197 獣ノ國
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可愛いことを言ってくれる。 あぁ、そうか。――では、評価できるものを期待しよう。
[耳元で告げられた言>>3:342に頷く。 見た目の変化だけでは無く、やはり習性すら模倣するのかと。 いや、そうで無くともスザンナという生徒は勤勉であった。 それが自身の取り持つ教科なら特に――であったとしたら 此れ程嬉しいと思うことも無いのだけれど。]
君のことだから、俺に心配をかけないように 隠し通すのではないかと思ってね。
[腹をさすりながら、偶然ではあるが彼女と同じ事を考えていた いつか己の子を為す事があるのだとしたら、 それは倖せで、素敵な話だと思わずには居られず。 望まれたものを聞けば、ふと考え込み。]
(1) 2014/10/09(Thu) 01時頃
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錠前――…、か。 あぁ、いや俺の名前がね。そういう字だからな
[暫しの沈黙の後にそう告げて微笑み。 到着を告げる運転手に、カードで運賃を払ってから。 目の前に建つ平屋の宝石店へと彼女の手を引き 車から降りて、自動ドアの先まで足を運ぼうか。]
(2) 2014/10/09(Thu) 01時頃
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― 夜・隣町の宝石店 ―
ネックレスは、選んでおこう。 君が居ないと採寸が取れない買い物だからね。
[優しく告げた言葉と共に握った指を撫ぜて。 人差し指、中指と順繰りに親指を這わせてから、 薬指の前で、指を留めさせ。
本当は凝ったものを選ぶ事も考えたのだけれど、 それはまた、来るべき時が来てからで良い筈だと。
ショウケースに陳列されている指輪のコーナーへ誘う**]
(3) 2014/10/09(Thu) 01時頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/09(Thu) 01時頃
抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/09(Thu) 01時頃
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― 回想(昨晩)>>18>>19・宝石店 ―
[確信犯だったらしい調子を認め、 それでは趣味と外れるのでは?と 厳つい鎖より細いネックレスが似合いそうな 細い首周りと、鎖骨を見詰めて。
きちんとデザインから作らせるのは、 スザンナが大学を卒業した後でいいか、と。
所謂、ペアリングの売り出しを掲げている ショウケース前に着けば、とんでもない句を聞いた
振り返り、スザンナを見詰めれば 冗談で言ってる訳では無さそうな顔色で。
一瞬呆気に取られていたが、短く咳払いし。]
(47) 2014/10/09(Thu) 18時半頃
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……ば、ばか。 なんつー気の早い話を、
[冠婚葬祭に纏わる講義のせいなのか。 突飛した彼女の思考に、念わず言葉を詰まらせ。
心臓に一番近い指へ互いに指輪を嵌めれば、 その心を繋ぎ留めておけるかも――
そんな願いからペアリングを求めた思考回路も スザンナの予測と遠からず近からずな気もするが]
君が大学を出るまでは、流石に。 それに、まだ二日だぞ?
[七日も経てば心変わりされそうなもの。 若者の恋愛ビジョンに、絶対の信など預けてない
告げてから、またひとつ咳ばらいした。]
(48) 2014/10/09(Thu) 18時半頃
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細くてシンプルなデザインでいいよな? 付けてても、邪魔にならない感じの。 金属アレルギーは有る?
―――… …あ 、
[ショウケースの上に鎮座した鏡の中の自分と視線を交わして、気がついた。 自分の顔が、泥酔でもしたかのように朱い事を。
気まずさに扇子を開き、鼻梁から下を隠す*]
(49) 2014/10/09(Thu) 18時半頃
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― 午前・大学での講義 ―
――というように、 古今東西には様々な仮面が生み出されて来た。 祭事で、宗教的側面、舞台上で。 [プロジェクトで映し出されるのは、カーニバル用の仮面や、 オペラ座の怪人のマスク、中世の舞踏用の面と、 鼻から下が晒されるラインナップ。 東洋の能面から、獅子舞やなまはげの被り物まで。] “まれびと”にカテゴライズされるナマハゲなんかは、 異郷の住人とも、神の一種とも扱われた。
異人という側面で見れば、閉鎖的に過ごしていた時代に よそから来た者に感謝し、招き入れるという形態は 窮めて矛盾性を意味しているのだが、 福は外からやってくるという見方も根強かったのだろうね。
(51) 2014/10/09(Thu) 20時半頃
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宗教的観点からでは、顔を覆い隠すことで、 神の寄り代になるという意味が篭められたのだと。
自分ではない他人へとなりきることで、 潜在値では補えない神秘的な力を得るという。 これは心理学におけるペルソナ論とも繋がるものと思う。
[今映し出されている爬虫類のような大きな目がついた仮面は、 神と呼ぶには異形過ぎる、南方の國の其れである。 古めかしさが逆に新しくもあり、気持ち悪さすらあり。]
ちなみに、諸君らと俺の時代は離れているから 根本的に実感が異なる気もするのだけれど…。 仮面ライダーは、バッタと掛け合わされた改造人間だった
[これは資料を用意していない雑談である。 プロジェクタは未だ、奇妙な南方の面を写したまま]
(52) 2014/10/09(Thu) 20時半頃
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近来のそれでは改造を必要とせずに、 ベルトを譲渡されれば変身できるという 随分とお手軽なものになってしまったが
これもまた「仮面」で顔や姿を覆うという手段で、 科学的側面では備えられない異常な力を身に付けている
人の常識を超え、神の力を借りているとすれば、 それに縋れるのは決められた時間内が妥当なところだが、 この仮面ライダーは時間抑制をされない存在だ。
よそから神様がやって来るのではなく、内に神を住まわせる。 つまり、人為的な力によって神の領域に踏み込むということ。
[半獣とは何処から来てどうして今まで隠れ過ごしていたのか。 人であって人ではないパーツを持つ彼らは、 一体何者であるのか、 ――改造、超人的なものに為る、 …]
(53) 2014/10/09(Thu) 20時半頃
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という訳で、平成ライダーしか知らない君達は、 暇つぶしに古いやつも見てみることだな。
今のライダーとは別の意味でぶっ飛んでるぞ。
[ライダーが車に乗るのがデフォとなった作品もあるとか。 なんとも嘆かわしい話である。 そんな横道へ逸れた雑談はチャイムによって制され、 諸説を忘れた軽い空気のまま講義を終えた。
講堂を離れ、大学構内に存在するカフェテリアに足を向け。 伝言が通じたかは解らないが、配達員の彼女の姿があれば、 外庭に近い屋外席へ手招くことだろう*]
(54) 2014/10/09(Thu) 20時半頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/09(Thu) 20時半頃
抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/09(Thu) 20時半頃
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― 大学構内・カフェテリア ―
こんにちは。 勿論だ、君を待っていたのだから。 座ってくれ。
[>>58招いた手は正面へ差し伸ばし。 恐らくは仕事の合間だというのは理解に及ぶ。]
サンドイッチなんかは割とすぐ出てくるぞ。 午後も仕事だろう? 飯は食える時に食うべきだ。
飲み物は? 紅茶?珈琲?
[食べきれなくても持ち帰れる食べ物を勧め、 話は食事をしながらでも出来るからと暗に告げ。]
(70) 2014/10/09(Thu) 22時頃
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ああ、朝一番から二本ね。
いやいや、また都合の良い日に是非どうぞ。 学生に混じって授業を受けるのは気分転換になりそうだが 仕事で疲れている時はお経にしか聞こえまい。
[俺もサンドイッチでいいかな、とメニューを見て告げ。 メニューを見て悩んでいる訳でもなく、 ただ沈黙に服している様子>>59に、 取り敢えず飲み物だけでも頼むことにし。
静寂を破る形で発された言葉に、目を細めさせ。]
あぁ、此処に来る前家を訪ねてみたが留守だった。 …昨日から連絡をしているが、返事が無いね。
何かあったんだな、とは思う。
[仕事関係の用事で不在にしている訳では無いと察しており。 横目で彼女を見ながら、知ってるかと言裡に告げ]
(71) 2014/10/09(Thu) 22時頃
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― 回想・昨晩の宝石店 ―
初恋、か。 そんな甘酸っぱい言葉を聞いたのは、何年ぶりだろうな。
いや、ちょっと今暖房が暑くてな。 まぁ待て、
[>>63一過性のものでは無いと主張する若い娘に、 嬉しさ反面、若さ故の熱意にも思えてしまうのは それだけの年齢の溝が存在しているから、か。 扇子をつつく悪戯な手に、僅かに動揺の滲んだ眸を向け。
そのまま仰ぐようにぱたぱたと動かしてから、 ふと扇子の動きを止めて。]
(72) 2014/10/09(Thu) 22時半頃
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ひどいネタバレをするがね。
ウェルテルは恋情の果て、ピストルで自殺して、 結ばれない思い人の心の中に生き続けようとしたのだよ。 今の君は、そういう恐ろしさがあるな。
[國を離れる画策を立てていることは知っているが、 近い将来に國を出てみたいと願っていることは知らず。]
[アレルギーは無いと聞き、暫し悩んだのちに、 S字ラインのホワイトゴールドの指輪を選んだ。]
メビウスの輪に似ているからね。 君の望みに応えるなら、これが一番良い。
[永遠を意味するメビウスが、どこまでも共にと 願ってくれた彼女と交わす輪として相応しかった。
他に欲しいデザインがあるなら、そちらに変えても良いが。 スザンナの顔色を伺うように、未だ少し赤い目元はもう隠さず、視線を下ろし。]
(73) 2014/10/09(Thu) 22時半頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/09(Thu) 22時半頃
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― 昼・大学構内カフェテリア ―
[所望するのが珈琲なら珈琲を頼むべきかと一瞬悩んだが、>>85 それきり黙り込んだ様子に、店員である職員へ声をかけて、 レモンティとホットチョコレートを注文する。
食指が働かないにせよ、カロリーを取らせた方がいいのではと 自身が飲むのは紅茶で、彼女の分が甘味である。
暫しあって注文した分が届いた頃合に 示された袋に視線を移し、開けてもいいかと尋ね。 中身を改めた後に、昨日の朝に見つけたと聞かば>>86]
朝に配達…か。
まるで君が来ることを分かっていて ドアノブに引っ掛けたみたいな話だな。
(90) 2014/10/09(Thu) 23時頃
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誰かに贈るものなら、コンビニにでも預けたらいい。 郵便局がやっていない時間でも、 24時間宅急便の配送受付はしてるだろう?
[朝に配達、今朝も伺った。 その意味は宛先人の住処を知らないものと解し。]
俺だから音信不通にしているのかも知らんがね。 何かと詮索好きな性分は見破られているし。
………ルーカスにおかしな点は無かったかい。
(91) 2014/10/09(Thu) 23時頃
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― 回想・昨晩の宝石店>>87>>88 ―
[スーツの裾を引く指に、どうかしたのかと視線を向けて。 内緒話でもするように小声で紡がれた言に耳を傾けるも、 窄んで消えてしまう儚さに、線香花火に似た其れを思う。]
じゃあ、此れに―――
[賛同を受ければ、そのまま指輪を出して貰おうと。 しかし、響きの違和感と、彼女が語っていた“夢”を思い出し、 空気を噛むのと同時、沈黙を。]
君は俺から離れるつもり、なんだな。 [裡を返せばそういう意味だと、悟るは易く。 いつかの話>>0:219を思い出し、口を開く。]
――、 飼い主の俺を置いて、 どこに行くつもりなんだ。
[留学支援ならしても構わないと思っていた。 けれど、まるで離れることが決まっているような言い回しは――]
(92) 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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[店内の灯りを受けて輝く宝飾の飾られた指輪から スザンナの横顔へと視線を移し、彼女の指を握りこんだ。]
赦さないと言っても、聞かなかろうな。 ………君の半分は、ヒトだから。
[握りこむ手の力に、自然と圧が篭る。
彼女の人権と夢を尊重すべきなら、 見送ってやるべきと想像していても、 手放したら二度とかえってこないような、そんな気がして。]
(93) 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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錠は、ヤニクという半狼は、どんな人物なのだろうか*
2014/10/09(Thu) 23時半頃
錠は、クラリッサがホットチョコレートを消化してくれないと困ってしまう*
2014/10/10(Fri) 00時頃
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― 昼・大学構内カフェテリア ―
おかしなヤツではあるがね。 少なくとも、メールの返事をすっぽかすような奴でも無い。 なんの事情も無い限りは、な。
[奇妙な人物ではあるが、真面目な男だと客観的に告げ。>>100 珈琲とは比較にならない甘い飲料はクラリッサの許へ。 苦味を調和する甘さを、与える術を持たない男は、 初めから甘い飲料を薦めるのだ。]
……ああ、知ってる。 此れでも一応、俗学に通ずる者だからな。
[それでも掲示板で騒がれている事に毛が生えた程度だろう。 相槌のみ落とし、後は口を挟まずクラリッサの見解を聞く。]
(112) 2014/10/10(Fri) 00時頃
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[虫を触ったような心地、と称する彼女の言葉に、 バッタに改造された仮面ライダーを一瞬思い過ぎらせたが、 あの心身共に飾った友人が跳ね回っているところを 思わず想像してしまったが、なんとまぁ出来の悪いコントだ]
……連れ去られる前に亡命に出たとも考えられる、かな。 此の國は厳しい戒律により、出國が難しい。 まぁ其れも、正規のルートを踏めば、の話だが。
あいつが若しも獣人の一種であり「虫」の姿を取れるなら、 國を抜けるのもそう難しいものでは無い気がするよ。 連れ去られたにしては、随分と余裕が或ると思うね。
(113) 2014/10/10(Fri) 00時頃
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君に贈り物を残したり、俺の家のポストに本を返しに来たり。
それに奴の家の住人に声をかけたが、 憲兵が詰めたような形跡も無ければ 争いの声も聞こえなかったとも。
[レモンティで喉を潤し、ぽつりと告げる。 ――五十蔵と名乗る姓は叔父のもの。
否、戸籍標本を改めた結果、 叔父だと思っていた相手は叔父ではなく、
父親だと、母親だと、妹だと思っていた彼らは、 彼らは――]
(115) 2014/10/10(Fri) 00時頃
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……別れを告げなかったのは、 告げてしまえば、二度と会えなくなると 、――決まってしまうからでは、ないのかな。
[事情で預けられた家は、遠筋の他人の家で。 狐の親子は、町を出て行ったのだ。 相容れないヒトの子を殘して。
だからきっと、「さようなら」すら貰えなかった 言ってしまえば、それが「畢り」だから。
膝に置いた片手を、握りこんでは クラリッサに見えない位置で震わせた。]
君はあいつから、さよならが欲しかった?
(116) 2014/10/10(Fri) 00時半頃
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― 回想・昨晩の宝石店>>108>>109 ―
言ってみなさい。
[彼女の手を握り締めたまま、先を告げるのを赦す。 犬であれば吠えるなと呵れるが 彼女は犬であって犬では無いのだ。
繋いだ部分は手であって、指であって、心では無い。 赦せないなんて言葉の檻で、彼女の心をどう戒められる?
置いていかないで欲しいと、子供ながらに告げた自身の声に、 しんとした神社から、かえる言葉など無かったのに。]
(117) 2014/10/10(Fri) 00時半頃
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[奪えと告げる娘が告げた話に、ただただ耳を傾け。 戻って来ない「家族だったはずの存在」を思い返し、 ――暫し口を閉ざしていたが、握りこんだ手はそのまま。
やいそれと、離せるわけが無かった。 離す術を持たない。]
俺は君の夢を素晴らしいと思うよ。 俺は、自分一人が救われることを考えていたのだから。
[スザンナの夢を認めた上で、手を離さない。 時折言葉に詰まりながら、震える声で告げられた言に、 乾いていくばかりの口蓋に、空気を招き入れ。 その夢を破壊することが、どれだけ大人の我が儘なのか。 分かっていながら場所を忘れ、その身を抱いた。]
(118) 2014/10/10(Fri) 00時半頃
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俺は君を殺すよ。 君の人生を、俺が潰す。
いいも悪いも、望まない。
[スザンナのヒトとしての道を、雑草を潰すように踏み躙る。 それがどれだけ残酷であったとしても。
知らない他人の為に泣くなんて、馬鹿げていた。、 汚い大人は自分が可愛い。
知らない世界で子供が飢えたとしても、 知らない世界で助けを求める手が伸びているとしても
俺の知ったことか。]
(119) 2014/10/10(Fri) 00時半頃
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……君を他人に貸してなど、やらない。 いいね
[心さえも、自分一人に与えられるものなのだと。 我欲に包まれた大人は、渇望をそのままに告げた*]
(120) 2014/10/10(Fri) 00時半頃
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― 現在・大学構内カフェテリア ―
[クラリッサの答えがどんなものだったとしても、 飲料を飲み終えるまではそこにいるだろう**]
(121) 2014/10/10(Fri) 00時半頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/10(Fri) 00時半頃
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― 昼・大学構内カフェテリア ―
………恐らくは。
俺は獣人が何処から来て何処にゆくかは知らないが 先天的なものにしろ人為的な変化にせよ あの塔は特に、獣人なんて珍しい存在を 欲っさない筈がないのでは――と思うのだがね
[高く聳える研究施設のタワーは、 屋外席の此処から良く視認できた この圀の科学力学はよそよりも高い。 裏付けるように、町一番の高度を誇るそれを見詰め]
(135) 2014/10/10(Fri) 08時半頃
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奴は俺のようにズボラじゃないしなぁ
……しかしまぁ、近いと気付けない事は 多々とあるものだと、実感しているよ。
[苦笑と共に柑橘の輪を浮かべたカップを寄せ 芳香を愉しみながら茶を啜る。
時計のような生活>>131とは言い得て妙な。 高校大学と共通した進路を歩んで来たものの ルーカスが慌てふためいて教室へと 駆け込む事も無ければ、寝癖をつけて 社長出勤するような失態も、見た事はなく]
(136) 2014/10/10(Fri) 08時半頃
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―――いや、嫌いになどは。 …… ただ、 ただ、連れて行って欲しいと思った事は、あった
[握りしめた拳は、やがて開かれて。 手の内滲にんだ汗を空気の通りへ曝し、乾かせ]
俺は、獣人をただ放置していると―― いつかあの施設に回収されてしまったり、 圀の外へ追い出されてしまったりと、 良くない不幸を招くのでは、と思っている
……だから、保護すべきだと思うね。
[何か起こった時庇えるよう、匿えるよう。 裏道を教えてやる事だって、できる。 それも、監視下に置かねば力になれない]
クラリッサ君、だったよな。 ――君は、獣人を護りたいと思う?
(137) 2014/10/10(Fri) 08時半頃
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