60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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>>0:229
ふぅん、脱がなくていいのか。 ……脱がれるよりは、脱がしたい派か?
[口元は薄く笑う、多少悪巧みめいたものは滲んでいたけれど、やはり闇の中。きっと伝わりはしないだろう。
問い返された言葉に、うなづく。 この時期、己が身にまとっている花の香に自覚はないから、それと同じことなのだろうけれど。そこまでは知らない]
ん?俺の同室……? 呼びにくい名前で有名な、ムパムピスさん。 いい人、だよ。
一人寝寂しいし、来たら茶でも出してやるよ。
[その人物を評する時に浮かぶにこやかな笑み、きっとそれも見えない。そしてぼやく声にうなづいた]
(7) 2011/08/03(Wed) 00時半頃
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―ランドリー兼洗面所―
っていうかお前何しに来たの?
[借りたシャツを羽織れば、乾燥機を見張る理由はない。 薄闇に慣れ始めた目を、廊下へと向ける。]
なんか騒がしかったけど、 ま、停電じゃ仕方ないよな……部屋帰って大人しくしてるかな。
(9) 2011/08/03(Wed) 01時頃
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>>14
ふうん……、
[堂々とした宣言には、廊下へ向けかけた視線を戻す。 もう一度そっと忍び寄るように近づいて]
お前さ、 誰か脱がしたこと、あんの?
[猫の目が笑う、それからしなやかな褐色の腕がそっと伸びて、 指先は一度むき出しの鎖骨をなぞっっていった。 小さな風は異国の花の香を、誘って]
(22) 2011/08/03(Wed) 01時頃
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[いい人、その言葉の示す意味を口には出さない。 ただにこやかに笑っている]
風呂なあ、 じゃ、脱がされる方の心境、教えてやろうか?
[今度は冗談だとわかるそれで、手を振る] すっころばないようにな。
[言付けにははいはい、と返事をなげて、廊下へと出た*]
(23) 2011/08/03(Wed) 01時頃
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/* こうれいがきてるな。 なんだまた霊か。
ええっとなんだっけ。 こうれいしゃ……医務室係。
……そうか。
まあ、博愛だしな。 医務室をあれこれ博愛なことにつかってるんだなきっと。性的な意味で。
(-17) 2011/08/03(Wed) 01時半頃
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/* ふえんこしたいんだけど。
もんだいはおれ。
博愛なんだよな……。
(-21) 2011/08/03(Wed) 01時半頃
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―廊下― [カメラ小僧の下級生と別れて、 暗い廊下を歩ていく。自室とはふと別の方へ向かったのは、大体闇に目が慣れたのと、寄り道先をひとつ思い出したから]
……ん? なんだ、まだ騒いでるのか?
[いい加減停電して時間もだいぶ立つ。 まだわめいていたりするようなのは、下級生だろうか]
(51) 2011/08/03(Wed) 02時頃
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ヤニクは、なにか力強い宣言に、そちらに近づいてった。
2011/08/03(Wed) 02時半頃
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[騒動があれば、とりあえず首を突っ込みたくなるもの。 聞こえた宣言が興味を引くようなものなら尚更]
……ちじょーの縺れですかね?
[それが誰かわからないままに、背後から声をかける。 1学年上の長い銀の髪の人、気づいていたらきっと声はかけなかっただろうから、その偶然は暗闇の仕業。 素行の悪い仲間とつるんでいた頃の苦い記憶]
よくわかんないけど、 愛がなさそうやりとりだ。
[聞こえるやりとりにこれみよがしな感想を口にして、 それからきっとその状況に気づくだろう]
(64) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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[返る声に、一度瞬く。 咄嗟に起こったような何かに、思考の間もなく。 視線は闇に向かうけど、何があったかは見えない]
――…あ、 や、下級生は出る幕じゃなさそうですね。 ひっこんどきます、それじゃ。
[燐とした声が響いたから、 それを理由にその場を離れようとした。 気づかれるだろうか、あの手紙の主だと。 封書に映した芳香と、同じ異国の花の香のすることに]
(75) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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/* メモなのに封書とか手紙と書いてしまった。 すまない。ぱしりです。
(-28) 2011/08/03(Wed) 03時頃
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[去り際、聞こえた声が紡ぐ名前、 ランディ、彼も同じ色の髪をしてた、かつてのその人と同じ髪の色。彼が去るなら、こちらは急いで去る理由はないのだけれど。 少し気持ちを静めたくて、諍いの場を離れていた]
……ムッピーさん、 肝心なときにいないし。
[同室の先輩は、善良な保護者だ。 彼と話していると自分も善良な人間になれる気がする。
今、自室に帰る気はしない。 手の中を鍵を回し、医務室の扉を開けた]
(89) 2011/08/03(Wed) 03時半頃
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―医務室― [帰省中の先輩から預かった鍵、 こんなところに世話になったのは、一度だけ。 背中の火傷を負った時。]
――……、ま、 別に、ここで寝ててもいいな。
[寝台に身を預ければ、ここに横たわった時のことを思い出す。 中等部の頃、素行に問題のある上級生のグループとつるむことになった理由は簡単なものだった。目立つ見た目は、悪辣ないじめの標的となる要因でしかない。馬鹿にされない力が必要だった、それだけ。
馬鹿なことはしていたけれど、自業自得で収まる範囲だった。 あの時のこと、以外は。
それが切欠でグループを抜けた。 背中にろくでもない傷が残ったが、それは大したことじゃない。 確かにあったほのかな憧れ。
その裏切りの理由は―――あの薔薇の木の下に*]
(100) 2011/08/03(Wed) 03時半頃
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―医務室・朝― [零した寝言は、きっと制止の言葉だ。 眠りの淵に沈んでいれば、零された言葉を聞くことはなかったけれど。空気の流れる気配に浮上した意識が、誰かのため息を認識して、目覚めた時の気分はあまり爽快とは言えなかった。]
……まぶし、
[白いカーテン越しにも、部屋の明るさが良くわかる。 隣のベッドに人の気配、ちらりと覗けば、 同室の先輩より医務室常連と聞き及んでいるノックスの姿。 寝起きの髪をかき混ぜながら浮かぶのは、やっぱりな、と言った様な表情。]
とりあえず、水でも用意しとくか……。
[代理、とはいえ世話を焼くのは億劫ではない。 ――むしろ、脅迫観念のように抱いている。等しく、誰にでも、平等に、差別なく]
(143) 2011/08/03(Wed) 17時頃
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[水差しとコップを置くのと、声がしたのはきっと同時だ。 彼の病的に白い肌は蒸気したような頬の赤さが目立つ、 なぜだか少し胸がざわついた]
……おはようございます、 ノックスさん、やっぱり体調崩したんじゃないですか。
見るからに熱ありますよね?
[若木のようにしなやかな腕が伸びれば、 水に浸ったばかりの冷たい掌は、 そっと額に触れてその熱を測ろうとする]
(153) 2011/08/03(Wed) 18時頃
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/* 博愛博愛。 というわけで、特別を作っちゃいけない&拒絶しない ゆえの博愛な方向に行こう。
誰にも 好き っていえるといいよ。 ぴんぽいんとで、長所をめでる。
(-42) 2011/08/03(Wed) 18時頃
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[不満そうだった声をいなすような言葉は、 少し子供に向けるようなものだったかもしれない]
ちゃんと大人しくしてれば、 体調不良になったりしないんでしょう?
[触れた時の過敏な反応には少し目を見張ったけれど、 そのまま額の温度を探っている]
別に殴ったりしませんよ、……確かに熱はなさそうですけど。 水飲んで、も少し寝ておきますか? 今日は結構外暑そうなんで、あんまふらふら歩き回らない方がよさそうですよ。
[健啖な人間は、どうにも言葉の配慮が足りない]
(160) 2011/08/03(Wed) 18時半頃
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……もしかして、寝起き悪いですか?
[いつものふにゃん、とした感じとは少し違う、と 気づいたときにはがしっと手を掴まれていた]
や、 いや、すみません。 とりあえず水汲むんで、手を……。
[少し困惑したように笑って濁して視線で訴える。 掴まれた腕は熱はなかったようなのに、少し熱い気がした]
(163) 2011/08/03(Wed) 19時頃
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/* あ、同室縁故はなんとなく一人部屋がいいかなあ、 と思ってたので、率先して求めなかったのでしt
バランス的に同室になったほうがよかったかなすまない。
(-48) 2011/08/03(Wed) 19時頃
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[困惑はらしからぬ機嫌の悪さにだった。まあそれはそれ、と。 枕元においてあった水差しに開いてる片手を伸ばそうとして]
―――ちょ、ッ と、 あんた何言って、意味わからな 、
[つまり姿勢が悪かった、簡単にバランスを崩して。 水は零れはしなかったけれど、ノックスを下敷きにして押し倒す。 シャツ越しの少し熱いような人肌に、また一瞬胸がざわついて。 起き上がろうとする前に、ため息が一度零れた]
(169) 2011/08/03(Wed) 19時半頃
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……何笑ってんですか、危なかったですよ。
[ため息はそのまま呆れたようなものに変わる、 手が離れれば身を起こそうとして、 何か独り言のようなものを零すノックスに怪訝な目を向ける]
どうし――……、
[問いかけてようとして見つめる瞳に息を呑む。 そこにあるのが欲情の色に見えたから、一瞬だけ眉根を寄せて、 掴まれた腕に視線をやった]
……発情してます?
[言葉は冗談で済むような、 そんなにこやかさで、けれど、少しだけ掠れていた*]
(178) 2011/08/03(Wed) 20時頃
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―医務室― [>>181浮かんでいたのは、猫科の生き物のような笑み。 けれど朝の医務室にそぐわない空気は、弾けるように放たれた言葉で一変した。赤くなって主張される言葉に瞬いて、しなやかに身を退ける]
嫌い?
[口走られた言葉に何か言い訳じみた発言が続いて、頭まで抱える様子。嫌いやら苦手やら、己はどうやらその分類らしい。 気にした様子もないままに、切れ長の目元を和らげる] ……ああ、まあ、でも俺は好きですよ。 絵とか面白かったですし。
[鷹揚に告げてある種優しい目線で唸る人を見てた。 嫌いな人間なんていない、 何事も拒絶せず、全てを等しく好ましく扱う。 あの時から、そうなった。そうあるようにしている]
(202) 2011/08/03(Wed) 22時半頃
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や、別に俺はそういうの気にしないんで…… ノックスさんも気にしないで。 [嫌悪を向けられることと、性衝動。 言葉の意味はどちらも含んだ。
逃げ出してゆく人が、逃げるに十分な時間を置いてから、 医務室を出て、一度自室へ向かった]
(203) 2011/08/03(Wed) 22時半頃
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―自室― [夜の間に咲いた花の香が部屋の中を満たしてた。 一人だから香を気兼ねすることもない。 そのままおいておくことにして、コップに注いだ水を遣り、 花の蕾をいくつか摘んで、茶葉の瓶に放り込む。 嵐は去って電気も回復している、何事もなく平穏だ]
……ま、退屈なくらいが丁度いいだろ。
[下級生からの借り物のシャツは、意外とサイズに余裕があった。 小さな舌打ちひとつすれば自分のシャツに着替えて、食堂へ向かう]
(211) 2011/08/03(Wed) 23時頃
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ヤニクは、食堂に近づいたけど、食欲の失せるような焦げ臭い匂いに足が止まった。
2011/08/03(Wed) 23時頃
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/* パンを焦がすと結構室内に匂いが充満しますよn
(-68) 2011/08/03(Wed) 23時頃
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―廊下― [声に振り返る、朝から乱れのない佇まいだ。 初見の立ち振る舞いから一目でわかった、いい家の出だろう人。 けれど取り巻く噂はそれと反している。
同室の保護者以外は、自分は等しくその名を呼ぶ。 その人がそれを咎めたことは、あったかどうか。 あったとしても呼び名を変えることはなかっただろうけれど]
ルーカスさん。 いや、すごい焦げ臭い匂いがするんで……、 少し入るの躊躇ってたところなんですけど。
なんだろ、ディーンがなんかやったのかな。
[濡れ衣な一言零しつつ、 ちらり、室内に目線をやって鼻の前を仰いだ。]
(221) 2011/08/03(Wed) 23時頃
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[挨拶をされたところで、 それを忘れていたことに気づき、ゆるく頭を下げる。 名を呼ぶのは習慣できっと意図は何もない。 言葉にされない人の胸の痛みなど、わからないのだから]
休暇中にボヤ騒動なんかあったら、 上級生の管理不行き届きですね、大変だ。
[ルーカスの後に、室内へ向かえば >>223話題の人物は案外落ち着いて座ってこっちみてた]
(232) 2011/08/03(Wed) 23時半頃
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ヤニクは、とりあえずまっさきに窓を全開にしにいった。
2011/08/03(Wed) 23時半頃
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/* 座ってないな、きっと座ったときなんだろう! なんかこうこまかいあれがおおい。
うんねむいんだ。
(-78) 2011/08/03(Wed) 23時半頃
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―食堂―
――………?
[全開にした窓、中庭の方角からふと匂った気がした。 夏の草いきれに混じる時期ではない花の香り。 首をふりながらキッチンへ戻る]
……ま、帰省しないってのは、 つまり大抵わけありですよね。
[ぽつりと零すのは、下級生の見張りではないという言葉への返事で]
あ、じゃあお言葉に甘えて――飲み物はどうします?
[冷蔵庫から出しているのはオレンジジュース、 わざわざミルクを取らないあたりは、 ひそかに身長なんて気にしてないアピールだったりした]
(242) 2011/08/04(Thu) 00時頃
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や、大丈夫。 慣れてるっていうのは、わかる。日常茶飯事。
[>>238 テッドの言葉に身も蓋もなく返して、 キッチンからちらっと、慣れてる要因を見る]
化学の実験の時よりは、マシだろ……。
[つまり、犯人だと疑いもしない眼差しだった。 >>239 心外のようだけれど、仕方がない]
(247) 2011/08/04(Thu) 00時頃
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嵐と停電の次は、火事かって思いましたよ。 ――え?じゃあ誰?
[セシルの言葉に返しながら、テッドのつぶやきに顔を上げる。 実際に犯人追求などするつもりもないのだが。 それらしきあたりをつけて、冷蔵庫から珈琲らしきものを出しつつ]
家の事情ってやつですか? ま、帰りたくない場所なら、わざわざ戻んなくてもいいんじゃないかと。
[>>257 歯切れの悪さに、ちらり見て、 特にそれ以上踏み込むことなく言われたように皿を出す。]
折角なんで見てますよ。 オムレツになんか描いてくださいよ、芸術的なの。
[笑いながらケチャップを差し出してみたり]
(265) 2011/08/04(Thu) 00時半頃
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