102 あの、秋の日
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ヨーランダ! 今日がお前の命日だ!
oranje 2012/09/28(Fri) 00時頃
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君だけの……花を、
[廊下を駆けていた少女。 その姿はゆっくりと解けていった。 そして瞼を開ければ――]
……ああ、やはり。 夢だったのですね。
[身体を起こし、辺りを見回す。 26歳のレティーシャは、名残惜しそうに微笑んだ。]
(5) oranje 2012/09/28(Fri) 02時頃
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[ふと、隣を見れば帽子のないライオン、もといバーナバスの姿。夢の中で触れた手には、もう傷は残っていないが、無意識にそれに視線を落としていた。]
……バーニー先輩。 まだ、夢の中ですか?
[額に伸ばしかけて、引っ込めた指先。 未だ眠る彼に向けてそっと、今ならば許されるだろうと指を伸ばした。]
(6) oranje 2012/09/28(Fri) 02時頃
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[ぴた、と指先を額にくっつけた>>8。あの時、本当に痛そうだったそこにもやはり赤みはない。 まだ眠っているのだろうか、くすくすと小さく笑みを漏らした。]
先輩、意外とお寝坊さんなのですか。 起きないと秘密の場所、ばらしますよ?
[もう登ることはない屋根の上。けれど今でも秘密なのに変わりはない、大切な場所。 俯いているのをいいことに、額から逸れた指は長い髪をついと引っ張る。]
……本当、ライオンみたいです。
[小さく呟いた声は、ため息と共に。]
(9) oranje 2012/09/28(Fri) 02時半頃
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わ、あ
[どうやらバーナバスは起きていたようで>>10、髪から手を引っ込めた。宙ぶらりんになった手は微かに染まった頬を誤魔化すようにぱたぱたと顔を扇ぐ。]
もう、起きていたのですか。
先輩はお寝坊さんというより……いつも半分寝ているとばかり。
[首を傾げれば金髪がさらりと落ちる。 笑い声を抑える変わりに、肩が小さく揺れた。]
(23) oranje 2012/09/28(Fri) 21時半頃
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[大きく伸びをする様子>>11は、やはり猫科のそれ似ている。10年経っても変わらない。 視線が交じればゆっくりと瞬いた。疑問符に静かに頷く。]
はい、そのライオンです。よく似ていますよ? 髪型とか、寝ているところとか。
がおーって、吼えてみてください。
[10年前と変わらぬ冗談を飛ばしながらも、バーナバスの髪型を真似るように己が金糸を引っ張りライオンを表現してみせる。]
……バーニー先輩。 いい夢、でしたか?
[ついと金糸から指を離せば、ふわりと空に舞った。問いかけるその相貌は幼いながらも、大人のそれ。真っ直ぐに彼と向き合い、その双眸を見つめた。]
(24) oranje 2012/09/28(Fri) 21時半頃
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眠れる獅子は、確か……――
わ、ふ! ですから、食べたって美味しく、なっ、
[ライオンの大きな手が降ってきて、言葉にしようとしたそれをあっという間に持っていってしまった。 秋風でぐちゃぐちゃになった髪が、またもや乱される。ああ、折角セットしてきたのに。けれどそれすら嬉しいのは]
それは、よかったです。 ……嬉しいです。
[あの夢の中の日々が彼にとっていい夢だったというのなら、こんなに幸せなことはない。 二度感じる温度に目を細めた。]
(57) oranje 2012/09/28(Fri) 23時頃
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ん、っと……
[少し体温の高い手のひら。握り締めて、一度唇にその指先を当てた。昔からの癖もまた、ずっと変わらない。]
バーニー先輩、あの……私、ですね――
[このままの勢いで押してしまおうか、相変わらず突拍子もない大胆さは変わらない。 眠りから覚めた勢いで、真っ直ぐにそ彼の目を見て、今なら自分の気持ちを素直に言えそうな気がすると。 しかし]
……あ、タイムカプセルですね!
[ジェフの声>>51にぱっとそちらを向いた。 そういえば周りにこれだけたくさんの人が居ることをすっかり忘れていた。
何とかは盲目とクラリッサが言っていたが、まさにその通りだと一人気恥ずかしさを隠せず頬を染めて]
(58) oranje 2012/09/28(Fri) 23時頃
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ぴ、ぴんきーな空気ってなんなのですかっ!
[指の動き>>59に目を回しつつ、恥ずかしいのでそこらへんにあったお絞りをご祝儀代わりに投げた。]
(61) oranje 2012/09/28(Fri) 23時頃
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[言葉にしかけたそれをきちんと伝えるのは、タイムカプセルを開けた後がいいだろう。 グラスに口をつけるバーナバス>>75の様子を横目で見て、こっそりとため息をついた。慌てない、と胸元に手を当てる。]
ミッシェル先輩もタイムカプセル、気になりますよね、って…… ん、なんでしょうねこれ。
[ミッシェルに声をかけたところで、彼女が興味を示すもの>>76に視線は吸い込まれたが]
あ、もう行くんですか?
[席を立ち始める面々につられ、ケープを羽織って立ち上がった。その間に荷物に詰められた物は>>82知らず]
(86) oranje 2012/09/28(Fri) 23時半頃
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―― リムジン車内 ――
わ、リムジンですか。大きいですね。 よっ大統領先輩!
[ベネットに真顔で冗談を飛ばしつつ、我先にと乗り込んだ。少し偉そうに座ってみるが、どうも高級車というのは慣れない。]
……わ、わあ。 こういう車ってどんな顔して乗ればいいのですか……。
[庶民も庶民である彼女。グラス>>109が手元に回ってくれば、意味もなくおろおろと]
(112) oranje 2012/09/29(Sat) 01時頃
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何を言っているのですか。 これも先輩の努力です、成金ではありません。
[成金>>115、の声には首を傾げて、蛇の前の蛙は相変わらずの言葉を紡ぐ。]
発案はジェフ先輩ですよ。 ああでも、確かに私のほうがばたばた騒いでいましたね……。
[ジェフに視線を向けるが、クラリッサに夢中で気づくかはわからない。童顔をきりりと真剣なそれに変化させて、小さな背中をぴんと伸ばした。]
んん、では僭越ながら聖川レティーシャが乾杯の音頭を取らせていただきます。
[それぞれがそれぞれの想いを乗せた車内、その声がすべての人に届いているかはわからないけれど]
(117) oranje 2012/09/29(Sat) 01時半頃
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――あの素晴らしき秋の日に感謝し、 タイムカプセルが良き思い出を運んでることを祈って。
かんぱーい!
[ソプラノは楽しげに声をあげた。]
(118) oranje 2012/09/29(Sat) 01時半頃
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レティーシャは、お芋殆どなくなった…
oranje 2012/09/29(Sat) 17時半頃
レティーシャは、あああ、お芋…あああ…
oranje 2012/09/29(Sat) 17時半頃
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―― タイムカプセルを掘り起こし ――
[大きな瓶の中から取り出す、大判のスクラップブック。夢の中でもみたそれと同じ、懐かしさに表面を撫でる。 その表紙を開かずとも、中身はわかっている。だから、それをひしと抱きしめた。10年間の想いを、確かめるように。]
――……やっと会えた。
[先輩を送り出して、少女もまた高校を卒業して。大学に入り、就職をし。気になる人が居なかったわけでもない、それなりに付き合ったこともあった。けれどどれも決して長続きしない。
――埋めてしまった想いが、あったから。]
(139) oranje 2012/09/29(Sat) 22時頃
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[顔を上げて、振り返る。真っ直ぐにその双眸が探したのはかつての幽霊部員。彼は何を入れたのだろう、気になりながらも視線は彷徨い]
バーニー先輩。
[呼ぶソプラノは、冷たい夜風にそっと乗せた。 しかし、彼からの返事はない。]
……あれ、先輩? まさか帰ったわけでは
[不安げに辺りを見渡すと、暗闇の中で皆の輪から離れていく鬣>>138が見える。どこに行くのだろうか、他の皆に伝えるべきだろうか。それでももたもたしていればその背が本当に見えなくなりそうで、慌てて追いかける。]
(144) oranje 2012/09/29(Sat) 22時半頃
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―― 中庭 ――
[そこが寮の中庭だと気がつくのには随分時間を要した。きょろきょろと辺りを見渡しながら進んでいけば、足に木の根が引っかかる。]
わっ、とと。 あ、そうか。中庭には……
[見上げれば聳え立つ大樹。それを辿るようにして天へと視線を向ける。 屋根の上には、あの頃と同じように――]
先輩! 私も、登りたいです!
[年不相応にはしゃぐ声。スクラップブックは、ケープに隠れるジャンバースカートのポケットに無理やり突っ込む。 部員を脅したり迷惑をかけたりとせわしない同好会会長は、先に行ったバーナバスの許可も得ずに、危なっかしく雨樋や窓枠を伝って登り始めた。]
(145) oranje 2012/09/29(Sat) 22時半頃
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わ、私だって昔は自力で、 登っていたの、ですからね!
[とはいえ随分と使っていなかった筋力を総動員して登る姿は、当時よりも更に危なっかしいことこの上ないだろう。 もう一息、というところで手が差し出される>>147。遠慮なく甘えて己が手を重ね、引っ張り上げてもらうことにした。]
はぁっ、……疲れますね。 やはりもう若くないようです。
[額に滲んだ汗を手のひらで拭いつつ、へらりと笑みを浮かべてバーナバスを見上げる。 その頭には、懐かしい帽子が乗っていた。]
その帽子、懐かしいですね。 もしかしてタイムカプセルに?
[問いかけながらもケープを捲ってポケットからスクラップブックを取り出した。嘗て歌っていた場所で、こうしてそれを眺めることが出来る。幸せなことこの上ない。]
(148) oranje 2012/09/29(Sat) 23時頃
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[脅された>>154と耳にすれば、唇に指を当て喉の奥で笑う。10年前の彼を脅した記憶はない。けれど、一つ脅迫をしたとすれば]
そうでもしないと。 埋めてくれないかもしれないと、思いまして。
[あの夢の中、念を押して手を振ったそれ。 夢であったけれど、己の意思も、そして彼の意思もそこにあったのだと思えば不意に胸が苦しくなる。 それでも、夢であることを知っていたかつての少女は、バーナバスの心境は知らずに微笑を浮かべた。]
これは、ですね。 ……はい、先輩にプレゼントです。
[首を傾げるバーナバス>>155に、スクラップブックを押し付けるように渡した。広げればなんてことのない合唱の楽譜が貼り付けてあるだけのそれ。想いがたくさん詰まった、もの。]
(160) oranje 2012/09/30(Sun) 00時頃
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私、ですね。 合唱同好会がとても好きだったのです。
[それは今更言わずともきっと彼は知っている。されど言葉にしたかった。学年も性別も違う、同じ学校の生徒。その中で接点を持つことができたのは、その大事な同好会があったからだ。]
いつも歌うのは、私だけでしたけれど。 それでも、毎日がとても楽しくて。
[見上げる視線は逸らさずに、少し冷たい秋風に負けじと深く息を吸い込む。熱を持った頬に掛かる金糸を、風が浚った。]
……バーニー先輩が、いたから。
(161) oranje 2012/09/30(Sun) 00時頃
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先輩はなに考えているのかよくわからないし いつも半分寝ているように見えましたけど ……優しくて、時々怖くて、
[これだけ一方的に話しても、混乱させてしまうだろう。冷静な自分自身はそうわかっているのだけれど、10年間の想いは溢れて堰を切ったように止められない。
それにバーナバスは、やらかしても怒らない>>3:91ことを、了解してくれたから。]
一緒に、歌いたかったのです。 その歌、バーニー先輩にぴったりだと思って、だから、……
(162) oranje 2012/09/30(Sun) 00時頃
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10年後お会いできたら。 ……大好きですって、お伝えできたら。
歌いたいな、って、
[何を言っているのかわからない。上手く言葉にならない。鬱陶しがられるに決まっている。 頬にぴたりと落ちた雫は、天から降る雨ではなく、10年前の少女が落とせなかった涙だった。]
(163) oranje 2012/09/30(Sun) 00時頃
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知りませんでしたか? 私、大がつく馬鹿なのですよ。
[落ちた涙を拭いもせずに、少女の面影を残した相貌は笑みを浮かべている。バーナバスの声>>180が、あまりに、優しく感じたから。]
馬鹿、ですから、ずっと言えませんでした。 言えなくて、先輩が卒業して、 もうだめだって、でも……
[小さく震える手のひらを握り締めた。 何度となく一人歌った、旅立ちを歌うメロディ。合唱同好会の活動が本当に一人になってしまった後も、それは屋根の上で静かに響いていた。]
それでも、諦めきれませんでした。 馬鹿です、本当に。
[くすくすと、軽やかに笑って]
(182) oranje 2012/09/30(Sun) 22時頃
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…………すみません、いきなり、こんな。
ご迷惑でしたよね。
[笑い声が止めばやがて、その表情には苦い色が映り。彼の声音は拒むようなそれではなかったけれど、それはきっと、バーナバスが優しいから。
金糸をふわりと夜風に舞わせて、俯いた。]
(183) oranje 2012/09/30(Sun) 22時頃
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……え、
[否定の言葉>>184に微か、声は漏れた。屋根の上で響く足音は、あの夢の中で己が立てた音と同じ。 俯く視線の先に、バーナバスの靴が見えた。一度瞬いて、そしてそっと顔を上げる。
見下ろされる視線に、射竦められたように動けない。「先輩は馬鹿じゃない」と言葉にしたくても、できないままに]
(188) oranje 2012/09/30(Sun) 23時頃
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[彼の紡ぐ声を、ただじっと聞いていた。 夢の中、あの夕暮れの廊下で耳にした>>4:4のを思い出す。漠然とした途方もない夢、けれど大きくてロマンのある夢。
相槌を打つように、一つ頷くが]
叶わ、なかった?
[どうして、とその声>>186を繰り返した。 勤める図書館の写真集コーナーで眺めたことのある、綺麗な風景。奇跡のような光景。そのいくつをも、彼は見てきたのだろうに、と。
――けれど、その疑問符は息を飲み込んで掻き消してしまった。 抜けるような高い青空、オレンジ色の日差し、少し涼しい風。バーナバスと一緒に見上げた、青空を思い出し。]
(189) oranje 2012/09/30(Sun) 23時頃
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……かっこ悪いです。
[交わる視線に、拗ねたような表情を浮かべて、]
10年かかって気がつくなんて、遅すぎます。
[しかし耐え切れなくて、吹き出すように笑って、]
バーニー先輩は本当にお馬鹿さんです。 でもそんな先輩が好きな私も、やっぱりお馬鹿なのでしょう。
[否定しかけた思考は撤回、馬鹿、ともう一度唇に乗せ、その腕をぱし、と叩いた。 どうしてこんな人を、10年も想い続けていたのだろう。そしてどうして、未だにこんなにも好きなのだろう。 それがとても、悔しかった。]
(190) oranje 2012/09/30(Sun) 23時頃
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レティーシャは、リンダ先輩を壁際から引きずりだそうとしている。
oranje 2012/10/01(Mon) 00時頃
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[笑う声が屋根に響く。いつかの少女がそうしたように、無邪気なそれは夜空の下で伸び伸びと。その声がふと止んだのは、バーナバスの視線が同じ高さになったから>>193。]
はい、では聞いてあげましょう。 優しい会長でよかったですね。
[偉そうに胸を張り、苦笑する彼を真っ直ぐに見つめる。秘密の仕草はあの時と変わらない、また懐かしさに囚われ、しかし 余裕のある態度は、あっけなく崩れる。]
……っ!
[どうして自分のせいなのか、問おうとする声はその指先で封じられる。まるで魔法のように、喧しい言葉をすべて包み込んだ。 その代わりに丸く見開かれた双眸と、秒速で赤く染まる相貌とが想いを雄弁に語る。
帽子の下から覗くライオンの目は、とても優しい。 10年経ってもその視線は変わらない。 そして知らなかった、彼の想いをも。]
(194) oranje 2012/10/01(Mon) 00時半頃
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――……ちゃんと、歌ってくれないと怒りますからね。 大きな声で、はっきりと。テンポも、合わせて 歌詞も、感情を込めて、
[ぽつりぽつりと零す我侭。 きっとそれを、バーナバスは叶えてくれる。]
……一緒に居てくれないと、だめですからね。
[一歩、踏み出してその袖を掴んだ。 今度は、少女でない“私”が、捕まえた**]
(195) oranje 2012/10/01(Mon) 00時半頃
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―― いつか、そう遠くない日に ――
[ぱたん、と写真集を閉じる。 世界を渡り歩き、美しい光景を収めたその大判の本の表紙をそっと撫でた。
静かな図書館の中、一人目を閉じる。さらと金糸は音もなく揺れた。 大好きで、愛しているあの人は今どこに居るのだろう。 神出鬼没なあの人のこと、目を開いたら目の前にいるかもしれない。]
ああもう、寂しいです。
[一緒に居られない時間は寂しいけれど 一緒に居たいと想う時間もまた愛おしい。]
愛しています、……バーナバス、さん。
[少女でないレティーシャは、未だ瞳を閉じたまま。 愛おしい人、バーナバスの帰りをただ静かに待っている**]
(*1) oranje 2012/10/02(Tue) 00時頃
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