238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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[>>151その時か。 天使にしか聞こえぬ音波を探り 自身の目の前に灰色の天使が現れたのは。]
オースカくん!
丁度良い、君の力を使って 伝えて欲しい事がある。
[彼自身も、その仲間とは知らず。 紫藤菖蒲がこの騒動の元凶かも知れぬと 他の12柱に伝えて欲しいと頼みこんだ。]
(162) 2015/09/12(Sat) 23時頃
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………“こちら側”?
[>>166彼の言葉に、怪訝そうに眉を潜める。 いつだか立派だと言った灰色の羽が、何処か 黒ずんでいるようにも見えた。]
何を根拠に言ってンのか知らねーが 彼女が元凶だってのは、彼処で戦ってる奴が教えてくれた事だぜ。
[彼が、一体何を見ているのか。 男は、彼の目を真っ直ぐに見据える。]
(168) 2015/09/12(Sat) 23時頃
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ん、んー。
[>>171男はゆるく首を傾げる。 そして続く緩い口調で、話を続けた。]
俺が聞いてンのはさー 何で君がシドーちゃんはシロだと言い切れンのか、と。
俺とリューくんが裏切り者だと 何でそこまで確信を持てンのかって話だけど――――……
[男は、そこで一度話を切って]
(176) 2015/09/12(Sat) 23時半頃
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獲物を抜いたからには、それなりの覚悟があンだろうな?
[>>171抜かれた日本刀。 12柱の同士へその刃を本気で向ける事が どれだけ深い意味を持つか、彼は理解しているだろうか。
一方男は、銃を構える素振りさえ見せないが]
(177) 2015/09/12(Sat) 23時半頃
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[刀で殴れとかどんな家訓だ。
そう思わなくもなかったが 恐らくは、峰で相手の動きを止めるという 大須賀流奥義の一つでもある、それの事だろうか]
――――――……君は、甘いな。
[はは、と笑って顔を伏せた後]
(187) 2015/09/13(Sun) 00時頃
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俺を殺す覚悟もなしに、それを向けンのかって聞いてんだよ。
(188) 2015/09/13(Sun) 00時頃
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[男は考える。 >>179白黒の判別が容易いという彼。
しかし検討違いにも、自身を裏切り者としたり 紫藤菖蒲をシロだと言っていた彼だが 有翼種達が間違っている事以外にも、一つ可能性がある]
[例えば。]
[彼も紫藤菖蒲の仲間であった時だ。]
(189) 2015/09/13(Sun) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/13(Sun) 00時頃
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おーリッくん、無事かー?
何か俺、勘違いされてるらしいぜー
[>>183その時だ。 知った声の響きに、一瞬だけ気がそちらへ向くのは。
気の抜けた声に逆戻りしたような気がしなくもない。]
(190) 2015/09/13(Sun) 00時頃
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そうかー? 元気って感じには見えねンだけどー!
[さて、隙に攻撃でもされたかどうか。 しかし男はそれでも構わず地上へと降り立とうとする]
悪いな、俺が治癒能力でも持ってたらな。
[>>191とん、と彼の前へ降りればそう呟く。 天使を冠する割にはそういう能力には長けてない。 ……ふと、男の脳内にはある女性の姿が浮かぶが]
(196) 2015/09/13(Sun) 00時半頃
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……いンや。
裏切り者、だとさ。
[大須賀はまだ空に居たか 彼の方をちらりと見やりながら]
(197) 2015/09/13(Sun) 00時半頃
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詳しい話は後だ!
オーシロちゃんの大体の位置、分かるか?
[そう聞く目的は、察せるだろうか。 彼女であれば悪友に十分な治癒が出来るだろうと 抱えて飛んでいくつもりだったが、それを許可するかどうか]
(198) 2015/09/13(Sun) 00時半頃
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……………
[>>202呆気にとられたような悪友に 男は安堵の表情を、隠せなかった。
嫌われるのも、疑われるのも慣れている。
―――この、幸々戸理岐という悪友以外には。]
(213) 2015/09/13(Sun) 01時頃
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……それ、俺に治癒能力がなくて良かったって喜ぶとこか?
[>>206きぱりと返された答えに 少しだけ、不貞腐れたような顔にもなるが。
>>207>>209その時、降り注ぐのは無慈悲な雨。]
(216) 2015/09/13(Sun) 01時頃
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………何だ、これ。
[力が抜ける感覚。 それを味わっているのは自分だけか。
否、恐らくは悪友と 大須賀でさえ例外ではないだろう。
水は本来、自身に力を貸してくれるものである筈なのに]
(217) 2015/09/13(Sun) 01時頃
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一時休戦だ!
君も“この雨”の中戦おうって程、無謀じゃねーよなー!!
[そう叫んで、男は走り出す。 悪友を引き連れるつもりであるならば 気遣う素振りを見せなかったのは不味かっただろうが
もしも行動を共に出来たならば 男が今まで聞いて、感じた事を彼に話すつもりで*]
(218) 2015/09/13(Sun) 01時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/13(Sun) 01時頃
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― 路地裏 ―
………つー訳でさ。
[龍山と紫藤の戦いを遠くから見ていた事。 龍山から聞いた「紫藤が天界の門を開きたい」と言っている事。 大須賀は「紫藤はシロだから裏切り者はお前」と攻撃を仕掛けてきた事。
この短時間で起きた出来事を大方、悪友に報告する。 >>228傘アタックの痛みが僅か残るのか、背中をさすりながら。]
(262) 2015/09/13(Sun) 19時頃
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さっきっから飛び回ってる機械も どうやら俺達を狙ってるみてーだしさ。
リューくんも嘘を言っているようには聞こえなかった。 もし本当にシドーちゃんが門を開けたいってンなら 俺達だけを狙ってくる機械が沸いた理由も頷ける。
俺達の聖痕を集めて、天界の門を開こうとしてる、って事だ。
[それは自身の中で再確認をするように わざと言葉に出して、状況を整理していく。]
(263) 2015/09/13(Sun) 19時頃
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シドーちゃんの事を他の12柱に伝えよーと オースカくんを呼び止めたンだが、どうも話が通じねえ。
[男はわしゃ、と髪を掻く。 情けないその面を、白鴉が嘴で小突いた。]
あ、そうだ。 リッくんの式鬼紙《シキガミ》って 皆に伝言飛ばせなかったっけか。
[頭の上に豆電球を光らせながら、彼を伺い見る。]
(264) 2015/09/13(Sun) 19時頃
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[>>241聞こえてくる通信。 この内容は勿論、大須賀にも筒抜けな筈だが]
『シドーちゃんの事、オースカ君には伝えたんだが』 『逆に俺とリューくんが裏切り者だって言って聞かねえ』
『彼女は、何か言ってるか』
[この通信先の男の性格は勿論 彼が“彼女”の事で嘘を付く可能性の方が 恐らくは少ないだろうと、男は真実を伝える。]
(265) 2015/09/13(Sun) 19時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/13(Sun) 19時頃
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[もう少し男が人の感情の変化に敏感であったなら >>278門に誘惑されんとする彼の様子にも気付けただろうか。]
…………実はさ。
俺、少し嬉しかったンだ。
[>>280誰を信じて誰を疑うか。 その言葉を聞いた時に思い出したのは >>213先程大須賀と対峙したあの時に思った事だ。]
(287) 2015/09/13(Sun) 21時半頃
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リッくんにまで疑われたらやだなーって ちょっとだけ思ってた。
[雨音をBGMに漏れ出た言葉は いつもの笑顔と共に聞こえれど。 その内容は、いつもの男らしくはない。 頭でもぶつけたのかしらと思わせるくらいには]
(288) 2015/09/13(Sun) 21時半頃
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ん、問題なし。
[>>282代わりに事態を他の12柱に伝えてくれるという悪友に よろしく頼む、と顔前で手の平を合わせた時。
>>270聞こえてくる声に難しい顔。]
(289) 2015/09/13(Sun) 21時半頃
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…………浮気現場でも見て自棄になってンのかと思ったぜ。
[これは通信には乗せないでおく。 >>270少し考えた後に、男は告げる]
『手が必要なら貸す』 『けど俺は、お前や、門を守るのが仕事だ。 その為なら―――彼女を手にかける事も出来るぜ』
[>>159彼に委ねたのは、その判断だ。 彼女の考えが変わらない限り、時間稼ぎに意味はない。 世界を守る為に愛しい者を殺す覚悟があるのかと、男は聞いていた*]
(290) 2015/09/13(Sun) 21時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/13(Sun) 21時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/13(Sun) 22時頃
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ばっ………心外だなー 俺はいつだって正直に生きてンぞ。
[>>306顔を歪めて反論してみるも >>307次の言葉で、呆気に取られたように]
へへっ。
………何だ、分かってンじゃん。
[君も頭打ったか、なんて言い返せば良かったと 気付いたのは、きっともう少し後の事だ。]
(321) 2015/09/13(Sun) 22時半頃
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………『形代』だっけか。
[>>308送られる紙飛行機を見送った後。 語られる話に、顔を伏せたのは僅か]
じゃあ。 晴れてリッくんも俺に守られる身になったつう事だな!
[男が守るのは門。 そしてこの世界に生きる人々。 ならば聖痕の形代となった彼もまた守る対象に入るという事。 尤も、守らずとも彼は簡単にやられるような者ではなかったのだが。]
(322) 2015/09/13(Sun) 22時半頃
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『そっちは任せた』 『俺は、他の奴らに話を聞く』
[>>309聞いてとれた言葉から 彼の、覚悟の片鱗は伝わって来る。
恐らくはまだ暫し時間がかかるのだろう。 だが、いずれは彼が彼自身の手で決着を付けなければ 前に進めないであろう事も分かっていたから、男は簡素にそう返した。]
(324) 2015/09/13(Sun) 22時半頃
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ん、あれは………
[>>@13見え覚えのある有翼種。 あれは―――サイモンの血を継ぐ語り部のものだ。 真っ直ぐに此方に寄越したメモを開けば]
――――………
[“サイモンが殺された”の文字。 男はくしゃりとメモを手で丸めた。 傍らの悪友の元にも、そのメモは届くだろうか]
(340) 2015/09/13(Sun) 23時頃
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ん、知ってて言った。
[>>337その覚悟の先にある戦いは、決して楽なものではない。 しかし、今暫しはその友の笑顔に答えるように、笑う。]
リューくんの方は、あの二人の問題だ。 俺は他の12柱と話を付けて来ようと思う。 いざとなれば、味方は多いに越した事はねえ。
[>>324通信内で聞いた覚悟を思い出して、言う。 それならば自分は違う方向から手を回す。]
(347) 2015/09/13(Sun) 23時半頃
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………貰っとくぜ、これ、懐かしいな。
[>>339式鬼紙《シキガミ》を分けて貰い受けたなら 男はそれに視線を落として呟く。
かつての“戦い”の数報告にも使っていた、それ。 彼にまた黒歴史を思い起こさせてしまう気もするが 今から始まる“戦い”は、それと比べ物にならない程には、過酷だ。]
(348) 2015/09/13(Sun) 23時半頃
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……まあ、何とかするしか、ねえな。
[>>349時間はないという彼に 男もそう言って、肩の白鴉を見やる。 彼はどうやらやる気満々のようだ。全く頼もしい。]
じゃ、俺はこっちだ。 そうそう、助けが必要なら呼ンでくれよなー
[守られる程弱くないとは知っているものの 背中を任せて貰えたら嬉しいという意味で、そう告げて 男は雨の中を、駆けていく*]
(363) 2015/09/14(Mon) 00時頃
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