25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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―明時・裏庭にて― [暁、露に立ち濡れて、深緑の傍ら佇んでいた。 背にかける声あらばこそ、白衣の少年は人型を為した]
『明之進殿……?』
[少年はゆっくりと面を上げる。 かすかな酒気を帯びた誰とも知れぬその相手、 それは己の存在を知る者であったらしい。]
(@0) 2010/07/31(Sat) 18時頃
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『やはり明之進殿。 遠き外つ国の花主様に召されたと伺っておりましたが、 本当にお久しぶりでございます。 ――ああ、花祭りに花主様といらしたのですね 』
[少年は小さく首を傾げる。 さらり流れる黒髪の下、瞳は暗い黒椿、 墨の中に緋の一滴を流したような、薄暗い微熱の気配。 その目蓋は重く、重く、2度3度と瞬いた。
やがて、漸く合点がいったとばかりに、ふわりと微笑う]
(@1) 2010/07/31(Sat) 18時頃
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……嗚呼、では私は、
花主様と、逸れてしまった の ですか ……?
(@2) 2010/07/31(Sat) 18時頃
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[赤と黒の混ざり合う、混濁する記憶。 ずきりと痛むようなこめかみ、ゆるりと指を這わせれば しっとりと湿った天鵞絨の如き花びらが、指先に触れた。 ――意識は、そこまで]
『……明之進殿?』
[一度目を離せば、少年の姿は既にない。 明之進の名を知る者は、ただ首を捻るのみであった。 残されたのは、時期はずれの黄泉銀花―――椿が一厘。
それは明星の落つる頃**]
(@3) 2010/07/31(Sat) 18時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/07/31(Sat) 18時頃
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―ヨアヒム邸・裏庭― [葉椿が傍ら、日陰の下、少年は佇む。 白い水干緋袴に、白鞘巻を腰を刷く、身なりは舞い手としれようか。 茫洋と揺れる眼差しは、今はまだ此岸のみを映して。 ただ憂うようなため息を一つ]
…………、
私の花主様は、 迷子にでもなってしまわれたのでしょうか……
[迷い子のような少年は自らの身を棚に上げ、 呟く言葉は舞の幽玄とはほど遠く、小さな不安を滲ませた]
(@4) 2010/07/31(Sat) 22時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/07/31(Sat) 22時半頃
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―屋敷・庭― [>>78 それは神楽鈴よりも、もっと小さな鈴の音、 涼やかな音色は懐かしくも感じて、音の源を探す]
――……主様?
[零れた呼びかけは、そんな言葉。 白衣の袖を持ち上げて、おずおずと日陰から歩み出れば、 こちらを見やる彼の人達の様子を伺うように、ゆるりと頭を下げた。
不確かな存在は、記憶を探ろうとするのだけれど。 思考は日差しに目がくらんだように霞がかり、 黒紅色の瞳は少しだけ虚ろに、2人を見つめた]
(@5) 2010/07/31(Sat) 23時頃
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[>>83 眩暈より立ち直れば、見目涼やかな彼らの姿。 花主ではなく、花の気高さを纏う気配に、零れた言葉の過ちを知る]
――…あ、 その……申し訳ありません。 どうやら私は、花主様とはぐれてしまったようで……
つい心根が零れてしまいまして、 いえ、心細いとかそのようなわけではないのですが……つい。
……ごめんなさい。
[子供じみた仕草で、少し慌てたように頭を下げる。 どうにも拠り所のない不安に、口許に当てられたその手をじぃ、と見つめてしまう]
(@6) 2010/07/31(Sat) 23時頃
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……それでは、
[>>85 言葉に迷い子は、一度縋るような眼差しを、 己の花主たる存在も、知っているやもしれない、と期待を込めて鮮やかなる手妻師を見る]
どこか、どこか……何処でしょう。 ……学院の方?
[記憶にはいまだ頑健なる錠の下りる。 探り当てることが出来ずに、自信のない返事を返す。]
[そして>>87鵠の君の問いには、小さくこくり、と頷いて、 安堵の滲む笑みを浮かべた]
はい、 たしかに……それは私の好むもの。
あ、名は明之進と申します。明け星の明に……
[安堵から少し軽くなった口は、問われぬまでも名を名乗り]
(@7) 2010/07/31(Sat) 23時半頃
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[>>90 面白いとの言葉にびくり、と顔をあげ]
――いえ、ええと。 見えるものは、……ああ、あなたの指先が 綺麗。
[気の抜けた表情で微笑うのだけれど、 続く言葉にはあからさまに沈む]
迷子……いえ、わたしが迷子ではないと思うのです。 きっと、迷子なのは花主さまのほうだと……
――ぶた? ここのお屋敷では、動物を飼っているのですか?
[好奇心を覗かせた声音は、その実情を知らぬゆえ。 そして>>93気遣われる言葉には、ふるふると首を振って]
……あ、いえ、お気遣いなく。 体調が優れない、などとそんなことは…… お2方はどちらかへ、行かれる途中だったのでは……?
(@8) 2010/07/31(Sat) 23時半頃
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遠くへ と……
[>>98 こめかみに指を這わせる、とおくとおく。 それは何処であったのだろう、記憶に触れるのは酷く躊躇われて]
ええ、 よろしければご一緒させていただけますか。 ……しのぶることも、少々弱ってきたようですので。
[振り切るように微笑って、 けれど不思議と「ここから動けるのだろうか」 そんな疑問が己の裡にふと涌いた。]
(@9) 2010/08/01(Sun) 00時頃
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ぶた……、それは
[噴き出しかけて、けれど。 けれどどうしてか、この屋敷の主の姿を思い返そうとすると、 怯えたように小さく身が震えた。]
[>>102 華月の言葉には恐縮しながら、 けれどその鷹揚な雰囲気には、表情を和らげて]
そのようなお話が、知られているのは、 なんだかお恥ずかしい限りです。 ……花主様に召された なんて…あまり実感もないのに。
[鈴の音と、かろやかな足取りに、ついていく。 道中、2人の名は聞けただろうか。日陰の椿を…その土を、一度そっと振り返った。]
(@10) 2010/08/01(Sun) 00時頃
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あ……いえ、 ここに一株だけというのは、少し寂しい気がして。
[>>107 向けた目線に気づかれていたか否か、 日陰の椿に、一言言葉をそう漏らして]
華月殿、に 鵠殿…… きっと、お二方とも名の知れた花なのでしょうね。
私、どうにも世事に疎くて…… いえ、世事に疎いというか、気が利かないというか… うっかりしているというか……
[笑みかけられれば嬉しげに返して、 つい、言い訳を募れば、自分の言葉で落ち込みながら、 ふわり足を滑らせてゆき―― ふと眩暈に襲われる]
(@11) 2010/08/01(Sun) 00時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/01(Sun) 00時半頃
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[>>117 振り返る華月の視界に既に少年の姿はなく、 あとに残るは黄泉銀花――紅椿の一片、そして笛の音の残響]
(@12) 2010/08/01(Sun) 00時半頃
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─ 本邸・応接間前廊下─ [ふわりふわり、その足取りは音もなく、 やがて、ひたりと一つの部屋の前にとまり――。
白鞘巻に手をかけようとする、 その虚ろな姿は陽炎のように揺らいだ。
獣の勘なき“豚”はそれに気づくことはなかろうが。 ひやり、冷たい気配は室内までも流れてゆく]
(@13) 2010/08/01(Sun) 01時頃
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─ 本邸・応接間前廊下─ [室内で気配が動けば、 それはふと我に返ったように白鞘巻から手を下ろし]
――……あ、
[ゆる、と己の居場所を見回し確認すれば、 なにか恐ろしいものを感じて、逃げ去ろうときびすを返す。
――霞月夜の君が、それを感じていたのならば、 怯えたような黒椿色が白衣を翻す幻影が、見えただろう]
(@14) 2010/08/01(Sun) 01時半頃
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ごめんなさい……、
[その声は聞こえていたのだけれど、 恐らくは酷く無礼なことをしたのだろうけれど。 一度振り返れば、伸ばされていた白い指先、長い髪の美しい人]
………、どうして。
[己が触れていたのは固い白鞘巻、 礼装用とはいえ人を傷つけることは出来るその刃。 酷く息苦しい、息苦しくて――]
どうして……
[項垂れたそこは何処であったか。ふと、思い返す。 そう、耳に残るのは笛の音――懐かしいおと]
(@15) 2010/08/01(Sun) 02時頃
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落胤 明之進は、廊下の端まで至れば、袴の裾を踏んづけてつまづいた。
2010/08/01(Sun) 02時半頃
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―A棟渡り廊下― [己はいまだ幻影であることを知らず、 ゆえに存在は、生身と同じ所作を痛みを繰り返し――]
―――…ッ、
いえ この程度。それに、それよりも…… それよりも、わたしの花主様は……
何処へ?
[緋袴を引きずり立ち上がれば、彼岸を覗く差しは暗く蕩けて。 舞うように持ち上げられた指先を、不安気に見つめていた**]
(@16) 2010/08/01(Sun) 02時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/01(Sun) 02時半頃
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―本邸・廊下― [葉月の陽炎に似た少年は、彷徨い歩く。 ふわり、ふわりと白い小袖の翻る、 探し人は誰であったのだろう]
―――……主様、
[確かに、己を支配するような存在があった気はするのだ。 そう、抗うことなど叶わない圧倒的な何か。
小さく身震いする、 それは果たして恐怖であったか、 あるいはもっと別の――
ひとつ、さまよう足を止める。 艶やかな弦の音色、木々のざわめく風にのる]
(@17) 2010/08/01(Sun) 14時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/01(Sun) 14時頃
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―本邸廊下― [何を詠う旋律か、琵琶の激しくなる音色。 秘めた熱と、挑発的なものの駆け抜ける、 白い指先を伸ばした、あの姿とは重なるはずもなく。 ただその音色に、少しだけ手が舞うようにひらり、疼いて泳いだ]
――……あ、
[幻影は、そちらを見る。 かすかな蓮香――浄土の香りに、存在は一度ゆらいで。 泳いだ指先を慌てたようにひっこめて、佳人へ微笑みかける]
素晴らしい音色でしたね。 ……そう、まるで浄土にまでも届くよう。
[零れた言葉は、蓮の香りに誘われてのものに違いなかった]
(@18) 2010/08/01(Sun) 15時半頃
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ええ、琵琶の音色が。
[こくり、とひとつ頷いて。 果物と同じ名、とそれを聞いていたならば、 きっと失礼なまでに噴出していたに違いないが、 今は投げられた視線にゆると首を傾げるのみ。
その眼差しに、花か花主か、 目の前の佳人はどちらであろうかとようやく問いに思い至り、小さく身を正す]
……この目で見たことは、ありませんが、 舞う時には、いつも 思い描いております。 あなたの纏う花の香の、咲き乱れるような浄土を。
[鉄色にやや怪訝な色の混じるのに気づけば、 自分はまた奇行をしてしまったのだろうか、と少し恥じ入るように目蓋を伏せた]
(@19) 2010/08/01(Sun) 16時頃
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[ゆるやかに流れゆく琵琶の音色、 ゆるやかなれど、つきり、と尚心乱されて。
それは儚きことを定められた花への 哀歌であったのだろうか。
衰えることの恐れを知らず、 知らぬままに輝く盛りに散る花は哀しむべきものであろうか、 あるいは
――あるいは]
(@20) 2010/08/01(Sun) 16時頃
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……時期?
[琵琶を奏でるに時節でもあるのだろうか と、疑問は顔に過ぎれど口には出さず―― ただ、舞手たる姿を認められれば、それは嬉しげに眦を下げる]
はい、楽がなくとも舞いまする。
[鉄色の瞬く人を見つめた、 ゆるく首を振るその仕草は何を想っていたのだろう。 返る答えには、穏やかに目を細めて]
それは良いお屋敷ですね、 今の季節はさぞ美しいことでしょう けれど。
……盛りが過ぎた頃はいかがなさるのでしょう、 少しさみしい気も…… あ、
[ゆる、とこめかみに指をあてる。 蓮の屋敷、それは記憶にひっかかる。2度、3度と瞬いた]
(@21) 2010/08/01(Sun) 16時半頃
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落胤 明之進は、彼の人の視線の動いた先に、慌てて頭をさげた
2010/08/01(Sun) 16時半頃
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[りんと立つ僧形の姿、交わされる言葉に一歩下がる。 記憶を探る行為は、こめかみに鈍い痛みをもたらして]
――……、
[けれど、言葉を交わした彼の人もそして新たに姿を見せた人も、 名のある花主に列なる者と知れれば、少しばかり緊張に似たものを感じて。
実像なき幻影はかすかにゆらぐ。 立ち上る葉月の陽炎にまぎれて]
(@22) 2010/08/01(Sun) 17時頃
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[僧形のにこやかな様子に、 一度 ふ、と肩の力が抜けたのだけれど、 言葉と共に視線が向けば名を名乗らねば、と気が急いて]
――…あ、 私、名は明之進と申します。
[蓮の佳人へも、名乗りの一つもしていなかった、 その非礼を詫びるように、小さく頭を下げる]
(@23) 2010/08/01(Sun) 17時半頃
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[>>272 小さく笑って思わず庭木を探したのだけれど、 後半の言葉には少しばかり表情の曇る。弾き手をさしてのことだろう、と]
鼓は己の裡にもありますれば。 ……その響きも、また、見てくださる方に届くようにと、舞いまする。
[好きなものを語るのは、嬉しくて。 語りすぎてしまう嫌いはあるが、笑み崩れるのは止められず。
そして屋敷の四季の鮮やかなる様子を聞く、 冬の椿には小さく小さく感嘆の声をあげ。
交わされる花主2人の会話の中に名が過ぎれば]
ああ、やはり本郷様……
[舞手なれば一度は憧れる蓮の舞殿、 稀代の舞手の主を前に舞を語ったことのおこがましさに、少しばかり身を縮めた]
(@24) 2010/08/01(Sun) 17時半頃
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あ、ええ、本当に、 私も見分けがつかなくて……
[>>274 向けられた視線に、同意の言葉が先に出る。 共感に昂揚してしまえば、つい安堵から口が軽くなる]
あの……本郷様も、実は花か花主か、一体どちらなのだろう、と 少しばかり迷っていたりもして……
[>>275 続いた眼差しに、すみませんと慌てた風に謝って、 そしてしばし言葉を反芻する、過ぎる疑問は知らねども―― 花主の視線、それは再び鈍い痛みを甦らせた]
……ああ、私は…… はぐれた花主様を探して ……
[ふ、と虚ろにかげる眼差しで、小さく呟く]
(@25) 2010/08/01(Sun) 18時頃
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……おもしろい、
[>>277 また妙な行動を取ってしまったか、と裡に沈みつつ。 今回は確かに恥じ入るべき自覚はあったので、小さくため息を落として]
いえ、その蓮の舞殿の主を前に…… 舞を語るのが恥ずかしいとか、その……ええっと [呆れ顔にはおろおろと言葉に詰まる、結果]
そこで舞えたら素敵だろうなあ、って思っただけです。 身の程知らずですみません……!
[蓮の舞殿、それが昼寝に適する場所など思いも寄らず、 ただ夢のような美しさを思い描いて、最初に思うのはやはりそれだったのだ。 少し赤らんだ気がする頬を小袖を隠して]
(@26) 2010/08/01(Sun) 18時頃
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[>>277 名を褒められれば小さく笑みを返すのだけれど、 僧籍のその姿、実在なき身はどこか落ち着かなげになる]
乾様……
案内など出来ればよいのでしょうか、 あいにく私も、不慣れな身の上でありまして…… 申し訳ありません。
……逸れた、主様を探しに参りたいと……
[ゆるり、と頭を下げれば辞すことを願いでて。 ゆらぐ少年の人型は、遠く庭先を見やる]
(@27) 2010/08/01(Sun) 18時頃
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[それより一度目を離せば、 霞のようにその存在は見失われるだろう**]
(@28) 2010/08/01(Sun) 18時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/01(Sun) 18時頃
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―裏庭―
―――……あ、
[わずかな眩暈に溺れる、気がつけばここに戻ってきてしまっていた。 日陰の葉椿、咲くはずのない冬の花。 その枝にゆるり、手を伸ばす]
……日陰なれ、日向なれ。
[手折る枝には、黄泉銀花の紅く咲く]
(@29) 2010/08/01(Sun) 23時頃
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