162 絶望と後悔と懺悔と
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[リカルダの首に掛けられた鬼の手が動く。 けれど、――あと数歩が届かない。
喪失の恐怖に小さく揺れる眸に 次の瞬間、ずるり、小さな体が地面に落ちる様が映った>>123]
(+4) 2014/02/22(Sat) 05時頃
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[曙光を受けてジャニスの振るう三日月が、黄金の鬼を討った。
その隙に獣は地を蹴り手を伸ばし、 リカルダの小さな身体を掻き抱こうとする。
もし、――彼女を取り戻すことが叶うなら。
やがて黎明に消え行く星の輝きを、視界の端に収めながら身を翻し。 斃れた黄金の鬼と人間達の双方から距離を取りつつ、リカルダを庇うように身構える]
(+5) 2014/02/22(Sat) 05時頃
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[獣に身を窶してまで抗っても、 結局この爪は黄金の鬼に届くことはなかった。 それでも、呪縛が解ければ、きっと仲間――家族は救われるはずだ。 とうとう願いは叶ったけれど。
敵を討つことなく、生き永らえた自分はどうすればいい? 植え付けられた憎悪と怒りは、決して消えないというのに]
どこまでも、好き勝手しやがって。 ……くそが。
[鬼の王の遺す言葉>>*33に眸を眇め、 裡に燻る衝動を持て余すように、地を蹴った**]
(+6) 2014/02/22(Sat) 05時半頃
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ミナカタは、サミュエルと真弓の亡骸を縫いとめる刃に、視線を向けて
2014/02/22(Sat) 05時半頃
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[折り重なるサミュエルと真弓の亡骸。 二人を縫いとめる刃が『夜刀』であることに気付き、薄明の空を仰ぐ]
……なあ、サミュエル。 お前と真弓がこんなことになっちまったのは、俺のせいだよな。
[あのときサミュエルの声に応え、 立ち上がることが出来ていたなら、その後も共に戦い続け、 少なくとも彼一人を死なせることはなかった筈だ。
それなのに鬼と成り果て、獣にまで身を落とし、 挙句、金色の鬼を討つ事が出来なかった自分が、 おめおめと生き残ってしまった]
――……すまねえ。 [『夜刀』に貫かれた二人の亡骸は、 まるで自分の無力さを責めているようで。 零れそうになる涙を堪え、今は亡き友に力なく詫びる**]
(+7) 2014/02/22(Sat) 06時半頃
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[――声が聞こえた。 それは、今は亡き友の声だ。
振り返る獣の双眸に映るのは、 夜刀に貫かれ、既に事切れた二人の亡骸。
背中を預けることの出来た友は、もういないのだと改めて思い知り。 片手で顔を抑え、ああ、――と、息を吐いた。
けれど、背に置かれた手から、ぬくもりが伝わる気がして、 獣の瞳が微かに揺れた]
(+17) 2014/02/22(Sat) 18時頃
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[たとえこの声が、友の死を悼み、 後悔する己の心が生み出した幻だって構わない]
……違えよ。 お前が役立たずだなんて、そんなこと、あるかよ。
サミュエルがいてくれたから、 俺はいつも前だけ向いて、戦えたんだ。
[>>+10立ち尽くしたまま、悔しそうに紡がれる言葉に応える]
(+18) 2014/02/22(Sat) 18時頃
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――なあ、前に畑で話したこと覚えてるか?
あんだけ心配してくれたってのに、 俺はあの言葉を無碍にしちまうどころか お前に全部押し付けた挙句、無様晒しちまった。
金色野郎にだって、結局手は届かなかったってのによ。
なのに、……今でも、お前は、 こんな俺を認めて、信じてくれるんだな。 本当にお前は、昔から変わらねえ、お人よしだよ。
[口元が自嘲の笑みに歪んだ]
(+19) 2014/02/22(Sat) 18時半頃
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そうだな。 俺も、……楽になりてえよ。
[金色の鬼は斃れた。もう、家族を脅かす敵はいない。 もう、獣の――周の役目は終わったのだ。
だから――]
……なあ、サミュエル。 連れていって、くれないか。
[いなくなってしまった、皆のところへ。 怒りと憎しみに突き動かされずにすむ、その場所へ。
連れていってくれと――疲れ果てた獣は、帰ろうと誘う友の声に希う*]
(+20) 2014/02/22(Sat) 19時頃
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……ああ、行こうか。
[サミュエルの手に背を押され、獣は歩き出す。
誘う声が本当に友のものなのか、 或いは、後悔が生み出した幻に過ぎないのか、もう分からない。
けれど、どちらでも構わないと思った。
斃すべき敵は既に無く。 疲れ果て、ただ安らぎだけが欲しかったから]
(+25) 2014/02/22(Sat) 20時半頃
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[鬼は果て、呪縛は潰えた。
黄金の鬼に運命を歪められても、 彼らは此処まで来れたのだから。
その命尽きるときまで、彼らは彼らのまま、 歩き続けることができる筈だ。
――そう信じて、獣は小さく笑った]
(+26) 2014/02/22(Sat) 20時半頃
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[ひとりでは――
そんな声が聞こえた気がして 一度だけ、生き残った仲間達を振り返り、目を細める] じゃあな。 ……お前らは、負けんじゃねえぞ。
[獣の面に浮かぶ色は果たして*]
(+27) 2014/02/22(Sat) 21時頃
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[――今にして思えば、 黄金の鬼に運命を歪められた子供たちの中で、 周が一番心弱かったのかも知れない。
戦い以外に生きる術を知らなかったから その理由を失えば、容易く折れてしまうしかなかった]
(+28) 2014/02/22(Sat) 22時半頃
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[だから――誰かに必要とされたかった。 戦う理由が欲しかった。
真弓が言うように、零瑠が自分を必要としていたのなら、 甘さに付け込まれた結果、獣と成り果てたのだととしても、
――それでも良かったのだ]
(+29) 2014/02/22(Sat) 22時半頃
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[仲間達は、手の付けられない暴れ者だった自分を受け入れ 必要とさえしてくれた。
ヒーローを仰ぎ見るような憧憬の眼差し。 子分にしてくれと、慕う言葉。 寂しさを見かね、重ねられた手。
他の家族を裏切ることになっても、 自分を傍に置こうとした哀切。
欲しいものは此処にあった。 充分に与えられた。
――けれど、与えてくれた皆に、 報いることはとうとう出来なかった]
(+30) 2014/02/22(Sat) 22時半頃
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[生を擲ち死を選ぶ弱さを、疲れ果てた周は受け入れる。
昔、約束を交わした少女は、 寂しさに声を震わせていたけれど、その弱さを赦してくれた。>>*2
それに、共に在るときは常に自分の背を守り続けてくれた友が。 周が生き延びることを、誰よりも望んでくれた友が、一緒に帰ろうと導いてくれるのだから。
――きっとこれでいいのだ*]
(+31) 2014/02/22(Sat) 23時頃
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/* 正直、墓落ちしてから、エピまで一週間は長かった。 迂闊に地上には触れないし、ソロール回すにも限界がありますしね。
もう一人くらい、生きて墓落ちしてくれる人がいてくれればな、と思ったり。
(-37) 2014/02/23(Sun) 00時頃
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