109 Soul River
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― 二階・グランドハープの部屋 ―
[せっせと隣の物置から本や紙束を運んで積み上げる。 何度も何度も、往復して。
埃がゆらゆら]
っくしゅん。
[鼻をこすりながら。 積み上げた山を整形して恐る恐る腰掛けた。
右肩を寄せて。 弦を押さえ、ペダルを調整する。 それから薬指を赤い弦に添えた]
(27) 2013/01/08(Tue) 21時半頃
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[最初の音を出すのに、長い逡巡。 ハープを抱いたまま、視線を落とす。
本を運んでいる間聞こえていたアコーディオンの音。 途中から知らない曲になっていた。
それもやがて聞こえなくなった頃。 多分、それなりの時間が過ぎてから。 フレームの彫刻を撫でていた左手。 そっと弦に添える]
……弾いても。 良いかな。 ちゃんとお別れ、しなかったから。 せめて。
[ぽろん、小さな音と共に弦が震えた]
(28) 2013/01/08(Tue) 21時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/01/08(Tue) 21時半頃
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それと。 もういっこだけ。
[撫でるように六拍子の伴奏を右手で奏でながら。 左手はまだ、添えるだけ]
聴かせてあげたい、人がいるんだ。 僕はお前しか弾けないから。 聴かせてあげられるのは、お前の音だけだから。
[お願いするように頬を寄せて、囁く]
(29) 2013/01/08(Tue) 21時半頃
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[一つ深呼吸をして。 一旦伴奏を、切る。
ゆったりとした調べで。 流れ始めたのはサン・サーンスの“白鳥”――]
(30) 2013/01/08(Tue) 21時半頃
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[水面の中の白。 たおやかに、滑るように。 静謐な朝の空気と柔らかな陽光。 少し寒い澄んだ空の下。
高音が少し揺れる。 幽かに眉を顰めた。 主旋律が数泊飛んで。 また左手を弦に戻し。 そのまま続きの音を爪弾いていく。
上手く飛べない。 だけど、終わりまで。 白鳥が湖で息絶えるまで。 メロディは、もがく]
(34) 2013/01/08(Tue) 22時頃
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……――。
[やがて、鳥は息を引き取った。
誰かの視線を、感じながら。 左手が弦から外れて。 右手でハープを抱いた姿勢のまま、 手元に注がれていた薄墨色が少し上を向いた]
(36) 2013/01/08(Tue) 22時頃
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[眠たげだった目元は今はただ柔和に。 余韻を囀っていた弦を右手で押さえる]
……ありがとう。
[ハープに一つ声をかけて、 引き寄せていた手をゆっくりと離した。 積み上がった本の上に腰掛けたまま]
こんな所で。 会えたよ。 やっぱり此処は、不思議な場所だった。
[左手をさすりながら、微笑んだ]
(40) 2013/01/08(Tue) 22時半頃
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うん……この子にも。 何も伝えず仕舞いじゃ駄目だって。 思えるようになったから。
[現実に伝わるかどうかまで確証は、ない。 自分が此処で音に触れるための口実のようでもあり]
多分、もうちょっと人目につく所、かな。 運ぶのも大変だし。 こんな奥の部屋には、珍しいかも。
[即席の椅子から立ち上がる。 眉を下げて苦笑いした。 複雑な、何処か諦めに似た色が混ざる]
やっぱり少し、つっちゃったね。 音、途中いくつか飛んじゃった。
(46) 2013/01/08(Tue) 23時頃
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[ヒューが言っていた言葉を思い出す。 手首を持ったまま、左手の指を握ってみる]
僕の心がきっとまだ。 言わなきゃいけない事、全部言えてないんだろうね。 まだ、この子に向き合うところまでしか。 僕は答えを出せてない、のかな。
[ハープから目を背ける事をやめて。 それから、自分はどうしたいのだろうか。 まだ整理がついていない]
一緒に、演奏? この子を此処から、運ぶのは大変だよ。 良い、のかな……。
[自力で運ぶには些か辛いのは確かなのだが。 何だか申し訳ない気分になった]
(53) 2013/01/08(Tue) 23時頃
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ゆっくり……?
[言葉を続ける彼の様子に首を傾いだ。 文脈が少し飛躍していたが。 多分]
ゆっくり。 自分の気持ちに整理をつけて。 此処から旅立って、行くのかな。
[輪廻や天国を信じるなら。 此処はまだ通過点。 還る、という言葉を思い出す]
……寂しい?
(54) 2013/01/08(Tue) 23時半頃
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[引き摺っていたシーツに隠れる、彼の友達。 郷愁を誘う音色を、本人は自覚しているのだろうか。 ふとそんな事を考える。
頷く仕草を見て。 セピア色の空間を見渡した]
……僕はまだ、両親や友達に。 何て言えば良かったのか、迷ってる。 ちゃんと話をしなかった事、後悔してる。
[その事を思い出させてくれたのは、 彼のオーボエの音色、だから]
寂しくないって、思えるなら。 此処に、いるよ。
[その髪に、手を伸ばした]
(59) 2013/01/08(Tue) 23時半頃
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[抵抗なく、黒髪を撫でる。 シーツを掴む手に左手を重ねた]
……後悔、しない人間なんて、いない。 それに、取り返しのつく事、つかない事。 生きてる間でも、沢山ある。
[まるでまだ“還れる”ような口ぶり。 後悔を晴らす事ができるような言葉。 もしかしてまだ、自分は死んでいないのではないか。 此処は天国や煉獄との境目で。 これは不孝の罪を唆す悪魔の囁きなのかもしれない。
――だけど]
きっと、君を置き去りにして行ったら。 その事を後悔する、気がするんだ。
(66) 2013/01/09(Wed) 00時頃
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[嗚呼、やっぱり。 震える手が可哀想で。 記憶もなく、何も知らずずっと此処で。 ただ人を見送るのはどれだけ寂しかっただろう]
起きて忘れてしまうのなら。 起きるのは、嫌だよ。
僕は……きっと、自業自得だったんだ。 悩んで、行き詰って、死のうと思った。 本当は、もっとできる事、あったって思う。 でも、それがしんどくて、苦しかった。 本当は、それに向き合わなきゃ駄目、だけど。
自分で投げてしまった、命、だから。 取り返せなくても。 それは自分の所為。
(73) 2013/01/09(Wed) 01時頃
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[途切れがちの謝罪に、袖を掴む指。 嫌がらなければ、安心させるように軽く抱き締める。 孤独で、それなのに優しい、彼の事]
だから、君が謝る事なんて、ない。
……こんな、命を粗末にした僕でも良いのなら。 僕は君と一緒に。 此処に、いる。
(74) 2013/01/09(Wed) 01時頃
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[ハープを目の前にして。 思い出す事が何もないと言えば嘘になる。 多分、これからハープに触れる度。 罪悪感に苛まれる事になるだろう。 もしこのハープが立ち直るために神様がくれたものなら。 取り上げられても仕方ないとも、思った]
良いよ。 泣いて。
[上着に皺が入る。 重ねた手を離し、 シーツに包まれたオーボエを片手で支えた。 彼ごと一緒に抱き締められるように]
君が許さなくても、僕が許すから。
(81) 2013/01/09(Wed) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/01/09(Wed) 01時半頃
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[呼んであげる名前がないから。 その分、彼の背をあやすように優しく撫でた。 素直に泣いてくれた事が少しだけ、嬉しかった。 上着越しに感じる涙が暖かい。 胸に埋められた彼の頭を抱くようにして、 その髪に頬を埋める。
オーボエの音色よりも何よりも。 彼の嗚咽が一番、胸を打った。
今は幾らでも、泣いて良い。 そうしてその後は、笑ってくれると良い。
キスを一つ。 そっと彼の額に落とした]
大丈夫、だよ。
(84) 2013/01/09(Wed) 02時頃
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[そうして、彼が泣き止んだら。 涙を拭ってあげよう。
泣き止まなくても、ずっと。 このまま一緒にいてあげよう。
神様に、願う。 自分に許される資格はないけれど。 ずっと頑張ってきた彼の事。 どうか、自分が傍にいる事だけは許して欲しいと――**]
(85) 2013/01/09(Wed) 02時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/01/09(Wed) 02時頃
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― 二階・グランドハープの部屋 ―
[はにかみながら、繰り返す様子がいじらしい。 涙が一緒だと表情は一層深みを増すと。 そんな事を思った。
くすぐったそうにする仕草も。 慣れていないのだろうと、そう感じられて。 自然、愛おしむように眼差しが緩む]
良いよ。 沢山、聴かせてあげる。 一杯、色んな景色が見えるように。
[でも、二人一緒に演奏ができないというのには。 理由をまだ知らずどうして? と不思議そうに首を傾げるのだった。 理由が解れば、残念そうに笑うしかないのだけれど]
(101) 2013/01/09(Wed) 21時半頃
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[もう一度だけ軽く頭を撫でて、身を離す]
合奏……するなら外に運ばないとね。 皆に手伝ってって声掛けてくれたんだっけ。
[という事は、まず場所を知らせに行かねばならないが。 少し、ハープの前で思案する]
君が音を頼りに此処まで来れたなら。 音、奏でたら皆にも聴こえるかな。
[そう言って、もう一度ハープを手繰り。 ぽろん、穏やかな音を奏で始めた。 曲名は特に、ない。 水にたゆたう泡のようにささやかで、日常にとける旋律]
(102) 2013/01/09(Wed) 21時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/01/09(Wed) 21時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/01/09(Wed) 21時半頃
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[相変わらず薄墨色はおっとりと。 ただ眠たそうだった頃よりは少し、息衝いている。
次いで彼の口から出てきた説明に ちょっとだけ目を見開いて。 でもハープの音は途切れさせる事なく。 くすりと、嬉しそうに笑った。 だって、それは還らないでって言われたのと同じだから]
……なるほど。 なら残念だけど、僕らは一緒に演奏しちゃ駄目だね。
うん、行ってらっしゃい。 もし途中で音が止んだら。 ヒューやヘクターが先に来たって思って。
[何処にも行かないよと。 見送るように微笑みながら音を奏で続ける]
(109) 2013/01/09(Wed) 22時頃
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[ふわり、ゆらり。 川を泳ぐ泡のように生まれては、消える。 柔らかい音。
出て行った気配と入れ違いに近付いてくる足音。 それから何処だろう、鈍い音。
目をぱちぱち、瞬いて。 極自然に、旋律は少し低音に移動する]
誰か、来たかな?
[ハープに声を掛けつつ、扉の方に視線を送る。 さて、誰だろう]
(110) 2013/01/09(Wed) 22時頃
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[勢い良く開け放たれた扉、埃が舞う。 弦が余韻の尾を引いて空に浮かんでいった]
……っくしゅ、っ。
[手が止まったのは。 どちらかと言うと埃の所為。
ぱたぱたと眼前の空気を扇ぎながら]
ん、いらっしゃい。 ハープ、運ぶの手伝ってくれるって聞いたから。 待ってた。
[よいしょ、と腰を浮かし。 ハープを指差した]
二人でもまあ、いけそう、かな?
(115) 2013/01/09(Wed) 22時半頃
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[一人でも、と言うのには慌てて手を振った]
ハープは背、高いし。 重さだけなら、女の子一人分くらいだけど。
ん、ヒューが伝えてくれたんだ。 ありがとう。
[そのヒューはあれから姿を見ていないけれど。 後で彼にもお礼を言わねば]
えっと、それじゃこっちの柱を支えてて。 取り敢えず……外のピアノの部屋まで、かな? んと、ぶつけないように。 特に、フレーム。
[そう言うと、ヘクターを誘導し。 注意深くハープを横に倒す。 扉を開けて、表の部屋への動線を確保してから]
(123) 2013/01/09(Wed) 22時半頃
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それじゃ……行くね。
[40kg以上はあるその楽器を丁寧に、持ち上げた。 外、何処かで大きな音。 小さな振動はそれに紛れてしまったか。
一瞬足を止めて、ヘクターを見た]
今の……は。
(125) 2013/01/09(Wed) 23時頃
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[顔を見合わせながら]
何だろう、多分下、だけど。 最初上でも音がした、気が。
……何か、落ちた?
[よもや人が屋根から転げ落ちたとは知らず。 しかし、不審は拭えぬまま]
と、取り敢えず。 これ運んじゃってから。
[中途半端な姿勢、下ろすに下ろせず。 一先ずハープを運び出してから、 何が起こったのかを確かめようと。 物置を抜けた先のピアノの部屋へと、誘導した]
んと、こっち。 ヒューがピアノ弾いてた部屋。
(132) 2013/01/09(Wed) 23時頃
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……怪我、してるとは知ってたけど。 落ちた、んだ。 でも。 だとすると、屋根、上がれるって事だよね。
[危ない事をする、と。 額に手を当てたくなった。 今は両手共に塞がっているからできないけれど。 ちょっと、嫌な予感]
うん、大分前にピアノ弾いてたのは聞いてた? その時の、部屋。
[蓋の締まったピアノ。 窓、開いていた。 ハープを置くならピアノの対角線が良いかと。 こっち、こっち、と向きを変えて]
良いよ、そっちから下ろして。
(141) 2013/01/09(Wed) 23時半頃
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景気。 ヘクターは、明るい曲の方が好き?
[そんなオーダーがあったとは知らなかった、と。 苦笑を返した。
ハープの重みが床にかかる。 軋む音に少しだけ、抜けないかとひやりとした。 しかし、流石に階段を下ろすのは難儀しそうで。 ヘクターの手を挟まないよう気を付けながら、 柱を支えるとハープを起こす]
これで……大丈夫。 ありがとう、重かったでしょ。
[微調整をして、ふぅと一息ついた。 カーテンがなびく、窓を見た]
それにしても、さっきのは何だったんだろうね。
(145) 2013/01/09(Wed) 23時半頃
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かなり、きついよね。 そんなに頻繁に運ぶものじゃない、とはいえ。
[丁寧に扱ってくれた事に感謝の意を示してお辞儀する。 少し、腰を労わる素振り]
嗚呼……そっか。 ジャンルが違う、んだ。
[少し考え込んだ]
アレンジ、なら弾けなくないから。 ちょっと後で弾いてみようか。
[そう言いつつ、やっぱりさっきの音が気になるので。 最後の問い掛けに、ことんと頷いた。 窓から下を覗き込む。 人の頭が、見えた]
……やっぱり、落ちたのかもしれない。
(152) 2013/01/10(Thu) 00時頃
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コンサート、は自分のを持って行くなら かなり骨が折れる、ね。
解った。 良さそうな曲考えてみる。 ポピュラーも、聴かないわけじゃないし。 ちょっと腕慣らししてから、になるけど。
[試みは、楽しい。 微笑んだ]
白いの、散ってる。 さっきの音、大丈夫?
[頭が三つ、二階から声をかけてみた]
(156) 2013/01/10(Thu) 00時半頃
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セシルは、ヒューが手を振るのを見て、手を振り返した。
2013/01/10(Thu) 00時半頃
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うん……馴染まない。 でも、遠いとどうしようもない時も、あるから。 それに、壊したく、ないのもあるし。
[ちょっと複雑そうに苦笑した。 けれど、ヘクターがスティックを取り出すのを見て。 少し楽しげに]
楽しみ。 なら、期待には答えないとね。
[小さく笑った]
(161) 2013/01/10(Thu) 00時半頃
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