207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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人
狼
墓
少
霊
全
ヘクターは道化師 ネイサンに投票した。
モンドは道化師 ネイサンに投票した。
フランクは墓堀 ギリアンに投票した。
ギリアンは肥代取り 置壱に投票した。
リーは墓荒らし ヘクターに投票した。
ジェレミーはろくでなし リーに投票した。
置壱は墓堀 ギリアンに投票した。
ネイサンはろくでなし リーに投票した。
セシルはろくでなし リーに投票した。
リーは村人の手により処刑された。
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ヘクター! 今日がお前の命日だ!
2014/12/16(Tue) 01時頃
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置壱! 今日がお前の命日だ!
2014/12/16(Tue) 01時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヘクターが無残な姿で発見された。
モンドが無残な姿で発見された。
置壱が無残な姿で発見された。
今日は、特別なことのない一日のようだ。さあ普段通り、誰かを処刑台にかけよう。
現在の生存者は、フランク、ギリアン、ジェレミー、ネイサン、セシルの5名。
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― 船尾楼 ―
[紅い月。煌々と光り、その影を落とす。 照らし出されたジェレミーの顔は綺麗だと思う。 そして、自身の手のひらを眺め、そこに血はないこと。 この船にありながら、生を屠っていない、その甘さを思う。]
ジェレミー。 ねえ、俺は、君を……縛り付けてるよね。
[ミナカのこと、船長のこと、ギリーのこと。 誰からかそのことをはっきりきいたわけじゃないけれど。 でも、さすがに、もう、わかりかけてきた。]
狼が、人狼がこの船を……。 だよね。
[そして、この目の前の元軍人の男が、 自分という枷をつけられ、それをそのままに見過ごしていること。 もう、いやでもわかってくる。]
(0) 2014/12/16(Tue) 01時頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 01時頃
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ジェレミー……。 船は、俺がいなくても、動かせる。
風が吹けば、 その風に流してくれる方向に進めば、陸は見えてくる。 きっと、この無風からの巻き返しの風はとても強いから。
大丈夫だよ。
[そう小さく、月明かりの下、笑んで。]
――……俺を護らなくても、 きっと、船は、陸に向かう………。 だから、ジェレミーは、思うままに。
一番いいと思ったことを。
[ヘクターを、そのまま見殺しにした。 それは、ジェレミーにとって、おそらく、苦痛ではなかったか、と考える。]
(1) 2014/12/16(Tue) 01時頃
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ジェレミーが、 みんなが、 生き残る方法を、考えてくれればいい。
俺は、自分で、自分を護るから。
[腰に刺した装飾銃。そして、毒を塗ったダガー。 どちらも、人を殺すため。 けれど、それは手を汚すことになるから。
ジェレミーがそれを、求めないのであれば、そのままで、 ただ、枷にはなりたくないから。
なら、自分を護る方法は、ないとしても。]
ジェレミー、生きてね。 それが、今の望みだよ。
[何をすればいい、の答えを>>5:113**]
(2) 2014/12/16(Tue) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 01時半頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 01時半頃
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……ッ゛ ア゛ア゛ア゛―― っ
[これが、最後になる。
一瞬の脱力の間、茫洋たる無意識に呑まれた。 キイチの最期の力の全てを受け止める衝撃で我に返り、 左腕に懇親の力を込める。
これが、最期になる。
指先に圧をかけると、腹から血が溢れた。 意識が遠退き、闇が近付く。 掴んだ首、皮膚の内で骨が砕けて動脈が破れ――]
(3) 2014/12/16(Tue) 01時半頃
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[その先は覚えていない。
血塗れの刃と殺意に塗れた指先を互いの身に交わし、 冷たくなったキイチを片腕で抱き寄せる格好で 気を失った。
濃密な暗闇の中、 おれにとって一等尊い “絶望”の足音を、聲を、聞いた。(>>5:134)**]
(4) 2014/12/16(Tue) 01時半頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 01時半頃
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――船尾楼――
別に、縛られているなどと思ってはいないが。
[傍付きのよう離れずいるのは己の意志で、誰かからの制限がかかっているわけではない、と己は考えていた。 客観的に見てどうか、などは問題でない。]
それは、そうだな。 そして、まだ狼は生きてこの船にいる。
シャルル・ド・ポンメルシー。その人だ。
[声の篭もりもしない船尾楼で、その名を口にする。 疑心を紡いだ音は、夜の空気に溶けて消えた。]
(5) 2014/12/16(Tue) 01時半頃
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……あまり気にするな。 確かに船は動くかもしれないが、この船は陸を目指す船じゃあない。 お前しか持たない知識はまだある。お前がここにいれば、変わることもまたあるかもしれん。 私は強風の中船の制御など出来んからな。
[強い風が吹く>>1のは良いことだとは思うが、吹かれても困る。 舵についてはそれこそ何が出来るでもない、無知な男だ。]
最善を尽くしている。常にな。
[道化の憤慨を恐れ、ヘクターに加勢はしなかった。 護りきれるなどと思い上がりだと、先の殺意に触れてまざまざ見せつけられた気さえしたからだった。 助けられないのならば、助けない。結果己もセシルも見逃されるなら、それが最善と思った部分もある。 打算的な己の動きに、我ながら嫌気が差す。]
(6) 2014/12/16(Tue) 02時頃
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自分で、自分を、護るか。 あの道化にも刃を向ける覚悟があると、そういう事だな?
[現状から察せられる、最後の標的と。 生きる道を切り開くのを奨されることとの両立の難しさに、そう皮肉る。]
お前は、なかなか難しいことを言うな。 好きに、思うようにしろというのに、生きろなどと。 その望みを叶えるのは、難しい話だ。
[紅い月を見、虚ろに笑った。 したいことは、船を守ること。その為に思うのは、道化に刃を向けること。 生きる選択肢は、そこに見つからなかった。]
(7) 2014/12/16(Tue) 02時頃
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――セシル。 少し手伝ってくれないか。
仕事でもなくやりたい事、だ。
[舵を教わったり、海図の読み方を教わるなど、船尾でやることがあるというなら、従うつもりだが。 そうでなければ、下へと促す。ヘクターの遺体が、そこにはまだあった**]
(8) 2014/12/16(Tue) 02時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 02時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 02時頃
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――― 厨房 ―――
[顔の表面を、酒が滴り落ちる。
咽喉を通ったわけでもねえが 瞬間的に、脳味噌が焼かれた。沸騰した。血が、上った。]
ッッッッにしてくれてんだ!!!
[此方に向ける刃は、在ったろうか。 物理的に触れた酒の所為で、視界は最悪、確かめられもしねえ。
銃口は、ぼやけたシルエットで、リーを狙った。]
(9) 2014/12/16(Tue) 07時頃
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ジェレミー。 俺は、足手まといにはなりたくない。
もし、君が俺か自身かの選択をしなければならないなら。 どうか、君が死なないように。
[ジェレミーの言葉にそう返すと、 その顔をじっと見つめ、やりたいこと、には了承を。 ついていくよ、と、小さく言葉。紡いだ。**]
(10) 2014/12/16(Tue) 07時頃
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[噛み付かれる前に 喰われる前に。]
[勘違いした獣嫌いの女神は 銀貨で咽喉も詰まらせず、正しく、銃弾を吐き出した。 見えないことを良いことに、何度も、引鉄を引く。
肩の方を狙って、いち、振動に指を震わせた。 胸の方を狙って、に、指が震えた。 足の方を狙って、さん、血の臭いが、その度に増した。]
ッは、は、はあ ………
[瞬間的に沸いた頭が、笑う呼吸が、落ち着く。 がち、と、口のゆるい銃に銀貨が詰まる、おとがした。]
(11) 2014/12/16(Tue) 07時頃
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[酒で濡れた眼鏡を、抜く。
汚れたシャツで、汚れごとレンズを拭き、嵌め直した。 曇った視界に、俺様が傷付けた汚い床に、リーが転がっていた。]
………… 酒蒸しにして喰う気だったのかあ?
グルメだとか言ってたもんな、お前。
[頭を冷やせ、と言う意味だったのかも知れないが 張本人の口から、その理由を聞けそうもなかった。
その代わりに
そういえば、と、死体を眺める。 ヴェラの死体は――― 死が過ぎるごとに、獣の姿を取り戻していたことを、思い出したから。リーの死体も、同様の変化が起こるのだと、考えた。]
……………
[無かった、わけだが。]
(12) 2014/12/16(Tue) 07時頃
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俺様には正体晒すのも厭だってか? かかかかッ。
[硝子を踏んだ足が痛い、酒の入った目が痛い。
笑い声は俺様が思った以上に乾いていて ふと、視線を落とした船員名簿に、 ああ と我に返った。 キイチの名前が、インクが滲んで黒ずんでいる。 滲んで広がった染みはやがて丸に近付き、中央に白が宿った。]
は―――――… じゃあなあ、リー。
[ペン先を執る。
リーの名前を、狼の絵を描いた場所を、がりがり黒で塗り潰した。]
(13) 2014/12/16(Tue) 07時半頃
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[ジェレミーが綺麗に整えていた船員名簿も 俺様の落書きと線の所為で、随分荒れてしまっていた。
残る名前は、少ない。]
全員死ぬまで終わらない、か。
[誰かが口にしていたことばを、繰り返す。 名簿を壁に返して、弾を補充に、ぶらっと弾薬庫に向かった。
厨房を出る際に、ノコギリの柄が足に引っ掛かって 大袈裟に*蹴る*]
(14) 2014/12/16(Tue) 07時半頃
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[階下に降りると、そこにはきいちを搔き抱くようにして倒れ伏しているギリアンの姿があった。]
ギリー…!大丈夫か…!
[素早く駆け寄る道化。ギリアンに未だ息が有るのを確かめるとほっと息をつく。]
…ハッ、この私に心配をかけさせおって。
[ギリアンが腹から出血しているのを確かめる。 彼を下手に動かすよりもすぐそこの医務室から治療の為の道具を持ってきた方が良さそうだと判断した道化は、大急ぎで治療の道具一式を持ってくる。]
包帯で……いや、縫合…
[自分で治療した経験のほとんど無い道化には何が適切な処置か分からない。自分自身が負傷したのすら遠い過去の記憶だ。]
(15) 2014/12/16(Tue) 10時頃
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[道化はぎこちない手つきでなんとか止血を終えた。 ギリアンの腹にはきっちりと包帯が巻かれている。 それ以上の下手な事はしない方がいいだろう。]
ギリー……。
(16) 2014/12/16(Tue) 10時半頃
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ギリー……。
[彼の名を呼びながらぺろりぺろりと彼の頬を舐めた。 そうすれば起きてくれるのではないかと。
こんな思いを抱くのは他にいないのだ。 ミナカのいなくなった今となっては。]
(*0) 2014/12/16(Tue) 10時半頃
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[弾薬庫は、まだ、然程血の臭いが行き届いていなかった。
足元に、名前が……… 何だったか……… うつ伏せた死体を大股飛び越えて、銃弾を漁った。 勝手に弾薬庫を漁るなと怒鳴る声も、目も、ない。
口の詰まった銃の手入れを整えてから 新たな銃弾を、弾倉に詰めていった。 最後の一発には、随分黒ずんでしまった銀貨を、詰めて。]
行くか。
[船を好きに駆け回る、鼠の足取りで、第三甲板に降りた。]
(17) 2014/12/16(Tue) 12時半頃
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――― 第三甲板 ―――
[階段を降りて、先ず目に飛び込んだのは 首にぽっかり穴を空けた、モンド>>5:16の死体だ。 息の漏れるおと>>5:127も、もう、聞こえやしねえ。]
Yo Ho.
[生者に向けるように、銃を持つ手を挙げた。]
俺様より先に死にやがったか。 早漏野郎。
[かかかかッ、咽喉を震わせ、死体の前でしゃがみこむ。 親指で、優しさの欠片もなく、目蓋を持ち上げてやった。 ―――― 光を映さない目を見て。]
(18) 2014/12/16(Tue) 13時頃
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あーあーあー、真珠の持ち合わせがないねえ。
タイミング悪いんだよ。 クソが。
[死体に言いたい放題抜かす。 如何せ、届きやしないのだ。 真珠の代わりにと 指先に嵌った、太い金の輪に包まれた、エメラルドを抜く。
船に乗り込んでから数年間、今まで、一度も抜かなかった指輪。 内側がやけに汚れてやがるそれを 目玉の詰まった右目に、持ち上げた隙間に突っ込む。
ぐじゅ
ゼリー質の目玉が弾ける感触がして、片目を飾る碧色。 趣味が悪い、と、此処でも詰っちゃあもらえねえ。]
(19) 2014/12/16(Tue) 13時頃
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[片指を軽くして、銃を持ち直す。
話し声がする。 医務室の方角からだった。 子供を案じるような声>>15はあまりに聞き覚えの、ない。
誘蛾、誘われる、俺様の足取りはちょろちょろと**]
(20) 2014/12/16(Tue) 13時頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 13時頃
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――甲板――
そんな選択はせずに済むことを祈る。
[どちらを選ぶか>>10などと、時が来てみなければ選べないだろう。 ただ、告げられたその言葉自体は受け取った。 舵を降り甲板へ立つと、物置と化している舵下の扉を開ける。 ロープ付きのバケツ、ブラシ、ぼろ布を掘り起こして、セシルへ投げ渡した。]
持っていろ。
[頭と銅が離れて物言わぬ身体になった副船長へ歩み寄る。 かろうじて繋がっている腕を、そっと持ち上げた。]
(21) 2014/12/16(Tue) 15時半頃
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見ていてくれ。
[一言だけ、届くこともない願いを落として、力の抜けた男の身体を抱える。 脚を半ば引きずるようにして、船首階段脇の手摺に凭れさせる。 頭を乗せ服で隠せば、血濡れで眠ってでもいるかのようだった。]
(22) 2014/12/16(Tue) 15時半頃
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――片付けるぞ。 甲板掃除も、もう居ないからな。
[あかあかと染まった甲板。己の愛した闇纏う道化はもういなくとも、デゼスポワールの美を蔑ろにしていい理由などには、ならない。 むしろ彼の人がもう居ないからこそ、この船を保ちたかった**]
(23) 2014/12/16(Tue) 15時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 15時半頃
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[掃除をはじめるジェレミーにはやや、驚くが、 頷くと、縄のついたバケツを夜の海に落とし、引き上げて血を流す。
このまま、闇の中、海に落ちたらどうなるだろう。 そんな幻影が浮かぶ。]
綺麗にしたら、もう甲板で死んだら怒られるね。
[それは、冗談には聞こえたか。]
(24) 2014/12/16(Tue) 17時半頃
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[掃除が終わったら、ジェレミーはどうするのだろう。 きっと船長に挑むのではないかと思った。
その未来は、先が見えすぎた。だから。]
じゃ、あっちをやってくるよ。
[掃除をしている。 だが、段々と場所を変えて、そっと消えようとするだろう。]
(25) 2014/12/16(Tue) 18時頃
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― 童話の続き ― >>5:38 [犬を見ていた。 犬は、目が見えないようだったけれど、 犬は、自身の目的が見えていた。
それは、魔術師とは全く違うところだ。
犬は、よろめきながらも、どこかを目指して歩いていく。 どこを目指しているのか、魔術師の目には闇しか映らなかったけれど。]
本能?
[そのとき振り返ると、ぎざぎざの歯をもつ男が立っていた。 姿はどう見ても人間なのに、歯はぎざぎざで、
魔術師はその魔法は見抜けない。 きっとギャンブラーの男でも見抜けない。]
(26) 2014/12/16(Tue) 18時頃
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― 童話の続き ―
[そんな彼らが過ぎ去ったあと、 魔術師は、ピエロの元にまた、戻ろうと思う。
その傍につきそう、小さな魂を発見するのは、きっとすぐ。**]
(27) 2014/12/16(Tue) 18時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 18時半頃
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[身を屈めてギリアンの様子を見ていれば、道化はふと気配を感じる。>>20]
そこにいるのは……フランクか。 まだ生きていたとは本当に幸運な奴だ。
[暫く姿を見ていなかった為に、道化は彼が死んだものと思っていたらしい。]
…何か用か?
[道化は警戒心を露わにする。 それは傷ついた我が仔を守る親狼が歯を剥き出しにしているような緊張感。]
(28) 2014/12/16(Tue) 19時頃
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― 第一甲板から、第三甲板へ ―
[ジェレミーが掃除をしている間に、そっと、航海士はその元から離れた。 彼は約束は護るだろう。 何度も、護るといってくれている。
だから、離れるべきだと思った。
そして、船長がいるべき場所、 きっと医務室だろう。ギリーがそこにいるはずだと思ったから。]
(29) 2014/12/16(Tue) 19時頃
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― 医務室・廊下 ―
[>>20そこには、医務室を窺うフランクの姿があった。 彼が生きていたことに、航海士は、ほっとする。]
フランク……。
[小さく囁いて、航海士も医務室を窺った時、>>28フランクを見つけ出した船長の声。 彼が出ていこうとするなら、緩く制止して。]
フランク……俺がいくから。
[まだそこにいて、と。]
(30) 2014/12/16(Tue) 19時頃
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――……船長。
[制したところでフランクはどうしたか。 ともかく、航海士は、船長とギリーのいる医務室へ、その姿を顕にした。]
入ってもいいですか?
[子を護る親狼の緊張感。 だが、医務室に入ると、まず、驚いたのはギリーの腕。]
ギリー……。それは……。
[眉を寄せる。]
(31) 2014/12/16(Tue) 19時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 19時半頃
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セシル。ジェレミーの傍にいなくていいのか。
[続いて現れたのはセシル。>>31 彼の視線がギリアンの腕に留まったのを見て道化は軽く説明する。 警戒がやや弱まったのは、セシルがギリアンに対して同情的な視線を向けているように見えたからだろう。]
リーに切り落とされたそうだ。
[それから気絶しているギリアンを見てぽつりと。]
ミナカがいればきちんと手当をしてやれたのに…。
(32) 2014/12/16(Tue) 19時半頃
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>>32
はい。 だって、ヘクターは死にました。 船長の命令は、もう、なくてもいいかと思われます。
[ギリーの腕を眺め、眉を垂らしたあと、船長を向く。]
リーに? 確かに、前から、リーは、ギリーのことそうよくは思ってなかったようですが。 やりすぎだと思います。
[そんなリーがもう、死んでいることは、まだ知らず。]
ミナカは、人狼だったんですね。
[続いて、さらりとそう、言葉を足した。 そう、ミナカが暗い海底に沈んでいったのを見ている。獣の姿のまま……。]
(33) 2014/12/16(Tue) 19時半頃
|
|
ふっ、つまりお前はヘクターさえいなければ 自分の命を脅かす者がいないと思ってるのか。
何人生き残っているか知らないが……。
[船上に残っているのはもう5人しかいない。 この惨劇は終焉へと向かいつつある。 そんな事は知る由もない。>>33]
ああ、人狼だったんだな。 もっと早く知っていれば……。
[化粧の剥げかけた道化の表情が後悔を含んだ悲痛な表情をしている事はセシルやフランクにも分かったろう。]
……まだ、誰か殺そうと思うか?
[それはセシルに問いかけたのか。 フランクに問いかけたのか。]
(34) 2014/12/16(Tue) 19時半頃
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私は思わない。
(*1) 2014/12/16(Tue) 20時頃
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けれども。
ミナカが栓を開けたワインは私が飲み干そう。
(*2) 2014/12/16(Tue) 20時頃
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|
そんなことは思っていないです。 でも、それで死ぬなら、
たかが、それだけの人間だったってことです。
[船長にそう告げる。 開いた瞳の色は、煌々とhしておらず。]
もっと早く知っていれば?
[そう、問い返すが、答えを期待しているわけではない。 ただ、問われた言葉には、頷いた。]
はい。 人狼がまだいるのなら。
[化粧のはげた顔を見つめ。]
いえ、そうじゃない。殺そうと思うより前に、 自分は、その理を知りたい。
(35) 2014/12/16(Tue) 20時頃
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人狼も人間も、 殺すのであれば、
人間は、人間の理で斬り、 人狼は、人狼の理で裂く。
[じっと、船長と、ギリーをみやり]
人間の醜さは、もう見えたような気がします。自分を含め。 では、人狼は、なぜ、このようなことをしたのか。 求めていたのか、それともただの事故だったのか。 人であり、狼である理を、
自分は知りたい。
(36) 2014/12/16(Tue) 20時頃
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|
――甲板掃除――
死ぬなよ。殺させやしないが。
[この清めは、ある種の覚悟のようなものでもあった。 それと同時に、逃避でもあった。 殺させやしない、の空虚さに薄く笑う。 バケツで汲んだ海水を甲板に撒けば、その流れは赤い溜まりを薄め、勢いを弱めながらも壊れた柵の間から、手摺の隙間から、また海へ逃げていく。 二度、三度。赤は、徐々に薄らいでいった。]
(37) 2014/12/16(Tue) 20時半頃
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[あっちをやってくる、と場所を変えるセシルに、頷きだけで了承を示す。 船長は下へ降りていった。ならば決着の地は、下だ。 この美しい甲板をもう汚させやしない。それが覚悟。]
――セシル。 私も恐れることがあるのだと言ったら、笑うか?
[仮面の剥げた道化は、形振りを捨てて襲い来るだろう。 己の命が惜しいのではなく、己の命すら擲っても何も変わらないのではないかということが、ぞっとする思いだった。 殺せるのか。あの男を。 殺さなければ、殺される。セシルの言った言葉を、実感を持って身の裡で繰り返した。 それまでの時間稼ぎのように、ただ別事に現抜かすのが、逃避。
セシルは己の世にも珍しい弱音を聞いたろうか。 気付けばその姿は、甲板にはなかった。]
(38) 2014/12/16(Tue) 20時半頃
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……自分の身は、自分で護るといったな。 己の身より私の身を選べと。
なら、もう護らんぞ。
[それは、自死を選ぶ決意にも近い響きで、冷えた夜の空気に消えた。 潮に負けぬよう、サーベルの血を布で拭う。 ひゅ、とひと振りすると、鞘に納めもせずに階段を降りていった。]
(39) 2014/12/16(Tue) 20時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 20時半頃
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― 第一甲板・回想 ― >>38 [ジェレミーから離れる前、 その弱音には答えを。 凛とした男の、その彼から、出てくる言葉を待ちながら、血を流す。]
ジェレミーが恐れること、 それは、何?
[答えがききたいと思った。 彼の恐れは消したい、やわらげたいと。]
(40) 2014/12/16(Tue) 20時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 20時半頃
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――― 第三甲板:通路 ―――
[モンドの死体の向こう側。 転がっていた死体、細身の、見覚えのある死体。
見送ったのは、甲板に上がっていく背中が最後だった。
何時、此処で死んだのか、触れれば恐らく、まだ温かい。 死に損ないが。そう、詰り合って間もない、キイチの死体。 物言わない死体に、まだ、俺様だけが生きていた。]
ち。
[感情を表にするのに、舌打ちより他は無かった。 腹にしこたま溜め込んだ銃を構え直して 覗き込んだ医務室の先、声を掛けられたのは、前と後ろだ。]
(41) 2014/12/16(Tue) 21時頃
|
|
Yo Ho.
船長、少し見ねえ間に、随分化粧を変えたんだなあ。
[血の化粧に、斑になった道化の化粧。 まだまだしぶとく生きていた俺様は、ひゅう、口笛を鳴らした。
他人の絶望を促す、聞き知った声とは、違う>>28 だからこそ、此方もこんな声が出せた。 その横を通り過ぎるセシル>>30の、制止の声に。
足の位置は、セシルの半歩後ろってところだ。]
行くのは良いが、死ぬ前に下がれよ。 俺様まで怒られちまうわ。
[誰に、までは続けずに、居直る。]
(42) 2014/12/16(Tue) 21時頃
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|
…… リーは、俺様が殺したねえ。
[ギリーの腕を。
会話の流れに挙がった名前に 獣だと、思い込んだ名前を、顛末を口にした。]
あいつも、人狼だった。 そうだろ?
[半ば、信じきった、信じたい声で。 死してなお、獣の姿を見せなかった死体を、思い出す。
そして、崩れた化粧に浮かぶ、鎮痛な面持ち>>34に 乾いた笑い声が、部屋に、白々しく溢れた。 ――― まだ、誰か、殺すのか。 そんなもの。]
このまま、人狼号か、ゴースト号になっちまうくらいな。
(43) 2014/12/16(Tue) 21時頃
|
|
[狼の匂いを嗅ぎ分けた、"仲間"は、皆死んだ。
残っているのならば 腕を持ち上げ、銃口を、向ける。 視界の向こう側は、船長と、ギリーだ。]
……… くらいなら、殺す。
[舌を噛んで、続けきれなかったことば>>43から続けた。
船と共に、沈む心算は、ない。 喰われるくらいなら、殺されるくらいなら、殺す。 行動指針は、今も、何ら変わらずに、航海士の背から、銃口を向けていた。その矛先は、船長から、船長が明白に護ろうと意思を見せる、ギリーに。]
(44) 2014/12/16(Tue) 21時頃
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|
狼の理か。 そんなものは私には分からないが…
[>>36セシルの言葉に道化は静かに答える。]
恐らく、誰かが変化を望んだのだろう。 この船に乗っていても幸せじゃなかった誰かが……
[子を見下ろす道化の横顔には表情はない。]
(45) 2014/12/16(Tue) 21時頃
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――第一甲板:下へ降りる前――
……私が死んでも何も変わらないこと。
[恐れは逡巡の後に、簡潔に口にした。 それ以上の先は聞かれても、首を横に振るだけで何も答えなかった。]
(46) 2014/12/16(Tue) 21時頃
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リーが人狼?さあ、そうだったかもしれないな。
[続いてフランクに答える。>>43否定も肯定もしない。]
人狼号か、ゴースト号か。
[道化は疲労の色を滲む溜息をついた。 銃口を向けられてもそちらを見ようともしない。>>44]
私は……
(47) 2014/12/16(Tue) 21時頃
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>>45
幸せじゃない、誰か? それは、誰ですか?
[その横顔に感情は乗らない。 だが、その言葉自身は十分、問いかける価値のある語句が含まれていた。 幸せじゃない。
それは、誰だったのか。]
では、狼ではなく、 船長は、今、何を望むのですか?
(48) 2014/12/16(Tue) 21時頃
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― 第一甲板:下へ降りる前 ― >>46
ジェレミー?
[なぞかけのような答えだ。 だが、それは、寂寥とした寒い海の風を思わせた。]
ジェレミーは、その命をかけても、変えたいものが?
[だが、もう、彼は声を発さない。 首を振るだけの固くなさに、眉を垂らしたが、 声は寂しげに紡がれた。]
変わるよ。 俺は、変わった。
嬉しかった…。本当に。
[そして、そっと離れた。]
(49) 2014/12/16(Tue) 21時半頃
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[フランクに向けた言葉の続きは紡がれることはなかった。 その代わりにセシルの問いに答える。>>48]
私に聞かれても分からないよ誰だかなんて。 誰かは誰かさ。
私?私の望みはギリーと共にいることだ。 今ではもうそれだけだ。
[それがシャルル・ポンメルシーの答えだ。]
(50) 2014/12/16(Tue) 21時半頃
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|
[階段をひとつ降りる。 第二甲板には、生きた人の気配はひとつもなかった。 代わりに血の匂いと死の気配は濃く、ふと壁にかけられた名簿を見た。 数は少ない。水に濡れたような痕跡があって、ペンの跡はそれで随分と滲んでいた。 その、一番上。ネイサン・ジョーカーと書かれた名前の横の黒い走り書きを見、手を離した。]
死ぬなよ。
[独りごち、もうひとつ階段を降りた。]
(51) 2014/12/16(Tue) 21時半頃
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私はただ幸せになりたいだけなんだ……。
(*3) 2014/12/16(Tue) 21時半頃
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>>50
[船長に何が起きたのだろう。 いや、シャルル・ポンメルシーに、何が起きたのだろう。 答えは、とても単純でいて、なぜ、そこに行き着いたのか、わからない。
その船長、シャルルの横で、 腕のない、ギリーは、何を思っていたのだろう。]
ギリー……。
[シャルルにではなく、ギリーに問いかける。]
ギリーの望みは何?
(52) 2014/12/16(Tue) 21時半頃
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星を一緒に見たよね。 この大きな海をどこまでも、どこまでも行きたいって、 俺の話を、ギリーはきいたよね。
この船のみんなと、
ずうっと行きたいって、
[夜空の下、ギリーと話したこと、 それはギリーにとって、ちっぽけなものだったかもしれないけれど。]
ギリーは、どうしたい? 俺は、航海が、したい。
[背後で、静かに、フランクが構える気配がした。 銃口は誰に向いているのか。]
(53) 2014/12/16(Tue) 21時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 21時半頃
墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 22時頃
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――第三甲板――
[船尾側からそこに降りれば、先ずはじめに銃を構えるフランクが目についた。 狙いをぶれさせてはなるまいと、段を降りる足は殊更ゆっくりと、僅かな軋みだけを伴う。]
(54) 2014/12/16(Tue) 22時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 22時頃
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―第三甲板廊下―
[滾々と睡っていた。
揺蕩うのは夢ではなく、いよいよ真の死の淵であった。 深く冥い海底から伸ばされた無数の糸に足を絡めとられ、 ああ、このまま逝くのだ――と覚悟を決めた。
其処が海底のような場所であるなら、 おれを引き止めたものは、海上から射した光。 呼ぶ聲と、甲斐甲斐しい手と、柔らかく湿った感触。
応えたいと願うと、 死の糸は霧散し、おれの命はプカプカ上へ浮きだした。
――こうして、死に損ないは目を覚ます。]
(55) 2014/12/16(Tue) 22時頃
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[朧げな視界、最初に映ったのは粗のある化粧顔。(>>45) グタリと首を捻ってみると、次に銃口を捉えた。(>>44)
キイチは……と思い出して身体を起こそうとしたが、 腹の激痛に負けて唸るだけに終わった。 巻かれたばかりの包帯に、血の染みが広がる。]
ァ゛――……おれは
[セシルの声がする。 星の下で他愛無く穏やかな話を聞かせてくれた声がする。]
(56) 2014/12/16(Tue) 22時頃
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おれは ナイ
探す したい、事 生きて 探す 大事ハ 見つけた……
[答えになっているだろうか。 頭を使うのは、難しい。 これから、もう少し上手くなりたい。]
……おれ、カシラ 大事 したい事 も、見つかル
死に損ないは、希望を見ている。それが泡沫であっても。 希望を知り、絶望を知り、 “絶望”と呼ばれる男の心の一端を漸く知り。
傍らに着いてくれている道化師の腕を掴んだ。]
(57) 2014/12/16(Tue) 22時頃
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|
船長は、如何なんだあ。 狼は、見付かったのか。
最初に言ったのは、船長だぜ。 仲間殺しを、人狼を探せってよ。
[人狼のことなど、如何でも良い―――― そういうことではないのだろう、一瞬垣間見えた鎮痛な面持ちが 察しの悪い俺様でも、表面くらいは、察した。
肯定も否定もしない様子>>47に、真意が掴めず、眉を寄せる。 表面以上のことは、見聞きしないものは、理解し得ない。 最早――― 船長の、最初の怒号も、遠い昔のようだった。]
此処はよ、デスポワール号だったじゃねえの。
[絶望を、今はひどく軽くした、船。
"私は" の続きを待ってはみたが 得られるものがなく、だからこそ、腕を降ろさない。]
(58) 2014/12/16(Tue) 22時頃
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[船長の望み、ギリーの望み。
セシルの問い掛けから語れれる内容は ひどく穏やかなもので、―― 俺様は信じられなかった。]
だったらよ……
[その望みが全てならば、もう、終わりなのだろうか?
飲み込めるような柔軟さは、持ち合わせちゃいなかった。 背に、微かに軋むおと>>54が、在る。 限りある、生きている人間の気配。 腕をそのままに、視線だけが、揺れた。
銃の矛先は、船長とギリーの間を彷徨って、船長に向く。 何処までも、如何しても、信じられなかった。]
(59) 2014/12/16(Tue) 22時頃
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>>56>>57
そう……。
[ギリーの言葉に、短く答えると、チラと後ろ、横目で見やる。 冷たく光る、フランクの銃口。 そのきらり光る死の香りに、やはり瞳が碧色に染まった。]
この船は、 絶望。
それは、きっと、 船長……
貴方にとっても。
(60) 2014/12/16(Tue) 22時半頃
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ギリー……。
[>>57腕を掴む感触にそちらの方を見る。 自分の大事なもの。胸に抱く希望。望み。 そういったものが道化の心に思い描かれる。
そしてこちらに矛先を向けるフランクに向き直りこう言った。]
私は人間だ。だから人間の理に生きる。 私もお前と同じ。殺されるくらいなら殺す。
[その言葉は彼を刺激しただろうか。]
(61) 2014/12/16(Tue) 22時半頃
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[フランクの銃口の向く先が移ろう。
それだけで、おれの眼には殺気が呼び戻される。 セシルに語る願いに嘘偽りはひとつとして無いが、 叶える術を、知らないのだ。
誰かの“命令”に従い日々を繋ぎ、 言われるまま、殺し続けて生きてきたからか。
大切なものが壊れる前に、 脅威を殺せば良い、潰せば良い――それだけ。
キイチの死に顔を一瞥する。
ああコイツともう話は出来ないのか、とは思ったが、 やはり、罪の意識が湧くことは無かった。]
(62) 2014/12/16(Tue) 22時半頃
|
|
[甲板の床板を踏んだとき、ギリアンが道化の腕を掴んだ。 フランクの銃口、銃を普段扱うものでないが故に、どちらに向いているのかの判別は効かない。 ただ、ギリアンの紡ぐ言葉だけが現状を教えてくれた。 きっと、己も何かの歯車が違えば、道化を護りこちら側に刃を向けていたのだろうと思う。 思うからこそ、互いの位置が違う今は。]
……加勢しよう。
[二人の前に、立った。]
(63) 2014/12/16(Tue) 22時半頃
|
|
いや、貴方はもう、船長ではなく、 シャルル……。
[腰のあたりに手を伸ばす。 取るのは銃か、それとも、毒のついたダガーナイフか。 いずれにせよ……。]
人としての理をもって生きるのであれば、 人として、
(64) 2014/12/16(Tue) 22時半頃
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|
ハッ、言っておくがな。
私は生まれてこの方、絶望に屈した事などない…!
[道化の目がギラリと照る。 そして現れたジェレミー>>63に視線を流す。]
私を殺しに来たか、ジェレミー。
[道化の唇は力強くにいと上弦の月を描く。]
(65) 2014/12/16(Tue) 22時半頃
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獣以下で争うべきだよな……。
[碧色は、煌々と見開かれ、シャルルにそう言い放つ。]
――……死にやがれ。クソ蛆虫
(66) 2014/12/16(Tue) 22時半頃
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セシルは、ジェレミーが前に立つのを碧色の瞳で見上げて。
2014/12/16(Tue) 22時半頃
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>>65
あんたが絶望に屈したことがあるとかないとか、 関係ないよ。
絶望を知らないなら、それでもいい。 でも、あんたはいつも、その淵で楽しく踊ってたんだろう?
[その声色もやや普段とは変わっているように聞こえたかもしれない。]
落ちたくてたまんねぇんじゃねぇの? 本当は。
[手にとるのは、ダガーナイフ。 扱いなれない銃ではなく、殺すための、道具を。
そして、呪いの女神はほくそえむ。*]
(67) 2014/12/16(Tue) 23時頃
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言うじゃないか、セシル・ローレライ。 私は"最初から"自分が生きる為以外に人を殺したことはないつもりだ。
[この道化が絶望号に乗ったその時から。]
クソ蛆虫が道化を演じていたことに 遅まきながら気づいたというわけだ、おめでとう。
[茶化すようにパチ、パチ、パチと手を叩いてから一言。]
狼の理だったら、ヴェラーヴァルに教えを請うべきだったな。
(68) 2014/12/16(Tue) 23時頃
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[今、眼の前に在る脅威はみっつ。
フランクの銃へ向けた殺意はジリジリ熱を増す。 人でも獣でも無く、おれは個として最期までいく。 そこにはおそらく、理など存在しない。
船長の腕から離した左腕で床を殴りつけ、 その反動を用いて身体を起こした。
腹から血が溢れるのも構わず、 グルゥ゛と唸って両脚と左腕で立つ様はさながら 前足を欠いた、死に損ないの半端な獣。]
(69) 2014/12/16(Tue) 23時頃
|
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私の死に場所は貴方の爪先に口付けたその瞬間からこの船の中と決めておりましたので。 さすれば、その時の誓いに従いこの船を冒す毒を斬り払うのみです。
[道化の唇が笑めども、己の口先は真一に結んだまま。 強く眼前の狼を見据えて、告げた。]
残念とも、口惜しとも思いません。 我が剣はこのゼスポワールの為に。
(70) 2014/12/16(Tue) 23時頃
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|
[難しい事はよく解らないが。
ジェレミーは、この船のため架空の道化師(>>68)に付き、 こうして刃を向けているのだろうと漠然と思う。
おれは、化粧の下にずっと居た、 シャルル・ポンメルシーのために闘いたいと思う。
些細な違い……では、無いか。]
おれ、ジェミ 美しイ思う
[殺意はあるが、同時に薄らと好意を感じたから、 それは声が出せるうちに云っておこうかと。]
(71) 2014/12/16(Tue) 23時頃
|
|
いいだろう、いいだろう。
[くくくと道化は嗤い手袋を脱ぎ捨てる。 その手の黒指輪は不気味な程に照り輝いている。]
二人纏めて……いや、三人か? いくらでもかかってくるがいい。
[黒指輪の輝く道化の手はいつの間にか黒ずんで……いや、毛が生えているのだ。獣化している。 くつりと嗤いを漏らしていた道化の口には牙が生え唸り声を漏らしている。 道化の身体は膨らんでいき、彼をくるんでいた道化の衣装は引き裂かれていく。
やがてそこに居たのは、高さ10フィートはあろうかという巨大な白狼。白粉を零したかのような純白の毛並み。]
"お前らに絶望を齎してやる。"
[口を開いていないのに、白狼の聲は辺りに響き渡った。]
(72) 2014/12/16(Tue) 23時頃
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>>68
褒めてくれて光栄だけど、 "最初から"自分が生きる為以外に人を殺したことはない、人間にギリーがそれだけ懐くのか?
じゃ、ギリーがシャルルのために死ぬのは、 別に悲しくないってこと?
[>>69そして、3肢で立つギリーに眉を寄せる。]
好かれる奴は、どこまでも高慢だ。 あんたはあんたの自覚しないぬるま湯の中で、 ごっこ遊びでも楽しんでいたんだろ?
狼の理をヴェラに請え、とか、 なんだ、あんたヴェラに習ってたのか。
つまり出来損ないか?
(73) 2014/12/16(Tue) 23時頃
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>>72
[そして、次に道化が白い大狼に変わった時、 碧色は煌々としながらも、にたり、口元は笑った。]
なんだ、人間としてなんて、嘘。 そうだよな。
カリスマがない蛆虫は、ただの出来損ないか。
[その碧色の瞳、呪いの女神はおかしそうに笑んだ。 ことは、すべて女神の思うまま、
むごたらしい死が、このデスポワールを、汚い血色に染めること。*]
(74) 2014/12/16(Tue) 23時頃
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そうか。 私もそう思うよ。
[美しい、と評されて、表情は変えずとも同意した。 そこに立つ、ギリアンの意思は理解できないこともなかった。]
(75) 2014/12/16(Tue) 23時頃
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[船長>>61が、ギリーを呼ぶ声色には慈しみが在った。
知らない声だ。 知らない感情だ。
覚えのある感情であれば、選択は異なったろう。 今の俺様には、二者択一ですら、なかった。]
人間 ……… だあ?
[早漏野郎は、挑発に、血が上るのも早い。
銃口が、正しく、船長の額を狙っていた。 その傍らの、手負いの獣>>62が、ちりと肌に焼け付く 殺気を放つことにも、引鉄から指を退けない感情が増幅する。 正しい、間違え、ではなく、今の感情を。]
(76) 2014/12/16(Tue) 23時頃
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|
[白狼は先ず、腕を振り上げ狭苦しい医務室の入り口を破壊せしめんとする。
それはギリアンには決して当たらないように配慮されていたが、その他の者を巻き込むことは勿論厭わぬ一撃で。 避けるなりしなければただでは済まないだろう。]
(77) 2014/12/16(Tue) 23時半頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 23時半頃
|
[“シャルル”に語りかけるセシルに向けるのも、殺意。
どちらかが死ねば セシルの読み進めていた魔術師の物語の結末は 永遠に知らぬままになってしまうのか。 どちらかが死ねば あの海のような色をした眼をもう見られないのか。
そう思うと、悲しい。 しかし悲しみは独立している。
おれの中の何も止めない。]
(78) 2014/12/16(Tue) 23時半頃
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ギリアンは、セシルをジィと見つめる。
2014/12/16(Tue) 23時半頃
|
Yo Ho Prude.
航海士を一人にしちゃあ、駄目だろうが。
[自分を棚上げに 俺様と、セシルの前に立つジェレミーに、声を搾り出す。
頭の天辺に上った血が、少しだけ冴えた。 彼の声は、普段からあまりに真逆で、落ち着いている。 その声に、引き摺られ ――― ]
人間でも、狼でも、もう関係ねえな。 畜生以下だ。 俺様もなあ。
[クソ蛆虫>>66
その声に弾かれ、顔を上げた目の前に、獣。 船長の衣装も、化粧も、剥がれた、白い獣だった>>72]
(79) 2014/12/16(Tue) 23時半頃
|
|
そうだな。 あの気高き獣に比べれば私など出来損ないだ。
[あの瞳の冷たさを思い出す。だが羨ましいとは思わない。 ミナカに生き汚いと評された自分の生き方が好きだった。]
(*4) 2014/12/16(Tue) 23時半頃
|
ネイサンは、フランクを紅い瞳で一瞥する。
2014/12/16(Tue) 23時半頃
フランクは、セシルに、退け、と告げる余力もなく一瞥を。
2014/12/16(Tue) 23時半頃
|
おれ、それで 良い ずっと カシラ同じ
[表も裏も、嘘も真も関係ない。]
(*5) 2014/12/16(Tue) 23時半頃
|
|
……、
[セシルが道化に口汚く言葉を向ける。 思えば確かに、この航海士の口から出る言葉はこうした色をしたものが多かったように、思う。]
蛆虫か。 今の姿には似合いかもしれんな。
[三脚のギリアンを見やる。 この男を護りたい、その想いには応えてやれそうになかった。]
(80) 2014/12/16(Tue) 23時半頃
|
|
[獣のいろは、白は、美しかった。
傍らに立つ、手負いの、半端の獣も、美しかった。
だから 医務室に大きく一閃を震わす、腕に。 致命傷を避ける為だけに一歩退いたが、それ以上退かずに 眉間を狙って引鉄を引いた。
直後、胸の前を尋常でない力が過ぎ 吹き飛ぶようにして、背を壁に、ぶつけた。]
が、は ………ッはは。
人間 人間 人間、じゃあ、ねえじゃ、ねえかよ……
[胸板が、熱い、布に血が滲むのを感じた。 銃弾の行方は――― 如何なったか。 弾き出したのが、銀貨ではなく、銃弾であったことだけは 指に、振動として残っていた。]
(81) 2014/12/16(Tue) 23時半頃
|
|
[真白な毛並みが医務室を埋め尽くし。 絶望を教えてやろうと、獣の口も動かぬのに耳に響く。 引き裂かれた道化衣装がはらりと落ちた。]
悪かったな。 我らが航海士は狼でなくじゃじゃ馬だったらしい。
[一人先に下に降りていたセシルをそう揶揄りながら、振るわれる腕を姿勢低く避ける。 10フィートの大狼の、腕の届かぬ低さに逃げ込むのは容易い。]
(82) 2014/12/16(Tue) 23時半頃
|
|
――……ッ
[狭い医務室の中、 大柄の白狼の扉への体当たりは、瞬時に避け切れるものではない。
フランクの目配せの習慣には、弾き飛ばされるが、 見えた毛並みにダガーをせめて掠めさせようと…。]
(83) 2014/12/16(Tue) 23時半頃
|
|
よくやった。
[銃声。頭の上を弾が飛んだ気配>>81があった。 身を低くしたまま、白狼の懐へ一歩踏み込む。 毛皮も爪も牙も意に介せず、銃弾の穿ったその傷へサーベルを捩じ込もうと。]
(84) 2014/12/16(Tue) 23時半頃
|
セシルは、どこかで、みゃあ、とキティの鳴き声は聞こえたけれど、どこだかわからない。
2014/12/16(Tue) 23時半頃
|
[医務室を、船を震わす一撃の合間を縫って放たれた一撃。>>81 幸運の女神の微笑みが宿ったのかその鉛玉は見事に――]
ガアアアァァッ!
[白狼の左の眼を穿つ。まるでピエロの化粧のように白狼の顔を紅い血がつつと伝う。
だが白狼はそれでは怯まない。 弾き飛ばされながらもこちらに一太刀当てようとダガーを振るう航海士のナイフ>>83を巨体に似合わぬ身軽さで悠々と交わす。まるで軽業師のよう。]
(85) 2014/12/17(Wed) 00時頃
|
|
[大きな獣の白い毛並みが、視界の隅に流れる。
医務室の壁が破壊されて散る。 リーが見たらまた怒るだろうな……なんて、 思ってみると虚しさが湧いた。
この場に居ないという事は、彼も死んだのだろう。]
ゥ゛ア゛ア゛ オ゛オ゛ォ゛ォ゛ ……ッ ア
[動く度に痛みに頭が痺れる。
白い狼を狙う者なら何でも良いと、 おれは、ただ我武者羅に突っ込んだ。**]
(86) 2014/12/17(Wed) 00時頃
|
墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2014/12/17(Wed) 00時頃
|
ってえぇ!!! クッソ、誰がじゃじゃうまだ!!
[フランクとは逆方向に壁に打ち付けられて、 でも、その前に聞こえた言葉に、罵りを返した。]
んな、ことより、一発ですますな。 ヘナチン野郎!!!
[くらくらしつつ。 己のダガーは全くヒットしていない。のは、コメントせずに。]
(87) 2014/12/17(Wed) 00時頃
|
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がちり。
[血に塗れた眼を狙ったサーベルは、牙によって受けとめられる。>>84
白狼はジェレミーのサーベルを口に咥えその動きを搦め捕っていた。彼の腕からサーベルをもぎ取ってやろうと、或いは腕ごともぎ取ってやろうと首を左右に暴れさせる。
だがそれはジェレミーが刃を放さない限り白狼は牙が使えぬことを示していた。]
(88) 2014/12/17(Wed) 00時頃
|
セシルは、>>86 次にはギリアンが突っ込んできたのをみて
2014/12/17(Wed) 00時頃
|
ギリー!! お前を傷つけたくなないッ!
[白狼と相対するジェレミーを庇うように、突っ込んでくるギリーの前に出る。 そのダガーをまっすぐギリーに向けて、止まれと。]
(89) 2014/12/17(Wed) 00時頃
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|
かかかかかかッ。
[早漏野郎を、評する声>>84に、咽喉を鳴らした。 笑いに振動するだけでも胸が焼けるように痛い。
傷口を確かめずに、痛みに構わず、笑う。]
鼠野郎だろうが、猫野郎だろうが、畜生以下だろうが。 牙ぐれえは……… あるんでねえ。
[白化粧に、赤が弾けた。 それと同時に、耳を劈く咆哮>>85 口端が、如何にかこうにか、笑いやがる。]
どんなあ、もんだい……… ッてな。
(90) 2014/12/17(Wed) 00時頃
|
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[剣戟よりも重い衝撃が右手を痺れさせる。 サーベルはしっかりと狼の牙に捉えられていた>>88。 手首を捻って、抜けるはずもなく。反対に振り回される結果になる。 医務室内を己の身体が跳ねる。]
くっ、
[壁に叩き付けられる背に痛みが走る。 だが、意地でもこの柄を離してなるかと、きつく右手を握り締める。 再び壁に当たった時、その反動をばねに左脚を大きく振った。 牙に捉えられた分間近になった、鼻っ柱に一発蹴りを入れてやるつもりで。]
(91) 2014/12/17(Wed) 00時頃
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暴れんなよお、当たっちまうぞ。
[痛みに震える腕を叱咤し、再度、銃口を構えた。
一発目のようにはいかない。照準が、ブレる。
白狼の前に立ちはだかるギリーの隙間を縫って 船長を、狙うのは、骨が折れそうだ。 事実、文字通り骨が折れちゃいそうな、痛みも抱えて。]
おいおいおいおい、お前も、お前も、当たるだろうが…
[射程距離範囲内に、続々、野郎どもが集まる。 船長の牙に、サーベルを奪われたジェレミー。 ギリーの前に、飛び込むセシル。]
(92) 2014/12/17(Wed) 00時頃
|
|
セシル 殺ス 殺す ゥ゛ゥ゛ア゛
[立ち塞がるセシルへ向かう 三つ足での突進は静止の声にも止まれない。 溢れる血で描かれた軌跡の濃さが、 この命が既に薄い事を物語っている。
セシルが退かないなら、 身体の全てで彼に伸し掛かり動きを止めようと。
最中の唸り声は、 露骨な殺意とは食い違った泣き声めいた低い音。]
(93) 2014/12/17(Wed) 00時頃
|
|
[サーベルに、牙を封じられた白狼。
照準にまごついている間に 千歳一隅が、何時、解かれるとも分からない。 舌を打ち、腕の高さを滑り落として、獣の腸を狙った。
意識しても、腕が震える。 女神さまも、次が最後ッてところだ。 治療に当たってくれる船医も 壊れた部屋を修復してくれる船大工も 居ないんだよなあ、と、頭の片隅だけ冷めて、曇った。]
ッ、くそ、震えてんじゃねえぞ、クソが!
[吐き捨て、引鉄を絞った。
銃弾は―――― 矛先は、目の前の、密集地帯に。]
(94) 2014/12/17(Wed) 00時頃
|
|
当たっても構わん、やれ!!
[弾の一発で死ぬようなやわではない。 それよりも、牙の一撃防ぐことのほうが何より重要だ。]
(95) 2014/12/17(Wed) 00時頃
|
|
ぐるるるるる……
[己の眼を潰した鼠の笑い声>>90に唸る。 と、自分が振り回すのに合わせて金髪を靡かせていた男から違った感触が返ってくるのを感じた。>>91]
ギィ…ッ!
[鋭い蹴りを鼻に入れられる。 白狼は思わず残っていた片目を閉じ、ジェレミーの剣は放さなかったものの、大きな隙が出来る。
そう、銃弾を避けることも叶わない。]
(96) 2014/12/17(Wed) 00時頃
|
|
>>93
俺はッ!お前をッ!殺さない!!
[引かないギリーに、仕方なく、ダガーを下ろす。 その唸り声は、泣いてるようにも聞こえたのだから。 あとは体当たりしてくるギリーに為す術もなく、押し倒された。]
――…かは…ッ
[ヘクターの時以上にに全身に衝撃が走り、 口の中に血の味が沸く。
丈夫な身体ではない。 三肢とはいえど、ギリーに敵うわけはない。]
くっ…ギリー……。
[押しつぶされたまま、その名前を呼ぶが。]
(97) 2014/12/17(Wed) 00時半頃
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[もんどり打ったまま、ギリーの首に手を伸ばし、 その頭を抱え込んだ。
頭が既におかしいと、自分で思う。 でも、ギリーは、殺したくないと。
ただ、それだけを思って、ギリーが制止してくれるよう、抱きしめるけれど、 もちろん、力でも体格でも敵わない。 ギリーの力に翻弄されるだけ……。]
(98) 2014/12/17(Wed) 00時半頃
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セシルは、ジェレミーの様子はわからない。
2014/12/17(Wed) 00時半頃
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[銃弾はギリアンの前に立ちはだかるセシルを越え、
彼に突進していくギリアンを掠め、
白狼に剣を捕られたジェレミーに当たる事も無く、
――――白狼の腹を抉った。]
(99) 2014/12/17(Wed) 00時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/17(Wed) 00時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/17(Wed) 00時半頃
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セシルッ……!
[今この場で己の出来ることは、何が起きても右手を離さないことだけだったが。 宙に吊られた身体の下、セシルの苦しげな呻きが聞こえた。 再び振られる前にもう一発、と蹴りを画策するも、一度逸れた意識が右手の力を緩めそうだった。]
(100) 2014/12/17(Wed) 00時半頃
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[セシルの肩を左腕で床に縫い止め、 伸し掛かった格好で彼の顔をジィと見下ろす。
腹からは絶えずボタボタと血が失われていく。 そこを蹴り上げられでもすれば、 たちまち崩れる事になるだろうが 構ってはいられない。]
殺すナイ ……おれ、セシル、
[殺す、と、云ったつもりの声は掠れる。 セシルの腕の中で声は潰える。]
(101) 2014/12/17(Wed) 00時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/17(Wed) 00時半頃
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"これくらいで…… これくらいで私が倒れると思うのかァアッ!!"
[獣が咆哮する。 鉛玉の一撃は確かに致命傷に近かった。
だがそれだけで終わらせてなるものかと牙を剥き出し道連れを選ぶ。
撃たれた衝撃でジェレミーの剣を取り落としていた白狼は、顎門を開け彼に襲いかかった。]
(102) 2014/12/17(Wed) 00時半頃
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ギリーッ
[ギリーの腹からぽたぽた落ちる温かいものが血だと認識するのに時間はかからなかった。]
お前……
[蹴り上げることはしない。 左肩は押さえつけられ、骨が軋んで、うめき声があがるけれど、 額に流れる汗と、開いた瞳の色は涙目で潤んだが。]
殺さない殺さない殺さない ギリーを殺さない!
[喚き散らす言葉はそれ、 そして、腕には力を込める。]
(103) 2014/12/17(Wed) 00時半頃
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怖い……
怖い怖い怖いこわい、
何が怖い?
死ぬ事か?殺される事か?踏みつけにされる事か?
(*6) 2014/12/17(Wed) 00時半頃
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いや、お前を遺して逝く事だ。
(*7) 2014/12/17(Wed) 00時半頃
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[銃撃の反動で、腕が跳ねる。
指先に、銃を握りしめていた力が抜け 床に滑り落ちるのを、視線だけで見ていた。 白狼の腕と爪が触れた胸は、もう、真っ赤に染まってやがる。]
かか、俺様に…… 命令すんなッてえの。
[ジェレミーに、脂汗の浮かんだ面が、笑う。 当たったら構うわ、クソが、と、俺様の悪態の代わりに。]
(104) 2014/12/17(Wed) 00時半頃
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[右手が滑りかけ、落ちる、と思った瞬間、それこそ己の身は取り落とされた。 咆哮。それと共に、床に落とされる。 体勢を立て直す間もなく、大口が獲物を見定め喰らいつこうと開かれた。]
倒れるまで、抗うっ……!
[ずらりと並んだ牙、ぬらぬらと濡れた口内へと、脱力し震える右腕でサーベルを投げ込む。 それによって腕が喰らわれようと頭が捥げようと、構うものかと。]
(105) 2014/12/17(Wed) 00時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/17(Wed) 00時半頃
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[涙で濡れて光る瞳を見下ろし、 何か言おうと開きかけた唇は 獣の咆哮を聞いて、すぐに引き結ばれる。
両眼を目蓋で覆い、視界を閉ざして。
セシルの首筋に顔を埋め、噛み付こうとして。]
ゥ゛ゥ゛ア゛……――
[セシルの上からソロリと退いた。
白い獣、おれの大切なものの傍へ行くために。]
(106) 2014/12/17(Wed) 01時頃
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[揉み合うギリーと、セシルの悲痛な声が耳に届く。
獣の腸を突き刺す銃弾――― 血>>99 そして、それに覆い被さる、白狼の怒号>>102]
ッくしょ、人間なら一発で死ぬッての………
[船長は強いな、と、当たり前のことに、安堵した。
これぐらいで、倒れるとは思っちゃいねえよ。
ジェレミーに襲い掛かる狼の姿に 小さく、息を吐き。]
ちゅうちゅう、とな……
[視界の端で、医務室を、猫が覗き込んでいた。 暫く見ない間に、悲しい目をするようになった、キティだ。]
(107) 2014/12/17(Wed) 01時頃
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カシラ、生きル 一緒 生きル カシラ、逝く 一緒、逝く
遺されない 遺さない
(*8) 2014/12/17(Wed) 01時頃
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>>106
[ギリーが顔をあげて、それを潤んだ視界で認めれば、 はっきりと表情はわからない。
けれど、次には唸り声をあげて、
瞬間、もう、駄目だと、思った。 白い首筋、人間の牙であっても、ギリーの力をもってすれば、食いちぎれるだろう。 だから、ぎゅっと目を閉じた。
が、]
ギリー?
[次に目を開けた時、ギリーの姿はなく、 のけられた左肩、ひどく痛んだけれど、起き上がって…。]
(108) 2014/12/17(Wed) 01時頃
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が…ッ、
[サーベルが白狼の咥内を貫いた。 白狼の瞳がふっと光を失う。
いや、実際には逆だった。 そこには濁った光が灯されたのだった。 サーベルは白狼の口蓋から脳まで達していた。 だが白狼は動きを止めない。
最後の力を振り絞って目の前のジェレミーを前足で跳ね飛ばし――白狼は我が子を迎えに行く。]
(109) 2014/12/17(Wed) 01時頃
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"貰っていくぞ。"
(110) 2014/12/17(Wed) 01時頃
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ジェレミーー!!
[ジェレミーの腕が、白狼の口に向かえば、悲痛な声をあげる。 その腕が、もがれたならば、
舵を誰が、などと、考えてしまって…。]
(111) 2014/12/17(Wed) 01時頃
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[傍に、傍に――……と願うも虚しく、 ガタガタ震える腕は 自らの巨躯を支える事さえ儘ならない。
死に瀕した白狼の傍へ行けるなら、 最期の力は、彼を抱き締めるために使おう。]
(112) 2014/12/17(Wed) 01時頃
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[傍に寄ると子は白狼をその最期の力で抱きしめた。
白狼はそれに応えるように搔き抱くような優しさで、
我が子の首に牙を立てた。]
(113) 2014/12/17(Wed) 01時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/17(Wed) 01時頃
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[そのまま白狼は我が子の血の海に沈んだ。
白狼の毛並みはワインよりも月よりも 紅く染まっていく。**]
(114) 2014/12/17(Wed) 01時頃
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[ギリーが退いたあと、ジェレミーとフランクのもとに行こうとして、
足も手もがくがくと痙攣しはじめているのがわかる。]
あ・・・・・
[やはりその体当たりを間近に受けたあとは、動きたくでも動けず、 また激しく咳こみはじめると、そのうち、意識が遠くなる。**]
(115) 2014/12/17(Wed) 01時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/17(Wed) 01時頃
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[返り血一つ浴びることのなかった絶望の道化師。
最期には愛しい者の血に染まり事切れた。**]
(*9) 2014/12/17(Wed) 01時頃
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[片腕で抱いた白狼の身体は温かい。
血に濡れた毛並みに顔を寄せて深く息を吸うと、 どこか懐かしい匂いがした。
首筋の血流に触れる牙を受け入れ、 おれは、獣と共に紅く々々染まっていく。**]
(116) 2014/12/17(Wed) 01時半頃
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[腕も、頭も、覚悟していた。それでも打ち倒してみせると、思っていた。 打ち倒せさえすればいい。それすら出来ないのが、怖かった。 相手が倒れるまで、抗うつもりで。然し、突き刺さったサーベルごと、己の身体が飲み込まれることは、ついぞなかった。]
――は、
["貰っていくぞ"。咆哮でもなく響く白狼の声に、その行く先を見守る。 ほうほうの体で互いに取り合う狼とギリアンの姿に、言葉もなかった。 牙が、ギリアンの首筋に突き立てられた。 目の前で人が喰われているのに、それは愛のようにすら感じて、止めることすら、出来ない。]
(117) 2014/12/17(Wed) 01時半頃
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[激しく咳き、伏すセシルの身体に腕を伸ばす。 もう脅威はないと知りながらも、そのまま転がしておけるはずもない。]
(118) 2014/12/17(Wed) 01時半頃
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[視界の隅で、にゃあと、猫が鳴いた。
誰を呼んでる声だか、分かりゃしねえ。 獣にだけ通じる声だったのかも知れない。 目の前で血の色が、深く、染まる。
人間も人狼も等しく 抱き合う白狼と、半端者の、姿。 親子のような姿に、喉を震わせた。なにがおかしいのか分かりゃしない。]
ジェレミー、セシル、よお…
[知った名前の通りに、呼んだ。 生きてるのか、見えやしねえと思ったら 足元に眼鏡が転がっていた。]
(119) 2014/12/17(Wed) 01時半頃
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なんだ、死に損ない。
[>>119皮肉んだ返事だったが、声色は安堵のような柔らかさで。]
(120) 2014/12/17(Wed) 01時半頃
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ッあ――――…
[声は続かない。
続かない代わりに、指を振った。 海上では使わない、犬を追い払う仕草で。]
こっち来るんじゃあねえって。
[最後まで憎まれ口叩いて、目を、伏せた**]
(121) 2014/12/17(Wed) 01時半頃
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ッせ、生きてたかよ、死に損ない…
[吹っ飛んだように見えたシルエットから、声が返った。 ジェレミーに返す声も、笑っていた。]
(122) 2014/12/17(Wed) 01時半頃
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