人狼議事


56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――

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【人】 本屋 ベネット

[フィリップがその場を去った頃、陽は既に平原の向こう側へと落ちる。
 一人立ち残る青年の翠の瞳は、下で焚かれ始めた篝火に揺らぐ]

 …不甲斐無いって、怒られるかな。
 それとも、呆れられてるかな。

 最後の最後まで、こうして引き摺って。
 思い切れない僕の事…。

[その独白にも似た問い掛けは、空に融ける様に。
 既にこの場所に居ない父に掛けられた言葉か。
 独り、狼の心を溢した言葉は、空へと融ける]

(131) 2011/06/30(Thu) 05時頃

【赤】 本屋 ベネット


 何をやらないとダメなのか。
 そんな事位解ってるよ……。

[僕は、騎士団の人間だ。赤の狼だ。
 でも、僕はそれ以上に父さんの子で。
 それは、僕の様な適任はそう居ないと言う事]

(*12) 2011/06/30(Thu) 05時頃

【赤】 本屋 ベネット

[イアンに…。僕よりもずっと団長として適任に思えてしまう彼の存在に。
 甘えてしまっている]

 ……最低だ……僕……


[もし彼が今この騎士団に居なければ。
 僕以外に適任も居ない騎士団で、僕は言えなかったと思う。

 『泣き言』を]

(*13) 2011/06/30(Thu) 05時頃

【赤】 本屋 ベネット


僕たちに許されたのは、鳴く事だけなのに。
 

(*14) 2011/06/30(Thu) 05時頃

【赤】 本屋 ベネット

[『「弱さ」とは「恐れ」のヴェールに包まれる』。
 赤騎士団の僕ですら何度も聞いた、セドリック副団長の言葉をこんな時に思い出す]

 ……言わなかったのは…。
 …父さんが何も言わなかったのは…。

 僕の、僕達の事。
 信頼してくれていたからだと思うのに。

[それは、『弱さ』が無ければ、『恐れ』も無いと言う事。
 ―『恐れ』があると言う事そのものが、『弱さ』の証明だと言う事]

(*15) 2011/06/30(Thu) 05時頃

【赤】 本屋 ベネット

 ――くそっ……!

[見張り台の欄干はギリリ、と軋む。
 まるで弱い狼の鳴き声みたいに、軋む音が虚空に融ける]

 最低だ…。

[もう解っている。だから僕はそれを認める。
 何て事ない。
 僕はただ、その重責を恐れて居るだけだ]

(*16) 2011/06/30(Thu) 05時頃

【赤】 本屋 ベネット

[ 守りたい――! ]

[彼方の平原に揺れる、大きく蠢く獣の姿を前に。
 この砦を、この騎士団を、この場所を守りたいと心も体も叫んでるのに。

 ただ最後に、『弱さ』だけが振り切れない]

(*17) 2011/06/30(Thu) 05時頃

【赤】 本屋 ベネット

[朝を重ねる程に重く響いてくる、父親の偉大さ。
 比例する様に高まる、期待と言う団長の重責]

 僕が弱いから…!

[そんな時に、父さんを超える程の剣の腕を持っていた『彼』が居て。
 いっそ彼に全て任せてしまいたい。重責を受け止めきる自信がない。
 だから今も僕は…]

(*18) 2011/06/30(Thu) 05時頃

【赤】 本屋 ベネット

[父さんから、団長から、重責から、恐れから、弱さから――]

 逃げてる。

[一粒に零れた涙だけは、同胞に響いてしまったか]

(*19) 2011/06/30(Thu) 05時頃

【人】 本屋 ベネット

[重責を恐れて逃げている、狼の弱さは独り零れ落ちて。

 その頃、画材道具を持って一人の男はやってきて居ただろうか。
 特に彼を咎める事もない青年の表情は、瞳を紅くして酷い事に成っていたかも知れない]

(132) 2011/06/30(Thu) 05時頃

【赤】 本屋 ベネット

[やがて狼の咆哮が。同胞の覚悟が響く]

 僕が副団長に……?
 僕の力が、必要なの……?

[その返答を待っているのは、彼一人だけでは無い。
 狼としての同胞皆が、その意志を確かめる様に耳を立てている]

(*20) 2011/06/30(Thu) 05時頃

【人】 本屋 ベネット

[ぼやりと平原の向こうを眺める青年に、狼の咆哮が響く。
 未だ隣に居るかも知れない男には届かず、それは青年だけに響く咆哮]

 ――二人で…。
 僕達の力で、助け合う…か……。

[ある意味では天啓の様に響いたその咆哮に逡巡して。
 やがて、暁と共に放たれる獣と、背後砦に広がる騎士団全てを振りかえり。

 精一杯の勇気を振り絞って、青年の声は力強い咆哮になって空に響いた]

(133) 2011/06/30(Thu) 05時頃

【人】 本屋 ベネット

僕は――             **

(134) 2011/06/30(Thu) 05時頃

【赤】 本屋 ベネット

僕は―― 副団長になるよ。

(*21) 2011/06/30(Thu) 05時頃

【赤】 本屋 ベネット

[同胞の言葉に、彼が団長に成ると言う言葉に。
 受け入れる僕自信を、不甲斐無いと自嘲してしまう。]

…これが今の 僕に出来る精一杯なんだ。

[お互いの足りない部分を補えば。
 ただ一人だけの物では無い重責なら。
 ―やっぱり、僕はイアンに甘えている…]

(*22) 2011/06/30(Thu) 05時頃

【赤】 本屋 ベネット


[それでも、翠の瞳に宿った青年の意志は。

 漸く覚悟を決めた、狼としての咆哮となった**]
 

(*23) 2011/06/30(Thu) 05時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/06/30(Thu) 05時頃


【人】 本屋 ベネット

― 夜より前・見張り台で ―

 ――あ、驚かせました?

[びっくりした様子で向く男に、青年は苦笑しながら振り返る>>144
 未だ微かに赤みを引いて居るが、瞳の翠は、腹を括った者のそれの様に映るかも知れない]

 ……今の僕にはこれが精一杯だけど。
 やっぱり、僕も騎士団を守りたいんだ。

[傍にいた男だけは、音と成ったその咆哮を聴く事が出来たからだろうか。

 『僕は―― 副団長になるよ』、と>>134]

(153) 2011/06/30(Thu) 19時半頃

【人】 本屋 ベネット

― 夜・赤騎士団参謀室前 ―

[既に、全騎士団への休息命令は、皆が知る事となり。

 最後かも知れない夜を、同胞と、或いは友人と分かち合う。
 然し必ず生き残る事を。勝利する事を誓うのだろうか
 騎士達が思い思いに、控えた決戦前夜を過ごす中。


 カツ――  靴音。 ]
 

(154) 2011/06/30(Thu) 19時半頃

【人】 本屋 ベネット


 …待っててくれたの?
 そっちも今来たばかり?

[赤騎士団参謀室への扉を前に。
 示し合せた様に、出会う姿があったかもしれない>>151
 最後に意思を確かめる様に、翠は真直、彼の瞳を視るだろう]

(155) 2011/06/30(Thu) 19時半頃

【赤】 本屋 ベネット


お互い、腹は括れてるかな?

 

(*28) 2011/06/30(Thu) 19時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ―――……じゃあ、行こうか。

[お互いの答えを確かめる事は出来たか。
 やがて満足した様に、参謀室の扉を開き。
 以下の言葉を以て、狼は認められる事と成る―。


『赤騎士団団長 イアン・レッドフィールド

 赤騎士団副団長 べネット・ファーレンハイト

          ・   両名の就任を認定する』 ]
 

(156) 2011/06/30(Thu) 19時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/06/30(Thu) 20時頃


【人】 本屋 ベネット

― 夜・赤騎士団執務室 ―


 …開戦後に、僕は敵の背中や横面を突けば良いんだね?
 行き成りの決定なのに対応してくれて、助かったね。

[新たな赤騎士団団長と副団長。
 認定を受けたと同時、最初の仕事は、来るだろう戦に向けた作戦概要。
 とはいえ、明朝の開戦は濃厚であれど不確定であり、砦の真正面は地平線まで続く平原。
 大まかな対策程度だろうが、それでも赤騎士団参謀ディーンは職務を果たしてくれたのだろう]

(171) 2011/06/30(Thu) 22時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/06/30(Thu) 22時半頃


【人】 本屋 ベネット

 報告書って……
 イアン、この分厚さ解ってるの?

[この手の執務は大半自分に回るだろうとは予想はしていたが。
 『先代』団長が亡くなってからの報告書は、既に机に山積みとなっている]

 ……人員、武器、馬、薬。
 この辺りの大体はディーンが引き受けてくれていたみたいだから。

 敵軍や地形に関する報告書。
 後軍備の最終的な集計報告だけを仕分けて回すよ。

[とは言え嫌がる事無く、机に着き、必要な報告書類を仕分ける。
 コンコン、と扉を叩く音がした>>169]

(173) 2011/06/30(Thu) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ――セドリック副団長?

[その頃、報せを聴きつけた幾人かの騎士はその場に姿を見せていただろうか。
 若しかしたら、そこには略式な任命の為、公女ローズマリーの姿も見えたかも知れない]

 …はい。
 セドリック・ヴェスパタイン副団長殿。
 緑騎士団を代表しての祝辞に感謝申し上げる。

 非常時に付き、この様な略式の報告になる事をお詫び申し上げる
 
[同じく儀礼じみた口調で返す青年、その視線の翠が薄く笑む。
 何があったか、彼は問わなかったが。
 青年の瞳の翠を見れば、昼間とは微かに変わった物を感じ取れるだろうか]

(174) 2011/06/30(Thu) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

 だからこその僕なんじゃ無かったの?

[悔しがる様なイアンの呟きに、くす、と苦笑して。
 自身も敬礼を解きながら、イアンに十数枚の報告書を渡す]

 僕はイアンみたいに強くはないし。
 そもそも、騎士団の戦い方が出来ないから。

[苦笑の中に、今度は逆に悔しそうな表情を混ぜて。
 常に両腰の鞘に収まる短剣を軽く揺らす]

(184) 2011/06/30(Thu) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

 はい、是非。
 この戦が終わった時には一緒に。

[厳格な雰囲気ばかりが目立つこの副団長が、穏やかな調子で微笑む事に、内心結構な意外性を感じていたが。
 それはそれ、態々口に出す事もせず]

 あぁ、イアン、今渡したそれが軍備の最終集計結果だから。
 今から残りの報告書を仕分け――。

 …助かります。

[イアンよりも手馴れてると言えど、青年も初めての経験故。
 惨状の広がる机に置かれた騎士団の配備計画書を見て、面目無さそうに困った笑みを浮かべた]

(188) 2011/06/30(Thu) 23時頃

【赤】 本屋 ベネット

 ――あっ、オスカーさん。

[普段任務以外の時は、父親に……今はイアンの傍に着くオスカーだが、今晩ばかりはさすがに色々と煩わしそうだからか。
 偵察にと部屋を抜け出すオスカーを直前に呼び止めて]


 …気を付けて。

[特段理由も無かったが、その言葉だけ投げかけて]

(*31) 2011/06/30(Thu) 23時半頃

【人】 本屋 ベネット

[まさか、困る事を承知でイアンでなく自分に渡したと言う、彼の茶目気等、青年は夢にも考え付かない。
 事実、際の際まで空席になっていた、赤騎士団団長、副団長の両座が共に埋まったと言う吉報は、それほどの物ではあるが]

 はい、以後改めて宜しくお願いします。
 今後とも、両騎士団の為、公国の為に。

 セドリック副団長もゆっくり休んでください。

[やがて部屋を辞する彼を再び敬礼で見送った]

(204) 2011/06/30(Thu) 23時半頃

【赤】 本屋 ベネット

 ……見方解る?

[ヴェスパタインが部屋を辞した直後。
 唸りながら書類と戦っているイアンを見兼ねて、彼の元まで歩み寄って書類を覗き込む]

 ………つまり砦の配備には常に両騎士団から二つの隊が付いてる。
 後、この隊も予備兵力として砦に駐留。
 実質動かせるのは残りの隊、て意味だね。

[しかし図も文字の羅列も多少読み辛く記されて居て。
 他にも解らない所があれば、彼なりに丁寧に説明するか]

(*33) 2011/06/30(Thu) 23時半頃

【赤】 本屋 ベネット

[―― トントン、と顔を指を書類に突き入れる様に次第に僕も説明しだす]


 ……イアン! ここ三千六百って書いてる!
 あぁもうまだ半分以上あるんだよ!?

[…何故僕だけに声援を送られたのか>>*34
 イアンの唸り声を音楽に、その意味は嫌と言う程理解した。

 ―この戦が終わった後、どうなるんだろう、と]

(*38) 2011/07/01(Fri) 00時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/07/01(Fri) 00時半頃


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