95 File.2:Do you Love me?
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あ?てっめ……、
[ぐ。と、力を入れて腹からメスを引き抜く。 致命傷となり得なかったのは、腹に仕込んだ防御の賜物だろう。 これが怪我の功名──と、言って良いのかどうか。]
ゲームクリア、だろ。この、ばか…
[悪態をついて顎をあげ、だらあっと床にひっくり返る。 少し目を閉ざして、あ…と口を再び開いた。]
(2) dia 2012/07/05(Thu) 00時半頃
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────The Cookie Crumbles.
[こんなもんだろ。と、左腕を掲げて告げるいつかの回答>>0:187 寝転がったまま視線をあわせ、唇の端をに。と、あげて笑った**]
(3) dia 2012/07/05(Thu) 00時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
dia 2012/07/05(Thu) 00時半頃
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んだよ。解けつったのそっちじゃん。 つーか腹いてーし。マジ痛って…
[は。と、息を大きく吐き出して見遣る先。 ざらりと零れるチョコクッキー>>4に、あーあと小さく呟いた。]
…なあ。そんでさあ……、
(5) dia 2012/07/05(Thu) 00時半頃
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[言ってみる。現実なんてこんなもんだ。 しょうもない現実の中で、それでも今は生きている。だから、]
────…クリア特典、ねーの?
[くいと。親指で自らを指して笑った**]
(6) dia 2012/07/05(Thu) 00時半頃
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ラルフは、ワンダににやりとして一撃離脱。
dia 2012/07/05(Thu) 08時半頃
ラルフは、にやにやした。にやにや!ww**
dia 2012/07/05(Thu) 09時頃
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だぁら、言ったろ?出来が違うってさ。 そんなもん、分かんだよ。
[テストの前のテスト。 あの時>>0:177と同じ台詞をキメて、にやりと唇の端を引き上げる。 モリスのメスでついた頬の傷が、引き攣れて痛む。
腹にもうひとつ心臓があるような気がして、 掌を当ててみると、じとりと濡れる感触がある。]
(16) dia 2012/07/05(Thu) 18時半頃
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あーー…、
[引き抜いて脇に投げ出したメス>>2を見遣れば、 刃は血の赤に染まっていた。納得したように、短い声ひとつ。]
放っといたら止まる、かなあ…。
[分からない。 じわじわと血の染み出す腹を手で押さえたまま、ワンダを見上げた。 とりあえずゲームは終わった。 もう無理に立ち上がる必要はないのだろう。 この、重い頭を持ち上げる必要もないのだろう。]
(17) dia 2012/07/05(Thu) 18時半頃
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んぁ…、…そういうもん?
[近づく顔。呼吸。熱。] [じとりと見下ろしてくるワンダの顔>>15を、間抜けに見上げる。]
[交わる、───吐息。]
(18) dia 2012/07/05(Thu) 18時半頃
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ン……、
[クッキーを指で与えられるように、薄く唇を開く。 柔らかに呼気が交わるのに、わらう、唇。]
[じくり][じくり] [頭が鈍く痛み続ける。鈍い吐き気はおさまらぬまま。] [指の間からは、血の赤が零れ続ける。]
[けれど交わる吐息が、今の生を───伝えて。]
(19) dia 2012/07/05(Thu) 18時半頃
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…んだよ。お前も怪我、してんじゃん。
[離れようとするワンダの前髪を、伸ばした右手の指で掴んだ。 塞がれた左手の奥、目を開いて指の間から薄く微笑む瞳。]
───── ここ。
[舌先を伸ばして、ぺろりとワンダの下唇を舐めた。 赤く腫れた傷口は、固い感触と薄い塩気を舌に伝える。 そうしてワンダの前髪から手を離し、 目の上の手をずらさせるように指を添えた。]
(20) dia 2012/07/05(Thu) 18時半頃
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……ゲーム、クリア。
[目前にだけ小さな声で囁きかける。 間近に笑む瞳が、しし。と、小さく*笑った*]
(21) dia 2012/07/05(Thu) 18時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
dia 2012/07/05(Thu) 18時半頃
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何考えてって…クリア特典を、…さ、
あーー…、そうだ。
[は。と、大きく息を吐くようにして口にする>>25 ずきりずきりと、鼓動のリズムで繰り返される全身の痛みは、 もうすっかり馴染みの感覚となってしまった。 それでも僅か、少し指先の冷えるのがまた新しくて面白い。]
お前は何か、欲しいもんあった?
[その内心を知らず問うた動きが、名を呼ぶ声>>26に一度止まった。]
(61) dia 2012/07/05(Thu) 23時半頃
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─────…、
[ゆるく、濃茶の双眸が大きくなる。 ぱちと瞬いて口元を笑みの形に歪め、そうして瞼を僅かに伏せた。]
(62) dia 2012/07/05(Thu) 23時半頃
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あー…、ああ。僕さあ、
ほんとは…あん時、お前を誘って、 …こねーんなら、真っ先にこの手で殺してやろうと思ってさ。 そう、思ってお前を探しにいったんだけど、
お前と”ゲーム”出来たし。クリア出来たし。 だからさ、まあいっかなーとか思ってさ。 ”幸せ”とかわかんねーし。しらねーし。
… ……けど、
(63) dia 2012/07/05(Thu) 23時半頃
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[寂しい。と、言ったもう一人の隣人の声が耳の裏に蘇る>>3:94 あの時は良く分からなくて、首を傾げた。 元々ひとりで、戻ってもひとり。それだけのはずだった。]
…───、ワンダ。
[今、確かめるように傍らにある者の”名”を呼ぶ。]
(64) dia 2012/07/05(Thu) 23時半頃
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…。僕を殺したら、お前一人じゃん? ヘーキなら別にいいけど。 それもいいかも知れないけど、…知ってっか。
───── 死ぬだけなら、すげー簡単なんだぜ?
[ごそりと自らの鞄を探れば注射器がある。 元々”武器”とされたものならば、中身は毒であるだろう。 死を選ぶならば、解決策はいつでも甘く容易に手招きをする。 ラルフは床に寝転がったまま注射器を左の手に引き寄せ、 互いを繋ぐ白い首輪を指して、にや。と笑った**]
(65) dia 2012/07/05(Thu) 23時半頃
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─ 研究員:掃守 来(かどもり らい) ─
(73) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃
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カタカタカタ……
[音のない室内に、キーボードを叩く音が響く。 もう外気も夏の兆しを見せているというのに、 この男は衣服を崩すということがない。 きちりと首元まで詰めたシャツに、タイを締める。
一通り論文の下書きを終えて、男は短く息をついた。 冷めてしまったコーヒーのカップを手に取り、口に含む。
クローン達のテスト情報は流れてこない。 ただ、既にテストが行われていることは聞いていた。 最中ということだろう。流からメールが届く>>4:@20>>4:@22]
…ほう? ということは、既にテストも佳境か。 クローンに肩入れした…ということでもないのだろうが。
(74) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃
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ラルフは、ふ。と目を細め、
dia 2012/07/06(Fri) 01時頃
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To.流 From.掃守 ---------------------------- 元気にやっているようで何よりだ。 ロリータ・コンプレックスをカミングアウトということは、 森澤は年下の女性全般に欲情するということだろうか。 性的嗜好は個々人の自由とはいえ、興味深い。 幾つ以下の女性を好むのか、その挙動をデータ化してみたいものだね。
[冗談とも本気ともつかぬ文面を打ち、送信。 送られてきた雰囲気からして冗談であろうと想像すれど、 同僚であろうと興味深いデータは取ろうとする姿勢は本気のものだ。]
(75) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃
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ああ…、やれやれ。 あまり休むわけにもいかないんだが、
[さすがに画面の見すぎだろう。目の奥がつきりと痛む。 指で眉間を軽く押さえて、濃茶色の目を軽く閉ざす。 ふ。と再び目を開け、そうして視線を窓へと向けた。]
和田女史の論文も、じきに上がるだろうし。 しかし…彼女のクローンも参加をしているのだったか。 …ふむ。
クローンを入れるのもいいが、データ取得が遅れるのは頂けないな。 次は誉や流にも代わらせるか……
(76) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃
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[勝手を呟き、再び視線を手元のキーボードへと戻す。 短い休息の時間が終われば、再び膨大なデータに埋もれる。 掃守という男は、一度集中するとそれを途切れさせるということをしない。 その性質は、ゲームへの熱中としてクローンにも影響していた。]
(77) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃
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…ん、
[その時、メールの着信があった>>@1 ざっと文面に目を通す、男の目が僅かに細められる。]
なるほど。
[手早く返信文書が作られていく。]
(78) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃
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To.志木 From.掃守 ---------------------------- お疲れさまです。 テストの終了とコピーの生存了解しました。 データ取得のために伺いたいと思いますが、宜しいですか。 行動原理分析についての、志木さんの論も楽しみにしております。
[目上の人物に対して、丁寧な文面の返信。 そうしてもう一通、ともに生き残ったと知らされた クローンのオリジナル───和田へも、メールを打った。]
(79) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃
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To.和田 From.掃守 ---------------------------- お疲れさま。 志木さんから連絡があったと思うが、面白いいことになったようだ。 データ分析に君の見解を聞きたい。楽しみにしている。
[同時期に入所した研究員であり、 論文業績を競うライバルでもある彼女へ向けたメールは、ごく短い。 掃守はパソコンにパスワードロックをかけ、立ち上がった。 程なく管制室への入室許可は下りるだろう。]
(80) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃
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さて、どんなデータが取れたか。 お楽しみということろだね。
[真剣になり過ぎぬ男の纏う気配は、どこか軽い。 怜悧な瞳に笑みの気配を閃かせて、男は研究室をあとに*した*]
(81) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
dia 2012/07/06(Fri) 01時半頃
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─── side:Ral-P.H_99996
(115) dia 2012/07/06(Fri) 14時半頃
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───…、…あ。
[少しの間、ぽかんとしていた。 欲しいものの問いに低く返った、自分の”名前”>>26 英字ではなく数字でもなく、確かに体温のある───]
[”なまえ”]
(116) dia 2012/07/06(Fri) 14時半頃
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あー…。
[低い声の齎す、少しの間>>97 胸のうちを驚愕とは別の何かが浸していく。 少しずつ、少しずつ積み上げられ響いてきた何かの欠片。
────”心”が、言葉に響きを返す。]
(117) dia 2012/07/06(Fri) 14時半頃
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うん。どうせ隠れててもやられるだけだしさ。 時間制限とかうぜーし。 敵は倒さないとクリア出来ないのがセオリーだし。
……お前とゲームするって言ったし、
[幸せなんて、自分たちは知りはしない。 けれど気分は悪くないと言う隣人を見上げる気分は、やっぱり悪くない。 ひょっとしたら、これが”幸せ”なのかも知れないともちらりと思う。]
(118) dia 2012/07/06(Fri) 14時半頃
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ラルフは、動きを止めたワンダを濃茶の瞳でずっと見上げて、
dia 2012/07/06(Fri) 14時半頃
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うん。
[そう、一人。言葉を止めたワンダに頷く>>101 自分もそうだった。ずっとそう思っていた……けど、]
…─────、うん。
[けど。と続く言葉>>103に、またひとつ頷く。 口元にゆるゆると笑みが浮かんできている。 ふっと笑ったら、大きく荒く息が乱れた。気にしない。]
(119) dia 2012/07/06(Fri) 15時頃
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僕も平気だったかも知んない。 …けど、嫌でさ。 今はもう、たぶん嫌でさ。
だからテストの答え─── 『あすせかいがおわるとしたら』っていう、あれ…やっぱ、
……”ワンダと”一緒にゲーム。
[名前のところにアクセントを置いて、同じ言葉を繰り返す。 あの時ワンダが白い紙に書いた>>0:178、あの言葉を。]
(120) dia 2012/07/06(Fri) 15時頃
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生きてくのって、ゲームみたいじゃん? だから、ワンダと一緒にすんならきっと楽しいし。 お前──…一人にすんのとか「寂しい」かも知んないから、
[大きく息を吐いて、手をワンダの頬に差し伸べる。 自分だか誰だかの血に赤く濡れて染まった手を。]
…一緒に、いようぜ。
(121) dia 2012/07/06(Fri) 15時頃
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────…背中預けるのは、お前一人なんだからさ。
[緩く傾ぐ頬に触れようと指を伸ばした。 に。と笑み交わす瞳に、誓うように口にしたのは”ラルフの”心。]
(122) dia 2012/07/06(Fri) 15時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
dia 2012/07/06(Fri) 15時頃
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───Side:掃守 来
(128) dia 2012/07/06(Fri) 16時半頃
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…おっと。
[研究室を離れて程なく。 パソコンから転送されてきたメールの着信に足を止めた。 端末の画面を見遣れば、そこには即座に返信をしてきた同期の名前>>109]
(129) dia 2012/07/06(Fri) 16時半頃
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ラルフは、緩く口元に笑みを浮かべ、
dia 2012/07/06(Fri) 16時半頃
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To.和田 Title:Re: ------------------------------------ 君からの挨拶を受けるコピーの反応というのは、見ものだろう。 かなうなら是非、見てみたいものだけれどね。
現時点では大雑把な推論しか出来ていない。 全てはこれからのデータ次第というわけだ。 意見交換、期待している。 知的好奇心を活性化させてくれる君との会話は、 いつだって新鮮な楽しみだよ。
(130) dia 2012/07/06(Fri) 16時半頃
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[からかうわけでもないが、からかうかの文面を短く投げる。 互いに競い合い、意識をしあう仲。
和田の眉間に皺が寄れば、掃守の口元には涼やかな笑みが閃く。 ───その逆も然り。 故に既に志木らに評されている>>@3ことなど、知る由もないが。
自販機にコインを入れて、缶コーヒーのボタンを押す。 男はそれを手に白い壁に凭れ、思いの先に濃茶色の目を*細めた*]
(131) dia 2012/07/06(Fri) 16時半頃
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─── side:掃守 来
(145) dia 2012/07/06(Fri) 20時頃
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[ここでコーヒー缶のあけたのは、たまたまだ。 煽って缶を捨て、管制室へと向かうつもりだった。 志木からのメールはまだ来てなかったのだけれど、 まあ行く頃には許可も下りているだろう。]
うん?
[ヒールの音に続く声を見返せば、 同じく白衣を纏う研究者の姿がある>>135 同期の無愛想な顔に、濃茶色の視線が流れた。]
(146) dia 2012/07/06(Fri) 20時頃
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ああ、お疲れさま。 …と、君に言ったものか迷うがね。 僕たちは結局のところ、テスト監督すらしていないのだから。
[壁から背を離し、薄い笑みを浮かべて同期を迎える。 いつものペットボトルを買う様子を黙って眺め遣る。
ふと思い立って、気紛れのようにもう一本コーヒーを買った。 がたん。と落ちてきた缶コーヒーには、手をつけない。]
(147) dia 2012/07/06(Fri) 20時頃
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行くならばご一緒しようか。 丁度これから向かうところでね。
君のコピーと僕のコピーが生き残ったとか… また、随分と面白い結果になったものだが。
[く。と、喉を鳴らす。 四角い眼鏡の向こうの瞳に視線を流したその時、 男の瞳に怪訝な色が混じりこんだ>>144
和田という人間は、愛想のない同期であるが、 人を前にしてメールを打ち始める人物ではないと認識している。 少なくともこれまでには、あまり例がない。]
(148) dia 2012/07/06(Fri) 20時頃
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…、いや。お急ぎのようかな?
[ならば長居する気はない。 手にした赤いコーヒーの缶を飲み干し、同期を振り返る。]
────ああ、これは”君”に。お疲れさま?
[薄く笑って放り投げたコーヒー缶には、 同期のクローンと同じ名のIDが記されて*いた*]
(149) dia 2012/07/06(Fri) 20時頃
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― 自販機前 ―
クローンの前に顔を晒すなんて、ノイズにしかならないさ。 だから監督役など御免だが、 実験の経緯程度は実際に見たかったものだがね。 全ての映像は残るとはいえ、やはり早くデータは見たいものだろう?
[男は片腕を振って、同意を求めるように首を傾げた。 怜悧な表情に浮かべて見せる笑みは、全ての人へ向けられるもの。 謂わば表面的な外交儀礼そのものでしかなく、 あれではまるでモナリザだと、一部で揶揄される所以ともなっている。]
もっとも、同じ顔のコピーが殺しあうことへの、 有難い配慮というものかも知れないがね。
[無用のことだとばかりに、肩を竦める。]
(171) dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃
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そうか、なら──…?
[先にという同期を待つ気もなく、先に向かおうと踵を返しかける。 その足が続く声>>153に止まった。振り返る。]
(172) dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃
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そうだな。 正直僕も、意外であったさ。
僕も和田のクローンとは殺しあうだろうと思っていたからな。 ああ…。ただ、あれらは面会をさせていたのだろう? となれば、刷り込みがあったと見るべきかも知れないな。 他に手がないとなれば、2人で組むというのは実に合理的だ。
更に言えば、君と僕の能力値は… まあ、近似値を示すといって良いだろう。 2つの力を合わせるならば、近似のものを併せるのがより合理的。 つまり、組み合わせが最大の効果を生んだものと推論するが。
……ふむ?
(173) dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃
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ラルフは、コーヒーを受け取った和田の笑顔へと目を眇め、
dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃
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─────ほう。
[沈黙。その後に、男は短く低い声を落とした。]
(174) dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃
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…なるほど。 遺伝子の相性か。面白いね。
[びしり。と突きつけられた指を眺め、 同期とは逆に、笑みの気配を消した顔を向ける。]
確かに、君と僕の相性は思っているよりも良いのかも知れない。 であれば、この遺伝子を掛け合わせて次代に繋ぐのも有効だろう。 研究対象として興味深いのも同意しよう。
だが───…
(175) dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃
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ラルフは、一度言葉を切り、
dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃
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知っての通り、自然状態での遺伝子の結合と複製─── つまり、生殖行為には常にランダムが付きものだ。 その上に、発現する遺伝情報は全体のうちごく僅か。 乱数を平均化するには、即ち数が必要となる。
君の身体は……、
[こつ。と、靴を鳴らして歩み寄る。 遠慮のない視線が和田の胸や腰へと注がれた。]
……確かに、見たところ申し分なさそうだが。 ならば、和田君。
(176) dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃
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ラルフは、つい。と、和田の眼鏡を掬うように指先を伸ばし───、
dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃
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君には多くの子を成して貰おう。 数があれば、いずれ成功例も得られるはず。 僕たちの目的にも適うということになるだろう。
────…それで良いかな?
[甘い睦言を囁くように間近く瞳を見つめ、 男は甘く冷ややかな微笑を、新たなる研究対象へと*向けた*]
(177) dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃
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───、ん。ギャラリーがいたか。 覗き見とは感心しないけれどね、
[緩く首を傾ける。 傍目には、甘く愛を囁いているようにしか見えないだろう距離。]
ウェディングドレス……? ……着たいものかい?
[きらきらと弾むような筌瀬の声>>170に、 まったく理解しがたいといった表情で、和田を見遣った*]
(179) dia 2012/07/06(Fri) 23時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
dia 2012/07/06(Fri) 23時頃
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― 自販機前 ―
────ならば決まりだ。
[吐息が交わるほどの距離で囁く。 眼鏡からはついと指を外し、笑う彼女を見た>>185 特に好悪の感情もない、純然たる研究対象へと向ける瞳。]
ああ。 つまり僕の精子も纏めて凍結保存しておけば問題あるまい? あとは君の都合で事を進めて貰って結構だ。 残念ながら、流石にその辺りは感知しない項目でね。
[受精方法には、さして興味の薄いように告げる。 処女膜との単語>>186には、軽く肩を竦めて右手を振った。]
(201) dia 2012/07/07(Sat) 01時頃
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───は。失敬だな、君。 人を石木のように言わないでくれたまえ。 君の処女膜について、探求を許されるならば受けるに吝かではない。 しかし───…
[すらりと怜悧な視線を、眼鏡の向こうの漆黒に向ける。 濃茶に揺らぐのは、冷たさの裡に秘めた男の欲情。 戯れのように女の垂れた前髪に指を絡めて、───離す。]
(202) dia 2012/07/07(Sat) 01時頃
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……とはいえ、それは本題ではないからね。 構わんよ。好きにしてくれ。 こちらの処理は好きにしておく。
ああ……、そうだな。 共同研究を進めるにあたっては、禁煙は頼む。飲酒もだな。 それで胎児に影響を与えられてはかなわない。 …ま、いざとなれば子宮を手配することも考えるが、
[流石に法的手続きが面倒だ。 それよりは実験設備を手配したほうが手軽であろう。 考え込んだ男の意識を、再び和田の声>>187が引き戻した。]
(203) dia 2012/07/07(Sat) 01時頃
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ああ、そうだったのか。 成る程。どうかな、双見君。筌瀬君。 実に興味深い話だろう?
……、ああ。
[婚姻に話が及べば、 既に笑みの気配を消した濃茶が漆黒の双眸を見遣る。]
(204) dia 2012/07/07(Sat) 01時頃
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|
いや。むしろ拒絶をする必要を見出さないというだけだ。 考えてもみたまえ。 認知にしろ親権の申請にしろ、どれだけ煩雑な手続きが必要か? ならば婚姻状態として、出生の届けのみとしてくれるとありがたい。
もっとも、
[言葉を切った、濃茶の瞳が薄く細められる。]
君に婚姻を受け難い要因があるならば、検討するが。
(205) dia 2012/07/07(Sat) 01時頃
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────何か問題が?
[男は、細めた瞳をにこやかに撓めて、 同僚たる未来の伴侶へと*首を傾いだ*]
(206) dia 2012/07/07(Sat) 01時頃
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― 自販機前 ―
ああ、承知した。 ではそれ以降のことは君に任せる。 最善の状態で受精を行ってくれれば、それで良い。
[男にとっても、受精などただの過程でしかない。 それまでのことを雑事と切り捨てれば、女の領域は投げるが道理。 任せられるところは任せるつもりで、切り上げる。]
────…、ふ。
[間近に交わした笑み一つ。 覗き込む漆黒の双眸に、色動かぬを見れば距離を離す>>211 そうして、続く言葉にはやれやれと肩を竦めた。]
(221) dia 2012/07/07(Sat) 03時頃
|
|
…なるほど? 確かに一生に一度のことであろうが…… 録画には興味がそそられないな。
生物学的に起こる事象は既に解明をされているよ。 そのようなものよりも、その前後の君の精神的挙動の方が興味深い。 何なら手記でもつけてみてはどうだい? 何か面白いものが得られるかも知れない。
[正直なところ、処女であろうがなかろうが関係はない。 和田の一生に一度などに、さしたる興味は存在せず、ただ、]
僕も楽しめるかも知れないしね。
[しれっと言ってのける、これが本音だ。]
(222) dia 2012/07/07(Sat) 03時頃
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|
それは重畳。 僕も生殖機能に異常を告げられたことはない。 念のため、健康診断の結果を後にメールに添付して渡しておこう。
[必要事項を伝達し終えて、見遣る先。 先までの笑顔とは打って変わって、 みるみるうちに眉間に皺を寄せる和田の顔を男は見遣った。 その口元に、女とは逆に仄かな笑みが浮かんでくる。]
(223) dia 2012/07/07(Sat) 03時頃
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ラルフは、くっと喉を鳴らして笑いを密かに噛み殺して、
dia 2012/07/07(Sat) 03時頃
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──…ふっ。お褒めに預かり、これは光栄。
[じとりと睨む女へさらりと礼を返す男の口元には、 もう隠しようのない笑みが刻まれている>>213]
ならばあとはもう、問題はないな。 そうか、任せた。ああ……
(224) dia 2012/07/07(Sat) 03時頃
|
|
────── 真。
(225) dia 2012/07/07(Sat) 03時頃
|
ラルフは、踵を返す和田の背へと軽やかに名を呼びかけ、
dia 2012/07/07(Sat) 03時頃
|
苗字が同じでは面倒だからね。 今後はこう呼ばせて貰うとしよう。
……何か、他に疑問は?
[振り返った顔に、男は涼やかに曇りのない笑顔を*向けた*]
(226) dia 2012/07/07(Sat) 03時頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
dia 2012/07/07(Sat) 03時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
dia 2012/07/07(Sat) 04時頃
|
── side:Ral-P.H_99996
(243) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃
|
|
[これまでずっと、世界はひどく単純な構成だった。 1か0で構成される白い世界。 つくられた平穏。つくりものの光。
1日に1回、たったの1時間だけ許された時間。 それに疑問も不満も、感じたことは1度もなかった。
────緩やかで穏やかな”死”の世界。
そう。あの日々の自分は、きっと緩やかに死に続けていた。]
(244) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃
|
|
[今よりも、たぶん、ずっと。]
(245) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃
|
|
…面白れーよ、なあ…。 こんな風に、なったこととかなかったのにさ、 今、すげー痛てえのに、
[赤く染まった指先が握り込まれる>>141 冷えた指先に、じわりと体温が伝えられる。 ───生のぬくもりが、伝わってくる。]
……前よりも、生きてんなあって気がして、
(246) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃
|
|
…みんなも生きてたんだよなあとか、
──今更、
っだらねえこと、思ったりもするけれど、
[けほっと咳き込む。 けほけほと止まらなくなって、少しの間何度か咳き込んだ。 ぜえ。と、喉が鳴る。痛む頭から来る、吐き気と寒気。 少し視線を転じれば、白い床にはふたつのの死体。 二人の”敵”の……”仲間”の死体が転がっている。]
(247) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃
|
|
──…なあ。
お前と外に出れたら、青い空と極楽鳥。 レティーシャと、オスカーが…言って、いたし、
… 一緒に見れたらいいなあと、思って、
[握られた指先、親指を動かして握り返す。 濃茶の瞳は白い天井の向こう、遠くを見つめて語り続ける。 未来を語るそれは、夢のようで。]
(248) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃
|
|
[────永遠に来ない、うつくしい夢のようで。]
(249) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃
|
|
──…僕も、”ワンダ”しかいらねえし、
[く…、と。”造られた”手に手を握り返す、 この心は───、この想いは、決して”造られた”ものじゃない。 身体貫かれて共に死ぬなら、相手はやっぱり一人だけでいい。
────このぬくもり、ただひとつだけでいい。]
(250) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃
|
|
…──だから、これで丁度。
[に。と笑う唇の形を指先が伝えてくる>>142 吸い込まれるような眠気に、瞼が重い。 そういえばずっと休んでいなかった。]
……バッチリじゃね?
[透明に笑んで囁きかける。 ラルフは、満足の息を落として軽く瞼を閉ざした。]
(251) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃
|
───は。まあな、
[彼らはゲームの”敵”だった。 彼らは白い部屋にいる”仲間”でもあった。 ひどく単純で、けれど疑問に思うこともなかった事実。
許されるとも思わなければ、許されたいとも思わない。 ただ、新しく胸に沈んで形を成した欠片たちは、 重くおぼろげな形を成してゆく。]
ばかって別に、……今更だし、
(257) dia 2012/07/07(Sat) 21時半頃
|
|
────…、
[息を吸って軽く開きかけた唇の動きが、止まる。 響くはずのない音が、赤に汚れたフロアに響いた>>@22 ひくりと、ラルフの瞼が小さく震えた。 溜息のような息が、唇から零れ落ちる。
冷えた指の先は、ワンダへと繋がれたまま、 薄く開いた瞳はゆっくりと男の姿を捉える。]
…、…先生。
(259) dia 2012/07/07(Sat) 21時半頃
|
ラルフは、濃茶の瞳をゆるゆると場違いなほどに陽気な男へと向けた*
dia 2012/07/07(Sat) 21時半頃
|
……、なにを、
[緩く誉を捉えた濃茶の瞳が細くなる>>@24 大きく息を整えるように息を吐いた。
──自分は今もこの声が、何を告げてきたのかを覚えている。]
(266) dia 2012/07/07(Sat) 23時半頃
|
ラルフは、ぐ───。と、誉を睨むように瞳に再び力を篭め、
dia 2012/07/07(Sat) 23時半頃
|
…どういう、ことッすか。
[仄めかしに低く尋ねる、声は掠れる。 同じく重なる声>>260 それをはぐらかすように続く問いに、じっと眼差しは据えられた。]
…望むものは、
”ワンダ”
生きる限り、ワンダと一緒に……いる。
[望みでも希望でもなく、そう決めてあると口にする。]
(267) dia 2012/07/07(Sat) 23時半頃
|
|
…。望まないことは、それを…邪魔、されること。
[一度、繋いだ指先に少し力を篭めて握り返した。 そうして外すように手を抜き去り、そろりと近くへ指を這わせる。 目指すものに触れた指先が、注射器を掴んだ。握り締める。
その針の先は誉へと向け。 無言の意思を、その行為によって示した*]
(268) dia 2012/07/07(Sat) 23時半頃
|
|
殺すつもりはなくても…、自由にする気も、ない。 そーゆー話ッすか。
……で?
希望、聞いただけ…ってこと、……ない…ッ…すよね。
[長く喋ると息が切れる。 ぜ。と、息をついて誉を睨む視線だけは緩めずに、]
(270) dia 2012/07/08(Sun) 00時頃
|
|
─────。
[続く、もうひとつの質問に返す短い沈黙。>>@30]
(271) dia 2012/07/08(Sun) 00時頃
|
|
…しらねーよ、
[低く返す。]
(272) dia 2012/07/08(Sun) 00時頃
|
|
… 邪魔させねえ っつったろ。
どっちも、『一番』望まねーよ。
(273) dia 2012/07/08(Sun) 00時頃
|
|
[ifに返したのは、かたくなな拒否。 けれど同時に耳に届いたこたえ>>269に眉が上がる。]
……ばーか、お前の背中…預かってんだから、 お前、ダメんなるなら僕も結局、一緒なんだろ。
[先のワンダの言葉>>142を引いて、視線を誉からワンダへと移す。 その口元が、に。と、いつもの笑みを微かに刻んだ。]
(275) dia 2012/07/08(Sun) 00時頃
|
|
…おう、
[ごく短く返す>>276のは、言葉を紡ぐのもきついからだ。 けれど、その言葉に満足をした証拠に、口元の笑みは深くなる。 ちらと笑みを含んだ視線をワンダへと向け、 そうして再び目を、相対する誉へと戻した。]
(279) dia 2012/07/08(Sun) 00時半頃
|
|
面倒って、……なんで。
[返答の意味が分からず、濃茶の瞳を瞬いた。 誉が言葉を続けていく間も注射器を向ける手は緩まず、 けれど、次第に意識を保つのは難しくなりはじめている。]
つぎ……?
…んなの、信用、ならな… …ッ
(283) dia 2012/07/08(Sun) 01時頃
|
|
[誉がマスクを身につける>>@32 ぼやけた脳が、何かおかしいとそう告げた。危険信号。 冷たい指先をワンダへと伸ばす。 その指先に指が触れればまた、握り締めるつもりで。
─────決して自らは離すことをしない、つもりで。]
(284) dia 2012/07/08(Sun) 01時頃
|
|
[風が抵抗しがたい眠りを運んでくる。 消え行く意識の片隅に白い花と硝子の煌きが映った。 死の匂いも、血の匂いも意識の中から消えていく。
白い花の中央、死を纏うモナリザの白の輝きが遠く、 ひどくうつくしくきらめいて*いた*]
(285) dia 2012/07/08(Sun) 01時頃
|
ラルフは、にまにまと平和に就寝**
dia 2012/07/08(Sun) 02時半頃
|
─── Side:掃守 来
(312) dia 2012/07/08(Sun) 12時半頃
|
|
───は。確かに。
だが当面は、自然状態での受精も悪くないかも知れないな… 色々と面白いものが見られそうだ。 ああ、気にしないでくれ。
[思考の淵に浸りかける和田>>227に返す内容は、更に酷い。 痛み。と言われるには、さあと男は首を傾いだ。]
痛いものとは聞くけどね、さすがに良く知らないさ。 僕も手記を…?まあ良いだろう。 存外、面白いものが残るかも知れないしね。
[あっさりと首肯する男もまた、 己を研究対象とすることを厭う風はない。]
(313) dia 2012/07/08(Sun) 12時半頃
|
|
…おや。君に論文の評価を頂けるとは光栄だ。 そうだな、今週中くらいには手も空くと思うが、
[傍目に聞けば、結婚日取りの相談とも思えまい。 あたかも次の食事の予定を話すように、男は予定を口にした。]
(314) dia 2012/07/08(Sun) 12時半頃
|
|
──────、ふ。
[交わらぬ視線>>233 背中向けられたまま呼び返された名に、男の笑みが深くなる。]
(315) dia 2012/07/08(Sun) 12時半頃
|
|
ああ、そうしてくれ。 ではまたな、真。
[立ち去る背を眺めやる、男の肩が細かく震え始める。 同じく双見らが立ち去るのにも、機嫌よく手を挙げてみせたものだが。]
…くく……っ、
(316) dia 2012/07/08(Sun) 12時半頃
|
|
… はははっ!
(317) dia 2012/07/08(Sun) 12時半頃
|
ラルフは、口に手の甲を当ててくつくつと笑い続ける。
dia 2012/07/08(Sun) 12時半頃
|
ああ、本当に面白い。 分からないことというものはあるものだ…ああ。悪くないな。
これは本当に───… だから、人間の研究というのは止められないんだ。
[薄く目を細めて、もういない人の過ぎ去った方を見遣る。 男は、珍しいほどの晴れ晴れとした表情で管制室へと足を向けた*]
(318) dia 2012/07/08(Sun) 12時半頃
|
|
─── side:Ral-P.H_99996
(319) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃
|
|
[夢を見ていた。幾度となく繰り返す夢。 その人とは、毎日顔を合わせていた。 1日に1回、1時間ずつ。
何の話をしただろう。 何を思っていただろう。
繰り返し、繰り返す夢。 その人の顔を見たくて手を伸ばす。
伸ばす指先は、白い霧に呑まれて消えた────]
(320) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃
|
|
……ん…、
[ひどく長い夢だった。頭が重い。 暴力的なまでにまぶしい光に、瞼が開いた。 とろりと寝惚けた目が夢の欠片を追うのだけれど、]
──────?
[違和感を感じて眉が寄せられる。 その正体にはすぐに気づいた。この部屋は知らない。 起き上がる。くらりと少し眩暈がした。
随分長くそうしていたように、身体が痛む。そしてだるい。 体力が少し落ちているようだ。 ふと気がついて、脇腹へと手をやった。シャツを捲り上げる。 致命傷となり得た傷は、いつの間にか傷跡のみを残して消えていた。]
(321) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃
|
|
ここ…、
[色彩に溢れた世界。 紛い物ではない風、木々の葉のざわめく音。遠い潮騒。 そして窓の外に高くどこまでも広がっている空────]
(322) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃
|
ラルフは、ぽかん…と、窓の外に目を丸くして、
dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃
|
… ここ、どこ……、…?
[呆然と呟いた。 この驚きは、部屋から出られたあの時の比ではない。 窓から室内を振り返った。ふらりと踏み出した足が、不意に止まる。]
(323) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃
|
|
…?
[何か足りない。大切な何か。 そんな気がして足が止まった。 何となく両の手のひらを眺めてみる。分からない。]
……???
[分からない。]
(324) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃
|
|
…は。
[諦めたように息をついて、手を下ろす。 辺りを回ってみようと、そろりと部屋の扉を開いた。]
(325) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃
|
|
[きしり][──かたん]
[小さな物音が響く。
他に人はいないだろう。 そう思っていたから、見えた人影>>311にびくりとした。 足を止める。身体が自然と緊張に強張った。
────これは”ゲーム”の続きだろうか…?]
(326) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃
|
|
…なあ、
───── あんた、誰?
[油断なく身構えて、ラルフは”見知らぬ”女へ声を*投げかけた*]
(327) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃
|
|
[見返す女の表情が、微かに揺らぐ>>328 けれどそれで緊張が緩むことはなく、 ラルフは、じりりと片足を下げて身構えた。
───今は手に、武器はない。]
(332) dia 2012/07/08(Sun) 14時頃
|
|
…起きる?あんた何を知ってんだ。 ここがどこか知ってんのか。
…あんたも”先生”なのか……?
[怪訝な表情にも警戒を緩めない。 濃茶は、漆黒を睨みつけるようにして見据えた。]
(333) dia 2012/07/08(Sun) 14時頃
|
|
──は?しらねーよ。
つーか、なんで僕の名前を知ってるわけ…? 聞いてんのはこっちだろ。知るわけねえだろ。
……?んだよ、
[女の手から紙が零れ落ちる。 その先を追わず、ラルフは妙な反応を見せる女に濃茶の瞳をきつく細めた*]
(334) dia 2012/07/08(Sun) 14時頃
|
|
───Side:Ral-P.H_99996
(418) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
…ふうん。あんたも同じか。 なら、しゃーねーけど、
[返る言葉に、僅かに緊張を解く。 完全に信用をするわけじゃない。 けれど殺意は感じないから、ほんの少し視線は和らぐ。]
…?
[目の前の女が、ぶつ。と、自らの髪を引き千切った>>389 それへラルフは、怪訝な表情を浮かべて眉根を寄せる。 その心中、その思い出を知らないままに。]
(420) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
W_and_A12345、ワンダ…?
[不思議な名前。初めて聞く名前。 なのに妙に馴染むような感覚に、ラルフの表情はますます硬くなる。]
(421) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
………。僕はRal-P.H_99996、ラルフだ。
……何の試験かしらねーけど。 敵じゃねーなら…、まあ。
オッケ、パーティ組もうぜ。 お前、回復役…って感じじゃねーし。殴り役な。
────おう、そんじゃよろしく。
(422) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
[仮のパーティメンバーへと手を差し出した。 新たな日々が、ここから始まる────]
(423) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
[少しずつ、少しずつ会話が増えていく。 少しずつ、少しずつパーティ”らしく”なっていく。
それは不思議な感覚だった。 見知らぬ土地、見知らぬ相手。
────なのにそれは、何故だか覚えがあるようで。]
(424) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
あしたせかいがおわるならぁ?
[ある時、素っ頓狂な問いをワンダが発した>>397 きょとんとテーブルの向こうを見る。 ワンダは何故だか、妙に真剣な顔をしていた。 彼女は時折、そんな不思議な表情を見せる。]
明日世界が終わるとしたら、なあ…… っかんねーけど。
お前、したいこととか何かあるわけ?
[問い返す。その、返るこたえに濃茶の瞳を瞬いた。]
(425) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
────へえ。
[やがて口元に、にや。と笑みが浮かんで、]
(426) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
それって何か、すげー愛の告白みたいじゃん?
[しし。と、からかうように言って笑った。 ラルフはそのとき答えを返さずにいて、曖昧な態度ではぐらかした。]
(427) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
[───その時が、訪れるまで。]
(428) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
──…なあ、ワンダ。覚えてっか?
[あれから何日の時が過ぎたろう。 ある時、ラルフはワンダを振り返った。 悪戯な瞳が、彼女を見遣る。]
明日世界が終わるとしたら…ってやつさ。 あれさー、あれから少し考えてたんだけど、
…僕もワンダがいれば、
(429) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
ワ、ンダ…し、か……
[割れるような頭の痛みに、ふらと身体が傾いだ。 ずきりずきりずきり。脳が痛む。
耳鳴り。 ───高く響く、何かの音。]
い……ら、な……… …って、
[ふらりと身体が倒れゆく。頭が痛い。 指先を縋り付くようにワンダの方へと伸ばした。 ───そこで、ラルフの意識は再び闇へと落ちた。]
(430) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
[────そして]
(431) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
……?なあ、
────…あんた誰…?
[再び”出会い”が繰り返される。]
(432) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
[……ただ。
繰り返すごと、雄の雛にも少しずつの変化があった。 繰り返される悪夢の中、リセットがかかるごとに繰り返される問いかけ。
それを問う、ラルフの表情が僅かに歪む。]
(433) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
───な……。
[見知らぬ女は、初めての出会いでいきなり顔を覆った>>404 足早に部屋を出て行く彼女を唖然と見送る、]
──────……?
[その頬に、知らず涙が零れ落ちる。]
(434) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
ラルフは、呆然と目を見開いて、
dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
……んだ、これ……?
[止まらぬ涙が頬を濡らした。 手でそれを拭い、呆然とラルフは掌を見る。 ほんの一瞬。何かの記憶が脳裏を掠めて───また、消えた。]
っけ、わかんねーし、
[どかりと椅子に座り込んで小さく呟く。 女はさっさと消えたままだ。 ぐしゃりと指が、青みがかった黒髪へを掻き雑ぜた。]
(435) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
…────んあ?
[そして再び、その出会いは繰り返されて>>407]
ま、いーけど。 んじゃ、お前はパーティの殴り役な!
[幾度目かの同じ言葉をラルフは紡いで、 終わらない夢の中で、にやと笑った*]
(436) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
───Sise:掃守 来
(437) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
……で、漸く終わったって? やれやれ、早くデータを渡してくれたまえ。 ん、なに…?映像データ?
─────…へえ。
[誉に手渡された、一枚のスナップ写真>>1:@14>>1:@20 それへ、冷たいほど平坦な声が返る。]
…やれやれ。 教育がなっていないいと、このザマか。
(438) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
それで、なんだって? ああ、真のコピーと生き残ったとは聞いた。
……なるほど。ああ、
[ふと思い出したという風で、世間話と同じ口調で、]
(439) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
そういえば僕は、和田真と結婚をすることになった。
[その場の研究員へと、つい先ほど決まった結婚の報告をする。]
(440) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃
|
|
恋愛…?いや。研究上の都合でだね。 なに、ちょっとした流れの話だ。 詳しいことは和田女史にでも聞いてくれたまえ。
コピーの処遇はなんだって? ……そうか。僕はこの件に関して関与の権を持たないからね。 やむをえないが、
………もったいない……
[低く呟く。]
(441) dia 2012/07/08(Sun) 23時半頃
|
|
なに。 あれは阿呆でも僕と真と、同じ遺伝子情報を持つつがいだろう。 ならば好きに掛け合わせてしまえば良かったものを。
真には頑張ってもらうつもりだが、 いかんせん生まれてくるのは”人間”だからね──… それだけ処理が面倒だろう?
その点、コピーのつがいなら完璧だろう。 …ああ。いい実験材料が手に入ったものを……
[心から惜しむように口にする。]
(442) dia 2012/07/08(Sun) 23時半頃
|
|
───なあ、真。
[その時、丁度管制室へ来た婚約者を振り返る>>343 その手には、例の”ロマンチックショット”までもが握られていた。 口元に浮かんでいるのは、涼やかな笑み。]
君も、そう思わないか?
[婚姻届を受け取りながら、 ひら。と、その写真を示して首を傾いだ*]
(443) dia 2012/07/08(Sun) 23時半頃
|
|
───side:Ral-P.H_99996
(463) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃
|
|
[がたりと、物音がした。>>450 何事かと振り返る先に、ワンダが無様に倒れていた。
このところ、会話が少し増えた。 このところ、互いに冗談を交わすようになっている。
少しずつ、少しずつ縮まる距離。 それは再び巡る、別れと出会いへのカウントダウンであるのだけれど───]
(465) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃
|
|
……、ワンダ…?ばーか、なにやって、
[様子がおかしい。 ラルフは、目を丸くしてワンダの元へと駆け寄った。 必死な様子の漆黒が、自らの姿を捉えるを知る>>451 思わず手を伸ばした。これは尋常な事態ではない。]
(466) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃
|
|
…… おい……?
[握り返す、指の先が微かに震える。]
(467) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃
|
|
んだよ、てめー。 ああ!?っざけんな、おい。おい……!
[必死に呼びかけた。 未だ気を許せぬ、けれどただ一人の”パーティメンバー” その女が、今、腕の中で死にかけている。]
おい……
ワンダ? ……ッ、ワンダ?
ワンダ?
────ワンダ!!!!!!!!!
(469) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃
|
|
[かちり。記憶の鍵の開かれる音。 それはワンダが、息を引き取ると同じ時のこと───]
…う……、あ、あ ア ア ア……
(470) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃
|
|
うあああああアアアアアァァァァアアアッ!!!
[押し寄せる記憶。 背を預けあうと誓った、離れたくないと強く望んだ。 それなのに忘れた、何度も何度も忘れては惹かれた。 惹かれては忘れた。そして思い出した今────、]
──────ワンダ……ッ!!!
[そのぬくもりは、永遠に失われてある。]
(471) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃
|
|
な……、ん、で、
ワンダ?おい、ワンダッ!!! どういうことだよ、おい!!目ぇ覚ませよ。おい!!!
ワンダ…ワンダ……!!
[思い出す。全てを自分は覚えている。 何度彼女を忘れたのだろう。何度彼女を愛したのだろう。 いつも、いつも、いつも。 瞼の裏にある面影は、ただ一人のものだったのに───]
(472) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃
|
|
─────ワンダ!!!!
[もう、永遠に届きはしない。]
(473) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃
|
|
───────…。
[それから、どれだけの時が過ぎただろう。 小さな家の中には、呆然と、 ワンダの死体を抱いたラルフ一人の姿がある。
幾度か、頬を撫でた。 幾度も、その髪を撫でた。
ずっと傍にいた。すっと傍にいたかった。 あいしていたひと。───傷つけ続けてしまった大切なひと。]
(474) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃
|
|
……、…
[日の沈みきる前に、ラルフはワンダを腕に抱いて小屋を出た。 向かう先は、海の見える高台の上。 以前ここで、二人で語り合ったことがあった。
あしたせかいがおわるとしたら────
望みを紡いだ自分は、その場で記憶を失った。]
(475) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃
|
|
……なあ、
[腕のうちに語りかける。]
もう、忘れねーし。お前のこと、ずっと…忘れ、ねえし。
[響く問いかけ。いつから頭に埋め込まれていたのだろう]
(476) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃
|
|
僕はワンダしかいらねえって、いったろ? …どっちかが死ぬなら、それは僕も死ぬ時だからさ。
[背中預けあうなら、貫かれて死ねばどちらも終わり。]
────だから…、さ。
……愛してる。
[とんと地面を蹴った、身体が空へと舞い落ちる。 さざめく海が、その下には待ち構えている。]
(477) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃
|
|
[囁きを聞いたものはいない。 島には、いつもと変わらぬ穏やかな潮騒が響いていた**]
(478) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃
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