47 Gambit on board
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― →中庭 ― [頭痛の残る頭を軽く振りながらイアンは中庭に来ていた。 帝都についてから、まだ、一度も槍を振るっていない。 ……日々の鍛錬が大事なのだ。 それに、静かな中庭で、身体を動かす方が 部屋で横になるよりも 音による頭痛も去るだろうと。]
…………
[鍛錬故、当然発火能力は使わない。 正装用軍服の上着は木の枝にかけ。 鳶色を閉じ、呼吸を整えた、後、 多数対一を意識した槍法で獲物を振るう]
(236) 2011/03/22(Tue) 01時頃
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[声が、声から覗く思考が、また一つ、降り積もる。 一つ、また一つと…………頭が、痛い。
怒号、悲鳴、地鳴り、火薬の匂い、血の臭い。
それらなら、ただ、情報が示す事態に、 瞬時に動けば良い、だけなのに 戸口で、強くなる頭痛に、軽くこめ髪を抑えて。]
――…………
[2人の対話は届いていた。けれど、答えは”ここ”にあるもの 頭痛が酷くなり、己の思考が回らなくなる中 これ以上降り積もるのを避けるため 会話の行く末は気になれど、急いで戸口を後にした。]
(*40) 2011/03/22(Tue) 01時頃
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[槍を振るえば、少し、日常 が、戻ってくる。 耳に届く空を切る音。その音もすぐに静寂に飲まれる。 本来の己の 日常 には、まだまだ、遠いけれど。]
[穂先は仮想的兵の喉を切り裂く。 声も立てられず、血の臭いを一段と濃くし 絶命する姿なら何度も見ているから、 仮想兵士の末路も容易く想像できる。]
[普段は静かな鳶色の奥で静かに炎が広がる。]
(249) 2011/03/22(Tue) 01時半頃
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[長年前線に身を置き、師団長に迄登り詰めた身 そして流れる獣人故の音と匂いへの過敏 いくら、相手が気づいたところで気配を殺しても それ以前の動き、人の気配を逃すほど愚鈍ではないが その気配が殺気も何も発っさず、 止まると同時に消失したことから 暫し、頭痛が去るまで槍を振るって。
存分に振るったところで、手を止める。 振るい続けたため、焼け爛れた手の内から 体液が手袋に滲んでいたが、気にすることなく]
…………誰、ですか?
[わかるのは、酒のにおいや紫煙の匂いはしなかったから 該当人物を外したぐらいか。 師団長かどうかもそもわからない。 見えない人物に誰何の声を短く発した。]
(257) 2011/03/22(Tue) 01時半頃
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[一時気配を消失した相手が そう感じ取ったことを知らない。
ただ、普段の静かな表情は消失し 好戦的に上がる眉と、微か上がる口角が、 そこには、ある。]
[ただ、それも、槍が止まる迄、の間だが]
(*45) 2011/03/22(Tue) 02時頃
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いえ……単なる、気晴らし、ですから お気になさらず。
[声色は聞いたことがある声。記憶をなぞるように 相手から名乗りがある。
特に何か用事、と風でもなく 続けることと、見物のこと、口にされれば 否と言う理由もなく、頷こう、としたが]
…………ああ、火傷、です。 発火能力しか、持ち合わせていないので。
[首を傾げられ、瞬き一つした後答える。] [回復力増強や、皮膚防御能力でもなければ 生身で火に触れれば火傷する。 けれど、発火能力を使えば火は間近に。 方向を制御するなりなんなりのために その間近の火に触れることも多々ある故、だった。]
(264) 2011/03/22(Tue) 02時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/22(Tue) 02時頃
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……メルル=ガーランド師団長から クリームを貰っていますので。
[上着に入れた薬瓶を思い出す。 それを塗って包帯でも巻いておけばいい。 何時ものことなので、衛生兵や、差し障りと言う言葉に そう言うものだったか、と、己が手のひらを見て。]
……何時ものことですから。 気にはならない、ので……… [と、ここまで口にしたところで、 告いだ言葉と差し出された手袋を見て 鳶色を、掌から相手へと 一つ、二つと瞬きさせて見下ろす。]
………あ、はぁ……ありがとう、ございます。
[行動に虚をつかれて、その手袋を差し出されるまま手に取る 言葉通り、ひんやりとしたそれは 火傷の手には心地よかった]
(271) 2011/03/22(Tue) 02時半頃
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[さらに、零された言葉に、また虚を突かれた。]
……………羨ましい………?
[誰が。誰を?][ぽかんとした表情で 鳶色は薄灰色の瞳を見る。 獣人との混血、己をも焼く能力、後ろ盾もない身、 人を殺していくこと、 戦の中でしか生きるを見出せない。 別に不幸だとも思わぬが、人の羨望があるとも思えない。] [しかも眼前の青年は、赤ではない国家紋章 名高い家柄、整った容貌、能力と会議でみせた誇り持つ心、と 欠けたるがないように、見える、のだけれど]
(*47) 2011/03/22(Tue) 02時半頃
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イアンは、隠す上着のない短い尾が、一度揺れた。
2011/03/22(Tue) 02時半頃
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……これが気になる、なら、死んでますから。
[見等がずれてるそれに、天気のはなしでもするように 当たり前のことのように口にする。 口にしながら、冷えた手袋に指を通す。 少しだけ、小さな手袋の中で指を動かして。]
ああ、代償がない替り、不便、がある、のですね。
[グレイシアの言葉に、それぞれの能力の特製、違い 思い返しながら、万能の能力は ないのだろうな、と、ぼんやり思いながら 息吐くのに鳶色、ほそまりかけた。が、]
………ええ。
[見上げる視線が足りない言葉を補う。 別に隠してもいないので素直に、頷いて。 当然飾りではない尾を、また一つ揺らす]
(281) 2011/03/22(Tue) 03時頃
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[口に上る言葉を静かに聞く。 水辺に縛られる。かわりに水辺での威力は絶大。]
………何かに、秀でれば、裏返した何かがある。 それは、どの能力も、同じ、とは。
[確かに己の能力の発動に、場の縛りは、ない。 けれど、水辺での威力は低く、乱戦、森の中、市街地で使えば 味方や、民も巻き込み、一度己が手を離れて暴走すれば 何もかも食い尽くす破壊の火と、なる。] [上背も、その分見つかりやすいと言う欠点も持つ。] [破棄の有無に関しては……謝罪も含めて どう答えれば良いかわからず、ただ鳶色を槍に向けて]
[彼の内心で、それぞれの要素がどう考えられているかは知らぬまま 次いだ質問に、暫く薄灰をじっと見詰た。]
それは、事実であり 同時に、金銭だけでしたら、師団長は辞退、しました。 ………割りに、あいません、から。
(*50) 2011/03/22(Tue) 03時頃
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[肯定と、否定。混ざる返答を返して。 ただ、もう一つの質問には鳶色は地を見る。]
………私と、私の師団には………
[暫く、口を動かせず。 ただ、真撃な質問をそらすことも出来ず ぽつりと、そう零した] [団員達にはそうでって欲しくもない、 それ以外を見出して欲しいとも、思いながら けれど、そうするには、彼らに戦以外の術と 戦以外の術を身につけるまでの余裕等 多くのものが足りないのも、知っているから]
(*51) 2011/03/22(Tue) 03時頃
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……早合点、失礼いたしました。
[代償が、ないわけではない。その言葉に ないと、口にした己の非礼を述べる。 それ以上は、続く言葉については 口にせず 静かに頷くに留めて。]
私は、鼻と、耳、ですね。
[続いた言葉にも、ただ、穏やかに目を細めて 静かに敏感な箇所を口にし、頷くだけだった。]
(286) 2011/03/22(Tue) 03時半頃
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[ グレイシアの言葉にも頷きつつ 弱者だった頃、差別と、ストレスの捌け口であったこと、 気づけば忌諱するものもいることも思い返す。 昼間のユ=シハの言葉と、 ユ=シハに向けられた声を思い出しながら、尾が下がる。] [実利に目を向ける様子 ……変わっている、などとも特に感じなかったが 実感の沸かぬ話だろうし 口にして何かしら気を使われるのも嬉しくない。 だから、そのことは、口にはしなかった]
……そろそろ、身体も冷えてきました。 また、鍛錬に戻っても?
[会話を切る様に、そう口にして。 特に異論がない様子に、また槍を*振るい始めた*]
(287) 2011/03/22(Tue) 03時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/22(Tue) 03時半頃
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[闇宵の中、含むもののない、 声が耳に届き、イアンも頷く。 何事も、見方、使い方、考え方、なのだろう、と。
首を傾げる様子に、理由を言語化する 能力はなく、ただ眉をさげた。]
…………今、は。
[さらに、踏み込まれ、些か驚いた。 ただ、時期が時期だ。 己が会議で人に訪ねるように、 グレイシアも、何か、知りたいのかもしれない。 だから、素直に短い言葉で答えた]
(*53) 2011/03/22(Tue) 13時頃
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…………
[余り気にするな。] [少しは気にした方が、いいのだろうか? ただ、本人が口にしない以上、対等な師団長同士。 過度の気遣いも無礼かと、一つ頷き返すのみ。] [次いだ言葉。特に後者の言葉は 今しがた頭痛で立ち去った身には 苦笑しかでなかった。]
[そうして、相手の気質もまだわからぬまま、 イアンは槍を両手で構え振るい始めた。 グレイシアの視線を気にすることもなく]
(301) 2011/03/22(Tue) 13時頃
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[ただ、如何程振るったあとだったか。 空気を切る音に混じり、鍔鳴りが混ざる。] [木に凭れた姿がどう、動いたか。 視認し思考するよりもはやく 身体は、気配に、音に、自動的に動く。]
[正着なら一度刃と切り結び、弾き、 距離を取り……]
[しかし、イアンは違った。] [ふりあがる刀を槍は直前で切り返し横薙ぎに。 腕の力だけで強引に軌道をかえて。 振り上げられた刀を避けた槍の高さは 己より低い相手の喉笛。] [最初の一手から必殺を狙う。] [グレイシアが刃で受けるなら、 その時は、やっと切り結ぶことになる。]
[ただ、グレイシアが避けなくても 殺気ないを感じ穂先は直前で止まるけれど。*]
(303) 2011/03/22(Tue) 13時頃
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[向かい合うならわかるだろう。] [鳶色の奥の焔と、はっきりと上がる口角に。]
[……相手の殺気無しに気がつけば 直ぐにそれは消え去る、が*]
(*54) 2011/03/22(Tue) 13時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/22(Tue) 13時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/22(Tue) 13時半頃
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― 中庭:朝が来る、前 ―
[甲高い音は耳によく響いた。 戦場のような情報抑制が 今、己の頭に起きていないのは 既に戦場や急時ではないと認識しきったから。] [薙いだ槍。持つ両手に衝撃が伝わる。 その時には、視認した情報は既に脳に伝わり 経験と直感で緊急時の可能性を考慮し 自動的に動いていた身体は 今は、イアンの思考が手綱を取るところ。]
[今、切り結んでるのはグレイシア師団長。 理由は鍛錬に誘われたか、 己か、彼自身の力だめしか?わからぬけれど 何らかの意図で暗殺を企む様子も 命まで……と行かなくても危害を加える様子は、ない。]
(355) 2011/03/22(Tue) 22時頃
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[地上戦と水上戦、形態は違えど やはり、前線に立つ師団長なのだなと 喉笛を狙う穂先を咄嗟に受けた姿を 鳶色は冷静に観察しながら]
(356) 2011/03/22(Tue) 22時頃
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[正面、射る薄灰を常の鳶色が受ける。]
[そこに、己がよく目にする恐怖も、慄きも 見られないのも、名ばかりではないと、わかる。] [グレイシアの頬を伝う血液を凍らす冷気は イアンにも届いており、 鍛錬し続け温まった身体に心地よいぐらい、だった。]
(*59) 2011/03/22(Tue) 22時頃
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[瞬間の観察は、相手から伝わる圧力に終わり。 常の動きで、多対一時、長期切り結びは 切り結ばぬ相手に隙を見せる故、 切り結ぶ相手を蹴り転がそうと。 足が動きかけた矢先、外野からの声がかかる。] ……………戯れ、ですよ。 [可哀想に、困惑した通信兵。 安心させるべく、苦笑を浮かべながら そう、短く口にしながら、 臨戦態勢をグレイシアと同時に解いた。] [通信兵はグレイシアに用事があり、 相手とやり取りをする間に 己は、一度汗を拭ってから、 木にかけた上着を手に取り、羽織る。 様子から、何か緊急性の高いものでもないと 二人の様子を気にかけることは、ない。]
(357) 2011/03/22(Tue) 22時頃
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[……一つ、二つボタンを止めたところで グレイシアが振り返る。
かけられた言葉に、 少しだけサイズが小さい手袋に包まれた 手の動きが止まる。] ………… [模擬戦を好まぬ……特に帝都でのそれをイアンは 頷くでも、かといって無碍にするのもと 横にふるでもなく。嘆息一つ落として。 日常に戻ったグレイシアへ 敬礼に敬礼を返した。]
(358) 2011/03/22(Tue) 22時頃
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…………私は、模擬戦は…… [グレイシアが口にした言葉。 行わない、行う。ではなく 好悪だけを表そうと。短い言葉を落とす。 それに……] ……………… [何か、直感的に、警戒が走る言葉、だった。 大義名分になり得る要素がまぶされた言葉。 少なくても、先ほど、イアンに素直に答えさせた その言葉とは違う気配を感じて。
その直感で感じたものを、 隠すべきか、隠さぬべきか瞬時考え 薄く、眉を寄せることで表した。 それ以上は、何か表出することはなく。 グレイシアの去りゆく背を鳶色はじっと見つめた。]
(*60) 2011/03/22(Tue) 22時頃
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― →自室 ― [まさか、夜、 ミッシェルを訪ねる、わけにも行くまい それに、幾ら前線ではないとはいえ きちんと休息はとろうと、 イアンはグレイシアと分かれた後は 浴室、自室と、寝る前になすべきこと こなしながら、移動して。] [宛がわれた自室につき、上着から薬敏を取り出す。 手馴れた手つきで、己の両の手の内に クリームを塗りこみ包帯を巻く。 その時、紙片が一緒に出てきた。 そう、あの前衛芸術が書かれた紙片]
(360) 2011/03/22(Tue) 22時半頃
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………… [イアンはそれを手に取り暫し考える。 すぐさま習得できる、のだろうか?キリシマ言語は。 そう考えると、筆記用具を用意して]
[思いついたのは、過去、読み書きが出来ぬ己に 前第15師団長ドナルドが用意してくれたもの。]
[そうして、イアンは 寝る前に、一仕事、こなしてから眠ることにした]
(363) 2011/03/22(Tue) 22時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/22(Tue) 22時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/22(Tue) 23時頃
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― 自室→ ― [身体を適度に動かした後の睡眠だったのもあり 短い時間で深く眠れた、と。 いろいろ考えることは多いが 寝る時は、寝る。]
…………
[次の会議、その時間がわからぬまま 正装軍服、いつもの手袋と槍姿で 朝食をとるべく、部屋を後にする。 ………昨日借りた手袋は、また、 汚していることもあり、洗濯を頼もうと 上着へとしまいこんだ。]
(374) 2011/03/22(Tue) 23時頃
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[借りた手袋を手に取ったとき 持ち主のことを思い出す。
昨夜、最後にかけられた言葉には 警戒もあり、それに…………
…………ともかく、表情を変えることなく 薄灰を鳶色で見据えるに留まって。]
[何を、考えているのか、いないのか。 腹芸が得意とはとてもいえないイアンは 手袋の持ち主に関して嘆息しか出なかった*]
(*63) 2011/03/22(Tue) 23時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/22(Tue) 23時頃
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― →食堂 ― [昨晩、夕餉を食べ損なっていたこともあり 普段より大目の朝食を、給仕に頼む。 師団長の位置に恥じぬ程度の礼儀作法は 何とか叩き込んではいるものの 宮廷での食事は肩が凝る、と思いながら、 窓辺の卓に着き食事に手をつける。]
……………
[頭に栄養が回り始めれば 考えるのは昨日の会議のこと。]
(382) 2011/03/22(Tue) 23時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/22(Tue) 23時半頃
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[既に昨日の会議で意思を決めていた者。 意思を決めていない者。
いくつかの話は、どちらを選んでも 何多き道であることを示して。]
…………
[選ぶ基準は国のため。] [……なんと、漠然とした基準、だろう? 生きるか死ぬか、ぐらい明暗がはっきりするものなら 判断も即決だというのに。] [ベーコンをつつきながら考え込む] [こういうことを考えるのは、向いていない。 けれど、懸命に考えようと ベーコンを虐めながら思案し続けた]
(401) 2011/03/23(Wed) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/23(Wed) 00時頃
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……………
[今は立てかけている槍を、見る。 これで、決着がいっそつくならば。 言葉は降り積もるばかりで溺れてしまいそうで。]
[ベーコンを虐めていたフォークを動かす手を止め 考えてもせんのない現実逃避と ゆるく首を振ると食事を再開した。]
(407) 2011/03/23(Wed) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/23(Wed) 00時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/23(Wed) 00時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/23(Wed) 00時半頃
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