175 Arco Mondo -初夏の訪れ-
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/* 赤かよ ぼくが まさか
しかももう片方!! と、とれいる!!!!
赤窓が修羅場の予感www いっそジェレミーこねぇかなww
(-5) 2014/05/13(Tue) 03時頃
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-- 昼・森の奥、ミイユの住処 --
[うさぎはもふもふの口の中で歯を動かしていたが。 ジェレミーの様子と、ミイユの言葉に 彼を咥えてみることはやめたようだ。(>>0:309)]
お昼は食べる、らしかった。 それならと準備に取り掛かることにしよう。 音のない言葉を綴った葉っぱを片手に部屋の中へと入る。
部屋は宝石箱をひっくり返したような キラキラした紐も石も、装飾品もないけれど。 瓶に詰めた木の実、鮮やかなユヤの実のジャム。 平べったい石の机に、低いキノコの腰掛けがひとつ。 きちんと整頓された暖かみを感じる作り。]
―――…。
[視線で腰掛を指し示す。 客が来たことなんて一度もなかったから、椅子はミイユのものたった一つだけだ。]
(4) 2014/05/13(Tue) 03時頃
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/* >>0:309 うさぎのふごふご、こわいいよね。 人間からしてみれば可愛いけど。 妖精からするとたぶん、こわいいとおもう。
ふごふご。
(-7) 2014/05/13(Tue) 03時頃
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/* >>#2 頭痛が痛いはわざとですよ!!
そして 「お前みたいな妖精選ばれるわけないだろう」と サイモンに突っ込みたくて仕方ない村たてです。 だって能力が…本当に何も出来ないのあの子…!!
(-8) 2014/05/13(Tue) 03時頃
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[紐との戦闘を免れたうさぎは、部屋の中にはさすがに入れず。 外で気ままにぴこぴこと跳ね回っている。
部屋を見回すジェレミーの様子。(>>7) 何のデジャヴュかと思えば、朝のミイユのようだった。 なんだか面白くて、唇が笑みを作りかけて。]
──、─……。
[その後の言葉に、笑みを見せることはなく。]
(なんだそれ。) (誰にでも云うんだろうか。)
[殆ど初対面にも等しいミイユに、そう云うのだ。 その膝の上には何度も誰かが乗っていたんだろう、甘えるようにして。]
(そんなの、いらない。)
[視線は必然と、撫でられることを拒否した時と同じものにかわる。]
(8) 2014/05/13(Tue) 03時半頃
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────。
[ミイユは首を振ることさえもせず、ふいと背を向けた。 腰掛がないのなら、床に座ればいいし。 外でうさぎの尻尾にでも寄りかからせてもらえばいい。 あの子供や紐を渡していた女性たちと、自分が同じだと思ってほしくない。
文字の書かれた葉を火種に火を起こす。 小さな鍋のようなものは動物たちが拾ってきたもの。 人間の子供が使っていたおもちゃらしい。 十分貴重な家財道具のひとつである。
プンマロラの実を裏ごしして。 ハーブと、小さくきった野菜を一緒に鍋にかける。 十分火が通るまでまだ煮詰めなくてはいけないから。 その間に、ハーブティを用意することにした。 森で採れた葉で出来た、自家製のものだ。
ミイユ自身は美味しいと思って飲んでいるが。 料理にしろお茶にしろ、誰かに振舞うのは生まれて初めてだということに気がついて。]
(9) 2014/05/13(Tue) 04時頃
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――…、…。
[木の実の殻のティーカップ。 蓋にはどんぐりの帽子をそっとのせて。 運べばかちゃりと、音が鳴った。]
『まずくても、知らないから。』
[そう、葉っぱの紙に書き付けて。]
(料理も、お茶も。)
[そう、瞳で告げて黒髪を翻した。 スープが焦げてしまわないようにであって。 緊張しているわけなんかでは、ない…はず**]
(10) 2014/05/13(Tue) 04時頃
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[火種にする葉の中に、封書が一つ混じっていた。]
(*1) 2014/05/13(Tue) 04時頃
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【-- TO : Miyu=Ma=Argento --】
森の奥、動物と心を通わせし者。 そなたを今年の『夏の使者』と任命し、ここに定める。
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『夏の使者』、補佐役の任を与える。 森でばかり引きこもらず、他の妖精とも心を通わせること。 他、夏の使者に選ばれし者の名は───……
(*2) 2014/05/13(Tue) 04時半頃
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[この封書が届いていたのは、数日前。 渡り鳥の一羽が、わざわざ大臣から届けにやってきた。 話さないことを知っていてなのか、通達係は妖精ではなく。 書面にて、今年の重大な任を受けたのだった。]
(どうして、ぼくが。)
[はからずしも、少し遠くで同じような言葉が呟かれているとも知らず。(>>*0) ミイユの唇からは、微かな吐息が漏れていた**]
(*3) 2014/05/13(Tue) 04時半頃
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/* サイラスかはぁはぁ、も一人誰だはぁはぁ。
トレイルとの負縁故(?)が 地味に楽しいです赤で修羅場なるかなわくわくわくわく!!!
(-10) 2014/05/13(Tue) 09時半頃
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(優しい?) (丁寧?)
[何に対しての誉め言葉なのだろう。(>>21) わからなくて、困惑する。 優しいことも丁寧なこともしていない。 だから返事は返さなかったし、返せなくて。
例えば純粋な子供なら?]
(喜んだり、笑ったり、話したり。) (上手くできたん、だろうな。)
[距離は物理的なものだけでは きっと、ない。(>>20)]
(30) 2014/05/13(Tue) 15時半頃
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[この部屋で誰かの声がするのは初めてだ。 お茶を出したのも、二人分のなにかを作るのも。 だからだろう、こんなになにかが、そわそわとして。 落ち着かない。]
──、─…。
[鍋が焦げ付かないように掻き回しながら、こくりと頷いた。(>>22) 続いた言葉はまるで付け加えたようで。 喋らなくてもいいように、なのか。]
(おせっかい。) (あんたの方がよっぽど、優しいじゃん。)
[心のなかで呟いた。]
(31) 2014/05/13(Tue) 15時半頃
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[彼を背にして、視線はスープに落としたまま。]
(マトリカリアの、ハーブティー。)
っ、…───。
[言葉を紡ごうとして、唇がかすかにだけ動いて。 けれど、それだけだった。 特別なに思い入れがある茶葉であることも、その茶葉の名前も。 まだなにも、紡げはしない**]
(32) 2014/05/13(Tue) 15時半頃
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/* 【マトリカリア】 matricaria(マトリカーリア) ジョーラムカモミールのこと。
カモミール、カモミイユ、ミイユ。
造語を作るのすきすき。
(-14) 2014/05/13(Tue) 16時頃
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[くべて燃えてしまった封書。 中にはあの子供の名前、薬屋のサイラスという綴り。 もう一人は------。]
『他の妖精とも心を通わせること。』
[無茶な任務が来たものだ。 それでも、与えられた任は果たさなくてはならず。 心を通わせるには、どうしても言葉が必要で。]
(だからだ。)
[たった今、唇を動かした、動かそうとしたのは。 仕方なくだ。 それが理由だ**]
(*9) 2014/05/13(Tue) 16時頃
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/* さいらすのかわいさたるや。 なかまにはいれないくやしさたるや。
(-15) 2014/05/13(Tue) 16時頃
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[マトリカリアの柔らかな匂いは、リンゴのようなそれに似ている。 安らぎを与える効果があると言われていて、花は白く愛らしい。 話そうとして、できなかったことを知るのはミイユだけ。 プンマロラの実は鮮やかな赤で。 鍋のなか、声なき声が共に溶け込む。]
(おいしく、なれば、いいな。) (不味い飯はいやだし。)
[ジェレミーがなにかをしてあることを知らず。(>>43) スープに小さな木の実をパラパラと入れれば、机へと運んだ。 その頃にはきっと、金色の飾り紐は部屋のどこかに紛れてしまったのだろう。(>>44)]
──、─…。
[胡桃の容器に入ったスープが、ジェレミーの前に並ぶ。 口を引き締めていたのは、言葉を放ちたくないからとはまた、別の。]
(62) 2014/05/13(Tue) 22時頃
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/* おっ、サイラス→トレイルになるのかな? そわそわー、いやぁ可愛いなサイラス。
ヴェラも天使ってことでいいですかね。
(-20) 2014/05/13(Tue) 22時半頃
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[結局、座るところはなく。 立って見下ろすのもなにか違う気がして。 それに、料理が口に合わないだとか言われるのも直接見たくはなくて。 腰掛けの側に座り込んだ。]
──……ん。
[頷けばいい質問に、素直に頷いて。(>>73) 揺れる黒髪に、微かにテノールの声が乗る。 俯いて、視線は合わせない。]
(78) 2014/05/13(Tue) 23時頃
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[どこからか、夏の匂いがする。 食事の約束をして、鳥のように飛び立ってしまった彼の悪戯だろうか。]
(夏の、使者。)
[彼らに選ばれることは光栄なんだという。 チヴェッタという船にのって、人間の世界まで少しの旅路。 色んな妖精が乗るんだろう、たくさんの妖精と話をしなくちゃいけないんだろう。 きっと誰かに云われる。]
(「 」)
[ジェレミーだって、思ってるかもしれない。 そう思うと、ぎゅっと膝を抱えて。 静かな部屋の中に、彼の独り言だけが響いた。(>>79)]
(81) 2014/05/13(Tue) 23時半頃
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「きもちわるい」
[そう、云われてしまうんじゃないか。
『また』
云われてしまうんじゃないか、ないかって。]
(*14) 2014/05/13(Tue) 23時半頃
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───……が、とう。
[微弱な音だが、静かな部屋では聞こえやすい。 確かに唇を動かして、少しだけ言葉を落とす回数が増え始めている。
自分の声は聞きたくなどないけれど。
膝を抱えたまま。 ジェレミーをすこし、見上げた。]
(83) 2014/05/13(Tue) 23時半頃
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/* ヴェスとロビンと絡んであげたいんだけどぉぉおおおお!!! くっ、紐にいい意味でがんじがらめ。
色んな人に絡んでくださいって云ったむらたてなんですけどね…(´;ω;`) いや、会いたい人とかエンカしてたひととか タイミング合わないし退村するし…で…ぐすん。
(-30) 2014/05/13(Tue) 23時半頃
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/* や、なんかジェレミーがトレイルの恋人扱いになってるけど たぶん縁故としては父親だからねwww
父親としてデレッデレだった、という見解でいるんだけど これもしかして、ぼくが間違ってるんだろうか?
(-32) 2014/05/14(Wed) 00時頃
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[近くにある気配は動物のものじゃない。(>>90) 逃げ出したいけれど、離れるのも、なにか。]
(押し掛けてないし。) (メシも、ぼくがだしたんじゃん。)
[いちいち、言葉が気になってしまう。 いちいち、言動が優しい。
撫でられたいかと聞いたくせに、撫でてきはしない。
ふいと顔をそらして、立ち上がる。 かちゃかちゃとガラスの音を響かせて。 準備するのは、ユヤの実の砂糖漬け。 瓶に詰め込むのは、二人分。]
(97) 2014/05/14(Wed) 00時半頃
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『お土産。 実も、さっきのでいいなら持って帰っていい。 紐くれた、お礼。』
[葉っぱに書き付けて、机の上に瓶と一緒に置く。 あの子供と住んでいるんだろうから、分けて食べられるように二人分。 前の冬に漬けたものだから、酸味も抜けて甘くて美味しいはずだ。 たぶん、きっと、子供の味覚にだってあうはずだ。]
(紐…。)
[使い方を聞くべきだと、一度ポケットに手を突っ込んで。 取り出して聞こうとしたけれど。 その手は、出すことなく。 手の中にきゅぅっと、金色の飾り紐を閉じ込めた。
そのまま、じっと見つめる。 髪の黒も瞳の黒も、ミイユ自身にはわからないが。 色んな色彩を内包した、鮮やかな、黒。 なにかを言いたげに、ジェレミーを見つめて。]
(98) 2014/05/14(Wed) 00時半頃
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/* サイラスはヴェラ固いのかなって思ってたんだけど ボッキリとフラグ折っていったねぇ。 これ、ヴェラの人大丈夫かな…って少し心配。 結構、フラグ育ってたもんねぇ…?
今回の突発は、こう、なかなかそわそわする村だなぁ。笑
(-39) 2014/05/14(Wed) 00時半頃
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(この、優しい妖精なら。) (もし船に乗ってと頼んでも。)
[快く、引き受けてくれるだろうか。 船の中の少しの旅を、楽しんでくれるだろうか。 選ばれたことを、光栄に思ってくれるだろうか。 そんな、気がして。]
(*15) 2014/05/14(Wed) 00時半頃
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[見上げた先には慌てる姿があった。(>>102) 高すぎるのだろうか。 きらきらした紐の方が、よほど高価なものに思えて。]
……もら ……っ、て
[本当は「貰ってくれないのか?」と云いたかったのに。 聞くに耐えない声に言葉が止まり、まるで押し付けるようになった。]
(ほら。) (ぼくは、優しくなんかない。)
[少し顔を俯けて、こくりと頷く。 メモでもいいなんて、言われたことなんてなくて。 ジェレミーの優しさと、それから。 云おうとした言葉が、先に聞こえたから。
ぱっと顔をあげれば、唇が動く。]
(105) 2014/05/14(Wed) 01時頃
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