199 Halloween † rose
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― 翌朝 ―
[トマトジュースもビールも買い置きはない。 それにリビングと繋がる寝室は、干からびた遺体がある。
だから、昨晩ドナルドを誘いパーティーに顔を出した
ほんの僅かな時間の滞在だったけれども 再び作ってもらったレッド・アイ。 朝になってしまえばまた――味を忘れてる
それを無念に思うと同時、表から響く ハロウィンの挨拶を鼓膜が拾い上げて。
起床の支度をしながら、呆れの混じる声音で独り言]
(0) 2014/10/24(Fri) 08時半頃
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……また、か
[飴が詰まった南瓜の椀はそこになく。 カウンターの端に置いてあった 片足だけの硝子の靴もまた、そこにない
宿屋の婆さんが今日もまた傘立てを買いに来た 後でお届けします、と告げて、はた、と]
―――……トマトジュースと瓶ビール、 代金は、それでいいですよ。
[一日バーテンダーのせわしなさを思い出し。 使わずとも使っても明日が繰り返されれば 消えてしまうのだから、無駄になるまいと
そして気付く。 ――喉が渇いている、という事に。]
(1) 2014/10/24(Fri) 08時半頃
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[血色の悪い顔をカウンターの置き鏡で見詰めながら、 喉元を摩り、目を伏せる]
……食事を取らなくては…
[次に訪れた客の血を吸おう。 確か、次のタイミングで入店するのは ハンプティダンプティのように肥えた男だ。 ……ダイエットに協力できるかも知れない。
スーツのポケットに手を差し込む。 年代物の懐中時計は、やはりそこには無く**]
(2) 2014/10/24(Fri) 08時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/24(Fri) 08時半頃
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― オブジェのこと ―
[霊体は捕食者たる男には見えない。
見えたなら、きっと千年以上の悠久を もう少しは楽しく過ごせたに違いなかった。]
「あなたつめたいのね」
[女が表現したのは、体の事か。それとも態度か
吸血鬼は穏やかに笑った。 これから暖かくなるので、いいのだと告げて。 膨らんだ乳房に手を伸ばし、心の中で戴きます、と。]
(25) 2014/10/24(Fri) 18時半頃
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[目覚めたら城が静かになっていたあの日から。 眷属を増やす、という事を止めてしまった。 二度も死を味合わせる事の、残酷さを理解したから
――さて、そんな彼女も身軽に為り ハロウィンの日に天へ昇る。>>@4
何故か恨めしさのカケラもない表情で、 見つけてくれた薬屋に手を振り。
彼女は、事故で死んだ恋人の元に毎日向かうようだ。 狂った時間の歯車に囚われていると、 待ち人との再会に心浮かすオブジェは知らない*]
(26) 2014/10/24(Fri) 19時頃
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― ガラス雑貨店「Curcubeu」 ―
いらっしゃいませ、どう……
[待ち望んでいたハンプティダンプティが 漸く現れたかとドアの方を一瞥したが――違った。 縦には長いが、横には長くない人物。 それに、彼の外見には見覚えがあった。
渇きに喉を鳴らしたが、流石に相手が悪い。 一番初めに来た客を――という願望を殺す。]
いらっしゃいませ。 それと、先日は失礼しました。
(27) 2014/10/24(Fri) 19時頃
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グレッグさん、……ですよね? 紅茶缶を、一緒に追い掛けてくれた……。
[先日のようにフードは被っていないし、 サングラスもマスクもしてないが、 声の調子で思い出して貰えたら、と淡い期待を。 蒼白じみた顔色のまま、欝すらと笑顔をつくる
強すぎない店内の明かりは客人を歓迎し、 棚の上に展示された商品たちも彼を見守り。 真っ赤なカーテンが表の光源をシャットし、 少しだけ、異質さを与えていた。**]
(28) 2014/10/24(Fri) 19時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/24(Fri) 19時頃
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[客を迎え、テーブルの上のパート・ド・ヴェール製法で作り上げた 羽根を生やした白い猫の形の万華鏡を取り上げる。 オブジェクトセルを布で磨いてから、中を覗き込んだ。
透明度の薄い外面とは一変して、 覗き口の先には、乳白色の背景に柔らかな華が咲く。 ハロウィンには似合わない、淡色の幾何学模様。 硝子を通した光が、セルを回す度多角な色合いへ変わる。
この街には、いくつもの光がある。 この万華鏡の中にも、光が存在している。
その中に混じり込む己は、絶対的に異質な存在だ。]
(39) 2014/10/24(Fri) 21時頃
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[知らない光の世界を眺める傍観者になりながら、 この場所で、ドナルドに言われたことを思い出す。>>34
どういう意味かと問うたが、かえるものは無く。 記憶は薄れど、積もる感情はいくつもの形に変わってゆく。
譬えば、この硝子と鏡で築かれた世界の裡に、 捕食者たる赤が塗り固められていると訓えたら。
彼は―――本当に忘れないでくれるに違いない。 そして、酷く落胆するのだろう。 美しく形成された細工の下に、残酷な世界があるのだと。 それを知らせて、どうするつもり? 彼を知って、どうするつもり? いつかは畢る夢なのに。
―――だから、無言で僅かに唇を震わせた*]
(41) 2014/10/24(Fri) 21時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/24(Fri) 21時頃
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おはよう、ジェレミー。 ああ、昨日の――、お腹の具合は、
[>>*4寝物語のように告げた、昨日の話、 胃は大丈夫かと問おうとして、 死ぬ気はないという宣言に、安堵の息をついたが]
やめてくれ これからも、なんて。
[いい出会いが千年以上の間にいくつあったとして、 いい別れであった保証は、――その中のごく僅かなもの。
それは、仕方ないこと。 仕方ないのだと、百年二百年と時を重ね、目を背けてきた。
物静かな雰囲気が僅かに歪み、刃物のような鋭角さに変わる]
(*6) 2014/10/24(Fri) 21時半頃
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[失言だったと気づいたのは、そう間も置かずして。 取り繕うような笑気を纏い、]
――ごめん。 渇いてるせいだ [続けてから。 それだけでは無いと、口に出さないまでも理解はしていた。 これだけ長い付き合いをしている己の躯だ。 不協和音を立てているのは、誰よりも自分が一番理解していた]
腹が減ると八つ当たるなんて、まるで子供だな…。
(*7) 2014/10/24(Fri) 21時半頃
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お礼……あぁ、ふふ。 それは愉しみだよ。 [>>*9苛立つことの無意味さもまた、理解している。 何事も無かったかのように、 草木が揺れるように穏やかに笑って。]
ハロウィンが続くなら、君を困らせる悪戯のチャンスが 増える一方だからね。
[続く限りは離れられないのだと、昨晩確かめたばかり。 プラスの方向に脳を回転させ、ゆるく笑った]
(*12) 2014/10/24(Fri) 21時半頃
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私も、君の街に来れて良かった。 ……勇気を出して、城から出たかいがあったというもの。
[>>*13しかし、此処にずっと住まう訳にもいかない。 吸血鬼たる躯は苦手なものが多いし、 長く滞在すればするほど、異質に悟られやすくなる。
それに――
いい街だと自慢気に彼が告げたものを、 食事の為に減らしてしまうのは忍びない。]
夢はいつか、醒めないとならないけれど、ね 覚めてしまう前に、君の「慝い言葉」をいくつ聞けるか… 愉しみだよ、ジェレミー。
[この時間も限られているから貴重に思えるのだと。 知っている*]
(*15) 2014/10/24(Fri) 22時頃
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失礼、名前はクロミさん……、 長靴を履いた青年からお聞きしました。
それに――君も覚えていらっしゃるんだとか
[>>61あの時は、互いに名乗っていない。 こちらだけ彼のことを知っているのは、 心地も慝いかと、先ず名前を知った経緯を告げて。 狂った時間のことを端的に話題にあげてから]
あぁ、そうだったのですか。 クロミさんと一緒に来られると思っていましたが…。
[自分の言い方が悪かったせいで、 此処を伝える手立てをなくしてしまっていた。 せめて店名だけでも伝えておけば良かったものを
それでも見つけ出してくれた青年に、目を細めて喜ぶ。 聞こえていた“声”から耳を遠ざける。 当たってしまったことを、後で謝罪せねばなるまい。]
(65) 2014/10/24(Fri) 23時頃
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ええ、自分の店を良い店、だなんて…… 笑えてしまうけど……。 ハロウィンだけ、店を開けているので 土産を求めるには悪くないと思いました。
[>>62グレッグの目線が背広を着た右肩へ 向いていることに気付き、大丈夫ですと告げて。 大丈夫じゃないのは、別の問題だ。
トマトジュースでも飲めば、少しは気でも紛れるだろうか。 代用は効かないと理解はしているものの。]
またお会いすることがあるなら、 お詫びにこれを貴方に差し上げようと…そう思っていました。
お気に召すようなら、如何でしょうか。 [最終チェックを通ったばかりの、 座った猫の体躯を模した万華鏡>>39 透明感が弱く、白さが強いその商品を彼へ差し出し。]
(68) 2014/10/24(Fri) 23時頃
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ミー、 ええと、多分そんな感じの響きだった気がします。
[>>67名前があまりにも長かったので、一部を拾い上げたが、 どうやら人によって呼び方が違うらしい。]
彼に伝言を頼んだのですが、 もしかして、訊いていない…?
[ならば彼は一体誰に伝えたのだろうかと不思議そうに。 夜に向かうつもりだったが立ち寄れなかった 茶店の主に届けたと、知らぬまま。
とはいえ、良かったと安堵の息を吐いて。]
お菓子ばかり食べていると虫歯になりそうだな…。
[主食が菓子なのだろうかとすら思いつつ。 探す手間を苦としていない様子に、 それなら良かったと頷いて。]
(73) 2014/10/24(Fri) 23時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/24(Fri) 23時頃
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これは万華鏡です。 羽根の上に覗き口があるでしょう。
[>>74天使のような豊かな羽根が生えた猫のカタチは、 一見して置物のように見えそうだが、 暇殺しの玩具であると教えて。
指が手甲にも触れれば、食指が沸いてしまう。 衝動を抑えようと唇を結ぶが、 殆ど無意識にじわじわと触れた部分から血液を吸い上げる。
指から離れてしまった万華鏡。 礼と被り、かつん、と音を立て白い猫がカウンターへ倒れる。 罅が入るほどの衝撃では無かったが、 衝動を留まらせるには充分過ぎる物音だった。]
(78) 2014/10/24(Fri) 23時頃
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[吸血鬼の中でも、牙を通さず血を吸える珍しい種。 思わず血を啜ってしまったことを、 誤魔化そうとするのを、動揺で忘れてしまい]
あの、すみません……
[採血を直ぐに制したものの、 献血で取られる血の量より、多少は多かろう。]
(79) 2014/10/24(Fri) 23時半頃
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[万華鏡を再び面へ座らせ、グレッグの様子を見守る。 少しばかりの採血で、渇きは薄れたものの。 今表に出たら、十分ともたずに倒れそうな気がする。 陽はきっと、高くなっているのだろう。]
大丈夫、案外丈夫なので。
[羽根の方も確認するが、割れてはいない。 倖いなことに異変を己が招いたとまでは 青年は気付いてない様子>>82>>83
吸血鬼は血を吸わなければ死んでしまう。 ニンゲンはまあ、貧血に近い状態にはなるだろう。 本格的な食事の体制にならずに済んで良かったものの
椅子から腰を浮かせ、カウンターの外側へ回る。 どうぞ、と椅子に座るのを促して。]
(84) 2014/10/24(Fri) 23時半頃
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焼きたてではないですが、パン菓子があります。 良かったら、食べていってください。
[朝方焼いたクルトゥーシュ・カラクスを思い出し、 貧血が多少でも収まればと勧めてみるが。
奥に引っ込み、からりとした表面のパンを皿に添え 戻ってきてから、そういえばと口を開き。]
……グレッグさんは、観光で来ているんでしたっけ。 [仕事も理由のひとつだと、知らぬまま問い。]
(88) 2014/10/24(Fri) 23時半頃
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ニコラスは、グレッグの指摘に、一瞬緊張を走らせて
2014/10/25(Sat) 00時頃
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なおす…? [>>92確かに硝子工芸は、多少心得が無ければ難しい。 他のものなら直せると言わんばかりにも聞こえ、 オウム返しに問いかけながら。
具合が慝いかと問われ、返答に迷う。 ヒトから見れば青白い顔色。 まして、空腹を覚えている身なら尚の事顔色も悪化している]
ええ、少しだけ。 外が暑いので……。
[告げてから、これは良くない返しだと心中で溜息を吐いた。 まるでジャックフロストか雪男の言い分だ。
今日もまた秋晴れだが、薄いコートを羽織っても良い気温。]
(95) 2014/10/25(Sat) 00時頃
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ええ、そうハロウィンなので。 …私は菓子は食べないんですが…お客さん用に。
[>>93毎日繰り返されるのなら、作っておいて損はないかと。 これもまた、一種の日課となりつつある。 時計修理と聞き、へぇ、と感嘆の息をつく。 そういえば細工物を随分注意深く見ていると思ったが]
懐中、時計……。 そうですか、そんなお仕事を――…
[思い出したように、動くのをやめてしまった時計を思い出す。 あんな古いものでも修理できるのだろうかと。 そもそも手元には無いが。]
あまり、困ってはいなさそう…ですね。
[気楽な口振りに、薄く笑い。]
(100) 2014/10/25(Sat) 00時頃
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あの、 このあと、もしホテルに戻られるようなら…お願いが。
[婆さんに頼まれたアンブレラスタンドを思い出す。 此処に滞在している間、あといくつ売ればいいのか。]
届け物をしなければならないんですが、 生憎体調が悪くて、運べず……。
[店を出る時、ついでに届けて貰えないかと思いつつ。]
(101) 2014/10/25(Sat) 00時頃
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[額へ伸ばされる手。>>102 日中は躯がだるく、空腹も嵩んでいるせいか、 顔を引くのを忘れていた。
グレッグの触れた指は、体温の低い男の肌に触れるだろう。 吸血行動を抑えている為、そこから熱は感じまい。]
へぇ、百歳……。 キリシマさんと、
[同い年くらい、そう告げかけて口を閉ざす。 正確に言うなら、二度目の生から百年だろうか。 どちらにせよ、無用な失言であった。]
それならリッチな旅行を楽しめそうだ。 あぁ…そういえば、「約束の鐘」というものをご存知で? [既に色々巡ったのなら、知っているのではないかと。]
(108) 2014/10/25(Sat) 00時半頃
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私は君よりも軽いでしょうし、 本当に俵担ぎされそうだな
[>>106冗句に口元を抑えて笑い。 店で過ごすのかと問われ、悩ましげに。]
ナタリアお婆さんの菓子というのも気になっているんですが…。 夜、は……そうだな。 体調が戻らないと、踊るどころでは無さそうですね
[夜を迎えれば少しはマシになりそうな気もする。 冷蔵庫の中で眠っているトマトジュースとビールを思い出し。 今夜はどう過ごすか、と決め倦ねていた。]
(109) 2014/10/25(Sat) 00時半頃
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私もどんなものか…までは解らないのだけど。 シーシャから、そういうものが街にあると聞きました。 きっと建造物ではないかと思ったんですが 広場のような場所には、無いんですか?
[日中出歩くことも無ければ、 此処から酒場までなら広場も通らない。 観光らしいことを録にしていないな、と我ながら自嘲し。 それも昼出歩くことが危険な身では仕方無きことではあるが]
もし見つけたら、教えますね。 君も見つけたら、是非情報を。
[猫をなでる指の動きを追い、気に入ってもらえたようで 良かった、と微笑み。]
(120) 2014/10/25(Sat) 01時頃
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ありがとう。 お菓子屋さんなら、夜はやっていないでしょうし。
そうですね。繰り返しの原因が解らない限り、 明日もまた同じ日が続くと思います。
[>>114注意力が散漫しているせいなのか。 夜なら歩けると言っているようなものではあるが。 体調の心配をされ、少しだけ申し訳なくなる。 休んでどうなるものではないのは自分が一番知っていた。]
ええ、すみませんが宜しくお願いします。 お気をつけて。
[頼まれ事を快く引き受けてくれた青年に、ゆるく微笑み。>>122 抱え上げるジェスチャーに、くつりと微笑んで。
椅子から立ち上がれないまま、グレッグを見送る。*]
(125) 2014/10/25(Sat) 01時頃
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[――グレッグを見送った後、街を離れる事への 寂寥の一言が、頭に残っていた。]
―――私も……。 私も、離れるのが、………
[誰も居ない店内だからこそ、なのか。 響く声は小さいけれど、物哀しさは殺せない。
カウンターの上に突っ伏し、眼瞼を伏せる。 空腹だから空虚なのか 他の何かが要因なのか、判断がつかぬまま。]
(129) 2014/10/25(Sat) 01時頃
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― →街へ ―
……そうだ。
[少し血を吸えたし、茶屋へ行ってみようかと。 彼もまたパーティに出席していたし、 昨日は朝向かうと言ったが、結局は足を運べなかった。 行ってみたいという気持ち半分、 外を歩けば、彼にまた会えるのではという思い半分。
ふらふらとした足取りではあるが、 何とか立ち上がると、 コートを取り、フードを被って店を出る。
サングラスはしたが、マスクを忘れてしまっていた。]
(138) 2014/10/25(Sat) 01時半頃
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[人混みを避けて石畳の上を歩いていたが、 歩を進めるほどに、足取りは重くなってゆく。
息が切れる。鼓動が早くなる。 本当に老体そのものだと苦笑いしたくなる気持ちで。]
あ。
[視界がぐらりと歪んだ時に、膝から力が抜けた。 転がるのは、造作もなく。 陽光も穏やかになって来た頃合だというのに、日差しが辛い
砂が口に入ったので、咄嗟に吐き出すが、 起き上がろうとする気力が無かった。]
(139) 2014/10/25(Sat) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 01時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 03時頃
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[ぐぐ、と膝に力を入れる。 しかし此れでは行くも戻るも難があると思い。
大丈夫かと手を伸ばそうとする子供に、見覚えがあった。 正確には、声に聞き覚えがあったという方が正しい。 シーツを被っているから。
昨日…ハロウィンの前日に サラム・デ・ビスクイツィをあげた子供だ。
今触れられると、流石に吸血衝動は収まりそうになかった。 たかが子供の一人や二人、と食料にカテゴライズする性の中に、 この子はドナルドの生徒なのだと制する自我が生まれる。]
(173) 2014/10/25(Sat) 12時半頃
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[欲望を制する箍に、下唇を噛んだ。]
ありがとう……でも、私に触れては、いけない
[拳を握り、強く石畳を叩く。 血の霧に姿を変え、 衣服をそのまま残して路地の裡へ流れてゆく
日差しの届かない建物裏で、淡い金色の栗鼠の姿を借りる。]
「ふぅ…。」
[豊かな尾を丸めさせ、身に沿わせる。
通りの方では、衣服と石畳の上に残った緋色の滲みに、 子供が驚嘆の声をあげていたが、 遠いものとして脳は処理し、薬店のドアの前でへたりこんだ*]
(174) 2014/10/25(Sat) 13時頃
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「……実は、あまり大丈夫じゃない。」
[通りに置いてきた服は、路地の裏から視えない。 ただ、騒ぎの声が聞こえるだけだ
騒ぎとは異なる異質な声>>*25 ぴんと立った短い耳で聞き分けながら。
くぐもった声を届け、ちいさく息をついた。 ハロウィンが終わった後と仮定された彼の所存を耳奥で拾う。]
「……どうして?」
[野良の獣であったジェレミーを思い出し、 今の、ニンゲンの世に溶け込んでいる彼と比較するが どう考えても今の方が愉しそうに見えるので、疑問符を。]
(*27) 2014/10/25(Sat) 13時頃
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「街を出たい、という口振りではないな、 ――ジェレミー、一体……なにが、あった?」
[薄暗い路地の中に身を置きながら。 憧憬に憧れるような語り口に、少なからずの不安を覚える*]
(*28) 2014/10/25(Sat) 13時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 13時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 13時頃
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[緋霧が通った裏路地には、転々とビー玉のような 緋い結晶を落ちていた。 パンくずのような道筋は、風に吹かれて転がりはするものの 鳥に食われてしまう事はない。 眼球を啄くように、嘴で悪戯される事はあったとして。
ヒトには聞き取れぬ聲。 扉の友人の様子がおかしい事を訝しんでいたが、 その音が途切れた辺りで、体が浮く。>>@40 栗鼠に話しかける変人と輝名を受けるキリシマを想像し、 それはそれで面白そうだとは思いつつ。
プリムローズ・イエローの毛並みを鼓動と共に震わせ、 閉じていた緋色の丸い目を店主に向ける。
背皮を摘まれて店の中に招かれ、カウンターの上に鎮座し。]
(184) 2014/10/25(Sat) 15時頃
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[鼻をヒクヒクと動かした。 何やら得体の知れない匂いが嗅覚を擽る。 とても、美味しそうなものには思えない。
一瞬、この身が煮られるのではあるまいかと 金色の大きな獣を前にした時のような、畏怖を覚えたが、 …どうやら自身が単なる栗鼠とは思っていない様子。]
「散歩をしていたら、具合が悪くなってしまいました。 ……貧血の薬や、輸血パックは、ある?」
[偶々逃げ込んだのがこの路地であったというだけだったが、 陽光の届かない空間に避難出来たのは、悪くない。
くぐもった声音で喋る小動物は、店主の顔を見上げる。]
(185) 2014/10/25(Sat) 15時半頃
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[溶けてしまう前に服を棄てて来た判断は 我ながら悪くない機転であったと結果だけ見て感想を抱き。
残した衣服が野ざらしに放置されていると想像は出来ても、 彼の腕がそれらを預かったとは、夢にも思わず>>180
こんな状態で陽の高いうちに外へ出れば ロクな事にならないと、分かっていた筈なのに。
どうして生きる為の知恵よりも、 ドナルドを悲しませたくない感情の方に 天秤の皿が傾いてしまったのか。
くりくりとした緋色の丸い眼球を伏せ、鼻を鳴らした]
(186) 2014/10/25(Sat) 15時半頃
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「道理だ。 いや、戻らなければ難しいでしょう。 しかし、今元の姿を取ると…」
[見せて困るものなど何もないが、全裸である。>>@42 弱点の中に向かっていく様は、 火中に飛びいる虫と大差ない。 評価が下がっていくのも当然だろう。 千年以上を生きていて、学習能力の無さを晒しているのだから]
「えっと、……毛布かなにか、も……」
[倉庫に向かう足取りが方向を転換させる。>>@43 何事かと疑問を抱くが、 促されるまま、じっと佇んでいた。]
(187) 2014/10/25(Sat) 16時頃
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「……?」
[>>@45ドアを開けて誰かの名前?らしき単語を口吟む薬師に、 違和感を覚えながら、丸い緋色の目を向けて。
入れ、と何もない空間に呼びかけるという事は 其処になにかが存在するのだろうか。 微動だにせぬまま置物のように動かずにいたが。
もう楽にして良さそうか。>>@46 ちいさな躯から力を抜き、へちゃりと台にへばりついた。
倉庫に消えてゆく男が戻るまでの間、 なにかが居るような気配の方向へ、視線を預けていた。]
(188) 2014/10/25(Sat) 16時頃
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[ふっさりした毛並みの尾をぴんと立て、 短い四肢で毛布目指しかけてゆく。
その中に入り込むよう身を押し入らせ、 毛布を纏う形で人の姿へ戻る。 色素の薄い肌を隠しながら、埃臭さにくしゃみを。]
へくち、 ありが、と… ――……あまり新鮮そうじゃない色だな……。
[賞味期限が切れているとまで明確に悟れた訳ではないが、 パックの中身の色合いを見て、そう感想を述べ。
パックにストローを差し込む形で飲みやすくし、 血液を吸い上げ、食事に肖る。
あまり美味しいとは言えないが、 空腹で死にそうになっていた躯も、少しはマシになった。]
(189) 2014/10/25(Sat) 16時頃
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……どなたかいらっしゃるんですか?
[>>@47埃臭いものの、毛布は大きい。 身を包み隠す程度の役には立ってくれている。 独り言を延々とボヤくほどボケた人物だとは思っていないので 本当に何者かが居るのだと判断をする。 した所で、見えるものでは無いのだけれど
キリシマと何者か?の邪魔にならないように、 大人しく保管されていた血液を啜り。]
(190) 2014/10/25(Sat) 16時半頃
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もっと慝い…というと、貴方の血ですか?
[>>@48寧ろ血は通っているのかという 根本的な疑問を口に出し、思い出したように]
すみません、代金を支払うにも 服のポケットに財布が入っているので…。
[此処からそう遠くもない道ではあるものの、 下着すら纏わず毛布一枚で拾いにいくのは難がある。
空になったパックをカウンターの上へ預け、 持ってこられたスーツ>>@49に目を丸くし。
無言の圧力に、肩を竦ませて。 大人しく受け取り、部屋の隅でスーツに着替えてゆく。
下着が無いのでこそばゆい上、 着丈は悪くないのだが、幅や胴回りが大分余って、 格好もつかない事この上無いが、裸毛布よりはマシか。]
(191) 2014/10/25(Sat) 16時半頃
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― 街中 ―
ありがとう。 シーツもお借りしますね
[誰かの喧騒の聲は耳に届いていないが、 シーツを頭から被る形で陽避けにし キリシマに礼を告げ、店を出て行く。
緋色の結晶が通る道を進む足取りは、 食事をきちんと取った事もあり、存外軽く。]
………ぁ、
[帰路につくその途中で、赤髪を見つけ。>>183 夕日に包まれた街の片隅で、歩を止めた。 その腕に抱かれた衣服は、見覚えのあるもの。**]
(192) 2014/10/25(Sat) 16時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 16時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 16時半頃
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[薬品の薫りが強いスーツ。くさい。あと、タバコ臭い ただでさえ日中は目が弱い。 斜陽を避けるように、屋根下伝いに歩く。
前が視えないと間違いなく転倒するので どこかの店の壁に背を預け、 シーツをヴェールのように頭から背にかけて流し
ドナルドもまた、自身に気づいたようだ。>>198]
……はい、ニコラエです。 えっと、その荷物…は、
[間違いなく自身の其れだろうと察しを届かせ、 明らかに菓子配り>>197には向いていない格好だと 理解を及ばせ、驚きに緋色の目を見開いていたが
打ち捨てられていると思っていたものを、 彼が拾ってくれたのだと分かれば、 嬉しそうに目を細めさせ、緩慢に近づき。]
(203) 2014/10/25(Sat) 18時半頃
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あの……君に会いたくて、
[謝罪を言うつもりだったが、表を出歩いた目的が先に零れ、 それから、すみません、と荷物の事を謝った。]
何度も足を運んでくれたから、 私も、君を探したくて………、ええと。
あの…
[どんな所に住んでいるのか。どんな風景を見て過ごしているのか
家主に一度招かれた場所にしか 足を踏み出すことのできない戒律はあれど 表から覗くくらいなら叶うから。
告げたいことをそのまま伝えるには、 余りに気色が慝いと解し、シーツを握り締め、黙り込んでしまう]
(204) 2014/10/25(Sat) 19時頃
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[輸血パックで食事を取ったことを 心配してくれた友人に伝えなければ。
斜陽に包まれた街角に佇みながら、 ヒトには届かぬ聲をのせて]
ジェレミー、ごめん。 ……心配をかけてしまって
先程キリシマさんに血のパックを貰ったんだ [追い出す為に処分品を押し付けられたという方が 幾分も正しい気はするが、それはそれとして。]
(*31) 2014/10/25(Sat) 19時頃
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だけど…私は、君の方が心配だよ。 なにを、思いつめている?
[手紙に記せないようななにかが、 彼の身に起こっていたのだろうかと。 それを見抜けなかったのかと想像すれば、哀しくなる
それとも、訪れてからなにかあったのだろうか。 どちらにせよ、狡い。
…もしくは己が莫迦だ 再会を喜んでくれる聲に、悪戯を許してくれる甘さに、 何も察し付くことが叶わなかった、なんて]
(*32) 2014/10/25(Sat) 19時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 19時頃
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ええ、私の……。 すみません、靴まで預からせてしまって……。
[>>208近くなった距離で、動揺を右目から感じ取り。 往来を憚ることは特に無く。 道往く子供や住人も、動くオブジェのように見えた。
屋根から身を離したせいか、斜陽が差し、 頬にじわりと赤みが滲む。 火傷と変わる前に店へ戻らねばと思う反面で、 初めてこの時間、屋外で会えたのだからと 惜しむ気持ちもある。
そう、ニンゲンのように。 ニンゲンのように当たり前な環境で、陽の光の下で―― こうして話している。 些細な出来事で或るが、とても貴重で尊いものに思えた。
物思いに耽る思考を押し流し、 慌てて、荷物を受け取ろうと手を浮かせかけて。]
(212) 2014/10/25(Sat) 20時頃
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[告げられた言葉に>>209、安堵と充足が満ちる。 もう少しだけ、爛れずに話が叶うまいかと更に一歩詰め。 頭部を隠すシーツを持ち上げ、ドナルドの頭部も覆うように、]
……いえ、そんなことは。 薬店で休ませて貰ったので、
[シーツを抑えている手甲が、じじ、と鈍い音と共に 陽に爛れ、つめたい皮膚に熱を通す。 でも、赦されるなら、もう少しだけこのまま。 火傷の痛みは、麻痺して遠い処にあった]
、……トマトジュースとビールを貰ったので、 もし、良かったら………。
貴方の時間を、今晩頂けないでしょうか。 それに……私の選んだものが調和している部屋を、見たい。
(213) 2014/10/25(Sat) 20時頃
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[一緒に座ってゆっくり飲むなら、酒場では叶わない。 シーツの即席カーテンが覆う中で、 火傷よりも熱い切なさに、心を焦がし、顔を歪ませた。]
……私、も 貴方のことが、もっと、知りたいのです。
私の知らない貴方を、………教えて欲しいのです。
[左目を覆う眼帯と、明るみにある右目を見詰め。 ぽつり、ぽつりと繋ぐように言葉を間近で告げる。
薄手のシーツでは夕焼けを預かってしまう。 それのみが原因ではないが、白い肌は緋く染まっていた。]
(214) 2014/10/25(Sat) 20時頃
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彼はいい屍人だ。 もし訪れることがあるなら、礼を伝えて欲しい。
[>>*33お願いをひとつ彼に伝え。 しかし、心配無用だと聞かば、本当にそうなのかと 不安の滲む吐息を乗せ。]
あぁ、そんなことは良い。 私は君に頼ってばかりだね……、
ねえ、じゃあ、……これだけは聞かせて。 何故街を出る必要が、あるんだい
魔女殿とうまくやっているのでは?
[魔女とだけではない。 この区域でうまくやっているのだと思っていたから。 何故自ら安息を得た環境を打破しようとしているのか。 覚えた痼を発露し、友人に返答を求める。]
(*34) 2014/10/25(Sat) 20時頃
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……だめ、でしょうか
[>>219シーツの下で告げた言葉は、吐息も近く。 彼の告げかけた言は理解も易かったが、 陽の下での願いごとを、密やかな約を求める為に 忘れられてしまわないように。 忘れてしまわないように。
彼にとっての自分が、不思議な人物で畢ってしまわないように 自身にとっての彼が、……。
確認を促す声音は、震えてしまっていた。]
[>>220返って来たのは、笑顔だった。 万が一今日がハロウィンの終幕であったとしても、 彼は己の為に時間をくれると。
かえして己に問えば、それは―――是非もなく。]
(225) 2014/10/25(Sat) 21時頃
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良かった…。 嬉しい、
[覆われた仮面ではない、飾り気のない笑顔が 緋色の瞳の中に篭もり、他のなにも見えていなかった。 日光の輝くうちは昼目の効かない此の目にも 確かに彼の表情は、鏡面のように映りこんで。 互いに緋色に染まった顔を向け合わせ、微笑む。]
は、い…。 [シーツの繋がりをゆっくりと剥ぎ、 己の頭部と背に被さるように正す。
遅れて来た手の痛みに、 若干余裕あるスラックスのポケットへ手を差し込み、 火傷跡を隠す形で寄り添ってくれる躯に、ちいさく笑う。
道中、長い影が陽を遮断し、過ごしやすさを与えてくれた。 行きよりも存外楽な帰路を迎え、 雑貨店内まで荷物も運ばせてしまったが。]
(226) 2014/10/25(Sat) 21時頃
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― ガラス雑貨店「Curcubeu」 ―
[夕刻の店内。 筆記具をドナルドに所望されたので 半紙とペンを託し、その道順が記されてゆく紙を見下ろす。]
……はい、愉しみです。 また夜に……。
[ドナルドを見送ったその後。 半紙の上を、地図の上を愛おしそうになぞる。
癒えぬ火傷の跡、手背に唇を寄せて。 先程の眼帯を撫ぜる仕草と、照れた眼差しを思い出し。
緊張と、嬉しさに、唇は震え、口端は弧を描いた**]
(227) 2014/10/25(Sat) 21時頃
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ありがとう。 ……そんなことは無いよ。
家族をなくした私にとって、 君と過ごす時間は大事なものだから
こうして話せるのも、 手紙を交わすのも、私の助けになってくれている。
[>>*35それだけでも街を訪れて良かったと思う。 ハロウィンだからと異郷の習慣を言い訳にしたが 私はきっと、ただ友人の住まう世界が 間近で見たかった、ただそれだけなのだと思う。
そしてその思い切りは、良いことだったのだと 引きこもりじいさんは考えていた。 繰り返しの奇妙な輪が絶たれぬ今であってもそう思う]
(*37) 2014/10/25(Sat) 21時頃
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ねえ、ジェレミー、
[そんな友人がなにかに悩み、 心を痛めているのなら。
栗鼠はちいさな身であっても力に為らねばと思う。 大きな狼の助けにならねば、親愛なるジェレミーの為に、]
(*38) 2014/10/25(Sat) 21時頃
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…本当に?
[>>*36本当に冗句なのだろうか。 街を棄てなければならない程の暗雲が、 金色の獣の周囲に立ち込めているのでは
意を問うよう、再度の確認を試すも、 本人が大丈夫というのなら、それ以上の追求も為せず]
……わかった。 君の辯を信じるよ、……私は。 でも、なにかあったら言って欲しい。 君が私を按じてくれるように、私だって君の力になれる筈だ。
[告げて、ゆるやかに笑い。 随分真面目な話になったものだと空気を緩ませ。]
(*39) 2014/10/25(Sat) 21時半頃
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あぁ、気をつける。 祭りも楽しませてもらうよ。今という時間は一度しか来ないから
[例えそれが、この先何千年と生きようとも**]
(*40) 2014/10/25(Sat) 21時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 21時半頃
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― →街へ ―
[鮮やかな緋色のブローチを小袋に詰めて、 月と狼、それに魔女が砂を溜める部分に描かれた アンティーク調の砂時計を紙袋に。
思い付きでいつもの便箋に文を綴り 二つの個装を鞄へと。 ビールとトマトジュースのボトルも押し込むと 持ってみた感覚は大分重くなる。]
あとは……。
[パーティーには行けないから。 硝子製の器に飴を詰め込めるだけ詰めて、 両手を塞がらせた状態で、店を後にする。
本当はスーツもキリシマに返したかったが 洗濯せずに返却するのは些か失礼かと。]
(300) 2014/10/26(Sun) 01時半頃
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― →魔女の家 ―
[さて、飴を預ける相手はどこにいるのか。 そして荷物を抱え街を巡るのなら、 徒歩よりも馬車が楽だ。 じいさんなので
硝子で拵えた南瓜の馬車は月の魔力で移動手段を持つ 荷馬車へと変貌を遂げ、後方に乗り込み。 まるでメリーゴーランドのような上下する動きで、 大きな南瓜を引く透明な馬は、大通りを闊歩してゆく
動くチャリオットのイルミネーションは 夕日が消え、疎らな灯り闇に包まれた街を通りぬけ、、 住人たちの「一度きりのハロウィン」に異彩を与える。
先日街ゆく女性から聞いた場所を頼りに、 ジェレミーの住処を目指す。 忙しいと訊いていたので留守だろうと思っていたが、 玄関にリー>>303が座っていた。]
(305) 2014/10/26(Sun) 01時半頃
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[飴の詰まった椀とふたつの品が入った紙袋を腕通し 馬車を降りて、中に入っていった青年に届くよう、 こんこん、とノックを数回。 ドアの内側に居るのなら、顔を出して貰えただろうか。]
リー、丁度良かった。 これをジェレミーに渡して貰えますか?
それと、こちらは貴方に。 ちゃんと歯は磨いた方がいいですよ
[ジェレミーは飴なんか食べるのか。 解らないが、分けてくれたらいいなと思いつつ。]
(306) 2014/10/26(Sun) 02時頃
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クロミさん、渡し忘れたものをジェレミーに預けます。 時間がある時に、取りに来て貰えますか?
[聞こえてなかったとしても、まあいいか。 きっとジェレミーが暇を縫って渡してくれるだろうし。]
(*42) 2014/10/26(Sun) 02時頃
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[自分には言えないことも他の魔の者には明かすかも知れない。 あの金狼は、きっとそういう男なのだと 何処かで理解を及ばせていた
ブローチを取りに来ることをきっかけに、 彼の力になってくれればそれでいい。
街を出るというのが嘘。 死んだら、なんて話が嘘。
そんな冗句、手紙には一度も載せられたことがない。 なにかを隠しているのは、阿呆でも分かること。 まして、長生きの隠者を舐めてはいけない。]
(310) 2014/10/26(Sun) 02時頃
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「親愛なる友人へ。 いい日を。今日も、これからも。
私を裏切ったら、ミイラになるまで血を吸い尽くすからね。 覚えておいてくれ。
roşu-aprins.」
[封に押し込んだ手紙は、紙袋の中。 自分だけが楽しめればそれでいい訳じゃない>>*41 彼にとっての今後も、楽しいものであって欲しい*]
(*43) 2014/10/26(Sun) 02時頃
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― →ドナルドの家へ ―
[用事を済ませると、再び馬車に乗り込み、 渡された地図の通りの住所を目指す。
部屋の灯りが灯っているのを確かめ、 家の前に馬車を留める。 朝日と共に溶けてしまう馬車は、そのまま置き去りに。
シルクハットを取り、一度大きく息を吐いてから 家の戸を控えめにノックする。]
……私です。
[眼帯をつけた彼が顔を出すと、信じて疑わぬまま。 既にものもらいが治まりかけている>>309とは知らないで。]
(312) 2014/10/26(Sun) 02時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/26(Sun) 02時頃
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[ドアの内側で軽い物音がしたけれど、大丈夫だろうか。 施錠の解かれる音に、穏やかな表情で耳を傾けていたが、 やがて戸が開かれると、]
………あれ?
[瞼の上に出来ている痼が、随分薄くなっている。>>314 というか、眼帯が無い。 左目を飾る緋色と、彼の顔をちゃんと見て。
隠されていたものをひとつ明かされたことに じわりと胸に広がってゆく倖せを噛み締めた。 彼はちゃんと、示してくれた。 ――約束を守ってくれた。
目元に指を伸ばしたい気持ちを耐え、案内されるがまま 彼と共にリビングへと赴き。]
(315) 2014/10/26(Sun) 02時半頃
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……? これは、こないだ頂いたチョコレート?
[指の差す方向は、椅子ではなくテーブル。 どういう意味かと無言で考えた。
テーブルの上に置かれているのは、赤い包装のチョコレート。 あの時は、紙幣の下に隠されていた。>>0:222 では、今回もまたなにかが隠れているのかと 視線をチョコレートへ移し、それをそっと取り上げる。]
(316) 2014/10/26(Sun) 02時半頃
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[持ち上げたチョコレートの下に隠れていたもの。>>311 懐かしさしかない懐中時計は、 一見してただのアンティークでしかない。]
――………
[空気を噛む。 見覚えが有りすぎる時計だが、念のために。 恐る恐る蓋を開けると、グロリア女王と自身のモノクロ写真。
考えるまでもなかった。 彼が今まで預かっていてくれたのだと、直ぐに解し。]
(320) 2014/10/26(Sun) 02時半頃
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ドナルド、さん…… あの、これは…… ……。
[間違いなく己のものだと。 蓋を閉じ、彼を見詰める。]
………私、は……――
[伝えなければならない。 何故こんな写真が存在しているのか、
でも、語って、そして、嫌われてしまうのではないか。 化物だと確信され、拒絶されてしまうのでは。 正体を知られて、「いい別れ」を得たことなど、ほぼ無い
知りたいことは明かすと言った口が震え、 不安の滲む緋色の眼差しを、彼へ向けて。]
(321) 2014/10/26(Sun) 02時半頃
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……そう、でしたか。 あの時に…、
[>>322離さずに持っていた懐中時計。 こうして中身を改めたのは、百年は前かも知れない 酒場で拾われたのだと知り。
心地良い酒気と彼と交わす話の楽しさに 金の感触が消えていたのを気取れなかったのだと 一度目のハロウィンを振り返り、納得を覚えた。
それでも彼は、店を訪ねてくれたのか。 こうして家に立ち入ることすら、赦してくれたのか。
その事実に震えたのは、唇ばかりではない。 けして腐らない心臓が、震えていた。]
――… ええ、確かに私の ……時計。
(324) 2014/10/26(Sun) 03時半頃
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………そうでしたか、 いや、そうですよね……。
[>>323なにも買う素振りなく訪ねた彼を。 二度目のハロウィンを思い出す。 もしかしてあの時、時計を返しに来たのではないかと。 脈拍の速さを抑えるように、金のちいさな円盤を握り締め
泣きそうに歪んだ緋色の中に、 飾り気のない笑顔を浮かべるドナルドを映し。
異質さを分かった上で、知りたいと望まれてしまえば、 哀しみよりも、彼に応えたいという気持ちが勝る。
たとえ、良い別れにならなかったとしても、だ。]
(325) 2014/10/26(Sun) 03時半頃
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……ええ、貴方の言う通りだ。 私は、君や、君の街に住まう人々とは、違う。
ニンゲンの血がなければ生きられない、 陽の光の下では生きられない、ヴァンパイアなのです。
[噛み締めるように、一枚、また一枚と秘密のヴェールを取り去る。 目尻からこぼれ落ちた涙が結晶と代わり、 床へ落ち、ころころと転がって。]
私は、……あな、貴方たちの、生活を脅かす化物なのです ごめんなさい、……いまのいままで、お伝え、できず
[拒絶が恐ろしくて泣いているのか、 彼との別れが寂しくて泣いているのか。 解らないまま、聲が上擦ってゆく。 ただ、その奥にひとつあるものは、―――]
(326) 2014/10/26(Sun) 03時半頃
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私は、……君に惹かれてしまっている
[そこまで告げて、泣き声に変わりそうな辯を堰止める為、 口元を手のひらで覆う。 濡れた目は、彼から逸らせぬまま。
黎い右目と、同じ色の左目を見つめたまま。]
(327) 2014/10/26(Sun) 03時半頃
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…… 永久の、永遠に続く若さを得る代わりに 私の種族はヒトの血を啜らなくては、ならない
焼かれても灰にならない 溺れても死なない ニンゲンの息吹を刈り取ることで生きる
……私、は…千年以上を生きる純潔なる吸血鬼。
――生まれながらに、罪なのです。
(336) 2014/10/26(Sun) 04時半頃
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[>>324彼の求める真実を与え、写真の意味を訓え。 御伽噺に隠された真実は、 吸血鬼が生きる為に実在を知られてはならないこと。
開かれた両目を、ただじっと。 結晶体を生み出す緋色で、ただ、靜かに。
床に硝子の道をつくり、彼の暮らす空間に 異質なものを刻みつけて。 彼の日常を、狂わそうとしている。
動いている時間の中に、静止した針をねじ込もうと]
(337) 2014/10/26(Sun) 04時半頃
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[私は、それでも。 私は、 いまも、貴方を知りたい
眼瞼を伏せ、かつん、かつんと落下の音を響かせ。 この憶いだけは、どうか。 ドナルドに忘れてほしくない>>331]
――……ん、
[>>332絶句していたドナルドの手が浮くのを、 閉じた両目は捉えていない。
ただ、ケロイドが薄く殘る手甲に指が添わされ。 頬に感じる体温の高さに、震える唇を晒した]
(338) 2014/10/26(Sun) 04時半頃
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そう、ですね……、 教科書には、あるはずがない
[吸血鬼を泣きやます方法なんて。 ある訳が無かった。
そっと瞼を持ち上げると、 顔面を緋色に染めているドナルドが目の前にいた。 湯気でも立ちそうなその顔色に、 思わず笑ってしまい、かつん、とまた結晶が目許から落ちる]
……… 、
[>>333告げられた辯は、飾らないもの。 初めて会った時からかけ離れた、 今のドナルドの豊かな表情と同じ。飾らないもの。
その癖、溶かした砂糖よりも甘く、 切なく、身を内側から焦がしてゆく]
(339) 2014/10/26(Sun) 04時半頃
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私が化物であっても――…
[早鐘を打つ心臓の音が聞かれてしまうのが気恥ずかしいが 告げられた辯が真実だと、確かめるように 身を寄せ、シーツで作られたカーテンの中で そうしたように、額と、顔を寄せ、]
あ…
[ドナルドの心音が早いと、身を寄せてから悟り。 雫を拭うのは忘れたまま、吐息の重なる位置で 口端を緩ませ、安堵の息を吐いて。]
そうだな……、好きになってしまったら、――…。 ねえ、私は君を、………ドナルドを、もっと知りたい。
だから、
(340) 2014/10/26(Sun) 04時半頃
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[―――教えてくれますか?
口の動きだけで伝え、冷えた唇を重ねよう。
溢れそうな憶いが、涙の如く溢れないようにと。 だから、ねぇ。 封をして、塞き止めておきたくて。**]
(341) 2014/10/26(Sun) 04時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/26(Sun) 05時頃
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