233 逢魔時の喫茶店
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――― 夢から現実に ―――
[黄昏の夢>>1 寄り添っていれば、二人の影が一人分、混ざる。
混ざった影が長く伸びていくのが見えた。]
きれいだねえ。
[きれいなものは、食べられない。 ただその長く伸びた影を眺めて 一連の、朝の奮闘まで、目覚められなかったのだが。]
(3) mo_om 2015/08/12(Wed) 23時半頃
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――― 起床 ―――
[そりゃあ、起きるさ。 起きるとも。
百面相>>2を目の前に、瞬きは、二回。 雲の糸が触れる程度の柔らかさで 頬に触れたら、息を止められた。]
……… なに、ッて あんたが先にしたんじゃないか。
[反則技の後に、繰り返すのは反則と違う。 首を振るのは左右で、獏の主張を漏らしてから ベッドから身体を降ろす。天井はやはり近い。]
うん。 あんた、走るか、それとも、歩くか。
[赤い頬を見下ろすおれは、意識以上に、笑っているので。]
(5) mo_om 2015/08/12(Wed) 23時半頃
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[ぼんやりした指先が、触れる。 頬は熱い、早朝の朝、まだ涼しい筈なのに。
先にけしかけて来たリツ>>9の方が 堪えたみたいな表情をするから、余計、笑みが深まる。 夢も良い、けれど、こうして過ごすなら現も良い。]
うん。
[来る、行く。 そう、頷いてから。]
あんたが走るなら、……公園で待ってる。 そうしたら、あんた、走るんだろ。 …… 見付けてくれるんだろ。
[――― それも、良い。 口付けた頬を、親指で擦って 最終判断を委ねる、ズルで、立ち上がった。]
(11) mo_om 2015/08/13(Thu) 00時頃
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ん。
[差し出した手。 行くんだろう、と。 走って、歩いて、また、あの、喫茶店に。]
(12) mo_om 2015/08/13(Thu) 00時頃
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[背丈の差分から、自然、見上げる目>>13を見下ろす姿勢。 のんびりと、ながら、もっと触れたいような衝動。
―――…を、誤魔化す指。 余計火照った温かい頬を擦る。]
分かった。
約束、だし、……早くリツが勝たないとねえ。
[約束と、勝敗と。 うっそりと角度を持つ目を、細めた。]
(28) mo_om 2015/08/13(Thu) 09時頃
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うん。
[でも、今日は>>16 そう告げられるのも嬉しくて 何時も以上に歩幅がゆるいのも、許されたい。
繋いだ手を引き寄せて、青い部屋を出た。 空は今日も青い。
まだ起き出していない朝の空気に 擦れ違うひとも居たろうが、それはそれ**]
(29) mo_om 2015/08/13(Thu) 09時半頃
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[勝つ、とか、負ける、とか 最早勝敗はどちらが勝ったとしても 本人の心情はともかく結果は、似たり寄ったり。
―― そんな予想を胸に、歩く青空の下。 リツが走らないから、過ぎる景色も、遅い。]
あんたを見掛ける時は、いつも、晴れてる。
[雨が降った日も、もちろん、あったけれど リツ>>36を彷彿とさせる青が、頭上に広がっていた。 それにしても、恥ずかしくて厭、と言わないから 羞恥心を声にするリツに おれは、繋いだ手の力を籠める、だけで。]
恥ずかしくても、しなない。
[笑って応えるのも、何度目だ。]
(78) mo_om 2015/08/14(Fri) 00時頃
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はは。 ……… 分かった、飲む。 じゃあ、ないか、ええと、奢られる、?
[昼間の喫茶店、今日は開いているだろうか。 腰を妙に痛めている店長に迎えられるか それとも、開店時間が遅いか、今は事情を知らない。
ただ、最近、夜に、ボディガードを務める 慣れ親しんだ気配が増えたことも 通い詰める回数が増えたことにより、知る噂だ。 それに、人間の客が一人、増えたことも。]
…… ゆっくり行こう。
[時間が有限であっても 彼もまだ若い、時間はまだまだ、あるのだから*]
(79) mo_om 2015/08/14(Fri) 00時頃
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――― とある日の駅前 ―――
[駅前のロータリー、大画面の嵌まったビル。 夏本番と言うこともあって 流れるCMは、今度公開されるゾンビ映画の広告映像だ。
墓場から蘇った血まみれの手が 主役の足首を掴んでいる、そして、悲鳴と銃声。
続きが気になるあなたは、是非映画館に。 画面は砂嵐を最後に映して、次の映像へと**]
(80) mo_om 2015/08/14(Fri) 00時頃
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――― とある昼の喫茶店 ―――
[リツと、手を繋いで訪れた喫茶店の前。 閉じられて開いていない扉>>54
なるほど、本日の昼営業は休業らしい。
昼が暮れて夜になれば、開くだろうか。 コーヒーフロートはその時分でも構わない筈だ。]
…… 珍しいな。
[ここ最近は何だかんだで、店は開いていたから。 ぼやぼや、暫く、入口で立ち往生するのである**]
(95) mo_om 2015/08/14(Fri) 01時頃
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[日差しが高く、伸びて来る。 それを背に受けている間も、扉は閉じられたまま。
リツ>>108のことばを受けて 昼も夜も寝ていなければ睡眠不足になるのは人間も同じ そんな当たり前の感慨も、覚えはしたが。
おれは、何となしに、店の二階を外から見上げた。 獏に透視能力は、ない。ただの壁だ。]
夜も寝ない人間は、多いな。 夢を見ない人間がいるのと、同じで。
[夜も消えない町明かりの一部を、思い出した。 若い人間の男女にも、多いような気がした。]
……… 夜まで?
[夜の、開店時間まで、待つのか。 獏ののんびりが映ったような台詞に、笑った。]
(111) mo_om 2015/08/14(Fri) 14時半頃
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――― まだ、昼 ―――
夜は、寝るものなんだけどなあ。
[獏が唱える、獏なりの、当然の感慨。 ―――…とか>>118 先が続くのかと思いきや、その先はなくて 咳払いに、首を捻る、おれである。]
……… とか。
[先を促す二文字。]
待つ、 ……けど、腹も減るから、なあ。 ―――― ああ。
[やりたいこと、多分に"今"を含む、欲求。 ひとつ、縦に頷き、繋いだ手を引き寄せた。 ああと言ったわりにそのあとは、口を噤んで 向かう先は、公園の、おれの特等席。]
(121) mo_om 2015/08/14(Fri) 22時半頃
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――― 公園 ―――
リツは、こっち。
[ベンチの端。 おれが座る前に、座るよう、促した。
したいこと、と言うのは、あれだ。
ふわあ、と、大欠伸をひとつ漏らして 隣に腰掛ける、どころではない、寝転がる。 膝を枕にしたい。そんな、欲求。 …… 厭と言われれば表面上は、諦める。]
夜になったら、起こして。
[夜までのうたた寝を誘った。]
(122) mo_om 2015/08/14(Fri) 22時半頃
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寝ないのは、困るな。 …… あんたは寝るから、良いか。
[それとも、リツにも眠れない夜があるのだろうか。 夜にすること>>123 ぼんやりと思い浮かぶのは、夢で見る、夜。
夢見にもいろいろあるのだ。 人間にしろ、人間でないものにしろ、色々。]
あんたは、夜の夢も見るのか。
[専ら、見るのは黄昏の夢。 あの夕陽が落ちたあとの夢も、もしかしたら。 好奇心が、眠気に落ちかけた半目に宿る。]
(129) mo_om 2015/08/15(Sat) 00時頃
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[会話を重ねながら 夜までの時間を潰すあては、公園だ。
素直に腰を下ろしてくれたリツ>>126の額に、後頭部。 固い男の触感だが、いまのおれには丁度良い。 此処は木陰でもあり、程良い風も、抜ける。 それに、近い体温が心地よかったので。]
寝る。 おやすみ。
[閉じた目蓋を一度、持ち上げる。 真上に、可哀想なくらいおろおろしたリツの表情。 その事実に妙な優越感を抱いて、目を、伏せた。 眼鏡は相変わらず掛けっ放しだ。]
…… はは、温かいねえ。
[夢うつつに、そんなことを、ぼんやりと。]
(130) mo_om 2015/08/15(Sat) 00時頃
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ねむいのが、良い。 …… あんたが眠れなくなっても、おれが居るしな。
[睡魔を誘うのはセイレーンの類だが
リツ>>131が眠れるのならば、良い。
自分勝手な感慨に、頷きを、重ねた。]
……… 見るのか。
[見るのか、そうなのか、へえ。 最後の"へえ"に欠伸以外の、間抜けたおと。 それと、好奇心の色が、声にも、混ざった。]
何時か、見られると良いな。
[覗き見の、宣告を、して。]
(134) mo_om 2015/08/15(Sat) 00時半頃
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[―――…固い。
本来、人間ならば、枕は選ぶものだ。 獏にとって柔らかさと固さと睡魔が直結しないだけで。
真上に、リツ>>132の表情が、在る。 彼から見れば、真下に、おれの顔が在る。]
はは。
[馬鹿、と、告げる声に、最後、眠りに落とされた。 笑み声もすぐに寝息に変わる。 夜まで、余程の事態が起こらない限りは、起きない。]
(136) mo_om 2015/08/15(Sat) 00時半頃
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[眼鏡が外れた>>133のは、その余程の事態では、ない。
だから、眠りを妨げられず 額に触れた指に、眉ひとつ、動かさず。]
………
[赤い顔を見損ねて 心臓のおとを、遠く聞きながら 狡いおれは、夜まで、深い意識の底**]
(137) mo_om 2015/08/15(Sat) 00時半頃
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あんたも、寝るのか。
[意識が沈むより、少し前の会話>>140 彼も眠れば夢で出会える。 しかし、この姿勢を崩す心算は毛頭ない。
そんな相反する意識も、とろとろ、落ちた。 仰向けの姿勢で、寝返りひとつ打たず。 どんな夢を見たとしても、夢を見なかったとしても 傍に居ればそれを見定める自信は、あった**]
(145) mo_om 2015/08/15(Sat) 12時頃
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エフは、あっあーーー801番号取ってしまった三( ε:)
mo_om 2015/08/15(Sat) 23時半頃
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――― 白昼夢 ―――
[夢では体重の概念も、眼鏡の概念も、ない。 鼻先の軽さ>>146も、夢のなかでは、同じ。
そよ、そよ、と流れる風は涼しい。
黄昏時ではない夢のなか。 獏の視線の向こう側。 いくつかのシーツのカーテン>>162]
リツ。
[呼んだのは、夢のなかの、ひとの姿の方。]
(192) mo_om 2015/08/16(Sun) 00時頃
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……………
[獏の方は、と言えば。
なびくシーツの影に、ずんぐりむっくり。 身体の大きさにしては円らな瞳。 眉がないものの、眉間、と呼べる場所に、皺。
―― まあ、要するに、顰め面で。]
(193) mo_om 2015/08/16(Sun) 00時頃
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――― 逢魔時の公園 ―――
[夢、唇同士が重なる直前のタイミング。
目覚めたのはリツ>>164と似たタイミングだ。 視力矯正など本当は必要がない目には 膝枕、見上げた先に、赤い顔が見えた。
だめ、だめ、と繰り返す頭に、手を伸ばした。 無言の横暴と言える。 後頭部まで手を巡らせれば、引き寄せた。 眼鏡がなぜかないので 必然的に眼鏡に阻まれることもない、重ねるまで。]
…… あんたな。
[たっぷり五秒を経てから。]
(194) mo_om 2015/08/16(Sun) 00時頃
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あの夢のおれは、おれじゃないからな。
[獏の姿と同じ、顰め面だ。 眠気を堪えているわけでもない その表情を晒して、一言、告げてから手を離す。
同時に、身体も起こして、空を見上げた。
黄昏時。 あの夢の光景に、似通った空。 そろそろ夜の開店時間が近い。]
そろそろ、 ……行くか。
[顰め面を解いて、そう、誘った。]
(195) mo_om 2015/08/16(Sun) 00時頃
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[引き寄せた、髪は、柔らかい感触を指に残した。
虚を突かれている、表情>>204が目に映る。 唇が触れるのは、羽根が触れるより深い。 こちらが寝転んだままでいるから 必然的に、深く、リツを引き寄せる姿勢で。]
…… うん。
[五秒、のち、おとだけは、満足。]
(210) mo_om 2015/08/16(Sun) 01時半頃
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謝るのか。
[ぐるぐる、巡る、リツの感情>>206を 理解出来るほど察しが良くなければ 機微に敏いわけでもない、おれは、首を傾ぐ。
だが、謝られるのは違う、と、思った。]
謝らなくて、良い。
狡いと思ったから、した。 ……… あれ、眼鏡。
[ないな、とか、今更、ぼやく。 丁寧に仕舞いこまれているとは知らず 捕まれた、手に、瞬いた。]
(211) mo_om 2015/08/16(Sun) 01時半頃
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………? ああ。
おれが怒ってると、思ってるのか。
[捕まれた手の力の強さに ぼやくみたいに、ぼんやり、告げた。
違うか、如何か、一歩踏み出した足を留めて。]
(212) mo_om 2015/08/16(Sun) 01時半頃
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エフは、うきうき見守りながらいい加減お風呂に入る**
mo_om 2015/08/16(Sun) 02時頃
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[永遠よりも短い五秒間の体温は、感触は 唇に想像よりも、熱を残していた。 黄昏ともなれば肌に感じる風は涼しいはずなのに 妙に暑い――― と、思う。
感情の波が、そう、感じさせた。]
うん。
[夢>>213 獏の目で見たものを、思い出して、眉を寄せた。]
あれは、夢のなかの、おれじゃない、おれだ。 …… それがあんたの口に触れるのは、
[感情の正体。確かめるように、一息、吐き。]
(225) mo_om 2015/08/16(Sun) 02時半頃
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腹が立った。
……… そうか、腹は立ったんだ、うん。 あんたじゃあなくて、おれに、だよ。
[正確には、夢の、おれのすがたをしたおれに。 獏の説明は大雑把に過ぎて 伝わるか、如何か、リツ>>214に視線を落とした。
彼もまた、俯いているから、つむじが見える。]
……… 厭だった?
[今更ながら、そんな疑問も過ぎって 俯いた表情を掬いに、覗き込むのだ**]
(226) mo_om 2015/08/16(Sun) 02時半頃
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[レンズの無い視界に、落とす。 リツ>>230の齎した沈黙に 初めは横に、首を傾いで、次に縦に。]
ひとの姿をしていたから。
あれは、おれじゃあないし、
[そもそも、客観視点で、見ていたのだ。 リツが夢に見出した、おれの姿をしたもの。 同じ顔をしていても―― あれは、違う。]
(246) mo_om 2015/08/16(Sun) 14時半頃
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[言葉少ない、上手い説明の出来ない おれの溝を、リツ自身>>231が埋めてくれた。
だから、今度は二度、深く頷いた。 それを肯定する為に。]
……… 良かった。 いや、 おれが?
[厭じゃあなかったのか。 そう尋ねられた瞬間、おっさん面が、きょとん。]
(247) mo_om 2015/08/16(Sun) 14時半頃
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厭なことはしない。
[自分に対しても、リツに対しても。 獏は取り繕わない。素直な生き物なので。
照れ隠しみたいな、真っ赤な表情に 過日、蛇に貰った林檎のいろを思い出す。 あれは人間をたらしこむ果実のいろだったが。
厭じゃあないなら、良いか。 その真っ赤な顔についた唇に 掬いに屈んだ顔を寄せて、もう一度、口付けに。]
(248) mo_om 2015/08/16(Sun) 14時半頃
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エフは、時々見たり見たりしながら離れたりしてます三( ε:)**
mo_om 2015/08/16(Sun) 15時頃
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嫉妬。
[おとを、確かめて、繰り返す。
それから、触れてみる、心臓と似たものが 存在する自分の左胸に、触れてみる。 嫉妬が悪夢に発展することは多い。 ――― だからその存在は当然、理解していて。]
……… うん。 そうか、そうだな、嫉妬した。
おれに、?
[自分の姿をした、自分に、と言うのも 滑稽に思えて、でも、嘘は吐けないから。 うん、そうだ、嫉妬したのだ、はは、笑った。]
(262) mo_om 2015/08/16(Sun) 17時半頃
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だから、怒ってない。
[視線を泳がせたリツ>>257に 唇を落とす、会話を、地味に塞ぐ沈黙。
その前に、一言、気にしていたようだから。
開いた目が、閉じられる、その一連が 過ぎるまで重ねて、最後に下唇を食んで、離れた。 そういえば黄昏時とは言え、此処は屋外、公園である。 獏にこそ、それに対する感覚は希薄だけれど。]
したくなった。 …… あんた、やっぱりかわいいよな。
[馬鹿、と溢された悪態に 思っていても一度も告げなかった感慨が、漏れた**]
(263) mo_om 2015/08/16(Sun) 17時半頃
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……… 無理だねえ。
[笑うな>>275 そう告げるリツの口もご尤もだが 怠ける口角が笑顔を引き締めてくれない。
引っ張られた服と、顔が傾くのはほぼ同時だった。 だから、べつに、会話を封じる意図はなかった ――― はずだ。]
あんたも、
[食んだ唇を離した顔色は ここ数日で一番の赤。笑みがいろを含む。]
(277) mo_om 2015/08/16(Sun) 21時半頃
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見たことない、かお、してる。
[からかうでもない、揶揄でもない。 素直な生き物は、素直に口にする。
可愛くない、などと否定されても 根本を否定された気にはなれず、首を傾ぐ。 何故理解されないのか不思議がる、ただのポーズ。]
馬鹿、は、馬と、鹿。
[おれが知る限り、馬と鹿は 仲が良くも悪くもない。 無関係な会話を挟み、黄昏時、促され、手を引き攫う。
向かう先は、夜の喫茶店。 きっと今日も賑わっているだろうから。]
(278) mo_om 2015/08/16(Sun) 21時半頃
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…… 夜は開店してると良いな。
[休業時間が夜まで及んでいる可能性 そもそも昼が休業になった、事の発端。
着いたら、店長を捕まえて聞いて見れば良い。
もしくは、最近の店長から匂う 友人の悪魔に尋ねてみるでも、良い。 その内容が青少年の刺激うんたらの保証は いまのおれには分からない、知らないから。]
(279) mo_om 2015/08/16(Sun) 21時半頃
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[息を飲むような、おと>>288 鏡の無い、外、公園、此処では 自分が如何な表情をしているかなんて 知り様がない、ただ、リツの表情だけ。]
はは。
あんたが言いたいことは、理解ってる。 … 馬と鹿をかけあわせても、おれにはならないさ。
[不思議な、柔らかい、からかいたくなる衝動。 夜に店を訪れて、酒を飲み乾かして 帰る頃でも、この衝動は潰えない気がした。
繋いだ手を攫って、訪れる、夜のはなし。]
(290) mo_om 2015/08/16(Sun) 22時半頃
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おれは、コーヒーフロート。
あんたは、何を飲む。
[静かに明かりを落とす通り道。 夜の喫茶店は、目前。
席はきっとカウンター席で 彼が求めるならばボックス席で 店員の、新しい契りと、店長の春と なんや、かんや、耳にする機会が出来る。
視線の先は、昨日も、今日も、一人で。]
夜も。
[夢の中まで、伴うことを、求めた。 木漏れ日の夢でも、黄昏の夢でも 今度は獏自身の出演を求める訳だが**]
(291) mo_om 2015/08/16(Sun) 22時半頃
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…… 苦いのに。
[夜の喫茶店、酒を求めるカウンターテーブル。 コーヒー>>298を求める声に 自分なら兎も角、瞬きを重ねてしまった。
それから、首を捻り、手を顎に。 わりと本当に、悩む、仕草をした。 その悩む内容が―――…]
おれは、カンパリも、好きだ。 …… コーヒーフロートの、次。
[アルコールのない、コーヒーの次。 苦味を持つお酒代表の名前を口にして こちらの好みを教え込む、トーンは、のんびりと。]
(305) mo_om 2015/08/16(Sun) 23時半頃
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ありがとう。
[おとなしく奢られる獏は おとなしく素直に謝意を述べた。
甘味を極力減らしたコーヒーを肴に 語られる甘い噂の数々に、いない、店員。 ゴロウも夜の店で、まだ見掛けていない。
今日はまだ連れ込まれていないのか。 それにしてもアマノが居ないことも 店員が少ないがため、忙しそうにしている厨房の主も 昼間の出来事も重なって、この長い生のなか 真新しいものを見る心地を味わった*]
(306) mo_om 2015/08/16(Sun) 23時半頃
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――― 夜の夢 ―――
[アルコールのほろ酔いを攫って 数日前の通り、狭いベッドを、添い寝に伴う。
ずんぐりむっくり
人間の型を取れない、夢の姿で 酒に酔ったような夢の中、どんな夢の内容でも おれはその夢自身を食べずに、覗き見る**]
(307) mo_om 2015/08/16(Sun) 23時半頃
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エフは、更新かけたところで見えたものにわあわああああもう三( ε:)**
mo_om 2015/08/17(Mon) 00時頃
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