290 ある冬の終わり、微睡みの世界にて
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[ >>18 声が聞こえて、思わず心臓が跳ねる。 どうやら、相手は夢の住人ではなかったらしい。 ]
さ、さとみ……だけど……
[ けれど、なんと言えばいいだろう。……生きる世界が違う、なんて、思わない訳でもなくて。 ]
……歌聴きたいって、言ってなかったっけ ほら……夢で。
[ ……と、切り出してみた。 ]
(19) palemoon 2019/02/13(Wed) 20時頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
palemoon 2019/02/13(Wed) 20時半頃
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ああ。
[電話の向こうから聞こえてきたのはあの街以来の声。 店に行っても既に辞めていたのでもう夢の中だけのことにしたのかもと思ってもいたが、そうではなかったらしい。]
どうした?歌?
[緊張しているのかどこか歯切れの悪い話し方。 夢の中と違って怖がられているのだろうか、店で会ったときはそうでもなかったような気がしたけど。]
じゃあ今から出てこれるか? 場所は───
[繁華街のど真ん中にある広場を指定した。 何処に行くにしてもそこなら何とでもなるだろう、と。]*
(20) JohnDoe 2019/02/13(Wed) 20時半頃
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……。 へっ、今!?
[ >>20 相手の返答に、思わず大きな声が出てしまった。また会いたいとは確かに思っていたけれど、心の準備ができていない。 と、言うより相手が自然すぎて、夢の中で……とか言って引かれないかなとか、違う人に繋がったらとか、不安になった自分がバカみたいだ。 ]
……ま、まあ、時間ならあるからいいけどさ…… あ、あと……
[ 「姉」について、聞こうとした。何か、進展があったのか、とか……元気……はおかしいけれど、大事はないか、とか。 ……踏み込むことではない気がして、飲み込んだ。 ]
……何でもない。準備するね。
[ ……今回は、季節にあったオシャレをしよう。そう、思った。 ]
(21) palemoon 2019/02/13(Wed) 21時頃
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じゃ、あとでな。
[ピっと通話を切る。 席を立つと「文さん、お仕事?」なんて聞いてくるから不敵に笑って軽口をたたく。]
ばぁか、デートだよ。 留守番頼むぞヒビキ。
[えー、なんて不満そうな声は黙殺した。 どうせやることもないんだからいいだろうって。]
(22) JohnDoe 2019/02/13(Wed) 21時半頃
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─ 広場 ─
さぶ……。
[雪が降るほどでないにしろ2月の空気は冷たい。 モッズのエリを首元に絞めると頬にふれるファーの感触が気持ちいい。]
やっぱ夢ってわけじゃねぇんだな。
[辰巳曰く、夢ではなくもう一つの現実。そういうことなら渡した名刺も多分そのままなのだろう、煙草の箱も空になっていたし。 さてどういう感じでやってくるのか少し楽しみだった。]*
(23) JohnDoe 2019/02/13(Wed) 21時半頃
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― 広場 ―
わ、ほんとにいた!
[ まるで幽霊でも見るような口ぶりになってしまって、はっと口を噤む。 ジーンズパンツにタートルネックのシャツ。ジャンパーも薄手のデニムだが、内側に何枚か重ね着してきたので寒くはない。 ]
歌やってた時は、こういう感じのスタイルでやってたから……。 この広場で路上ライブとかもしてたんだよ。……もう、1年以上前だけど。
[ ヘアスタイルもポニーテールにしてきた。……一応、ギターも持ってきた。 ]
どう?惚れ直した?
[ ……なんて、冗談交じりに言ってみたりもする。いくら相手が年上の色男でも、やられっぱなしは少し悔しい。 ]
(24) palemoon 2019/02/13(Wed) 22時頃
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なんだその反応。 会うのはこれが初めてじゃないだろ。
[あまりのリアクションに思わず笑ってしまう。 夢で会って以来とはいえ、その前に見せて何度か会っているわけだし、まるで存在を疑われるとは思わなかった。 店といえば、店でのドレス姿や夢での格好に比べて随分と地味な印象も受ける。確かにストリートらしいといえばらしい恰好だが。]
デート……って感じじゃないな。 まぁいい、どこに行く?約束通り奢るぜ。
[ポニーテールのせいだろうか少し幼くも見えるか。]
でも、そういう格好も似合ってるな。
[そう言ってポンと頭に手を乗せた。]*
(25) JohnDoe 2019/02/13(Wed) 22時頃
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いやまあそうだけど…… 「さとみ」として会うことになるとは思ってなかったし
[ 隣に歩み寄る。……やっぱり、つい見上げてしまうほど大きい。 ]
じゃあ、まずご飯奢って。お腹減っちゃった♡
[ わざとらしく甘えた声を出してみる。彼なら美味しい店を知っていそうな気もする。隠れ家風のバーとかで飲んでいるのを想像すると、絵にもなる。 ]
……なんか、子供扱いしてない?
[ 最後の言葉には、少しムスッとして返した。 嬉しくなかったわけでも、まあ、ないけど。 **]
(26) palemoon 2019/02/13(Wed) 23時頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
palemoon 2019/02/13(Wed) 23時頃
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ばぁか。
[子供扱いされてムスっとした顔をみせる姿が余計に子供っぽくてハハと笑いが漏れる。 そんなことをいいつつも背伸びをしてこなかったのは”タバサ”ではなくいつもの自分を見せたかったからだろうか。]
子供扱いしてるなら誘っててねぇよ。 ……意味、わかるよな?
[そっと肩を抱き寄せる。 腕にすっぽりと収まる感じは───悪くない。]*
(27) JohnDoe 2019/02/13(Wed) 23時半頃
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……分かってるよぉ。 あ、あたし学生でお金ないから、「そっち」も奢りね?
[ 抱き締められた感覚が心地よくて、目を細める。 やっぱり、店で着る服は性にあわない。こっちの方が、ちゃんと、自分の気持ちで受け止められる。 ]
ありがとね。色々。
[ 夢の中だけでなく、もっと前の……愛犬「ジョン」の騒動のことも含めて、礼を言っておいた。 身軽になったぶん、少しくらいは新しく抱えられるだろう。 ……深く知るのだとしても、それは、まだ先の方でいい。 **]
(28) palemoon 2019/02/15(Fri) 01時半頃
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ちゃんと返して貰うからな。 覚悟しとけよ。
[いつものように醒めた笑みを浮かべながらも、その雰囲気は店で会ったときや夢の中よりも随分と柔らかに。]
それじゃ、行くか。
[抱き寄せた肩を離して歩き出す。 桜の季節など未だ遠い二月の寒空、もしかしてこの日はお菓子メーカーが潤う日だっただろうか。 そん日に向かった先は───]*
(29) JohnDoe 2019/02/15(Fri) 12時半頃
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[ぼくは今日も死んでないから生きています]
(30) Leavenworth 2019/02/15(Fri) 13時半頃
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[この言葉の意味が、以前までとは違う。 惰性ではない“生きる”ことの意味。 成長すること。学ぶ意志。“人”であること。 それを教えてくれたひとがいた、現実じゃないけどね。 夢のなか、なんて、とんでもファンタジーだとひとはいうだろうけれど、ぼくにとってはただの夢ではなかった。黒い名刺に視線を落とす。
結局ぼくはまだカミングアウトはできないでいる。 さすがにまだちょっと覚悟も勇気も足りていない。
でもリストバンドで疵を隠すことはやめた。 おかーさんには泣かれた。
──なんとなく、気付いていたんだってさ。
でもぼくは家族の前では幼少から変わらず笑っていたわけで、日常生活に異変があったような気配もないしと、訊くのが怖くてずっと黙ってたんだって。
おとーさんは去年から海外出向してて、なので今度帰ってくるときにみんなで話し合いましょうって感じになった。 すげぇな、家族で三社面談だよ、初めてだよ。 高校決めるときだってテレビ見ながら母親と「どこ行くの?」「十朱かなー」「あらそう」程度だったのにね]
(31) Leavenworth 2019/02/15(Fri) 13時半頃
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[まー、それまでにちょこっと時間あるし。 もうちょっと自分を見つめなおして、心の整理をしておきたいよね。
クラスの腐女子たちが「BLはファンタジーだよ!」って笑ってる横で「てめぇらぼくのリアルをなんだと思ってんだ」っていちいち苛々してたけど、これからはまぁ、もうちょっと寛容に……なれっかな?どうだろ。 心に余裕ができれば、受け止め方も変わるかもだけど。
まぁ、まずは愛する父と母だよね。 失望されたり、泣かれたり、否定されたり、理解されなかったり。 色んな可能性を考えては富士樹海やタクラマカン砂漠で行方不明になりたくなるけど。
でも、ぼくはもう知っているわけだ。ぼくの終わりを。 ぼくが、ぼくが抱えているものがいかにはかないのかを。
───祈り、叫び、涙を見せなければ 神様だって奇蹟を預けてはくれないのだと**]
(32) Leavenworth 2019/02/15(Fri) 13時半頃
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[高校の入学式前日。いざ三者面談へ。 リビングのソファに向かい合って座る。
ちなみにぼくは、両親が40歳前のときに生まれた子供なので、現時点で両親の年齢は50歳を超えている。 この年代って、同性愛とか、大丈夫なんだろうか。 衝撃的すぎて心臓悪くしたりしない? 若干の現実逃避に思考を割きながら、深呼吸。顔を上げる]
えー、と、お話ししたいことというのは、ですね ぼくの結婚を諦めてもらいたいのです
[不思議そうな表情を浮かべる両親に、ぼくはちょっと泣きそうになりながらくちを開くのでした**]
(33) Leavenworth 2019/02/15(Fri) 17時頃
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[ 目が、覚めれば。 見なれた自室ではなく、無機質さを感じる部屋。 傍らのパイプ椅子で眠る恋人。 朝日が部屋に差し込む中、戻ってきたのだと感じた。
聞いた話を纏めると、周は本当に歩道橋から落ちた。 けれど高さがそこまでなかったこと、打ち所、 発見が早かったことにより大きなたんこぶが 出来ただけで済んだようだ。 目覚めなかったのは、 ただ単に疲労困憊で眠っていただけ、らしい……。 ]
(34) roberusu 2019/02/15(Fri) 23時半頃
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『周が目覚めるまで、 起きているつもりだったんだけど……。 ……夢の中で、あの喫茶店で周と会う夢見てさ』
[ 恋人、晴の見ていたという夢と、 周があの世界で会った晴とが一緒かはわからない。 けれど、そこは重要ではない。 ”まどろみの”での出来事は現実では得難い経験だった。 だが、だからこそ、”現実”で生きて頑張らねば。 ]
ねぇ。……帰ったら、相談に乗ってくれないかしら。
[ ”先ずは素直に”、そうして、”休める場所”である 晴の隣にいられるよう。”なりたい自分”になるために。 変らなければならない所は変われるように。 ]
(35) roberusu 2019/02/15(Fri) 23時半頃
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[ まだ、”理想の大人”へは程遠い。 ”理想”を変えるつもりはない。けれど、 もう少し素直になって、頼れる所は人に頼って。
夢で出会った人の言葉、会話で気が付いた。 ”成長し続けられる事”、”可愛げのない自分” 後者に自分を当てはめて、出ようとしていなかった。 ”可愛げ”というのが何なのかかまだ分かっていないが、 そのままで居ようとするのは成長を止めたことでは ないだろうか。
自分なりに、これからも努力して、休んで、 成長し続けられる大人になりたい。 終わりの見えない理想だ。むしろ終わりなんてない。 夢で出会った彼らにもしもまた出会うときがくるなら。 その時は今よりもっと、 人間的に成長した自分でありたいと思った。 **]
(36) roberusu 2019/02/15(Fri) 23時半頃
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じゃ、出世払いってことで。
[ 笑顔で返して、同じく歩き出す。こちらは鼻歌交じりに、いつかの持ち歌のメロディを口ずさみながら。 相手が連れていってくれたのは、そこそこオシャレなバルだった。季節にあったチョコレートリキュールのカクテルを頼んで、ほろ酔い気分で声をかける。]
夢の中で言ったコト、忘れないでね。 嘘なんかつかないってやつ。
[ その言葉自体が嘘だと分かりきっていながら……いや、何となくわかっていたからこそ、からかい気味に声をかける。 こうなれば嘘でも構わない。騙されたーって泣けるほど、いい思い出を作ってやるんだ。 **]
(37) palemoon 2019/02/16(Sat) 00時頃
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どうしたんだ急に。
[ロックグラスを傾けて琥珀色の液体を流し込めば、独特な香りを残しながら強めのアルコールが喉を嫉く。]
まだ、何かあるのか? “探し物”なら力になるぜ。
[例の疎遠になってしまった男のことだろうか。もしさとみが望むならその足取りを掴むことも不可能ではない。或いは別の何かかと、少し薄暗い半個室で並んで座るさとみの横顔を伺うと、後ろで纏められた髪を指でそっと撫でた。]
(38) JohnDoe 2019/02/16(Sat) 06時頃
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んー? 1人でいなくならないでねって。
[ 揺れるポニーテールの感触を心地よく感じながら、頭を相手の肩に預ける。 ]
……探してくれてもいいけど、さ。
[ 分かっている。もう、触りたくないから相手は連絡先も告げず旅立ったのだ。 自分のことも含めて、忘れ去りたいから、何も言わず引っ越したのだ。……今更、掘り返すことでもない。 ]
動物も、死ぬ時ふらっといなくなるしね。 ……そういうの、もうヤだから。
[ かつての愛犬のことを思い出し、そっと、まつ毛を伏せた。 ]
(39) palemoon 2019/02/16(Sat) 07時頃
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縁起でもねぇな。
[髪を撫でていた指が今度はさとみの耳に触れる。 縁をなぞるように撫でて、耳朶を挟んでふにふにとその柔らかな感触を愉しむ。]
どっかに行く予定なんかねぇよ。
[もしかしたらいつかどこかで野垂れ死ぬこともあるかもしれないが、きっと自分は最後まで足掻くだろう。例えどんなことがあろうとも、逃げることも自らその命を絶つこともしない。それだけは確かなこと。]
お前こそ。 支払い踏み倒して勝手にどこかへ行くなよ。
[そう冗談を口にして悪戯な笑みを浮かべた。]
(40) JohnDoe 2019/02/16(Sat) 07時半頃
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ならいいんだけど。
[ くすぐったそうに目を細めながら、カクテルに口をつける。 ]
行かないよー。 あ、でも、行きそうになったら捕まえててくれる?
[ 今度はさとみから、悪戯っぽい笑顔で返す。 ]
攫われそうになったりしたら、助けてくれる?
[ 試すような口ぶりで、語調には笑みを滲ませて。 ……まあ、既に一度助けてもらったこともあるのだが。 ]
(41) palemoon 2019/02/16(Sat) 09時頃
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俺を何だと思ってんだよ。 喧嘩は弱ぇんだ、だから攫われんなよ。
[腕っ節に自信はない。自慢じゃないが喧嘩で勝ったことないなんてほとんどない。]
ま、そうなったとしても。
[スコッチを呷ればピート香が鼻孔に煙る。 空になったグラスを置くとカラリと氷が音を立てた。]
必ず見つけ出してやるよ。 ───どこに行ったとしてもな。
[眼鏡を外してテーブルに置く。 カタと音がすると同時に顔を近づけていき、さとみが避けないのなら───そっと唇が重なる。]
(42) JohnDoe 2019/02/16(Sat) 10時頃
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……ん。
[ 眼鏡を外す仕草で、察した。 素直に受け入れる。煙くさい酒の味が、ほのかに鼻についた。 ]
……約束ね?
[ 唇と唇が離れた刹那に、ふわりと笑う。赤みがかった頬は、酒のせいか、それとも熱情のせいか。 過去への未練はまだくすぶっているけれど、彼は「忘れなくていい」と言ってくれた。……ならば、抱えながらゆっくり未来へ進んでいこう。 「彼」も同じように、前を向いているのだと信じよう。……違ったとしても、それはそれで、さとみが抱えるべきものでは無い。 ]
前より……。 ちょっと、落ち着いたね。
[ その言葉を告げた時は、キスの合間だっただろうか。それとも、終えていただろうか。 気のせいかもしれないが、心なしか、さとみにはそう見えた。 ]
(43) palemoon 2019/02/16(Sat) 10時半頃
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どうだろうな。
[今度は肩を抱いて少し乱暴に唇を奪って深く口づける。 落ち着いた、それはどちらのことだろうか。自分は変わったようには思わない。もしも変わっというならそれはさとみ自身のことだろう。誰しも自分の変化には疎いものだから。]
お前はよく笑うようになったな。 いい顔をするようになったぜ。
[ふとした柔らかな笑み。 店で見せていない愛想笑いや、無理に作った笑いではなく、自然な笑みを浮かべるようになった。 あの夢の街を経てさとみが変わったのなら、それはきっといい変化なのだろう。]
(44) JohnDoe 2019/02/16(Sat) 12時頃
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ん……っ
[ 少し、驚いて目を見張る。……こういうところは、やはり強引だ。 ]
……えへへ、そう?
[ それでも、その言葉ひとつで嬉しくなってしまうのは、……つまり、もうとっくに心を奪われたということで。 ]
やっぱり、前より優しいよ。 文典さん。
[ はっきりと、名前を呼ぶ。……あの街を経て、彼にも向き合えたものがあるのだろうか。どこか、雰囲気が柔らかくなったように思える。 ]
前より、触れやすいし。
[ そっと、相手の頬に手を伸ばす。 この恋がいつまで続くかはわからないけれど、今、こうして楽しく笑うことができるのなら、それに勝るものは何も無い。 ……まだ胸に燻り続ける「罪悪感」を胸に抱いて、いずれはこの痛みさえ、愛したい。……愛せるように、未来を紡いでいこう。 その決意に動かされるよう、今度はこちらから唇を重ねた。 **]
(45) palemoon 2019/02/16(Sat) 13時頃
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ん……。
[さとみからの口づけを迎え入れる。 舌先、そして粘膜の触れ合い。より一層深く官能的な大人のキス。 その間にもジーンズの上からさとみの太腿に触れ、それから膝頭を撫でる。もう一方の手で身体を抱き寄せてれば触れ合う面積が大きくなる。]
スイッチ、入ったか?
[唇が離れれば、男の視線は強く女を求めて射抜くように瞳を覗き込んだ。]*
(46) JohnDoe 2019/02/16(Sat) 15時頃
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……っ、わざわざ聞く?
[ 真っ赤になりつつ返す。 ]
いいよ。……行こっか。
[ こちらも「女」の表情で返す。頬の指先をそっと相手の口元に添え、ゆるりとなぞって微笑む。 ]
今度は別の意味で、夢の中に行っちゃうかも。
[ 夢でも現実でも、この人のやることは変わらないんだな……なんて、思いつつ。 クスッと笑って、今度は頬に軽いキスを落とした。 **]
(47) palemoon 2019/02/16(Sat) 22時頃
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