[彼女の言葉には少し考えながら、微笑むことにしました。]
……うん…いいよ。
スカーレット、一緒にデートしよ?
でもね、旅に出るなら私も一緒!
だってさっき言ったじゃない?私は私の記憶を探したいんだって。
私が思い出したいのは、取り戻したいのは、スカーレットとの思い出。
スカーレットと一緒にいて、探して、思い出して…。
最後はここに戻ってくるの!お父様もきっと喜んで二人とも迎えてくれるわ。
[そう笑って答えることにした。
ホントは少しだけ…彼女のダイヤモンドに触れたときに、少しだけ思い出したんだけど
私はあの場所には戻りたくなかったし、彼女との思い出も、全部ひっくるめて思い出したかったから。
そして、空白になってしまった二人の三年間を取り戻したかったから。]
だから、お祭りが終わったら二人旅ね!
決定事項です。
[嫌だなんて言わせないんだから…だって私達は、二人で一人の人形なのだから。**]
(26) follow 2010/09/10(Fri) 00時半頃