184 【肩書遵守】Lunatic Nights in Heathling
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[フェンスの付近は何やら騒がしい。何かあったのかと問うても、警備の男たちは煩わしげに向こうへ行け、と手振りで返すのみ。エリオット氏にとっては、あまり近づきたくはない場所だ。肩をすくめて、退散することにした。
向かうのは、外れの墓地。]
(12) 2014/07/13(Sun) 20時頃
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[少し前。公園にて。]
や、お嬢さん。 またお花を頂いてもいいかな。 今日は、白いのが、いいね。あと、その桃色のも。
[ほんのわずかだけ言葉を交わした異邦の娘を思い出しながら。 これは気まぐれ。そう、ただの気まぐれだ。 噂好きの、魚屋の女将と何も変わらない、野次馬の気まぐれなのだ。
それでもやはり、異郷の地で無惨に死んでしまった若い娘に、同情を禁じ得ずにいた。 不謹慎にも、幾つかのフレーズを捉えた、その礼だったかもしれない。
ともかく、袖擦りあった緋亜麻の娘に捧げる花を、詩人は求めた。]
(25) 2014/07/14(Mon) 04時半頃
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[墓地にて。 数日前に訪れたばかりの知己には、今日は挨拶と黙祷だけを捧げ。 さらに奥へと進む。
この非日常は、詩人の創作欲を高めていた。 手帳は捉えた言葉で溢れ、部屋の書物机にはそれらを繋げて描き散らされた更紙が山と積まれている。
暮らしのために引き受けた、しかし、それなりに愛着もあった物語は、いまや陽の目を見ることは叶わない。ならば、新しい居場所を作ってやればいい。
しかし、きっとこれが詩人ユリシーズ・エリオットの最後の作品になる。これだけ長いこと、芽が出ずにいたのだ。そろそろ、生きるために生きる道を、選んでもいい。
夢を諦めることへの言い訳を延々と考えながら歩く。 そうしてたどり着いた新しい区画。そこには、長い金髪の先客がいた。]
(26) 2014/07/14(Mon) 05時頃
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こんにちは。
[エリオット氏は若い女に話しかけた。 街でよく見る顔だ。しかし、どこの誰だかまでは、知らない。 (なぜなら、エリオット氏は装飾品に興味がない) 何日か前の晩にすれ違ったことも、気付かなかった。]
ええと――例の事件の、旅行者の女の子。 ここに眠っていると噂で聞いたんだ。 知っていたり、するかな。
[旅の娘の名はなんと言ったか。そういえば、それすら知らない。商店街の女将連中から聞きはしたが、彼女らも曖昧で、『リジーだか、ベティだか』などという程度だった。]
(27) 2014/07/14(Mon) 05時頃
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いや。挨拶した程度、なんだけどね。
[エリオット氏は答えた。 墓石の前に片膝をついて屈み込み、刻まれた名をなぞる。]
……捕まるといいね。
[何を祈ればいいのかわからず、それだけ、呟いた。
結局この事件が何だったのか、エリオット氏は知らない。 彼は未だ、商店街の女将連中と同じ、ただの野次馬。傍観者に過ぎないのだ。]
(40) 2014/07/14(Mon) 18時頃
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[やがて立ち上がり、女を振り返る。]
いや、有難う。助かったよ。 衝動的に来てみたものの、どこを探せばいいかも、さっぱりで。
[エリオット氏は頭を掻いた。 それから、はっとしたような表情を見せ]
あ、怪しい者じゃないんだ。 ユリシーズ・エリオット、―――ただの、物書き。
[彼女が故人に縁のある者なら、自分は相当な不審者だろう。 そう思って、言い訳のように、彼は言った。]
(41) 2014/07/14(Mon) 18時頃
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