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[肌を切り開かれ、臓腑を暴かれたオスカーの死体を前に、男は佇む。その肉体が教えるのは、彼が適応者ではなかったという事実。本来なら嘆息すべきだろうそれを知っても、男は笑んだままでいた。ただ柔らかく――禍々しく]
……さて、一体誰が適応者とやらなのだろうかね?
[独りごちながら。それまでと変わらずに記録を取り、限られた部位を保存し、残った肉塊を冷凍庫に放り込む。やがて例の停電が来たなら、再び明かりが点るまで、男は動かずに其処にいただろう。もしも停電が来なかったとしても、外へ出る事はなく]
[ただ、新たに死亡者が出たという放送を聞いたなら、ふ、と、表情に滲ませていた愉悦と興奮を潜ませただろう。常のように愉しげにではなく、目を細める。手術台の血溜まりに指を滑らせ]
……愉快ではない結末だな。 全く、……
[溜息がちに零しては、現場に――ヨーランダが死んだ現場に、向かっていった事*だろう*]
(0) 2010/11/01(Mon) 03時半頃
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[緩慢ながらも確かな足取りで、男は廊下を歩いていった。ケイトと入れ違いになっていた事は、今は知る由もなく。やがて目的の場所らしい其処に辿り着き、ユリシーズに声をかけられると]
……嗚呼、そのようだな。 全く以て、残念な事だ。 此処に来てこうも呆気なく死んでしまうとは。 容易く解放されてしまうとは……
[呟くように零す。微塵も笑わず、瞳にも声にもそういった気配を過ぎらせず――男にしては至極珍しく、不機嫌な空気を醸し出していただろう。一たび眉を寄せて溜息を吐き]
いっそ殺しておけば良かったか、…… は。下らない仮定だ。
この状況で殺しを躊躇いなどしていればいずれ死ぬ。 自明の理だ、しかし……面白みのない。 だから因果は厭うべきものなのだ。 とはいえ、そう……よりによってあれが行動に出るとはな。
妙なところで、予想外だ。
(21) 2010/11/01(Mon) 19時半頃
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[死に絶えたヨーランダを、そしてその首を削り続けるホリーを見て、苛立ちが滲んだような声色で続けた]
……、
[こつり、硬い足音を響かせて其方に近付いていく。広がるヨーランダの血を踏むか踏まないかの距離まで寄ると足を止め、声はかけずにホリーを見据えた。その眼光は、静かに*強く*]
(22) 2010/11/01(Mon) 20時頃
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煩い。そんな事は解っている。 私が今までどれだけの人間を切ってきたと思っている? 研究内容。そんな物はどうでもいい。……
[ユリシーズに吐き捨てるように返す。笑う様には穏やかでない視線を向けて黙っていたが、じゃあと言うのに首を横に振り]
……嗚呼、早く行きたまえ。 ……私は今、誰でもいいから刻んでしまいたい…… そんな気分なのだからね。
[す、と目を細め、一瞬だけ暗い笑みを過ぎらせる。 そのまま、去っていく姿を見送っていた*だろう*]
(24) 2010/11/01(Mon) 21時半頃
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[靴の上に乗ったそれを指先で拾い上げた。赤く染まった骨の一部。眼前に掲げ少し眺めてから、白衣のポケットに落とし込んだ。不意に何処からか遠く聞こえてきた、獣の咆哮のような、はたまたサイレンのような音に、廊下の向こうへ目を向けたが]
……
[特に何かが迫ってくるような気配がない事を確認すると、ホリーの方に向き直り、その肩に背後から手を伸ばした]
ホリー。 何か、見付かったのかい?
[囁くように声をかけて]
(46) 2010/11/01(Mon) 23時頃
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嗚呼、そうだな。どうやら同じ物のようだ。
[形ばかりの笑みを作り、膝を屈めてホリーの首筋を指でなぞる。ジャックの脇に赤く湿った指先を縦に滑らせる。丁寧に、切り取り線でも付けるかのように。其処から指を離すと、首を傾け]
君と同じにするのは難しくないが…… 君を同じにするのは難しい。 ……いや、そうでもないかな。 何であれ、お父上には怒られてしまいそうだが……と。君のお父上はもういないのだったか。
[ヨーランダへ向けられた問い掛けに、そう口を挟んで]
……君は、幸せかい?
[そんな事を尋ねては、左右の指先を重ね合わせた]
(59) 2010/11/01(Mon) 23時半頃
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残念ながら、そういう事になる。 ……「同じような物」になりたいというなら、話は別だがね。
[尻餅をついたホリーを見下ろしながら、ぽつりと返し]
……そう、死んでしまった。 志半ばで、可哀想な事だ。適応者でもなかったというのに。
……新しいお父様、か。……クク。 その人が早く見付かる事を祈ろう。 早く……君が死ぬような事がない内に。
[久し振りに漏れた笑い声は、やはり普段とは些か違う物だったか。そこまで口にし終えると、ホリーの視線の先、ヨーランダの体に手を伸ばした。手を取り、引き上げるように体を起こす。血に混じり、その他の体液や肉片や、何だとは一見して判断出来ないような細かい欠片が、床に落ちていった。 腕を肩にかけ、背負うようにして]
……私は、ヨーランダを部屋に運ばなければ。
[呟く。そのまま、踵を返そうとし]
(69) 2010/11/02(Tue) 00時半頃
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きっとなれるとも。 ……君がそう願うなら、だが。 ご武運を……とでも言っておくべきだろうかね。……クク。
[ヨーランダの血が、肩に、背に染みていく。白にこびり付いた赤い斑の上に更なる赤を塗り重ねていく]
……嗚呼、伝えておこう。
[最後に――先刻のような暗い光を宿した瞳で――ホリーを一瞥して、男は己の研究室へと歩いていった]
(76) 2010/11/02(Tue) 00時半頃
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[研究室に着くと、手術台の上にヨーランダを仰向け、息を吐いた。少々動き過ぎたのだろう、血が滲む腹部を押さえ、瞬きする。首からの出血で汚れ固まったヨーランダの髪を結い纏め、その手足を台に固定した。簡素な服の前面を切り裂き、それも固定して]
……、
[胸部にメスの刃先を沈ませる。真っ直ぐに引き下ろすように肌を切り開いていく。幾度も切開してきた、病に蝕まれた体。見慣れた数々の臓器が露になる。――ヨーランダが適応者であるのかどうか、男は既に察していた。彼女は適応者ではなかったのだろうと、確かめる前から思っていた。あの瞳は、死を求めてやまない、狂気に侵された者のそれには見えなかった。 それでも男は体内に刃を入れていく。冷えた感情を上回る興奮を表情に滲ませながら、吐息じみた笑い声を零しながら。 胃を、肝臓を、膵臓を、切り刻んだ。嵌めた薄手のゴム手袋はいつしか多くの部分が破れていたが、それを気にはしなかった。体液にぬるついた指先で体内を探る。非適応者であるという事を示す箇所は途中で見付かった。部位を切除してトレイの上に置き]
(87) 2010/11/02(Tue) 01時半頃
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……クク。…… 本当に、……難儀な事だ。……
[内容物が大分減った体内をごく優しい手付きで撫でながら、呟く。唇の脇に付いた血を舌先で舐め取った。それから鼓動を止めた心臓を、元より完全には機能を果たしていなかった腎臓を、次々に切り取り、抜き出していった。見開かれた目の下に指先で触れ]
……――
[全てを終えて室内に残ったのは、大量の血やそれ以外の体液と、様々な成分の残滓。切り刻まれた臓器の残骸。ケースに仕舞われた検査に用いる部位。保存液に漬かった心臓、腎臓、腸の一部、――視神経と筋肉の末端が付いた一つの眼球。 そして、手術台の上には、臓器のほとんどを抜き取られた胴体と、そこから切り離された四肢があった。損傷した首で胴体と繋がっている頭部、その右の眼窩には、空虚のみが収まっていて]
(90) 2010/11/02(Tue) 02時頃
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…… これでお揃いだなどと、言うつもりはないがね。…… それでは、あまり子供じみた話だ。……クク。……ク、……
[男は笑う。笑いながら、止まらない昂ぶりを押さえ込むように、親指の爪を噛んだ。興奮と快楽に彩られた、歪んだ笑み]
……ふ、……クク……
[手術台の上を片付けようともせず、男は暫くの間、ただ立ち尽くしていた。己の脇腹から滲んだ血が、一滴だけ、床に*落ちた*]
(91) 2010/11/02(Tue) 02時頃
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