人狼議事


66 【突発】世界滅亡のお知らせ。

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視点:


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
サイモンが無残な姿で発見された。


噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。

非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。


妖精の輪
なんということだろう!一人が森に立ち入り、妖精の養子になってしまった。明日以降も、彼は村人を裏切り続けるだろう……。
決定者や光の輪の持ち主なら、このときにその力を手放してしまう。


現在の生存者は、フィリップ、アイリス、トニー、ペラジー、リンダ、オスカー、ドナルド、ホリー、イアン、マーゴの10名


【人】 小悪党 ドナルド

[向かう先、大樹の麓を見つめるその横顔を眺める。
まだ会ったばかりの自分。その傍にいることに、強い執着を見せる彼女]

どうして……、

[問う言葉を、紡ぎかけて止める。その問いに意味はあるのか。
そう自分に問いかければ、その先は紡げなくなる]

……どうやら先客らしいな。

[視線を大樹の方へと戻し、静かに呟いた]

(0) 2011/10/04(Tue) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

[アイリスが自分の言葉で悩み始めたなど気付くわけもなく。
マーゴの返事を待っていたが、ふとフィリップに視線を向けて。]

…そういえば。

僕のこと、髪が短いからオスカーだって言ったよな。
てことは、あんた。

ホリーのこと、識ってんの?

[ホリーは此処に来ているのだろうか。
そんなことを思いながら、フィリップに*問いかけた。*]

(1) 2011/10/04(Tue) 00時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/10/04(Tue) 00時頃


【人】 牧人 リンダ


 ん?
 なあに?

[彼が紡ぎかけた言葉
 聞こえた範囲と表情を見れば
 だいたいの意図はわかった心算だった
 けれど彼には未だ報せないほうがいいと、思う]

 ……良い人だと良いね
 暖かいと良い
 話が出来ると、良い

[言葉の意味は其々に二通り
 生きている人間ならば、良い
 そして"私の姿、言葉"が"届く"相手ならば良い]

(2) 2011/10/04(Tue) 00時頃

【人】 記者 イアン

 確かに、可愛い女の子が一人で来るような場所じゃないよな……
 誰かとはぐれちゃったのか

[寂しげな瞳で俺を見上げるホリー]

 会えたら、いいな

[先程よりは些か乱暴にホリーの頭をぐりぐりと撫でる
そのせいでホリーの髪が少し乱れてしまったかもしれない
こんな所ではぐれた知人と再会できる確率なんて
限りなく低いだろう
か細い光、そうホリーが表現するのを言い得て妙だと頷いた

先程の岩場から随分離れ、巨大樹に近づくにつれ
何やら樹のまわりに幾つかの人影が見えた]

 あの中に、いたりしてな!

[いつものように、人懐こい笑みでホリーに向き直った
――もちろん、そんな事は微塵も思っていなかったが。]

(3) 2011/10/04(Tue) 00時頃

【人】 牧人 リンダ


 綺麗な樹――
 "ただいま"

[恐らく後に続く言葉も
 私の身体から発せられる仄かな光も
 傍の彼には見えても聞こえてもいないだろう]

 吸い込まれてしまいそう
 "未だもう少し、時間はあるよね"

[或いは同属であれば見聞き出来るだろうが
 人では無い私の存在理由までは
 きっと何者にも解らない]

(4) 2011/10/04(Tue) 00時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2011/10/04(Tue) 00時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

そうだな。話の通じる奴ならいい。
どうせもうすぐ終わるってのに、同じ人間同士殺しあったって……なんの意味もねぇ。

[聞こえる声の影にひそむ言葉に気付くこともなく、ただ思い出すはあの血腥い地下室。自分が全て、奪った物]

綺麗、か。そうかもな。あまりにも綺麗すぎるものは、えてして恐ろしいもんだ。

[幻視の中で邂逅したおぞましい「あの存在」は、それと同時に美しかったのかもしれない]

(5) 2011/10/04(Tue) 00時半頃

【人】 双生児 ホリー

可愛いとか、可愛くないはここに来る事と関係ないんじゃ……。

[可愛いと言われるとほのかに頬を赤く染めて、照れ隠しにイアンをぺしりと叩いて]

どう、かな。
もしかしたら、家に帰っちゃってるかも……。
あうっ。

[乱暴に頭を撫でられると髪がぐしゃぐしゃになり恨めしそうにイアンを見る、手櫛で爆発した頭を直しつつ巨大樹のふもとの人影に目をやる]

他にもこんなに人が居たんだ。
私が見たのはこの世界の欠片だけだから。
景色とか、最後の瞬間とかそういうのしか見えなかったから。
人がこんなに集まるなんて思わなかった。

[その中に人ならざる者がいると言う事は露も知らず、ただ隣に居てくれるイアンの笑みに寂しそうに微笑んで返した]

(6) 2011/10/04(Tue) 00時半頃

【人】 牧人 リンダ


 そう
 憎しみ合って いがみ合って
 お互いを否定するのは辛いもの

[そんな言葉を発しながら
 私は幸せな存在だと、思う
 彼に否定されることなく傍に居れるのだから]

 だから私にとっては、

[そ、と彼へ視線を向けた
 仄かな笑みに滲む光は小さく揺れただけ
 きっと彼の見た"存在"を見れたのならば
 綺麗、と思ったのかもしれない]

 あなたも、綺麗。

[男性に対して使う言葉としては適切じゃないかもしれない
 けれどそれは偽り無い本心だった]

(7) 2011/10/04(Tue) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 …あぁ、ここは失礼。
 俺はフィリップ、コイツはミスタ。
 
 そうだよ、オスカー。
 君のことも、ホリーのことも、何度も"見た"から。

 …そう、だから来たんだろう?君も、俺も。
[終わりを識って、それでもここで見守ることを選んだ。
 それは同じだろう?と視線で問いかける。


 肩の上の鮮やかな翼は、バサリと空気の中を泳ぐように、「逢いに来た」と語る少女の元へ。]

(8) 2011/10/04(Tue) 00時半頃

【人】 牧人 リンダ


 おはよう
 こんにちは
 こんばんわ

 私の声が聞こえますか?
 なにか見えますか?

 すこしでもかまいません
 もしもそこに在るのなら

 私たちと一緒に居ませんか?

[そ、と顔を人影のほうへ向けて
 少し大きめな声で呼びかけた]

(9) 2011/10/04(Tue) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 …おかえり。

[リンダの姿を見つけて、
 まるで古い友人に数年ぶりに出会ったかのような懐かしさで、微笑んだ。]

(10) 2011/10/04(Tue) 00時半頃

ホリーは、オスカーがその輪の中に居る事は未だ気付かぬまま**

2011/10/04(Tue) 01時頃


【人】 小悪党 ドナルド

[綺麗、と。こちらをまっすぐに見て告げる彼女。
思わず苦い笑みが浮かんだのは、男だてらに綺麗と言われたからじゃない]

俺のこと、綺麗なんて言うのは、後にも先にも世界でお前さんひとりくらいだぜ。

[見た目通りのチンピラ風情。組織の中でも使い捨ての鉄砲玉。
生きるためならなんだってやった。先を視る能力さえも、自分が生き延びるためにしか使わなかった]

まぁ、俺を綺麗だって言うお前さんごと、その言葉も否定しないでいてやるよ。

[まだ苦味残したまま、小さく、笑って]

(11) 2011/10/04(Tue) 01時頃

双生児 ホリーは、メモを貼った。

2011/10/04(Tue) 01時頃


【人】 牧人 リンダ


 "…ただいま"

[呟いた声は届いたかどうか
 >>10 微笑み返すも視線は未だ彼の方へは向いて居ない
 あくまで人としての在り方を貫くように
 同属ではあれど"願い"から生まれた私の終末として]

(12) 2011/10/04(Tue) 01時頃

【人】 牧人 リンダ


 嬉しい……

[>>11 ぐ、と堪え華が咲く様に笑う
 堪えねば彼に抱きついてしまいそうだったからだ
 胸元で繋いで居ない方の手をきつく握って]

 私はあなたの事を、

[識っているから―――。
 言いかけた言葉を飲み込んだ
 それは自分の存在理由を明かすに等しいから]

 ……何よりも大切に思うから

[だから別の、言葉に代えて]

(13) 2011/10/04(Tue) 01時頃

【人】 牧人 リンダ


 ごめんね
 変な事ばかり言ってるね
 でも、

 でも、ね
 嘘じゃないから

[よくよく思えば人としての言動を外れている
 解っては居ても漏れてしまう思いは
 代わりを立てるのに精一杯だった
 "願い"から生まれた私は彼が
 ドナルドが、此処へ来た時に"生まれた"に等しい
 弟の記憶も愉しかった思い出も
 獣医になりたかった過去も何もかも
 その瞬間に作られた"願い――リンダ――"の存在

 私は言わば彼であり
 彼が居なければ私は、終末を抱いて消えるのだから]

(14) 2011/10/04(Tue) 01時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

─ 世界樹の下 ─

[オスカーと手を繋いだまま、樹の下へ。]

 こんにちは。

[出迎えてくれたのは、金髪の少年。
 大きな赤いとり。]

 あなた、私の事、しってるのね。
 うれしい。

[ふわりと微笑む。]

 真っ赤な羽の、天使みたい。

(15) 2011/10/04(Tue) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[彼女が、何かに耐えるように、それでも必死に言い募る言葉。
自分はその言葉の半分もわからないけれど、ただひとつわかるのは]

あぁ、うん、――わかってる。

[両手がふさがっているから、彼女をなだめようにも、頭を撫でることも頬に触れることもできやしない。ただ繋がれた両手に、そっと力込めて]

お前さんが、嘘は言ってねぇってことと。大事なこと言ってんだってことは、わかるから。

[だから、そんな顔、するなと。華の咲くように、痛みを堪える彼女に、囁いた]

(16) 2011/10/04(Tue) 01時頃

ドナルドは、遠くからふいに聞こえた奇声に、そちらへと視線を向ける

2011/10/04(Tue) 01時頃


【人】 小悪党 ドナルド

[彼女が大きな声で呼びかけていた先。白と黒のふたつの影。
黒い影が、ぎょろりとした目をさらに大きく見開いている。その眼差しは、まっすぐにこちらを――自分を、捉えて]

……おい、

[どうした、と問いかける前に、黒い男は奇声を発しながら後ずさる。見開かれた目。顔を覆う指の隙間から覗くその目は、霧の向こうを見つめるように白くドロリと濁って]

まさか、アンタ、

[あの瞳は。見てはいけない物を見ている。――そう直感が告げる。
黒い男は、こちらから一度も目を逸らさぬまま奇声を発し続けて]

あ、

[ブツリ。奇妙な音がした。

静かで、大きな音だった。

こちらをひたりと見据えたままの濁った瞳が、苦しみから解放されたように、緩んで]

(17) 2011/10/04(Tue) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

あ……、

[それは、とても、とても呆気なかった。
黒い男の体が、音も立てずに解けていく。

芽吹く。芽吹く。伸びていく。

瞬く間に呑み込まれて、引きこまれて、そして]

(18) 2011/10/04(Tue) 01時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 フィリップ?

 ミスタ?

[聞き覚えのある名前。
 いつの夢だったんだろう。
 ぼんやり、薄暗くて、よくは見えなかったけど、そんな名前を聞いた気がした。]

 それと……。

[くるりと見回す。
 首を傾げる。

 夢の中で会った、ような………]

(19) 2011/10/04(Tue) 01時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[黒い体は、世界樹に還元され。その枝に一枚の若葉が芽吹いた]

(20) 2011/10/04(Tue) 01時半頃

ドナルドは、恐れるより先に、その若葉の色を美しいと*思った*

2011/10/04(Tue) 01時半頃


【人】 牧人 リンダ


 ―――、うん
 ありがと

[否定をされない幸せ
 何より理解しようと紡がれた言葉までもが染み
 与える側の筈が与えられてばかり居る
 幸せを噛み締めるように頷いたが]

 ……?

[彼の見た視線を追うように其方へ視線を移した
 唐突に何かが彼に視えたのかと思ったからだ]

(21) 2011/10/04(Tue) 01時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2011/10/04(Tue) 01時半頃


【人】 牧人 リンダ


 あ―――

[光景は常であり常では無い
 きっと人間が普通に触れる事は先ず無いものだ
 だからそんな光景が広がっていくことに
 何よりも彼の心を案じ身体中の血の気が引くような
 そんな感覚に捉われた]

 "見ちゃだめ……"
 "見ちゃ……だめ……"

[止める事も出来なければ、口にする事も出来ない
 摂理を止める術なんて持ってはいない
 だからただ、唇を噛んで祈るしか出来なかった]

(22) 2011/10/04(Tue) 01時半頃

【人】 牧人 リンダ


 ……ねぇ

[漸く振り絞った声は
 光景を見詰める彼の横顔へ恐る恐る発せられた]

 此れでも未だ
 あなたは此処に居たいと
 ……本気で思うの?

[彼が逃げ出しても可笑しくは無い光景。
 ただ、自分自身の存在否定にも等しい問い掛けは
 矢張り内心の怯えを拭うまでには*至らない*]

(23) 2011/10/04(Tue) 01時半頃

牧人 リンダは、メモを貼った。

2011/10/04(Tue) 02時頃


長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2011/10/04(Tue) 02時頃


【人】 鳥使い フィリップ

[あぁ、彼女が"願い"ならば、自分は何だったのだろう。
 あまりに遠すぎて、もう忘れてしまったけれど。

 芽吹く若葉の新芽は、赤い翼に交じる緑の羽根の色。]

 もうすぐ、だね。
 …奏でようか、最終楽章を。

(24) 2011/10/04(Tue) 02時頃

【人】 靴磨き トニー

[フィリップの言葉、アイリスの言葉。
少年の耳に入っては流れていった。
嫌な思い出に浸っていたから――。
「せかいをほろぼした」経験は、ここまできて彼を苛ませていた]

この世界は俺のせいじゃなく滅んでくれたらいい。

[ぼそりとつぶやく]

[>>1:60 手を繋いだ男女がやってきて、反応したフィリップの言葉にふと我に返る。
アイリスの手をぎゅっと握っていたことに気付き、少し緩めるが、このまま離していいものかどうか、惑う。繋いでいたかったから]

オスカーに、マーゴ、か。
俺はトニー、……トニーだ。

[もはや長ったらしい名前を伝えるのは諦めた]

(25) 2011/10/04(Tue) 08時頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2011/10/04(Tue) 08時頃


【人】 流浪者 ペラジー

― 世界中の根元、サイモン・ドナルド・リンダ ―

[現れたのは、一対の男女。

眼帯の男が、サイモンに声をかけた、その時。
彼は『いなくなった』。

崩れた数多の世界と同じように。]

(26) 2011/10/04(Tue) 09時頃

【人】 流浪者 ペラジー

ああ――…

[残念だ、と思った。
だが、悲しい、とは思わない。悲しみを感じるには、彼との関係性は薄すぎる。]

君たちは?

[僕は新しく現れた男女に問う。
世界の終わりのその時まで、こうやって人間を見ていられたらいいなと、思う]

(27) 2011/10/04(Tue) 09時頃

【人】 流浪者 ペラジー

[僕は元々、ただの器だった。

アンドロイド、レプリカント、ウォーカロン…
時代によって呼び名は様々だったが、要するに、ロボットみたいなものだ。
普通と違うのは、僕にはある人間の頭脳が搭載されている、ということ。

僕のパートナだった、彼女――ソフィアは、ある事故で身体の大部分を失った。だが、脳だけは無事だった。
そこで、とある実験が行われた。

人間の脳に、機械の身体を与える事が出来るのか?]

(28) 2011/10/04(Tue) 10時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

[実験は成功した。ように見えた。

いや、正確にはやはり成功していた。彼女の脳は、新しい身体を問題なく操り、義足や義手を得た普通の人間のように、生きる事ができるようになった。

しかしひとつだけ、博士たちが思いもよらなかった事態が発生した。
彼女が新しい身体を得たように、機械の身体のほうも、新しい意識を得てしまったのだ。

博士たちは、この事象を彼女の精神的外傷による乖離性同一性障害、と、判断した。

だけど、事実はそうじゃない。それは、僕らしか知らない事。]

(29) 2011/10/04(Tue) 10時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

[とにかく、そうして僕と彼女はパートナとなった。

自由に動く体を手に入れた彼女は、世界中を旅して回ることにした。僕は勿論、彼女の選択に異論なんてない。]

(30) 2011/10/04(Tue) 11時頃

流浪者 ペラジーは、メモを貼った。

2011/10/04(Tue) 11時頃


【人】 流浪者 ペラジー

[一年をすぎた頃から、彼女は壊れ始めた。

はじめは、悪夢をみた。
砂上の城のように崩れていく幾つもの世界。
荒れ果てた大地と、そこに根を張る巨樹。]

『逃げなきゃ。ここももうすぐ消える』
  ―それは夢だよ、君は夢に憑かれているんだ
『ねえ、行こう。』
  ―どこへ?
『ここじゃないところ。ああ、崩れる』

[そして、僕は見た。世界が音も無く崩れる瞬間を。]

  ―なにが、起こって
『逃げなくちゃ。逃げるの。』
  ―逃げるって、どうやって…
『ねがえば、いい』

[気がついたときには、見知らぬ街にいて]

(31) 2011/10/04(Tue) 11時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

[それからは、二人で『世界』を転々とした。
だけど、何処へ行っても崩れる世界は追ってくる。

そしてついに、彼女は完全に…壊れて、消えてしまった。

『つぎがさいご。つぎですべてのせかいが、おわる』

鏡の中の虚ろな瞳が呟いた。

『わたし、つかれちゃった。さきに、いくね』

それが最後だった。]

(32) 2011/10/04(Tue) 12時頃

【人】 流浪者 ペラジー

[――そして。彼女が消えて、僕にも彼女が見ていた景色が見えるようになった。

砂上の城のように崩れていく幾つもの世界。
荒れ果てた大地と、そこに根を張る巨樹。

次が最後。

終焉の地に自ら赴くか、追ってくる滅びに身を委ねるか、ほんの少しの間迷って。

僕は、願った。
滅びの地へ。
すべてが消えてしまうというのなら、
それがもう決まった事だというのなら。

生きている理由ももう特にないけど。
せめて、最後まで見届けよう。]

(33) 2011/10/04(Tue) 12時頃

【人】 牧人 リンダ

―― 世界樹の根元 ――

 ……

[>>27 此方へ問いを向けた人物を見遣る
 ちらと傍の彼にも一瞬視線を遣った後に
 再び視線を戻すと]

 私たちは此処を目指し
 先程、漸く辿り着いた者です
 あなたに危害を加える心算はありません

 安心してください

 あなたは?

[淡々と、問う]

(34) 2011/10/04(Tue) 17時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

[帽子の女の問いに]

僕はペラジィ。
終焉を見届けに、来た。

嬉しいよ、こんなところでもまだ、人間がいる。

[僕は彼女に片手を差し出した。さっき、サイモンにしたように。

彼は結局、その手をとることは無かった。]

(35) 2011/10/04(Tue) 19時頃

【人】 牧人 リンダ


 そう
 ペラジィ

[にこり微笑んでは右手を差し出した
 握り合えば左手を伸ばし]

 こっちへ来て?

[眸をじっと見詰めながら
 一歩此方へ寄るように懇願した]

(36) 2011/10/04(Tue) 19時半頃

【人】 受付 アイリス


……ミスタ。おいで?

[>>8フィリップの肩から羽ばたいた鸚鵡]
[崩れてゆく宙の中をまるで鮮やかな魚のようにたゆたう]
[トニーと繋いでいない方の腕を伸ばした]
[そこに舞い降りるひとひらのぬくもり]

ありがとう。
その翼に触ってもいい?

[しかし、瞬間、鸚鵡を乗せていたはずの少女の腕が消えた]
[ひじから先が虹になってしまった]

……──あ。え?

[ぱちくりと瞬きしたら腕は腕のままだった]
[虹は掻き消えてしまったかのように何事もなく]
[見間違いかな、とか、思ったのだけど]

(37) 2011/10/04(Tue) 21時頃

【人】 受付 アイリス

[こちらに近づいてくる、集まってくるひとびと]
[>>4ただいま、という女性の言葉に]
[ああそうか、あたしは還ってきたんだ、と]
[なぜか唐突に、そう、腑に落ちた]

……そっかあ。
あたし、もう──

[ミスタに頬を寄せる]
[呟く]


全然、もう、一般人でもなんでもないんじゃんね。
オスカーに嘘ついちゃったかも?


[笑い出しそうな、泣き出しそうな、複雑な表情で]
[>>19くるりと辺りを見回した少女に会釈した]
[おんなじ年齢くらいかなーとか思いながら]

(38) 2011/10/04(Tue) 21時頃

【人】 受付 アイリス

[>>25トニーの零した呟き]
[繋いだままの手の力がわずか緩んだのを感じ、彼を見上げた]
[こっちの手が虹になってしまったらどうしよう]
[今度はそんなことを考えてぐるぐる]

[彼はあたしが人間じゃなくなったって知っても]
[こうして手を繋いでいてくれるんだろうか**]

(39) 2011/10/04(Tue) 21時半頃

受付 アイリスは、メモを貼った。

2011/10/04(Tue) 21時半頃


【人】 長老の孫 マーゴ

[きれいな、栗色の髪の女の子。
 あたたかな色のワンピース。

 私より、少しだけ年下かしら?]

 私は、マーゴ。
 あなたは……アイリス?

[しっている。
 だって、1日前に夢で会ったもの。]

(40) 2011/10/04(Tue) 21時半頃

【人】 受付 アイリス

[マーゴから名前を呼ばれて顔を上げる]

うん、あたし名前はアイリスよ。
マーゴもフィリップみたいにみんなの名前識ってるんだあ。

……傷、だいじょぶ?
手にも、足にも。
いろいろ大変だったみたいだけど。

間に合ってよかったね。
もうすぐ世界は終わっちゃうみたいだし。

(41) 2011/10/04(Tue) 21時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 ううん、わからないひとも、いるの。

[ゆるやかに、首を振る。]

 アイリスとは、昨日、夢で会ったから。
 だから、わかったの。

 ……傷?
 うん、たくさん転んだから、たくさんできちゃった、けど。
 オスカーが、あたらしい靴、作ってくれたから、大丈夫。

 ありがと。

(42) 2011/10/04(Tue) 22時頃

【人】 流浪者 ペラジー

…?

[よくわからぬまま、リンダへ一歩、歩み寄る。]

(43) 2011/10/04(Tue) 22時頃

【人】 牧人 リンダ


 ん

[此方へと歩み寄った姿
 微笑と共に両腕を大きく広げると
 ふわり
 髪を靡かせてペラジィを優しく抱き締めた]

 あなたも―――
 お帰りなさい

 怖くは無い?
 寂しくは、無い?
 

(44) 2011/10/04(Tue) 22時半頃

【人】 受付 アイリス

わかんないひとも?
そっかー、全員てわけじゃないんだ。

でもあたしのことは識っててくれたんだ。
なんかちょっと嬉しいよねそういうの。
昨日のマーゴの夢に出てたあたしはなにをしていたんだろー。

[白い肌に、小さな傷がたくさん]
[たくさん転んだ、という言葉を聞けば]

ちょっとした傷くらいなら、促進剤があるよ。
細胞を活性化させて傷の治りを早めるの。
あっという間よ。

[と、ここまで乗って来た銀色の箱のほうを振り向くと]

(45) 2011/10/04(Tue) 23時頃

【人】 受付 アイリス


……あ、あれ?

[なくなっていた。背景の景色ごと、すべて]
[まるでノイズが掛かったような空間の先は虚無が広がる]
[もしくは崩壊した別の次元や世界にリンクしているのか]
[時折、ちらりとオーロラのような光が揺れる]

[マーゴのほうを向いて、困ったような表情]

ごめん、あたし、いろいろと便利道具を持ってたんだけど。
……消えちゃったみたい。

治してあげられなくて、ごめんね?

(46) 2011/10/04(Tue) 23時頃

アイリスは、時折、腕が虹になるのを首を傾げながら眺めている**

2011/10/04(Tue) 23時半頃


受付 アイリスは、メモを貼った。

2011/10/04(Tue) 23時半頃


【人】 牧人 リンダ


 "最後の調べが―――"

[>>24 同類の声に思念を送る
 きっと周囲の人間には届かない
 聞こえるのはあくまでも同類に、のみ]

 "皆にとって心地よく"
 "何より幸せで有れば良いわ"
 
[揺れる七色の元で
 願うのは本来のあり方としての自分]

(47) 2011/10/05(Wed) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[世界は崩れ、壊れ行く。

 それを導くかのように。
 もしくはそれをなぞるかのように。

 空へと高く手を伸べた。]

(48) 2011/10/05(Wed) 00時頃

【人】 流浪者 ペラジー

…え。

[突然抱きしめられて、戸惑った。]

ん…

怖くは、ない。
寂しさは…少しだけ。

僕のパートナは、消えてしまったから。

(49) 2011/10/05(Wed) 00時頃

【人】 牧人 リンダ


 "主が地に舞い降りる"
 "一つ二つと何者にも等しく終わりを報せる為に"

[音は共鳴し、微かに放つ光に乗って
 やがて空の七色に優しく吸い込まれていく
 まるで世界樹に還元される人体のように]

 "其れは七色の光を纏い"
 "ある者は温もりを"
 "ある者は繋がりを"
 "しかして其処へ放られたのは"
 "願いのうちの一欠けらでしかない"

[小さく覚束ない音程は
 ひと繋ぎになり願いへと昇華されていく]

(50) 2011/10/05(Wed) 00時頃

【人】 牧人 リンダ


 そう――

[ペラジィの耳元で囁いた
 温もりを分け与える為に強く抱き締めて]

 きっと辛かったのね
 ……でも、もうすぐ
 その辛さも寂しさも一緒になるの
 誰も彼もが一緒になるから

 だからもう
 此処で休んでもいいのよ
 
[そ、と優しく頭を撫ぜながら]

(51) 2011/10/05(Wed) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[指先には鮮やかな色の鳥の羽。それはまるでタクトのよう。
 オーケストラの指揮者のように、滅びという名の交響組曲を…]

(52) 2011/10/05(Wed) 00時頃

【人】 牧人 リンダ


 ……

[>>52 指揮者を仰ぐ
 ペラジィを胸に抱えながら
 其れはまるで管楽器を抱く奏者のように]

 "主は詠う"
 "わたしが来たのは"
 "地上に平和をもたらすためだと思ってはならない"
 "平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ、と"

 "願いは誰の平和であり"
 "願いは誰の剣なのか"
 

(53) 2011/10/05(Wed) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

フィリップとミスタ、ね。
よろしく。

[>>8金髪の少年と鳥の名を聞いて、軽く頭を下げる。
自分のことだけでなく半身のことも何度も見たと言われると流石に気分は良いものではなかったけれど、顔には出さない。
だから来たんだろうと言われると、曖昧に頷いてみせた。
彼が見守りに来たのだろうと言っていたら頷きはしなかっただろうけれど。

>>25トニーからも名を聞けば同じように頭を下げて。
>>38僕に嘘をついたかも、というアイリスには緩く首を傾げた。]

別に、嘘つかれてたって構わないけど。

[どうせ世界はじき終わるんだし、ただ此処に集まっただけなんだから。]

(54) 2011/10/05(Wed) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

[まるで何かを指揮するようなフィリップの仕草に、目を細める。

終焉を導いているようなそれを、見つめて。]


…終わりには、始まりが付き物、だけど。

この世界が終わったら…その後には。
何が、始まるんだろうな。

[何の気なしに思ったことを呟く。
何が始まろうとも、きっと僕という存在はもう無いだろうからそれ自体にあまり興味はないけれど。

なんで僕は此処にきたかったんだろう、とも過ぎった。]

(55) 2011/10/05(Wed) 00時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[アイリス>>46に、こくんと頷く。]

 夢で、みたひとは……わかると、思うの。
 覚えてれば……だけど。

[声だけ、だったり。
 姿だけの事も、あるから。]

 アイリスは……とり、さがしてた。

(56) 2011/10/05(Wed) 00時半頃

【人】 双生児 オスカー

[思案は途中で止めた。
失くした記憶を探るなんて無駄なことをしても仕方ない。

思案の代わりに、今だ手を繋いだままのマーゴを見て。]

ところでマーゴ。
あんた、手、離さないの?

[首を傾げて彼女に再度問いかける。
離さない理由も無いが離したい理由も特に無いから、別にこのままでも構いはしないけれど。]

このままだと、僕と手繋いだまま終わっちゃうことになるよ。
此処にこなきゃいけないと思った理由、探さなくていいの?

(57) 2011/10/05(Wed) 00時半頃

【人】 牧人 リンダ


 "願いは高く舞う"
 "魂から羽ばたく一欠は"
 "やがて七色を纏い其々の終末へ代わるだろう"

[小さく息を吸う
 小節も残り少なくなった
 世界はじきに終焉を迎えるんだ
 結局、私は]

 "其れは誰にも等しく降り注ぎ"
 "誰にも等しく終わりを報せる鐘"

 "せめて何れの子らも安らかでありますように"

[この道を選ぶしかなかった―――。
 後悔があるとすれば
 彼の
 ドナルドの"願い"として*在り続けられない事くらい*]

(58) 2011/10/05(Wed) 00時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 けが……。

[繋いでいない方の手を、じっと見る。
 小さな傷が、たくさん。]

 ちょっと、ちくちくする、けど。
 だいじょうぶ。

[だって、もうすぐいたくなくなる。]

 ありがとう。

[せかいがおわれば、みんななくなる。]

(59) 2011/10/05(Wed) 00時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 あ……。

[オスカーに言われ、繋ぎっぱなしだった手を離した。]

 ごめん、なさい。
 わすれて……た。

 ここにきた理由、って。
 そういえば、なんだろ?

[こくりと首を傾げるが、表情はあまり変わらぬまま。]

 えっと……ね。
 船が沈んだ時に、見た、夢の中で。
 私、ここにいた……から。

(60) 2011/10/05(Wed) 00時半頃

【人】 双生児 オスカー

別に謝る必要はないけど。
あんたが迎える終わりが僕と一緒じゃあんまりだろ。

[>>60今まで繋いだままだった手をひらりと振って肩を竦める。
首を傾げる様子には、ふぅん、と小さく洩らして。]

此処にいたから、いかなきゃいけないんだと思ったとか?

(61) 2011/10/05(Wed) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

ま、どんな理由だって良いさ。
僕よりはマシだよ、きっと。

[どうせ滅ぶなら見届けたいと思ったことだけ覚えている自分。

大切な半身の手を離した理由すら忘れてしまったけれど、きっと自分はろくでもない人間だ。
半身と離れた時には記憶はまだあったはず、半身を追いかけることだって出来たはず。
それでも今自分が半身と共にいないということは、自分の意思で半身よりもこの景色を選んだということで。]

僕はきっと、何もかも捨てたかったんだ。

[終わりを見届けたいという願いは、きっと全て無くしてくれるそれを見届けたかったから。
ホリーは、きっとそうじゃなかったんだろう。
だからきっと、僕と彼女は一緒に居られなかった。

今、彼女が此処に来ているなんて、僕はまだ、*知らなかった。*]

(62) 2011/10/05(Wed) 01時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/10/05(Wed) 01時頃


【人】 小悪党 ドナルド

[投げかけられる問い。芽吹いたばかりの新芽を見上げながら、その言葉の意味を思う。

此処とはどこだ。此処とは、どこだ。
此処にいられないなら、それなら何処へ]

……違うな。

[ぽつりと呟く。淡い幻が像を結ばぬままに視界で揺れる]

此処、っていうのは、この樹のことじゃねぇ。
俺のいる場所、俺のある場所。終わりゆく三千世界。

[彼女が白いフードの人影を抱きしめる。二人が交わす言葉の隙間、空の光布のたゆたいとともに響く、高く澄んだ揺らぎ]

今までに崩れ去った世界の残滓が流れ着いて此処に溶け込む。
全ては世界樹に還元され、世界樹は全てを内包し、そして世界樹は「あの存在」の中へと消える。

[響く声。響く歌。聞こえないのに、訪れる理解。
あの時視た幻視の意味が解き明かされていく]

(63) 2011/10/05(Wed) 01時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

世界の誕生と隆盛、そして滅びのサイクルは、ただの反復運動。
その摂理はとてもシステマチックで、自動的だ。

そこに抒情などない。

[救いなどない。想いなどない。まして、願いなど。
――…あぁ、それでも、]

(64) 2011/10/05(Wed) 01時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[曖昧な幻が視界の中で収束する。意識が本来の自分と同期する]

……滅びに、この世界に、俺自身に、意味なんざなくても。
それでも俺は、死ぬまで生きてるんだ。

誰が与えてくれなくても、意味なんて自分で勝手に作ればいい。

[呟いて、顔を手のひらで拭う]

(65) 2011/10/05(Wed) 01時半頃

【赤】 小悪党 ドナルド

……そうか。俺もアレの「装置」の一部か。

(*0) 2011/10/05(Wed) 02時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 そう?
 私は、オスカーが一緒だったら、うれしいかな……って、思った。

[はなれた手。
 さっきまであったかかったのに、もう、つめたい。
 あたためようと、自らの頬を包み込む。]

 すてちゃう、の……?
 みんな……。

[よく、わからないけれど]

 そんなの、かなしい………。

[少しだけ、泣きそうになった**]

(66) 2011/10/05(Wed) 02時頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2011/10/05(Wed) 02時頃


【人】 記者 イアン

 そうみたいだな?
 俺の写真にも人らしい物は写ってなかったけど……
 ま、結構な人数いるみたいだし、行ってみるか?

[どことなく寂しそうな目を向けるホリーの肩に手を回し
心配するな、とポンポンと掌で肩をたたいた]

 最後は日常みたいに終わりたいんだろ?
 世界の終りに俺と二人きりなんて非日常にも程があるってもんだよ。

[言いながら、人だかりの傍へと歩み寄り……]

 どーも。

[いつもと何ら変わりない風に極めて明るく挨拶をした]

(67) 2011/10/05(Wed) 03時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2011/10/05(Wed) 03時頃


【人】 流浪者 ペラジー

―ありがと。

[小さく呟いて。]

(68) 2011/10/05(Wed) 08時頃

【人】 流浪者 ペラジー

[そっと、彼女から身体を離し、樹の根元に座ってみる。

さっきまでサイモンが座っていたところ。
遠くの景色が、さらさらと崩れて消えていくのが見える。

きっと、もうすぐ、此処も。]

(69) 2011/10/05(Wed) 08時頃

【人】 靴磨き トニー

[空を、見ていた。
遠い遠い空を。今は無き空を。
崩れていく空の向こうを。
今にもその空を割いて魔物が出てきそうな恐怖。
それを空ごと破壊しようという恐怖。

少年は、空を見ていた。

不意に、手を繋いでいた少女が振り返り、自分を取り戻す。
つられて振り返るも、自分たちが乗って来た怪しげな銀の箱が、そっくり消えていた]

おお、消えてやがる。
魔物に喰われたみてえだな。

[思わずつぶやいた]

(70) 2011/10/05(Wed) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー

…嬉しい?

[>>66自分の頬に手を当てるマーゴを不思議そうに見て。]

……本当にあんた、変わってるな。

[呆れたような声音で呟きながらも、ふ、と微かだが柔らかく笑う。
が、彼女の続けた言葉にその笑みをすぐに潜めて緩く顔を横に振った。]

捨てたかった、だよ。
少なくとも今の僕には、捨てたくないものがある。

[僕は自分の過去なんか失っても痛くなかったんだろう、だから頭の中がほとんど空っぽになっても平気なんだ。

でも、こうなってようやく、ただ唯一持っていたいものがあると知った。
大切な半身の記憶。
ホリーの存在だけは、忘れたくないと。]

(71) 2011/10/05(Wed) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー

…何、どうかした?

[何だか泣きそうな顔をするマーゴに首を傾げ、ぽふ、と彼女の頭に手を乗せた。
彼女の返事はどうあれ、頭を軽く撫でてから手を下ろす。]

…ん?

[>>67新たな男の声に、視線を向けて。

男の傍らにいる存在に、目を見開いた。]

(72) 2011/10/05(Wed) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー


……ホリー。

[名を呼ぶ。

ずっと一緒だった半身。
自分と同じ、でも違うと知った半身の名。

その後に続ける言葉を、探して、探して。]

…君の名前。
忘れないでいられて、良かった。

[この言葉を、*選んだ。*]

(73) 2011/10/05(Wed) 21時半頃

【人】 双生児 ホリー

そう、だね。
行くだけ行ってみよう。
みんな一緒の方がなんとなく安心出来るし。

[イアンに肩を叩かれるとこくりと頷いて]

ふふ。
そう言えば、知らない男の人と二人きりって言うのは普通ではないかもね。

[心細い時に側に居てくれた人だからあまり気にはしていなかったけど、それを思うと少しだけおかしくて笑いが毀れる。
人だかりに近寄ればイアンが挨拶する隣できょろきょろと辺りを見て]

(74) 2011/10/05(Wed) 22時頃

【人】 双生児 ホリー

オス、カー……。

[名を呼ばれ、そちらを振り向く、聞いた事のある声]

やっぱり、来てたんだ。
会えてよかった。

[自然と涙が毀れた]

(75) 2011/10/05(Wed) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

うん。
此処に来たかったのは、僕の方だし。

[自然に駆け寄って、半身の前に立つ。
零れた涙に指を添わせて、拭って。]

…ごめん。

[自分のせいで泣いているのだろうと思うと、胸が痛かった。]

(76) 2011/10/05(Wed) 22時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2011/10/05(Wed) 23時頃


【人】 長老の孫 マーゴ

[生まれ育ったのは、水の都。
 とても素敵な、街だった。

 ある日、沢山雨が降って。
 いつまでたってもやまなくて。
 小さな家が、水に沈んで。
 大きな家も、水に沈んで。

 まちが、しずんで。

 生き残ったひとたちは。
 みんな、船で逃げたけど。


 逃げ場所なんて、なかったから。]

(77) 2011/10/05(Wed) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

あんたが、ホリーを連れてきてくれたのか。
ありがとう。

[ホリーからイアンへと視線を向け、軽く頭を下げ礼を言って。
またホリーへと視線を戻し。]

…僕を、怒ってる?
それとも、恨んでる?

[僕は彼女の気持ちも確認しないままに連れ出した。
もう覚えてはいないけれど、彼女の手を離したのも多分僕だ。

そんな身勝手をした僕を怒るか恨むかしても不思議じゃないからと、そう問いかけた。]

(78) 2011/10/05(Wed) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[みんな、みんなしんじゃったのに。
 涙は、ちっとも出なかった。


 だって。

 私も、もうすぐそっちへ行くから。]

(79) 2011/10/05(Wed) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[髪を撫でるオスカーの手が、とても気持ちいい。
 ごめんね、ばさばさの、きたない髪の毛で。]

 ……ぁ……。

 ホ、リー?

[顔を上げると、そこには、オスカーそっくりの女の子。
 だから、すぐに分かった。]

 オスカー。

 よかった、ね。

(80) 2011/10/05(Wed) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

[けれど、ホリーの答えを聞く前に目に入った光景に、意識を奪われた。

遠くに見えていたはずの瓦礫が、消えていた。
さらさらと音を立てるように、崩れていく世界が見えた。]


───…嗚呼。

消えるんだ。

[何もかも。

世界も、自分も、ホリーも。
そう思った時、さっきのマーゴの言葉を思い出して彼女の方を振り返り。]

(81) 2011/10/05(Wed) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

…マーゴ。世界が消えるよ。
終わりが来る。

君、さっき、僕と一緒なら嬉しいかもって言ったろ。

だから…一緒に、消える?

[そう、手を差し伸べて*微笑んだ。*]

(82) 2011/10/05(Wed) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[さらさら さら

  きこえる

 とてもきれいな おと


     せかいのきえる おと]

(83) 2011/10/05(Wed) 23時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/10/05(Wed) 23時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[滅び奏でるが如き歌に、鮮やかな色の翼は天を目指すように舞い上がる。
 高く高く、梢の先へ。
 

 同じ色を持つ二人の視線が出会うのに気づいて、満足気にうなづいた。
 ともにあるべきだと、そう思ったから。

 もう僅かな時間しか、残されていないけれど。]

(84) 2011/10/05(Wed) 23時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2011/10/05(Wed) 23時半頃


【人】 流浪者 ペラジー

もうすぐ、僕は消える。
そうしたら君に、逢えるのかな。


そうだといいね。

[その先は無だと、解ってはいるけれど。
願わずにはいられなかった。]

(85) 2011/10/05(Wed) 23時半頃

【人】 牧人 リンダ


 ……

[残された僅かな時間
 空を仰ぎ
 大樹に視線を移し
 ゆっくりとドナルドへ移す]

 私はリンダ。
 
[今の今まで彼にだけは意図的に名乗らなかった
 きっと其れが最後の言葉になると
 何処かで自覚していたから]

(86) 2011/10/05(Wed) 23時半頃

【人】 牧人 リンダ


 あなたと過ごした時間は
 とても短かったけれど

[一度俯いて]

 "   "よ、―――ドナルド。

[顔を上げると
 彼の名を確りと呼び柔らかく*微笑んだ*]

(87) 2011/10/05(Wed) 23時半頃

リンダは、さらさらと足元から光の粒子のように*解けていった*。

2011/10/05(Wed) 23時半頃


牧人 リンダは、メモを貼った。

2011/10/05(Wed) 23時半頃


【人】 長老の孫 マーゴ

 いっしょ、に?

[首を傾げる。]

 私、オスカーと……いっしょ?


 ………。

 うん。

 とっても、嬉しい。

[おそらくは、今までで一番の笑みを浮かべて。
 オスカーの手をとり、握った。]

(88) 2011/10/05(Wed) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[遠く、世界の輪郭が煙る。溶け落ちる度に伸びる梢]

俺は、最後まで俺でいられるかな。

[幻視の中の存在が自分を浸食しているのがわかる。
さまざまな摂理がゆるやかに理解できてしまう]

……なんで俺だったんだろうなぁ。

[一番最後に消える、世界のひとかけら。何故自分はそれに選ばれてしまったのだろう。

そこにも意味はないのかもしれない。
それを完全に理解した時、自分は自分でなくなってしまうのだろう]

(89) 2011/10/05(Wed) 23時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[次第に身体は透き通り、輝く塵となって消えていく。

 人ではないそれは、世界を終わらせるために生まれたのだろうか?
 それも、全て壊れて消えてしまえば、無意味なのだろうけれど。

 高い高い空の上、鸚鵡は一際甲高い声で啼いた。]

(90) 2011/10/06(Thu) 00時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[きえてゆく

 せかいが

 きえてゆく

 わたしも


 でも、怖いとは思わなかった。

 だって───……]


 いっしょ、だもん。

(91) 2011/10/06(Thu) 00時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[世界は無情でも、その御使いはとても情け深いようで。
世界樹の御元に侍る彼らもまた、同じ滅びの定めを辿る。
上を見上げれば膨れ上がる若葉の中を羽ばたく赤。
世界は未だとても美しい]

……リンダ、

[告げられた名を、繰り返して。彼女の方へと手を伸ばす]

ありがとう、な。最後まで……、

[あぁ。生きたい、生きていたい。
ずっと、ずっと自分で在り続けたい]

リンダの、願い、俺は叶えてやれたか?

(92) 2011/10/06(Thu) 00時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[伸ばした指先が頬に触れるのと、
 彼女が崩れて消えるのと、どちらが先だったろう]

リンダ、

[傍にいたい、と。繰り返し言った彼女。
それはそのまま結局、誰かの傍にいたい、誰かに望まれたいという自分の願いで]

ありがとう。

[――…あぁ、苦しい。
なんの意味もなくたって、世界の終わりはこんなにも静かで、明るくて、恐ろしくて、そして、]

(93) 2011/10/06(Thu) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

[マーゴの手を強く握って、笑う。

ホリーよりも世界の終わりを選んだ、その理由を忘れるまでは孤独はむしろ心地良かったんだろう。
だからホリーを追わなかった、求めなかった。

でも、理由を忘れてからは半身がいないことが辛かった。
視て探すことは出来ただろうけれど、引き換えに半身を忘れるかもしれないと思えばそれも怖くて。

だからずっと、一人でいた。
笑うことも、驚くこともなかった。

マーゴに会うまで、ずっと。]

(94) 2011/10/06(Thu) 00時頃

【赤】 小悪党 ドナルド

[――…とても、とても愛しい]

(*1) 2011/10/06(Thu) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

…僕も。

君と一緒が、嬉しいみたいだ。



此処で君にあえて良かった。

ありがとう、マーゴ。


君のおかげで、―――

(95) 2011/10/06(Thu) 00時頃

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リンダ
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オスカー
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ドナルド
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ホリー
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マーゴ
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