22 共犯者
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靴磨き トニー! 今日がお前の命日だ!
2010/08/10(Tue) 00時頃
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[ 不意にイアンからトニーに視線を移す。]
ねえ、トニー。
もしあなたの生命と引き換えに契約を解除すると言ったら、どうしますか…?
[ そうトニーに問う声は、いつもと変わらぬヴェスパタイン・エーレのものである筈だったが]
(1) 2010/08/10(Tue) 00時頃
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……冗談です。
[ くすりと笑い、トニーが口を開く前に自分自身で否定した。 ゆっくりとテッドの側から離れ、トニーに歩み寄る。]
私にはそんなことは出来ませんから。
(2) 2010/08/10(Tue) 00時半頃
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[ 自分の手より一回り小さいトニーの手を取る。 そうして手を繋いで歩き出そうとしたところで、
背後で何事か起こりつつある気配に二人とも振り返った。]
(4) 2010/08/10(Tue) 00時半頃
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[ 傍観者であった筈の新聞記者がテッドを縊り殺した。 状況の異常さに、振り返ったトニーが驚きに打たれている間に、彼は素早く少年の身体を腕の中に抱き取った。 やわらかい吐息が少年の首筋に掛かった次の瞬間、開いた顎門がトニーの頚椎を噛み砕いた。]
(7) 2010/08/10(Tue) 01時頃
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[ 骨の砕ける鈍い音がやけに大きく響く。 彼はそのまま首を喰い千切ることはせず、一度顎を開いた。 吹き出す血がトニーと彼の身体の両方を鮮やかな赤に染める。 頚椎の損傷で呼吸が止まらなくとも、失血でまもなく死に至るだろう。 彼は力の抜けたトニーの身体を抱え、息絶えるまで優しく撫で続けた。]
(10) 2010/08/10(Tue) 01時頃
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[ ここまで彼は一言も声を発しなかった。 彼は一度トニーを草地に横たえてから立ち上がり、改めてイアンとミッシェルに向き直った。
僅かに欠けた月を頭上に光輪のように戴き、『それ』はそこに存在していた。 口元から胸を血の赤で濡らし、僅かに開いた唇から真白い牙を覗かせて。 双眸に淡い黄金が炎となって煌く。]
(13) 2010/08/10(Tue) 01時半頃
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――無垢なる童子を捧げん。
生贄は一夜にひとり。
逃げたくば逃げればいい。 俺は追わぬ。 明日また月が昇るまでは。
[ 「ヴェスパタイン・エーレ」と完全に同一でありながら全く異質な声が、冷厳とミッシェルに告げた。*]
(15) 2010/08/10(Tue) 01時半頃
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>>20
この儀式の真の巡礼は我らだ。 一夜ごとに聖なる森に生贄を捧げ、時に自らの生命をも捧ぐ。 我らこそが神々の、「巡礼にして生贄」なのだ。
[ 気丈な娘の問いに答えると、『それ』は髪を束ねる革紐を解いた。 ふるりと首を振れば、編んでいた髪が解け、月光を弾きながら広がる、肩に背に滝のように流れ落ちる。]
(28) 2010/08/10(Tue) 07時半頃
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>>18 [ そうして身に纏った偽装の、残った欠片のひとつを振り落とすと、陶然と見詰める信奉者に薄い笑みを送る。 ぞくりと背が粟立つような――それは恐怖ゆえか、それとも。]
(29) 2010/08/10(Tue) 08時頃
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>>24 [ 『それ』は、説明はこれで充分、とでも言うようにふたりの対話の間沈黙を守った。 村へと帰っていくミッシェルの背を、『それ』は賛嘆の眼差しで見送った。]
――さらば、月の満ちるまで。 勇気ある娘よ。 お前の帰途を妨げるものはないだろう。
[ 暫しの別れの言葉。それはまるで賛辞のように聞こえた。*]
(30) 2010/08/10(Tue) 08時頃
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[ ――ミッシェルの姿が消え。
樹の間から清(さや)けき月光の降り注ぐ薄闇のなか、『それ』が人間の衣服を脱ぎ落とす様は羽化するが如く。 生まれたての蝉のように白い膚を夜気にさらし、身体を伸ばす。翅脈に似て、血管が膚の下仄青く見える。
『それ』はイアンの目の前、悠然とトニーの死骸に近付き屈み込むと、衣服を引き裂き、熱を失いつつある肉を喰らい始めた。]
(31) 2010/08/10(Tue) 08時半頃
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[ 小さなトニーの身体は瞬く間に喰らい尽くされた。 死肉である所為か、生きた獲物を貪る時のような激烈な快楽のいろはなく、双瞳に浮かんだ熱は緩やかな陶酔に留まっている。 『それ』は、関節を繋ぐ腱や軟骨を牙と舌で丁寧にそぎ落とし、トニーの頭部と四肢を分断した。 そして、小さな頭部を両手で挟んで高く掲げると、愛おしげに口接けを与え、母獣が仔にするように血の汚れを舐め取った。]
(32) 2010/08/10(Tue) 10時頃
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―深夜の森― [ 時と場所を移し、村の周囲に点在する一本の巨木の下。 『それ』は巨木の根方に、運んだトニーのバラバラの遺骸を恭しい手付きで並べた。 その配置はこれまで発見された生贄たちと殆ど変わらず。 備え終えた後はその前に暫しの間瞑目し、何かに祈りを捧げているようでもあった。]
(38) 2010/08/10(Tue) 22時頃
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トニー。 汝の血肉は我と共に。
(*0) 2010/08/10(Tue) 22時頃
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―深夜の森― [ 月が群雲に面を隠す。 闇の帳の中、ゆっくりと立ち上がった『それ』の肢体は仄白く、膚それ自体が発光するかのよう。乾いた血の黒紅が斑を作る。
今や月の信徒となったイアンを見返り、腕を広げる。誘(いざな)う。 凄艶の微笑――ここへ、と。*]
(39) 2010/08/10(Tue) 22時頃
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―朝― [ 日が昇り、朝となっても「ヴェスパタイン」は森から戻らなかった。
彼の住んでいた工房にも立ち寄った形跡はない。 工房も二階の住居部分も綺麗に片付けられ、「ヴェスパタイン・エーレ」がそこに住んでいた形跡は殆ど残っていなかった。
にもかかわらず、供物台の上には、いつの間にか三枚の柊の葉が並んでいた。]
(44) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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―深夜の森>>45― [ く、と『それ』の笑みが、苦味を帯びた揶揄の嗤いに変化する。]
本当にお前はお喋りだ―― こんな時にも口を動かすのを止めないのか。
[ 近付いてくるイアンを抱き締めんと広げた腕を差し延べ]
ここは我らが聖地、はじまりの地。 我らは太古の昔より、聖なる森で祭祀を行ってきた。 森の神々に生贄を捧げて。
(47) 2010/08/10(Tue) 23時半頃
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―朝・森―
――……聞こえてはいる。
[ 殆ど音も気配らしい気配も無いまま、その声は横合いから聞こえてきた。 『それ』は樹の幹に寄り掛かるようにして立ち、ミッシェルをじっと見ている。]
何の用があって来た。 狩りの刻にはまだ早い。
(51) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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―深夜の森>>48― [ 答えは言葉ではなく、熱い息を吐くイアンの口唇を自らのそれで塞ぐことで為された。 人とは異なるざらつきのある舌、滑らかに尖った牙の感触。 回された手は、イアンの身体、その質量が確かにそこにあるのを確認するかのように背を滑り降り、幾度も形をなぞった。]
(52) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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―朝・森>>53― [ 眉根が僅かに寄った。]
……何が知りたい。
[ 多少ウンザリした口調なのは、ひょっとしたら誰かに質問されたり説明したりが連続しているのかも知れない。そんな感じだ。]
(54) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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―朝の森>>55―
答えてどうなる。
[ スッと目を細める。 冷たい声が不興を示しているようでもあり、]
(56) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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―朝の森>>57―
ミッシェル・エクルンド。 お前は賢い。 今回の生贄たちの誰よりも冷静で、手強いお前は、「戦士」の称号に値する。
はっきり言おう。 だからこそ、俺は、お前が若い娘であろうと、戦いの訓練を積んでいなかろうと侮りはしない。
[ 鋭い眼差し。口の端が挑むように吊り上がる。]
(58) 2010/08/11(Wed) 01時半頃
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我らが過去にお前たちの祖先と結んだ契約を知ったとして。 それをどのように使う。 破棄した末に望むものは何だ。
我らを廃した先の未来に何を望む。
(59) 2010/08/11(Wed) 01時半頃
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―深夜の森>>60― [ 離した唇から、ハ、と熱い吐息を零す。 向き合う月の双瞳は黄金いろの燠火。 枷を外すように、イアンの衣服を一枚ずつゆっくり剥ぎ取り、地面に落としていく。]
(61) 2010/08/11(Wed) 01時半頃
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―朝の森>>62>>64― [ ミッシェルの「宣戦布告」を耳にした途端、笑みが深くなった。 つい先程までの不快が滲んだものではなく、自然に綻ぶような、喜ばしい笑いだ。]
なるほど。 それがお前の答えか。
であれば、先の質問にふたつだけ答えよう。 ハンデという訳ではないが、憎悪と敵意に目を曇らせず道を探し出そうとする意欲に敬意を表して。
(66) 2010/08/11(Wed) 02時頃
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俺はこの森に「還って来た」。 おそらくはこれが我らにとって最後の儀式となろう。
――これで満足か?**
(67) 2010/08/11(Wed) 02時頃
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―深夜の森>>63― [ 縋りつくイアンの身体はのっぺりと平らかで、同じく細(ほそ)やかでありながら野生の、引き絞られた弓の如き『それ』の肢体とはまるで異なる。 けれども『それ』は厭わず受け止め、身体のくぼみにすっぽりと包み込む。 そして、下生えの草叢の上にイアンを横たえると、彼の狂熱を受け取るように膚を重ね合わせた。**]
(69) 2010/08/11(Wed) 02時半頃
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―深夜の森>>70― [ 『それ』は軽く啄ばむ口接けで再びイアンの口を塞ぐと、ヒトのするようにシーと歯擦音を出して沈黙を求めた。 それから軽やかな笑い声を立てながら、彼の硬く張り詰めた肉塊に自分の下腹を摺り寄せた。
時間を掛け、『それ』は――刺激を待ち侘びる欲望の中心には触れず――イアンの全身を丁寧に探った。 手足の指を一本ずつ口に含み、猫に似たざらざらの舌が大きな水音を立てて股の間まで舐(ねぶ)る。 うつ伏せの背に滑る、垂らした髪の毛の先が、何本もの筆で撫でたような感覚を皮膚に呼び起こす。 太腿を掴んだ手を、指先に軽い力を込めながら付け根へと擦り上げる。 まるで、彼の形を己が記憶に刻み付けんとするように。 舐め、摩り、掴み、しゃぶり、イアンの身体で『それ』の舌と唇と指先の触れないところは殆ど無くなっていった。
イアンの血肉は喰らわぬままに、『それ』は彼を貪った。]
(71) 2010/08/11(Wed) 07時半頃
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―深夜の森>>72― [ 長い長い探索の終わりに、『それ』は胸に腹に紅い花弁を散らしながら徐々に頭を下へと降ろしてゆく。 餓え切って、喘ぐように開いた口から際限なく涎を垂らすそれを見つけると、愉楽に顔を輝かせながら口腔に導き入れた。
熱く濡れたものに自分の身体が包まれていると知った時、イアンはどんな反応を示しただろうか? 柔らかい口唇が吸い、ざらりとした舌が最も敏感な部分に絡みつく。エナメル質の硬くなめらかな感触が触れる。 だが、それは剃刀よりも鋭い牙を具えた、肉を容易に喰い千切り皮膚を裂く顎(あぎと)、なのだ。]
(74) 2010/08/11(Wed) 10時頃
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