60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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/* 通った……
(-0) 2011/08/03(Wed) 00時半頃
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[部屋に戻るのは暗闇。 迂闊に動き回る気にはなれなくて、手探りで自分のベッドを探し当てると、腰を下ろす。 きし、と、小さくスプリングが軋んだ。
それでも、暗闇の中、返事が返ってこれば>>6、強張っていた表情がふ、と和らぐのが自分でも判った。]
いや、君の鳥がお喋りで、……助かるよ。 この中で、二人だけというのも少し心細いからな。
……大丈夫か?
[笑みを零しながら。 それでも、声に含まれる僅かな震えを捉えれば、そう、訪ねて。 もう一度、ライターを灯し、己が此処に要るという事を示そうと。]
(12) 2011/08/03(Wed) 01時頃
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[どん、と響く音と、その声と>>35。]
……ローウェル?
[思わず立ち上がり、音の方へ一歩、近付く。 灯りに照らされたその顔は、やや歪んだ笑顔。 まだ尻餅をついた状態から立ちあがれていないようであれば、手を差し伸べて。]
暗いのだから、慎重に動くようにな。
雨も雷も、まだ、酷い様だな。 ……まぁ、一夜明ければ、きっと何とかなるだろう。 ローウェルももう、今日は寝ると良い。
[何だったら、寝付くまで傍に居てやろうか?、と、冗談交じりに付け加えて。]
(41) 2011/08/03(Wed) 01時半頃
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そうだな、正確な時刻……までは少し、わからないが。 もういい時間だろうし、寝てしまってもいいだろうな。 [『添い寝』と言う鳥の声に、一瞬視線を奪われ。 その視界の端に、よろめき、しゃがみ込む姿が映る。]
……大丈夫じゃぁ、なさそうだな?……いい、僕がやろう。
[からかい半分に声をかけ、ぱちん、とライターの蓋を閉じ、火を消す。
スラックスのポケットにライターを落とすと、先ず、外れかけた布に手を伸ばし、それを掛け直した。
それから、フィリップが抵抗しないようであれば、その身体を抱え上げ、ベッドに腰掛けさせようと。]
(61) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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[首に伸ばされる手を振り払う事はしない。 けれど、その吐息が耳に聞こえれば、微笑みが一瞬、消えたのも確かだった。 暗闇の中、笑みの消えたその一瞬を悟られたかどうかはわからないが。]
……ローウェル。 そうしがみつかれては、……僕が離れられない。
[そんな風に、フィリップにかけた声の色はきっと、何時も通りのもの。 ベッドの縁に腰掛けさせるようにその身体を下ろすと、回されたその手を解く様に、一歩、下がり。]
……一人で、眠れるな?
[確認するようにそう尋ねて、髪を掻き混ぜるように、その頭を撫で。 それから、自分のベッドに向かおうと、踵を返す。
けれど、もしフィリップが引き留めるようであれば、朝まで、その傍らに居ただろう。*]
(78) 2011/08/03(Wed) 03時頃
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/* どうでもいいけど前村もザックの扱い酷かったよなぁ……
ザック………
(-30) 2011/08/03(Wed) 03時頃
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……嗚呼、おやすみ。 良い夢を。
[かけられた声>>88にはそう返し、去り際に一つ、その額を撫でていく。 それから自分のベッドに腰掛け、しばし、隣のベッドに視線をやっていた。
やがて、寝息が聞こえ始めれば、ふ、と息を細く吐いた。 ポケットに入れてあったライターを机の上に置き、シャツの胸元を緩め、ベッドに横たわる。]
……薔薇の、花
[空耳にしては妙にはっきりと聞き取れた、その単語。 青磁を伏せて、その言葉を、反芻するように。]
(122) 2011/08/03(Wed) 10時半頃
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[――― 誰の腕の中で聞いた話だったろう。
自問したところで、答えはない。 当然と言えば、当然なのだが。
体を重ねる行為を何と思った事はない。 相互に愛のない行為は、ただの自慰の延長線であると思っていたから。 だから、抱く事も、抱かれる事も、何とも、思わない。
何とも思わないから、記憶にも残らない。
“条件さえ守れば誰とでも寝る。” 其の事を知る者は、少なくなかったように思う。
けれど、何処の誰と体を重ねたかすら、自身は覚えていなかった。]
(123) 2011/08/03(Wed) 11時頃
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[体を許すという事は、心を許すという事ではない。 だから、もうきっと、自分は誰にも心を許さない。 愛だの恋だのそういった感情に囚われて、傷つき、後悔するくらいなら。
初めから、何も思わなければいい。]
―― ……
[何度も名を呼んだところで。]
僕が、……悪かった……
[何度も謝罪したところで。
彼女が、帰ってくる筈、ないのに。]
[遠き日の後悔は、心の深くに、消えぬ跡を残して。]
(124) 2011/08/03(Wed) 11時頃
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―自室・朝―
……ん、
[あれほどに響いていた雨の音は、もう聞こえていなかった。 青磁の瞳が眠たげに、一度、二度、瞬かれて。]
晴れた……か。
[窓の外に目を向けながら、体を起こし、癖のついてしまった髪を軽く整える。 同室者がまだ眠っているようであれば、起こさぬようにと、静かにベッドから下りる。
クロゼットから着替えを取り出し、それからタオルと洗面道具一式を手に、部屋を出る。 早朝の、少し冷えた空気の中、足を進めた。]
→シャワールーム―
(125) 2011/08/03(Wed) 11時頃
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―シャワールーム―
[扉を開くと、既に其所には先客がいた。>>126 それが、あまりこの時間には見かけぬ顔だったから。]
お早う。……珍しいな?
[口調に滲む、驚きの色を隠す心算はなかった。 そもそも、あまり、この時間にシャワールームで誰かと遭遇することはなかったから、尚更である。]
昨日の嵐が嘘のようだな。 ……もう少し、長引くと思ったのだがな……
[そんな風に、声をかけ。
そのまま、ヴェスパタインの腰かけるベンチの前を横切ると、空いている個室に入り、シャツの釦に指を伸ばした。]
(127) 2011/08/03(Wed) 11時半頃
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嗚呼、……嵐を口実に家に帰らずにいられると思っていてね。 君の体質のことを忘れていた、すまない。
[漂う薔薇の香を僅か、感じながら、会話を交わす。
薔薇の季節ではない、とは思った。 けれど、きっと、そういう香のコロンを使った者でもいたのだろう、と。 その程度に、思っただけで。]
……今寝てしまうと、逆に夜眠れなくなるかもしれないぞ?
[お先に、という言葉を背で聞きながら、個室の扉を閉めた。]
(131) 2011/08/03(Wed) 12時半頃
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/* ヴェスパより発言数少ないのに残りptが近いってどういうこと。
(-38) 2011/08/03(Wed) 12時半頃
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/* ていうか今回みんな役職CO早いな……
(-39) 2011/08/03(Wed) 13時頃
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[たっぷりと時間をかけて、温めの湯で体を、髪を洗っていく。
早朝、まだシャワールームの混雑しない時間帯。 身支度に時間をかけてしまうから、と早くに起きる習慣は、すっかり染み付いてしまっていて。
シャワーを止め、体を拭い、きちりと上まで、シャツの釦を止める。
濡れた髪を拭いながら、個室から出たとき、其処に誰かは居ただろうか。]
(132) 2011/08/03(Wed) 13時頃
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[個室から出たところに待っていたのは、鈍い、がつん、という音。 濡れた前髪越しに扉の方に視線を向ければ、音の主の姿が見え>>159、心の中で成程、と納得する。]
お早う、ウィルマ。
凄い音がしたが、何か壊したのか? それとも、……また転んだ、とか?
[かける言葉はからかい半分、気遣い半分。 その姿がブースの中へ消えれば、前髪から落ちる雫を拭いながら、鏡の前に立つ。
時間をかけてしっかりと水気を拭うと、櫛を手に取り、まだ濡れている髪を丁寧に梳く。 最後に使い慣れた、柑橘の香料の入った整髪料を掌に伸ばし、髪を整えた。
幽かに漂っていた、薔薇の香を、追い払うように。 涼やかな柑橘の香が、広くないシャワールームに*漂った。*]
(162) 2011/08/03(Wed) 19時頃
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[身嗜みに時間をかけるのを、昔、笑われた事がある。 男なのだから、そこまで気を使う必要はない、と。]
……習慣だから仕方ないのだがな……
[その時を思い出し、ぽつり、呟いた。
櫛などの道具一式をまとめ、片腕で抱くようにして持つと、シャワールームを後にする。
先ず自室へ向かえば、まだ同室者は其処にいただろうか。
テーブルの上に置いてあった、すっかり冷え切った珈琲の残っているマグと、それから赤い革のブックカバーをかけた文庫本とを手に取り、部屋を出た。]
→食堂へ―
(208) 2011/08/03(Wed) 23時頃
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―廊下―
[食堂までの道は、時間をかけてゆっくりと歩く。
昨日の雨が本当に、嘘の様だと。 窓の外から空を見て。]
しかし、中庭が酷い……
[空から視線を下ろせば、嵐の爪痕は中庭にくっきりと残っていた。 眉を顰め、休暇が終わるまでに元の美しい庭に戻るのだろうか、と考えて。]
どうした?カプラン。
[食堂の前に辿りつけば、そこで足を止めている後輩の姿>>211が目に入った。]
(215) 2011/08/03(Wed) 23時頃
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[彼が自分にどのような印象を抱いているのか、露知らず。
名を呼ばれれば、胸の奥が僅かにきしりと痛むが、表情には、出さずに。 目が合えばお早う、と挨拶をして。]
焦げた匂い?
[そこでようやく、扉越しに漂う異臭に気付く。 眉を顰め、扉の向こうを軽く、睨むようにして―― 次に、漏らすのは苦笑。]
……ウィルマならやりかねないな。 行こう、何か中で燃えていたら危ないだろうし。
[ヤニクに目を合わせ、そう、促しながら、扉に手をかけた。]
(224) 2011/08/03(Wed) 23時半頃
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ルーカスは、ピッパが廊下を行く姿がちらと見えて。声をかけようか少し、悩んだ。
2011/08/03(Wed) 23時半頃
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僕は別に下級生の見張りの為に居るわけではないのだがな……?
[苦笑を洩らしながら、食堂の中へ。 窓を開けに行くヤニクの背を見送りつつ、厨房へ向かいマグの中身を流し、中を軽くすすいだ。
まだ僅かに焦げ臭さの残るトースターに自分の分のパンを入れて。]
カプランは、どうする? 同じものでよければ僕が作るが。
[水を張った鍋に火をかけながら、声をかける。]
(236) 2011/08/04(Thu) 00時頃
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[薔薇の香を含んだ空気を引き連れて、ヤニクが此方に歩いて来る>>242。]
まぁ、あまり帰りたくないのも確かなのだがな……。
飲み物は、……確か奥の方に、昨日作って置いた珈琲が冷えている筈だから。 僕はそれでいい。
[沸かした湯で簡単な野菜のスープを作る。 味は見ていないのだけれど、作りなれたものだから大丈夫だろう、と決めつけて。]
それと、皿を出しておいてもらえるか? そうしたら向こうで待っていてくれて構わないよ。
[スープを煮る傍らで、オムレツを作りながら、ヤニクにそう声をかける。
昔は料理すらした事がなかったのに、気付けば随分と慣れてしまった。]
(257) 2011/08/04(Thu) 00時頃
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……帰らなくて済むならば、いいのだけれどな。
[苦笑しながら、皿を受け取り、焼きあがったオムレツをそこに乗せて。 差し出されるケチャップ>>265に躊躇いつつ。]
悪いが、……美術の成績は、良くないから…… 期待されても困るのだがな……
[蓋を開け、まるで小さな子供に書いてやるように、適当な動物の絵などを描いた。 赤い線で、少し歪な絵を描きながら、口元に浮かぶのは穏やかな笑み。]
(270) 2011/08/04(Thu) 00時半頃
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……僕にはそんな勇気はないからな。 逃げ出せるものなら、とうの昔に逃げ出していたさ。
[苦笑は、自嘲気味な笑みに変わる。 二つのマグにスープを注ぎ、焼き上がったトーストをオムレツを乗せた皿に乗せた。]
……あ、あぁ、猫だ、猫。
[兎だ、などとは口が裂けても言えない。 スープを手に、ヤニクの背を追い。]
……誰だか知らんが。 つける香水の量を、間違えていないか。
[漂う薔薇の香に眉を顰め、その場に居る者の顔をぐるり、見回した。]
(283) 2011/08/04(Thu) 01時頃
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[席につけば、冷えた珈琲を先ず一口。 此方を覗き込むイアン>>291には]
まだ卵と……パンと、野菜とがあったか。
嗚呼、僕の作ったスープだったらまだ残りが鍋に残っている筈だから。 食べたければ好きにすればいい。
[厨房の方を指さしてそう告げる。 さく、と、バターを塗ったトーストに歯を立てると、静かに食事を始めた。]
(293) 2011/08/04(Thu) 01時頃
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[さくさくと。 綺麗に火の通ったトーストを食べながら、眉を顰める。
窓を開けたところで薄まる事の知らない、薔薇の香。 花の発する物とは思えない、濃密なそれに息が詰まりそうになる。
本当ならばさっさと食事を終え、この場を離れたかったのだが、生憎と早く食べる事には慣れていない。 傍から見れば、悠長に食事をしている様に見えるのだろうか。
時間をかけてトーストとオムレツを平らげ、スープを飲み干し、最後に珈琲の入っていたグラスをとん、と置く。]
じゃぁ、……僕は、これで。
[短くそう告げると、空いた皿を重ね、皿を洗おうと流し台へ向かう。 足を向けた時、金髪の後輩>>298は、皿を洗い終えていただろうか。]
(303) 2011/08/04(Thu) 01時半頃
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[シンクに向かえば、しゃがみ込む後輩の姿>>310が見えて。 さっ、と顔を強張らせ、食器を適当な場所に置くと、ディーンに駆け寄った。]
ウィルマ?どうした? どこか、痛むところでも?
[そっとその傍らに膝をつき、その顔を覗きこもうと、屈みこむ。
その異常が、薔薇の香によって齎されている事なんて、欠片も思わないで。]
(311) 2011/08/04(Thu) 02時頃
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/* 多分シトラス系の匂いなんだろうけど「柑橘」って書くと蜜柑が浮かぶよ!
(-103) 2011/08/04(Thu) 02時半頃
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風邪?……先程までは、特に何もなかっただろう?
[セシルやテオドール達と食事をしている様子は至って普通で、とても体調が悪かったようには思えなかった。 風邪ならば熱でもあるのだろうか、と、その額に手を伸ばし。]
……ウィルマ?
[どこか縋る様に、此方に伸びてくる手に気付くと、言葉を止めて。 目を、す、と細めた。
其の耳元に顔を寄せ、囁く声には何時もと違った色を乗せて。]
――― 僕は、どうすればいいんだ?
[その問いかけは、柑橘の香を伴って。]
(316) 2011/08/04(Thu) 02時半頃
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/* あ、しまった。
僕に、どうして欲しい?の方がよかったな。 なんかこう、高圧的でいいよね、そういうの。
(-106) 2011/08/04(Thu) 02時半頃
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/* なんかディーンと何かあるんだろうか、薔薇木(多分違う。
(-109) 2011/08/04(Thu) 03時頃
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