314 突然キャラソンを歌い出す村5
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地球は、ショコラにアンコールした。
miseki 2022/09/18(Sun) 21時頃
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― 回想:早朝、地球を感じる丘から ―>>6:123
[虚空に誰にも聞こえない着信の音が響く。]
───もしもし、ショコラ?
[その不可視の──取り出された地球の一部を『ショコラの彼氏』という枠組みにはめこまれた存在は、電話に出る人間のように何も持っていない手を耳元にあてた。]
(@0) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[ショコラの彼氏はもちろん誰にも見えないので、携帯を持つことができない。 そのため現在使われていない番号をショコラが押すのをキーにして、遠隔で応答する契約をしている。
これは地球としての力ではなくて、 『ショコラの理想の彼氏』として、 彼女(ショコラ)と電話で会話できない──なんてことがあってはいけないために発生した力だ。]
ああ。うん。……うん。 大丈夫。ありがとう。
[ただし、地球が出会った後、ショコラとつきあう──つまり『彼氏』になった際に、この能力獲得と引き換えに、どこに居てもいつでも地球と会話できる能力をショコラはこの夏の物語の中で失っている。]
(@1) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[この惑星で暮らしている生命体にとっては、地面が地球そのものなのだから、地球の花嫁であるショコラは、本来、電話など使わずとも、地球と会話できる力を得られていたはずだった。 けれどショコラの手にはそんな便利で特別な力は残らなかった。]
そうだね。"私"の感情由来で 荒れた天気ではなかったから。
総体に現状がどうか影響してるかは、 君の彼氏(わたし)にはわからないけど。
[そんな話を地上にいるショコラの『彼氏』は語る。総体に感情はないが『物語』がどう地球(ぶたい)に影響しているのかは末端からはわからない。 従って、どこかの弟の推測どおりに>>6:406、なんらかの理由で怒り狂っていたのかもしれない。]
アラームが鳴ってから>>1:254、 このあたりが揺らぎやすくなっているのは 確かだから。
(@2) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[そんな風に現状の話をしながら他愛もない話を彼氏はショコラと続ける。]
街の様子もいつもと違うね。 駅前の自転車が横倒しになってた。 川の増水もすごいし、
──窓が割れたり……
[『彼氏との電話に幸せそうに相槌を打つ』ショコラに、ただ彼女を見つめるためだけにある、制限のかかった目を、彼氏は眇めた。]
ああ。そうだ。 吸血鬼が、追儺邸に襲撃しにいったり、
そう、そこでメアリーがね。
[ショコラに語る声は弾む。ふぅん、と『電話』から聞こえるショコラの声の温度が下がるのにも構わず、その声は"楽しそう"に話を続けた。>>6:126>>6:127。]
感情爆発衣装とかいうものを着てね──
(@3) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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うん、昨日の夜は、 ずっとそっちを見てたから──
[そうして、彼氏がショコラがいなかった、見ていなかった時間のメアリーの話を続けた結果、]
ああ、そうか。 ショコラも外に居たんだね。
[その言葉で、"知らなかった""見てもいなかった"とはっきり伝えた彼氏は、うん。と肯定を受け、
そののちに、もう良い。後で呼ぶと言われて 彼女から、電話が切られた。>>6:128]
(@4) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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─ ファミレス・Side彼氏 ─>>6:179
[そうして呼び出されたファミレスで よそ見をした彼氏は、 一つの物語をともに超えた彼女に殴られて ついでに意識も揺らしてしまった。
歪めて切り取られたとはいえど 彼氏は『地球』と繋がっているために、 空にはヒビが入り、>>6:183 なんならちょっとした地震も起きた。
ご近所の方々には、ご迷惑を おかけすることになってしまっただろう。]
(@5) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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(@6) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[これはごく当たり前の話だが。
本来地球に"意識"などと 呼べるものはない。
少なくとも人間と会話ができるような 機能は存在しない。
ただあるがままにありのまま、 そこに在るものを 等しく展示するだけの『舞台』。
それが正しい地球というものの姿だ。]
(@7) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[否定しない。けれど肯定するわけではない。、
排除しない。けれど『許す』わけでもない。]
(@8) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[だから、地球の懐が深い、というのは、 ショコラが"そういう風に見た"ことで 発生した『設定』だ。
それとて、ただそこに在ることを 『許されている』と ショコラが考えることがなければ そう考えられる環境でなければ、 発生しなかった『視点』。]
(@9) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[つまり、
『彼氏』の在り方を決めたのは、 全てショコラの心だ。]
(@10) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[ショコラが許されていると考えなければ それは『生存している』という状態でしかないはずだった。
生存のために、居場所を得るために 努力を積み重ねたショコラという存在が
そこに在るという事だけが ただただ本当の事だった。]
(@11) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[環境により生存自体が苦痛になる、 なんてこともよくある話で、
──だからこそ、
事の始まりこそは、確かに 間違いなく、ショコラの恋が 始まりだった。]
(@12) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[その『初恋』がなければ、
地球(せかい)はそこに在るだけのもの。
誰かを好きになることも 何かを嫌うことも、
良いも悪いも、善も悪もない。
それら人間の感覚を持つ事がない。 判断する機能自体がない。
端的に言って、本来の"地球"とは 真実『虚空』といっても まったく差支えがないものだ。]
(@13) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[心も感情も人格も意識すらもない。
それは、ただそこに在る惑星だ。
『地球っぽさ』などという碌な定義が存在しない感じ方は、各人の見る客体の中にしか存在しえない。]
(@14) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[本来客体で観測される 『地球』というものには、 もともと主体性など存在しない。
それは
『観測されるべきモノを 収めるためのショーケース』だ。
観測されるべき展示物はおろか、 観測を行える観客にすらあたらない。
物語の針を進める舞台装置ですらない。
王子や姫や騎士や悪魔が生きる 物語を見るにあたって、 意識されてはならない『背景』。
地球(せかい)というのは、本来、 ──正しくは、そういうものだ。]
(@15) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[無は無で、0は0。
比較することで有を認識できる。 そのくらいには役に立つ。
有の外側。あるいは有と無の境界。
物語を彩る者たちの裏方に 存在はしていたとして 本来は言及されない背景。]
(@16) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[例示するなら漫画だ。
人物──ショコラを目立たせるために、 「在る」とされていても 描写されないことを選ばれる、
つまり、目に見えなくても。
それは『そういうもの』>>1:397として 扱われて当然のもの。
地球(このせかい)は、 ずっと変わらずそのようなものとして 存在し続けるはずだった。]
(@17) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[もしも、下牧ショコラが、 『地球(このせかい)自体を好きになる』>>2:444>>2:445 なんて芸当をしでかさなければ、
地球(せかい)の興味を 引くようなこともそもそもなかった。
『許しを地球(せかい)に求める』なんて 理屈を捏ねるような前提の環境でなければ。
『劣等』の烙印を押される、 なんてことがなければ、
生存を『許し』として、 ショコラに与えられるような、 意識と判断力を持った『彼氏』という形が 惑星上に存在することはなかった。]
(@18) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[血反吐にまみれても、 生き汚く足掻いて足掻いて足掻いて、 ひたすらに藻掻き続けて、
ついに時間差で遅れて叶う願い事が、 叶ってしまうその瞬間まで、 彼女が生き延びることがなければ。]
[そもそもこの夏、 彼と彼女が出会うなんてことは 初めからあり得もしなかった。]
(@19) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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─ 夏の回想、丘の花畑>>2:450>>6:382 ─
[花畑に訪れたショコラは、その時点ですでに血まみれだった。 たとえ歪んだカタチであろうと願いを叶える力、というのはそれなりに魅力的だ。たとえ最高位の怪異としての力を持っていたとしても、挑戦する気を起こしてしまうくらいには。
だから、日々日々怪異怪物の類に襲われて、どうにか撃退してを繰り返す彼女が花畑にやってきたとき、ショコラはほうほうの体だった。]
──── ボロボロだ。
[もしかして、と、その『人』の形をあてはめられた存在に声を失くすショコラに対して、その存在は手を伸べた。]
(@20) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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まあ、今の地球(わたし)も、 そこそこ、アレな状態だけども。
[そういう『彼』は『ショコラの思い描いた理想通りの姿形』が、どこの崖から落ちて転げたか、あるいは大気圏でも突入したのかと聞きたくなるような有様で、笑った。
異世界進行してくるようなとんでもの輩に対して、こちらは現状二人。片方はボロボロ、片方は万全の状態とはとても言えないガラクタ。正負で見ればマイナスの状態だ。]
(@21) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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ようやっと、想いを向けてくれた 花嫁(きみ)を迎えに来れた。
けれど、このままだと
───地球(せかい)が壊れるね。 [悪魔の力で舞台上に引きずり降ろされた"それ"は、夏に、とある16歳の少女の願いと嘆きと敬意と想いの積み重ねの末に、下牧ショコラと出会った>>6:382。]
(@22) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[そうして、地球から分かたれた彼氏と ショコラはその出会いから、 ひと夏の刺激的すぎるストーリーを 共に過ごすことになった。]
[戦う理由を見つけてしまった 下牧ショコラの夏の受難は さらにさらに加速することにもなった。]
(@23) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[出会いの時点でお互いに 相応にボロボロだった。
けれどショコラは、 自分の生存も『許して』くれた 地球(せかい)を崩壊させないために 戦って、戦って、歌って、戦って、 失って、立ち上がって、 戦って、歌って、歌い続けた。
>>8:8 ただ、ひたすらに
ショコラ自身が生きるために。 居場所(せかい)を守るために。]
(@24) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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(@25) miseki 2022/09/20(Tue) 21時頃
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( ばき ん、 みし っっ 、)
( ぎしゃ ――― ――――、 )
( ――――――― )>>7:219
(@26) miseki 2022/09/20(Tue) 21時頃
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『 ズッガァァァァァ――ンンンッッッッ !!! 』
>>7:200
(@27) miseki 2022/09/20(Tue) 21時頃
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[丘が揺れて、大穴が開いた。
首無し武者の一撃を、彼女の盾になって モロに受け止めた彼氏は、 夏の出来事を勘定にいれても あんまり柔らかい心の持ち主に見せるのは はばかられる状態だった。
侑伽がメアリーに対して心配した判断と配慮は正しい。]
(@28) miseki 2022/09/20(Tue) 21時頃
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[けれど幸い、人間の見た目はしていても、 『彼氏』という形に必要なガワだけだ。 頭が半分かけていても、 腕が片方なくても 腹が大きくえぐれていても、 中が土くれの人形が壊れたように そこのパーツが「無い」だけで 中身が零れたり、噴き出したり、 そういう演出はない。
今はすでに『メアリーの物語』。
どこまでも"優しく"、"甘い"、 彼女が本当の恋を探す物語だったから。
>>4:104 物語に都合よく『部品』程度の存在から、ストーリーに不必要なほどの表現は削除されている。]
(@29) miseki 2022/09/20(Tue) 21時頃
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