人狼議事


231 獣ノ國 - under the ground -

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【人】 鳥使い フィリップ

  ……何かの比喩なのか、もしれない。
  ”ここから出られたらどうするの” って
  きみに聞いた”声”。 覚えている?

  彼……チェビイ。僕は、彼に言われたんだ。
  「自分から”鍵”を奪いたいか?」
  「鳥籠の鍵が欲しいと思うか?」って。

  …その後、はぐらかされてしまったけれど。

[ ほう、と瑠璃の目を彼女>>54の羽に落とす。
 指の隙間でするすると遊ぶそれは
 いくら触れても飽きなくて。
 まだ赤みを帯びた目尻が、ふわりと 緩んだ。

 泣いていた理由を聞き直されなかった事に
 ちいさく 感謝しながら。]

(57) 2015/07/12(Sun) 20時頃

【人】 鳥使い フィリップ


  ………「鍵」を奪いたい、と………

[ 繰り返した言葉がすぼまる。 ……そと、は。
 そとは、怖い。
 また物のように扱われて、大切な人と引き離されて
 ヒトに捕らわれる日々。

 けれど。
 手の中で遊ぶ羽>>59が 夜空にひろがるさまは
 とてもとても、見たいんだ。]

  ……僕、 は…………

[ ベッドのわきに肩を預けて、床から梟の目を見上げる。
 吸い込まれるように 赤い飾りのついた手を伸ばして
 近くて遠い 白い頬は ]

(66) 2015/07/12(Sun) 21時頃

【人】 鳥使い フィリップ

  ………この、翼のため ……なら。

[ ”きみのためなら” と言えるほど
 僕は大人ではなかったし
 目を腫らして言うせりふじゃあないよね、と苦笑する。

 翼のない僕が抱えるこの気持ちも
 憧憬ばかりで かたちがよく見えなかった。

 彼女と飛ぶ空に憧れが無いと言ったら嘘になる。
 此処の鍵が開いていたのなら外へ行くだろう。
 ”奪ってまで” 外へ行きたいという理由は
 「僕自身」には そこまでなくて

 この翼を夜空に。
 その想いでだったら、出来そうな気がした。]

(67) 2015/07/12(Sun) 21時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ ( そうだね、いっしょに )
 ( 僕が彼女の聲になって 彼女が僕の羽になって )
 ( 星の中で飛べたら、どんなにいいだろう )

 きみだけでもいい、そんな滲み出た僕の狡さは
 彼女>>71のとてもよく利く夜目の前には
 隠すなんて無理だったみたいで。

 ひとつ、ひとつ ことばを区切って零される制止は
 僕のちいさな心臓を締めあげてゆく。

 「飛んでみたい」
 きみのその言葉だけで、僕には十分なんだけれど。

 いつも 感情の乗らない彼女の瞳が揺れて
 僕の指先が迷う。
 赤い指先は何にも触れずに僕の足元に帰ってきた ]

(82) 2015/07/12(Sun) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ ”処分” そうだね。
 モノを棄てるみたいに僕等 獣の命は軽いのだ。
( …明にとっては、そうではないかもしれないけれど )

 もしも、と言葉を濁す彼女>>71を見上げて
 目の前の翼が床に落ちるのは 見たくないと思った。
 目の前の瞳が閉じてしまうのは 見たくない。

 目元に触れた熱い指が 冷たくなるのは――。

 自分の命にあまり頓着がないのは何故だろうか
 もう、兄には会えないと思っているからか
 外にも此処にも あるようで無い居場所。

 ――――だけれど、彼女は 嫌だ。]

(83) 2015/07/12(Sun) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ


[ そう、想うのと   彼女の口から
 普段なら考えられないような言葉>>73が出るのとは
 たぶん だいたいいっしょだったように思う。

 短く吐かれた息。 向けられた瞳。
 僕はそれを全身で受け止めて ]
 

(84) 2015/07/12(Sun) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ

  僕も、きみが死んでしまうのは 嫌だ。

[ 僕は別にいいのに、とは 言えずに。]


  ねえ、まゆみ。

         ……………触れていい?


[ ベッドに両手をかける。
 床に膝をついて、腰を上げ 彼女の瞳を覗きこむ。
 卑怯な僕は どこに、とも 言わずに

 ただ 下から 彼女を見上げた。]

(85) 2015/07/12(Sun) 22時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/12(Sun) 22時頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/12(Sun) 23時頃


【人】 鳥使い フィリップ


[ こんなに近くで彼女を見たことはないはずで。
 いつも、薄暗い第二図書室で
 本を読む彼女の後ろでほんの僅かな 会話をしたり
 小さな声で 本の読めない兄に唄って聞かせたり

 時折、翼と戯れるだけで 十分だったはずなんだけれど

 ぼくの命を惜しんでくれた「ひと」を
 恐怖で塗りつぶされた僕の「そと」に
 輝く星空を思い出させてくれた「ひと」を ぼくは。

 ――いとしいって、思ったんだ。]
 

(114) 2015/07/13(Mon) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 僅かに微笑んだ顔の脇で 艶のある黒髪が揺れ
 夜空にかかる彼女の闇へ 吸い込まれるように
 ぼくは彼女へ身を寄せる。

 ”嫌い、じゃない”
 この返事>>99は わりと…いつも通りかも。

 僕はふわりと笑って 真っ青の片手を頬へ伸ばす。

 さっき、触れられなかったから。
 まるで柔い果実を撫でるように、指は目元を掠めて
 細い顎の線を辿って 首元へ落ち 肩を包んで

 キスを、してしまおうと 思ったけれど
 それは僕の目が腫れていない時にしよう。]
 

(116) 2015/07/13(Mon) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ



     ………いっしょに、飛ぼう。


[ 彼女の頬に 微かに熱を持った僕のほっぺたをつけて
 そう囁く。

 彼女の髪から、するはずのない
 僕が 僕と”兄さん”が暮らしていた 森の馨が
 ――― した気がした。]
 

(117) 2015/07/13(Mon) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 静かに響く肯定>>122が、耳を伝っておなかの底に
 じんわりとした熱を溜めてゆく。
 彼女が 僕に生きてと云うなら 彼女の為に生きようと
 彼女がひとりで飛ぶことのないように。

 高い鳥の体温ふたつ 寄り添った頬が熱いのは
 種のせいか それとも互いに内に秘めた想いのせいか。

 抱き寄せた温度を手放すのが惜しくて
 僕は暫し そのままで。
 微かに色めいた白い頬はとても柔らかかった。


 伝えた僕のことば>>117
 僕にとっては願いみたいなものだったけれど
 そこに降ってきた「約束」は
 それよりも強く僕をつなぎとめようとする
 彼女の想いが 垣間見えた気がして。]

(128) 2015/07/13(Mon) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

   ………約束する。 ぼくも。

[ 柔らかく背中に添えられた手は
 頬よりも 約束よりも 強く強く僕をつなぎとめる。

 夜の空で唄う約束を。背中に添えられた温度を。
 ――共に飛ぶ 約束を。

 わすれない。

 舌の上で5文字を転がして 彼女の頬から顔をあげる。
 顎を伸ばせば届いてしまいそうなその距離で
 見つめたふたつのひとみは 微かに熱が浮いているようで
 黒目ばかりの海の上に 小さな光の粒が転がっている。

 僕の瑠璃がその中に溶けて マーブルを描けば
 ( さっき、やめとこうって おもったんだけれど )

 与えられた背中の手に 幸せな誤解をして
 小さな薄い唇へ、くちづけをしようか。]

(129) 2015/07/13(Mon) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 薄桜の唇に いちど触れるようにして。
 薄く瑠璃を開いて 彼女の瞼に露が溢れているのを見れば
 それにも優しく口づけた。

 抱いた肩の後ろで畳まれた 彼女の羽へと手をのばし
 腕と 羽と ふたつで僕を包んで欲しいとねだって

 僕の見る彼女と 彼女の見る僕。
 ふたつが彼女のつくる暖かな闇に包まれたのなら ]

   ―――― 綺麗。

[ 彼女>>132と同じ言葉を紡いで 闇の美しさを伝えよう。

 頬に手を添えて 親指で顎を押し開けた2度目のキスは
 淡い林檎の味が するかもしれない。

 もっと、もっとと騒ぐこころに薄硝子で蓋をするけども
 きっと敏い彼女には ばればれだ。
 小石でも投げられたら、多分 割れてしまうだろう。]

(136) 2015/07/13(Mon) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ



   きみが持ってる秘密って、なに?


[ 僕と君との 甘い秘密でないことだけはわかるけれど

 ながい ながい 夜の中。
 彼女が抱えた秘密>>71を 聞くことができたのは
 いったいいつの事だろうか。**]
 

(137) 2015/07/13(Mon) 01時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/13(Mon) 02時頃


【人】 鳥使い フィリップ

[ 彼女のくれた翼のカーテンの中、
 火照った舌でエナメル質の奥をかき回す。

 絡め取ったそれを小さな音を立てて吸いながら
 互いに殆ど見たことすら無い場所に、触れているのだと
 そんな事実が 熱を持った喉を乾かしていく。

 息つぎの仕方すらわからない、求めるばかりの熱の交換に
 ようやく入った吐息の隙間で
 僕は格好悪く は、は、と肩で息をしながら
 すっかり熱の浮いた瑠璃にまつ毛をかぶせ
 彼女へ額を擦り付ける。

 柔らかな彼女の黒髪と はねっ返りの僕の髪が
 汗ばんだ額の間で、ざりりと小さな音を立てた。

 ( そんな可愛い顔で呼ばないで>>141ほしい。
         たべてしまいたくなるから。)

 そう思いつつ。捕食されるのは、多分…僕のほうだ。]

(163) 2015/07/13(Mon) 13時頃

【人】 鳥使い フィリップ



[ 僕のことを、ほんの少しだけ卑怯と>>1:194
 アキラは言ったけれど

 確かに、僕は「卑劣」ではないかもしれないが


  「ひどさ」でゆったら

          ……いい勝負だとおもうよ。]

 

(164) 2015/07/13(Mon) 13時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 多分僕以上に 恋慕を紡ぐに慣れていないだろう唇が
 「すき」>>142と 大きなことばの塊を描いて
 まっすぐに、まっすぐに僕のからだを貫いてゆく。

 彼女に言われて、やっと
 自分の抱えるこれは「すき」なのかと

 自分の気持ちのかたちすら ままならないまま
 至極勝手に手を伸ばして、くちづけをして
 彼女に先に言わせてしまった 僕の狡さは

 ( ――情けない、なぁ。 )

 泣いてしまいそうに、くしゅりと瑠璃を歪めて
 僕を包んでくれる か細いからだを抱きしめる。

 あんまりにも情けなくて 逸らしてしまった目は
 縋り付くように彼女の胸元に埋めて
 とくり とくり と打つ心音を追いかけた。]

(165) 2015/07/13(Mon) 13時頃

【人】 鳥使い フィリップ


[ すん、と小さく鼻を鳴らし 森の馨を抱きしめて
 僕の熱っぽい吐息は白いブラウスに染みてゆく。

 羽根の根元、柔らかな脇羽に指を絡めて
 油膜の張った瑠璃色は 夜空を仰ぎ ]


     ―――― 好きだ。


[ からっからに渇いた喉で 告げる。

 前歯で噛むようにして解いたブラウスの釦

 色が無いと呟いていた彼女の真白な胸元には、
 暫くの間 淡い けれど僕の爪より色めいた
 鴇色の花が咲いていることだろう。*]
 

(166) 2015/07/13(Mon) 13時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 東の空が白む頃、漸く問えた”秘密”の答え>>143
 確かに僕にとっても持て余すもので
 ”どうしたらいいか” もすぐには浮かばない。

 先ず浮かんだのは 血気盛んな針鼠のことで。]

   …どうしたら、 だけれど
   ジリヤに教えるのは一寸待った方がいいかもね。

[ 身を顧みず 突撃するのが目に浮かぶようで、
 彼女の為にも僕等の為にも 安易に伝えるのは止そうと。

 僕に吐露して安堵する様子の彼女に擦り寄って
 ”いまは、おやすみ” と呟いた。

 毎朝、庭に響いた慈しみは、今朝は小さな部屋の中。
 まるで子守唄のように柔らかなおとが
 彼女を夢ごと 包むだろう。

 夢の中で、彼女が両親に会えることを 願って。*]

(167) 2015/07/13(Mon) 13時頃

【人】 鳥使い フィリップ


[ 目の前の深まる寝息に、僕もうとりと意識が揺れて
 幾度めかの唄は 途中で途切れる。

 自分の部屋に帰らなきゃ、って思ったけれど
 静かに歩けない自分の脚と
 音に過敏な彼女のせいにして

 ぼくはこっそりと 彼女の寝顔に溺れるまま
 ベッドに凭れるように 意識を手放した。**]
 

(168) 2015/07/13(Mon) 13時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/13(Mon) 13時半頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/13(Mon) 21時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[ 兄とふたり、文字通り唄う慰み者として扱われていた。
 大切なものなんて 兄しいかなかったし
 憎いものは、だいたいこの世の全てだった。

 人間に見つからず、森で暮らしていた頃に戻れないのなら
 地上で死んだって ここで死んだって 殺されたって
 大差ないって思っていたんだ。

 次第に誰とも喋らなくなって、自分の言葉が遠くなって
 言葉はじめを繰り返さねば
 なかなか音が出せなくなっていたのだけれど。]

   ………………まゆみ?

[ ふわ、と頭に触れるなにか>>177
 僕はぼんやりと目をあけて、此処がどこだか思い出す前に
 目の前のひとの名前を零す。

 ふわ ふわ ふわ。 どこかまだ 夢の中にいて ]

(203) 2015/07/13(Mon) 22時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ ぼんやりした顔のまま、目の前の白い頬に腕を伸ばす。
 人差し指で 目元からあふれる泪を拾って
 ぺろり、と 朝露のかわりに それを口にした。]

   ……きて、

[ しゃがんでいる彼女>>177の腕を引き寄せる。
 自分の、まだ”ひと”である太腿の上に軽い躰を乗せて]

   擦ったら、だめ なんでしょ。
   ………どうしたの、 …………怖かった?

[ 馬鹿、と怒られるかもしれない、
 でも怒って彼女の泪が止まるなら、いいか なんて
 馬鹿げたことを考えながら 赤い目元にキスをする。
 その全部を拭い終わったら ようやく ]

   おはよう、まゆみ。

[ と、気の抜けたへんにょりとした笑みを浮かべようか。*]

(208) 2015/07/13(Mon) 22時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/13(Mon) 22時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[ 小さく言葉を詰まらす彼女>>213に にぃんまりと
 チェシャ猫みたいに意地悪な三日月を描いて
 可愛い夜梟を腕に迎える。

 昨夜熱の中で舐めた彼女の泪はひどく甘かったけれど
 ……今のはすこうししょっぱい。

 ”昔のこと” ――ああ。 なら、よかった。
 降ってきたくちづけ>>215を受け止めて
 離れる間際 名残惜しげに下唇を緩く喰む。

 抱き上げた彼女の胸元に、散った花唇を見つければ
 わざと音を立ててキスをしてみたりして
 ちら、と瑠璃で見上げて 笑ってごまかそう。]

   とうさまと かあさまに…会えた?

[ 会えるのなら、夢の中ででもいい。
 僕はずっと静かにしている”兄”を見上げて こっそりと
 「しぃ」と 口を小さく横に 引き伸ばした。]

(222) 2015/07/13(Mon) 23時半頃

【人】 鳥使い フィリップ


  ………どうしようか。
  ここでこうしているのも 僕は幸せなんだけれど。

[ へへ、と子供みたいに笑って 両腕を広げ
 彼女へ立ち上がるかどうかの選択を促す。

 そうじゃいけない、っていうのはわかっているけれど
 はじめて手にした存在を離したくない気持ちも強くて
 自分から距離を置けない狡い僕は
 彼女へそれを委ねるんだ。]
 

(223) 2015/07/13(Mon) 23時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ ありがとう>>235の心当たりがまるでない僕は
 眠りの淵に添えた唄に礼を言われているのかなぁ、と
 ぱちぱちと瞬いて。
 でもそんな小さな疑問符は、ふわりとした彼女の笑みに
 すぐにどうでもよくなってしまうのだ。

 この笑みの理由がなんだって
 この笑みが僕の傍にあるのなら 構わない。]

   !?      ……いいよ。たべる?

[ 珍しい彼女の冗談に、ひと呼吸喉が詰まるけれど。
 シャツの襟を人差し指で引っ張って
 小さな爪痕が残る僕の肩口を 晒したりして。

 ( 昨夜はぼくばっかりが 食べてたからね。)

 なんて、そんな酷いいじわるは押し込んでおいた。]

(244) 2015/07/14(Tue) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

   ……僕じゃあ美味しくないから、行こうか。

[ ちょっとばかり気怠い体を ぐーーっと天井へ伸ばして
 ―――っはぁ、と大きく息をつけば 大きな羽音。

 僕の肩がいつもの重さを感じ取る。
 新記録なんじゃないか ってくらい静かにしていた兄を
 褒めるように頭を撫でていれば ]

  『 モウ シャベッテイイ? 』

[ そんな兄に 僕は思わず破顔して。
 大きく抱えたおなかに、迷惑そうに羽ばたきふたつ。
 彼は部屋をくるりと飛んで 八つ当たりのように
 僕の頭に尖った爪で降りてきた。

 今日くらいはそんな兄さんも許してやろうと
 頭に真っ赤な鸚哥を乗せた僕と 茶色の翼の夜梟が
 並んで部屋を 出て行くだろう。*]

(245) 2015/07/14(Tue) 00時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/14(Tue) 00時半頃


【人】 鳥使い フィリップ


   ……お腹の中でだって きみが望むなら。

[ でもその時は丸呑みでね? なんて言って笑おう。
 梟>>252の食欲は旺盛で何よりだ。

 僕の頭に八つ当たりみたいに爪を立てて
 直立している兄さんは 彼女の言葉にぐるりと首を回す。
 ごそごそ、もそもそ、嘴で羽の毛づくろいをして ]

  『 キノウ? ヨル? シラナイナア。
    ナンニモ ナンニモ シラナイナア。』

[ ”ガア!!!” とひとつ 大きく啼いて ”デキる兄”は
 鳥のフリをしはじめる。

 僕はといえば、流血覚悟の我慢大会。
 はやく食堂に着いて、兄の気を引けるご飯にありつけると
 良いのだけれど。]

(266) 2015/07/14(Tue) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

― 食堂 ―

[ なんだかとっても久しぶりに来た気がするけど
 僕はいつも通りに素手で掴んだ果物をトレイに乗せる。

 林檎、バナナ、蜜柑にキゥィ。
 兄さんみたいにカラフルな 僕のトレイの上。

 森で生きてた僕にとっては、これらこそがご馳走で
 「ヒト」に捕えられてからは思い出したくもない
 食事しか記憶に無い。
 だから”料理”ってものを あまり良く知らないんだ。]

   ………………………。

[ ものすごく、ものすごおくマジマジと梟の皿>>255
 のぞきこんでいたら 居心地の悪そうな顔が見えて

 慌てて林檎を齧るけれど、茶色い”なにか”が気になる。]

(267) 2015/07/14(Tue) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ


[ しゃく しゃく もぐもぐ ( じぃー… )

   しゃく  しゃく もぐもぐ ( ちらっ )

 そもそもそれは食べ物なのか( だって何か黒いし )
 彼女がそれに手を付けるのはいつかいつかと気にしながら
 また、林檎の真ん中は兄さんの前に置いて ]

   …………おいしいの?

[ 彼女がそれを食べ始めたのなら
 とっても怪訝な顔を 隠しもせずにそちらへ向ける。

 ……んあ、 と 雛鳥のように口を開けてみれば
 親鳥がスプーンで運んでくれたりするだろうか。**]
 

(268) 2015/07/14(Tue) 01時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/14(Tue) 02時頃


【赤】 鳥使い フィリップ

[ どこへ? 何処かへ。 とおい空へ?

 チェビィのことばはどこか 遠くにあって
 無言の隙間から 「鍵」がちらついて見える。

 『 だれが 』 とも 『 どこへ 』 とも聞かず

 ( だって、ここでない何処かなら 
   それだけで十分なんだ。 そら、さえあれば )]



  ぼくは 行きたい。

  ………… きみは、 行かないの。


  

(*19) 2015/07/14(Tue) 02時頃

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