162 絶望と後悔と懺悔と
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サミュエルは馬飼い キャロライナに投票した。(ランダム投票)
アヤワスカは死ね死ね団 サミュエルに投票した。
リッキィは死ね死ね団 サミュエルに投票した。
トルドヴィンは死ね死ね団 サミュエルに投票した。
マユミは死ね死ね団 サミュエルに投票した。
キャロライナは死ね死ね団 サミュエルに投票した。
ジャニスは死ね死ね団 サミュエルに投票した。
明之進は死ね死ね団 サミュエルに投票した。
トレイルは死ね死ね団 サミュエルに投票した。
サミュエルは村人の手により処刑された。
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マユミ! 今日がお前の命日だ!
2014/02/21(Fri) 00時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
マユミが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、アヤワスカ、リッキィ、トルドヴィン、キャロライナ、ジャニス、明之進、トレイルの7名。
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覚えておこうか。私の為に奉げられた祈りとやらを。
[贈るのは娘へ。 寄り添うと言った祈りは何に寄り添うのか]
(*0) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 00時頃
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[真弓の最期のせめぎ合い>>7:205は、確かにサミュエルを 殺す事は無かった。 真弓の胸に刃を伸ばした男>>7:204は既に意識は無く]
………人間とは不可解だな。
[あれほどの力を得ながら、 鬼の血に抗おうと傷を付け続けた真弓の傍まで寄ると、 彼女の胸から刃を引き抜いて地へ刺して]
抗い続けた真弓への褒美だ。
[男の身体を真弓に重ね、引き抜いた刃をその背から 真っ直ぐ穿つ。 まるで2人をそのまま縫い止める様に]
(0) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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死にに行くんじゃない。 戦いに行くんだよ。
[ねぇ、リカルダ。
共に行く意志を示してくれたリカルダの手を 再度握り直し、明之進を見る。]
明ちゃん、 始祖が生きている限り鬼は増え続ける。
後なんてない。 帝都に明日は来ないんだよ。
[鬼にされた人の心に巣食う金色の影を見る。
払えるだろうか。 強大で深遠なその影を。]
(1) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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―曙光―
[――まるで、果てのような夜明けだ。]
(2) 2014/02/21(Fri) 00時半頃
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[――声なき思いが、咆哮に圧し潰されながら それでも疾駆するような夜明けだ。
血を吐くように轟くものが何なのか、明之進は知らない。
ただ、苦しい――と思った。]
(*1) 2014/02/21(Fri) 00時半頃
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…………知ってる。
[暗い赤も、眩いその一瞬だけは鮮やかにひかる。]
それでも、言っておかなきゃいけないと思ったから。
[絢矢が真弓に、果たす前に尽きる事も覚悟の上と、 答えていたのは知らないけれど。>>1 それは絢矢にとっては幸か不幸か、もし知っていれば 力尽くでもこの先の戦場に行かせはしなかった。]
解ってくれるなら、そう、示してくれれば良い。
[その行いで。――決して死なぬ、ということで。]
(3) 2014/02/21(Fri) 00時半頃
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………
[手に触れたのは、安吾の遺した苗刀だった。>>7:201 右の刀は主がジャニスに牙を光らせた>>7:29時に投げ付けられて。
手にしてみて分かるのはその重み。 そのまま頭に触れようとしたが、学帽は落ちたままなのだと――思い出す。]
安吾さんとは、結局同じ場所を目指せなかった。
(4) 2014/02/21(Fri) 00時半頃
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──────うん。
[曙光を背負い、絢矢は頷いた。
言えぬ言葉の代わりに、 唯、頷いた。]
(5) 2014/02/21(Fri) 00時半頃
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[夜明けが無慈悲に照らし出すのは 基地に染み込んだ死の色彩。
無数の痣と疵とを纏った己の姿が 優しい家族の足をまた止めてしまう前に]
行こう──。
[絢矢はその背を押すように声を掛けた。]
(6) 2014/02/21(Fri) 01時頃
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5年前の約束では、お前は殺さぬ約束だったが。
[見下ろすサミュエルの死体。 赤の色に感情が浮かんでいるのかどうか、見る者はいない]
周が鬼どころか獣になったのでな。 お前も獣になると面倒だ。
折角だ。 私の眷属でありながら、反旗を翻そうと画策した初めての鬼だ。 褒美にお前をくれてやる。
[ホリーと同様、駒の様に掛けた声はもう届かないだろうが]
理依も死んだ。 涼平も直円も…逢えたらお前達は何を思うのだろうな。
[死のその後に何があるか知らぬが、 再会の可能性があったとして、どんな想いが交差するのか 聞く機会があれば聞いてみたいと背に投げた]
(*2) 2014/02/21(Fri) 01時頃
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キャロ君、円はどこか、 きちんと安全な場所に置いて来た方が良い。
[亡骸を背負うキャロライナに告げて向かう先は、 己の主の死に場所にごく近い。 再び、あの戦場に戻るのだ。
鬼の夜目に、無数の傷が見えていない訳はない、けれど それをひた隠しにしてでも進もうとする、 その感情も、見えていた。>>6
先に見ゆる姿は、金色の始祖か、残る家族か。]
(7) 2014/02/21(Fri) 01時頃
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理依も死んだ。涼平も直円も。 死んだらどうなるのだろうな?
[出会えたら、懐かしむのか、呪詛を吐き出すのか。 その場に立ち会え無いのが残念だと立ち去ろうとする背に。
主の呪縛から逃れ、退魔の剣と絆を携えた鬼と 守護隊員が近付くのに気付けば、 立て損ねた牙と爪を光らせ迎え撃つ]
(8) 2014/02/21(Fri) 01時頃
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──キャロも、行くの?
[円を背負ったまま、 付いてくる意志を崩さないキャロを振り返り]
キャロ──、 辛いだろうけど、円は置いて行って。
背負ったままじゃ戦えない。
[一つだけ、それだけは伝えるけれど どうしても連れて行くと言えば頷くしかない。
それぞれに覚悟があり、 己がそれを譲らない以上、強要は出来ない。]
(9) 2014/02/21(Fri) 01時頃
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[零瑠の提案を、彼は『我儘』と切り捨てた。『――本気で共存を願うなら』。
相容れない願い。 分かれた道。]
それでも、この刃が……願いの為に振るわれたなら。
使えるだろうね、俺にも。
だって俺は、ちゃんと示さなきゃいけない。 行動で。 “希う”だけではない、と。
[柄を握ってもすぐに馴染みそうにないけれど。]
(10) 2014/02/21(Fri) 01時頃
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アヤワスカは、明之進に同意するように、言った。
2014/02/21(Fri) 01時頃
|
もし、死が平等だとしたら――――
同じように、魂は巡ると思いますか。
[金色を血の朱に染める明星。>>8 心にも情にも鈍る事のない鋭い爪牙に問いかける。]
(11) 2014/02/21(Fri) 01時頃
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|
― 夜明けの補給基地 ―
[僕は絢矢と手を握り合ったまま空の果てから太陽が顔を出すのを眺めてた。 吸血鬼になったとはいえ太陽の光は平気だけど、久しぶりに見るその光は眩しくて、視線をそらす]
そう、だよ。 これは終わらせるための戦い、なんだから。
[そんな戦いに赴く覚悟を絢矢が背負ったなら、僕だって同じものを背負っていきたいんだ。>>1
たとえ、同じ光の差す道を歩めないとしても、今だけは]
(12) 2014/02/21(Fri) 01時頃
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………絢矢の、ことを?
[その“お願い”はさっき言ってたこと――「守ってあげて」>>7:168とはまた違う……、気がする。>>7:*44
守ってもどうしようもなくなった時、それって―――]
(*3) 2014/02/21(Fri) 01時頃
|
|
[ゆく先に、曙光を浴びて輝く金の 美しい髪の鬼を眼にすれば、 そこから目を逸らさぬまま、絢矢はリカルダに囁いた。]
──覚えておいて。
どんなになっても、 ボクは──ボクのままだから。
(13) 2014/02/21(Fri) 01時頃
|
|
魂が巡る? 家畜達の言う輪廻転生と言う奴か?
[戻って来た明は、もう怯える様子も無い。 真実硬い蛹の殻から羽化したようにも見える明に 目を細めるのは朝陽が眩しいからか]
お前も同じ様に巡りたいのか?
[傍に守護部隊の隊員達の姿があるなら、 彼の意志ある瞳を見れば、こちらの味方とは思える筈も無い]
(14) 2014/02/21(Fri) 01時頃
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|
だから、お願い。
…──今から戦うボクを見ても、怖がらないで。
[声は小さく、 聞こえたのはきっと、リカルダだけ。]
(15) 2014/02/21(Fri) 01時頃
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[そこにリカルダの姿もあれば、牙を剥いたまま笑みは深まる]
一番幼かったお前も成長したようだな。
[こう言う形なのが残念だが]
手加減はしない。来い。
[サーベルを持たぬままの素手で、彼らを手招いた]
(16) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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そのためにわたしを殺すのなら結局は同じこと。 他の吸血鬼となんら変わりない。
[がっかりだ、と思う。 分かれた道は一つになることは無く開く一方で。 だからこそ、これ以上開かないようにここで 食い止める―殺す―必要があるとも。
>>10安吾の武器を吸血鬼が手にするなんて面白いが 付け焼刃で倒せると思われるのは、なんとも不愉快だ。
――ニィ、と唇が弧を描いていた**]
(17) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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[零瑠に返していない問い>>*7:40を、 残る彼の家族と対峙しながら返す]
家畜は必要だ。餌としても私の愉しみとしても。 だから管理せねばならぬ。 管理する為には、歯向かう人間は粛清しなければならない。
私の目の前に、柊とリカルドがいる。 そして彼らに連れられて、嘗ての家族もいる。
だがどれも私と相容れそうになさそうだ。
[少なくとも彼らに取る行動は1つだけ]
(*4) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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……キャロライナにーさん、
[一番言いたかったこと――「逃げて」はもう言った。円については絢矢も明にーさんも言ってた。 だから僕は、]
ごめんね。
[ただ、生きていてほしいと願うワガママさを謝ることしか、できなかった。
もしも全部終わってみんな、生き残ることができたら、僕はまたにーさんにお礼を言えるかもしれない。 「ありがとう。生きててくれて」って――]
(18) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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零瑠、結局お前だけが残りそうだ。
[真弓が託した退魔の剣、聖水銀の事は知らず。 全力で潰してやろうと目の前の鬼に笑んで]
何か知らぬが、試してやろう。
[零瑠が美味しいと言ったもの>>*7:44が何かは知らぬが 守護隊が全滅した後なら、毒すら美味いと思うだろう]
(*5) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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人と同じく、鬼の魂が巡るのだとしても、 今までオマエが踏み躙った魂は、 オマエの輪廻を許さない。
[>>14明之進への言葉を、打ち消すように声を上げる。
かの鬼の足元に サミュエルと真弓の躰が見えるだろうか。
見えたなら、一度唇を閉ざし 朝日を弾いて輝く刃に貫かれた二人を 菫色に焼き付けた。]
(19) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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多分、僕の魂がそうなるかどうかは、 ……僕が決められる事じゃないので。
[今は鞘に納められた短剣を手に取り、始祖に示す。>>14 彼が、これの存在を知っていたのだろうか。
知っていて黒百合を傍に置いたのだとすれば、 あくまでも自身を望月と思っていたのか、あるいは]
(20) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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――ただ、望みだけを答えるのだとしたら、
[夜明けが来た。 光が雪を解き、冬枯れが終わり、]
その時は消えたいと思います。
(*6) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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[曙光を受けて、開いた菫色は東雲に染まる。
美しい金糸に彩られた 彫像のような姿が双眸に確かな像を結ぶ。
同時に絢矢は、地を蹴った。]
(21) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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[相変わらず朝日が眩しい。 僕は少しの間だけ帽子を深めにかぶってた]
…うん。
[帽子の下に眼差しを隠しながら小さく頷く。内緒話してるみたいだ。>>13>>15
だいじょうぶ。どんな姿の絢矢も、僕がちゃんと覚えててあげる。 それに吸血鬼になった僕を見ても怖がらなかったし]
(22) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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[真弓もサミュエルの死を知り、最期まで共にあった事を思う。 せめて、と願ったのは、守護部隊を殺せと下された命令が、 真弓にサミュエルを奪わせたのではありませんようにと。
始祖は戦士と認めた相手を身ひとつで、剛の隻腕にて受ける。
両手に短剣を抜いた。 右手に慈悲の死を与える針、左手に鬼の涅槃を導く刃]
解りました。
[宣、そして、疾る>>16**]
(23) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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ふっ。家畜如きの魂に赦されよう等と露も思っていない。
[夜明けの色は菫の色と紛う一瞬がある。 強い意志を光らせた瞳>>19は夜明けの太陽にも似て]
私の輪廻を嫌がると言うなら、お前達の魂を その輪に放り込んでやろう。
[柊が差し出した短剣>>20には鋭い視線を投げるだけ。 驚くと言うよりも]
ホリーも、最後まで面白い事をしてくれる。
[確かにあれならば、鬼でもこの身を穿つ事が出来るだろう]
ただし、私に突き立てられなければ意味は無いぞ?
[向ける笑みはあくまで不敵**]
(24) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 01時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 02時頃
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[やがて視界に入る、月の光みたいな色した金髪――
僕にかかる言葉もあった。そう言われるとなんだかおそれ多いね。>>16 だって僕はまだ僕自身のことを“強い”って思いきれてない]
僕が成長を自覚する時、それはきっと、貴方を、
[―――この始祖吸血鬼を]
葬って生きて帰れた時でしょうね。
[僕は脇差だけを抜いて構える。 寄り添うみたいにして倒れてた真弓ねーさんとサミュエルにーさんを思って、 帽子の下で一瞬目を閉ざしてから、敵へと、向かう**]
(25) 2014/02/21(Fri) 02時頃
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[思うことはもうひとつ。 朝焼けの下確かに聞こえた、ニンゲンでもなく吸血鬼でもない、何者かの意志――叫び声。
もしその声の主が辿り着いた先に僕もいられたなら、
また、手を握ってあげたいな――って**]
(*7) 2014/02/21(Fri) 02時頃
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[始祖が、兄妹と言葉を交わすことすら是としない。
始祖の全てを断たんと、 一の矢は奔る。
鬼の正面目掛けて限りなく重心を低く保って近付き 急減速の後急加速して距離を詰め、 無手故にリーチの短い相手へと 小太刀がギリギリ届く距離でその脇を駆け抜ける。
漆黒の切先が狙うのは──先ずはその左大腿。**]
(26) 2014/02/21(Fri) 02時頃
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……大丈夫だよ。
[周囲を伺っていた目は、円のことを告げる二人>>7>>9へと向けはしないが、笑みを浮かべている。
敵の気配がない方向。損傷の少ない建物を見る。]
円がこれ以上怪我したら、かわいそうだものな。
[もとよりその心算だっだと建物へと走る。 直ぐに追いかけるからと、皆には告げた。
何事もなければ、問題がないはずだ。]
(27) 2014/02/21(Fri) 02時頃
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[損傷の少ない建物、中に入ればどこか懐かしい。 昔遊んだ、孤児院の物置のようで。
円を壁に凭れかけるように座らせる。]
ごめんな。直ぐ戻るから。 ちゃんと傍にいるから大丈夫だからな。
[円に持たせたスカーフは、異国のブランド「キャロライナ」のもの。 肌身離さず持っていて、昔から大事にしていたそれ。 寂しくないようにと。円の右手首に巻き直した。
髪を撫でて立ち上がった時。 その表情を見た者は其処には居なかった。**]
(28) 2014/02/21(Fri) 03時頃
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[鞘から抜かれた刃の光>>23 応じると同士に駆けてくる。
だがそれより迅く、放たれる矢>>26]
成程迅いな。
[鏑矢の様に空気が震え、不規則な動きによく鍛えたと 口元の笑みはそのまま同じく駆ける]
人の身で人を棄てたか。
[ジャニスに通じると思いながら、小太刀に乗るわけも いかず、隙を縫う様に小太刀を避けて手首を掴み 柊に投げ飛ばそうと手を伸ばす。 敵わぬなら身体を逸らすのみ**]
(29) 2014/02/21(Fri) 08時頃
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[>>29計算し尽くした距離さえ容易く乗り越えて 温度のない手が手首に絡む。
膚に圧を感じた瞬間後ろに跳んでいれば 振り解けたかもしれない手に 絢矢は敢えて身を委ねた。
爪先が地を離れ、遠心力が肩に掛かる。
みしり──骨の軋みを聞きながら、絢矢は笑う。 笑って二の太刀を己の手首に絡む指へと揮った。]
(30) 2014/02/21(Fri) 10時頃
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[その笑みはまさに人を棄てたもの。 同族とすら思わせる口元に一瞬見惚れ、動きが遅れた]
ほぅ。
[感じた痛みは小指を喪ったもの。 瞬間、投げるを止めた手は握った手首を潰すほど力を込め、顔を潰さんと真下に投げ付けるが、 掴んだ手首はそのままで。 柊や他の邪魔が入らなければ、 腕を引き千切ろうと捻じ上げる**]
(31) 2014/02/21(Fri) 11時頃
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………はぁ。
ここまで堂々巡りだといっそ清々しいね。
[溜息。肩を竦ませようとして右肩の感覚のなさに笑う。 咥えた外套の端を腕に巻き付けて強く縛る。]
違うでしょう? ジャニスさん。 あなたは、『俺』を、見ていない。
その心を占めるのは、あの方だけ。
今すぐにでもあの方の傍に居たいのにって、顔してる。 ――まるで、恋する乙女だね。
恋路を邪魔する者は、馬に蹴られてしまえ――とか、思っていない?
[彼女の場合は自らの蹴りが飛んできそうなものだが。]
(32) 2014/02/21(Fri) 16時半頃
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|
それをしないのは――
何だかんだ理由をつけたって、
……鬼を、殺したいだけ、でしょう?
[苗刀の柄で、歪む口許を示す。 随分と愉しそうだよ、と言わんばかりに。]
(33) 2014/02/21(Fri) 16時半頃
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俺は、向けられる刃を払うだけ。 俺がジャニスさんを殺す目的は、
――あなたが、俺を、殺そうとするからだ。
鬼である。その理由だけで、でしょう?
[確かに理由のひとつである。 しかし、真意は告げぬ。
主の期待に応える為。
幾ら弁を重ねても、幾ら『家族』だとしても。主に刃を向ける者は、弓引く者は、零瑠にとっても――『敵』。]
(34) 2014/02/21(Fri) 16時半頃
|
|
『管理』と言うと、途端に反発するものです。難しいものですね。 『自由』をと言えば、途端に彼等の行動理由が消え失せます。だから、というのもあるのかも知れませんが、なかなか信じてはくれず……。
(*8) 2014/02/21(Fri) 16時半頃
|
|
[西の方角。不意に途切れた鬼の気配。]
――…ま、ゆみ?
[奇しくも主の居る方角だ。 彼女に何が起きたのかを考えるよりも、主の身に怪我はないかと、それが真っ先に気になった。
そのことに、つい笑ってしまいそうになる。]
(35) 2014/02/21(Fri) 16時半頃
|
|
お怪我はありませんか? 真弓の持つ剣は、ホリー様の……ホリーの剣。御身を傷付け兼ねない代物ですから。
え……明之進と、リッキィが?
[鬼を、刺す為かと咄嗟に思った。 指すのなら、己の中の鬼を刺せば良いのに。 リカルドは分からない。彼女なら、この内に穏やかに振る雨に、気付いてくれるかもと思ったが。]
嘗ての『家族』……だと、しても。
(*9) 2014/02/21(Fri) 16時半頃
|
|
………あなたに歯向かう人に、鬼に、 ――すべてに、粛清を。
[何度目かの覚悟と共に微笑む。]
……俺だけは、お傍に。
[試してくれるのだと、その光景を思い浮かべ。柔らかい笑みに変わる。]
(*10) 2014/02/21(Fri) 16時半頃
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|
『ジャニスさまぁ! ご無事です、がぁぁっ』
[守備隊の一小隊がジャニスと零瑠を見付けて駆けてくる。しかし、その背に迫るのは鬼の爪。彼女へ救いを求める手を伸ばし、倒れ伏せる者も。]
………とんだ救援が来たものだね?
[主と、明之進、リカルダ、周。 それ以外の鬼は、『駒』。
立ち上がる。断ち切った足は再生し、走るには邪魔にならぬだろう。
此方に駆け寄る鬼の、守護隊殲滅に血走る鬼達にはどれ程の時間が稼げるかは分からないが、零瑠は彼等にこの場を任せ、主の元へと駆けた。**]
(36) 2014/02/21(Fri) 16時半頃
|
|
[―――速い。速いよ絢矢。>>26 帝都守護隊ってやっぱり、そうじゃないニンゲンと鍛え方が違うって言えそう。 特殊な訓練でも受けてるのかな。
「人の身で人を棄てたか」――と。 絢矢を見て始祖吸血鬼は言う。>>29
違う。――違う、よね? たとえ人の身を超えた速さを手に入れたとしても、人としての心まで、棄てたみたいに変わってなければ]
絢矢っ―――、
[避けて、という思いは声にならない。ただ走る。>>30 掴まれてもなお攻防は続いてる、そんな中。
――始祖吸血鬼に掴まれて宙を舞う絢矢の口元が、笑ってるのを確かに見た]
(37) 2014/02/21(Fri) 19時頃
|
|
[一瞬、足が止まりかける。
――――けれど、それだけ]
……、――っ!!
[再度、加速をつけて、脇差の届くぎりぎりまで飛び込んでから、僕は跳ぶ。
絢矢の腕を掴んだまま、投げる先を変えようとしてる始祖吸血鬼の右腕を肩口から断とうと、斜め下から脇差を振り上げる。>>31
――片腕だけの身で、止められるものなら止めてみればいい]
(38) 2014/02/21(Fri) 19時頃
|
|
[来るとすれば柊か、守護部隊だと予想していた]
お前か。
[予想に反して一番幼かったリカルドが飛び込み、斬りかかってくる。 流石にアヤを投げる勢いは止められず、 せめて手首は潰すと力は込めたが、 手応えを感じる前に手放してしまった]
強くなったな。
[笑みのまま、脇差が肉を断つ感覚に自らの唇を舐めた。 リカルドは間近で見るだろう。 彼女が腕を落とそうとした脇差が 筋肉と骨の最速の再生能力に阻まれ、埋まるのを]
(39) 2014/02/21(Fri) 20時半頃
|
|
[この再生能力が突出しているからこそ、 恐るのは守護部隊だった。 今も周が落とした耳からは紅が流れ、アヤが落とした小指は再生せずにいる]
リカルド、褒美だ。 [アヤから離した手はそのまま傍のリカルド右肩に振り抜かれる。 避ければ追うこと無く距離を離して睨みあうつもり**]
(40) 2014/02/21(Fri) 20時半頃
|
|
ぁ、
[>>31自分の骨の砕ける音を聞いた。
呻くような幽かな声が漏れ──]
は、ははっ
[しかしそれは、笑い声。
始祖の小指から飛び散った冷たい血が頬を彩る。 乾いて黒ずんだ血の張り付いた頬に 鮮やかな紅を散らし、絢矢は目を細める。
近付く地面。 叩きつけられれば潰れかねない勢いに さすがに頭部を庇って左腕を差し挟んだ。]
(41) 2014/02/21(Fri) 20時半頃
|
|
[零瑠の聲が届く。 何処までも共にと、駆ける気配と覚悟に] 何がそうさせるのだろうな。 理依も真弓も周も抗ったと言うのに。
[ひた向きにただ付き添おうとする鬼などいなかった。 血の絆に縛られているとは言え、不可思議な事だらけだと。 受けた忠告には応えず、ただ笑う**]
(*11) 2014/02/21(Fri) 20時半頃
|
|
[衝撃の訪れより早く、視界に飛び込む赤。
この場の誰よりも小柄な躰が、 人を超えた速度で脇差しを揮う。
手首に掛かる力が失せると 左腕で体重を支え、反動をつけて躰を後方へ飛ばした。
『菖蒲』はまだ右手の中に。 辛うじて取り落とさずにはいるけれど、 握ろうと籠めた力は指まで伝わらず──]
ふふ、
[唇に掛かった始祖の血を舐め取って笑う。]
(42) 2014/02/21(Fri) 20時半頃
|
|
[最初の斬り合いは小指と右手の交換になった。
鬼達の王──“始祖”相手に 成果としては十分に過ぎる。
さぁ──次は何を賭けようか。
紅く色付いた唇が深い弧を描く。]
(43) 2014/02/21(Fri) 21時頃
|
|
[始祖のリカルダへの攻撃に 明之進が反応すれば 絢矢は距離を詰めずに留まる。
動かない右手とその先にある菖蒲へと 視線は一度降りて。]
(44) 2014/02/21(Fri) 21時半頃
|
|
[円を休ませた建物から出て、走る。 気配など辿れないが、追いかけると約束した。 三人が向かった方向へと走る。
暫く走れば、数人の鬼たちに襲われた。]
まったく。早く皆と合流したいのに。 ……一緒に帰るんだからさ。
[阻む敵たちを排除する為に、武器を手にする。 掌大の苦無では、首を切り落とすよりも心臓に突き立てる方が確実だ。 躊躇なく懐に飛び込み、胸に突き立てていく。
白かったシャツが、今度は敵の体液で染まる。 もう、元の色がわからない。]
(45) 2014/02/21(Fri) 22時頃
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[最短距離で向かいたいのだが敵の攻撃を避け、排除していくと遠回りになる。
忌々しい。 崩れていない小屋の傍を駆けながら、また一人を殺した時だった。
その小屋が爆発した。 入っていた物資の代わりに積まれていた火薬が、今更爆発したらしい。
予想もしていなかった衝撃に、吹き飛ばされる。]
(46) 2014/02/21(Fri) 22時頃
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[――余裕をたたえてる。 そうとしか見えない笑みは、崩れない。>>39]
… この、ッ―――
[始祖吸血鬼のすぐれた再生能力の前では、 断てなければ斬ったことなんて、なかったことになるも同じ。
僕は始祖吸血鬼に叩き込んだ脇差を抜こうとする。けれどすぐに引き抜けない――ってことはそれほど深く、深く叩き込んだってことで間違いなくって、 つまり、始祖吸血鬼の言ったことはたぶんおそらく、皮肉じゃなくって、 でもちっとも喜ぶ気にはなれない。結局届かなかったんだし]
(47) 2014/02/21(Fri) 22時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 22時頃
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[始祖の再生能力の突出に対して、 こちらの血の主は速度の持ち主だった。 それを証明するような、リカルダの速度>>39]
っ、
[だが、切りつけた脇差は異能を持たない刀だ。
手を伸ばし、リカルダの体を始祖の傍から引きはがす。 脇差が彼女の手に残るか、始祖の腕に残るかは構わず 鋭い爪を左の短剣で、腕ごと使って受ける。
衝撃、と、裂かれる腕と。飛び退いて距離を取る]
(48) 2014/02/21(Fri) 22時半頃
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[貴き血の通う肉体であるからか。]
……気をつけて。
[始祖の手による傷は、どうやら容易には塞がらない。 袖が裂けて血が滲む]
(49) 2014/02/21(Fri) 22時半頃
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[明之進がリカルダを始祖から引き離すのを見て 油断なく始祖の動きを見ながら隣へ走ると]
使って、リッキィ。
[動かぬ右手の『菖蒲』を左手で掴み、 リカルダの目の前へ黒の刃を差し出した。]
(50) 2014/02/21(Fri) 22時半頃
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[爆風で飛ばされ、意識が飛んでいたのは僅かな間。 周囲にいた敵たちも、巻き込まれて頭や体がつぶれていた。
すぐ傍での爆発。 爆音に耳がやられたのか、音が聞こえない。 全身痛む筈なのに、痛みは感じない。 目の前に靄が掛かったように、よく見えない。
けほ、と息を吐けば、口から何か零れた。 それを確認することなく、袖で拭えばまた染みが増えた。 が、もうそれが増えたのか元からなのか、自分にはわからない。]
(51) 2014/02/21(Fri) 22時半頃
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――ッ、あ
[手間取ってわずかでも隙をさらした僕の方に、始祖吸血鬼の腕が迫る。>>40
――でもその一撃は僕には届かなかった。 身体が急に後ろへと引っ張られて、明にーさんが僕が受けるはずだった一撃を受けたから。>>48 引き抜いた脇差と一緒に、後方に着地してちょっとだけ地面を滑る]
―――…、だいじょうぶ?
[僕は後ろに下がって始祖吸血鬼から距離を取りながら、辺りを見回す。 絢矢は、―――無事だ。 少なくとも地面に叩きつけられる羽目にはなってなかったけど、始祖吸血鬼に掴まれた右手は大丈夫なのかな。>>43
絢矢を見てれば小太刀にも自然と視線が向いた]
(52) 2014/02/21(Fri) 22時半頃
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[どこかで、地鳴りに似た低い音。>>46 一瞬、何の事だか解らなかったが、恐らくは爆発だろう。 この場所も、基地としては死につつあるのか、 被害が広がってしまう。]
(53) 2014/02/21(Fri) 22時半頃
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[主以外が揮う対吸血鬼用武器は 主が揮った時に比べ切れ味は遥かに劣る。
それでも唯の脇差しよりは ──動かない右の掌中にあるよりは、きっとまし。]
銘は『菖蒲』。 母殺しの───ボクの、諱(いみな)だ。
[リカルダが小太刀を受け取れば ハッキリと刀の銘を──己の真名を告げ、 光を吸い込むような薄い刃を見て、また笑った。]
(54) 2014/02/21(Fri) 23時頃
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―初音―
[その笛の鳴る音は。 春を告げるもの。幸せを招くもの。 まだ明け切らない暁の中を、初音と呼び掛ける声に正月の頃はそわそわとしたものだ。
鬱金の方へ、素足の裏は血と泥と、肉ですぐに穢れる。 爆発の煙が零瑠の道を俄に阻む。
初音が聴こえた―――気が、して。足を止める。]
(55) 2014/02/21(Fri) 23時頃
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[肩を裂こうと振った爪はリカルドでは無く 柊の短剣と腕が阻んだ>>48 その迅さはホリーを思わせ、数刻前に消えた永く仕えた 黒い吸血鬼を見る様に目を細める。
脇差がずるりと主と共に離れていくが、 その傷も瞬く間に塞がっていく]
だから言っただろう。 成長したと。
[リカルドにもう一度微笑みかける。 技量だけでは無い、人間と手を取り、 鬼の運命と戦おうと決めた心の成長。 こちらで無いのが本当に残念だ、と僅かに、 白む空に消える星の様に僅かに思わせた]
(56) 2014/02/21(Fri) 23時頃
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[刀を抜いた後の右手は 手首から先が力なくだらりと垂れて、 尖った骨の白い断面が皮膚を突き破って覗いている。
にも関わらず──菫色は熱を帯びて潤み、 頬も紅を叩いたように赤い。
遠く聞こえる爆音に、背筋がぞくりと震えた。]
(57) 2014/02/21(Fri) 23時頃
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[守護部隊の戦士から渡される黒の刃>>50 それが彼らの絆と言う様な、輝き持たぬ、 だが他に染まらぬ色を感情の籠らぬ瞳で見つめ 無言で駆け出す]
…………。
[狙うのは黒刃を渡した戦士の左手。 刃を手放したと言う事は右手は使えないと判断して。 もう片手も潰そうと、彼女がやったように、 擦れ違いに二の腕から引き裂こうと]
(58) 2014/02/21(Fri) 23時頃
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……刃を向ける結果になっても、 それを成長と喜ばれるんですね。
[瞬きして、思いが落ちた。 声音は静穏で、感情には掴み所がないようにも。]
(*12) 2014/02/21(Fri) 23時頃
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……っ、うん、明にーさんも。
[なんだか五年前を思い出さずにはいられない構図に少しだけ、苦しくなる。>>49 でも、無事だ。
僕はやがて隣に駆け寄った絢矢へと視線を移す。そして、その手の中の小太刀にも――、>>50]
これ、……使って、いいの?
(59) 2014/02/21(Fri) 23時頃
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[僕は絢矢からそれを受け取って、左手に持ってみる。 長さは、脇差と変わんないね。二刀振り回してる時の感覚で扱えそう]
……! それって、どういう、
[僕としては“いみな”の意味を訊いたつもりだったけど、別のことについて訊いたみたいにもとれるかも。>>54
刃は身に慣れすぎた、夜の色。 僕の手の中で、揺れて、たたずむ。 その刀身に僕の顔は映らないけれど、]
……。
[自然と笑みがこぼれてるのが、分かる]
(60) 2014/02/21(Fri) 23時頃
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個としてのお前をというのであれば、そうだな。 私の知る零瑠ではないのだから……ハァ?
[>>32恋?何を馬鹿なことを。 何より倒せる吸血鬼がいて、自分が生きているから残っている ただそれだけだったのだが。 まるで零瑠が自分に言い聞かせるように、 代弁してくれて笑いが溢れた]
(61) 2014/02/21(Fri) 23時半頃
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どう思っていてもいい、お前がそう思うんならな。 なによりも、あの始祖を主だと慕うような奴は殺したいよ。 「其れだけは」間違いないね。
[>>36悠長に話している間に切り落とした足は復活し、 情けない声で守備隊が崩れ落ちた。 逃げる零瑠を深追いすることはないが舌打ちし、 群がろうとする雑魚を一閃した。 左腕はコートを赤く染め始めているが、 まだ――問題は無い]
(62) 2014/02/21(Fri) 23時半頃
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[立ち上がり再び駆け出そうとしたが、思うように身体が動かない。 どうしてだろう。痛みはないのに。
半身を引きずるように、歩き出す。 早く、早く皆と一緒に。
その思いだけが、身体を動かしている。]
(63) 2014/02/21(Fri) 23時半頃
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させない、――!
[絢矢――あるいは菖蒲と呼ぶべきなのか、>>54 狙いを定めた始祖の襲撃を阻むように、右の刺剣。>>58 完全に防ぎきる事は出来ない。 ただ、走る軌道を彼女がかわせるように、 始祖の視界を阻むため。狙うのはその眼]
(64) 2014/02/21(Fri) 23時半頃
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[陽光でそう見えるだけ――。 なのに。
人参色の髪に伸び、掴み上げた鬼の腕を。>>63 零瑠は下から刃を滑り込ませ跳ねあげてしまった。
あぁ。初音が――]
(65) 2014/02/21(Fri) 23時半頃
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[音を伴わず疾駆する金を、 迎える眼差しに浮かぶのは歓喜。
脳髄が痺れて溶け落ちるような陶酔の中 冴え渡る神経が絢矢の躰を動かす。]
ん、ふふ
[愉しくて堪らない──そんな表情で 左腕の代わりに差し出したのは使いものにならない右手。
突き出された明之進の剣が深い攻撃を阻み 始祖の爪は、砕けた手首の先をのみ引き裂くに留まった。
交差し、離れていく金に しかし絢矢は、躱すどころか地を蹴って追い縋る。
横薙ぎに『常磐』を一閃。 更にもう一段、左脚で深く踏み込み突きを見舞った。]
(66) 2014/02/21(Fri) 23時半頃
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面白いではないか? 真弓に庇われ、何も判らぬままだった幼子が。 鬼の頂点に立つ者にまで刃を向ける。
[鬼が何処から来て何処へ行くのか。 純粋な吸血鬼がどれだけいるのかも、今は判らないが。 生まれ落ちた時点でほぼ能力が確定する鬼と違い、 成長を見せる眷属]
愉しいではないか?
(*13) 2014/02/21(Fri) 23時半頃
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[ポケットに入っている小瓶が衝撃で割れなかったのは、幸か不幸か。 これを飲めば、身体は動くようになるだろうか。 ゆっくりとした動きで、ポケットに手を入れる。
音も聞こえず、目の前が霞んでいる。 敵が傍にいたと気づいたのは、髪を捕まれてから>>65。
願掛けのように伸ばしていた髪。 願いをかける神などいないというのに。
抵抗しようとしても、身体は思うように動かないまま。 と、急に捕んでいた手が離されたように感じ。振り返る。]
……だれ、だ?
[顔がよく見えない。 焦点が合わない目で、掠れた声で問う。]
(67) 2014/02/21(Fri) 23時半頃
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[目指す戦士の傍には柊もリカルドもいる。 あっさりと引き裂かせてくれるとは思っていない。
柊の刃で戦士を深くに裂く事は出来なかったが、 戦士の使えぬ右手を奪っただけ>>66
目を狙う柊と追い縋る戦士の刃。
迅さは柊の方が上か。 突き出された刃を己の歯で噛み止めて、 柊の背を戦士の刃の盾に使う為。右手を掴んで引き寄せようと]
(68) 2014/02/21(Fri) 23時半頃
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[鬼の腕を断った苗刀は、こんな時だけ軽い。]
………
[目が、見えているのか居ないのか。 今振り下ろせば簡単に落とせるだろうに。
だからか。]
零瑠だよ。キャロライナ。
[名を呼び、柄を握り直した。]
助かったね?
(69) 2014/02/22(Sat) 00時頃
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|
[疾駆する金色は僅かな首の動きだけで刺突を避け、>>68 切っ先は目には届かず、どころか、歯に噛まれる。 笑みの消えぬ薄い唇に牙が覗いた]
!?
[かわして進むかと思いきや、右手を掴まれる。 がくりと引き寄せられる体は始祖の身の傍]
(70) 2014/02/22(Sat) 00時頃
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|
行けるな、『月詠』――哭け。
[大きく斧を振ると空気を裂いて音が鳴る。 まるで歌声のようだと思ったことがあったから 返事があるわけでもないのについ話しかける。
零瑠の残した残党はあっけなく散り、 しかし生きている人間の残りも数は少なそうだ。 互いに殺し合うだけなら吸血鬼にも意味はないはずなのに 何故こんなことをしかけてくるのか。 餌にされて生きたいとも思わないが 始祖のただの暇つぶしならばなおのこと悪い]
(71) 2014/02/22(Sat) 00時頃
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[耳はまだ回復していない。 その影>>69の名乗りは、はっきりと聞こえていなかった。]
……だ、れ?
[再度問い、じっと目を凝らす。 霞む目がぼんやりとその輪郭を捉え、どこか懐かしい姿が見えてくる。
髪を掴んできた敵とは違う。 寧ろその敵から助けてくれたのだろう。
ポケットに入れた手は何も掴まないまま。 もう片方の手は苦無を握ってはいるが、構えることはない。]
(72) 2014/02/22(Sat) 00時頃
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―――…。
[そっか。 こういう形でも成長を自覚できるんだね。
かつては手も足も出ないと思っていた始祖吸血鬼を前に、 貼りつけたみたいな笑い顔じゃなくて、心の底から浮かび上がってくる笑い顔を向けて、立ち向かうことで]
―――っ!
[絢矢と始祖吸血鬼の間に明にーさんが割り込まされたのを見て、>>70 僕は絢矢の身体を左側へと押す。少しでも武器の軌道を明にーさんからずらそうと。 とっさにしても手荒だったかなって思えば、眉が寄る]
(73) 2014/02/22(Sat) 00時頃
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|
[意に染むものも、意に染まぬものも、同じ皿の上。>>*13
刃を向けるまでの過程。 人の身から落ちて、血を流してここにあるまでを 愉悦の一言で済ませる月影に、 引き寄せられて盾となした身は真紅の眼を見上げ]
……僕は愉しくはありませんでした。 ここに至るまでの道は。
零瑠君はどこですか? 無事でいますか?
[血統の繋がらない相手の気配はおぼろげだ。]
(*14) 2014/02/22(Sat) 00時頃
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|
[何が……と問われても、明確な言葉は見つからない。>>*11
真弓に2度も確かめられた、 『愛されたいから』とも違う気がして。]
あぁ、桜が――。
[瞬く。 瞼の裏には、今も夜桜が舞う。**]
(*15) 2014/02/22(Sat) 00時頃
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僕には、貴方の言っていることがよく、分かりません。
飼い犬に手を噛まれたみたいな目に遭うのが、愉しい、…だなんて。
(*16) 2014/02/22(Sat) 00時頃
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[腕を、伸ばす。 指先が人参色に触れる。乾いた血の張り付いた、髪。
彼の手に在る苦無を一瞥し、 抱き寄せた肩に顔を寄せて、耳許で囁く。]
……助けに、きたよ。キャロライナ。 俺を、覚えている?
君の『家族』の零瑠、を。
(74) 2014/02/22(Sat) 00時半頃
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|
[柊にもリカルドにも沸き上がる愉悦は理解出来まい。 この身が2人の言葉を理解出来ない様に]
理解出来ない、思いもよらぬからこそ愉しいのだ。
[近くにある柊に嗤い掛ける。 彼らの迅さと戦士の鬼を断つ力。
合わされば。
もしかしたら……この身は落ちるのだろうか。
初めて浮かんだ可能性に、三日月は更に端を上げた。 考えた事も無い現実が起こるかもしれない。 それは………何と愉しい事だろうか]
(*17) 2014/02/22(Sat) 00時半頃
|
|
零瑠なら、ジャニスと遊んでいたが。 私の元へ駆け付けようとしているのだと思うが。
会いたいなら呼んでやろうか?
(*18) 2014/02/22(Sat) 00時半頃
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[千切れ飛んだ手首はどこへ落ちたか。 行方を見る余裕のある者などいまい。
夥しい量の血が、絢矢の駆けた後に紅の帯を残す。
避ければ避けれた物を、 避けず柔らかな肉体を盾とした始祖と その前に引き上げられた明之進を見て]
──、
[ごめん、と言うように唇は微かに動き その直後、寝かせた一尺五寸の刃で 薄い明之進の背中ごと始祖の胸を貫かんと柄に力を籠める。]
(75) 2014/02/22(Sat) 00時半頃
|
|
[引き寄せた柊の身体>>70 戦士の刃はリカルドの機転で逸れただろうか>>73]
そう言えば、ジャニスの時は喰いそびれた。
[ジャニスは逃れたが、柊はどうだろう。 耳朶か、首を食い千切ろうと、紅い囁きの直後に 牙を寄せたがやはり逃げられただろうか]
(76) 2014/02/22(Sat) 00時半頃
|
|
[けれど──、
直後に横から加えられた力に、 切先は大きくずれ、 勢いそのままに、貫いたのはどこだったか。]
(77) 2014/02/22(Sat) 00時半頃
|
|
[ぼんやりとした影が、こちらに伸びてくる。 それに対する反応も遅く。
肩を抱き寄せられ>>74、耳許に届いた囁き。]
れい、る?……零留なのか? 忘れるわけ、ない。 会いたかった。あいた、かった。
[家族。家族。大事な、家族だ。 笑みを零し、抱き締めようと手を動かす。 思うように動かず、力が入らない。 抱き締めたいのに。]
(78) 2014/02/22(Sat) 00時半頃
|
|
ぐ……っ…
[放たれた矢が自身で軌道を変える事が無い様に、 躊躇う事無く戦士の切っ先は飛んで来る>>75 いっそ清々しい程の真っ直ぐな殺意。
それは確かに柊の盾を貫いて届く。 途中で歪められた軌道によって、心臓は避けたが 肺は潰れた]
は、大したもの だ
[柊の耳元に掛かるのは彼の血では無く、溢れる己の血潮]
(79) 2014/02/22(Sat) 00時半頃
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[顎を上げ、間近に視線を向けたのは束の間で、 背後に迫るだろう切っ先を振り返ろうと首を回した。
リカルダが笑っているのが見える。>>73 向かって来る刃を逸らそうと、絢矢の体を押しやるのが]
――――、
[微かに揺らめいた唇は何を零したのか知れないが、>>75 容易く命を明け渡して、負わせる訳にもいかなかったから]
(80) 2014/02/22(Sat) 00時半頃
|
|
そうですか。
[きっと、月の隣に添うて見える夜の色も、 光を朧にさせる雨雲も、近くに見えるだけで ――余りにも遠すぎたのだろう。>>*17]
理解を得る、ということの幸いを、 あなたは知らないんでしょうね。
[笑みの意図も、きっと柊には察せぬもの。]
会いたい訳では……ううん。
会いたいけれど、いいです。
[ただ、願うなら。 彼が傍にと願った周を守ってほしいと思う。]
(*19) 2014/02/22(Sat) 01時頃
|
|
そ、だよ。零瑠だ。 ……覚えて、くれてた、だなん
あぁ、キャロライナ……。 俺も会いたかった…ずっと、ずっと…
[右の腕は上がらない。 だから、左の腕だけで抱き締めた。
彼が出来ない分、余計に。
腕を落とされた女鬼が、叫ぶ。言葉にならぬ悲鳴を。 キャロライナと零瑠に振り下ろされる爪。]
っ! あぶな!
[それを零瑠は避けなかった。 寧ろ、彼に当たるようにすら――…]
(81) 2014/02/22(Sat) 01時頃
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[寄せられた牙が首へ。>>76 身を捩るが、まだ完全ではない。
右手は始祖の手の内にあって、左手は主の銘を持つが故]
――ぉぉおおおお!!!
[届け、と吼えた。
名が言霊を負うが故。
――凍てつく吹雪に身を晒し、鬼を刺す木であるが故]
(82) 2014/02/22(Sat) 01時頃
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|
[背を強かに貫く小太刀。
ぶつ、と何かが切れる音を、体の中から聞いた。 目を見開き、口は苦痛を吐きだしたが、 果たして現実の悲鳴は上がったのかどうか。
溢れた紅は、己のものだけではなく。 びしゃりと頬から耳、首筋へと流れ落ちた。>>79
表情はすぐに歪み、歯噛みする。 吸血鬼狩りの刃が注ぐ痛みはまるで死毒のようで、 視界がじわりと滲むのをおぼえた]
(83) 2014/02/22(Sat) 01時頃
|
|
[抱き締める手>>81が嬉しくて、力の入らない手で何とか服を掴む。 零留も同じように思っててくれた。同じように。 家族だから、そう思うのは当たり前だ。]
良かった……零留……帰ろう。 一緒に、帰ろう。 また、一緒に、皆で、一緒に、
[耳に届くのは、零留の声だけ。 敵の動く気配にも気づかないまま、家族との再会を喜ぶ。
力の入らない身体は零留に任せるように身体を預けている。 信用している家族。 害を与えようとするなど考えるはずがない。]
(84) 2014/02/22(Sat) 01時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/22(Sat) 01時頃
|
[祝福の日。
『柊』は鬼を刺す事は無かった。
徐々に『柊』の名を忌む鬼が増えていても変わらなかった。
だが、今。
『柊』は邪を祓う棘を鬼へと刺す]
(*20) 2014/02/22(Sat) 01時頃
|
|
[真弓とサミュエルを繋ぎ止めたと同じ様に、 戦士の刃は柊と共にこの身を縫い止めた。
喉を焼く熱さは、今までに無い熱。
初めて感じた熱に、声を出して笑うが、 溢れるのは声では無く血潮]
な、るほどっ 愉し いな がはっ…愉しい
[盾にするなど、らしくなかったと笑いながら、 柊の身体を引き剥がそうと蹴飛ばした]
(85) 2014/02/22(Sat) 01時頃
|
|
……っは、あッ!
[蹴り飛ばされれば、そのまま。>>85 握り締めた涅槃の刃は始祖たる鬼から抜き出され、 落ちる体は地面を擦り転がり、止まった。
どく、と血が噴き出す。]
(86) 2014/02/22(Sat) 01時半頃
|
|
[菖蒲の葉に似た鋭い刀身が、 二人分の手応えを柄に伝え来る。
狙いは心の臓。
しかし──]
ッ──、
[蹴飛ばされた明之進の躯と一緒に 絢矢の躯も大きく後方へと飛ばされる。]
(87) 2014/02/22(Sat) 01時半頃
|
|
……少しの顔段を上がると扉があって、 それを開くと、台所から良い香りがして……
皆が、出迎えて、くれるんだ。
あぁ、帰ろう? 一緒に……。
[『殺す』と殺気を向けないキャロライナだから、 最後まで彼の望む『家族』で居たかった。 服に皺が寄る。
構わず、預けてくれる身ごと動く。 彼が鬼の爪が引き裂いても、人参色の髪が散っても。 踊るかのように。]
キャロライナ、きゃろ……らいな。
(88) 2014/02/22(Sat) 01時半頃
|
|
―――…っ、
[僕は家族の手で家族が傷つくところなんて、見過ごせなかった。
たとえ放たれた刃が、明にーさんを貫いて始祖吸血鬼に届く結果を招くと気付いてたとしても。
左手、黒の刃の小太刀を握りしめる手に力がこもる。 始祖吸血鬼は刃を受けてもなお動いてる。いったい何が楽しいっていうのかな、>>85]
――、このぉっ……!!
[僕は始祖吸血鬼めがけて走り出す。 蹴飛ばされて弾き飛ばされた明にーさんと絢矢を助けに行きたい、けど、 ちょっとの間の我慢だって言い聞かせて。
左手の小太刀を今度は、心臓に突き立てるんだ]
(89) 2014/02/22(Sat) 01時半頃
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|
[5年前は感じる事さえ無かった『柊』の棘>>82は 邪を祓う棘として、確かに突き刺さる。
引き剥がす際に柊と共に引き抜かれたが>>86 道連れに多くの血も持っていった]
っ……
[柊と戦士が離れる気配は感じた。 だがまだ1人残っている。 そちらに注意を向けようと顔を振った時。
癒えぬ耳から溢れた血が視界を隠す。
まるで周の執念の様に]
(90) 2014/02/22(Sat) 01時半頃
|
|
[霞む目を閉じて、零留の声>>88を聞く。 零留の声だけを聞く。]
うん……帰ったら、皆で飯食って……人参、皆ちゃんと食べるかなぁ……。 それから、一緒に風呂入って、皆で寝るんだ……。
[閉じた目に浮かぶのはあの孤児院。 皆が笑って、幸せだった家。]
嗚呼、そうだ。 俺、零留に渡すのがあったんだっけ。 誕生日、おめで、
[おかしいな。声が、出ない。
全身を打ちつけ、脳は痛みを排除していた。 だから。引き裂かれても、痛みは感じないまま。
名を呼ぶ零留の声に答えるように笑みを浮かべていた。**]
(91) 2014/02/22(Sat) 01時半頃
|
|
[仕留め損ねた、という計算。 明之進を殺めずに済んだ安堵。
噎せ返る血臭に眩む意識の中、勝ったのは後者。]
(──やっぱり、リッキィはいつもボクを支えてくれる)
[どんなに変わっても、 リカルダがいれば戻って来れる。
──そんな気がして。
だから、 理性を喰い潰す獣のような昂揚さえ 今は、怖くはない──。]
(92) 2014/02/22(Sat) 01時半頃
|
|
リ、カルド……
[立て続けに受けた癒えぬ傷のダメージは、自慢の迅さも 反応も劣化させたらしい。
黒刃>>89に気付いて飛び退こうとしたが、 間に合わないと判断すれば咄嗟に身体をずらし 腹へと刃を浴びる]
は、ははっ
[蝕む毒に、気が触れたと思われてもおかしくない様な笑み。 迅さは今はもうリカルドの方が上だろう。 それでも笑いながらリカルドの首を折ろうかと手を伸ばす]
(93) 2014/02/22(Sat) 02時頃
|
|
[強い気配が、思わぬほど弱まっていると気づいたとき 子供たちと戦っていた始祖はらしくないほど赤に塗れて]
――何故?
[憎らしいほど余裕を見せていた顔が歪んでいる。 私はまだ一太刀も浴びせていないのに。 私はまだ、何も返せていないのに、 生きる理由が知らぬ間に消えるなど、耐え難くて]
私が殺すまで勝手に死ぬなんて、許さない。
[>>89三日月斧を手に駆け寄る小さい姿を追いかける]
(94) 2014/02/22(Sat) 02時頃
|
|
[急激な血の喪失に、指先が震えた。 耐えようと、ぎゅうと目を閉じる。耐えきれずに開く。 滲む視界にちいさな菫を見た。]
……、……
[ここで、死ねない。 この罪を明け渡して終わってはいけない。
それに、託された祈りは――借り物ではあるけれど、 己にだって、月を見て思う事はあったのだ。]
(95) 2014/02/22(Sat) 02時頃
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[左腕を落された時すら、 身を焼き焦がす熱の毒等感じた事は無かった。
これが死だと言うなら。
素直に人間達の執念を褒めるべきだろう]
執念、か。
[手の中にリカルドの首はあっただろうか。 身を焦がし、人にして人を棄てた戦士を見遣ると もう1人、人を棄てて身を焦がす戦士を思い出す]
ジャニス。
[間違う筈の無い気配>>94を感じ取れば、 狂った様な声を潜めて冴え冴えとした笑みで名を呼んだ]
(96) 2014/02/22(Sat) 02時頃
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[己の手で貫いた明之進の肩を 肩で押し上げるようにして支え、 立ち上がった時にはもう、 小柄なリカルダの躰は始祖へと駆け出していた。
肺のある位置から血を流し、 明之進の手にある涅槃の刃に貫かれ それでも哂う金の鬼へ──]
行、け────リッキィ!!
[リカルダの背を押すように、絢矢は叫んだ。]
(97) 2014/02/22(Sat) 02時頃
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[その終に、血に染む愉悦ではなく、泥に倦む退屈でもなく
安寧のあるように。]
(*21) 2014/02/22(Sat) 02時頃
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[彼のトレードマークともいえる緑色は見当たらない。 ざんばらと束で切られていく人参色に、良く映えていたのに。>>91]
人参は、甘く煮詰めて花の形にしよう。 それとも細かく刻んで混ぜてしまう?
……風呂は薪を焚いたものが一番だ、ね。 湯が軟らかくて……。
(98) 2014/02/22(Sat) 02時頃
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眠ると本当に天使みたいで、ね。 眠る君たちを、見てると疲れなんて、吹っ飛ぶんだ……
[彼の目が閉じる。瞼の裏に何が映るかだなんて。孤児院での事しか思い至らない。]
………渡す? なに?
[唇が動いているのに、声が――聞こえない。]
(99) 2014/02/22(Sat) 02時頃
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………もう、行けよ。 行けったら!
[紅の眸で睨み付けると、女鬼は罵倒を残して他へと向かった。残っている守護隊を、殺す為に。]
きゃろ?
[前髪をかき揚げてやるには手が足りない。 額を合わせて覗き込む。
笑みを浮かべたその顔を間近で見て。]
(100) 2014/02/22(Sat) 02時頃
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なぁ、零瑠。
[傍に、と言っていた零瑠へ掛ける聲は酷く穏やかで、 傍らにいない事を咎めるものでは無く。 ただ改めて知ったと、零瑠に告げる]
人間とは、面白いな。
退屈しない。
[退屈しないと口にした時は笑ったが、 零瑠は何処で聞く事となっただろうか]
(*22) 2014/02/22(Sat) 02時頃
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零瑠が言っていたか…。 人、と鬼が 共にと……。
[人だけでは左腕しか落せなかった。 鬼だけでは支配から逃れられなかった。
人と鬼が手を取ったからこそ]
人間は面白い。
(101) 2014/02/22(Sat) 02時頃
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死にかけとは喜ばしいな、始祖よ。 楽しかったか?
[>>96名を呼ばれて返すのは表情のない顔、 沸点を超えるといろいろと外には出なくなるらしい]
もっと、面白くしよう。
[人間である理由は随分前に無くしていたから、 自分でも驚く程柔らかい声が出た]
(102) 2014/02/22(Sat) 02時頃
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[唇が声なく紡ぐに、泣きそうな笑みを見せて。>>91
彼を抱き締めたままその場に座り込む。
首に爪を当てて頸動脈を掻き切ると共に]
……祝ってくれて、ありがとう。
[牙を突き立て、 『家族』の終の血を――**]
(103) 2014/02/22(Sat) 02時頃
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………ははっ、
[僕は駆け抜ける。背中を押すみたいな声に導かれて。>>97 始祖吸血鬼にさらなる棘を打ち込もうと。
――狙いは外した。でも斬ったって手応えはちゃんとある。 始祖吸血鬼も笑ってる。僕には相変わらずその理由がわからない。
このまま同じ狙いを繰り返していればその心臓に届くかな、いつかと言わず、すぐに、]
……っぐ、
[僕は伸びてきた手を右の手で、あわよくば斬り払いのけようとする。 けれど逆に右腕を掴まれた。――へし折られる!?>>93]
(104) 2014/02/22(Sat) 02時頃
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――これ、なんだと思う?
[自身の唇を指で少しだけ持ち上げる、 舌で触れば確実に違いのわかる感触は伸びた犬歯。 普段は大声など出さないから気づかれる事もなかった]
お前の血を飲みすぎたようでな、 もうここまで来てしまった。
[戦場で無茶をするたびに摂取していた聖銀水、 じわじわと蝕む始祖の血は体中を巡り 人間であることをやめさせるには十分で]
(105) 2014/02/22(Sat) 02時半頃
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……あ、や
[肩下から圧が掛かり、半身を押し上げられる。>>97 右手を酷く痛めている筈だから、捨て置いても良いんだと、 視線を向ければ、手首から先が見えない]
――――げほっ。
[腹の奥に気持ち悪さを覚えて、小さな咳。 口中に込み上げた血を、隠すために呑んだ。
背を押す叫びに、遠くを見るように――
瞬迅と駆けるリカルダの手には『菖蒲』、絆を結んだ者の銘。]
(106) 2014/02/22(Sat) 02時半頃
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[>>93リカルダへと預けた刃は始祖の心臓には届かず しかし腹を裂いて、その唇から新たな紅を零させる。
行動が遅れたのは──、 その場に新たに増えた声>>94に、 一瞬意識を奪われたから。]
リッキィ──!
[始祖の手が翻りリカルダの首に伸びるのを見て 絢矢は蹌踉めくようにまろびでる。
一直線に──。
今度こそ、始祖にトドメを。 決意と共に、膝に力を溜めた絢矢の前に、 その動きを遮るようなジャニスの背があった。]
(107) 2014/02/22(Sat) 02時半頃
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―聴こえぬ初音の―
……これは。
[キャロライナの身体をその場に横たえて身を探る。 緑のスカーフがあればと思っての事だが、ポケットの内には小瓶。手の内に収めて口許を拭った。]
……遠回りになってしまった。
っ、早く…
[骨が見えていたままの足に筋肉が纏う。 主の元へ。これなら疾く行けるだろうと。]
……?
(108) 2014/02/22(Sat) 02時半頃
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あぁ、すみません、今―――…
はい? 何でしょ、う。
[名を呼ぶ聲の、方を見遣り、応える。]
(*23) 2014/02/22(Sat) 02時半頃
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愉しいだろう? お前も?
[ジャニスの問い掛け>>102にも笑みは変わらず。 時折吐き出す血が増えてはいくが。
リカルダの首に手は伸びた]
やはり人を止めたか?
[徐々にリカルダの首掛けた手に力を込めながら、 ジャニスの牙>>105に目を細める。
その面白いというものが、満たさなければ、 間に合わなければリカルダの首を折ると瞳が語る]
(109) 2014/02/22(Sat) 02時半頃
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何を、おっしゃいます…
まだまだ、面白いものは幾らでも。
あなたの退屈を潰すものは、幾らでも。
……あります、から。
(*24) 2014/02/22(Sat) 02時半頃
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[邪魔にならぬようにと右腕を抑え、 両脚に力を入れる。
鬱金の主と、風が運ぶ強い血の香に 焦燥を隠せない。
何を踏もうとも、何を蹴飛ばそうとも。 速く、疾く。
共に在ると言ったのだから。誓ったのだから。]
(110) 2014/02/22(Sat) 02時半頃
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[やがて始祖吸血鬼は僕の首に手をかける。 今はじわじわって力をかけ続けてるけど、その気になったら。 僕が今度こそ残りの腕を落とす気で左の黒い刃を振るうより先に、僕の首をへし折るくらいの力はまだ残ってそう]
―――― く、
[早く、はやく。 絢矢でも明にーさんでもその白いコートの人でもいいから、こいつを]
(111) 2014/02/22(Sat) 02時半頃
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トルドヴィン、さまっ
[貴い名を呼ぶのを躊躇わなかった。 主の周囲に居る者の数は4であっても。
傍にと、駆けるのを止めはしない。]
(112) 2014/02/22(Sat) 02時半頃
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楽しくはないぞ、むしろ奪われてばかりだ。 選択肢も未来も望みもなにもかも。
[>>109逆に問われても緩く否定の首を振る。 語ってもわからないだろうけれど]
あとひと押しというところだ。 こうなったらもう、戻れないらしいしな。
[聖銀水を摂取しすぎて堕ちた隊員を何名か殺した事があるし、 いずれは自分も堕ちるだろうという予感はあった。 少女に見える吸血鬼の首を絞める様子に しかし知っている顔だとしても、 先の零留のこともあって制止はしない。 意識は人間のものと変わりがないのだとしても、 共存なんて夢は見れないのだから]
お前を喰ったら、世界が変わるんだろうか?
(113) 2014/02/22(Sat) 02時半頃
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[じわじわとリカルダの首を締め上げてはいるが>>111 アヤや柊が、勿論リカルダが動けば次の瞬間、 骨はへし折るつもりだった]
愉しく無い? それは 残念 だ それ は お前が 人間だからだろう?
[顔色1つ変えぬジャニスに、こちらも笑みを変える事は無い。 ただ流れる血の量に、眠ってしまわない様に 意識を保つ意味でも無意識にリカルダの首へと 力は込めていただろうが]
戻る気があったのか? 私を斃した後、 何処へ戻る気だった?
私を喰って、戻る場所の無い世界を棄てて 新しい世界へと 来るか?
(114) 2014/02/22(Sat) 03時頃
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[切りかかったリカルダの首が捕えられる。>>114 まるで脅しのように掛かる手に、ここから跳んでも 今の傷では間に合わないと思えば、下手には動けない。
助ける機はないかと、 始祖と、三日月斧を携えるジャニスとが交わす声を、 焦がされるような心情で聞いていた。]
(115) 2014/02/22(Sat) 03時頃
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[やがて、名を呼び駆け出る姿が現れたなら>>112]
零瑠、君……
[眉根を寄せて目を細める。 血に縛られた吸血鬼において、恐らく始祖の命は未だ有効。 守護隊を全滅させろ、という――ここには絢矢もいる。 名を宛て、宛てられた二人だから、 お互いの血を流し合う事は避けたいと思っていたのに。
そう、守護隊の。 円を背負っていたキャロライナは、どこへ行った――?]
(116) 2014/02/22(Sat) 03時頃
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人間をやめたらコレが愉しいのか。
[誘われるようにふらり、足を進める。 しかし]
無論、人として戻るつもりだったさ。 始祖に心配されるとは驚きだな。
[>>114ああ、こいつは本当に人を誘うのが巧い。 今すぐ飛びついて甘受してしまいたくなる、 もう少し幼かったら、そうしてしまっていたかもしれない]
そうして第二のお前のようになると? 御免だね。
――だから断ち切るつもりだ。 輪廻の輪にも入らないようにな。
[三日月の付け根まで斧を深く握り直す]
(117) 2014/02/22(Sat) 03時頃
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[――あなたの居ない世界なんて、在りやしない。]
(*25) 2014/02/22(Sat) 03時半頃
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[孤児院に来たばかりの頃は違和感しかなかった。 『Trail』の懐剣を握り締め、 濡れた窓の外を見上げる。
こんな空を、知らない。
こんな色を、知らない。
こんな涙を、知らない。
こんな雨を、知らない。]
(*26) 2014/02/22(Sat) 03時半頃
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止めなければ判らぬだろうな。
[やはり人間と鬼は相容れぬのだ。 一歩前に出たジャニス>>117に視線でそうだろう?と問い掛け誘う]
戻れるつもりだったとは驚きだな。
人にも鬼にも成らず、輪廻の輪からも断ち切るとは。 ではお前は何に成るのだろうな。
[三日月の斧を握り直す様子に、やはり傷が癒えるのは 早いと笑う。 断ち切られるのは、ジャニスか、それとも自身か。 血が流れ過ぎた。 もうジャニスを翻弄する動きは出来ない。
足掻くでも無く、詫びるでも懇願でも無く。 ただ、一度しか経験出来ないそれを愉しもうと目を離さない]
(118) 2014/02/22(Sat) 03時半頃
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[こんな花を、知らない。
にこにこと、訳もなく笑顔であろうとする、 こんな自分を、知らない。]
(*27) 2014/02/22(Sat) 03時半頃
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[目を瞑ればすぐそこに、桜花が散っていた。 懐かしいあの日の様に。
あの夜のように。]
………おかあ、さま?
[あの方は、覚えて居なかった。 ほんの一時の邂逅。]
(*28) 2014/02/22(Sat) 03時半頃
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――――……
[始祖吸血鬼と白いコートの人が何話してるのか、聞き入る余裕もない。
ただ、左手に握った黒い刃の小太刀――『菖蒲』を、絶対に離さないように、って。
それだけを強く、――強く、思って**]
(119) 2014/02/22(Sat) 03時半頃
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[新しい母と似た気配。 けれど、もっと強く眩い気配。
緩やかな金糸が夜風に揺れて。]
……ほぅ
[吐息混じりの幼い一声が耳に届いたのか。 鬱金敷いた紅が常磐を見て。微笑みを向ける。]
(*29) 2014/02/22(Sat) 03時半頃
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私は私のままだ、何にもならんよ。 お前だってそうだろう。
[>>118ヒトと吸血鬼のまま、平行線をただ続ける]
なんだ、死すらもただの余興か? それでは何故吸血鬼という存在があるのだ。
[ただ消費されていっただけの命がどれだけになるか、 考えたくもない量の死体が今日も転がっている。 こんなことで人の数が戻るのかと疑問視したこともあった]
(120) 2014/02/22(Sat) 03時半頃
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[爪の伸びた指先は、まるで手招くように。]
『エメリッヒ殿? 如何されました?』
[衣擦れの音と、あの方を呼ぶ母の声がなければ。 常磐は直ぐ様駆け寄っていただろう。
踏み出した一歩はその場に留まったまま。]
(*30) 2014/02/22(Sat) 03時半頃
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地に落ちればあっけないものなんだな。 ああでも少し話せて良かったか。
[>>112始祖を呼ぶ声が聞こえる、 そんな名前だったのかと今更知ることになった、が。
もう少し聖銀水の効果を実験したかったが時間も無さそうだ、 少なくとも始祖のことはまだ殺したいままだったし、 操られるような効果も無いようだ。 今後堕ちる前に留まる人材があれば良い戦力になるだろう]
これも楽しかったと、言うことになってしまうのか。
[始祖の心臓を一突きにせんと三日月斧を突き出した]
(121) 2014/02/22(Sat) 03時半頃
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[風で散る桜吹雪。
何度瞬いても、鬱金重なるのは瞼の裏でだけ。
冀い、鳥籠の屋敷を出ても。 冀い、現実を忘れても。 冀い、夢幻の記憶を擦り替えても。]
(*31) 2014/02/22(Sat) 04時頃
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[名を呼ぶ聲>>112が聴こえる。 視線を向けずとも、失った部位は再生したのだろう。 律義な事だと、ジャニスとの話の途中だと言うのに 浮かぶ笑みは少しだけ色を変えた]
吸血鬼の存在? そんなもの知らぬな。 それこそ人間は何の為に存在する?
人間同士で戦争と興亡を繰り返し、管理されなければ 勝手に滅ぶ種類だと思っているがな。
[意義など考えた事も無い。 ただ人間がいるから吸血鬼は存在し、 鬼が生きる事を赦しているから人間は生きられる。 それだけは変わらぬが]
(122) 2014/02/22(Sat) 04時頃
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[『零』を『永久』に変えるのは、
*唯、一色だけ*]
(*32) 2014/02/22(Sat) 04時頃
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愉しいだろう? 届かぬと思っていた高見の者を、その手で潰すのは?
[突き出された三日月の斧の刃>>121。 リカルダの首に力を込め掛けたが、血を失い過ぎたか リカルダの身体はずるりと地に落ちる]
ふん。 手に持てぬほど、育ったか。
[視線をリカルダに落しても、明けた筈の世界は薄暗く 見通す筈の視界も、針が落ちる音も逃さぬ耳も 爆発し、死んでいく基地の音を遠くに聞いた]
(123) 2014/02/22(Sat) 04時頃
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………悪くない。
[心臓が潰れれば、全身を駆け巡る灼熱。 記憶の中で一番鮮烈な体験に、全身を紅く染めた 金の鬼は最期まで口元に笑みを浮かべていた**]
(124) 2014/02/22(Sat) 04時頃
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零瑠…お前も、自由に飛んで行け。
[主の死か、その身の死以外自由にならぬ運命を持った者に。 仕える必要は無いと告げて崩れ落ちる]
周…お前の執念もしっかり見せて貰った。
[ほんの隙を作ったのは確かに周の遺した一撃だった。 見事だと喜ばぬ褒め言葉を掛けて]
私は永遠に、人間の敵だ。
[それだけは譲らぬと、睨みつけた淀んだ紅は数瞬後に閉じた**]
(*33) 2014/02/22(Sat) 04時頃
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知らぬだと? では何故……人を殺すのだ。
[>>122初めに間違えなければ共存の道もあったかもしれないと 思ってしまうのはまだどこか甘さが残っているからか]
滅びなどしないさ、人間は。
[どんなことになっても生きることには それこそ劣悪な環境ですら執着すれば生は繋がる]
楽しいわけがあるか。 やはり意見は合いそうにないな。
[例えば訓練して技が身につく、上官を倒せる。 強さを実感する、実践で功績を挙げる。 そういった達成感とは別物のこれは なんと名づけたら良かったのか]
(125) 2014/02/22(Sat) 04時半頃
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……最悪だよ。
[>>124笑みを浮かべる姿から三日月斧を引き抜く。 真っ赤な体液に塗れた月はあの笑みに似ていて だからだろうか。
一筋を指先で拭って舐める、 聖銀水とは比べ物にならない濃度が体内に侵食してゆき 完全に人の理からは外れた、ようだ**]
(126) 2014/02/22(Sat) 04時半頃
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