人狼議事


164 天つ星舞え緋を纏い

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【人】 手妻師 華月斎

──── っぶねぇ〜〜。

こぉら、おまえら、危ないやないか。

[ピンピンピン、と突撃して来た子供達の額を指で弾いてやる。
然程力を入れているわけではないため、泣く子までは居なかった。
その代わり、手妻手妻、と囃し立て始めるわけだが]

いーまーはーだーめーや!
ちゃあんと演目の時間は決まっとるからなぁ。
儀式終わってからまた来ぃ。

[時間になったら見せるからと、子供達への言い聞かせを試みた]

ほれ、山車も行ってまうで?
手妻は逃げんて。

[その言葉でようやく子供達も動き出し、後で絶対行くから、と約束を残していく]

(30) 2014/02/15(Sat) 21時半頃

【人】 手妻師 華月斎

やぁれやれ、元気なこっちゃ。

[本番は流石に集中したいし、勿論準備もしなければいけない。
子供達には悪いが、体良く追い払わせてもらった。
あれだけ熱望されるのは手妻師冥利に尽きるのだが]

さぁて、準備準備。

[持ち場に向かうために儀式までは見に行けない。
それが少し残念ではあるが、これも己が勤めだ。
今はまだ人気の少ない広場へと向かった]

(31) 2014/02/15(Sat) 21時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 22時頃


【人】 手妻師 華月斎

─ 広場 ─

[華月斎の持ち場は簡易的な舞台。
その上に必要な道具を適した場所へと配置していく]

……………

[華月斎。
芸を行う時の名。
本来の名を知る者だっているのに、呼ばれるのはいつも芸名の方だった。
それは家族だけでなく、里の者達からも壁を作られているように思える事柄]

……あー、あかんあかん。
んなこと考えてる場合やない。

─── わいが選んだ道なんや。

[演目前にそんな風に思ってしまったのは、雪客と会った時の態度と言葉遣い>>27>>28から。
名を言い直されたのは、自分で思っていたよりも、堪えたらしい]

(42) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 手妻師 華月斎

大掛かりなもんはないし、こないなもんか。

[一度舞台を下りて観客席から配置を見る。
客から見える位置、見えない位置、それを把握しておくのも技術のうちだ]

そろそろ儀式終わる頃かいのぉ。

[腕を組み、神社がある方へと視線を転じる。
神事の音はここまで届かないが、賑わう鼓動は感じられた。
あそこに集まる者達はいずれ、この観客席へと集まることになるだろう。
期待に胸を膨らませ、舞台に上がるために気持ちを切り替える。
大きく息を吸い、吐き出したところで、齎された異変に気が付いた]

(43) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 手妻師 華月斎



[頭上から光が、失われていく]
 
 

(46) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 手妻師 華月斎

…………は?

[咄嗟に見上げた天では異様な光景が広がっていた。
月が陽を喰らう。
光が闇に蝕まれる。
ゾクリと、ドクリと。
背筋が凍り、内なる何かが鳴動した]

(47) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 手妻師 華月斎

─ 広場 ─

[ザザ…、と葉ずれのような音がする。
ここは開けた場所、取り巻く木々などあるはずも無いのに]

……なんや……。

なんやねん、こん空気は……!

[声を上げたと同時、周囲に響き渡る断末魔の叫び。
祭りの最後の準備をしていた数名が、一瞬にして何者かに切り刻まれた。
一人、また一人と叫び声は連鎖していく]

───……おる……なんや、おる…!?

[紅が散る度に恐怖を駆り立てられ、手が、足が、身体が震えた。
手足も出ぬ者達を弄ぶかのように方々へと動き回る影。
それを追うように身体を向けると、懐に忍ばせてあった半紙が一枚ひらりと滑り落ちる。
刹那、身の近くで鋭い風が走り、滑り落ちた半紙が目の前で細切れへと変貌した]

(59) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【人】 手妻師 華月斎

うわぁ!!

[咄嗟に後ろへとずり下がり、爆ぜる鼓動を抑えるように右手を懐へ。
手に当たった金の扇を握り締めると、懐からそれを引き抜いた]

ほんまに…なにが起きとるっちゅーんや!

[引き抜いた扇を広げ、細切れになって散る半紙を仰ぎ飛ばす。
自棄の一撃だったが、それは一瞬で数多の蝶へと変化。
華月斎の周囲を覆うように舞い始めた]

!?!?!?!?!?

[それに驚いたのは行動を起こした当の本人]

な……わいなんもしてへんで!?

[普段は生きた蝶のように見せかけ扇で扇ぐのだが、この蝶は本当の生き物のように自力で舞い動く。
だが良く見れば素材は半紙であり、作り物の蝶であることは間違いなかった]

(60) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【人】 手妻師 華月斎

なんやねん……訳分からんやないか!

[力は発現すれど、頭での理解が追いつかず。
混乱から逃れられないままで居たのだが、間近で鼓動を感じ何かに導かれるように意識がそちらへと向いた。
祓えと、周囲の蝶がさざめきだす]

(61) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【赤】 手妻師 華月斎

[迷っている暇は無い。
演目を行う時の集中力はここでも発揮され、一時、周囲の音が聞こえないような感覚に陥った。
間近にある拍動に対し扇を振り上げると、周囲に居た蝶は奔流となって壁を作り為し。
異形のものの爪の軌道を遮り華月斎を護る。
パチン、と扇を閉じ、その場で一回転。
閉じた扇の切先の軌道に半紙の蝶を乗せ、左から右へと振り抜くと、撓る荒綱の如き動きで蝶は異形のものを打ち据えた。
更に蝶は飛礫となり異形のものを打ち抜いていく]

(*0) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【人】 手妻師 華月斎

[一瞬の交差。
それが過ぎ去った後にあったのは、蜂の巣となり足元に落ちる異形の姿だった]

───── は……。


……なんや、今の……。

[先程まで異形のものの姿を捉えることが出来なかったのだが。
蝶が現れてからは、何となく気配を捉えることが出来た。
気配と言うよりは鼓動と言った方が正しいか。
今は、近場ならば生けし者の位置が薄ぼんやりとだが、把握することが出来る。
そして自分の意のままに動く半紙の蝶。
手妻とは全く異なる動きに華月斎は戸惑いを隠せなかった]

(62) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【人】 手妻師 華月斎

………ちゅーか、ほんまなんが起きとんねや!!

[はた、と我に返り周囲を見回す。
異形は他にも居るようで、先程打ち倒した鼓動と似たようなものが、別の鼓動を奪っていくのが感じられた]

あかん、このままやと…!

[異形に襲われ命を落とすものが増えてしまう。
好ましい鼓動のおとが、どんどん失われていってしまう。
恐ろしい予測にいてもたってもいられず、華月斎は広場の地を蹴った]

(63) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【人】 手妻師 華月斎

[消えてゆく。
馴染んだ鼓動が一つ、また一つと消えてゆく。
何故それが感じ取れるのか、半紙の蝶は一体何なのか。
何もかもが分からないことだらけだったけれど、広場から駆け出して分かったことは]

くそっ……もう、こないに……!

[あちこちに転がる、数多の里の者達の骸。
それに紛れ、ところどころに転がる異形のものの骸。
誰かが残っていたとしても、その数は数えるほどしかないのでは無いかという推測だった]

…… 一、親父……それに雷門小父…。
皆……頼むから、無事で……!

[仲違いしているとは言え残る片親。
弟と共に身を案じる想いはあり、呟いて骸転がる道をひた走る。
途中、道を塞ぐ異形があれば、蝶を繰り力尽くで切り拓いた]

(110) 2014/02/16(Sun) 03時半頃

【人】 手妻師 華月斎

[生ける者は居ないか、探しながら駆け続けて、ふと弱々しい鼓動を感じて足を止める。
方向を定め、早足で近付いて行くと、男女の骸の間に浅い呼吸をする幼子を見つけた。
傷は深く、手当てしても助かりそうには思えぬ様相。
それでも手を伸ばしたのは、弱々しくもようやく見つけた鼓動だったから]

坊、大丈夫か?
今手当てして────

[心の奥では、この命を助けることは出来ない、という諦めもあったかもしれない。
楽にしてやった方が良いのではと思う部分もあったかもしれない。
無意識の想いは思考とは逆の力を齎して]

(111) 2014/02/16(Sun) 03時半頃

【人】 手妻師 華月斎



──────…………くそおおおぉっ!!


[手が幼子の頬に触れた瞬間、弱々しい鼓動はぴたりと止まった]

(112) 2014/02/16(Sun) 03時半頃

【人】 手妻師 華月斎

[気が狂いそうだった。
無意識とは言え、求めた鼓動を止めたのは自分だと言うのが分かってしまったから。
鼓動が止まる瞬間を感じ取ってしまったから]

はぁっ……はぁっ……。
……さが、さんと……。

[発動した力のためか、精神的に追い詰められたためか、息をあげて何度も呼吸を繰り返す。
探す対象を定めきれぬままに呟き、ゆらりと骸が並ぶ場所から立ち上がった]

(113) 2014/02/16(Sun) 03時半頃

【人】 手妻師 華月斎

[また一つ分かったことがある]


[理由は分からないが、自分は生命を操ることが出来るらしい。
先程は微かに残る幼子の生を吸い取ったのだ。
傷つき弱り、苦しんでいる者に安らかな死を。
苦しみから救う慈悲と言えば聞こえは良いが、要は相手を苦しませずに殺すことが出来るのだ。
生命溢れる者にこれが通用するかまでは定かではないが。
半紙の蝶もこの力が作用しているのだろう。
生抱かぬものへ命を与える──。
きっとこの力は以前から無意識に使っていたのではないだろうか。
華月斎が胡蝶の舞を得手とするのも道理だったのだろう]

(114) 2014/02/16(Sun) 03時半頃

【人】 手妻師 華月斎

[歩き始めながら華月斎は息を吸い込む]


誰かおったら返事しぃ!!


[近付けば鼓動で分かるけれど、その範囲も高が知れている。
異形のものにこの声が聞きとがめられたなら屠るまで。
華月斎はしばしの間、声を張り上げ通りを進んだ**]

(115) 2014/02/16(Sun) 03時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 03時半頃


【人】 手妻師 華月斎

─ 通り ─

[屠る命。
消え行く命。
それらを感じ、耐えて。
更には声を張り上げて通りを進む。
どれもこれも息を上げるものだったが、足を動かすのは止めなかった]

こなくそ………去ね!!

[空から翼と鉤爪を持って急降下してきた異形のものに、背中を掠られながらも蝶を繰る。
これまでも打ち倒してきたために蝶の数は最初よりもかなり減っていた]

はぁっ……はぁっ……。
…また半紙刻みよったら増えるんやろか。

[異形のものを打ち倒すことは苦しくはないが、護るものが減れば喰らう傷も増えていく。
力も無限ではないだろうし、乱用はしたくないのだが]

(122) 2014/02/16(Sun) 17時半頃

【人】 手妻師 華月斎

ふぅっ………。

誰か……───っ!!

[呼吸を整え、再び声を出そうとしたその時。
真っ直ぐと飛び込んでくるような声>>121が耳に届いた]

今ん声……日向、か?
んや、それよりも!

[聞き覚えのある声は何かを託すようなもの。
つまり他に誰かがそこに居るのだ。
そう推測した途端、足は地面を蹴っていた。
この声は信じられる、何故かそう思うことが出来る]

(123) 2014/02/16(Sun) 17時半頃

【人】 手妻師 華月斎

[駆ける毎に近付く鼓動。
離れ行く鼓動。
日向は後者か、と何故か知覚することが出来た。
ならば残る鼓動は誰かと意識を凝らして。
視界にも入り始めた辺りで足が一度止まる]

──────…………

[妙な気配がする。
異形のものとは異なる、華月斎が好まぬ鼓動。
慎重に足を進めると、その鼓動の持ち主が誰なのか、少しずつ姿が見えてきた]

………夕?

[地に伏す臙脂の着物。
それを纏うは、世話になっている里長の養女。
感じる鼓動に戸惑いを覚えながらも、華月斎はその傍へと寄った]

(124) 2014/02/16(Sun) 17時半頃

【人】 手妻師 華月斎

夕、夕!
おまえ、雷門小父と一緒やなかったんか!?

[声をかけながら抱え上げようと手を伸ばしたが、触れる直前で止まる。
またあの時のように生を奪うことにはならないだろうか。
この子が弱っているならばその可能性もあり得ると思考が巡る。
逡巡し、夕顔を見詰めて。
その鼓動が力強いものであると分かると、意を決して伸ばしかけた手で彼女に触れた]


[鼓動は、確かに響き続けている]

(125) 2014/02/16(Sun) 17時半頃

【人】 手妻師 華月斎

はぁ……無事か。
…一旦、どっかに運ぶ必要あるやろか。

[この場には異形のものは居ないらしい。
離れ行く日向の鼓動を追うように異形の鼓動が移動しているようだから、彼女が引きつけてくれたのだろう]

……やけど日向ん奴、なんちゅー動きしとんのや。

[遠目に見える日向の動き。
風に乗るような軽やかな動きに華月斎は一時呆けた]

(126) 2014/02/16(Sun) 17時半頃

【人】 手妻師 華月斎

夕、屋敷戻んで。
ここよかはなんぼかええやろ。

[夕顔の意識があるならそう声をかけて。
右手を塞がないように、夕顔の正面を自分の左上半身に凭れさせて左手だけで抱え上げる。
彼女が別の場所へ行きたいと言うのなら僅かな思案の後に望む方へと向かうが、何も無ければ里長の屋敷へと戻るつもりだ**]

(127) 2014/02/16(Sun) 17時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 17時半頃


手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 22時半頃


【人】 手妻師 華月斎

─ 通り ─

[夕顔を抱え上げる前、彼女の視線を辿るように己が視線を滑らせる。
里長がそちらに居るらしいことは問うての反応故に知ることは出来たが、その先から鼓動を感じることは出来なかった]

………………

[ふる、と首を横に振るだけで言葉にはしない。
その意図は夕顔に伝わったかどうか。
夕顔を抱え上げた後は里長の伏す方向ではなく、屋敷の方へと足を向けた]

ほな、いくで。

[抱えた夕顔が頷く>>162のに返し、歩を進める。
彼女から伝わる鼓動は強いが、そこから感じるものは安堵とは真逆のもの。
ともすれば、直ぐにでも手放したくなるほどの───]

(167) 2014/02/16(Sun) 23時頃

【人】 手妻師 華月斎

…………

[そんな考えに至っていることに気付き、思考を無理矢理押し込める。
足の速度を速めるために、自由にしていた右手を夕顔の背に添えた。
奇しくもそれは夕顔が何事か呟いた時>>164のこと。
言葉自体は聞き取りきることが出来なかったが]

(168) 2014/02/16(Sun) 23時頃

【人】 手妻師 華月斎

─ 通り ─

[屋敷へと足を進め始めた矢先、近くに力強い鼓動を感じて足を止める。
夕顔とは違う。
そう、日向と同じようなすんなりと受け入れられる鼓動]

沼爺!

[駆け寄ってきた>>172のは里長の屋敷でもたまに見かける老人。
今となっては接する機会も減ったが、幼い頃はよく話しもしたものだった]

沼爺、まぁだ覚えてくれんのかい…。
華月斎や、か・げ・つ・さ・い。

…ってぇ、そないなこと言うとる場合やない。
夕を安全な場所連れてかな。

[呼ばれるのは昔の名でも良いのだが、他はそうではないらしい。
名乗り直してから、はた、と当初の目的を思い出し口にして。
沼太郎が許すならば移動しながら話をしようと]

(176) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【人】 手妻師 華月斎


雷門小父は……。

[続く夕顔への問い>>173が耳に入ると、一度視線を別へと向けてから、緩く首を横に振った]

(177) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【人】 手妻師 華月斎

─ 通り ─

……今は華月斎名乗っとるけど、わいが琥珀なんは変わらんで。

[芸名を名乗ってはいるが、本名を捨てたわけではない。
親から貰った名をどうして捨てられようか。
捨てるくらいだったら、里にも戻らず完全に縁を切っているはずだ]

ほな一緒に……────

[沼太郎の申し出>>180をありがたく受け、移動しようとした矢先。
間近から信じられぬ言葉>>178を聞く]

……夕?
おまえ、何言うて……。

[自分の鼓動が跳ねる。
このまま抱きかかえているのは危険だと、何かが身体のうちから叫んでいて。
夕顔を支える腕が刹那、緩む]

(184) 2014/02/17(Mon) 00時頃

【人】 手妻師 華月斎

─ 通り ─

[間近で見る夕顔のかお>>186
己が鼓動が警鐘を鳴らすように速く鳴る]


 ……  おまえ、 誰や。


[連なる声に思わずそんな言葉を返した。
夕顔であって夕顔ではない気配。
身の毛が粟立つような感覚を覚え、抱えていた夕顔を身から離すべく、腕から力を抜いた]

(190) 2014/02/17(Mon) 00時頃

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