197 獣ノ國
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―回想・本屋―
[レジへとつま先を向けつつ>388 本を抱き寄せる少女へと男は足を運びつつ目元を緩める。]
新刊の文庫を?へえ、此処は品揃えがなかなか良い。きっと素敵なものだろうよ。
綺麗な文章か。ますます気になるね。
君さえよかったら、そのタイトルも教えておくれよ。
[少女の心中を察さない男は何とも軽々しい様で願いを口にする。
そうして今更のように手を上げる店員>>401に向き直り笑みを向けた。]
(6) 2014/10/03(Fri) 01時半頃
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待つよ。この日を楽しみにしていたからね。なのにさっき来た時はいないんだから酷いじゃあないか。
どうして?僕の趣味に合わないと思うのかい? 下げられると気になるのは人の性、だね。
[同意を促すように隣を見れば少女はまだ佇んでいただろうか。 男は相変わらず口角を上げている。
そしてやがて渡されるだろう戯曲に礼を言いつつ受け取り、そして誘いの言葉には首を捻りつつも頷く。]
――構わないよ。 見つけ次第、捕まえてくれれば行こうかな。
[気紛れだと我ながら自負している男は返事にしては酷く曖昧なものを返す。
そして傍に少女がいたのなら、このように続けただろう。]
(7) 2014/10/03(Fri) 01時半頃
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面白かったら、是非聞かせておくれよ、君が気に入ったその綺麗な物語を。
[そして目ざとく見つけた片足の違和感に、男は首を傾げる。]
怪我? 随分と腫れているようだけど。もう日も落ちてくるだろうから気を付けてね、…君。
[名前を知らぬ男は誤魔化すように万人に共通する呼称で彼女を呼ぶ。 そしてもし約束がないのなら送って行こうか?なんて誘ってみただろう。
彼女が誘いに乗るにしろ乗らないにしろ、目的を終えた男は本屋の彼へ片手を上げつつ後にしようとする。 今も尚炭酸水を抱えたまま。]
(8) 2014/10/03(Fri) 01時半頃
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/* 嘘つき過ぎて獣の声さえ聞こえない→人間にも獣にも嫌われているんだ笑い話だね!指針で行かせて貰いたく 本当に申し訳ないです
(-26) 2014/10/03(Fri) 02時頃
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[ゆっくりと唇から紡がれるタイトル>>15に男は数度瞬きをした。 彼女の予想通り男が読んだことのない物語だったのだ。 喜色を隠すことなく男は「へえ」とただ一言。短い感嘆に滲み出る喜びのまま、自身の本来のお目当ても手にする。]
物語を語るに上手いも下手もないさ。
[彼女を誘いながら促すように言葉を重ねれば、何やら考える素振りを見せていた頭が動き、さらりとした髪が揺らぐ。
同意を得られた男は後ろから着いてくる少女と共に本屋を後にする。 そして秋風と共に紡がれる耳にしたことのない御伽噺に心地良さげに瞳を閉じて。]
――硝子、だなんて。愛なんて案外脆いみたいだね。
[彼女が滞在する建物か、その付近か。何処まで許してくれたのかは分からない。 けれども別れ際、男はそう零して笑み一つ。]
素敵な時間をありがとう。 たった一日とはいわずにまた、会えた時に名前を教えておくれよ。
[塞がれた両手の代わりに首を傾けて挨拶。そして男も自身の帰路に着いた。]*
(25) 2014/10/03(Fri) 02時半頃
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―回想・自室―
[少し錆び付いた鍵を回せばカチリと音を立てて、解錠する。
ドアノブを回した先、少し埃が舞うけれども、必要な物以外置かれていない部屋に男はズカズカと足を踏み入れる。
飛び込んだ先は、余り皺も汚れも見当たらないシーツ。 必要最低限しか訪れない“住処”に。住処だというのに慣れぬ臭いに、鼻を鳴らす。
コロリと転がるのは紫色の液体。 とっくに炭酸が抜けたそれはきっと甘いのだろう。
手持ち無沙汰にまさぐった先、デニムのポケットから現れるのは一枚の紙切れ>>0:245と、いつの間にか共に突っ込んでいたのだろう僅か縒れた猫の顔>>0:335
交互に見比べては男は抜けるように息を吐きやがて身体を弛緩させ、微睡みに襲われるように意識を手放す。
頭部に、犬歯に、爪先に、言い知れぬ違和感を何処かで感じながら。]**
(27) 2014/10/03(Fri) 03時頃
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“ 嘘つき ”
[脳内で反響する言葉は、意識の波をゆっくりと波紋を作りながら揺らしていく。 何処からともなく落ちる雨音は静かに浮かび上がる泡を弾けさせていく。
“それ以上耳を傾けてはいけない”
聞こえるはずのない自分自身の声が鼓膜を揺らす。 言葉にならない嫌悪感に頭を振り耳を塞ぐ。
駄々を捏ねる子供のように。現実から逃げる弱虫のように。 罪を、宣告された囚人のように。]
――俺は、君を愛してるよ。
[銀糸を散らしながら膨れ上がった耳を押さえ付けながら男はそれでも、
失われた愛を 紡ぐ。]
(-32) 2014/10/03(Fri) 03時頃
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――君だけを 愛して、
たんだ。
[転がるのは、サイズの会わない銀の指輪。 刻まれた名前にそっと、男は目蓋を下ろした。]
“ 嘘つき ”
[雨は 涙は 止まない。
オオカミ少年の末路は、どんなものだっただろうか。
遠く揺れては朧気に霞み消えゆくその姿に、伸ばす腕は化け物の――足。]*
(-33) 2014/10/03(Fri) 03時頃
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―自室―
――…はは。
[違和感。洗面台に備え付けられた自身の姿を見て男は鼻で笑ってやる。 鏡に映し出されたその姿。幾分か寝起きの跡を残しつつも、見慣れたその面に男は唾を吐きたくなる衝動を抑える。]
…なるほど、なるほど。 ――これは確かに、ウソつきには相応しいのかもしれない。
[浮かび上がる姿と、昨日までと異なる生えた、何か。 痛覚はあるらしい。夢だとばかりに引っ張ってみた結果、鋭い熱を起こしたから。
男は暫く唸る。 到底人のものとも言えない声で。 驚くのはつかの間。次の瞬間にはお馴染みの赤いパーカーを身に纏う。]
(37) 2014/10/03(Fri) 03時半頃
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……中途半端、か。何処まで皮肉なんだか。 獣でも人間でもないって? これなら一層尻尾もあれば面白かったのに。 ――声さえ聴けない耳よりはきっと、数十倍も価値があっただろうに。
[重く長い溜め息と共に男は椅子に腰掛ける。 備え付けの机には昨晩購入した一冊の本と、炭酸の抜けたジュースに、紙切れ二枚。その内シンプルな方に何と無く視線を向けた男は暫し思案。]
――…僕はどっちなのかな。これじゃあ泊りも約束も難しそうだ。
[アドレスに綴られた先。何故かログイン出来たその場所に首を傾げつつ男は、暫くの間何をするでもなくフードを押し上げる獣耳に狼は牙を向いた。]**
(38) 2014/10/03(Fri) 03時半頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
万が一いたとしてどうするのって話しよね 誰か見たことのある人はいるのかしら 怖いわ… もしいたのなら誰か教えてよ
目立ちたがり屋さんは随分と獣に興味があるのね
(=4) 2014/10/03(Fri) 03時半頃
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/* 人のふりして情報集めるために女騙る系狼
(-35) 2014/10/03(Fri) 03時半頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=5 ええ、そう聞こえたわ 怖いからこそ知っておきたいのよ…
いたとしたら、そうね… とりあえず様子を見ようかしら
目立ちたがり屋さん、あなたはどうするの? あまり獣に良い印象がなさそうじゃない
(=7) 2014/10/03(Fri) 04時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=6 猫? へえ、どんな?気になるわね 結局その人は獣なの?人なの? けれど獣って何匹いるのかしら 群れをなしていたら怖いわね…
(=8) 2014/10/03(Fri) 04時頃
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/* ジャニスさんの優しさに感動しています結婚してください…
(-40) 2014/10/03(Fri) 04時半頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=9 いつ現れるか分からないから知っておきたいのよ あなたこそ変だわ
怖いけれど見たことがないものだから、少し気になるだけ… 逃げたって獣よ?すぐに追いつかれてしまいそう
お茶に?獣とお茶会なんて不思議な人 そんなの演劇や小説なんていう御伽噺ね 人外のようなら…どうするの? 目立ちたがり屋さんは見つけた? 獣みたいな、人
(=10) 2014/10/03(Fri) 04時半頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=11 私が猫ならば、ね 人を殺すのは退屈と無関心だわ でも逃げてしまうよりは、様子を窺うべきだと思うの 刺激を与えることが一番危険だと思うわ
へえ…? どうして? 何か考えでもあるの?
あなたが会った方は人であったのね 私?残念ながら私も見ていないの どうして噂だけ歩いているのかしら
>>=12 不思議なこと?気になるわ 噂かどうか気になるところじゃない?
(=13) 2014/10/03(Fri) 09時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=15 熊もいるかもしれないわよ?
成る程ね 女役ということはあなた男性…? あなたの演技是非とも見てみたいものね
何か…? そうね、ウソをついてたの 狼なら、見たわよ でもこれ以上話せないわ 何かあったら怖いじゃない あなたと会えたら良いのだけれどね 顔も名前も知らないもの
>>=16 猫だからクッキーが好きだとは限らないんじゃない? ハムスターなら確かに向日葵の種で良いのかしら 餌付けして懐くとも限らないわ
あら、御伽噺はお嫌い?**
(=17) 2014/10/03(Fri) 11時半頃
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―現在・自室―
[自分が接続しているページはどうやら人専用のコミュニティであるらしい。口調だけではそれが誰だなんて分からずとも、各々が獣について話している。
その中で男の気を引いた存在に悩むこと寸分。]
――まあ、なっちゃったものは仕方がない。 とりあえず誰が人なのか獣なのかは知って おきたいところだね。
[小国であることから噂が回るのはそう遅くないと予測。 ならば、一人でも味方は多い方が得策。 だからと言って安安と自身の身分を明かすつもりも男にはなく]
――カフェか。僕男なんだけどね。あはは。
[会うつもりは無かった。相手の情報さえ知れれば。 けれども湧き上がる好奇心は人であっても獣であっても、両者であってもなくても止められない。
そんな心の一欠片が今まさに誤解を生んでいることに男は気付いていなかった>>57]
(94) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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[男は財布をそのままパーカーに突っ込み、手早く部屋の外へと。 相変わらず閑散とした室内が昨日までと変わった箇所といえば、小さな小箱。紺色のしっかりとした造りのもの。一瞥したのは一瞬。
すぐに鍵を回せばふと思い出す。 同階に住む隣人のこと。部屋はそこそこに近かったような気がする。隣であったかは定かではない。何せ男はあまり此処へ帰ることはなかったから。]
――…都合良く獣なんてこと、あるのかな。
[自分のような獣がそう何匹もいるとは思えない。ならば使う気は多い方が良い。ぼんやりと思考に暮れるつつ記憶を遡る。]
確かこの階に住む人で不登校だって 聞いたことがあったような。
[根も葉もない噂ではあるけれど、この建物にて過ごす時間が長いのなら出逢わせる可能性も高いかもしれない。]
――気を付けるに越したことはないね。 面倒だけれど。
[軽い調子で一言。何処からか迷いんだ小石を片足で蹴りつつ、ぼんやりと浮かぶ隣人の輪郭>>50を描きつつ、待ち合わせ場所のカフェへと足を運んだ>>85]*
(95) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=18 あら、長靴だなんて随分とご主人様想いの猫なのかしら 子供騙しでも楽しいのならいいじゃない ひと時でもたとえ終わりが見えたとしても、夢だとしても記憶は残るわよ
好きな御伽噺? あなたと一緒よ 眠り姫もカエルの王子様もシンデレラも心惹かれるけれどもね
(=23) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=19 リア充爆発しろ 手を叩きながら後退することを勧めておくわ
あらあら、ならもし会えたのなら遊びに付き合ってくれる?お嬢さん
ふふ、楽しみにしてるわ
>>=22 本当は会ってるわよ あなたにも会えたらその話をしようかしらね 不思議な人について詳しく知りたいわ 特徴とかない? あなたよく迷子になるの? 犬のお巡りさんいる?
(=24) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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―現在・カフェテラス―
[コミュニティサイトに投稿した後、書き込まれた情報を参考にしながら、視線を泳がす。 そのついで飲み物として店員へ声をかける。]
ワイン…じゃあなくて、アイスティーを。シロップ二つ付けて。
[支払いを済ませ、店員が用意する間に先程の返信を綴る。 どうやら相手はてっきりと男のことを女性だと勘違いしているらしい。 どうしたものか。
ぼんやりと考えつつも男は渡されたアイスティーを手に持ちつつ、白い服でチョコレートという何とも退避した男の後ろ姿を探そうとして]
――へえ。
[背中越しに見つけたその人。 なんと声をかけようか。足を運ばせながら男はゆうるりと唇を開いて]
(96) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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――Bonjour おはよう ご機嫌いかが?
[いつか耳にした台詞を彼へと送り込んだ。]
(97) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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/* >>97 美女と野獣のCDより 確かフランスだったと
(-63) 2014/10/03(Fri) 15時半頃
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[滑る指先から落ちるは口元へ運ばれていたであろう三つに枝分かれした銀河一つ。
耳を掠める乾いた舌の音>>100に、露わになるスッと流れる鋭い目元に、苛立ちすら感じるその瞳の強さに、大凡茶菓子に濡れたフォークの行き先を知る。
舞台役者が綴る台詞に男はゆっくりと双眸を眇めてみせた。]
お見事、お見事。役者だって聞いていたものだから…つい、ね。 まあそれもこんな有名人だとは思わなかったよ。
――随分と可愛らしいけれど。
[眉を寄せつつ何処か鋭い目付きでこちらを観察する役者に青年も頭のてっぺんからつま先までじっくり見回し、一言。 頭上に視線が向けばそう、男はフードを僅かにズラしてみせる。]
(104) 2014/10/03(Fri) 17時頃
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――さて、君は目の前で起きたことを信じてくれるのかい?
[あまりにも堂々とした行為。
フードを浮かせれば男の背後からは頭上に生えた二つの猫のような狼のような耳は隠れてはいても、席へと腰掛ける彼には容易に視界に見咎めることが出来ただろう。
そして彼が獣耳を十分に脳裏に焼き付けることが出来たのなら、また深くフードをかぶりなおす。]
まあ、僕は元々は人間だ。 朝起きてたらこうなってた。
――…本当に、御伽噺みたいな話だよ。
[促されるまま>>101席に腰掛けた男は、シロップ二つ分をかき混ぜた殆ど砂糖と化した液体を喉に通しながら口角を上げる。
そして随分身軽な服装になった青年へと視線を向けつつ唇を動かした。
まるで何か新しい玩具でも見つけたように、楽しげに。]
(105) 2014/10/03(Fri) 17時頃
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君に話した理由は簡単さ。 お茶にでも付き合って欲しいと言っていたから。 そして、 ――“魔法”の解き方について、協力して欲しいから。
[「それが僕が君に強請る遊びさ」 首を傾げる彼に男は行儀悪く両肘をテーブルに立てる。 そうして思い付いたというように瞳を丸くした後目尻を下げれば片手を彼へと向けてみる。]
協力してくれないかい? ――獣に触れられるのは、嫌かな?
[キチンと纏われた手袋に視線を落としつつ、男は愉悦を含んだ眼差しで相手の反応を待った。]
(106) 2014/10/03(Fri) 17時頃
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―回想・カフェの店先―
[テーブルに備え付けられた席へと腰掛ける前>>105 軽やかな鈴の音に一度だけ視線を横へと、レジへと逸らす。
その先辿ればどうやらもう一人の“赤ずきん”>>113の姿を見咎める。 挨拶代わりに目元を緩めてみせたが、顔を逸らした彼女に伝わったかは分からない。
そうして本日二度目のベルが奏でた音>>114に、ケーキ片手に向かう先は何処なのだろうか、と少しの間思案した。]
――ケーキ片手にお使いなんて、 君こそ赤ずきんじゃあないか。
[なんて揶揄るように小さく呟きながら。]*
(122) 2014/10/03(Fri) 18時半頃
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ヤニクは、クラリッサはどんなケーキを選んだのだろう*
2014/10/03(Fri) 18時半頃
ヤニクは、マユミは頭に生える耳が猫ではないと知ればどうなるのだろう
2014/10/03(Fri) 18時半頃
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/* スージー素敵 何処かで絡みたい
(-78) 2014/10/03(Fri) 19時頃
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