-16) 2012/09/24(Mon) 14時頃
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[首を傾げる少女の言葉に、小さく息を漏らして笑う。]
…もう少し近くに行ければいいのですがね。 この人では。
[言いながら周囲を見渡す。
焦がれるように先程まで黄金の果実を見つめていた女。>>21 それから、見上げてくる少女の顔。二人を交互に見る。]
まぁ、始まったばかりだ。 いずれ、近くで見るチャンスもあるでしょう。
[程無くして使用人が運んできた飲み物を受け取る。 中身を聞いてから、二人へと促す。]
アールグレイアイスティ。いかがです?
[少女にグラスを差出しつつ笑む。 黒ドレスの彼女には、細身のカクテルグラスを勧めた。]
(33) 2012/09/24(Mon) 14時半頃
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[怖い、と言う少女の言葉。>>34 その幼さの残る面差しを暫し見つめる。 ここに渦巻いているであろう、羨望や欲を遠からず感じとっているのだろうか。 世に疎いであろうと思われる裕福な家の子供にしては、その視線は多感なようだ。
飲み物の礼を言われれば、軽く頭を下げる。]
それは良かった。 ああ…、申し遅れまして。 私は、ジェフ・エイムズと申します。 お二人は、ご同伴で?
[主には、少女に向けた問い。 貴族の幼い娘が、よもや一人でこのような場所に居る事もなかろう。 少女の大きな目が遠くの扉を追う先へ、男も目を向けたが。 彼女が探していたものには気づかぬまま。]
(37) 2012/09/24(Mon) 15時頃
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[その途中、先程すれ違った伯爵の姿が目に入った。
―― 戯言。
隠された口元は、何を浮かべていたのだろうか。>>35 こちらの挑発に、狼狽える事さえなかった切れ長の目がちらりと脳裏に過る。
その場所を離れて行く黒い礼服の後ろ姿から目を逸らし。>>38 冷えたグラスを傾け、強い酒をあおったせいで微かに熱く感じる喉を潤した。]
(39) 2012/09/24(Mon) 15時頃
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/* 小さい子って可愛いよね
(-17) 2012/09/24(Mon) 15時半頃
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[少女の口から出た、ブロワという家名には少しばかり覚えがあった。 かつては事業家としても名を馳せていた貴族の名だ。 当家の夫人が他界した後は、事業に失敗し家名も落ちぶれ、社交界から姿を消しているとも聞いたが。
会ったばかりだと話す少女が、少し甘えるような目で黒いドレスの女を見上げる様を見つめる。]
そうでしたか。 やはり、女性同士であれば打ち解けられるのもお早いようで。
[言いながら少女に微笑みかけ。 ふと、見上げてくる目に気がついたように瞬く。 そして笑顔に戻った。]
私も招待客ですよ。 身なりがこうな物で、仕事でいるのだろうと思われる方も居るようだが。
[無粋な気もし、自らの職業まで口にするには至らなかった。]
(41) 2012/09/24(Mon) 16時頃
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[自分の物言いに笑われてしまったと思えば、困った様に首を傾けて見せ。 率直な問いを投げられれば、隠す事も無いと答える。]
警官です。 以前、こちらのお屋敷の警護にあたらせて頂いた事がありまして。
[言った後、グラスを傾ける。 アイスティは残り少なくなろうとしていた。]
(43) 2012/09/24(Mon) 16時半頃
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[返ってきたのは素直な反応。>>45 それがどういった意図であるかは汲めぬまま笑みを見せ。]
面白いかと言うと…まぁ、どうでしょうね。 お仕事、ですか? [少女の暮らしぶりまでは解らないが。 貴族の娘が口から出るとなると訝しむ程ではあっただろう。 しかし、深くは触れず。]
まぁ、警官だけは。 よした方がいいかも知れません。
[そう言いながら自分のグラスも使用人の盆に返す。]
(47) 2012/09/24(Mon) 17時頃
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少々、煙草を。 淑女の前では失礼に当たりますからな。 それでは。
[少女と女に一礼すると、その場を後にする。 広間内を見渡し幾つかの顔を認めた後。 壁際のサイドテーブルの横に移動すると、煙草の煙をくゆらせ始めた。**]
(48) 2012/09/24(Mon) 17時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/09/24(Mon) 17時頃
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/* 後は、全く話してないのがオスカー、ヘクター。 ヘクターは顔見知り。 ちょっと話したのがウェーズリー。 挨拶だけなのがコリーン。(ポーと暫く傍には居た)
無理に行き過ぎるのもダメかな。
(-18) 2012/09/24(Mon) 17時半頃
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/* 確定無茶ぶりごめんね…!
(-28) 2012/09/24(Mon) 22時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/09/24(Mon) 22時半頃
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―回想―
[カクテルを渡しながら、ドレスの女の話に頷く。>>71]
そうでしたか。実は、私は未だよく見ておりませんもので。 それほど素晴らしい物であれば、私も一目はしておかなければ。
[ちらりと壇上に目をやった後、目の前の女に目を戻す。 やや熱っぽく、黄金の林檎の事を口にする彼女の様子に微笑んだ。]
貴女の我儘であれば、楽園の天使も許すでしょうがね。
[さらさらと口にする言葉は、女を前にすると出る悪い癖だ。]
(87) 2012/09/24(Mon) 23時半頃
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ミス・コリーン。あぁ…、中庭では失礼しました。
[彼女がテラスに居た事には気づかないまま。 名乗りを終えた後に目礼する。
少女の言葉を受けて周囲を見渡す横顔。>>78 そして、その目が慈しむように少女に下ろされる。
仲よさげに連れ立って見える様子には、再度笑みを作って見せた。]
(88) 2012/09/24(Mon) 23時半頃
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―― …まぁ、どのような職業にも苦労は付き物と言いますし。
[仕事の事に触れられれば、ゆるやかに首を横に振るだけでそれ以上は続けず。 うらぶれた警官が、自慢気に口にするような話もあるはずが無い。
少女を気遣う女の様子に、男は気づいたように顔を上げる。>>82 見知らぬ男が女性二人連れの元、長居するのもあまり良くは思われないだろう。 煙草を吸いに行くと告げ、二人の元を離れて歩き出す。
耳に残る、心地よく甘く胸に響くような女の声。 それを反芻しつつ、やがて壁際に辿り着くと煙草の箱を取り出し火を点けてから暫し一人。
広間の人々の様子を眺めた。]
(90) 2012/09/24(Mon) 23時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/09/24(Mon) 23時半頃
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/* ウェズリーの挙動不審ぶりが凄い。 じきに倒れるんじゃないかと。
みんなからかうなよ!(お前もだ
(-29) 2012/09/24(Mon) 23時半頃
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/* あ。ありがとう、ヴェス。
煙草の匂いすまんねw
(-31) 2012/09/25(Tue) 00時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/09/25(Tue) 02時頃
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/* 喉回復跨いだら元に戻ったっけ、ここ? また今度!おやすみー
(-39) 2012/09/25(Tue) 02時頃
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[それとなく注視していた招待客。 例の刺青の男が夕闇の伯爵相手に気色ばんでいる様子を、男は離れた場所から眺めていた。
一触即発、にも見えなくは無いが双方共、男には良い面識は無い。 仲裁に向かうような理由など元からなく、内心では成り行きを面白く思いながら冷ややかな目で見守る。
ふと、かかる声に気付きそちらを向いた。]
(130) 2012/09/25(Tue) 13時半頃
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[最初に目が止まるのは、ややくすんで見える桃色がかったブロンドの色。 テラスでグラスを合わせた時と変わらぬ穏やかな笑みを暫し見つめる。 煙草をふかし、彼女に笑みを返すまで少し間があった。]
どうも。ミス・ペラジー。
[楽しんでいるかという問いかけには応えず。]
生憎、私も未だ林檎を見れておりませんでね。
[煙草を持つ掌を口元にあてたまま暫く、浅黒い肌のその顔を眺める。 そして、視線を刺青の男の方にやって示した後、再びその顔に目を戻した。]
行かないんですか? お連れさんが何やら揉めているようだ。
(131) 2012/09/25(Tue) 13時半頃
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[離れた場所から注視する間、男は、刺青の腕が白いローブの腰に馴れ馴れしく回されるのを見ていた。 少なくとも、顔見知り程度の関係ではあるまい。
あの刺青の男にも、幾らか賭博の借りがあった。 この女が声を掛けてきた事も加えて不振に思わずにはいられず、男は、自分の身体が微かに強張るのさえ感じる。
それは、日常を何かに蝕まれ始めるのを危惧するあまりの、怯えなのかも知れないが。
薄い笑みを顔に貼り付けたまま、男は目の前の女を見詰めた。**]
(132) 2012/09/25(Tue) 13時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/09/25(Tue) 21時半頃
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/* あまり伸びてなかった。(
(-44) 2012/09/25(Tue) 21時半頃
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[横を向き、煙草の煙を吐き出す。]
近くに行ってみようとは思いましたが。 まぁ、あれが無くなる訳もないでしょうし。 後でゆっくりと見に行きますよ。
[目を戻しても、そこにあるのは穏やかな笑みを浮かべた顔。 だが、その色に微かに苦いものが混じったのを見る。>>138 彼女の表情が何を言おうとしているかまでは解らなかったが。
続いた言葉には薄く細めていた目を僅かに開いて見せた。]
(146) 2012/09/25(Tue) 22時頃
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