人狼議事


256 【突発RP村】胡蝶の夢

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【人】 信徒 オーレリア

[ 『 ─── … 美歌、 』

わたしは、顔を持ち上げてみましょうか。
目の前に在るのは、共に旅行をする友でした。]


 … ん、りんちゃん、おはよ。


[ へにゃりと頬を弛めて、
ぎゅうと、彼女の腰に抱きつきます。
腹部に顔を埋めると、温かな人肌を感じられ、
凍えるようなあの日から、
離れられるような気がしました。

ただ、これがわたしの前世として、
これが私だったとして、その後は … ?
私の去ぬ“ 未来 ”は、どうなったのでしょうか。]

(60) ゆら 2016/11/19(Sat) 18時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 十二分に、友から体温を得られれば、
わたしはのっそりと、腰を持ち上げましょうか。
食堂の片隅からは、周囲の様子が見て取れましょう。

丁度、同じくらいだったでしょうか。
扉を開けて外へゆく男性の後ろ姿を、>>57
目に留めますが、声をかけるなどはしませんでした。]


 …… あっぷる、ぱい。


[ 目の前にある机に、指を添えます。
古さを感じるものの、キャサリンの並べる食器は、
この卓の上には、飾られてはいないのでしょうね。
わたしの大好物の、とっても甘いパイ。
其れは、遠い昔のわたしから、
嗜好が受け継がれていたのかもしれません。]

(61) ゆら 2016/11/19(Sat) 18時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ …… なぁんて、]


 そんな、お伽話みたいなお話し、
 …… あるわけ無いよね。


[ まるで、夢の中の話が、
己自身と同一化しそうになります。
わたしの隣に並ぶりんちゃんは、
不思議そうな表情をしていました。
変なことを言って、ごめんねと、頭を下げます。]

(65) ゆら 2016/11/19(Sat) 21時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ わたしは、りんちゃんと掌を重ねます。
指を絡め合わせて、さっきのお兄さんが出たように、
扉をぐっと開いて、石造りの床を鳴らすのです。

建物の中は、古くありますが、
やはり何処も見覚えがあるのです。
二階へ続く階段を目に留めれば、
スカートの裾を揺らして、一歩踏み込みましょう。]


 …… っ、


[ …… 息が、吸えません。声も、出せません。
産まれた頃から、首筋に遺されていた痣。
熱く、灼けるように、傷み始めました。
手で、きつく押さえて。
其の場に、ちいさく蹲りましょう。*]

(68) ゆら 2016/11/19(Sat) 21時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 美しい歌を歌えるように、 ……
そんな、願いが込められていたのだと思います。
けれど、わたしの唇は、歌を唄えないのです。
…… じ、実際には歌うという行為はできますが、
ひとに聞かせられたものでは、ありませんでした。
学校の音楽の成績は、酷い有様でしたから。

わたしが、食堂を出る間際。
リュックを背負う同じ国から来たであろう
旅行者とすれ違いましたでしょうか。>>69]


 こんにちは、


[ ぺこりと、頭を下げましょう。
自国の言葉では、歌うようには綴れませんでした。
返事はあったかしら?
背後で、扉の閉まる音がしました。*]

(73) ゆら 2016/11/19(Sat) 22時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ りんちゃんが、わたしの手を引いて、
個室へと連れて行ってくれることでしょう。
其れは、私の部屋だった筈の場所でした。
私の遺骸は、もう存在はしません。
わたしは、くたりと横になって、
りんちゃんの掌を、ぎゅうと握り締めるのでした。]


 …… ごめんね、 ごめんね


[ 此れが、追体験というものなのでしょうか。
しあわせな想い出を、
最期に黒く塗りつぶされてしまった、
わたしの、オーレリアの、記憶。]

(92) ゆら 2016/11/20(Sun) 00時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 次第に呼吸は治まるでしょうか、
迷惑ばかりを、友にはいつもかけてしまいます。
天井を見上げてみますが、
いまは暗く落ちてくることは、ありません。

あの日、帰りを待っていられなかった私を、
聞けなかった言葉>>47に、
   ──── おかえりなさい、を返せぬ私を、
ただ。ひたすらに、悔いたことでしょう。
生きて、しあわせを掴んでくれたでしょうか。]


  … 貴方がしあわせなら、
     わたしもしあわせ、なのです。


[ 神に祈りを捧げるなんて柄ではありません。
それでも、祈らずにはいられないのでした。]**

(93) ゆら 2016/11/20(Sun) 00時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 少し休んでしまえば、再び院内を歩き回りましょう。
向かう先は、通いなれた聖堂でした。
足を踏み込むと、其処には男性二人組が、
そして、熟した女がひとり在るのが見えましょう。>>95
わたしたちは、彼女の傍へと頭を下げて座ります。]


 初めて此処へ来ましたが、
 …… わたしもとても、懐かしい。


[ 何気なく聞こえた言葉に、拙い言葉を並べます。
はたと、隣を見てみますと、
涙の滲む老婆の姿に、わたしは狼狽え、
ポケットからハンカチを取り出して、
彼女へと差し出しましょうか。]

(102) ゆら 2016/11/20(Sun) 08時半頃

【人】 信徒 オーレリア


 …… おばあさん、泣かないで ?


[ と、眉を下げて見詰めました。*]

(103) ゆら 2016/11/20(Sun) 08時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ ちらと聖堂を、… 見上げました。
色鮮やかな硝子から、光が射し込めば、
幻想的な空間が作り上げられるのでしょう。
あの日のように、神に祈りを捧げたならば、
わたしは、神の御言葉を賜れるのでしょうか。

一番前の席に座るのは、
わたしと同じ国の言葉であったでしょう。
途切れ途切れでしか耳には入ってきませんが、
並ぶ肩が、まるで、 まるで、]


 … 仲良しふたり、みたい。


[ “ 相棒 ”と呼び合っていた二人の姿が、
背中に重なってみえますが、異なるふたり。
単なる、わたしの願望だったのかもしれません。
彼らがまた、言葉を交わし隣に並んでいられるように。
そんな、淡い夢を。*]

(106) ゆら 2016/11/20(Sun) 09時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ わたしの差し出すハンカチは、
目の前の女性は受け取ってはくれたでしょうか?
其処に、ふと降り注ぐ優しい声音。>>107
わたしは、ゆると笑みを浮かべます。]


 こんにちは、 ええ ……
 神も祈りを叶えてくれそうですね。


[ 拙くも、聞き慣れている筈の言葉で、
異国の男性へ言葉を返しましょう。
柔らかな物腰が、優しいランタン職人さんの面影を
つい、重ねてしまうのでした。
つられては、天を見上げて、
ぽそりと呟いたのでしょう。>>106

見上げた先の聖母の姿は、
まるで、わたしに語りかけてくるようでした。*]

(108) ゆら 2016/11/20(Sun) 10時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 差し出される掌に嫌悪などありませんでした。>>109
そっと、握り締めて、微笑みましょう。]


 わたしは、織木美歌。
 …… この修道院が、何処か懐かしくって。
 凍える寒さも、神と、 …… 想い出が、
 まるで包んでくれるよう、です。


[ 信心深くもなかった筈なのに、
此処にいると、どうしても、神がすべてと、
思ってしまいそうな、神聖な場所。
此処で、この掌なら救えると言ってくれた彼。
わたしはあなたを助けられはしませんでした。

ぎゅ、と握る指に力を込めて、
わたしは胸の内で、謝罪するのでした。
ごめんなさい、 …… と。*]

(110) ゆら 2016/11/20(Sun) 11時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 何を、 願う?>>113
そう問われて、わたしは、私は、唇を閉ざします。
彼の言葉に耳を傾けて、目蓋を伏せます。
自分のすべき道、オーレリアには、
想いがあったことは知っています。
けれど、わたしには、わたしは ……]


 アルさんの道がはやく見つかるように、
 神さまにお祈りをしておきますね。
 …… きっと、あなたの道は見つかります。


[ 気恥ずかしく笑う横顔に、
口許に指を添えて、ちいさく笑います。

そういって、誤魔化すだけ。]

(114) ゆら 2016/11/20(Sun) 15時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ オーレリアは、生涯を通して、
しあわせな人生ではなかったと、
…… 織木美歌 は、思います。

両親を喪い、妹のように思う子にも、
弟のように思う子にも、私の気持ちは伝わらず、
傍にあれと想う者との距離も、── 遠く 。

大切な場所は、しあわせと憶っていた刻は、
失われてしまったのですから、

  …… わたしは、きっと、耐えられない。]

(115) ゆら 2016/11/20(Sun) 15時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ ふるりと、肌寒さに腕を摩りましょう。
気付けば、肩にかけていたストールを、
忘れていたことに気付きます。

わたしは、アルさんと老婆に別れを告げ、
りんちゃんに待っていてと伝え、
暖炉の火の燈る食堂へと、駆け足で戻るのでした。]


 …… は っ、


[ 吐き出した息が、空気を白くさせます。
重い扉を開けて、中へと入りましょうか。
先ほどまでいた場所へと向かいました。
椅子の背に掛けられたままの、
黒のストールを取ろうと、指を伸ばしたとき。]

(116) ゆら 2016/11/20(Sun) 15時頃

【人】 信徒 オーレリア

 ………   ──── ッ

[ 弾かれるように、顔を、あげました。
いま、紡がれたのは、その名は、>>91

もしかしたら、他の者の名前かもしれません。
もしかしたら、聞き間違いかもしれません。

それでも、わたしは、
掬い上げた黒を握り締めて、声の主を見詰めます。
その背は、彼ほど大きくはありません。
その姿は、似ても似つかぬものでしょう。
ただ、如何してでしょうか。]

(117) ゆら 2016/11/20(Sun) 15時半頃

【人】 信徒 オーレリア


 わたしは、 ── …


[ オーレリアは、 ── …]

(118) ゆら 2016/11/20(Sun) 15時半頃

【人】 信徒 オーレリア

 ─── …… ケヴィン、


[ …… と、名を綴るのでした。*]

(119) ゆら 2016/11/20(Sun) 15時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 一瞬だけ、眸をまあるくさせます。
懐かしい名>>125と、彼が言うからでした。
わたしのこの夢のような前世の話は、
わたしだけの空想ではなかったと思い、
胸が、熱く高鳴ります。

…… けれど、同時に、
彼は、ケヴィンではないのかもしれないと、
言葉の意図を、捉えるのでした。
わたしは、唇を一度噛み締め、
息を吸い、言葉を続けましょう。]


 そう、ですね … 。
 わたしは、美歌。織木美歌、です。
 …… あなたも、ええと、
 

(132) ゆら 2016/11/20(Sun) 20時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 視線を落として、けれどもう一度彼を見詰めます。]


 …… あなたも、ええと、
 この、修道院に “ いた ” のですか?


[ わたしたちが此処に在るのは、当たり前。
ですが、過去を、前世を、知るだろう彼は。
あの日、あの場所、時を同じくした誰かでは。
そんな、想いが、胸を過ぎります。*]

(133) ゆら 2016/11/20(Sun) 20時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 差し出したハンカチは、
彼女の掌の中へと吸い込まれました。
… その手許の動きに、仕草に、
見覚えがあるの、でした。

深く刻まれる彼女の皺は、>>127
愛し、愛された証なのでしょうね。]


 … いいえ、そのハンカチは、
 あなたに、差し上げます。


[ 向けられる笑みを、わたしは知っています。
私の大切な、ひとでした。
穢れさせてしまったあの掌。
皺の刻まれるそれに、指を伸ばしかけますが、
やはり触れることはできぬのでしょう。]

(136) ゆら 2016/11/20(Sun) 20時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ けれど、わたしの思いは、
杞憂だったのかも、しれませんね。>>129]


 …… そう、ですね。
 貴方は、あなたの、…… いいえ。
 あなたは、強くあるのですね。
 あなたに会えて、本当に、よかった───


[ ぎこちないかもしれません。
あの子のようには笑えないかもしれません。
けれど、ゆると眸を細めて、微笑むのでした。*]

(137) ゆら 2016/11/20(Sun) 20時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ ─── …… 夢の中の、お伽話。
そう、あれは、ゆめの、はなし。
集団催眠にでもかけられていた、
そう捉えても違いないものだったかもしれません。

ケヴィンだと、ベネットは名乗ります。>>138
其れが本当ならば、わたしは、私は、
彼に聞きたいことが、あるのでした。]


 ケヴィンは、 …… あの事件のあと、
 生を全うできたん、ですか …?


[ 息を吐く彼に、視線を泳がせて、
わたしは濁すように問いましょう。*]

(142) ゆら 2016/11/20(Sun) 20時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 応えを聞けば>>144、目許を弛めて、
わたしは胸を撫で下ろしていたことでしょう。
オーレリアの祈りは、届けられたのだと。
視界の端に、毛布が落ちて、
彼の肩が露わになるのが見えます。]


 そう、ならよかった ……
 変なことを、聞いてごめんなさい。
 あなたと会えて、よかったです。


[ ぺこりと頭を下げ、踵を返しましょう。
彼の先が知れてよかった。
そう、想うと、オーレリアは、 ……
きつく、ストールを握り締めます、]

(147) ゆら 2016/11/20(Sun) 21時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 一度は背を向けましたが、
ふわりとスカートを揺らして、
もう一度、彼を視界に収めて、そして。]


 …… しあわせ、でしたか?


[ 一歩踏み出して、彼に近付き、
肩にストールを掛け、握り締めたまま、
俯いては、ぽそりと、呟きました。*]

(148) ゆら 2016/11/20(Sun) 21時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ ─── … ぷつんと、
糸が切れたような気がしました。

紡がれた音>>149を聞けば、
じわりと、目許が滲みましょう。
開く唇は、ふると震え、
空気を震わせようとする音も、弱々しく。]


 お、…… オーレリア、も、
 あなたと、ケヴィンと共に在るのが、
 何よりも、しあわせと、……


[ 言葉は、最後まで綴ることはできませんでした。
寒さとは無縁そうな肩にかけたストールから
離れた指は、わたしの顔面を覆いました。]

(154) ゆら 2016/11/20(Sun) 23時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ オーレリアは、ケヴィンの前では、
涙を零すことはなかった筈なのに。
初対面の彼の前で、止め処無く落ちる雫は、
オーレリアのもの、なのでしょうか。
それとも、彼女を悼むわたしの、もの?

どちらだとしても、
わたしの心に灯るのは、暖かいものだったでしょう*]

(155) ゆら 2016/11/20(Sun) 23時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 修道院のオーレリア、
     …… いまを生きる織木美歌。

確かに、わたしの中に、オーレリアは在るのでしょう。
けれど、わたしと彼女は違うのです。
ふたつは重なるようで、異なるのです。

わたしは、彼女のように強くありません。
誰かに、掌を差し伸べられることも、
誰かを、包み込めるような度量も、
何かを、決断する勇気さえ、ないのです。

けれど、わたしには。
現在を生きている、確かな命があります。
誰かに手を伸ばすことも、
誰かと笑い合うことも、
誰かに想いを伝えること、も。]

(178) ゆら 2016/11/21(Mon) 00時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 頭上に降り注ぐ暖かな毛布と、言葉たち。
其れ等は、オーレリアの為に向けられたものでしょう。
わたしは、柔らかな毛並みの毛布を、
ぎゅと、握り締めて、息を堪えます。]


 ごめん、なさい。
 …… でも、嬉しくって。
 オーレリアも、ケヴィンのしあわせだけを、
 ただ、ただ、願っていたのだと、
 …… ケヴィンがしあわせなら、と。


[ 彼の困り顔は、きっと見えていませんけれど。]

(179) ゆら 2016/11/21(Mon) 00時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ だから、わたしは。
わたしなりに、幸せを掴みたいと思います。]


 …… また、会えますか ?


[ ここから繋がる縁を、大切にしたいと。
震えたままの声で綴る音は、
美歌の物語の大きな一歩であれと、
祈りを捧ぐ乙女は、錫色を細めて、
ゆると、微笑みを浮かべるのでした。]**

(180) ゆら 2016/11/21(Mon) 00時頃

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