197 獣ノ國
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[呻き声には、思わず愉快に含みを兼ねた表情を浮かばせました。そして袋に入った食材を覗き込めば>>2:386、学生はふわりと目元を緩ませ。 『大丈夫。作れるよ』 美味しく出来る保障は何処にも無いけれど。蛇足気味に付け足されたそれにはひとつ、睫毛を揺らします。されどその後に続けられた言の葉には、表情には、笑みさえ固まらせ、瞬きを数度繰り返すのです。ぱちぱち、ぱちぱち。まるで何を言ってるのと問うばかりの表情。反応の遅れた脳芯にジワジワと言の葉の意味が伝わったのならば、ひくりと口端を引き攣らせ、生意気、なんて心象に反し捻くれた返し言葉を返し。*]
―――突き放せば、追うのをやめてしまうの?
[学生は彼に問いました。示される腕には未だ答えずに、降る雨を背曲に。ぱたりぱたりと滴る雨を靴裏に踏み付ければ、びしゃりと弾ける音を聴き。学生は片手に持った荷物を持ち直し、重ねていた手を離しました。まるで言葉通りに突き放そうとしているかのように、薄い笑みを浮かべる彼を視線鋭く捉えたのなら、その腕に手を当てて――]
(20) 2014/10/07(Tue) 03時頃
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私なら、やめないなあ…。
[――するりと、その腕を絡ませました。答えは曖昧に、然し否定は促さずに。学生は、ふふんと勝気に鼻を鳴らし、そうして顔を前へと向けたのです。透明が所々視界を飾る中、ただ腕を絡ませれば機嫌良く口許を弛め、足取り軽やかに。荷物が無ければ、またくるりとダンスを練習して見せることだってあったでしょう。
やがて見えて来たらしい彼の家を探すように数度周囲を見渡したなら、案内されたその家前にて窺うようにその家を見上げ。中に足を入れると同時に挨拶言葉を呟きます。]
…お、お邪魔します。
[先刻友達の家へ行ったとは云え、まだ慣れない他者の家へ踏み込む感覚に、引き気味になり得ながら声を響かせ。風呂に浸かるか否かと聞かれれば>>387、確かにべた付きや雨の香は気になるけれど、と、遠慮の言葉を飾りました。 そこまでして貰うのは、悪いから。学生はぽつり、淋しいとさえ感じられる空間を見据えながら、言葉を吐くのです。]
(21) 2014/10/07(Tue) 03時頃
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ああ、忘れてた。 お菓子を買って来たの。袋を重ねられていたから、濡れてるなんてことはないと思うけれど。
いちご大福に、練切に、秋だからって栗饅頭も。 あとは、何だっけな。――そうだ、カステラだってあるんだよ。
[まるでお洒落なお茶会とか大きく異なる菓子たちだけど、と。学生は口許に手を当て笑いました。和紙に包まれたそれらを一つ一つ指差し大まかに名称を唱え。晩ご飯の前だけれど、咎められる事が無ければひとつ摘まんで彼の口元へ持ち行くこともあったでしょう。 ――それが受け入れられたかどうかは、別として。ただ拒絶が見えたなら、自分でパクりと頂くことだって。
直に夕食の時間となれば、痺れ掛けた足を浮かせ、鈍い痺れに顔を瑜伽ませつつキッチンの場所を問いたことでしょう。]**
(23) 2014/10/07(Tue) 03時頃
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/*落ち希望募りすぎだね気持ちはわかるよ(わかるよ)
(-24) 2014/10/07(Tue) 08時半頃
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― 回想 シメオンくん宅 ―
[――『行方不明になっても』。その言葉には学生は。ただ瞼を閉じ、そして開きました。ゆうるり弛まっている筈の口元が震えているなんて、そんなこと自身では気付かず。そうしてまるで、口先とは違うように肩を寄せ何処かへ行くのを拒んで来る様>>29には、優越感に似た満足さえ感じました。ただ自分が消えることで、自分の居た形跡が誰に触れられるでもなく消えて行くよりは、誰かに触れて消えて行きたいが為に。 意地悪なこと、言ってごめんね。――この言葉が外へ紡がれることは、ついには無く。ただ耳聡く拾ったその先、彼の言葉が羨望染みて居たことには――ただ脳裏で首を傾げるのでした。*]
(37) 2014/10/07(Tue) 09時半頃
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…どうしようかな。
[学生が並べた菓子菓子の量に、彼がある意味で眩暈を起こしていることなど知らずに。ただ礼を言われたのなら、学生は嬉しそうにはにかみ笑いました。 尋ねられる飲物の種類には、僅に小首を傾げ今の気分を考えるのでした。お茶菓子には文句を言うまでも無く、緑茶が合うのだろうけれど。今の気分は素直に片やに合わせるように、素直では無く。学生はふたつ、思い巡らしました。チェシャ猫お勧めの其れか、はたまた現実の味をした、自分も嫌いな珈琲か。散々に口に入れて来た紅茶には目もくれず。]
………珈琲、が、良い。
[絞り出した言葉は小さく、学生は今一度言い直しました。大嫌いで見るのも厭な珈琲だけれど、たまには飲み慣れることだって必要だと。 甘く無い現実に生きるのなら、それこそ慣れなければいけないものだと学生は陰りを落としては直ぐに暗色を失せさせるのです。 そうして漆黒がカップに揺られ、並べられたのを視界の端にて認めれば、学生は自分の手頸に触れ、菓子を咽喉に通す彼を見詰めました。目を丸くした様は中々に、と、悪趣味にも愉快さを見て取りながら――続いて聞こえた言の葉には、思わず息を飲んだけれど。
(38) 2014/10/07(Tue) 09時半頃
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わたしは、…
[笑みの裏掠れる彼の声に引き摺られたかのように、学生はただ声を反芻させました。認めたく無い現実の、甘い気持ちだなんてそんなものは。まるでお姫様な御伽噺は、ずうっと避け続けて居たのに。学生はその手を振り払うことも出来ずに、ただ前髪の下で眉を寄せるのでした。乖離した脳は未だ、鮮明感を覚えてくれず、それが救いだと現状真直ぐに彼を見据えながら、独りごちたのです。]
…――如何なんだろうね、…君は、…
(39) 2014/10/07(Tue) 10時頃
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……やっぱり、なんでもない。
[まるで言い訳染みた逃げ道を、学生は紡ぐのをやめました。素直に心内を吐露すること、それがどれ程怖ろしいことか。学生は気まずそうに視線を落としては、半ば強引に彼の手を振り払うのです。もしかしたら、酷く傷付けたかもしれないその仕草に罪悪感は覚えども、決して彼の顔は見ずに。ただ視界の隅に有るカップに手を伸ばしたなら、苦い黒を口に入れたことでしょう。鈍く舌先に染み込む渋味に顔を歪め、矢張りこれを好きだと言っているらしい人は可笑しいと嘲笑い。こくりと一度咽喉に通し、また一つ口に深めば――ちらりと彼の顔を伺い見て、今度は逆にと彼の手を引きました。 近くなった距離に目を細めながら、いつもの笑みは浮かべずに。ただ彼の視線を捕らえ、また自分も彼の視線に囚われたのなら。その唇に自分のものを重ね間を割り、含んだ苦味を移し込みました。]
(40) 2014/10/07(Tue) 10時頃
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―――なら、甘い夢を見せてよ。
私が「こちら」に帰りたくなる程の、これよりも甘い甘い、逃げたくなるような甘さを。
……ねえ、シメオンくん。
[学生はいたずらに笑いました。目を細めては何処か冷たく、然し現実に焦がれ戻る術を乞うように。苦味は口元に名残を残して、少しだけ、否露骨に眉間に皺を寄せては口端を舐めてみせたけれど。学生は彼の頭をゆるく撫でひとつ、柔に微笑みました。 一つ言うけど、私は送り狼じゃ、ないからね。 そんな揶揄いを口頭に乗せて。]
(41) 2014/10/07(Tue) 10時頃
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… グラタンで良いかな。
[直にキッチンへと足を踏み入れると、学生は傍に居る彼>>31に言葉を投げました。否定の言葉が返されなければ、手際良くとは言えなくも躓くことはない手付きで冷蔵室から食材を取り出し。体が冷えるから、ワンタンスープも作ろうかな。ふたつ分の食材を取り出しては彼方此方へ体を動かしつつ、料理を続けるのです。問われた言葉には、少々得意気に口端を弛め笑って見せました。]
どんな人でも惚れちゃうレベルで、上手…かもね?
[――そんな事は毛頭無いけれど。学生は調子良く微笑んでは、彼から顔を背け眈々と料理作りに勤しむのでした。そうして全てが出来上がる頃に彼を隣へ呼び付けたのなら、 スープだけでも味見を、と、小皿に入れた其れを彼に差し出し、味に求められた事が無ければ、椀に飾り食卓へと並べたことでしょう。
やがてゆくりと晩食の頃は過ぎ、また言葉を交えようと彼の顔を窺い見たのだったか。]**
(42) 2014/10/07(Tue) 10時頃
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/* なあくそ長いんやけどごめん(まがお)
(-27) 2014/10/07(Tue) 10時頃
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/* ちょっとまつたなたゆめってほんなつもりじゃなかっシメオン君たつといひどいたつといハアたつとい
(-38) 2014/10/07(Tue) 14時半頃
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/* これはたつといコールで灰が荒れる
(-39) 2014/10/07(Tue) 14時半頃
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/*よしやるぞおらやるぞ(スタンディングポーズ)
(-56) 2014/10/07(Tue) 20時頃
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― 回想 シメオンくん宅 ―
――…っ…
[牽制、なんて言葉には。学生は寧ろ、と肩を震わせました。ただ巫山戯ただけなのに――また後で、と囁かれたのならば。少しは保って居た余裕も消え、僅少焦りさえ見せたのだったでしょうか。*]
独り占め、なんて。 ――シメオンくんが、……
[――”してくれたら良いのに”。言葉は噛み締め、こくりと咽喉へ通しました。言うまでのことでは無い、言って良いのかも解らない其れには唯学生の中で否定を示し。 スープの味付けを大人しく見、そして美味しいと褒めてくれた彼にはまた一つ得意気に笑い、少しは胸を張ってみることもあったでしょう。ただ、胸に残る蟠りは何時になっても消化されないまま。
夕食後は手早に皿を片し、ソファへと再び身を沈め。そうして彼を窺い見、目前に立たれたのなら。時計の音、小降りの雨音を遠く感じる鼓膜に通しつつ、ちらりと謙虚に、然し引き気味に彼を見上げるのです。]
(125) 2014/10/07(Tue) 21時頃
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…どうしたの、そんな、
[近くに付けられた膝に、顔横に付かれた手に。背凭れさえ学生を逃がしてくれなければ、ただ促されるままにその暗灰色>>77を見据えました。口先は誤魔化す音色を紡ごうとするけれども、その先に視えた展開にはただ唇に震えが走ります。 触れたいと。その言葉は学生の偽の性を暴くことを暗示し、そして減滅される可能性さえ含んでいることを、学生は理解していました。そうして厭な方へと道先が傾いたならば、その低い声が次に紡ぐ言葉は? 学生を慕ってくれているだろう彼が、次に見せる表情は。 ふるりと、学生の睫が揺れました。]
…私に失望しないなら。
(126) 2014/10/07(Tue) 21時頃
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――君とだけ、特別に。
[学生はひとつ瞬きをして、言の葉を送りました。現実は耳に煩く、意識の奥底まで潜り込んで来ます。余裕綽々と云わんばかりだった学生の態度は、今や情け無くも手の平さえ震えさせ。脳はじんわり麻痺を起こすのです。 此れが果たして、良い事なのか、悪い事なのか。ただこころの奥底にしまい込んだ気持ちを、…曝け出すなんて。]
……恥ずかしいんだ、…僕は。 ただ誰かに、…真直ぐに自分を見られるのが。
[学生は手を伸ばし、彼の胸元のシャツを掴みました。困惑に眉を顰め、気まずく口端を下げ。言葉尻が空間に融け込む前に、ややあって彼の胸元へ自分の顔を埋めたことでしょう。]
(127) 2014/10/07(Tue) 21時頃
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――だから、囁いてよ。
恥じる暇も無いくらいの、甘言を。
僕が唯一現実に認める、君が。
[学生は、彼のシャツを強く握りました。]
(128) 2014/10/07(Tue) 21時頃
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□獣につゐて 20xx年10月3日 xx:xx ジョン
今北一行
>>2=11マイケル焦げ船を 知り合いワロタ 世間は狭いね 今日知り合いの家に行ってみようと思うんだ、どうなるかは解らないけど
道端に鞄忘れたけど、その後愛しの知り合いが迎えに来てくれたから、鞄身共に濡れたことなんて吹っ飛んじゃったよ
>>=0 20代男性の匿さん おっ午後会う?自分は良いよ。他来れる人居るのかね
(=4) 2014/10/07(Tue) 22時頃
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マユミは、カリュクスの事は薄く印象付いているけれど、今は思い出すことも無く嚔をした。
2014/10/07(Tue) 22時頃
マユミは、錠は今頃スージーと連絡を取り合っているのだろうか。
2014/10/07(Tue) 22時頃
マユミは、錠(に話の続きを促した。)
2014/10/07(Tue) 22時頃
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□獣につゐて 20xx年10月3日 xx:xx ジョン
>>=3柿食えば鐘が鳴る也さん おーおめでとう! 良いね、獣人と生活なんて。ロマン砲だよロマンだよ。 良い思い出作れると良いね。
獣人、見つかったら追放されるんだ。知らなかった。 そりゃあ慎重になるなあ… 塔だって何してるか分からないし、もしかしたら実験室行きとかもありそうだ。
(=8) 2014/10/07(Tue) 22時頃
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□獣につゐて 20xx年10月3日 xx:xx ジョン
待ってどうしたんですか匿さん!!匿さァーん!!! 結婚するって!!言ったじゃない…!!
(=9) 2014/10/07(Tue) 22時頃
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― 現在 ― [シメオン君の家を御暇した後、学生は誰も居ない家へひとり足を運ばせました。普段より朝早くから家から姿を消す、家族とは俄かに言い難い――言いたくない人々は、矢張り家の何処へも居らずに。ただ何か日常でない事が起こり早く帰って来られてもイヤだと学生は玄関を警戒しつつ、お風呂場へと体を滑り込ませました。 体を温め、髪を乾かした後には、違う鞄に教科書を詰め込みます。入ることならば旅先のパンフレットだって詰め込むこともあったかもしれません。学生は先の鞄より大きくなったそれを持ち、家を後にしたのでした。]
…――ティソくん。
[踵を鳴らし髪を秋風に揺らし、向かった先は級友の家。高台に在る其処は海の見晴らしも良く、朝独特の風に乗った潮が鼻孔を擽りました。ぐるり、辺りを一望し、遠くに飛行機の影を認め。伸びる雲は飛行機雲でしょうか。学生は久しく見るそれに目を細め、記念と云わんばかりに携帯へと収めるのでした。 コンコン、鳴る扉は数度。幾度か訪れた事のある彼の家を再訪するのは苦難でも何でも無く。然し中から彼の姿が出て来なければ、学生はひとつ息を吐いて、颯爽と大学へと歩先を向かわせたことでしょう。
(182) 2014/10/08(Wed) 00時半頃
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― 回想 シメオンくん宅 ―
[自分の所為か、傾いた彼の体>>169を学生はぼんやり感じていました。すん、と一度鼻を鳴らせば途端に拡がるのは彼の香と、雨の匂い。慣れない其れと、慣れた其れ。相反する二つの香に思考回路が鈍り真面な線が機能しなくなり行きます。学生はまるで微温湯に浸る心地を持ちながら、彼の疑問符に一つ頷いたのだったか。*]
――シメオンく、
[まるで彼が余裕を保て無くなって居る事など知らずに、背に回された手が離れたのなら、離れ行く体温に寂寥を。少しでも温かみを求めるその姿その瞳は強欲とでも揶揄われたのでしょうか。 そうして頬に寄せられた手には、少しだけ首を傾げました。擽ったがるように小首を傾げ、鴉色の髪を揺らし。 彼の日々常浮かべていた薄笑など思い付かない程に柔に並べられ、学生へ手向けられた言の葉>>170には。自分の瞳を丸くし、嘆息の息を吐きました。]
(193) 2014/10/08(Wed) 01時半頃
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……す、…………き。…だよ。
[負けじと返した言葉は、然し尻凄みしてしまったけれど。背凭れへと体を、重を預けながら、ぎこちなくも伝えられた事に満足感を。触れられていることには緊張感を抱くのでした。 意識すればする程、彼を突き飛ばしてでも逃げたくなる衝動を抑え、耳朶を、首筋を移り、擦る其れには咽喉を引き攣らせ、悲鳴にも似たものを蚊の鳴くような声で上げることだって。 学生を肯定してくれた様な言葉>>170を今一度、もう一度とエゴイスティックに身を委ねながら彼の視線を見詰めると、降って来たのは御伽噺の其れとは程遠い、口付け。探るような彼の舌に背筋に情欲を走らせながら、学生は彼のシャツにまた一つ皺を作り、そうして口付けにこたえるのでした。]
、ん……ッは…ぁ
[囂しいとさえ思える心音は、耳音に深く残り響き。腰元へ落つる彼の手には空いた片手を重ねることもしたけれど、止めることはせずに。誘うように自分のシャツを押し上げたのなら、彼の手を中へ滑り込ませることもしたでしょう。尤も、厭がる素振りが見られれば手を重ねるだけに止めることだって。]
(194) 2014/10/08(Wed) 01時半頃
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――ねえ、もう。調子に乗っちゃうからね。
[口付けを一旦離す事をすれば、学生は近しい距離で囁きました。家に飼われる約束をしたメールの件名に綴った言葉は、深く脳裏に刻まれています。学生は彼に言葉を捧げると、その首筋へと今度は自ら唇を落とすのでした。横筋を下へ下へとなぞり、襟を割っては付け根に吸い付き。鎖骨まで見えることがあったのなら、甘く噛んだ後に舐り。ひとつの味も味見忘れないようにと、淑やかに舌を這わせました。 漏れる吐息は規律正しいものでは無く、熱を帯びたそれ。 間も無くシャツを掴んでいたその手は、距離をより近付けるようにと彼の腰へと回されました。**]
(195) 2014/10/08(Wed) 01時半頃
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/* エロるはずっと前のくじゃくむらぶりなんだけど平気なんかなまがお
(-98) 2014/10/08(Wed) 02時頃
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/* 真面なえろろるな…花かごでは出し切れなかったくやしさ
(-99) 2014/10/08(Wed) 02時頃
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/*ねむくて、メモのしんこうかかなたかんのやけど
(-100) 2014/10/08(Wed) 02時頃
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/* >>脱いで<<
(-109) 2014/10/08(Wed) 08時半頃
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/*二度寝してました
(-115) 2014/10/08(Wed) 12時頃
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