14 Digital Devil Spin-Off
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― バラック店付近 ―
そちらこそ、無事で何よりだ。 こちらも早々に悪魔と一戦交える事になったが。 特に、問題はない。
[手当てもしてあるし、悪魔に怪我をさせてしまった事は告げず]
ジュンはどっちから来たんだ? 私達は知っての通りだと思うが。
嗚呼、ちなみに。 この地域はヤマノテ線内とほぼ合致するらしい。
[そう言いながら、携帯食を一つ差し出した]
魔貨があるなら、そこで一通り買えると思うが。
(6) 2010/06/04(Fri) 00時半頃
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士官 ワレンチナは、携帯食は多分あと(02)食分くらい襤褸布に包んである。
2010/06/04(Fri) 00時半頃
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シノノメ――それがあの子の名前だったか。 しかし、解ってはいたが大集会状態だな。
[ニジカワの言葉に、アヅマが此処にいる時点で ウェイトレスの登場に今更驚く事はしなかった]
そういえば、フィリップは。 大丈夫だろうかな。
[少し前にやり取りした相手の事を思いながら。 此処に来た面々はハンドルネームが違うようで]
そろそろ、寝床でも探しに行こうかと思うが。 どうしたものか。
[一眠りして、狩りをして――日銭を稼いで。 それから、考えねばならない事も幾らかあった]
(18) 2010/06/04(Fri) 01時頃
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― 店の傍>>17 ―
そうか、反対側から来たのか。
[座り込む様子に、疲れているのだろうと判断して]
結界、か。 そうだと言われても驚かない私がいる。
[休んでからにする、と言うジュンに。 だから、ほら食え、と差し出した]
やる。 貰うのが申し訳ないとか思ってるなら、 代わりに買ってきてやるが。
[疲れ切った様子に、目線を合わせるようにしゃがみ込んだ]
(26) 2010/06/04(Fri) 01時頃
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地下街か。 なるほど――10年前から棲んでいる者がいるなら、 寝床としても安全そうだ。
[ニジカワが本当にKJだった、というのには 「そうだろう?」と小さく笑って]
今日のところは、私も地下に行く事にしよう。 情報、感謝する。
[地下街というからには広いのだろう。 常に誰かと一緒にいなければ安心できない、 では行動も制限される。 安全な場所があるなら、丁度良かった]
(33) 2010/06/04(Fri) 01時半頃
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[ジュンがフィリップに会った、と聞けば少し安心した]
あの子もペルソナを? そうか――それで。
[悪魔に会った、というささやきがあったから心配もしたが。 ささやきがある=逃げおおせたのだろうと思っていた。 そういう事ならばと納得する]
眠っている間がアラヤでは、心が休まらんな。 彼らに訊きたい事がないというわけではないが。
[少し、微妙な表情をした――が、すぐに切り換えて]
意味もなく貴重品を人前で見せびらかさん。 魔貨なら、どうせ食料以外の用途でも稼ぐしな。 先行投資と思え。
[恩を売るのも生存競争の一環だろう?と言うのは冗談。 少し悪戯っぽい笑みを見れば解るだろう]
(38) 2010/06/04(Fri) 01時半頃
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リョウリ――。
[字面を考えずに面白い名前だ、と思った。 ぺこりとお辞儀するのを見て、 少しは見習えと姿の見えない狐にそう思う]
ニジカワもプログラム使いか。 私とお仲間だな。
[それにしても、面白いものを使っているな。 と思いながら、そろそろ地下へ移動しようかと思い。 そういえば、財布を作ろうと思ってずっと忘れていたなと 一度店へと向かう事にした]
私は、後から行く。 忘れ物があった。
(47) 2010/06/04(Fri) 02時頃
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催促はしないぞ。
[冗談の通じる相手にふ、と素の笑みを浮かべて]
嗚呼、先に行っておいてくれ。 買わなければならない物を忘れていた。
[彼が皆と共に先に向かうならば、手を振った。 待っているならいるで、手短に用を済ませるつもりで]
(50) 2010/06/04(Fri) 02時頃
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― 店 ―
[買い求めたものは、刃物と小さな裁縫セット。 針と糸とそこそこ丈夫な紐があれば、それで良かった。 持っていた布は大きく、 また別の用途もあったから無駄使いはしたくなかった。
支払いを済ませようとしたところで、 不意に一陣の風が足元へと舞い降りる]
――レラ? 珍しいな、どうした。
[じっと、店の一点を見詰める。 その先にあったのは、鞘つきの小ぶりな懐刀のようだった。 鞘には何やら彫り物がしてある]
武器を買う余裕はないぞ。
[いいからあれを買え、買え、ナイフを買うくらいならあれを買え。 とせっついてくる狐に首を傾げ]
(61) 2010/06/04(Fri) 02時半頃
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お前な――。 あんなもの買ったらマグネタイト切り崩す事になるぞ、良いのか?
[誰のために節約しているのだ、と言ったけれど。 我侭な狐は「じゃあ、強請る量減らすから」と言い始める]
――解った、解った。
[仕方なしに折れると]
店主、あれを。 支払いはマグネタイトも使えるな?
[あんな民芸品の古刀、物好きだねぇ。 そんな店主の揶揄を聞きながら、それを受け取る。 により、と狐が笑った――「価値知らずめ」という呟きが 聞こえたのは彼女だけだったかもしれない]
(63) 2010/06/04(Fri) 02時半頃
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――こんな使い難いものを。
[護身用にはなるが、布を裂くのに使うものではない。 鞘と鍔がついていて重たいし、携帯にも困る。 何より、物々しいではないか。 溜息を吐きながら、ベルトに無造作に差す。 満足したように、狐の姿はまた掻き消えた]
「そういやぁ――」
[店主から>>#1の噂を聞いたのはその時だったか、 地下へ移動してからだったか。 後者の噂については、僅かに眉が*動いた*]
(65) 2010/06/04(Fri) 02時半頃
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士官 ワレンチナは、研修生 キリシマが待っていてくれたのには「有難う」とやんわり笑んで。◇
2010/06/04(Fri) 02時半頃
士官 ワレンチナは、その日はそのまま地下へと向かった**
2010/06/04(Fri) 02時半頃
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― 別日未明・トウキョウタワー ―
[アキハバラ集会の日から幾日後だったか。 廃墟に近いトウキョウタワーにその姿はあった]
――……。
[>>#1の噂、PCを持つオタクじみた男――。 それが何の手がかりと言うわけでもなかったが。 「最近になって住み着いた」「10年前に〜」というワードが 何か像を結びそうで、気付けば噂の場所へと足が向いていた。 にやにやと笑う狐は訳知り顔で言う]
「ねえねえ、もし本当にシーモンだったらさ。 本当に、ほんとーに殺っちゃって良いの?」
[形容の通り冷たい色をしたアイスブルー。 迷いを断つように、頷いたプラチナブロンドがさらり、揺れる]
(86) 2010/06/04(Fri) 05時頃
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正直、世界の再生なんて私はどうでも良い。 しかし、それを押し付けられたとなれば話は別だ。
[脆弱にして無知なヒトには、難題だ。 最初、そう思った]
物事の成功や失敗は、 何代もの死が重ねられなければ解らない。
その末、「行き詰まりの世界だ」として滅びるなら。
生まれ、生み、そして死ぬ。 人類誕生から今までの生の繰り返しに意味はない。
(87) 2010/06/04(Fri) 05時頃
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ヒトがいずれ最善の形へ到達しなければならないなら。
[世界の、ヒトの【到】(イタリ)のために。 滅びも再生も、ヒトの手で為されるべきだと彼女は思った]
そのために、私は「神」も「悪魔」もない世界を望む。 「神」という概念など、理性的な営みには不要だ。
「ソレ、悪魔の前で言う? ねえ、ソレ言う?」
[くすくすくす、狐の哂い声が木霊する]
罪という概念も、罰という概念も。 善という概念も、悪という概念も。
[立場が変われば裏返るのだから]
初めから一律である必要なんて、ない。 絶対である必要なんて、ない。
(88) 2010/06/04(Fri) 05時頃
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[だから彼女は、まずあの男を殺す事から始める事にした。 ヒトに「悪魔」という力をもたらしたあの男から]
――……。
[解っていた。 それは、半分ただの恨みであるという事を。 世界の再生という重みを、彼女は疎んでいた。 退屈だった平穏の崩壊は、 楽しみではなく彼女に責任だけを投げ掛けた。
そう、彼女は感じていた。
率先して死にたいわけではない。 けれど、自分には分不相応な生だと。 彼女は何処か心の奥底で、思っていた]
(89) 2010/06/04(Fri) 05時頃
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「【到】の世界」のために。 私の求める理は――……【神無】(カンナ)。
[世界の規範を作り上げるべきは、 神という概念を廃した新たなるヒト。 まるで再生への反抗のような。 新たなる再生への拒絶のような理を、彼女は唱えた]
例え、神がない事で混沌が生まれようとも。 神を失った事で再生が不可能になるとしても。
[その先に拓ける世界にこそ重みがあると思うから]
(90) 2010/06/04(Fri) 05時頃
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[鈍色の建物の中を、風が吹き抜けた。
その日、トウキョウタワーで男が一人殺された。 鋭利な刃物に切り裂かれたかのような傷跡と。 当たりに黒々とした血飛沫を残して。
PCは真っ二つに破壊され。 床には不自然に一箇所だけ血痕の途切れがある。 まるで、そこに障壁があって 血飛沫から何かを守ったかのように]
(92) 2010/06/04(Fri) 05時頃
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士官 ワレンチナは、血も乾ききらぬ廃墟の中で(02)分ほど、佇んでいた。
2010/06/04(Fri) 05時頃
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― その後・アキハバラ ―
[そうして彼女は、狩りから帰ってきた風を装って。 ここ数日の生活拠点たるアキハバラへと戻ってきた。 もし誰かと魔貨稼ぎにでも出る事があれば、 彼女の傍には以降、白い狐の姿があった*だろう*]
(93) 2010/06/04(Fri) 05時頃
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― 地下 ―
[その数日は時折外出をしながらも、 基本的には彼らと一定の交流を保っていただろう。 襤褸布を広げて座り込み、懐刀を抜く。 ぴっ、と切れ目を入れてそこから必要な量だけ布を裂いて。 慣れた様子で針に糸を通すと、巾着袋を仕立てあげた。 取り敢えず、明之進にあげる分とで2つ]
こんなものか。
[そこそこ丈夫な造りに仕立てておいた。 糸がほつれる事はないだろうが、布が破ける可能性はある。 周囲の様子を見やる。 男達の手合わせは終わっただろうか。 針と糸を手の平ほどのサイズの箱に収めた]
(221) 2010/06/04(Fri) 20時頃
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― 地下街 ―
[襤褸布の残りを畳み、 手合わせが終わった様子を見て立ち上がる]
お疲れ。 アキ、これ。
[薄く灰色がかった、糸と紐だけが白い、巾着袋。 自分のものは、ベルトに引っ掛けてある。 ニジカワとリョウリのやり取りは微笑ましい。
しかし、そう思ってから小さく首を振った]
――少し、出てくる。 魔貨でも稼ぎに。
[人から離れるように、その場に背を向けた]
(241) 2010/06/04(Fri) 21時半頃
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[ゾーイとラルフが戻ってきたのには、少し視線を向けて。 そのまま入れ違いに外へ足を向ける]
――もししばらく戻らなくても、気にするな。
[ゾーイの視線、幼い子供。 何処か目を合わせる事ができなくて、目を逸らした]
→ アキハバラ ―
(248) 2010/06/04(Fri) 21時半頃
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[去り際、ニジカワに掛けられた声には頷いて。 シノノメも外に出る様子なのが解れば]
――一緒に行くか? 単独よりは安全だろう。
[シノノメに道中でそう声をかけた]
(250) 2010/06/04(Fri) 21時半頃
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ワーリャでいい。 言い難いだろう。
[馴染みの顔の馴染みの声。 客という立場以外で話す日が来るとは、思わなかったが]
嗚呼、そんなところだ。 あとは――少し、人が多いのに疲れてきてな。
[正確には少し違ったが。 地上へ出れば、空は変わらず鈍色]
――いつまで、続くんだろうな。 君は早く終わらせたいとか、そういう事は思ったりしないか?
[崩壊と再生の狭間にある現在について、問うてみた]
(257) 2010/06/04(Fri) 22時頃
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[背後からかかる声>>256に、振り返る。 少しだけ、困ったような表情が零れたが。 すぐに、いつもの顔で]
――戻って来る。 気になるなら、ワン切りでも入れてくれ。
[ここ数日暮らす間に何処かで電話番号は交換していただろう。 そう告げて、また彼らへと背を向けた]
――戻って来るとも。
[いずれは――そういう定めならば]
(259) 2010/06/04(Fri) 22時頃
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――いや。 人が多いと、鈍ってしまうから。
[何が? 心が。 悪魔でも狩っていれば、鋭利になれる気がして]
私の方こそ、邪魔ではなかったか?
[一人が良ければ途中で別れるが、と付け加えて]
幸せ――か。 不幸の原因を追求すれば、幸せには近付くだろうな。
私は、幸せは不幸がなければ成り立たないと思っているから。 幸せは――理と絡めて考えた事がなかったな。 けれど、皆の幸せを願える事は。
[自分とは違うものの考えを興味深く聞く]
優しいな。
(266) 2010/06/04(Fri) 22時頃
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鈍るのは、決心――とでも言えば良いか。
[既に自分は人を殺した、――半ば私怨とも言える動機で。 もう、後戻りは許されない]
探し物? 私でも探せそうな物なら、 散策や悪魔狩りのついでにでも気を付けて見てみるが。
[彼女の探し物が物理的なものかどうかは、解らなかったが。 続く彼女の昔語りには、彼女もまた当時を思い返して微笑んだ]
――懐かしいな。 確かに、あの頃は幸せだった。 平穏は退屈だったかもしれないが、不幸ではなかった。
[だからこそ]
私は――大いなる意思を、悪魔を、恨んでいるのかもしれない。
(279) 2010/06/04(Fri) 22時半頃
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[不幸について語る少女の言葉には]
――そうか。 では、君は君の「幸せ」のために理を拓くか?
資格があるなら、どんな理を拓こうと構うまい。
私は既に――私の理のために、犠牲を為した。
[それがどういう意味にとられるかは解らなかったし。 それが理由で殺される事がこの先あったとしても、 それならばそれで良いとすら、思った]
「神無き世界」を望むという、決心をつける為だけに――な。
(281) 2010/06/04(Fri) 22時半頃
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― アキハバラ地下街・微回想>>278 ―
――忘れそうになるから、だ。
[こうして誰かと共に暮らしていると、いや]
こんな世界ででもこうやって暮らせてしまっている。 それが当たり前になってくると、 “再生”など不要ではないか――そう思いそうになる。
[実際、そう思った事もあった。 だからこそ、彼女は自身の中の賽を投げた]
私は“神による滅びを認めない”――。 だから。
[この世界に留まるわけには、いかないのだった]
(287) 2010/06/04(Fri) 22時半頃
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悪魔が嫌い、というよりも。 ヒトの世界を作るならば、悪魔を不要な気がしてな。
[悪魔使いのくせに、それは矛盾めいていたが]
――目には見えないもの、か。 そうか、ならば君にしか見つけられまい。
[見付かると良い、そうシノノメには返して。 少し大きな声が上がれば、静かに彼女を見詰めた。 アイスブルーは薄氷の色]
(288) 2010/06/04(Fri) 22時半頃
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――そのままの意味だ。
「ヒトと世界の新たな舞台」のために世界は滅びた。 そこにどれほどのヒトが暮らしていたかも知れない。 それなのに、だ。
全てを神に与えられるなら、 いつまで経ってもヒトの意思は神を超えられない。
だから、ヒトと世界に焦点を当てるなら。
其処に神という既成概念を持った力は必要ない。
[犠牲については、詳しくは答えなかった]
(290) 2010/06/04(Fri) 23時頃
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[>>291と、アヅマが言うのには小さく笑んだ。 口元だけの笑みは、何処か不自然で。 笑おうとして失敗した、というのが実際のところだろう]
その「大いなる意思」に私は反抗する。 ――という事だ。
それによって世界の再生が為されなかったとしても。 私は、それを受け入れる。
及びの知らないところでまた「大いなる意思」が世界を 滅びに追いやり再生するというならば。 私は、ヒトの手自らが招いた滅びの方が価値あるものと思う。
そこにすら、到達を許さない神ならば要らない。
[それはとても、挑戦的な意思だった]
――悪魔の存在を信じる事と、神の敷く理論を受け入れる事は。 また別の話だ。
(294) 2010/06/04(Fri) 23時頃
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――悪魔が悪い者ばかりではない。 それはそうだな。
[チセコロは今、どうしているだろうか]
でも、ヒトの世にそれが必要かどうかは別問題だ。 悪魔に気付ける者と気付けない者、 扱える者と扱えない者がいる時点で既に一つの格差が生じる。
確かに、今は悪魔なしに生きられる世界ではない。 その事を否定はしない。 私とて悪魔が居なければ死んでいただろう。
だとしても。 次の世界でもまた“これ”が繰り返されるくらいなら。 ――大いなる意思も、神も、悪魔も、居なくて良い。
[ヒトがヒトとして生きるための、彼女の中の一つの結論だった]
(301) 2010/06/04(Fri) 23時頃
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[>>296と訴える少女の表情を見る目は、 やはり変わらぬアイスブルーで。 すぐに割れてしまいそうな色なのに、今はただただ冷たい]
「神様なんか居ても、居なくても」過ごせるのだろう?
――悲しい事だとは思わない。 悪魔とヒトと世界とを共存させろ、と言われたなら。 私もまた違う結論を出しただろう。
この結論が悲しいと思うなら、私を狩るか?
[それでも構わないぞ、とゆるやかに笑った]
(304) 2010/06/04(Fri) 23時頃
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ジュン――。 理の話をしているだけだ。
[ある意味一番会いたいようで会いたくないタイミングで現れた。 ただ、其処で会話を切り上げる事はできないまま。 アヅマの返答を聞く]
――君は君の理を見つければ良い。 良い理を、見つけられたら。
[――その先は、言わなかった]
楽しみにしている。
(307) 2010/06/04(Fri) 23時頃
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友達や家族がいれば、悲しみも憎しみも生まれない。 ――虚言だ。
友や家族が死ねば悲しいだろう。 恋人や兄弟に嫉妬する事も、一切なくなる世界?
もし、事故で家族を誤って殺してしまったら?
――相手が親しければ親しいほど、自分を憎む事はやめられまい。
それとも、君の世界は。 「自責」すら消してしまえる世界なのか?
[それは単なる揚げ足取りにも近かったけれど]
(320) 2010/06/04(Fri) 23時半頃
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――良いだろう、そうまで言うならぶち壊してみせろ。
神無き世界を絶望としか呼べないその甘さで、 世界が変えられると本当に心の底から思っているならば。
その甘さで私を殺してみるが良い。
[そこまで言って、ジュンの言葉には一瞬だけ。 切れ長のアイスブルーが丸くなった。 笑顔に真意は読めずとも、ただ彼女は頷いただろう]
――物好きだな、ジュンは。
どうやら、早速明確な障害ができた。 ――私と共に、彼女を狩ってみるか?
(322) 2010/06/04(Fri) 23時半頃
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――君の普通が皆の普通と思うな。
誰かを愛する限り、別れの寂しさは避けられん。 その寂しさは、誰かを愛した証だ。
愛する者を失った哀しみまで失う世界なら。
私は、そんな世界に生まれたくはない。
[悲しみも、苦痛も、全てひっくるめて。 悩み苦しむ事すらもヒトらしさだと思っていた]
他人に寂しさを押し付けるな。 私の寂しさは、自分で決める。
(336) 2010/06/05(Sat) 00時頃
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[食料のお礼だと言うジュンには]
飯の礼にしてはこっちの貸しが大きくなり過ぎるな。
[彼の口調は、今の方が自然に感じる。 その言い分を聞きながら]
得策ではない、か。 とはいえ、この様子だといずれ私の理の障害となる。
変に力を着ける前に、とも思うが。
[シノノメに対して首を傾げる様子を見れば、 相手の返答を聞いてみようかとも思った]
(337) 2010/06/05(Sat) 00時頃
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理を持つ者を狩らねばならない事を、忘れてはいないだろうな。
[は、と溜息を吐いた]
さっきも言った、押し付けは要らない。 私が誰かを信じていない。 私が誰かと楽しく過ごした事がない。
そう思うのは自由だが、それは真実ではない。 愛を提唱するなら他人を決め付けるな。
[ニジカワが新たにやって来たのには]
――往来は面倒だな。
シノノメ、時計は生きているか。 あと、地理は解るか。
[そう尋ねた]
(344) 2010/06/05(Sat) 00時半頃
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士官 ワレンチナは、記者 イアンが近付いてくるのにちらと視線だけを投げた。◇
2010/06/05(Sat) 00時半頃
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話して解ってくれた相手がいたとして。 それを最後には狩らねばならない事まで 解って言っているなら、私はそれ以上何も言う気はない。
[狩るならば他人の内に。 そう思っている自分に、気付く。 けれど、そこまで自分は優しくもない]
私の「幸せ」か。 幸せかどうかなど、別段考える事などなかった。
強いていえば、笑ったり泣いたりする瞬間は幸せだった。
[ふと思い出す事。 来日当初は「幸」と「辛」の漢字をよく間違えて書いた。 線が一本あるかないかだけの違い]
――明日の今、24時間後。 トウキョウタワー前で待つ。
(357) 2010/06/05(Sat) 00時半頃
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ここから少し南に行った先だ。 タワーは形が残っていたから、判り易いはずだ。
[それは、行った事のある者にしか判らぬ事]
(360) 2010/06/05(Sat) 00時半頃
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[>>354、ニジカワに初めてちゃんと視線を向けた]
悪いが。 だからといって、この世界に長々と生き続けたいとは思わない。
それに、10年前。 世界の崩壊は予期されていた。
事態は、偶然で収集のつく状況だとも思わない。
[エゴであり欲望であったとしても]
そういう事を確かめたいなら、尋ねる相手が間違っている。
[一人が出した理など、その観点は理解できた。 ゆえに、彼女は新たな理においてヒトに変化を求めなかった。 だが、そんな事は今は関わりのない事だっただろう]
(364) 2010/06/05(Sat) 01時頃
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――解らないな。
私が死のうが彼女が死のうが。 君に何か不利益があるのか?
[皆で考えれば良い、などと言われたが]
私は、君が誰かと戦って死のうが気にしない。
[元々、この世界に希望など抱いていないのだから]
ただ、地下街での事は礼を言おう。
(370) 2010/06/05(Sat) 01時頃
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嗚呼、今から思えば幸せだっただろう。 そこには大した不幸せもなく。 「幸せ」を自覚できないほどには「幸せ」だった。
今はただ、此処にあるのは「不幸せ」だ。
[理という重荷。 悪魔との命のやり取りも、人殺しも、何もかも]
だから、早く終わらせたい。 それだけだ。
[急いているようにもとれるかもしれない。 これ以上言い合うつもりはないと、一歩退いた]
何にせよ、既に対話はなされた。 後は、決めるだけだ。
[その足は既に、南へ向かおうとしていた]
(376) 2010/06/05(Sat) 01時頃
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――不幸せ、と言うほどの事でもないか。
ただ、幸せを甘受できるほどの余裕は無い。
[大差はなかったかもしれないが、言い換えた]
(377) 2010/06/05(Sat) 01時頃
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――なら、生きていけば良い。
[踏み出した足は、止まらない。 いや、止めてはいけない気がしていた]
そういう者もいればいるで何か生まれるだろう。
[ただし、全員がそうである必要はない]
健闘を。
[それは社交辞令かもしれなかったが。 ほんの僅かの羨望が混ざっていたかもしれない。 ただ、それは本当に一瞬だけだっただろう]
(381) 2010/06/05(Sat) 01時頃
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[ニジカワの言葉に一度だけ、目を伏せた。 確かに、自分は人を殺して理を定めたかもしれない]
同類とは、偉大だな。
[ヒトはヒトというだけで相手を殺す事に戸惑える。 それが倫理というものなのかもしれないが、 思えば不思議だった。 寂しげな色には、一度だけ視線を留めて]
生きていたら、また。
[ジュンとシノノメのやり取りは横で聞いていた]
ジュンは、どうする。 私はこのままトウキョウに向かうが。
(387) 2010/06/05(Sat) 01時半頃
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[何処から>>385という解釈がなされたのか。 彼女には解らなかった。 だから、ただこう言葉を返す]
誰もが幸せを自覚できるほど、 普段から幸せを意識しているものではない。
[幸せではなかったとは、一言も言っていない。 けれど、それが幸せではないのならば。 彼女の観点では幸せではないのだろう]
――また。
[鈍色の空が見慣れてしまった事に、 ほんの少し小さな溜息を零した]
(389) 2010/06/05(Sat) 01時半頃
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――巻き込んでしまったか、な。
[>>390と言うジュンに、少しすまなそうに]
話を始めた時は、こんなに目立つつもりはなかったのだが。 いつの間にか、人が集まってしまった。
[明之進との約束は守れないかもしれない。 けれど、覚悟していたはずだった]
――何故、私の理に?
[>>316の言葉を思い返して、問うてみた。 はぐらかされても、気にはしなかっただろうが]
(395) 2010/06/05(Sat) 01時半頃
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[なるほど、その観点ならば幸せではないのだろう]
幸せを当たり前と感じないためには、 やはり不幸が必要だと、私は思う。
[不幸がないから幸せに慣れていくのだ、 と思う彼女にはどうやらほどほどの不幸が必要らしい]
――無い物強請りのようだな。
[私はどうやら。 心の何処かで少し、この境遇を楽しめるような気がしてきた。 小さな微笑みはもうシノノメには見えなかっただろうけれど]
(402) 2010/06/05(Sat) 01時半頃
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――ならば、良いけど。
[彼といると肩の力が落ちるような気がする。 シノノメとのやり取りも耳にしていたが]
幸せとは、何なのだろうな。
大きければ、失った時の哀しみは深い。 小さければ、じきに慣れていく。 麻薬のようだ。
[何処か他人事のような響きでもって]
――そう、か。
[彼の苦笑いを見ると、少しだけ困ったように笑った]
ヒトをな、――殺してきた。 そうすれば、もう揺らがないような気がして。
(409) 2010/06/05(Sat) 02時頃
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[何となく、と彼が言うのには]
でも、きっとそれが一番自分の意に沿う事なのだろう。
[反射だとか本能に近いものなのかもしれない。 理屈ではない事の方が、彼女には嬉しかったようだ]
理屈なんて、なしにいられるのが一番楽だ。
[自らを悪魔に喩えて言うのには]
――代償は? 私に払えるものなら有り難いな。
[冗談に返す冗談は、何時の間にか半分真剣味を帯びていたかもしれない]
(412) 2010/06/05(Sat) 02時頃
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後から自覚するような幸せが、 何にも勝る大切な事とは私には思えん。
幸せだけの世界でヒトは成長するのだろうか。
[ただ幸せであればそれで良いのだろうか]
――いいや、私の覚悟なんて。 誰かを殺さなければ固まらない覚悟だ。
[責めるも慰めるも、否定も肯定もしない彼を。 心地良いと思った。 しかし、続く言葉にはアイスブルーが揺れた]
(439) 2010/06/05(Sat) 02時半頃
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――何を言うかと、思えば。
[薄氷が刹那、割れそうに滲んだ。 彼の目はこちらを見ていなかったけれど。 少し、目元を払った。 埃が目に入ったのだろうか、と思う彼女もまた。 自分の内心を上手く把握してはいなかったのだろう]
私のいない世界は、つまらないか? ……解った。
[少し埃の汚れたプラチナブロンドが、風に揺れる]
「ジュンより先に死なない」。 ジュンが生きている限り、私は死なないよ。
[たとえ死んだとしても、彼にとって生きている事になればそれで良い。 「これで良いのか?」と問うように彼を見上げて。 はら、と溶けた氷が滲むように零れた]
(441) 2010/06/05(Sat) 02時半頃
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[嗚呼、おかしいな。 どうして私は泣いているんだろう。 そんな事を思いながら、もし彼が気付くなら。
「目が痛くて堪らないんだ」とだけ答えて。
トウキョウタワーへの道をただ、歩いて*行く*]
(442) 2010/06/05(Sat) 02時半頃
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― トウキョウタワーへの道中>>492 ―
――そうだな。
[一つの覚悟をするために、もう一つの覚悟をした]
ジュンは、物好きだ。 でも、そういうところ、嫌いじゃない。
[今も、こうやって大袈裟な心配をしない]
ありがとう……。
[目元に触れる掌の感触にまた少し涙が零れそうになる。 けれど、すんと鼻を鳴らすとゆっくり瞼を上げて]
大丈夫、埃、取れた。
[そう言って、ゆっくりと微笑んだ]
(595) 2010/06/05(Sat) 19時半頃
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シノノメは、どんな悪魔を扱うのだろうな。 私のような悪魔使いか、それともジュンのようなペルソナか。
[どちらにせよ、準備が必要そうだというのには頷いて。 店へは同行した。 その折、iPhoneが着信を告げれば]
――アキ。
[少し、押し黙る。 今は、多分少年に返す事はできない。 決闘の場に人を巻き込む事はできなくて。 代わりに、彼女は掲示板にこう書き込んだ]
(596) 2010/06/05(Sat) 19時半頃
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― とある掲示板の書き込み ―
投稿者:(記入なし) 投稿日:202x年xx月xx日 Title:アキへ
トウキョウタワーの噂を確かめて来ます。 遅くとも明日には戻るでしょう。
(597) 2010/06/05(Sat) 19時半頃
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[誰が、とは書かなかった。 少なくとも、自分かシノノメのどちからは戻るだろう]
――私は、とんだ嘘吐きだな。
[それからWispperの新着に気付くと、ジュンと顔を見合わせた]
(600) 2010/06/05(Sat) 19時半頃
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― Wispper ―
@Philip_at 気にするな。私も出かけてしまったし。生きていれば、いずれ会える。
@Philip_at シノノメとは、話をしたら少し食い違った。物事に表裏はつきもの。一律に正しいものはない。
[ジュンへのメッセージも見えていたけれど、 返事はジュンの判断に任せる事にした]
(603) 2010/06/05(Sat) 19時半頃
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― トウキョウタワー前 ―
[そうして、やって来たトウキョウタワー前。 血の名残はきっと今も廃墟の中に埋もれている]
――レラ、出て来い。
[呼ばれて冷気と共に現れた、白狐。 いつぞやよりは大人びて、大人しく彼女の隣に鎮座する。 途中で調達した物は極少ない。
悪魔の性質上、埃や風に邪魔されぬようゴーグルを。 可能であればジュンにもそれは勧めておいただろう。 多少の瓦礫も不自由なく駆けられるよう、ブーツと。 それから、プレート入りのオープンフィンガーのグラブ。 前に出ないが故、機動性重視の選びだった。
武器は、ベルトに佩いた懐刀程度]
(610) 2010/06/05(Sat) 20時頃
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― トウキョウタワー前 ―
「――来たよ」
[白狐が風から何かを感じ取って、鳴いた。 しばらくすれば、瓦礫の向こうから少女の姿が現れる。 時刻は指定よりまだやや早かった]
――やはり、一人で来たんだな。
[フィリップ、――トモハルという紹介がジュンからあったか。 Wispperの内容からして、彼は来たくとも来れない といったところだろうか。 少女が一人を選んだ事には理由があったのだろうと推測する]
何か、事前に話しておく事でも?
[あるなら、始まる前にしておこうと彼女は言った]
(617) 2010/06/05(Sat) 20時半頃
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そうだな。 わずらわしい――と言うよりも。 私も君も「変わらない」だろうから、無意味だと思っている。
[此処へきて捻じ曲げる事はできなかった。 ふと、トウキョウタワーを一度だけ見やる。 我侭の押し付け合いという言葉には視線を戻して、頷いた]
だから、そういう事にしておこう。 どちらが勝って理を断たれようが、恨みっこ無しだ。
――ただ、一つ。 君の望む世界に私は歓びは見出せない。 だから。
[叶うならば]
君が勝ったら、――私の命、ジュンに預ける。
[本当は「殺せ」と言いたかったが。 ジュンとの約束を思い出し、そんな物言いになった]
(624) 2010/06/05(Sat) 20時半頃
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――……。
[少女の問いに軽く、天を仰いだ]
私は、「ジュンより先には死なない」――。 そう「契約」をした。
だから、もし、万が一になったとしても。 ジュンより先には、死なないんだ。
[「死ねない」ではなくて「死なない」と彼女は言う]
だからと言って、君からの手加減無用だ。 全力で来ると良い。
(632) 2010/06/05(Sat) 21時頃
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― トウキョウタワー前 ―
[冷やりと、空気が冷気を纏い始めた。 緩やかに風が勢いを増す。 廃墟に降り積もった粉塵が風に流されていく。 それはまるで、灰色の霧雨のように]
ケット・シー――猫、か。
[手袋を投げるその仕草は、決闘の意。 良いだろう、と礼を返すように彼女はその手袋を拾い上げた]
受けて立つ。
[風は勢いを増し、細かな石粒の破片が舞い始める]
まずは小手調べ、か。 行け、レラ――!!
[無数の破片が雪の粒を纏い、シノノメへと吹き付けた]
(635) 2010/06/05(Sat) 21時半頃
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士官 ワレンチナは、ゴーグルは装着するも、キリシマほどの怪しさは発揮されなかったようだ。
2010/06/05(Sat) 21時半頃
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ジュンは――イメチェンどころではないな。
[自分が勧めたとはいえ、ジュンのゴーグル姿は怪し過ぎた。 粉塵の向こう、マントが攻撃を防いだのが見て取れて。 そこから発された熱源に、機敏に白狐は反応した]
炎使いか、不利だな――。 ジュン、そちらの判断は任せる。 私でダメージを与えるのは少し難儀するかもしれない。
[雪を伏せて風だけで闘うしかない。 火炎を避けるように瓦礫の影へと駆けると同時に、 白狐は身軽に姿を消し風へと気配を変えた]
雪が駄目なら、切り裂け――!!
[頭上から、鎌鼬がネコマタへと襲い掛かる]
(644) 2010/06/05(Sat) 21時半頃
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そうだな――バリエーションがない分は。 応用で補うしかあるまい。
[中空からリリムへと「感謝――!!」との声が飛ぶ。 火炎は直撃せずとも冷気を削られる。 そのジリ貧の状態は打開されて。
二重に重ねられた風の行方を見ながら、 サマナーは瓦礫の影から相手の受け手を観察する]
(653) 2010/06/05(Sat) 22時頃
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[中空にいた白狐の気配がぴた、と止まる]
マリンカリン――?
[それが何を意味する魔法か解らなかったが。 風が不穏に、地面へと圧力をかけるように吹き始める]
レラ、どうした……っ!?
[ふらり、と姿を現した白狐の牙がこちらへと向けられる。 様子がおかしい、ちっ、と舌打ちが零れた。 咄嗟に抜き払った懐刀、払った鞘には狐と狼と雷神の彫り物]
――目を、覚ませ……ッッ!!!
[喉笛を目掛けて駆けてくる白狐、理性を失い行動は直情的。 それゆえに――飛び掛る一瞬が、視えた]
(664) 2010/06/05(Sat) 22時頃
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[刃を横に立てて右へと身体を倒し、瓦礫の上を転がる。 左肩を食い千切る感触と共に、刀にも手応えがあった。 甲高い鳴き声と共に、サマナー同様肩口を紅に染めた白狐は我に返る。 しまった、と顔に出す白狐に気丈に笑いかけた]
構うな、行け。
[鮮血を散らして、また白狐が宙に消える。 失血に軽い眩暈が伴ったが、肩口を抑えて立ち上がる]
もう一度――だ。
[転がった拍子に零れ落ちた襤褸布がす、と風に流されていった。 再び、粉塵が舞い始める]
(665) 2010/06/05(Sat) 22時頃
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[懐刀を右手に握ったまま。 だらりと下ろされた左腕は痺れを伴い始める。 ダークグリーンの上着に血が染みて黒く変色する。 指先からはぽた、と地面へと血が落ちていった]
――はっ、しょっぱなから、これ…か……。
[苦笑する。 嫌な汗が額に滲むのが解った。 思ったより相手の手数が多い。 次の手はカウンターの心算で身構えた]
(675) 2010/06/05(Sat) 22時頃
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[一度かかったものに二度は掛からない。 挑発魔法の声が上がれば、身構えたが]
憎しみや悲しみを厭う割りに――そういうのが、得意か。 皮肉な事だな。
[小さく、哂った。 それは、悪魔を使役する自分にも向けられる揶揄で]
そんなものが、効くと思うな――。
[名を呼んで駆け寄ってくるジュンを目にすると、 大丈夫だ、と声を掛けて。 瓦礫から身を離して一歩、二歩、遠ざかる]
ジュンも、少し下がって。
(685) 2010/06/05(Sat) 22時半頃
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――潰してやる。
[不意にシノノメの付近の廃墟で爆発が起こった。 否、爆発ではなく建物の内側から巻き起こった突風が 外へと瓦礫――硝子片やコンクリート片の雨を降らせる。 傍にいる者がいれば巻き添えをくらう可能性はあるだろう]
(688) 2010/06/05(Sat) 22時半頃
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士官 ワレンチナは、白狐は廃墟を一つ崩落させた後、外へと飛び出す。
2010/06/05(Sat) 22時半頃
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油断以外の、何者でもない、な。
[>>692、元より色白の肌は一層抜けるように白く]
怪我をするのも覚悟の上だ。 ――しかし、帰りがけに、誰かに襲われては堪らないな。
[その時は、適当に目暗ましをして地下にでも潜るか。 だとか、そんな事を謂う]
これ以上の怪我は後々に支障が出る。 何とか――早めに決着を考えないと。
(701) 2010/06/05(Sat) 22時半頃
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何だ、あれは――……。
[煙が晴れて瓦礫の中を見やれば、 そこに既に猫の姿はなく虚空から生えた鋼鉄の腕。 吹き飛んでくる瓦礫に、また一歩後退する]
何処までも、厄介だな。
[挑む相手を間違ったか、とは今更思わない]
レラ、雪を。
[鋼鉄の腕へと纏わりつかせる、冷気。 凍り付けば動きは鈍くなるのだろうか、解らなかったけれど。 嫌な音をたてる埃達を鎮めるように、 深深と瓦礫の上へと降り積もる雪の結晶達]
(704) 2010/06/05(Sat) 22時半頃
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っ、――ジュン、迂闊に飛び出して……。
[駆け出した彼に、思わず足が出た。 既に感覚のない左腕は、寒さも相俟ってぴくりとも動かない。 彼はペルソナ使い、生身の自分とは違う。 解っていたけれど]
ジュン、ッ――!!!
[振り被られた腕が狙ったのはこちら。 至近距離の彼に向けられたわけではなかった、 その事にどうしてだか一瞬安堵してしまい。 吹き上げられる雪の結晶が、盛大に空に舞う]
く、っ……――。
[真っ向から向かってくる衝撃波を食い止めようと、咄嗟に懐刀を 前へと翳す――人間の手でそんな事は当然不可能なのだが。 それとほぼ同時に、白狐が彼女との間に躍り出た]
(716) 2010/06/05(Sat) 23時頃
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[ジュンが抑えてくれたその衝撃は、少しは弱まっていたけれど。 じりじりと、最初は拮抗したが押されているのは目に見えて。 やがて、風は重みに耐え兼ねて地に屈する。 痛々しい悲鳴と共に彼女の眼前で真っ赤な華が散った]
、、レラ、……ッ……。
[プラチナブロンドがその血飛沫を被る。 衝撃波はそのまま彼女の手にした懐刀を遥か後方へと 弾き飛ばし、彼女の身体を右の肩口から大きく切り裂く。 右足が、衝撃に巻き込まれて歪んだような気がした]
く、、は…っ……。
[血の海へと、膝を着く]
(719) 2010/06/05(Sat) 23時頃
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[血の味がして、咳き込む。 げほり、と血の筋が伝った。 ペルソナ使いではなく、生身の人間。 リリムの加護を得ていても脆いもので]
――、レラ、……レ、ラ、、……。
[ジュンを助けに、と口にしようとしたが。 それもできなくて。 倒れないように瓦礫に手を付くのが精一杯で。 衝撃でずれたゴーグルを外すとぱたり、と投げ捨てる。 瓦礫の向こう、シノノメの悲鳴が聞こえた。 白狐が身体を引きずりながら、立ち上がる]
(730) 2010/06/05(Sat) 23時半頃
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[駆け寄ってくるジュンの背後に、ビョウキの視線が見えた]
……、……――。
[声を発しようとするだけで、胸が痛い。 分が悪過ぎた、――彼だけでも逃がさなければ。 そう、請うように白狐を見上げた]
ジュ、ン……――。 、、逃げ…、……。
[最後の力でもって、白狐の風が二人の姿を包む。 もう今は持たない――そんな気がして。 叶うならば、血塗れの手で彼の手を力無く握った。 なんで、と繰り返す少女の声を遠く聴きながら。 風がジュンを何処か遠くへと連れ去ろうとする]
(741) 2010/06/05(Sat) 23時半頃
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[遠く、聞こえる声>>742。 白い肌を紅色に染めて、口元に笑みを描いた]
……、げ、ほ…っ、ごほ、っ……――。
[頭を地に垂れて、肩を揺らす。 その姿は斬首を待つ罪人にも似ていたか]
は、っ……、……。
[酸素を吸っても吸っても、霞がかかる。 脳に酸素を回す血液が足りないのだから、仕方がない]
(746) 2010/06/06(Sun) 00時頃
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[血交じりの唾を飲み下そうとして、諦めた。 そのまま、咳と一緒に吐き出す]
…理を、…捨てれ、ば……意味、がなくなる……だろう。
[此処までして闘った意味すらも失われる。 だから、闘った以上理を曲げる事はない。 ゆっくりと背を起こして少女を、そして悪魔を見上げる。 支える右腕が、がくがくと震えていた]
…ジュ、ンは……。
[>>755の声が聞こえて、また頭を垂れる。 侭ならない、血溜りに一滴透明な液体が零れた]
…契約、…違反、なら……。 …罰を、受けなくては…な…。
[何が良い?と。 風の気配を追って、ゆっくりと時間をかけて背後を振り返った]
(759) 2010/06/06(Sun) 00時頃
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[小さな少女の泣き声が聞こえる。 宥める術は彼女には、ない]
…遅かれ、早か、れ…の、定めだ……。
[理を持つ者としての。 この道を通れない者に道を譲るつもりはなかった。 此処で自分を捨て置く者がいるならば、 きっと自分は後からその者を殺めに行くのだろう]
…ばか、、…ジュン……。
[折角遠ざけたのに。 >>767の様子が見えて、仕方の無い奴だと苦笑が零れた。 苦笑と一緒に、涙も零れていたかもしれない]
(771) 2010/06/06(Sun) 00時半頃
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――……、恨むわけ、ない…だろう…。
[これでやっと――とすら、思っているのだから。 振り上げられた腕を見上げる。 その向こうに鈍色の空が見えた。 遠く、高く、そして変わらぬ色で。 そこに昇る日は、眩し過ぎた。
けれど、しっかりと目に焼き付けただろう]
(781) 2010/06/06(Sun) 00時半頃
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[最後に聞いたのは、誰の声だっただろうか。 ジュンの姿を最期に目にすると。
ゆっくりとまた、彼女は頭を*垂れた*]
(786) 2010/06/06(Sun) 00時半頃
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