67 砂の都
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むぅ。それは、すごく、大変なおおばかなんだぜ。
[怒ったような風のペラジー>>2:80に、まるくした目を、ぱちぱちと瞬かせていたが]
……兄ちゃんが? 何で? 兄ちゃん、砂人だったのか?
[視線を交わさない告白に、きょとんとするも、引きとめるではなく。 短い出会いだったのに、何度も撫でてくれた彼を、まっすぐと見上げて、わらう]
ううん。ペラジー兄ちゃんが嬉しいなら、嬉しいんだぜ。 兄ちゃん、またね。
[そうして。 残された言葉に頷くと、そう、笑って手を振った。 彼から見えていても、いなくても]
(2) 2011/10/19(Wed) 23時半頃
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……でも、寂しいんだぜ。せっかく会えたのに、俺はしばらく、兄ちゃんとは会えないんだな。
[きっと最後の役目を終えた宿帳を抱えあげる。 行きで、すでに腕の内側が痛んでいるのだけど、ものはちゃんと、あるべき場所に返さなきゃいけない。 空になった瓶が、安定悪く、ころころ転げそうになるのを止めながら、よたよた教会から出ようとして]
ホリー?
[自分と同じ色の、長い髪。 ヨーランダのそれとは違って、夜に溶け込みそうな色を見つけて、声を上げた]
(5) 2011/10/20(Thu) 00時頃
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うわ、 っ、あー。
[抱きつかれて、あっけなくバランスを崩した瓶は、床の砂に落ちて。 そうなれば、もう宿帳を持っているよりも、ホリーを抱きとめるほうが優先されて、紙の束も、ぐしゃりと床へ潰れ落ちていく。
ぽふぽふ、と背へまわした手で、撫でながら]
おかえり、ホリー。何処行ってたんだ?
(8) 2011/10/20(Thu) 00時頃
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散歩かぁ。ホリーはいいこだな、兄さんなんて、宿で引き篭もってた。 うぇ。もうそんな時間か。 今日は寝てばっかだぜ。
[手をひかれるまま、抗いはしない。 宿帳は、朝に返しに行ったって、誰も不便しないだろうから。 それより、ホリーが手を取るなら、そうしておく方が、ずっと大事]
ふぁあ、寝すぎで眠いかも。寝よっか。 明日になったら、また、あの商人が来るんかな……。
[空いている手で、目元をこすりこすり。 ふと、呟いた]
お嬢、ちゃんと寝られてんのかな。敵の敵は味方で共闘関係……えっとなんだか、覚えられてねーけど、気になるぜ……。
[とはいえ、手をひかれるまま、今日は寝てしまうのだろうけど*]
(12) 2011/10/20(Thu) 00時半頃
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[毛布は無くなっていたから、砂に直接、ごろんと横になって眠った。 埋もれて寝たら暖かかったのかもしれないが、自分の寝相を考えると、どうせ朝方には地表に出ているだろうと思ったから、そのままに。
そうして翌朝、明けたのか明けていないのか、良く分からなくなった空の下。 瓶は砂になったのか、なくなってしまっていたから、宿帳だけ返しに行った、帰り道]
ああ、ホントなんだぜ。
[比較的高さの残っている砂丘の上。 もしかして、その下には何かが埋まっているのかもしれない砂に立って、街を見渡した。
村の端は、もう外との境だったことなんて、とっくに忘れていて。 手のひらから砂が零れていくように、中心だけかろうじて残して、さらさらと溶け崩れている]
(22) 2011/10/20(Thu) 21時半頃
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兄ちゃんは、砂人だったのかな?
[彼が砂人だったのか、人間だったのか。 結局分からないままだけれど、あの別れの言葉は、また会うことのある相手にするものじゃなかったから、どうなったのであっても、もうあの姿の彼に会うことは無いんだろうなと思う。
彼の荷物は、重くてやっぱり自分だけじゃ運べなく。 中身をほとんどテントへ残し、乾パンと飴だけ残した袋を提げた格好で、ぼふりと砂丘に座り込んだ]
(23) 2011/10/20(Thu) 21時半頃
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ああ、はやく。 はやく全部、砂になっちゃえば、いいのに。
[不満げに口をとがらせて、ぶらり、足をばたつかせる]
そしたら、みんな、みんな混ざって一緒になって、置いていかれるひとも、悲しいことも、寂しいこともなくなるのに。 置いていかれる心配も、置いていく心配も、しなくて良くなるのに。
[ぱふ、ぽふ、と揺れる足に叩かれる砂地が、音もなく崩れていく。 砂になった其処が、もとは何だったのか、忘れるのを促されているかのように]
はやく、 うわっ!
[もどかしげに砂を叩いた右手。 それが致命的であったかのように、ざらりと砂丘の一角が崩れ。
またしても埋もれた砂地から。 もうちょっと覚えてて欲しかったんだぜ、とぶつぶつ悪態をつきながら、ぶるぶる、頭を振って起き上がった]
(24) 2011/10/20(Thu) 21時半頃
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さてと。
[くしゅっ、とむずむずする鼻を擦りながら、歩き出す。 あてがあるわけではなく、なにかがあるわけでもない。 まるで、砂と、それ以外のものとで分けて見えているかのように、砂になっていない、かたちを忘れていないものへと、歩いていく]
(25) 2011/10/20(Thu) 21時半頃
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……ヨーラ姉ちゃんも、どっか行っちゃったのかな?
[彼女の家だったところに立って、首を傾げる。 白い猫の姿も、辺りには見当たらない。
どこ行っちゃったんだろ、と砂を蹴りつつ、歩いていけば]
おっちゃん。また来たんだな。
[そこには、チャールズとポーチュラカの姿。 彼の手には、昨日も見た水があった。やや高い位置に。 ひょっこり彼の後ろから顔を出した自分にも、ちょっと届きにくい]
……? どうかしたのか?
[そうして、一拍おいてから二人の表情を見比べて。 場違いに普通に、きょとんとした顔をした]
(26) 2011/10/20(Thu) 21時半頃
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なんでだ。お嬢が今度は、砂人なのか?
[ポーチュラカの答え>>29に、不思議そうに眉を顰め]
おはよ。 ホリーは、いつも通りなんだぜ。 ヨーラ姉ちゃんは見つかんない。おっちゃんも見てないのか。
[問われれば>>31知っているままを答えた]
(32) 2011/10/20(Thu) 22時頃
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??? ま、いいや。そんなことより、缶詰食えたか?
[なら>>35何故、水を貰おうとしていたのだろうと思ったが。 言葉どおり、けろりと眉の位置を戻すと、旨かっただろ、と笑って]
ん。
[それまでホリーが居るのに気づいていたのかいなかったのか、チャールズが手招く>>34のに振り返りはせず]
そういうこと?
(37) 2011/10/20(Thu) 22時半頃
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へへっ、だろー? 何だ、お嬢も缶詰旨いと思うんなら、もっと残ってるときに持ってってやりゃ良かったんだぜ。
[大きく頷くポーチュラカに嬉しくなって、うんうん頷くものの。 むぅ、とかつての食料品店を眺めやって、すこし口を尖らせる。 袋から乾パンを取り出すと、食べるか? と彼女へ尋ねてから、自分がひとつ、口に放って]
ペラジー兄ちゃんは、砂人じゃないのに、水を被って砂になっちまったのか? へんなの。兄ちゃんがそれでよかったなら、俺はいいけどさ。
うん。どうしたいかは、もう決まってるんだ。俺はね。
(43) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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でもさ、おっちゃん……
[笑みに浮かんだ苦さは、息が漏れるのと一緒に見えなくなったけれど。 あかい瞳で、それを追うように、じっ、とチャールズを見上げる]
砂人に、砂にされた街って、何も残らないんだって。 ヤニク兄ちゃんがそう調べたって、ペラジー兄ちゃんが言ってたんだぜ。
兄ちゃんが砂になって、姉ちゃんも砂になったかもしれなくて。 たとえば、だけど。 明日も誰か、ふたりが消えて。
そうしてふたりぼっちで残されたい? おっちゃんは。 砂になるのと、残るのと、どっちが怖い?
(44) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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オスカーは、チャールズをじっと見上げている。
2011/10/20(Thu) 23時頃
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[食べれるうちに食べちゃった方がいいんだぜ、とポーチュラカの手にも乾パンを落してから]
……そっか。わかった。
[待っていた、というチャールズに、ちいさく頷いて、わらった]
神様のじゅーしゃは、自殺すんのって罪が重いんだっけ。 おっちゃん、なまぐさぼーずのくせに、ヘンなとこ律儀なんだぜ。
[そうして、誰も取らないのであれば、水を手に。 誰かがするのであれば、それを見守って]
大丈夫。俺はさみしくないし、ホリーとお嬢も寂しくさせないし、おっちゃんも寂しくさせなくする。 すぐだよ。だから、大丈夫。
おつかれさま。よく、頑張って生きたね。
(49) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
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[耳をふさぐことは無かった。 まっすぐ向けたあかい瞳を、逸らすことも。
ただ、最後まで。 彼を、砂人とは言わないまま、やわく笑んで]
…―― おっちゃんが、おっちゃんの信じるものの加護によって、安らかに眠れますように。
[水は、伝道師に浴びせられた]
(54) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
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