22 共犯者
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/08/02(Mon) 00時頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/08/02(Mon) 00時半頃
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─ 森の中 ─
[下生えに足を取られぬよう、用心しながら歩を進める。]
ノックスも気をつけないとだめだぜー。
[言って振り返ると、呼びかけた相手の姿はなかった。]
あれ?ノックスどこに行っちゃったんだ?
[一人になってしまって怖いのと、はぐれたかもしれない青年が心配なのと。]
(9) 2010/08/02(Mon) 00時半頃
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靴磨き トニーは、銃声を聞いて、思わず足を*止めた*。
2010/08/02(Mon) 01時頃
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……誰かが鉄砲を撃ったの?
何で?
[不安は募る。]
っと、そうだ。確かどっかにある柊の葉っぱを取ってこないといけないんだった。
[恐れに凍りつきそうなのを振り払おうと、動く理由を思い出して、再び歩き始めた。]
(49) 2010/08/02(Mon) 13時頃
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[どのくらいの間歩いたのだろう? 森の奥深くにようやく見つけた一本の柊の木。]
これから葉っぱを一枚もらうのか。
[背伸びをして、枝から一枚葉を選んで摘む。 力を入れて引っ張ると、小さくプチリと音がして、葉は枝から離れた。]
さてっと、戻らなくちゃ。
[踵を返して村の方へ足を進める。
しばらく歩いていると、気をつけていたつもりだったのに、木の根につまづきかけた。]
おっとっと。うひゃあ、危ないなあ。
…あれ?何だろ。
[何かが地面の上て、松明の灯りを受けて光ったように見えた。]
(55) 2010/08/02(Mon) 15時半頃
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靴磨き トニーは、松明で地面を照らす。
2010/08/02(Mon) 15時半頃
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[炎の揺らめきを映して光る2つの何か。 その周囲は白く、所々が赤黒い何かで汚れていて──]
う……うぁ…………
(56) 2010/08/02(Mon) 15時半頃
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うわ─────っ!!
[何故だろう。今朝ノックスに「ソフィアの姿を見るんじゃない」と咎められた時の事が頭に浮かぶ。
今自分の目の前にある何かがどういうものであるのか、それを理解できない─理性が理解を拒否しているのだろうか?─ままに、叫び続けた。]
(57) 2010/08/02(Mon) 15時半頃
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[叫び声を聞きつけたものか、背後から誰かの足音が聞こえた。]
……誰?
[何かから目をそらしたい、ただそれだけで、足音のした方に視線を投げた。]
(58) 2010/08/02(Mon) 15時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/08/02(Mon) 16時頃
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[振り向くと、そこにはミッシェルの姿があった。]
あ……あれ……
[震える手で、見つけたものを指さす。
ミッシェルが近付きながらソレに向かって呼びかけるのを聞いて]
そこにいるのは、ノックスなの?
[初めて気がついた。]
(73) 2010/08/02(Mon) 17時半頃
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[ノックスの頭部を、ミッシェルが上着でくるんで抱えてやる。
帰ろうと促されて、連れだって歩き始めた時]
あ……。
[ミッシェルの脇に、ふっとノックスの姿が現れた。]
ノックス?
[手を伸ばしたけれど、触れる事は出来なかった。 そのまま、別の方へ向かうノックスの行方に佇むのは──]
──パピヨン?
(76) 2010/08/02(Mon) 18時頃
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[パピヨンが佇むあたりにノックスがたどり着いた時、二人の姿は、ふっと消えてしまった。]
……ミッシェル、パピヨンも死んじゃったみたいだよ。
[村長が亡くなって以来身につけていた黒衣に身を包んでいたパピヨン。彼女は何ら生前と変わらぬように*見えていた。*]
(79) 2010/08/02(Mon) 18時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/08/02(Mon) 18時半頃
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─ 翌朝・広場 ─
[祭壇におかれた10枚の柊の葉。 生贄は12人のはず。先刻、見たパピヨンとノックスが亡くなっている事を改めて実感してしまう。]
[ミッシェルはイギリスから来た記者と何か話しているようだ。]
……ブルーノ様、怒ってるかなあ。
[礼拝堂に、生け贄たち用に、軽食が用意されているらしいと聞いて、黙って生贄志願した事をちょっと後悔した。]
(145) 2010/08/02(Mon) 23時半頃
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うん……。
[ブルーノと顔を合わせるのが気まずくて、教会に戻るに戻れないと言ったら、ミッシェルに叱られるだろうか。
ミッシェルの話し相手の記者は何だか赤くなっている。]
ねえ、この──
[話を逸らしたさにミッシェルに尋ねようとして、記者の名前を覚えていないのに気がついた。]
この……えーと……小父さんはなにを恥ずかしがってるの?
[いくら名前がわからないからといって、失礼な言い種である。]
(166) 2010/08/03(Tue) 00時半頃
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「おとなのじじょう」 んー、それじゃあ仕方ないか。
[多分話してもらっても、そういう事なら、理解できない可能性は高い。]
そういえばね、礼拝堂に、パンとスープかお茶を用意してあるって。夜一晩中歩いたみんなのために。来る?
[そう誘ってみたのは、誰かと一緒だと、あまり叱られずにすむかもしれないという計算もないではない。]
(178) 2010/08/03(Tue) 00時半頃
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[ミッシェルと名を知らぬ記者を教会に引っ張り込むのはうまくいったようで、ちょっとほっとする。]
じゃ、行こうよ。ね。
あ、そうだ。名前を教えて?
[別に良いと言われても、やはり小父さん呼ばわりはなんだか申し訳ない気がした。]
[3人で教会の方へ向かいながら、何時もよりきれいな格好のホリーに*手を振り返した。*]
(190) 2010/08/03(Tue) 01時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/08/03(Tue) 01時頃
靴磨き トニーは、記者 イアンに、「トニーだよ」、と返事を*返した*。
2010/08/03(Tue) 01時頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/08/03(Tue) 22時頃
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─ 夕方・広場 ─
みんな来てるかなあ。
[昨夕と同様、あちこちに火が焚かれている広場には、人が集まり始めている。]
[何とはなしに、人の集まる方に足を向けた。]
みんな、ゆっくり休んだ?
(290) 2010/08/03(Tue) 22時頃
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ん、マーゴとヘクターと……ピッパもいないんだ。 起こしに行ったりしなくていいのかなあ。
(293) 2010/08/03(Tue) 22時半頃
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[その場にいるメンバーをざっと見渡す。ちょっと思案気にむー、と唸ったあと、壮年の男の脇腹をつんつん、とつついた。]
ねえ、ニール? 「ミツカイサマ」とかこのお祭の神様って、おいらたちと同じ言葉を話してるのかなあ?
[悪戯ではなく、単にニールの注意をこちらに向けたかっただけのようだ。]
『「ミツカイサマ」や神様がおいらにもわかる言葉で喋ってくれていなかったら、お話が聞けないものなあ。』
(301) 2010/08/03(Tue) 22時半頃
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うん……。
[あえて隠していたわけではなかったから、この中には知っている者もいるだろう、そう思って話し始める。]
おいらね、死んだすぐくらいの人の姿が見えるでしょ?でも、そんな人たちの声までは聞こえないんだ。
ソフィアが亡くなった時、ノックスが「犯人を教えてもらえないのか?」っておいらに聞いたけど、そんな風だから出来なかった。──そういえば、ノックスも教えてくれなかったな。
でもさ、もしかして、普通の人じゃなくて、「ミツカイサマ」や神様の声なら聞けるかもしれないの。 だから、もしそれが聞けたなら、おいら、聞きたい事があるんだ。
(310) 2010/08/03(Tue) 22時半頃
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──多分、パピヨンも普通の人なんだろうなあ。何にもお話しようとしなかったみたいだから。
[ふっと、両親がいっぺんに亡くなった時の事を思い出す。 初めて死んだ人を見たのが、その時の両親だったのだ。
訳も分からず、悲しさと怖さとでしで泣き叫んでいた自分は、「しっかりしなさい」とパピヨンに叱られたのだった。]
『……あ、そうか。だからおいらパピヨンのそばだと何だか落ち着かなかったんだなあ、しっかりしなきゃ、って。』
[もう少し大きくなっていたら、少しはしっかりしたところをパピヨンに見せることができたのだろうか、と。]
(318) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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うーん……。
[祭に関してのブルーノの屈託や、ソフィアに始まる死者たちの事、 しかし、どうまとめて聞いたらよいものか、実はあまり深く考えてはいなかったりした。]
なんかモヤモヤって思ってる事はあるんだけどさあ。
きちんと考えておかないと駄目だね。
[問いかけるニールにそう答えた。]
(325) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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ありがとね、ニール。 道々、いろいろ考えてみる。
[ずっと話を聞いてくれたスキンヘッドの男に、えへへ、と笑って見せた。]
──鐘が鳴ったね。
[また、「巡礼」が始まるのだ。]
(339) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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うーん、メンボクない。
[せっかく話を聞いてくれたニールに肩すかしを食わせたみたいなのが申し訳なくて、難しげな言葉が口をついた。]
[続くニールの「ミツカイサマ」への伝言を聞いて、表情を改めると、]
わかった。「ミツカイサマ」とお話できたら必ず聞くよ。
[一つ頷いて、森へ歩を進め始めた。]
(357) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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