30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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[ドナルドを探すのは、難しい事じゃなかった。 彼の身体からはいつも、薔薇の香りがしていたから。
それを頼りに、廊下を進んで行く。 濃密な薔薇香は、その突きあたり。普段は閉じられているはずの非常階段から強く香っていて。 半ば倒れるように扉を開き、その先で見たものは――…]
―――……っ!
[燃える炎の様に鮮やかな赤毛を幾房か白く染め、ぐったりと横たわるドナルドの姿]
(9) 2010/09/09(Thu) 02時頃
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い、いや……、いやだああああああ!!
[手を付き、這うようにしながら茨棘に犯されたドナルドの傍へ向かう。 色を失い眠る彼の頭を抱きしめ、 寮内に響き渡る程の大声で、嘆きの咆哮を上げた]
(13) 2010/09/09(Thu) 02時半頃
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ねえ、目を開けてよ……。 僕を驚かそうとしているんでしょう?
お願いだから、ねえ……目を開けて。 何時もみたいに名前を呼んでよ、ドナルド……っ!
[眸からは大粒の涙を幾つも零し、抱いたドナルドの頬を濡らす。 声は涙に震え、しゃくり上げるように声に出して泣いて。 誰かが来るまでは、ずっとそのまま。 震える声でドナルドの名前を呼び続けているだろう*]
(14) 2010/09/09(Thu) 02時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 03時頃
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― 非常階段 ―
[幾ら名前を呼んでも昏々と眠り続けるドナルドを胸に抱き、涙を零す。 どうにか彼を医務室へ連れて行こうにも、自分より大きな彼を運ぶのは、常の状態でも難しく。 ほとんど腰の立たない今の自分には無理だった]
……ドナルド、起きて。どなる、ど……。 言ったじゃないか、好きだって。愛してるって……。
[だから、起きて…と。ドナルドの頬をはらはらと濡らしていると、 ドナルドのものではない濃厚な、薔薇の香りがして]
そこに、いるのは……誰?
[泣き濡れた眸で、踊り場を見上げる]
(22) 2010/09/09(Thu) 08時頃
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[日光の影になって、表情こそ見えなかったけれど。 酷く冷たい空気を纏うその影に、涙が止まる。
自分より小柄で華奢な身体。 きっちりと第一釦まで閉じられ、タイを締める下級生を、少年は一人しか知らない]
……ロビン。
[掠れた声が名前を呼ぶ。 彼から香る薔薇の呪いに、堕ちてしまいそうになる自分を律しながら]
(23) 2010/09/09(Thu) 08時頃
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どうしたの、ロビン……。 なんだか様子が、変…だよ……?
[揶揄う色を宿す声に、僅かの警戒を込める。 表情は未だに影となって見えないけれど、目の前の少年が常とは随分と変わってしまった事だけは判ったから。 かたかたと震えそうになる身体を、ドナルドをぎゅっと抱きしめることで押さえて…]
(26) 2010/09/09(Thu) 08時半頃
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[その少女めいた顔に嗜虐に歪む笑みを見る]
……罪、じゃないよ。 彼を愛する事は、罪じゃない。
[ドナルド…と、赤い髪を優しく撫でた後、 きっと見上げて]
主がそれを罪だと断罪するのなら、 僕は地獄の業火に焼かれたって、構わない。
それぐらい、僕はドナルドを……愛してるから。
(27) 2010/09/09(Thu) 08時半頃
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[しばしの沈黙の後、 薔薇の香気を身に纏う少年に、翠を細めたまま]
―――君は、誰だ?
(28) 2010/09/09(Thu) 08時半頃
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そんな事ないよ。 そう見えるように振る舞っていただけで、本当の僕は、何時だって……。
[強く香る薔薇の香りに、すました顔の下で何時も抱いていた欲を吐露してしまいそうになって、慌てて口を噤む。
無邪気な笑みを返す相手に、ふるりと首を振って]
……ちがう。ロビンからはこんな馨、していなかった。 むしろその香りを纏っていたのは……。
[ちらりと腕の中のドナルドを見詰めて]
彼に、なにをしたの…?
(30) 2010/09/09(Thu) 08時半頃
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ベネットは、視線から逃れる様に、眸を反らす。
2010/09/09(Thu) 08時半頃
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[眼前までに近づくロビンに、ぎゅっと眸を閉じる。 続く言葉には、はっとなったように見詰めて]
……うそ。 うそだよ。だって、ぼくのことすきだって……いってくれた、もの。
[ロビンの言葉を信じたくなくて、子供の様にいやいやを繰り返す。 その先を言わないでと言う様に]
(33) 2010/09/09(Thu) 09時頃
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[犯されたんだ。 笑みすら浮かべてそう語るロビンに、強張る貌]
うそ……うそだよ。 だって、いつもドナルドは苦しそうにしてて…… それは僕のせいで…だから…、なのに……。
[凄く愉しそうだったと訊けば、ぽとりと頬を涙の雨が伝う]
僕をすきだって。 あいしてるっていってくれたのは、うそだったの……?
だれでも、よかった…だけ、なの?
[大き過ぎるショックに、虚ろな眸がぽつりと呟いた]
(35) 2010/09/09(Thu) 09時頃
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感謝って……なぜ? 生まれ直すって、どういうこと?
[判らない、判らないよ…と、首を振って。 嬉しそうなその顔から、眸を反らす。
ロビンが紡ぐ言葉から滲みでる強い芳香にくらりと酔いそうになり、 それに耐えるかのようにきゅっと唇を噛んだ]
(38) 2010/09/09(Thu) 09時半頃
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ベネットは、伸ばされる手から逃れるすべを知らず。薔薇の吐息に絡み取られるまま、瞬き一つ出来ずにいて。
2010/09/09(Thu) 09時半頃
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僕じゃなく、君を……選ん、だ……。
[ドナルドを抱きしめていた腕から力が抜ける。 泣き顔はくしゃりと歪んで、泣き笑いのそれへ]
…………は、あはは…っ。
[まるで壊れた人形のように、狂ったように笑った]
(41) 2010/09/09(Thu) 09時半頃
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[涙を拭う指を厭う事もせず、目は見開いたままだったけれど、深い翠は何も映す事はなく。 硝子球の様に光を返すだけ。
唇を寄せられればそのまま、ロビンの思うままに。 笑う声も、呼吸すらも奪い取られるのだろう]
(42) 2010/09/09(Thu) 09時半頃
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[ぎぎぃっと首を軋ませて、異相の色彩へと虚ろな翠を向ける]
でぃーん……
[ぽろりと翠から零れ落ちる雫]
なにも考えたくない……。 たすけて……。
(45) 2010/09/09(Thu) 09時半頃
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[唇から身体を侵していく薔薇の香り。 それに抗う事も出来ず、身体は熱を持ち昂ぶって行く。 下肢に集まる熱に、切なげに溜息を付きながら、 心は歪曲された事実から逃れるように、乖離して。
ディーンへと救いを求める言葉を口にしながらも、 ロビンが求めるならば、水音を響かせながら深い口接けを繰り返すだろう]
(48) 2010/09/09(Thu) 10時頃
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[寮の手で顔を包まれ、 ディーンが見ている事も忘れて、齎される薔薇の口接けに虚ろな心は溶けていく。
舌を差し出し、唾液を混ぜ合って。 美味しそうにそれを嚥下しながら、ちゅくちゅくと響く水音に、聴覚までも犯される。 もっと…僕を助けて《壊して》、と。とその腕をロビンの首へ回した]
(52) 2010/09/09(Thu) 10時頃
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[両腕を回し、口接けに夢中になりながら。 その背に向けられたディーンの啓示に、ぴたりと動きが止まる。
銀糸を引きながら顔だけを差し出された手へと向けて]
でも……ドナルドが、最期に選んだのは。 僕じゃなくて、ロビンで……だから……。
[迫られる選択。 選べずに、いやいやをするように首を振った]
(56) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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ベネットは、ロビンの腕に抱きしめられれば、薔薇の香気に眸は虚ろな硝子球へと戻り始めて。
2010/09/09(Thu) 10時半頃
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[虚ろな硝子球のまま、ディーンを見詰めて]
……逢いたい。 ドナルドに、逢いたい……。
(60) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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ディーン……。僕は此処で。ドナルドに、もう一度逢いたい。
[薔薇の香りに塗り潰されそうになりながらも、 僅かに残った心が、願いを口にする。
主の如き導き手の彼へと。 弱々しくも、縋るように手を差し出した]
(63) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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[差し出した手を握るその力強さに、こくりと一つ頷いた。
まだ腰から下は力の入らない状態だけれど、 昏々と眠るドナルドの唇に口接けて]
……僕は、もう一度君に逢いたい。 だから……待っていて。
君を縛る蒼薔薇から、君を助けるから。
[ぎゅっと抱きしめた後、二人に背を向け階段を下りていく。 目指す先は、全ての始まり――蒼薔薇の木の下へ]
(68) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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ベネットは、ディーンにもう大丈夫だからと告げて、微笑む。導く手が示す道標へ向かうために。
2010/09/09(Thu) 11時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 11時頃
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― 廊下 ―
[力の入らない身体を奮起させながら、蒼薔薇の元へと向かう途中、 誰かの嘆きを訊いた様な気がして足を止める]
ドナルド……? ドナルド、君なんだね……?
[届かないと歯がゆさに嘆くその声を虚空に訊いて、少年はッ優しく笑んだ]
大丈夫だよ。 すぐに助けるから……。君を縛る薔薇の呪いも、なにもかも。 すべて終わりにするから。
[夢を見続ける彼に、この声が届くのか判らない。 それでも言葉にせずにはいられなくて、唇は彼への言葉を紡ぐ]
(75) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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……ラルフ。
[ゆっくりと振り向き、ラルフの銀灰へと翠を向ける]
中庭の、蒼薔薇の元へ。 ドナルドを取り戻す為に。
(83) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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ディーンが教えてくれたんだ。 ドナルドを取り戻したかったら、あの蒼薔薇を引き抜いて燃やせって。
[眉を顰める様子に、翠を僅かに細めて]
……ラルフは、どうするの? 邪魔をする心算なら……。
[ぎゅっと拳を作る。 仮令殴ってでも、引くつもりはないと言う様に]
(88) 2010/09/09(Thu) 12時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 12時頃
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……どうもしない。 僕は僕の望みの為に、行くんだもの。
少し前に君が僕に言った事、覚えてる?
[剣呑な光を見せる銀灰に微笑んですら見せて]
君の言う通りだよ。僕はとても醜い。清らかな振りをして、 きっと一番罪深い。
僕はね、ラルフ。もう選んだんだ。 ドナルドと此方側で再び逢う事を。 それで他の誰が犠牲になっても、構わない。
(91) 2010/09/09(Thu) 12時半頃
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[伸びてくるラルフの手が首に絡まれば、咽喉を締めつける苦しさと、息苦しさに笑みが苦悶の表情に変わる。 振りほどこうと、その手の下に指を差し込んだ分だけ深く締まり、眸の端に涙が滲んだ。
喉を握りつぶさん勢いの友人の眸には黒い炎が燈っているのが見える。 ああ、彼も同じなんだ…と、理解する。 僕たちの本質は似過ぎている。とても。 だけど……]
……ぐっ。 ――…のっ、離…せ、よ……っ。
[彼の腹部へ向けて、抉るように拳を突き出した。 喧嘩なんてした事なかったから、加減なんて判らない。 でももう一度ドナルドに逢うために、此処で彼に負けるわけにはいかないから。突き出す拳に、渾身の力を込める。]
(94) 2010/09/09(Thu) 12時半頃
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[囁く声が、幾つも聞こえる。
一つはあの階段で。 ディーンに己が願いを口にするロビンの傍で。
そして、もう一つは……]
(95) 2010/09/09(Thu) 13時頃
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[首を締める手の力が緩まり、大きく咽る。 蹲る様に膝を付き、締められていた分の酸素を取り戻すかのように、大きく息を吸い、それから吐いていると、不意に襟元を掴まれ引きずり倒される]
………ラルフ。
[自分を引きずり倒し、見降ろすラルフの目元に指先を伸ばし]
……長くは、待てない。 それでも良いなら……。
[彼の頬を伝う涙が、自身の頬に落ちる。 彼が厭わなければその涙を拭って、こくり…と頷いた]
(98) 2010/09/09(Thu) 13時半頃
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ベネットは、ラルフが何度も繰り返すその言葉に頷き、涙が伝う頬を伸ばした指先で撫ぜた。
2010/09/09(Thu) 13時半頃
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[差し出された手に自分の手を重ねる。 先程自分の首を絞めていたとは思えないほど、白く柔らかい手。 ラルフの眸の色を想わせる様に、少しだけひんやりとした指をきゅっと握る]
礼なんて……いらない。 僕は……。
[その先を紡げず、眸を伏せる]
みんな、医務室に居るんだね……。 なら僕は、そこで待ってる、から。
……君の話が終わったら、教えて。
(101) 2010/09/09(Thu) 13時半頃
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[非常階段で行われている事を知らない少年は、 ディーンを探しに行くラルフへ、その所在を告げる。
ディーンは非常階段に居る、と。
そうして彼の姿が見えなくなれば、約束通り医務室へ向かうだろう。 昏々と眠り続ける皆の世話をしながら、 中庭で咲く薔薇を燃やす為の道具をそろえながら。
ディーンと話をしたラルフが戻ってくるのを*待っている*]
(105) 2010/09/09(Thu) 14時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 16時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 23時頃
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