人狼議事


285 【突発誰歓RP】逢魔ヶ時に会いましょう

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視点:


【人】 信徒 オーレリア

[ >>0:526 待っているように言われ、
 モップを持って奥へ消えていく姿を見送った後、
 戻ってきたソフィーさんが持っていたものに
 目を輝かせました。

 甘い香りがするふわふわのパンケーキ。
 それに添えられた黒い糖蜜は、
 見るからにとても美味しそうでした ]


   これ、いいんですか!
   ありがとうございます、ソフィーさん!


[ 突き出されたお皿を丁寧に受け取り、
 別のお客さんの元へ行ってしまう彼女の背に
 私は全力でお礼を言いました。

 彼女の心遣いがとても嬉しいから、
 私はこうやってまた元気を取り戻せるのです ]

(9) 2018/10/08(Mon) 14時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ >>0:557
 そして近くにいるレンくんが
 タオルで水を拭っているのを見ていましたが、]


   ……え?


[ 彼が眼鏡をはずした一瞬だけ、
 何故でしょう、女性のように見えました。
 眼鏡を掛ければ、また元通りになりましたが。

 しかし、顔がいい人は中性的に見えると
 どこかで聞いたことがあります。
 きっとそれのせいでしょう、と結論付け、
 大丈夫という彼に安堵します ]
 

(10) 2018/10/08(Mon) 14時頃

【人】 信徒 オーレリア



   ふふ、レンくんから若いと言われると
   何だか変な感じですね。

   ……でも、ありがとうございます。


[ >>0:558
 それでも励ましてくれているのだと
 ちゃんと分かりましたから、
 私は嬉しくてそう告げるのです ]
 

(11) 2018/10/08(Mon) 14時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ 裏の街は良くないところだと
 表の街の人は言いますが、
 私はそうは思いませんでした。

 だってワクラバさんに会えましたし、
 ソフィーさんやレンくん、
 エルゴットさんやザーゴさんのように
 優しい人たちがいますから。


 ────私は裏の街に住む人も好きなのです ]
 

(12) 2018/10/08(Mon) 14時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ 糖蜜をかけたパンケーキは
 口の中で甘く広がり、
 ふんわりとした食感がして、
 頬が落ちるように美味でした。

 幸せが味になるなら
 こんな味に違いありません。

 そう思っていた時、私は見てしまいました。

 ソフィーさんが、お客さんのウサギさんに
 抱きしめられているところを!>>5]
 

(13) 2018/10/08(Mon) 14時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ 大人しく抱きすくめられているソフィーさん。
 もしかしてあの方は恋人なのでしょうか!

 パンケーキを食べながらも、
 ドキドキしながらチラチラと
 事の成り行きを見守ります。

 これは、お祝いが必要でしょうか。
 いや、気が早いでしょうか。

 パンケーキを食べながら
 その光景にニコニコとしていた私は、
 気付いていませんでした。

 彼がソフィーさんに何と言っていたのかを ]
 

(14) 2018/10/08(Mon) 14時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ 異変に気付いたのはその直後。

 見守っていたソフィーさんの背中に、
 何かが突き立っていました。
 私は表情を失って、固まりました。
 騒がしかった店内が静まり返ります。

 しかし、すぐにその場は悲鳴に包まれました。
 我先にとお客さんは逃げ出します。

 でも、私は血濡れた彼女から目が離せませんでした ]
 

(15) 2018/10/08(Mon) 14時頃

【人】 信徒 オーレリア



   ソフィーさん!!


[ 私は倒れている彼女に近づこうとしました。


 でも、そのとき、
 彼女を刺したその人の目が、私に向きます。
 ぴょんと地を蹴ったその足が、
 私の元へ届いたのは、一瞬でした ]
 

(16) 2018/10/08(Mon) 14時頃

【人】 信徒 オーレリア




  「そんなにこの人が大事かい?
   なら、君も一緒に連れて行ってあげるよ」


 

(17) 2018/10/08(Mon) 14時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 腹部に感じる冷たい感触。
 けれど、それは一瞬のことで、
 次の瞬間には痛みと熱が襲い掛かりました。

 私を刺したその人は穏やかに笑った後、
 得物を引き抜いて、群衆へと跳びます。

 悲鳴をあげそうになるのを堪えながら、
 激しい痛みに涙が零れ落ちました。
 ですが、彼女を助けなければなりません。
 それが私の役目なのですから。

 倒れている彼女までの距離が
 とてつもなく遠く感じました。
 それでも私は這って、近づこうとして、
 ────あと少しのところで、力尽きました ]

(18) 2018/10/08(Mon) 14時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ せめて、私の“血”を
 彼女にあげることができれば─────

 そう思いますが、
 もう身体のどこも動かせませんでした ]


   ごめん、なさい……ソフィー、さん……。


[ 優しくしてくれた貴女を助けたかった、のに。


 霞む視界に映るソフィーさん、
 そして、レンくんやザーゴさん、
 お店に来ていた方々の無事を祈るしか
 もう私にはできません。

 瞼は眠るように閉じられ、私は意識を失いました ]*

(19) 2018/10/08(Mon) 14時頃

信徒 オーレリアは、メモを貼った。

2018/10/08(Mon) 14時頃


【人】 信徒 オーレリア

[ 物心ついたときから母親はいませんでした。
 私にいたのは、パパだけです。

 母親のことをパパに尋ねたことはありましたが、
 パパは何も教えてくれませんでした。
 どうして家にいないのかも、
 どんな人だったのかも、名前すら、何も。

 けれど、母親のことを尋ねると
 パパは機嫌が悪くなるので、
 いつしか尋ねることをやめてしまいました。

 そして、パパには持病がありました。
 放っておくと命に係わる病気です。
 けれど、その病気を治す薬は開発中でした。

 そして幼いころの私は、自分の役目が何か教えられました。

 “病気で苦しんでいる人々を救うこと”
 私の遺伝子があればそれができると、パパは言いました ]

(27) 2018/10/08(Mon) 15時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 私は喜んで役目に従いました。
 だってたくさんの人を助けられるし、
 パパの病気も治せるかもしれません。

 だから、血が欲しいと言われれば、私はそれを差し出しました。
 検査を受けるように言われれば
 硝子の森と呼ばれる建物へ付いていきました。

 気分が悪くなることもありましたが、
 人のためになるならと、断ることはありませんでした 。

 研究が進み、私から採った血を使った薬が、
 人の病気に効いたと知ったのは、それから何年も経った後でした。

 その時の事は、よく覚えています。
 私が人のためになったのだと知って、
 誰かを救えたのだと知って、それはそれは、感銘を受けました。

 これからももっと多くの人を助けられればいいと、
 注射針の跡だらけの腕を撫でながら思いました ]

(28) 2018/10/08(Mon) 15時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ ──────ですが。

 “多くの人を救いたい”“パパの病気を治したい”
 二つの願いは両立しないことを知りました。


 三年前。
 パパの病気を治す薬の作り方が分かりました。
 ただしそれに必要な材料に、耳を疑いました。

 必要なのは、私の心臓、でした。

 パパは、笑っていました。
 私は、言葉を失っていました。

 私は、死にたくはありませんでした。
 殺さないよね?と尋ねた気がします。
 でも、パパは、違うようでした。>>0:332

 殴り掛かられ、首を絞められて、]

(29) 2018/10/08(Mon) 16時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ それからのことは、あまり覚えていません。
 気付いたときには、私は服も髪もぐちゃぐちゃで、
 パパは階段の下に倒れていました。

 私が、突き落としました。
 頭から血を流すパパは、もう動きませんでした。

 ────嗚呼、でもこれで良かったのでしょう。

 >>0:333 私はそう思って、笑って、そして泣きました。
 何が悲しいのかも、よく分からないまま。


 暫くして、私は彼に電話をしました。
 パパから聞いたことがあったのです。
 「なんでも屋」の存在を。

 そして電話が繋がった先の彼に、私は依頼しました。
 「人を殺してしまったので、事故死に偽装して欲しい。
 報酬はできる限りのものを用意する」と ]*

(32) 2018/10/08(Mon) 16時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ ────目が覚めた時、私は床で寝ていました。

 また、ザーゴさんに叱られると
 寝ぼけた頭で思いましたが、
 覚醒するにつれて思い出しました。
 先ほど何があったかを。

 私は慌てて辺りを見回しました。
 騒がしかった店内に、
 先ほどの私を刺したウサギも
 逃げ惑うお客さんもいません。

 ですが、それ以外の影は、
 はたしてその場にあったでしょうか ]*
 

(35) 2018/10/08(Mon) 16時頃

信徒 オーレリアは、メモを貼った。

2018/10/08(Mon) 16時頃


オーレリアは、レンくんに感謝してパンケーキをおすそわけした。

2018/10/08(Mon) 16時頃


【人】 信徒 オーレリア

[ >>56
 倒れていたソフィーさんが、
 いつものように軽快な動きで跳び起きました。
 私はその突然の動きに驚きましたが、
 彼女が元気な様子だったので、安心しました ]


   ソフィーさん、大丈……


[ >>57
 夫、と。
 掛けようとした声は、怒声に掻き消されました。
 怒りで興奮した様子の彼女に、 
 私は目を瞬くしかありません。

 唖然として見守っていると、その姿は
 あっという間に見えなくなってしまいました ]

(84) 2018/10/08(Mon) 19時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 刺されたはずのソフィーさんが
 何故あんなに元気なのか。
 疑問はありましたが、
 彼女が元気なのでよしとしましょう。

 ……そういえば、私の怪我も消えているようです。

 そして消えているのは人や傷だけではなく、
 血だまりの跡もありません。
 まるで、初めから何もなかったかのように。

 その時、聞こえてきた声に
 私は振り向きました。>>70

 ……死ぬ?
 まさか。では、今の私は、何? ]

(85) 2018/10/08(Mon) 19時半頃

【人】 信徒 オーレリア




   ……ザーゴさん。
   私、ちょっと外に出てきますね。


[ さっきの出来事は、夢だったのでしょうか。
 それにしては、はっきりと覚えているのです。
 刃が身体を刺し貫く感触も、その痛みも。

 訳が分からずに、
 先ほど座っていた場所に置いていた鞄を持って、
 私は店の外へふらふらと歩き出しました。

 ……ソフィーさんが作ってくれた
 パンケーキも、なくなっていました ]

(86) 2018/10/08(Mon) 19時半頃

【人】 信徒 オーレリア




   誰も、いない……。


[ いつもは多くの人と喧噪に溢れているのに、
 店の外は静かで、誰もいません。
 まるで世界に取り残されたようです。

 先ほどまでは明るかった空の色も、
 夕暮れ時のような、いえ、
 それよりももっと不気味な色をしていました ]
 

(87) 2018/10/08(Mon) 19時半頃

【人】 信徒 オーレリア


[ 持っていた携帯電話を取り出します。
 映し出されている時間は、
 10月10日午前10時10分10秒。

 ────で、止まっていました。

 もしかして、あちらが夢ではなく、
 今の私が夢なのでしょうか。
 もしくは、これが走馬燈……?

 確信は得られぬまま、私は人無き街を歩きます ]
 

(88) 2018/10/08(Mon) 19時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 人の足音を聞いたのは、
 それからしばらく経った後。
 廃棄横丁に差し掛かった時だったでしょうか ]


   ティエークちゃん……?


[ 白い帽子をかぶった小柄な背が、
 一生懸命駆ける姿を見かけました。>>55

 彼女には依然、
 迷い込んだ先で見付けた図書館で
 出会ったことがありました。

 ……その時は帰り道が分からず、
 案内をお願いしたことがあったかもしれません。

 どうしたのだろうかと、呼びかけましたが、
 彼女が止まらなければ、そのまま見送るでしょう ]*

(89) 2018/10/08(Mon) 20時頃

【人】 信徒 オーレリア

 ― 記録のその先・2 ―


   お元気なら良かったです!

   私は表の街から来ました。
   そうそう、この間政府庁舎にある
   庭園にいったら凄く綺麗な花があって……


[ >>0:590 その人に会いに行くようになったのは、
 今から三年ほど前からでした。
 毎日会っているわけではありませんでしたが、
 裏の街に行くときは姿がないか捜していました ]
 

(90) 2018/10/08(Mon) 20時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ >>0:591 交わされる挨拶も話も、毎回同じ。
 忘れられているのだと分かっていも、
 私は気にすることなく、飽きることもなく、
 蕪の頭を眺めては、笑いかけるのです。

 けれど、その問いがいつもと異なった日、
 私はいつものように笑えませんでした ]


   はい……この間振りです。ワクラバさん。


[ >>0:592
 忘れられていなかった。
 そのことが嬉しくて、少しだけ涙ぐみました。

 未だに名前を憶えられていなくても、
 行く先を覚えられていなくても、
 会ったことを覚えてもらえるだけで良かった ]

(91) 2018/10/08(Mon) 20時頃

【人】 信徒 オーレリア



[ いつか話してみましょうか。
 私もワクラバさんと同じで、
 植物の遺伝子を持ってるんだって。


 その時のことを想像したら
 なんだかとても、楽しい気がしました ]*

 

(92) 2018/10/08(Mon) 20時頃

信徒 オーレリアは、メモを貼った。

2018/10/08(Mon) 20時頃


信徒 オーレリアは、メモを貼った。

2018/10/08(Mon) 22時頃


【人】 信徒 オーレリア



  ティエークちゃん!
  ……どうしたの?


[ >>103>>104
 呼びかけた声は彼女に届いたようでした。
 勢いよく駆けてくる彼女に、
 私はしゃがんでその背を抱きとめました。

 図書館に迷い込んだ日。
 道が分からず困っている私に、
 手を差し伸べてくれた彼女は誇らしげでした。

 案内してくれたその姿は頼りがいがあって、
 でも、可愛かったことをよく覚えていました ]
 

(122) 2018/10/08(Mon) 22時半頃

【人】 信徒 オーレリア


[ けれど、今日のティエークちゃんは
 不安げな様子を隠しもしない様子でした ]


   泉に!?
   大丈夫だった?濡れてない……?


[ 見たところ大丈夫そうでしたが、
 それでも大事がないかは、心配でした。

 そう尋ねながらも、彼女が語る状況は
 少し私のものに似ていると気付きます ]
 

(123) 2018/10/08(Mon) 22時半頃

【人】 信徒 オーレリア



   私もさっきその……
   ちょっと、死にそうになって、
   でも気付いたらこんな風になってたの。


[ 流石に、子どもの彼女の手前、
 人に刺されたとは言えず、適当にぼかします。

 そうして、迷子のように見上げる彼女に
 私はその頭を帽子越しに撫でて微笑みました ]
 

(124) 2018/10/08(Mon) 22時半頃

【人】 信徒 オーレリア



   大丈夫よ、ティエークちゃん。

   そうね……
   ちょっと表の街の様子を見に行かない?

   そっちには人がいるかもしれないし、
   政府庁が何か通達を出しているかも。


[ ティエークちゃんに手を差し出しながら、
 とりあえず提案してみたのはそんな事。

 けれど、
 彼女がもし嫌がるならそちらに行くのは止めるか、
 私の家でちょっと休む?と問い直しましょうか ]*
 

(133) 2018/10/08(Mon) 22時半頃

オーレリアは、ロイエさんにレモンキャンディを差し出した。

2018/10/08(Mon) 23時頃


【人】 信徒 オーレリア

 ― 微睡みの後・2 ―

[ >>0:519>>0:520
 彼の警戒心とは裏腹に、
 私は朝まで死んだように眠り、
 荷物の確認をしていたときも
 その視線には気付いていませんでした。
 そのような事には、慣れていなかったのです。

 そして、ザーゴと名乗ったその方は
 静かに私を諭してくださいました ]
 

   はい……仰る通りです。


[ 往来で眠りこけるなんて、
 裏の街どころか、表の街でもしてはいけません。
 私はただ、項垂れるしかありませんでした ]
 

(144) 2018/10/08(Mon) 23時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ しかし、一つ助かったことがあります。

 “ヒトなのか、混ざりモノなのか”
 それをもし尋ねられていたら
 ちょっと困っていたでしょう。

 貴重で、有用な“材料”だと、
 知られることは良くないことでしょうから。
 ……パパの時の、ように。

 ( >>0:517 最も、その正体の一端を
   彼が知っていることは知りません。
   ……私からは僅かに、
   その植物の香りがするらしいのです )]
 

(145) 2018/10/08(Mon) 23時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ >>0:521
 そして項垂れているところに
 呼ばれた名前に顔を上げ、
 問われたことに目を泳がせます。

 裏の街の事はある程度知ってはいましたが、
 居住区になると、場所によっては、
 全く見知らぬ土地かもしれません。

 しかしこれ以上お世話になるのは……と、
 板挟みになっていると、ザーゴさんの様子が
 ちょっとおかしい事に気付きます。
 視線が彷徨っています。

 そして途切れた言葉のその先に、
 私はピンときました。
 同時に、返礼の方法を思いつきます ]
 

(146) 2018/10/08(Mon) 23時頃

【人】 信徒 オーレリア



   あ、あの!
   よければお礼に、朝ご飯をご馳走します!
   足りなければお昼も!
   ザーゴさんの好きなお店で!

   ……それで、見知った道に出れば、
   そこからは帰れますので、大丈夫です。


[ どうでしょうか?と伺うように彼を見つめます。
 ですが、彼が別のものがいいというならば
 勿論断るつもりはありません。

 どちらにせよ、その日彼にはお礼を言って、
 私の連絡先を渡したでしょう。
 病気の時や怪我の時は教えてくださいと、告げて ]*
 

(147) 2018/10/08(Mon) 23時頃

信徒 オーレリアは、メモを貼った。

2018/10/08(Mon) 23時半頃


オーレリアは、ンゴティエクちゃんの手をぎゅっと握り返した。

2018/10/09(Tue) 00時頃


【人】 信徒 オーレリア


[ >>155>>156
 落ち着かない様子のティエークちゃんを
 安心させるように、私はその背を撫でました。
 泉に落ちた上に、誰もいなかったら、
 不安に思うのも当然でしょう ]


   うん、私は大丈夫。
   私もよく、分かってないんだけどね。


[ 直接見てはいませんが、
 刺されたお腹を触っても痛みも何もありません。
 だから、きっと大丈夫でしょう。

 ティエークちゃんも
 泉に落ちたと言っていましたが、
 特に問題は無さそうですし ]
 

(183) 2018/10/09(Tue) 01時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ >>157>>158
 ぱっ、 と、重ねられた手に、
 ちょっとだけ驚きましたが、
 私はすぐにその手を握り返しました。

 心ここに在らずと言った様子で呟く彼女に、
 母親を捜す私の姿が重なって────、
 私は微笑みました ]
 

(184) 2018/10/09(Tue) 01時頃

【人】 信徒 オーレリア



   捜してみよう、ティエークちゃん。
   私も一緒に付いていくから。

   うん、大丈夫。
   ちゃんと繋いでるよ。


[ >>159
 彼女の決めたことに私は反対しませんでした。

 私も母親を捜すために、
 たくさんの人のお世話になりましたから。
 今度は私が彼女の力になりたかったのです。

 誰かがいたら、私の背に隠れていいからねと
 帽子を深く被り直す彼女に伝えて、
 表の街に繋がる道へ、二人で並んで歩き出します ]
 

(185) 2018/10/09(Tue) 01時頃

【人】 信徒 オーレリア

 ― 表の街 / 公園 ―


[ ────結果として。
 表の街にも人はいませんでした。

 どこの通りを歩いても、
 どこの建物を見遣っても、
 人の気配はありません。
 建物だけを残して、人が消えてしまったよう。

 休憩がてら、公園に寄って
 ティエークちゃんにベンチを勧めました。
 普段は賑わっているこの場所も、
 今ここにいるのは私と彼女の二人だけ ]
 

(186) 2018/10/09(Tue) 01時頃

【人】 信徒 オーレリア



   ティエークちゃんのお父さんって
   どこにいるか知ってる?

   ……あの、硝子の森かな。


[ 街の中心区にある背の高いビル群を指さします。
 かつて、私のパパがいた場所でもあります。

 ……そういえば。
 以前あの場所で一人の研究者の人と
 会って話をしたことがありました。>>0:563

 心なしか、痛ましげな表情をしていた、ような。
 私の気のせいかも、知れませんが。
 ( その時、彼が聞いてしまった事は、
   ……私は知りませんでした>>0:564 )]
 

(187) 2018/10/09(Tue) 01時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ けれど、私は一つ思いつきました。
 そして悪戯っ子のように彼女へ顔を向けるのです ]


   あそこね、
   普段はセキュリティが掛かってるんだけど、
   人がいない今なら、もしかして入れるかも?


[ もし、彼女がお父さんを捜すなら、
 あの建物にある情報は使えるかもしれません。
 最も、本当に入れるかどうかは
 実際に行ってみないと分かりませんが ]
 

(188) 2018/10/09(Tue) 01時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ あまりに非日常なことばかりで、
 私の神経は少し麻痺してしまったのかもしれません。
 これは夢なのだろうと思う気持ちも
 心のどこかで少し、ありました。

 それでも一つ思い出したのは、]

   ……ティエークちゃん。
   もし私が急に眠たそうにしたら、
   ビンタして起こしてくれると嬉しいな。

[ 空は夕暮れですが、
 時間は午前中という状況ですから、
 今が朝なのか昼なのか夜かもわかりません。

 なので、万が一そんな状況になったときのために、
 あらかじめ彼女にお願いをしておくのです。

 いまは、助けてくれた人も、
 保護者になってくれた人も、いないのですから ]**

(189) 2018/10/09(Tue) 01時頃

信徒 オーレリアは、メモを貼った。

2018/10/09(Tue) 01時頃


【人】 信徒 オーレリア

[ >>233>>234
 嬉しそうに立ち上がる彼女の様子に
 向かうべき場所は決まりました。

 早速行こう!と
 まるでピクニック気分だったそのとき、
 困惑するティエークちゃんに目を瞬かせます ]


   あっ、うーん……
   病気じゃないけど、先天的なもの?

   あのね、私、その、
   植物の遺伝子を持ってるの。
   だから、夜になると眠くなっちゃって。
   ザーゴさんに前、怒られちゃったし……。


[ えへへ、と誤魔化すように笑って、
 それからもう一度携帯電話の時間を見ました ]

(268) 2018/10/09(Tue) 22時頃

【人】 信徒 オーレリア



   ……?


[ 時間が止まっていた、と思っていましたが
 どうやら勘違いだったようで、
 時間はちゃんと動いていました。

 けれど、普段の私なら
 とっくに活動を止めている時間なのに、
 何故か眠くありません。

 これなら大丈夫かもしれない、と思いましたが、
 彼女も頷いてくれましたし、一応、念のため、
 お願いの取り消しはしませんでした ]
 

(269) 2018/10/09(Tue) 22時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ >>235 ティエークちゃんとまた手を繋ぎ、
 公園を抜けて硝子の森へ向かいます。
 いつもなら、昼でも明かりがついているはずなのに
 今はどの窓も暗いままでした。

 その時、ふと彼女が空を見上げるので、
 私も釣られて見上げました ]


   そういえば、無用な外出はしないように、って
   テレビで言ってたね。

   惑星が近づいてくることと関係があるのかな?
   あ、みんながいないのって
   外出してないから……?


[ そうだとしても、あまりにも人気が無さすぎますが。
 明確な答えは出ないまま、
 硝子の森の入口へとたどり着きます ]

(270) 2018/10/09(Tue) 22時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ いつも入り口にいるはずの守衛の姿はありません。
 セキュリティが作動していることを示す
 ランプも付いていません。

 普段なら、定期的に通っている私と違い、
 裏の街の住人のティエークちゃんは
 入口すら通れないはずですが、
 その日はなんなく通ることができました ]


   やった!入れたよ、ティエークちゃん!


[ わーい、と悪戯が成功した子供みたいに
 彼女とハイタッチをしようとしながら、
 やはり人気のないビルの中を進みます。

 建物の中のことはある程度知っていましたから、
 エレベーターに乗って、遺伝子の情報が
 置いてあるであろうフロアまで行きました ]

(271) 2018/10/09(Tue) 22時頃

【人】 信徒 オーレリア




   ……誰もいないね。



[ 目的の階までたどり着き、
 エレベーターの扉から通路を伺いますが、
 やはりそこにも人はいません。

 そろそろと、廊下を進み、
 ある部屋の扉の前まで行きます。
 ……扉にも鍵は掛かっていませんでした ]
 

(272) 2018/10/09(Tue) 22時頃

【人】 信徒 オーレリア



   いつもならここに知ってる人いるんだけど、
   ……いないね。


[ 知り合いどころか、
 やはりこの部屋にも人はいませんでした。
 誰かいれば、彼女の父親について聞けたのですが。

 その時。
 私は、棚に並んでいるファイルに目を留めました。
 そういえば、検査にここできたとき、
 研究員の人があのファイルを見ていた、ような ]
 

(273) 2018/10/09(Tue) 22時頃

【人】 信徒 オーレリア



   ティエークちゃん、多分あのファイル、
   遺伝子操作した人の資料があるの。
   ちょっと見たいから、
   待っててもらってもいい?


[ もしかしたら、母親のことが分かるかもしれません。
 私は、少し緊張した面持ちで
 ティエークちゃんを伺ったでしょう。

 もちろん、彼女が他のフロアを回るなら
 この部屋で待っているつもりです。
 資料を見たいというなら、必要な資料を探しましょう ]*
 

(274) 2018/10/09(Tue) 22時頃

信徒 オーレリアは、メモを貼った。

2018/10/09(Tue) 22時頃


【人】 信徒 オーレリア

―  硝子の森の中  ―



[ その人と初めて会ったのは、
 私が定期検査を受けに
 硝子の森へ来た時の事でした。

 パパは私を研究員の人へ預け、
 どこか別の場所に行ってしまいました。
 そしていつものように検査を受け、
 パパを待っていた時にその人は現れました ]
 

(282) 2018/10/09(Tue) 22時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ >>209
 私とそんなに歳は変わらないように見えました。
 ですが、どうやらパパを知っているようです ]


   はい!
   ちょっと冷たい時もありますけど、
   人のために頑張ってるパパは好きですよ。

   ええと、貴方はパパの同僚の方ですか?


[ それにしては、若く、
 パパとは少し歳が離れているように見えますが。

 それでもこの日を境に、
 私はレオナルドさんと話す機会が増えたでしょう。

 ……彼がパパをどう思っているか、知らずに ]*

(283) 2018/10/09(Tue) 22時半頃

【人】 信徒 オーレリア



   うん、いってらっしゃい!
   気を付けて行ってきてね。

   迷子になったら大声出して。
   そしたら迎えに行くから。


[ >>302
 探検してくるという彼女を、
 私は笑顔で見送りました。

 ……この空の下で最初に会った時は、
 とても不安がっていた彼女が、
 今はとても元気な様子なので、>>300
 ここに連れてきて良かったと私は思います ]
 

(317) 2018/10/10(Wed) 00時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ ──ティエークちゃんが私の妹だったらな。
 そんなことを思うほどに、
 私は彼女のことを好いていました。

 最初会った時はその見た目に驚きましたが、
 慣れればどうということはありません。

 見た目が普通の人間よりも、
 心根が優しくて、可愛い彼女の方が
 一緒に居て心地よかったのです。

 だから、彼女の願いが叶えばいいなと
 私は駆けていく小さな背を見て思いました ]
 

(318) 2018/10/10(Wed) 00時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ それから私は、部屋の中へ戻りました。
 棚の中に並ぶファイルは
 アルファベット順に並んでいました。
 探すのは“Aurelia・Garnet”のラベル。


 ……ありました!


 棚からそのファイルを抜き出して、
 パラパラと中身を捲ります。
 手前は、最近の検査結果のようでした。
 私が知りたいのは一番最初。

 そのため、一気に最後のページまで
 ファイルを捲って────…… ]
 

(319) 2018/10/10(Wed) 00時頃

【人】 信徒 オーレリア



   …………、え。


[ 私の名前が先頭に書かれた書類。
 その下、両親の名前の欄。

 に、書かれていた父親の名は、
 ・・・・・
 知らない人の名前でした。
 パパの名前では、ありませんでした。

 どういうことかと思い、よく見ようと、
 その書類をクリアポケットから引き抜けば、
 下から別の書類が現れます。

 その書類に目を通した時、私は凍り付きました ]
 

(321) 2018/10/10(Wed) 00時頃

【人】 信徒 オーレリア




  ──────……。


[ カタカタと指先が震え、
 どくどくと心臓が煩く鳴ります。

 “売買契約書”

 書類にはそう書いてありました。
 売主は、私の両親と思われる人の名前。
 買主は、パパの名前。

 そんな書類が、どうして、
 私の名前のファイルに入っているのでしょう ]
 

(322) 2018/10/10(Wed) 00時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ “遺伝子操作の決定権は買主にある”
 “売主は子が生まれた場合
 速やかに買主に売り渡すこと”

 書類の文面の一部に目を疑いました。

 どうして、と、自問自答しますが
 導かれる答えは一つしかありません。


 ……だとすれば、私は今まで、何のために、]
 

(324) 2018/10/10(Wed) 00時頃

【人】 信徒 オーレリア



[ ……いいえ、これはきっと夢です。
 だから、気にすることはありません。


 どうして私が知らない名前が
 出てきたかは分かりませんが、
 きっと昔読んだ小説か何かで見たのでしょう ]

 

(325) 2018/10/10(Wed) 00時頃

【人】 信徒 オーレリア





        [ もしも、夢じゃなかったら? ]



 

(326) 2018/10/10(Wed) 00時頃

【人】 信徒 オーレリア





            [ ………… ]



 

(327) 2018/10/10(Wed) 00時頃

【人】 信徒 オーレリア



[ 未だ、鋸で心臓を切り裂かれた心地がしたまま、
 書類もファイルも元の場所に戻しました。


 ────沈黙が、落ちます。
 私は黙って空間を眺めていることができず、
 窓辺に寄って外の景色を眺めます。


 空の色は変わらず不可思議な色をしたまま。
 けれど、それが先ほどより
 もっと昏い色をしているように、見えるのは、]**

 

(328) 2018/10/10(Wed) 00時頃

信徒 オーレリアは、メモを貼った。

2018/10/10(Wed) 00時頃


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