208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】
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良い食事っていうのは良い空腹から 始まるものだよ、犬っころさん。
[暗に好い情事もまた好い渇望から……と示唆して何時もの笑みを浮かべる。 頬に口付けされれば「止めておくれよ」なんて文句。あっしは西欧人でないから、そんな些細な唇の触れにも動揺してしまうんだよ。
差し出された手には目をぱちくり。>>0:293]
なんだいそれ。 もしかしてあっしを女扱いしているのかい?
[眉をきっと上げて彼を睨み付ける。]
勘違いしないでおくれ。 閨の中でそうだからって、 あっしは女になった積りは無いよ!
(5) 2014/12/24(Wed) 07時半頃
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[そして勢いの侭に差し出された彼の手を握る。]
でも、今回はお前さんの手が冷えてて 可哀想だから握ってあげる。 次からは気を付けておくんな。
[つんと顔を逸らして言い訳を。]
ほら、さっさとおしよ!
[早くえすこぉととやらをしておくれよ、愛しい人。*]
(6) 2014/12/24(Wed) 07時半頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 07時半頃
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[「俺の好みだよ」だなんて。>>9 歯が浮くような台詞をよくもまあ次から次へと思い付けるもんだ。 あっしには袂で顔を覆い隠しながらこう言うので精一杯。]
あっしが口吸いを交わすのなんて お前さんが初めてだよ。
[記憶が不確かでも其れは真だと誓える。
顔を隠していた手で彼の手を掴んだその瞬間。 何だかその温かみに覚えが有るような気がしてはっとなる。 その感覚の正体を確かめたくて彼の顔をじっと眺めてみようとした所で、手を引かれ思わず身体がふらつく。 そんな積りも無いのに彼の腕の中に収まる事になった。
自分の額に接吻を落とす彼を上目に見つめる。 「若しかしてお前さんとこうするのは初めてじゃないのかい?」 本当はそう聞きたかったのだけれど。]
(18) 2014/12/24(Wed) 12時半頃
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どうか、あっしの隣に居ておくれ……
[口から出たのはそんな願いだった。]
(*1) 2014/12/24(Wed) 12時半頃
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ねえ、お前さんはどんな食べ物が好きなの?
[食堂にて切り出した会話。 すぅぷを温めて、冷めても主様の食事は美味しいと舌鼓を打っていた時の事。 彼の事が知りたくて、なんて懸想する少女のような事を思っている訳じゃあないが、彼と何でも良いから会話を交わしていたくて話題を差し向けた。]
あっしは主様の作る物なら大概好きだがね。 辛い物だけは如何にも苦手でね。
ほら、何時だったか饗されたすぱ……なんたらいう 奴に入っていた赤い……何だったかをうっかり 口に含んで仕舞った時は大変な思いをしたよ。
[あれは一週間前のことだったか、一ヶ月前のことだったか、一年前のことだったか……今では其の料理の名前もはっきりしないが、あの苛烈な舌に残る辛味だけは強く記憶に残っている。]
(19) 2014/12/24(Wed) 12時半頃
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それで、続きだったね。
[食事が終わる頃にやっと彼の道中の囁きに答える。]
ねえ、明日は朝餉が終わったら浴場で湯浴みを しようと思っているんだ。 朝早くから湯を浴びたらきっと気持ちいいだろうね。
(20) 2014/12/24(Wed) 13時頃
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その時にお前さんが隣に居てくれたら、 あっしはもっと"好い"気分になるのだけれど……?
(*2) 2014/12/24(Wed) 13時頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 13時頃
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ー自室ー
[>>35鈴の音で意識が覚醒した。 ううんと伸びをして、べっどから起き上がる。 昨晩は確か血のように赤いワインと共に薬を飲んでから寝たのだっけ。 少なくとも薬を欠かす動機は無いのだから多分飲んだのだろう。
伸びをした際に捲れた左腕に「朝餉の後湯浴み」と墨で記してあるのが見えた。 こんな事しなくても木乃伊くんじゃあるまいし昨日の事くらい忘れないのに、と昨晩の自分の行動を笑う。]
嗚呼、朝餉の刻か。 向かおうかね。
(38) 2014/12/24(Wed) 16時半頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 17時頃
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おや、木乃伊くん。
[食堂に入れば馴染みの赤毛頭>>43を見つけたので揶揄いを込めた渾名で呼ぶ。]
何時も通り見窄らしい色の赤毛を晒してるね。 同じ赤毛と言ってもあっしのが幾分か上等な 色をしているよ。
[定位置である木乃伊くんの隣に座りながら彼の頭をこつんと軽く小突いてやる。 あっしが浮かべるのは小馬鹿にしたようなにやついた笑み。其れは今日も変わらない。]
今日の朝餉も美味しそ……おや。
[珍しく木乃伊くんが先に朝食を摂ろうとしているのが目に留まり、何時もの定型の文句が止まる。]
出来立てを喰った方が美味いだろう?
[何故だか食べかけを皿に戻す彼の事は気にせず、くろわっさんをかふぇおれにどぷりと浸して齧った。]
(50) 2014/12/24(Wed) 18時頃
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げ。覚えてやがったのか。
[>>54「発音できないわけじゃないんなら」という言葉に笑みが引き攣る。殊更何時も通りに接していたというのに。]
……まあ、忘れなくてもいいが。
[折角名前を呼んでやったのに忘れられるのも其れは其れで癪なのでそう言い添える。]
当たり前だよ、あっしと同じ赤毛頭を している癖に気に入らないなんて言ったら ただじゃあおかないよ。
[彼の生意気な反論にふんと言い返すと、齧ったくろわっさんを咀嚼する。
赤毛なんて珍しい髪色をしていると嫌な事が有るものだ。 遠い昔に孤独そうな主様を助けたくなったのも、此の情けない包帯男をなんだかんだと気に懸けてやるようになったのも、自分がこの髪色をしていなかったら無かった事かもしれない。]
(55) 2014/12/24(Wed) 19時頃
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お前さんの髪の色を愚弄していいのはあっしだけさね。
[ぽつりと独り言。 屹度木乃伊くんには聞こえなかったろう。*]
(56) 2014/12/24(Wed) 19時頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 19時半頃
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なんも言ってないよ。
[誤魔化すようにまた木乃伊くんの頭を軽く小突く。>>57]
で、洗い物?お前さんに任せるものなんか無いね。 あっしの着物をいい加減に洗われて傷んだりしちゃいけない。
……というか、あっしの世話を 何でもかんでも焼く必要はないんだけどね。 あっしより下位なのはお前さんだけじゃないよ。
[それこそじぇれみに何か頼んだっていい訳だ。]
(63) 2014/12/24(Wed) 20時半頃
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………はあ。
[ワンコロの言葉を聞くなり大きく溜息を吐いた。>>65]
なら館の掃除でもしてやったらどうだい。 主様やはわぁどさんだけでは到底手が届かないだろうし。
[竜宮城でも働こうとする浦島の話なんかあっしは聞いた事ないね、まったく厄介な性格してこの包帯男は。]
(68) 2014/12/24(Wed) 21時頃
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[木乃伊くんに部屋の掃除を頼み始めたのは何時からだったか。
其れは覚えちゃいないが、頼み始めた動機は確か前にも何か押し付けろと言われたからだったなと微かに思い出す。]
(69) 2014/12/24(Wed) 21時頃
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丁助は、ヒューが朝餉を摂ってる様子を何とはなしに眺めている。
2014/12/24(Wed) 21時半頃
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[木乃伊くんが食堂を去った後、自分も既に朝食を食べ終わっては居たが何となく食堂に居座り続けた。 別に誰かさんが約束を忘れてないか心配で、浴場に向かう前に確認しておきたいとかそういう訳じゃない。
そういう訳じゃないったら。]
(85) 2014/12/24(Wed) 22時半頃
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や……
[>>87彼の事を考えて居たというのに、いざ目の前に現れると逃げ出したくなるとは勝手なものだ。 彼があっという間に朝食を済ませてしまう様を目で追う。]
約束ね! も、勿論覚えているよ? あっしはウスラトンカチなんかじゃないもの。
[昨晩は一体如何して彼の前で平静を装って居られたのだか不思議になる。 嗚呼、なんで浴場でなんて約束をしたのさあっしは。酔っていたんじゃないかい。]
その、あの、一緒に向かうかい?
[袂で顔を隠すのすら露骨過ぎて躊躇われる。 此の狼狽具合を如何やって誤魔化したものか。]
(90) 2014/12/24(Wed) 23時頃
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[嗚呼、ああ。 そんなに嬉しそうにするんじゃあないよ。>>92 こっちまで嬉しくなっちまうじゃないか。]
お前さんとの関係に慣れなんか無いよ。 その表情も、言葉も……
[でもその温かみには、慣れは無くとも覚えは有る。 其れが一層の事あっしの胸をきゅうと締め付けるのだけれど。]
なんだい、何処ぞで服を濡らしてきたのかい。 間抜けだねえ。 いいよ、浴場で落ち合おうか。
[他人の目が有るなら其れは其れですぱいす。 なんて考えてた昨晩の自分を殴りたいと思いながら食堂を後にした。*]
(94) 2014/12/25(Thu) 00時頃
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ー脱衣所ー
[さらりと微かな衣擦れの音ともに帯を解いて行く。 隣から降る視線を気にしながら。 いや、実際には彼はこっちを見ちゃいないのかもしれない。 あっしが自意識過剰なだけかも。
其れでも目の前で自ら衣服を脱ぐというのは羞恥を覚えさせる。
じぇれみと無事浴場の前で落ち合ったあっしは、脱衣所で浴場に入る準備をして居た。 そう、此れはあくまでも只の湯浴みの為の準備なのだから、話に聞いたすとりっぷだとかそんな物を意識してはいけない。
脱ぐ途中、自分の腕の内側に記しておいた「朝餉の後湯浴み」という覚え書きを発見し、彼に見られないように隠しながら衣服をはだけていく。]
(98) 2014/12/25(Thu) 00時頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/25(Thu) 00時半頃
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[「ほらな」なんて正論を吐かれると無性に恥ずかしい。>>102 だから昨晩は酔って居たのだってば、ワインとお前さんに。
顔を俯けて帯を解いていれば、意地悪く問う声に矢張り此方を見ていたのだと頬が熱くなる。]
どんなって、此処で恥じらい以外の感情を覚えるようなら……
[全くの脈無しという事になってしまう。]
ええとその、あっしだって少しはお前さんに気持ちが有るのだから、 恥ずかしくなるに決まってるだろ!
[そう、少しだ。少しは有る。 其れは速くなる胸の鼓動に誓って認めよう。]
って、何を勝手に他人の……
[着物を彼の手に依って剥かれれば、元々脱ぐ筈の物だったのに何か大事な物を奪われたような気分になって、裸を覆い隠したくなる。 だがそんな事をすれば過剰に意識して居ることを認めるような物。 彼に裸体を晒すことを渋々承知する。**]
(106) 2014/12/25(Thu) 01時頃
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この胸の鼓動を確かめても偽りだと 思うのなら酷いよ。 嘘じゃないから口にしているのに。
[とくん、とくん、とくん。 口ですら嘘を言えないのに胸の内でまで偽る方法など知らない。 鼓動への口付けに想いを知られる羞恥と喜びとが交差し、目をぎゅうと瞑った。]
分からないなら学ぼうという気は無いのかい。 唐変木が。
[身を引かれれば拗ねたように上目に睨め付けてみる。>>118]
此の儘じゃあずっとあっしの方から 脱ぐ事になるじゃないかさ、馬鹿。
[そんな風に拗ねた手前、脱ぎ方を見せない訳にはいかなくなった。]
(129) 2014/12/25(Thu) 08時半頃
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[先ず身体の前に結んである紐から、前を隠している布を引き抜く。 ずるりと股を擦る感覚と共に布が後ろに垂れ、大事な部分がすっかり露わになる。 途方も無く羞恥を煽る姿になるが、それで終わりではなく腰を一周するように結んである紐を解かなくってはならない。 慣れた作業の筈なのに焦りと汗で手が滑り、上手く紐を解けずに思いの外長い間無防備な下半身を晒し続ける羽目になった。]
見てるんじゃあないよ阿呆!
[我ながら理不尽だと思うが、最後にはそう怒鳴りながら一足先に浴場に逃げ込むようにして入った。 真っ赤になった顔までまじまじと見られては敵わない。]
(130) 2014/12/25(Thu) 08時半頃
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ー浴場ー
似合わない。
[頭にタオルを乗せてみたじぇれみにきっぱりと言い放つ。>>119
折角美しい髪と悪くない器量を持っているのにそんな振る舞いをして間抜けな笑みを浮かべられたりしたら……絆されてしまいそうになるから止めて欲しい。
頬を緩めて湯に浸かる彼の様子は少なくとも「退屈で死にそう」には見えなかった。 あっしと一緒に居るからだと思うのは、自惚れが過ぎるというものか知ら?]
待った、待った。
[湯船から上がろうとする彼の腕を引き、慌てて引き止める。 そうして彼に身体を寄せると、振り向いたであろう彼の唇に口付けた。 他者が、それどころか上位の者が居る目の前で舌まで吸う深い口付け。 汗が何か淫らな液のように二人の間を滴る。
口を離すと、名残惜しげに自らの咥内に舌を巡らせながら彼に笑いかける。]
(131) 2014/12/25(Thu) 09時頃
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お前さんと逢ったのに口吸いの一つも 無いなんて惜しいじゃないかさ。
[もう行ってもいいよとひらり手を振る。*]
(132) 2014/12/25(Thu) 09時頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/25(Thu) 09時頃
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なんだいなんだい。
[拍子抜けしてじぇれみの背を見送る。>>138]
我慢するくらいなら襲っちまえばいいのに軟弱だねえ。
[そう言って、「こうすると便利」と布を頭に乗っけて笑っていた間抜け面を思い返す。]
あっしの方から襲えばいいのかね?
[別にその場にいる上位の者に聞いている訳でもない只の独り言。*]
(139) 2014/12/25(Thu) 10時半頃
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ん?なんだい此れ?
[浴場を出、自室に向かう途中廊下の窓辺に何か立て掛けられているのを見つけた。>>110]
おやまあ、懐かしいねぇ。
[そんな事を言いながら其の紙切れを手に取ってみたが、其の妙に真に迫った描写の鮮やかな絵に見覚えは全く無い。 ただ其れが懐かしい物のような気がしたのだ。]
えーと、何だっけこういうの……。
[主様が昔教えてくれたような……。]
(143) 2014/12/25(Thu) 14時頃
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……………………………。
(144) 2014/12/25(Thu) 14時頃
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そう、"どこで"教えて貰ったんだか……。
(*39) 2014/12/25(Thu) 14時頃
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ま、聞けばいいか。
[思い出そうと思っても思い出せないのであっしは考えるのを止めた。 大方主様の持ち物だろうと思い、返してやる為にその紙切れを懐に入れた。
そして自室に戻り何やらして居た所で鈴の音が聞こえる。>>140]
嗚呼、もうそんな刻か。早いねえ。
(145) 2014/12/25(Thu) 14時頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/25(Thu) 14時半頃
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ーテラスー
おや、莫迦に優雅な事をしてるじゃあないか。
[食堂に来ると、テラスに出ているじぇれみ>>121を目敏く見つけたので其処へ寄って声を掛けた。]
でもちいとばかし涼しすぎるね。
[部屋から扇子を持ち出してきて広げている自分に言えた事ではないが。]
ねえ、お前さん。
[ぱちん、扇子を閉じる。]
(150) 2014/12/25(Thu) 14時半頃
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[其の扇子の先で自分より高い位置にある彼の顎をくいと傾けさせる。]
余り奥手が過ぎるとあっしも気が変わっちまうよ? そうだね……期限は今日の日付が変わるまででどうだい。
[何の期限なのか、どう気が変わるのかは敢えて口に出さず。]
(*42) 2014/12/25(Thu) 15時頃
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[くすりくすり。 笑いを漏らすとこう告げてから食堂に戻った。]
因みにあっしは此の後、図書室で本を借りてから 一日中部屋でゆっくりしてるつもりさ。*
(151) 2014/12/25(Thu) 15時頃
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[食堂からてらすへと振り返る。>>152]
ふふ。
[たやすく変わるものなのか。 その問いにただ笑みだけを残す。*]
(153) 2014/12/25(Thu) 15時半頃
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[心変わりと言っても、単にお前さんがあんまりにも可愛らしいものだから、矢っ張りあっしが組み敷く方が良いかなんて思っただけさ。*]
(*44) 2014/12/25(Thu) 15時半頃
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ー食堂ー
おや、木乃伊くん。
[食堂に戻れば馴染みの……まあ何時も通りの渾名で呼んで何時も通り軽く小突いてやった。>>149]
温かいうちに食べなよ。
[自身も席について手早く昼食を摂った。]
(154) 2014/12/25(Thu) 16時頃
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ー食後ー
[食後は図書室に寄ると言ったが、其れよりも主様の部屋に行った方がいいかと思い直す。 じぇれみのあの様子なら幾らも待たず部屋に来てくれるだろうから本で時間を潰す必要は無いだろう。 其れよりかは薬を二粒貰っておこう。
夕餉の時までに終わらなかった時の為に。
そう考え、食堂を去ったあっしは主様の部屋に向かった。 部屋の前に着いたならコンコンコンと三回のっくしたが、果たして返事はあったか。]
(157) 2014/12/25(Thu) 16時頃
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お邪魔します。
[返事があった事にほっとして戸を開ける。>>158
部屋に入ると先ず主様の机の上に有る本が目に入った。 何だか気に懸かる。]
廊下に此の様な物が落ちて居りました。 若しかすると主様の物では?
[何はともあれ用件は済ませなければ。 懐から紙切れを取り出して差し出す。]
其れから、今晩の夕餉には 顔を出せないかもしれないので 先にお薬を頂きたいのですが。
……二人分。
[真面目な顔して二人分の薬を所望するのは些か恥ずかしかった。]
(160) 2014/12/25(Thu) 16時半頃
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………………。
[矢張り落とし物は主様の大事な物だったらしい。 其の事は表情から察せられる。>>166 そうだ、思い出した。]
写真、始終見てるんですね。
[此れは写真という代物だ。主様がそう教えてくれた。]
(170) 2014/12/25(Thu) 17時頃
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[外の世界で。]
(*47) 2014/12/25(Thu) 17時頃
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昨日の事?何の事でしょう?
[空気の読めない詮索には適当に返して薬を受け取って、「ではこれで」とあっしは主様の部屋を去った。*]
(171) 2014/12/25(Thu) 17時頃
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[そうだ、丁助の御伽噺には続き…… というか蛇足が有ったのだった。 何故今までそんな事を忘れていたのだろう。
そもそも何故自分を浦島に喩えて語るようになったのか、切っ掛けは其処に有ったというのに。]
(*48) 2014/12/25(Thu) 17時頃
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丁助は、毎日が夢の中に居るようで、 何れ程日が経ったのか、数えてもみなかった。
[主様から自分の部屋へと向かう間、独り思い出した御伽噺の続きを呟く。]
或る日、ふと丁助は、故郷の村で釣りをしている 自分の姿を思い出した。年取った義母の姿が浮かんだ。
丁助は、急に村に帰りたくなった。 そう思うと、如何にも我慢が出来ない……。
[手許の扇子に視線を落とし、其処から先は口に出す事も躊躇われた。]
(*50) 2014/12/25(Thu) 17時半頃
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ー自室ー
早く来れば良いものを……。
[部屋に戻ったあっしは落ち着かない気分で彼を待った。 早く、早く思い出した事を忘れてしまいたかった。**]
(176) 2014/12/25(Thu) 18時頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/25(Thu) 18時頃
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ー自室ー
一体何を持ってきたんだい。
[待ち侘びた声が手が塞がってると答えたなら、くすりと微笑んで戸を開けてやった。]
待ってたよ。
[赤毛を揺らして彼を迎えた。]
(185) 2014/12/25(Thu) 19時半頃
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まさか。気が利くね。
[あっしも薬を貰ってきておいたんだよ、 と言いかけた所で髪に触れられる。>>191]
(197) 2014/12/25(Thu) 20時半頃
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ふふ。それこそまさかさ。 「待て」をし過ぎ。
[彼の唇を受け入れ。 無意識に掴んだ手が彼のしゃつに皺を作る。 瞑った目の睫毛がその長さを静かに主張した。
浴場での続きのように、やがて部屋に水音が響く。]
(*61) 2014/12/25(Thu) 20時半頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/25(Thu) 20時半頃
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んっ、甘い……甘い物は好物だよ。 何を摘み食いしてきたんだい?
[柔らかな微笑みを浮かべて無邪気に尋ね。 頬に触れる彼の手に自らの手を重ねる。]
御免よ、お前さんが人目を気にするような類の人とは思わなかったから。
[本当は、簡単に手に入れたら簡単に忘れて仕舞いそうな気がしたから。 でも今は忘れたくて彼に縋ってるから勝手なものだ。
重ねた彼の手を掴み、頬より下に誘導させて。 白い喉、鎖骨を通り過ぎ襟の間の素肌へと潜り込ませる。]
あっしを熱くさせておくれ……?
[遊女もかくやといった嫣然とした視線を送った。]
(*65) 2014/12/25(Thu) 21時頃
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んっ、
[上を向きながら帯を解くのが些か辛いと思っている所に、丁度べっどへと押し倒される。]
此れって何れの事だい?
[見せ付けるようにしゅるりと帯を解き。 孤を描く唇は息を徐々に微かなものから興奮を露わにしたものに変じさせつつある。]
日の光の元で見るあっしの肢体はどうだい…?
[彼の視線に悦びを滲ませ尋ねる。*]
(*66) 2014/12/25(Thu) 21時半頃
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[其れにしても嫌に手慣れてるじゃないか。
自分の事だ。 あっしは何時からこんなにいやらしい笑みを浮かべて男を受け入れるようになったんだい?
分かってる。 「男を」受け入れるようになったのではなく、「彼を」受け入れるようになったのだ。
彼とのこうした逢瀬の時を何度も何度も重ねてその度に忘れて来たんだろうね。 其れでも身体が覚えているからこんなにも期待に震えているのだ。]
な、何にも無いよ。 お前さんに溺れたいだけ……。
[忘れたい事が有るから溺れたいのと。 愛しいから溺れたいのと何方も本当。]
(*72) 2014/12/25(Thu) 22時半頃
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っ、そりゃあ自信もあるさ。
[お前さんに素敵だと言って貰える自信がね。
彼が身体に接吻を落として行くのを目で追い。 こんなにも丁寧にあっしの身体を愛でてくれるんだもの。自惚れもするさ。]
んっ、あっ
[露わになった下肢への刺激に身体が跳ねる。 此れが自分の物かと疑う程高く甘い声が出た。 両手がぐしゃりとシーツに皺を作る。*]
(*73) 2014/12/25(Thu) 22時半頃
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む……。
[「隠し事?」と問われ馬鹿正直なあっしの口は正に馬鹿正直に黙り込む。]
思い出したく無いから、溺れさせて…。 お前さん「が」いいのだから。
[眉を切なく顰めて強請る。 今は自分を組み敷く愛しい人の事だけ考えていたい。
嗚呼、視線に晒されて身体が色付くよう。 女のように扱ったりして。 今だけはお前さんにとって"最高のオンナ"の身体をしていると思い上がってみようか。]
(*85) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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あぁ……んっ、滑らす? 香油の入った瓶なら何処かに……
[さて何処に有ったか知ら。 好い刺激に溶け出した頭では思い出すのに集中するのは難しい。 恐らく"こういうこと"以外には使ってない筈だから、べっどの近くに有る筈だけれど。
ただ聞こえる微かな水音にもう自分は濡れ始めてしまったのかと自覚する。*]
(*86) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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ー御伽噺の続きー
故郷に帰りたくなった丁助は竜宮城の竜王様にその事を伝えました。 すると竜王様は───
(228) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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忘れたいと言ってるのに教えてなんて、馬鹿。
[でも、愛しい彼になら話してもいいかと温もりに絆される。どうせ忘れて仕舞うのだし。]
別に大した事じゃあないよ。 あっしがただ好い事だけを 求めるようになった切っ掛けの話。
[どうして囚われの籠の鳥で在る事を受け入れるようになったのかの話。]
でも、今するような話じゃないね…っ
[こんな、着物を僅か腕に掛けるばかりの素っ裸で後は足袋しか纏ってないような格好で長話はしたくない。]
(*91) 2014/12/26(Fri) 00時半頃
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あっ……流石に此れは少し…
[足を広げられ下肢が丸見えの状態になれば羞恥に震える。 彼の指を飲み込み始めた其処に、ほうと息を吐いて力を抜くように意識する。 思いの外異物感は少ない。矢張りある程度は慣れてるのだと確信する。]
ね、もっと奥まで……
[屹度その先に待ち受けてる物は好い筈と期待して上目遣いに。**]
(*92) 2014/12/26(Fri) 00時半頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/26(Fri) 00時半頃
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ん……
[目を閉じて裡を探る指の感触に集中する。]
慣れてなんか無いよ……あっ、そこ。
[彼の問いに答えた所で指が好いと思う場所に触れ、息の混ざった嬌声で甘く善がった。
少なくとも"頭の内では"お前さんとするのは初めてなんだから、慣れて無いという事にしておくれ。 男と交わるのを愉しむようになったのは故郷でだったか、クランに来てからだったか、其れともお前さんと出会ってからだったか。 兎も角お前さんとの関係に慣れる事なんて無いよ。 何時だって初めての想い人を目の前にしたかのように胸が高鳴る。]
(*105) 2014/12/26(Fri) 10時半頃
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ん……っ?
[下腹部から全身へと這い上る快感に身を委ねていれば、いつの間にか自分の手は彼の下肢へと導かれていた。]
あっ
[彼の其処が昂っているのを目と手とで確認すればまるでうぶな生娘のように赤面した。 自らの物より大きい其れをこれから……と想像すると息が荒くなる。少しばかりの恐怖と大きな期待で。*]
(*106) 2014/12/26(Fri) 10時半頃
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くつっ、ふ、あっ
[だから丁重に扱わなくとも良いと言ったじゃないか。 確かそんなような事を訴えようとした筈だが、見つけられた好い所を立て続けに責められてただ淫靡な囀りを齎す小鳥となる。
とろりと身体が溶け出しそうな心地。
彼は態々あっしの手を引いて下肢を上下させるものだから、その雄の部分の温度が直に手に伝わる。]
やらしい人。
[彼の宣言にはくすりと余裕ぶって唇で上弦の月を描いてみせる。赤い空に浮かぶ月に説得力なんてありゃしないだろうけれどね。
菊の花は指を引き抜かれてからというもの口を開けたり閉じたりを繰り返していて、彼の鈴口が押し付けられれば悦びを伝える。]
(*113) 2014/12/26(Fri) 17時頃
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嗚呼……あっしの奥まで来ておくれ、好い人。
[いっその事愛しい人と言っちまおうか。 言っちまったらどうなるのだろう。 其れでもあっしは此の人の事を忘れちまうんだろうか。 此の人もあっしの事を……?]
ああんっ、
[自らの裡を満たしていく肉が寸の間好い所を擦り、思考を断つ。 すっかりオンナの悲鳴を漏らすようになった己の喉に、また羞恥の気持ちが這い上ってくる。
彼の言葉によって彼の其の大きさをあっという間に呑み込んでしまったのだと知って、本当によく馴染むものだと驚く。 自分の知らない間に実に淫乱な事を覚え込んできた己の肉体に束の間恐怖を抱く。
でもそれよりも、]
(*114) 2014/12/26(Fri) 17時頃
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大丈夫だから、早く……
[自ら腰を揺らして彼を誘う。 恐怖や驚愕よりも、渇望が勝るのだ。
渇望は鈴の音が何時鳴ったのかすら忘れさせる。*]
(*115) 2014/12/26(Fri) 17時頃
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好い人は……好い人だよ。
[ただそう繰り返すのみ。 愛しいなんて口に出す勇気は結局無い、忘れられるのが怖くて。 屹度此れまでもそうして言って来なかったのだろう。 言った事など一度も無いと信じたい。
汗と性との臭いが部屋に満ちていく。 彼の視線が自分の物の辺りに注がれればこの体勢になった事を少しばかり悔いる。 だって彼の物に比べれば些か自分のは……
次が有るなら、そして忘れなければ、後ろからを所望する事にしよう。
彼の言葉に従い抱擁するように彼の身体に手を回す。]
(*123) 2014/12/26(Fri) 22時頃
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ね、脚も回すから……
[脚も彼の身体に絡みつかせて接合を深めようと脚から手を離すように頼む。 望みが叶えられ全身で彼に密着したのなら、穿たれた楔が運動を開始し、]
あぁっ、あっ、あ…っ!
[莫迦みたいに鳴いた。]
い、好いっ、ぃ、そこっ…!
[彼のが好い所を刺激する度にどろりどろりと頭の内が溶け出していくようで、声を抑える事も出来ない。 彼に回した手と、肉壁とがぎゅうと彼を締め付ける。]
(*124) 2014/12/26(Fri) 22時頃
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もっと、もっと、ね、もっと…ッ
[声が涸れるかと思う程感じる侭に嬌声をあげていれば、前に手が伸びてくる。 内部を穿つ刺激だけで善がり狂っていた身体は、自らの雄の部分を愛でられ堪らず弾けた。]
ああッ……くっ…
(*125) 2014/12/26(Fri) 22時頃
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[白い。 白い液が二人の身体の間に零れてその下のシーツ迄汚している。 白い液が満ちているのは自らの身体の内も同じこと。]
薬なら、貰って来てあるよ……
[息を整えながら彼に教える。]
終わったんならさっさと抜かないかい。
[冷静になると先程の痴態が恥ずかしくてぶっきらぼうに言った。*]
(*126) 2014/12/26(Fri) 22時半頃
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つれないって何だい、恋人同士みたいに 愛の囁きでも期待してたのかい。 誰がそんな怖気の走る事をするものか。
[彼があんまりにも寂しそうな顔をするものだからずきんと胸が痛んで、気が付いたら憎まれ口を叩いて仕舞っていた。 嗚呼あゝ、少しは素直になる積りだったのにあっしの口の愚かな事。
見るとどうやら激しく交わってる間に着物の一部が捲れ上がっていたようで、その下のしぃつを汚してしまっている。
笑う彼を見てまた憎まれ口一つ。]
お前さんの部屋ですれば良かった。
[また彼はのほほんとした笑顔を見せて今度は「執着」なんて言って来るものだから、あっしはきっと眉を釣り上げ彼を睨み付けた。]
そんな野暮な言い方をしないでおくれよ!
あっしはお前さんと 最後までちゃんとしたくて……
(*135) 2014/12/26(Fri) 23時半頃
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その、だから執着というより……
[俯いて口ごもる。 ああ勢いに任せて口を滑らして仕舞ったものだ。 この後に続く言葉なんて、好きだからとか恋しいからとか愛しいからとかそんな物しか無いじゃないか。]
やっぱり、執着で合ってる……。
(*136) 2014/12/26(Fri) 23時半頃
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薬なら…ええと、箱の中に入れておいたよ。 てぇぶるの上に紙の箱が有るだろう?
[豪奢な和紙で飾られた箱を示す。]
歩けるが……いやに気が効くねお前さん。 どうも。
[彼の手を借りて上体を起こす。 事後の倦怠感が残って居たので助かった。 それからグラスを受け取り。]
……乾杯?
[上目遣いに恍けた事を尋ねてしまった。 一体何を祝って乾杯するというのだろう。]
(267) 2014/12/26(Fri) 23時半頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/26(Fri) 23時半頃
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ず、ずっと? そんな言葉に絆されたりなんかしないよ…っ!
[もう充分過ぎる程に絆されているのだから、嘘にはならない筈だ。 その証拠にほら、頬に口付けてくる彼に今更顔が赤くなる。 それより過激な事を今さっきしたばかりじゃないかね。*]
(*140) 2014/12/27(Sat) 00時半頃
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お前さんのそういう気の利く所、 あっしは好きだよ。
[自分の分の錠剤を受け取り。]
は、「何度目かの」? お前さんとこんな事をするのは今日が 初めてだよ。
[建前上はそういう事にしておかないと、どうにも保ちそうに無かった。 だってそうでないと、何度も惹かれて行為を繰り返して、なのに忘れてなんてそんなの認めたら……
彼の喉がワインと薬とを飲み下していくのに合わせ動くのをじいと見た後、自分も同じようにした。
透明な液体が口の中で弾ける。*]
(273) 2014/12/27(Sat) 00時半頃
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ええと、なんだったか知ら……
[行為の前に彼に何か話すと約束したような気もするが、あまりにも好かったので忘れた。]
まあいいや、あっしに何か聞きたい事が有るなら 何でもお聞きよ。
ああ、らんどりぃ室に?ありがとう。
[大浴場に足を運ぶ気にはなれないと言い、部屋に備え付けのしゃわぁで身を清める事に。]
(276) 2014/12/27(Sat) 00時半頃
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丁助は、維持管理費どうこうの話題には別に興味がない。
2014/12/27(Sat) 01時頃
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 01時頃
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はぁー……
[じぇれみが去った後、溜息をついた。]
好きだよ。
[だけどお前さんの前では絶対に言ってやらないんだからね、ばーか。
シャワーを浴びたら真っ新な下穿きを身に付け、寝間着に着替えて愛しい人の部屋へと向かった。**]
(279) 2014/12/27(Sat) 01時頃
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