20 Junky in the Paradise
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[全部、壊れて]
[壊して]
[無くなって]
(*9) 2010/07/14(Wed) 00時半頃
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[死んだことを認識していても]
[殺したことを認識していても]
[現実感の遠い酩酊はまだ続く]
(*10) 2010/07/14(Wed) 00時半頃
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アハハ。
サイモン、あんまり整頓得意じゃなかったから。
[笑い声を立てる。]
た、楽しいね。
パーティ。
こんなに清々しい気分は、 ひ、久しぶりだ。
(27) 2010/07/14(Wed) 00時半頃
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『もっと』
ずっと
(*11) 2010/07/14(Wed) 00時半頃
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もっと、
ずっと、
この楽しいパーティが、続けば、い、いいのに。
[そういって座ったまま、周りを見回す。 騒ぐだけ騒いだ後の周囲は爽快なまでに散らかって]
ね?
[流れているメロディは歪んで圧をもって 耳と脳を押さえつける。それすらも心地よく]
(28) 2010/07/14(Wed) 00時半頃
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し、幸せだよ。ま、マーゴも。 き…決まってる。
[床すわりで手を繋いでみたりはしても、 黒髪の娘の目は、男を見ない。]
…たぶん。
[だからか。むくれて言い返す声には少し不安が混じる。 周りを見回せば、蹴り壊されたっきり、 ずっと、止まったままの時計。]
(31) 2010/07/14(Wed) 01時頃
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え。
[お開き。とその言葉に眉を下げた。 寂しがるような顔。]
………。でも、今、サイモン、いないから。
[周りを見回さずにやけにはっきりした口調で言う。 黒い目は、壊れた時計を映して]
時間──とめちゃえば、
ずっと、このまま、パーティの時間だよ。
[狂ったアリスのお茶会みたいに騒々しくばからしく、 ずっとみんなで騒いで、楽しいパーティ。]
(32) 2010/07/14(Wed) 01時頃
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ああ。
そっか。
時間を
……とめちゃえばいいんだ。
(*12) 2010/07/14(Wed) 01時頃
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ま、マーゴは、…もともと、 や、やさしいよ。
拗ねるなんて、そ、…そんなことな、ないよ。
[眉根を寄せて、抱いている身体を、 ヴェラからあわてて隠すようにする。 ばたばたと白衣を脱いで、肌にかぶせ]
サ、サイモンなら。
…あ、あっちで、ホリーとでも、 い、一緒にいるんじゃあない?
[あっち。がどこなのかは言わずに]
(34) 2010/07/14(Wed) 01時半頃
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[続く言葉には 自分の薬指の指輪を見下ろし へらりと笑う。ここにいる限りは、きっと幸せ。]
…… ヴェラは、かえりたいの?
[だからか。帰る。と言った言葉には、 ごく不思議そうに相手を見上げた。]
(35) 2010/07/14(Wed) 01時半頃
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[首を傾げて、周りを見回す。ぐちゃぐちゃの色彩と どろどろの世界。火が遊び、床は汚れて 眠りこけて沈んでいる人間が何人もそこここに。]
… 合図………
[ぼんやりと天井を見上げる。 警察の鳴らすサイレンのような音が──遠く聞こえた気がして 眉を潜めた。]
(36) 2010/07/14(Wed) 01時半頃
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[細やかな表情の変化には眼鏡のない視力では気づけないけれど、 近づいてくることは特に嫌がる様子もない。]
うん。仲良く、してればいいけど。
[そう頷いて]
へえ……
解剖は、僕は、 そんなに好きじゃなかった、か、から。
何が好いの?
[単純な興味で聞いている世間話の風。 指で隠した白い腹をたどる。 想像のなかで、割り開きでもするみたいに。]
(39) 2010/07/14(Wed) 02時頃
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[無遠慮に覗き込まれると、むっとした顔をする。]
僕は、マーゴと行くところがあるか、から。
いいんだ。
[盗られないように、警戒するように、 マーゴを抱いている手に力を込める。]
(40) 2010/07/14(Wed) 02時頃
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[妄想に溢れた頭は思考する。]
か、彼女と、 て…天国に、いくんだ。
(*13) 2010/07/14(Wed) 02時頃
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[ヴェラの指が服に赤い玉で筋を引いていく。 知識としては頭の中にあり、 辿っていく手を見る目は、 医学書を読んでいるのと同じ目をして]
これは、ま、マーゴだから、 だ、だめだよ。
もう、ぼ、僕のだ、だから。
[けれど、希望には、身勝手な物言いで、 ヴェラを睨み付ける。]
あ、あっちの向こうに、 別のが、転がってるじゃ、じゃない。
[指差すのは窓の方。ヤニクを"置いた"あたりを指差す。]
(43) 2010/07/14(Wed) 02時半頃
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た、試すんなら──あとで、ちゃんと縫合してよ? う、動けないと困るし、痛いのも、やだ。
麻酔かけてね。
(44) 2010/07/14(Wed) 02時半頃
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見習い医師 スティーブンは、でもマーゴはだめだよ。と彼女が何も言わないのをいいことに、怒ったように言い募る。
2010/07/14(Wed) 02時半頃
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マーゴはだめ。
[言い切って、あきらめる様子に、 うんうん。と頷く。]
ぼろぼろにしちゃったから き、切るのも大変かもしれないけど──
縫う練習も、す、するんじゃないの?
[不思議そうに首を傾げて]
ぼく、あれ、 上手く、繕えたことないけど。
(46) 2010/07/14(Wed) 03時頃
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[歩いていく背中に、 何の気なしに手を振る。]
ねえ。
──本当に、かえるの?
[もう一度尋ねて]
(47) 2010/07/14(Wed) 03時頃
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…… へクターは、どうする?
[もうひとり、悪友にも、 この後を尋ねて──*首を傾けた*。]
(48) 2010/07/14(Wed) 03時頃
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どうせな、なら。
みんなも。
(*14) 2010/07/14(Wed) 03時頃
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こんな、……こわいところじゃあなくって
一緒に、天国に、行けたらいいのにね。
[そうして、黒い目は、壊れた、のっぽの時計を*眺める*]
(*15) 2010/07/14(Wed) 03時頃
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[マーゴに被せた白い服は返り血に染まり赤く。 床に座ったまま、眼鏡のない、 暗い黒い眼が、問いにきょとりと瞬く。]
ううん。
[疑問ではなく、 否定に首を横に振る。]
────死んでるよ?
殺したんだもの。 当たり前じゃない。
[何を当然の事を、と。そんな調子で震えるへクターへ 暗い黒い穴のような目を向けて、首を傾けた。]
(55) 2010/07/14(Wed) 23時頃
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約束してたのに……破ろうとするから、 どうしたらいいのかわからなくて
[へら、と笑う。]
でも、
やわらかいし 怒らないから
…… 最初からこうすれば良かったかなあ……
[しゃべってくれないのが残念だけど。と、 少し不満そうにしている男は、 いつもどおり過ぎて──正気に見えない。]
(56) 2010/07/14(Wed) 23時頃
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[さっきまで楽しそうに笑っていたのに、 悪友は、不意に──スティーブンにとっては、不意に。 青くなって逃げようとする]
好きだ、って、何回も言ったのに …… たたくんだよ。
[問いに頬を押さえて、マーゴを見下ろす顔は 頬の痛みを思い出すようにしかめられ]
……へクターもヤニクも、 何、幻覚…見てるの?
僕は最初から、僕なのに……
(60) 2010/07/14(Wed) 23時半頃
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──どこいくの?
[不満そうに顔をしかめて。 逃げる男を追いかけようと、マーゴから手を離して、 立ち上がればそこで、時計が鳴り響きだした。]
あれ。
(61) 2010/07/14(Wed) 23時半頃
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[ヴェラがぼそりとつぶやくのにも、 不思議そうに首をかしげる。 悲鳴が上がるのも、音楽の一部の様。]
さっきまで、
二人とも
同じことして
同じもの見てたのに。
[壊れた時計。燃えた壁、焼かれた肉。 壊れた身体。ぶちまけられた胃の中身。 そこら中に散らばっている赤い血液。]
(63) 2010/07/14(Wed) 23時半頃
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……足りないのかな。
(*16) 2010/07/14(Wed) 23時半頃
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女王様を蹴ってたのも? 犬だったのも?
覚えてないの?
… … 虫はもう大丈夫?
[ふらふらとしているヴェラを見やり ただ、首を傾げて、 走り回るへクターをぼんやりと見ている。]
(66) 2010/07/14(Wed) 23時半頃
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[疑問に猫背の男は、酔っ払いが記憶を手繰るように 指を、ひとつひとつ──ゆっくりと折りまげる。]
いち、にぃ……さん……、…
[そこまで数えて、途中でやめ、 床で"寝ている"ものを見まわす。]
… それじゃ、数が、あわないね。
[見下ろした手のひらは殴ったときにか、 赤くなっている。]
大丈夫、へクター? 顔色悪いよ?
(70) 2010/07/15(Thu) 00時頃
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おなじこと?
[疑問に返り血のシャワーを浴びた男は、 床を見回して、壊れた時計を見て 背中から"折れた"ように見える身体を見て 首を傾げた。]
─── 覚えてないの?
[そこにいる二人に、黒い眼はたずねる。]
(73) 2010/07/15(Thu) 00時頃
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