17 吸血鬼の城
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[ヘクターの肉体に突き立てた2本のダガーを抜き、滴る血をじっと見つめる。]
ご無事でいらっしゃいますか、「サイラス様」。
……いいえ。
「薬師様」。
[主人となる者の名を呼ばぬという自身の決め事を忠実に守る。 全身に返り血を浴びた姿のまま、彼は恭しく一礼した。]
(3) 2010/06/22(Tue) 23時頃
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>>7 ……左様でございますか。
[刹那、決まり悪そうな表情を浮かべるも、相手の望みであることを考え、]
では、「サイラス様」。
[顔にも服にも付着した血液を拭うことなく、ヘクターの血を舐める獣のような男を、観察するように見下ろす。
もしかしたら自身の身体に付着する血もまた彼にとっては危険な芳香であろうとも考えるのだが、そんなことに構うそぶりは見せないでいる。]
(9) 2010/06/22(Tue) 23時半頃
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「死に至る痛み」とは…… どのようなものでございますか?ヘクター様。
[ヘクターの亡骸を見下ろしつつ、赤い血滴るダガーの切っ先から伝わった感覚を、反芻するかのように手に焼き付ける。]
人も獣も等しく生涯一度だけ味わうという、「死に至る痛み」の味は。
そう……それが究極の……
(15) 2010/06/22(Tue) 23時半頃
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(究極の、恍惚の味は。)
[口許が、空を切って動く。]
(16) 2010/06/22(Tue) 23時半頃
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執事見習い ロビンは、城主の憤りなど何処吹く風、といわんばかりに、薄笑みを浮かべる。
2010/06/23(Wed) 00時頃
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>>28 奪った覚えはございませんよ、トーニャ様。 ヘクター様なら、まだここにいらっしゃいます。
[屍となったヘクターを、掌で指し示す。]
……申し上げたでしょう? 私もヘクター様とある意味「同類」だ、と。
彼はいずれ死ぬことを予見した上で、刃を持った。 そして、死神は彼が予見したよりも早くやってきた。
ここに転がっている事実は、それだけでございます。
(29) 2010/06/23(Wed) 00時頃
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>>34
……仰せのままに。
[きわめて事務的な返答を投げかけ、恭しく一礼する。
「狭間」の意味など知らぬ。 そんなものが見られるとしたら、それはそれだ。 痛みも苦しみも愉悦のうち――ただひとつの嫉妬心を除いては。]
[剣についた血を落とし、2本の「無慈悲な」ダガーを鞘に収めた。]
(41) 2010/06/23(Wed) 00時頃
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>>43 「主とその妹君が選びし眷属の者に害を為そうとしたから」。
――…それだけでは理由になりませんか?トーニャ様。
人の生も死も、巡り廻っていつか自分に降り注ぐものにございます。「ああしなければこうだった」という話は、考えるだけ詮無きこと。「こうなってしまった」結果が全てなのですから。
運命のダイスを恨んでも、ヘクター様から流れ出た血をサイラス様の胃から取り戻すことはできません。いくら私が人の生き血を剣で絞り出すことができても……。
(52) 2010/06/23(Wed) 00時半頃
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トーニャ「お嬢様」。 いいことを教えて差し上げましょう。
ひとつは、「全て」を持つ者など、誰ひとりとして居はしないということ。他人が持つものを羨み、殺して奪って手にしたとしても、次にまた別のものが欲しくなる。永遠の欲望のループに人は取り込まれるものです。
そして、もうひとつ。
――…「ヒトはいつか死ぬ」。
死は全てのヒトに訪れる、「究極の理不尽」。 今日か、1年後か、10年後か、50年後か。 こうして亡骸になり、他人に顧みられないやもしれぬ死に様を晒す覚悟をせねばならないのです。
もし私がこのまま「ヒト」として生きていくのだとしたら、いずれ私も、誰にも顧みられることの無い「死」を迎えることでしょう。
――歴史の内を廻る、摂理のひとつとして。
(60) 2010/06/23(Wed) 00時半頃
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>>55 畏まりました。
[血だまりの中で片膝をつき、城主から刃を受け取った。]
ワイングラス1杯程度ならば、造作もないことにございます。
[そして、シャツの右腕を捲る。 その部屋に未だ居る者には、「黒薔薇」の「黒薔薇」たる所以――右腕に彫られた黒一色の薔薇の入れ墨が見えることだろう。
男は手首に刃を突き刺し、小さく呻き声を上げた。 痛み故に浮かび上がる脂汗、上気する息づかい。流れ出る赤と、色を失う皮膚。心臓にあったはずの強い鼓動は刃を突き立てた箇所――右手首に集中し、運んでいた赤い血をワイングラスへと恭しく運ぶ。
まだ3分の1にも満たぬそれを見て、男はもう一度右手首に刃を突き立て、ねじ込み、血を絞り出す。]
[流れ出る血と、主人の命により自らの身に与えた痛み。それらが電気のように皮膚の上を走り、やがて全身に廻るのを、男は満足げな笑みを浮かべて実感していた。]
[再び片膝をつき、城主に深紅のワイングラスを差し出すのは、それが血で満ちてすぐの時の話だった。]
(69) 2010/06/23(Wed) 00時半頃
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[血を差し出した後、ネクタイを外し、右の手首に巻く。痛みを感じることができぬ寂しさに、一瞬だけ目を細めたが、いずれまた血を差し出す可能性があることを考え、それはそれと割り切ることにしたらしい。
……とその時、トーニャ>>63の声が聞こえ、視線をそちらに向ける。]
ん。おきゃくはまをえらうのわ……
コホン、……大変失礼致しました。
お客様を選ぶのは、旦那様のご意志ひとつにございます。迷い込んだ方も数名いらっしゃるようですが、城に入るのを許可するか否かも旦那様の一存によるもの。
とご説明しても、トーニャ様は言い訳だと思われるでしょうけれども。
そうですねえ……。 私も虐めたくて虐めているというわけではございません。かといって、トーニャ様が想像するような善人になれる自信は皆無でございますけれども。私は、私なりの理屈と必要性に応じて、行動を起こしているだけでございます。
(77) 2010/06/23(Wed) 01時頃
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執事見習い ロビンは、城主に向けて、眩しそうに目を細め、笑いかけた。
2010/06/23(Wed) 01時頃
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取材への対応もなさらねばならないのですね、旦那様。
[さて城主が新聞やら何やらの情報媒体を知っているのかと逡巡しつつ。]
私めが代わりにできることがあるのなら、それが一番なのでしょうけれども。そういう訳にはいかなさそう、ですねぇ。
[右腕の薔薇の入れ墨を晒して、首を傾げる。銀の首輪がシャラリと鳴った。]
(84) 2010/06/23(Wed) 01時頃
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執事見習い ロビンは、記者 イアンは果たして「黒薔薇」の入れ墨を知っているのか否か。
2010/06/23(Wed) 01時頃
執事見習い ロビンは、花売り メアリーに話の続きを促した。
2010/06/23(Wed) 01時頃
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>>90 ……左様ですか。 情報収集というのも、いろいろな方法があるのですね。
>>92 申し訳ございませんが、私もいまいち分かりません。
人間同士の言付けと一緒で、そのまま伝えたい人間もいれば、聞いた言葉をねじ曲げてから他人に伝えるのを好む人間も居ると聞きます。
……さて、イアン様はどちらの部類の記者様なのでしょうか。
(94) 2010/06/23(Wed) 01時頃
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執事見習い ロビンは、眼鏡の奥にある凍てついた青で、イアンのことをまじまじと観察している。
2010/06/23(Wed) 01時頃
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>>98 失礼ながら、貴方様のような方が、「届かぬ希望」の為に何かを一生懸命書く理由というものがよく分かりませんが……
無学な私には到底理解できぬものなのでしょうね。
[記者から逃げ回ったり彼らを追い払う術は知っていても、それなりに丁重に扱う術を、「黒薔薇」は知らないのだ。]
くれぐれも、城主様に失礼の無いようにお願いいたしますよ。
[…と言うものの、いつその情報が外に漏れ出るやら分からない気がして、ロビンは少し眉をしかめた。]
(105) 2010/06/23(Wed) 01時半頃
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>>113 ふうむ…… イアン様。何かひとつ、誤解があるようですね。
「あなた達」吸血鬼が、と申されますが、今この部屋には吸血鬼はお一人しかおりませんよ。
[白薔薇がローズマリーを連れていったことも、その行き先が執事室であることも、黒薔薇は知らない。だからここに居る吸血鬼は、ヴェスパタインただひとり。]
……私は人間にございます。
(119) 2010/06/23(Wed) 02時頃
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>>127 ええ、人間です。ほら、その証拠に……
[口を裂くように開き、糸切り歯がある辺りまで見せる。そこには眷属たる証の牙は無く、人間の歯並びと言えるそれがあるのみ。]
それ以上のことはお尋ねにならないのですね。
「何故人間であるのに吸血鬼に荷担するのか」、とか。 「何故人間が人間を殺すのか」、とか。
……記者の方は、たいがい「理由」を根掘り葉掘り聞いてくるものかと考えていましたから、不思議でたまりません。
(133) 2010/06/23(Wed) 02時頃
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執事見習い ロビンは、靴磨き トニーの言葉を聞いたが、城主>>125の言葉に、黙って目を伏せ同意するのみだった。
2010/06/23(Wed) 02時頃
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[大男の亡骸を引き摺って歩くトーニャ(>>134)のことは、特に止めたりはしない。かといって、手伝おうという意志もないのだが。]
[そしてイアン>>137に向き直り、]
そうですか。 ならば、私も貴方に「余計な詮索」をするのは止めましょう。
人間からすれば噎せ返るような血の臭いに慣れるのも、時間の問題でしょうし。
[コツコツと足音を立て、イアンの方へと近づく。 その距離を縮めて、一歩、また一歩――…イアンの鼻先と己の鼻先が掠め合うほど近い場所に立ち、囁くように告げる。]
ああ。 今度は殺戮の場にいらっしゃっても構いませんよ。 もしかしたら、私の死に目が見られるやもしれません。 それはそれで、興行(ゴシップ)的にも素晴らしい記事になりましょう……
[拭われなかった返り血は、皮膚の上で既に黒く変色している――その臭いは、血の惨劇に慣れていないであろうイアンにどう捉えられるのだろうか。
そんなことはおかまいなしに、黒色に染まった従者はイアンの唇に一度そっと息を吹きかけると、唇を横に引くように笑って、惨劇の部屋を*後にした*]
(143) 2010/06/23(Wed) 02時半頃
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>>139 心得ました。 随分と長い跡ができそうです。
お伽話で、進路にパンを落としてマーキングするという話がありましたが、あれと同じなんでしょうかね。
さしずめ私は、パンを食べてしまった鳥のようですね。トーニャ様に怒られなければ良いのですが。
(146) 2010/06/23(Wed) 02時半頃
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執事見習い ロビンは、再び城主に一礼し、惨劇の部屋から*姿を消した*
2010/06/23(Wed) 02時半頃
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−執事控室:黒薔薇の部屋−
[無慈悲なダガーの手入れをし、自ら捩った右手首の傷を手当し、一息つく。傷口が空気に触れるたびに、血を流すたびに、命の危機にも似た感覚を呼び覚まされるのだ。]
……生きている。 私の肉体は生命を持っている。 なんという悦楽だろう。 肉を捩り、血を噴き出し、痛みを感じる肉体がある……
[死体となった者の肉を思い出し、包帯を巻かれた自分の肉が血を流している様子と見比べ、思いを馳せる。]
……もっと、痛みを。 私の生きている証を。 極限の痛みの果てにある、理屈抜きのエクスタシーを。
(184) 2010/06/23(Wed) 07時半頃
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[手当てを終え、返り血を浴びた服を着替えると、白薔薇の部屋に続く扉を開いた。]
……白薔薇、入りますよ。[3度、扉をノックする。]
先程、私は旦那様に仕事を申し付けられましてね。手伝って欲しいというわけではありませんが、旦那様とお嬢様の護衛を……
[と、部屋の中を覗き見る。そこには、唇よ寄せる男女の姿があり、その周囲にはえもいわれぬ程に薫る薔薇の瘴気が広がっていた。]
………成る、程。成る程。よく分かりました。そういうことなのですね。 [喉を鳴らして小声で笑う男は、その様子をまじまじと見つめる。]
堕ちた天使とはよく言ったものです。私は神など見たことはありませぬが、天使たらいうものは今この場で初めて拝見致しましたよ。
「なんとも神々しいお姿だ」。
いいえ、天使様のお手を煩わせる訳には参りません。「従者は私ひとりになった」。その事実は、今ここにありましょう。
それでは、お嬢様、「白薔薇様」。ご機嫌うるわしゅう。
[くつくつと笑って一礼すると、黒薔薇はその場を後にした**]
(185) 2010/06/23(Wed) 07時半頃
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>>197 ……左用ですか。
[「無用な警戒」……その言葉を耳にし、黒薔薇は自分の鼓動が高鳴るのを感じた。]
私の仕事は、私にこそ相応しい「汚れ仕事」にございます。 己の牙で血を取り込むことができぬ「ヒト」の身故に、剣を用いることでしか血の華を咲かせられぬ、憐れな「ヒト」の。
[グラス1杯分の血液を失った心臓がどくりと波打つ。 愉悦と嫉妬の狭間で、強く、激しく。]
それでもおいでになりたいのであれば、どうぞ。
それから、お嬢様。 随分と「お疲れ」のご様子……どうぞ安全な場所でお休みくださいませ。
(199) 2010/06/23(Wed) 12時半頃
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[男は、掃除道具を持って廊下を歩く。血の跡を指でなぞり、小さく息を吐いた。]
……本当に、お伽話のパンくずのようだ。 フェイクも用意しておらず……どういうルートを辿ったか、たいへん分かりやすい。まあ、子どもの時分からそんな知恵を身につけていたら、それはそれで末恐ろしい話ですけれどもね。
私は嘴は持てど、鳥ではないから食べられない。
……吸血鬼という種族になれば、此処は芳醇な香のするワインセラーか、或いは……
[血を啜るサイラスの様子を思い出し、意図せずぽつりと呟く。]
……目の前に餌をちらつかせては生殺しを強いる、拷問部屋のようなものか。
[床を拭く動きに合わせて、黒薔薇の腰に控えている無慈悲な2本のダガーが、不規則な音を*立てている*]
(200) 2010/06/23(Wed) 13時頃
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[白薔薇から差し出された指>>204を、目を細めて見つめる。]
……ええ。「いけません」。 私はまだ与えられていないのですよ、「白薔薇様」。
[そして、熱を帯びた白薔薇の眼球に、己の視線を合わせる。]
私は下賤な人間――そして備蓄された「食糧」のひとつでございます。それ故に、私はこの血に「潜む」芳香を感じ取ることができない。肥え太らされ、旦那様やお嬢様が美味しく召し上がる、その日まで。
……或いは、この私にはその日すら与えられぬのかもしれない。
全ては、旦那様のご意志ひとつ。何とも残酷な話でございます。
[忽然と微笑む白薔薇を見つめ、淡々と言い放つ。 しかしその鼓動は嘘をつけず、激しい鼓動を鳴らし続ける。]
(230) 2010/06/23(Wed) 18時半頃
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[白薔薇がその場から離れるのを視線で追い、黒薔薇は血の跡の片付けを再開する。
[黒薔薇の鼓動は、いっそう激しさを増してゆく。
――『あなたは「いけない」のでしたね。』
その言葉に、白薔薇の優越感と選民的な思想が見え――或いは、単に黒薔薇がそう感じただけか――彼の胸に深い闇が渦巻いた。
肥え太らされている時間がもどかしい。何故、白薔薇が選ばれたのか。何故、まだ自分は飼い慣らされているだけなのか。
嫉妬、羨望、憎悪――… 彼らの仲間になりたいわけではない。元より自身が誰かを心から信頼する類の人間ではないことを、彼自身よく知っている。
――この「痛み」には、「悦楽」が伴わぬ。 そのことも、彼自身よく知っている。 ]
[奥歯をギリギリと噛み、白薔薇が通っていった場所を憎々しげに睨み付ける。だが、その歯は未だ、人間のそれのまま――**]
(231) 2010/06/23(Wed) 18時半頃
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執事見習い ロビンは、足音を立てて廊下を歩いている。
2010/06/23(Wed) 22時半頃
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[こつり、と足音は止む。 とある客室の前で、弱々しい気配を感じながら。
勿論、人間たる黒薔薇は、眷属ほどの察知能力は持ち合わせてはいない。 従者としての前歴……マフィア時代の頃の直感を使ったにすぎない。]
(309) 2010/06/23(Wed) 22時半頃
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[ドアをノックし、入室の許可を得る。]
……ベネット様。 そんな場所で、何をなされているのですか?
[低くくぐもる声。だがそこには、ほんの少しだけ、不思議そうな色が篭っていた。]
(316) 2010/06/23(Wed) 23時頃
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