279 【突発R18】Temptation NightPool
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― 一年前:入り江のジャグジー ― [口づけを幾度もクラリッサに与えるうちに、少女の瞳には陶酔の色が混じり始める。寄り添ったま艀の中央へ移り、ジャグジーの縁に腰掛ける。その頃には彼女の方からも、おずおずとではあるものの求めてくれるまでになっていた。]
……ん、ちゅっ。 ふふ。そうよ、クラリッサ。もっと、何度も……唇、気持ち良いでしょう?
[目を伏せ恥じらう少女の表情の中にはうっとりとした色が見え隠れしていた。どこかふわふわとした感覚なのかもしれない。 少し悪戯してみよう。温かい湯を手で一掬い。すらりとした脚に注ぎかけた。]
(*0) 2018/08/07(Tue) 08時半頃
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さ、一緒に入りましょう。 クラリッサの唇だけでなく、他の色々なところも触れていってみたいの。
[腰を抱く形でジャグジーに入る。半身を湯に浸からせて、私の両手は彼女の背や腰を愛撫し始めた。そうするうちに自然、クラリッサの身体は私の上に重なるような姿勢に変わる。]
もっと、気持ちよくなれるところにも。 私の手を貴女の身体で愉しませてくれる、クラリッサ?
[そう囁くと、手の動きを少し大胆なものに変えていった。ヒップをきゅっと揉みしだいては太腿へ滑らせて、撫で触られる感覚を教えていく。脇腹から進めた指先は慎ましやかな胸の膨らみを、横あいから探ろうと水着の間に忍び込んでいくのだ。]
くすくす、今はまだキスが一番気持ち良さそうね? ゆっくり、時間をかけてクラリッサに教えてあげる。どんな処を私にられても、感じてしまって仕方なくなる位まで。
[そう告げて重ねるのは舌同士を絡めさせる深いキス。甘えるような鼻に掛かった声が、私の鼓膜を心地好く震わせた。*]
(*1) 2018/08/07(Tue) 08時半頃
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[どんな処を、……られても? 私の言葉>>*1を少し怪訝そうに繰り返すクラリッサの声。 そう、と私は小さく忍び笑う。 省略してしまったのは、そこには色々な単語が収まるから。]
クラリッサの、どんな処を――
[ひとつひとつ、聞かせてあげよう。 今は想像するだけでも、次第に彼女と私の間で現実味を帯びてゆく、淫らな交わりの為の動詞たちを。]
(*2) 2018/08/07(Tue) 15時半頃
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触られても、舐められても、 見られても、撫でられても。
弄られても、苛められても、 愛されても、汚されてしまっても。
[言葉ひとつにキスひとつを挟み込んで、彼女の思考をそうされる想像の中へ蕩かし込んでいく。 熱く感じる程ではないジャグジーの温水だったけれど、クラリッサの頬はのぼせてしまったように赤みを増していた。*]
(*3) 2018/08/07(Tue) 15時半頃
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私がクラリッサにすること全部で、
貴女が感じてくれたら嬉しいな。と、
そう、思っているの。
(*4) 2018/08/07(Tue) 18時頃
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― 入り江のジャグジー ― [それからしばらくの間、 私は手と唇と舌、それに甘い睦言で初心なコンパニオンの娘を酔わせていった。恋の手解きをするのにも似た、次第に段階を踏んでゆく愛撫。 可愛らしいフリルで飾られた淡い水色の水着も、まだ脱がせはしないまま、クラリッサの吐息と声に情欲の熱が帯びる程にさせてしまうのだ。]
ふふ、可愛い声。 だんだん、貴女の好きなところが解ってきたみたい。
[軽く脚を開いた馬乗りの姿勢にさせて、私はつつつ、と彼女の背に指の腹を伝わせる。ワンピースの水着で守られていない滑らかな素肌。 きゅっと少女は眉を寄せ、瞼を閉じてしまう。まるで私にその瞬間の瞳を覗きこませまいとするかのように。]
(*5) 2018/08/07(Tue) 20時半頃
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こんな風に、背中。撫でられるの。 それに、内腿も。そうでしょう?
[外側へ押し開く力をクラリッサの脚に加えても抵抗はない。私の動作を素直に受け入れたご褒美に、柔らかな太腿をゆっくりと撫でてやった。]
……ふふ。 目を開けて、クラリッサ。 もう少し違ったやり方、教えてあげる。
[呼びかけて私は浴槽の傍らに置かれていたバッグに手を伸ばす。おそらく期待したものは入っているだろう、と思いながらジッパーを開いていった。]
(*6) 2018/08/07(Tue) 21時頃
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[バッグから取り出したのは一本のボトル。透明な胴体の中には青い液体が見えた。 私はジャグジーの縁に腰掛けて、クラリッサにも上がるよう伝えた。]
今度は、このローションで。 クラリッサの全身、気持ちよくしてあげる。
それに、……クラリッサだって、されているだけでは変な感じがしてしまうでしょう?
[快感を素直に受け入れながらも時々、困惑したような気配を彼女がさせていることに私は気づいていた。客をできる限りもてなし、愉しませるのが今晩の役目。そう心得ていた筈なのに、と戸惑うような思考は、私にも容易に推測できるものだった。]
(*7) 2018/08/07(Tue) 21時頃
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こなやり方で気持ちよくなれるのは、クラリッサだけではなくて、私も一緒に。
ふふ、なんだか嬉しそうね? 私にばかり奉仕されてるみたいで、気になってたの?
[ボトルの蓋を開けながら尋ねると、こくりと少女は頷く。上目がちに、至らをなさを謝罪する声。青色の粘液を手に乗せながら軽く笑って流した。]
良いのよ。むしろ、クラリッサがそんな風に思ってくれる子だと判って嬉しいくらいだわ。
[おいで、と手招けば擦り寄るように傍らへ侍る少女。色づいた笑顔を眺めながら、少しひんやりとしたローションを塗りつけていった。*]
(*8) 2018/08/07(Tue) 21時頃
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― 入江のジャグジー ― [それ>>*8から、また幾らかの時間が経過した後。 神秘的な青さを柔らかな光が照らし出す洞窟の中には、艷やかな声が小さく反響を生み出していた。 その源となっているのは、淡い水色の水着を身につけた少女。]
そう……そう、大分、上手になってきたわよ。クラリッサ。 動きに強弱をつけて……お胸も、お股も。 貴女の身体、ぜんぶ使って。私に感じさせて?
[白いワンピースタイプの水着を着た私に全身を押し当て、献身的な奉仕で快楽を齎そうとするクラリッサの姿がそこにあった。滑るローションが染み込んだ彼女の水着は半ば透けて、少し見つめれば色づいた乳輪や秘所の陰影までも目にできるほどだったけれど、本人にまだ気づいた様子はない。コンパニオンとしての使命を果たそうと、すべての注意を私の反応に向けているかの様子だった。]
(*9) 2018/08/07(Tue) 22時頃
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[戯れに彼女の乳房へ手を伸ばし、軽く揉みしだけば上がる嬌声。含まれた艶は喉からだけでなく、クラリッサの瞳にも現れていた。]
ふふっ、喜んだ表情、しちゃってる。 私に胸を弄られて、嬉しいって感じちゃったの?
[視線を合わせて尋ねれば一瞬だけ間をおいて、こくりと頷きの返事が返った。じゃあ、もう一度。瞳の色でそう告げて、今度は少し強めに揉みしだく。そのまま指先を動かして、水着の生地ごしに薄桃色の乳首を挟みこんだ。]
こんな感じに、遊ばれても? 私を愉しませることが出来て、クラリッサは喜んでくれてるかしら?
[方向性を半ば強いる質問。けれどクラリッサは私の敷いた道筋に、ためらいなく同意の答えを返した。満面の笑みと共に、彼女からの口づけによって。]
(*10) 2018/08/07(Tue) 22時半頃
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くすくす。 ……じゃあ、もっと私を愉しませてくれるかしら。
私から一度離れて、ジャグジーの真ん中で。 まっすぐ立ち上がって、今の貴女の様子を私に見せて。 そうして、クラリッサ自身でも。ほら、見てご覧なさい?
[与えられる指示にじっと耳を傾ける少女へ、好色な視線を送る。彼女の奉仕の間、何度も目を向けていたのだ。清純げな可愛らしいワンピースの水着が、素肌を隠す役に立たなくなっている様子へ。]
両手は、身体の横。 隠しちゃだめよ。これは、私からの『命令』。
[そう告げるとやがて、温水で満たされた円の中心へひとり佇むクラリッサの姿が現れる。浸透したローションが水着の生地を肌に張り付かせて、乳房の形もその頂きの位置も、淡い茂みを上部にやどした秘唇の様子も私の目にふれさせてしまっている姿が。]
(*11) 2018/08/07(Tue) 22時半頃
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隠しちゃ、だめ。 言ったでしょ、『命令』って。
[自分の有様に気づいて反射的に手を動かしたクラリッサへ、それを予期しての言葉を投げた。 びくりと止まった少女の手。おずおずと伺う不安げな眼差し。 微笑と共に頷きを返して、私はもう一言、続けた。]
それから、手を背中で組んで、両脚を開いてみせて?
私が愉しむための、クラリッサへの『命令』。 聞いてくれるわよね?
[鏡でその時映してみれば、きっと私の瞳は冷たく強い光を湛えていたことだろう。口元には楽しげで嗜虐的な笑みを宿し、唇を軽く舐める紅い舌を覗かせて。]
(*12) 2018/08/07(Tue) 22時半頃
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[ただ、はっきりと覚えているのは。 私をじっと見つめていたクラリッサの表情が、それまでとは異なる色気を醸し出していったこと。]
…………ふふ。
[うっとりと陶酔した艶を帯びた双眸を私の視線から逸らすことのないまま、ゆっくりと腕を後ろに回して、左右に脚を開いていった様子。 ふ、と甘くため息を漏らして、自分では自覚していないほど緩やかに腰をくねらせ始めたクラリッサの姿。 おもねるような目つきと共に、色づいた唇で呼ばれた私の名前の響き。]
(*13) 2018/08/07(Tue) 23時頃
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ええ、それでいいわ、クラリッサ。 貴女の身体は、今、私の目になぶられているの。 そのまま、もう少し、立ってなさいね。
[ばしゃ、と水音を立てて私も立ち上がる。ジャグジーの周囲をぐるり回っていきながら、クラリッサの肢体を存分に鑑賞し始めた。]
私の視線に晒されるのは、どんな気分かしら。 ただ立っているだけでも、クラリッサは私を愉しませることが出来ているの。恥ずかしい姿を隠すことなく、見せてくれているから。
……くすくす。 声に出さなくても、分かるわよ? 嬉しいと思って、喜んでしまってるのね。 目を閉じたって、隠せるものではないでしょうに。
(*14) 2018/08/07(Tue) 23時頃
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そう、―― 一言で言えば。 クラリッサは、私にじろじろ見られて、感じちゃってるの。
[くすり、可笑しげな含み笑いを届けて。 少女の周りを一周しおえて、再びジャグジーの縁に腰を下ろす。]
ではね、こちらを見なさい、クラリッサ。 『命令』される喜びを、貴女に与えてあげる。
[視線をまっすぐ合わさせて、一呼吸おいて。唇を開く。]
貴女の水着を、私の見ている前で脱いでしまいなさい。 リボンだけ残して、生まれたままの姿を私に見せるの。
『命令』された時のお返事は、分かるかしら、クラリッサ?
[支配者の貌で少女へ告げる。 この関係がこの一夜の後も続くと錯覚するほど、私は若くも愚かでもない。けれど、情熱が非日常の快楽へ導いてくれる瞬間を見過ごすほどには、枯れてしまってもいなかった。]
(*15) 2018/08/07(Tue) 23時頃
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――ええ。良いお返事ね。 よく出来ました、クラリッサ。
『命令』を頂いたことへの、感謝の気持ち……表したければ、ここへ口づけて示して頂戴な。 全部脱いでしまったあとで、四つん這いになって、ね。
[悠然と脚を組み、つま先を指差してにこりと笑う。 見つめれば艶冶とした微笑がクラリッサの顔には宿っていて、それに続くのは扇情的な仕草で裸身を見せつけていく遊女めいた姿。そうして、手足で四つ這いに近寄ってくる従順なペットへと、少女はその雰囲気を変えさせていくのだった。**]
(*16) 2018/08/07(Tue) 23時頃
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― 観覧席 ― [私がノッカに持ちかけた2つの賭けが決着を迎える頃のこと。 私の夫はステージ上にライトアップされた男女の絡みを、その周囲に配置されたソファで観賞していたそうだ。]
――それで、どうだった?
コリーンとは、去年も一昨年も、随分と愉しんでいたそうねえ。今年も一緒だったの?
[ああ、と悪びれず夫のアランは笑う。 素敵な一夜だったよ、と。 彼も私も、この一夜に限っては夫婦の縛りに捉われず欲求のままに振る舞うのだ。約半月にわたる滞在の、最大のクライマックスといえるイベントなのだから。]
でしょうねえ。一晩で良いから、私も彼女の身体を思いのままにしてみたいものだわ。特に、あの大きな胸を。
[その歌声と美幌とで世界中にファンを持つ歌姫、コリーン・マクスウェルもそういった参加者の一人だ。ディナーの折に挨拶しつつも、美しく豊かなバストを強調するような彼女のナイトドレス姿には羨望を抱かざるを得なかった程だ。]
(17) 2018/08/09(Thu) 23時頃
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でも、それだけじゃなかったんでしょ。 今年もコリーン、新しい子を連れてきていたもの。
[男子問わず多くの人間から敬愛されるスターだけれど、コリーンにはひとつの悪癖がある。初心な子を見回りの世話に取り立てては、こういった特別な"イベント"にいきなり連れ出してしまうところ。昨年のクラリッサを少し連想するおずおずとした雰囲気を思い出す。]
確か、レティーシャと言ったかしら。 どんな様子だったの?
[もちろん、彼女とも楽しんだとも。 アランはにやりと笑って言う。 ただ、それだけじゃなく、素敵なショウを間近に眺めながらね、と。]
(18) 2018/08/09(Thu) 23時頃
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― 観覧席・アランの視点 ― [大胆なV字のスリットが胸元から臍の辺りまで切れ込んだ青色の水着が、今夜のコリーンの装いだった。たわわな乳房の丸みを覗かせる生地を、交差する白い紐がつなぎ止めている。弾力を持って身体を受け止める革張りのソファ。眼前にステージがありはするが、アランの傍らで身を擦り寄せる歌姫が今夜、そのスポットライトを浴びることはない。]
ほう、どうやら続けて二戦目に入るみたいだね。 若さというのは羨ましいものだ。
[そう笑う男の手はコリーンの水着に入り込み、無造作ながら緩急を心得たリズムで乳肉を玩ぶ。紺色のボクサー型の水着は中央に、暗がりでもはっきり判る程の盛り上がりを作っていた。]
ずいぶん、気分が高まってきたようだね? 僕も無論、そうなのだが。『二人』はどうだい。
[ステージ上のクロエとレン、雌と雄の絡みを視界に納めつつ、ちらちらとアランの様子を伺う眼差し。それを注いでいるのは一人ではなかった。コリーンを挟んでアランと反対側。新人マネージャーとして紹介されたレティーシャからもまた、困惑しつつ期待するような気配を彼は感じ取っていたのだった。]
(19) 2018/08/09(Thu) 23時半頃
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[甘える猫にも似た声が、歌姫の喉から溢れた。 直に向けられた者などおそらく、両手の指で数えられるほどであろうねだり声。それと共に、白く長い彼女の指が薄闇の中で屹立を擦りはじめる。]
言葉より雄弁に、か。コリーンの歌詞にも、あったね?
[アランは小さく笑う。ステージでマイクを握る時よりも柔らかく、ダイナミックなサビを歌い上げる時よりも情熱的な手の動き。男を昂ぶらせようとするその奉仕はすぐに、水着の上からではなく直接触れてのものに変わっていった。]
レティーシャ。 君は僕よりも、コリーンの様子の方が気になるかい?
[歌姫の手に自分自身を委ねたまま、アランは一人分の距離を挟んで問いかける。コリーンの水着に隠れて蠢いていた手が水着の紐を解き、戯れに弄んでいた豊かな双丘を露にさせた。]
(20) 2018/08/09(Thu) 23時半頃
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[黒く大きなアランの手にさえも、コリーンの乳房は余るほどに大きく豊かなサイズだ。指先で乳輪の先端をつまみ上げ、しごき立てる。鼻にかかったねだり声で、もっとと求める歌姫の瞳を男は笑みとともに見つめ返した。]
こんな風に。もみくちゃに弄られ、触られて。 なのに悦んでしまっている君の大事なスターは、どうにかされてしまったんじゃないか、って気になっている?
[くすり、笑いを含んだ黒瞳が今度はレティーシャを見つめる。青い瞳の中に、今口にしたのとは異なる情欲の色を嗅ぎ取ったように、淫欲を交えて。 見てごらん、と金髪の少女へ示すように、男の視線がステージの側へと動いた。]
(21) 2018/08/10(Fri) 00時頃
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[アランが示した視線の先。 そこには金髪の青年>>7に組み敷かれて貫かれながら、更に二本の指で後孔を犯される黒髪の娘>>9の姿があった。すり鉢状に高くなった観客席から、衆人環視といえる注目を集めつつも見せつけるようにくねる肢体。]
それとも、レティーシャが気になっているのはあちらも、かな? 彼女は皆の目の前であんな姿を晒け出しながら、どうしてあんな声を上げてしまってるんだろう、と。
[答は声ではなく、彼女自身も気づいていないのだろう無言の頷き。 もぅ、なぁに、と焦れたような歌姫の声。初心なマネージャーのの頭をかき抱いて、深く口づけ合う女二人の姿がアランの眼前で生まれた。]
――、待ちきれなくなってしまったかな。 良いとも。おいで、コリーン。 君の口を感じるのも素敵だけれど。 その栄誉は僕の口で頂くことにしよう。 [僅かに頬を膨らませたコリーンが、青色の水着をもどかしげに脱ぎ捨てる。それに合わせてアランもまた、浅黒い肌の全てを夜気に曝し出した。互いに勝手を知ったような男女の動きに、金髪の少女は戸惑い見守ることしか出来ずにいた。]
(22) 2018/08/10(Fri) 01時頃
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[銀の髪を振り乱したコリーンの、豊かというにも余りある乳房が浅黒い身体の上で跳ねるように揺れる。苦笑がちな表情を浮かべた彼の手が、掴んでちた女の腰からたわわな膨らみへと動いた。長い指が沈み込むほどに握りしめられると、開放された情欲の虜となった歌姫はあられもない官能の声と共に乱れ堕ちていった。]
まだ挿れたばかりだろう、コリーン? 確かに、君の中はぴったりと僕に吸い付いてきてくれているけれど。
[ず、ず、と怒張を突き上げつつアランは笑う。長く太い雄肉は雌穴の最奥まで易々と貫いて、愛液を十分に湛えた肉襞を掻き分けては穿ち満たしていた。挑発的な仕草を返す余裕もなく、歌声と美貌で世に知られた彼女は与えられる肉の悦楽へ没頭していってしまう。]
レティーシャは、どちらを見ていたいんだい。
[引き締まった肉体でコリーンの身体を揺さぶりながら、男は少女に声を掛ける。片手で鞍上の肢体を捉えつつ、引き寄せるように手首を掴んだ。見つめる黒瞳には彼の妻のものに似た、愉しげな光が宿る。]
(23) 2018/08/10(Fri) 01時半頃
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― 観客席 ―
来なさい、レティーシャ。 コリーンが君に見させたかったのは、ステージ上の二人よりも――
[ぐいと男の手に力が籠る。引き寄せつつ、下へ押しやる動き。この座席で唯一人、身体を水着で隠した彼女に、男女の繋がる箇所を目のあたりにさせる為に。]
ほら、この、有り様――だ。
[客席の床に座り込んだ少女に見せつけるよう、大きく腰を打ち付けて女の身体を跳ねあげる。敬愛する歌姫として身回りの世話に務めてきたコリーンの、数多の聴衆を魅了した喉から高い喘ぎ声が迸る。魅入られたように見つめるレティーシャの眼差しに、雄肉の昂りはいや増していく。]
ふ、ふ。君の手がまさぐっている所。 初めてでは、ないんだろ?
[笑みを含んだ声が少女の耳を打つ。 重なるのはコリーンの声。 私が貰ってあげたものね、と。 このホテルで、私から貴女への愛情のしるしとして。]
(24) 2018/08/10(Fri) 02時頃
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[恥情に赤面しながらも、この場の熱に中毒しきってしまったかのようにレティーシャは自ら水着を脱いでいく。秘所を直接触れた指にくちくちと水音を立てさせつつ、ぼうっと眼前の光景を見つめる姿。 雌肉の中に猛りを刻み込みつつ豊かなな乳房を責め弄っていたアランは身を起こし、小柄な身体に手を触れた。]
さ、君もおいで。 コリーンとレティーシャ、それに僕とで。 夜が明けるまで、好きなだけ愉しもうじゃないか。
[素肌から伝わる感覚と男の声に、レティーシャは一瞬びくりと身体を震わせた。だがやがて少女は熱い吐息をひとつ洩らすと、肉の凶器を打ち込まれて充血しきった花弁を慈しむように、唇と舌を這い回らせ始めるのだった。**]
(25) 2018/08/10(Fri) 02時頃
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― 一年前:青の入り江 ― [それ>>*16から、ゆうに二時間ほどは経っただろうか。 従順で淫らな、一夜限りのペット。そうあるように、私はクラリッサへ命じ、躾け、絶頂と共に教え込んでいった。 前の穴と後ろの穴、両方に性具を咥え込ませて自ら慰めながら、私を見上げる彼女の瞳。初めにあった純真さは姿を潜め、淫蕩な命令を今かと待つ雌の色で満たされていた。]
くすくす。 どちらの穴も、気持ちよくなってしまってるの?
[眉を軽く上げて、私は彼女に問いかける。 答える言葉は、耳を済ませる迄もない。クラリッサに施した”躾”の中には、私の愛する賭けも用いていたからだ。]
ええ、答えは知っているわ。 「はい」としか、答えられないのよね。 今の貴女は。
[それは、私の奉仕で彼女が達してしまうかどうか、という賭けだった。ジャグジーの縁に腰掛けさせたクラリッサの陰唇を指でくつろがせ、潤んだ媚肉をくちくちと弄りつつ丁寧に舐めあげ震わせた陰核への刺激。それをものの数分も続けただけで、素直なコンパニオンの少女は絶頂を迎えてしまったのだ。]
(*17) 2018/08/10(Fri) 02時頃
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[その賭けの報償に、私が求めたのは、一つの制約。]
「この洞窟から外に出るまで、私の質問には『はい』と答えること。」
[内心はどうあろうと、構いはしない。けれども、声や行動は心を影響せずにはいられないものだ。ありきたりな幾つかの質問――あらかじめ、真だとわかっている問いかけ――を行ってから、明らかに偽の質問をして、『はい』と言わせる。 その時のクラリッサの表情は、ひどく愛らしく思えるものだった。なぜなら、その時に私は、]
(*18) 2018/08/10(Fri) 02時半頃
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[こう尋ねたからだ。]
「クラリッサ、貴女はこの世で一番、 この私、シャルロッテを愛しているのですよね?」
[それが真であればいいと願っていたなんて、微塵も存在してはいないはずの感情。現に、戸惑った表情で「はい」と答えた私の笑いも、ごく軽いものだったはずだ。もう一度繰り返させた時も。わずかに陶然とした色のクラリッサの瞳を見て、揶揄うことさえしたのだから。]
(*19) 2018/08/10(Fri) 02時半頃
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さて、そろそろクラリッサに、「はい」以外のお返事ができるようにしてあげましょう。
貴女のいやらしくって可愛らしい、前の穴と後ろの穴。 まずは前、それから後ろ、と。 どちらからも、刺さってる道具を取ってしまって下さるかしら?
[質問の形で告げるのは、賭けの報償を最大限に用いるため。そしてその返事を口にさせ、耳で愉しむため。淫裂と菊孔、それぞれから順番に抜き出されていく光景は十分に鑑賞に耐えるものだった。]
その次は、水着を着直して。 それから、外の様子を眺めて回りましょう?
[今度はごく素直なトーンで「はい」が返る。 けれど私はそれに応じて、一つの器具を手に取った。]
(*20) 2018/08/10(Fri) 02時半頃
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― 一年前:海岸へ ― [ それは、電波での遠隔操作が可能なローターだ。 卵型の玩具をクラリッサの胎内に押し込みつつ、こう囁く。]
ただし、貴女の中にこの道具を挿れたままで。 いつでも、どこでも、私はこのスイッチをオンにするかもしれないわ。こんな風に。
[低い振動音を立てて、ローターがぬかるんだ肉襞をかき回す。眉根を寄せる少女の表情に、小さく笑みを零した。]
誰か同僚の娘と会ったりした時でも、クラリッサは私にこの道具を使われるかもしれない。他のお客様に挨拶してる時でも、ね。 くすくす、楽しみでしょう?
[にっこりと瞳を覗き込みつつ問いかければ、熱い吐息と共に情欲を帯びた眼差しが返る。頬を撫でて、つんと立った乳首を摘み上げると、軽い悲鳴にも似た嬌声が少女の唇をついて出た。]
(*21) 2018/08/10(Fri) 02時半頃
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― 一年前:洞窟出口 ―
さ、ここを出たら「はい」の返事の賭けはもう終わり。 クラリッサの思うように、言葉を返してくださいな。
[少し低くなった青の入り江の出口を前に、私は彼女へそう告げた。返る言葉はもちろん、「はい」だ。頷いて、もう一言かける。]
私との賭けで「支配される」感覚の愉しさ、感じてもらえたかしら? 命令されて、身も心も操られる快感を、感じてもらえたかしら。
[質問にはするけれど、同時に指先を少女の唇に押し当てた。開かないで、と伝えるように。]
くすくす、今ここで答えなくてもいいわ。 もっと後になってからでも。
[そう告げて、私とクラリッサは星のきらめく夜空の下へ出て行くのだった。**]
(*22) 2018/08/10(Fri) 02時半頃
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