164 天つ星舞え緋を纏い
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― 祭り当日/墓地 ―
...色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識亦復如是 舍利子 是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減...
[里の祭りの喧噪を他所に、墓所には低く経文の声が響く。 二十余年の昔、丁度祭りのその夜に、ここに棄て置かれたは、ひとりのこどもと、ひとつの骸]
[骸が何者であったか、それは判らぬ。しかし、住職が亡くなったと噂に聞いたかつてのこどもが、ここに戻ったその理由の一つは、この経を手向けるためであった]
(44) 2014/02/15(Sat) 22時半頃
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[何故、経を手向けるのかは自身も知らぬ。ただそうしたいからするのだと、誰かに問われたなら答えたろう]
[けれど今、坊主にそれを問う者は無い]
[やがて、経文が終わり、手にした錫杖で地を突けば、じゃらん、と遊環が音を立てた]
(49) 2014/02/15(Sat) 22時半頃
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― 墓地 ―
[陰る日差しに空を仰ぎ、月が陽を喰う様を目にしたのは、丁度、その時]
(50) 2014/02/15(Sat) 22時半頃
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はて、まだ酔うているかな?
(51) 2014/02/15(Sat) 22時半頃
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[酔夢でないなら、それは凶兆、と、坊主は識る]
[ざわりざわりと、這い上る、昏い気配が、身内に眠るモノを揺り起こす]
いや、まだ酔い足らんか...
[目を細め、坊主の唇が弧を描く、と、
ぽう、と紅い鬼火が胸のあたりに浮かび上がった]
(54) 2014/02/15(Sat) 22時半頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/15(Sat) 22時半頃
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だん!
[と、坊主の右足が地を踏んで、錫杖を両手に握り、胸の前でぐるりと回す。 浮かんだ鬼火が、じゃらじゃらと鳴る遊環に燃え移るようにして紅い焔の軌跡を描き]
煩いぞ!
[キィキィと甲高い声をあげ、頭上から群れなして降ってくる蒼い膚と虫の翅を持つ異形を、焔の環が次々と跳ね飛ばし燃やしていく]
(74) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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[尚も群がる異形の群れを燃える錫杖で払い除けながら、墓地から村里への道を辿る。寺へと逃れようとしてきたのか、途中の道にも点々と、里人達の骸が転がり、辛うじて息を残した者の断末魔の呻きが辺りに満ちる]
はぁ...はぁ...
[錫杖を力の限りに振り回し、息を切らせ、額に汗を噴き出しながら、坊主は、ぐるりと頭を巡らせ]
...犬死に、だあな。
[吐き捨てて、まだ息を残して苦痛に喘ぐ村娘の胸に、ざくり、と錫杖の先を突き通した]
(77) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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[坊主に胸を貫かれて絶命した娘は、そのまま焔に包まれて灰と化す]
南無...
[唱えかけた念仏は、途中で途切れて乾いた笑みに溶け消えた]
いちいち弔いなぞ、追いつかんわ。
(82) 2014/02/16(Sun) 00時半頃
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[ぐるりぐるりと、錫杖が空を切り、大きな焔の環を造る]
『ノウマク サラバタタギャテイビャク
サラバボッケイビャク サラバタタラタ
センダマカロシャダ ケンギャキギャキ
サラバビギナン ウンタラタ カンマン』
[韻を踏み、唱えられた真言の響きに応じるように、焔は大きく燃え上がり、螺旋を描いて広がると、目の届く範囲に転がる骸全てに燃え移り、燃え上がり、焼き尽くす]
(*6) 2014/02/16(Sun) 01時頃
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[骸を焼く焔は、襲い来る異形達をも巻き込んで、焔の結界と化して坊主の姿を緋の照り返しに染めている]
(87) 2014/02/16(Sun) 01時頃
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[燃える焔の結界は、封じられた記憶を蘇らせる]
(98) 2014/02/16(Sun) 01時半頃
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[鬼火を呼ぶこどもは、親に疎まれ、人買いに売られた]
[事情を知らずこどもを買った人買いもまた、こどもの異能を恐れて、その命を奪おうとし…抗ったこどもに逆に殺され骸となった]
[殺した相手を弔うのは、後悔のためではない。 この後も、己の命や自由を奪おうとする者は、躊躇わず殺すのだと、そう決めているためだ]
(99) 2014/02/16(Sun) 01時半頃
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[その心根のまま、人としては生きられぬ、と、諭した住職も、己の行く手を阻む者として殺したいとこどもは思い…殺さぬために里を出た]
[住職を慕っていたというわけでもない。ただ、殺してしまえば終わりだ、と、どこかで何かが囁いたのだ]
(100) 2014/02/16(Sun) 01時半頃
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[それは或は、寺にも里にも馴染めず、寺で遊ぶ子供達を睨みつけるばかりだったこどもに、たった一人、誘いの声をかけた少年の事を、思い出したからかもしれなかった......]
(101) 2014/02/16(Sun) 01時半頃
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さて、誰ぞ生き延びておるのか...
[遠い記憶は焔の中に飲み込まれ、坊主は笑みを刻んだまま、再びゆっくりと歩み出す]
[生き延びた者はきっといる、だから、探せ、と、目覚めた闇が*教えていた*]
(102) 2014/02/16(Sun) 02時頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/16(Sun) 02時頃
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[坊主が歩みを進める度に、じゃらん、じゃらん、と、錫杖が鳴り、ごう、と燃え上がる焔の中に、妖や人が飲み込まれる。 最早、燃やす相手が何者であるかを、坊主は確かめさえしていなかった]
[襲い来る小さな妖の数は次第に減っていたが、骸の数は村の中央に近付けば増えるばかり]
全て燃やすも、大儀やな。
[ひとつ息つき、燃やし続けた焔を消せば、道の先、畦道を駆けて行く青年の姿が目に入る>>128]
(136) 2014/02/16(Sun) 19時半頃
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ふん、生き残っておったか。
[ぞの姿を見た途端、ざわざわと灼けるような苛立ちと、凍えるような殺意が、同時に胸に湧いてきて、坊主は知らず、眉を寄せた]
アレは、何ぞ?
[口にすれば、それに応じるように、手にした錫杖が熱くなり、じゃらじゃらじゃらと遊環が鳴る]
(………ワレは、何ぞ?)
[二つ目の問いは、環の鳴る音に掻き消され、坊主はふらりと、青年の見えた方へと*歩みを向ける*]
(137) 2014/02/16(Sun) 19時半頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/16(Sun) 19時半頃
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― 畦道 ―
[道の先で、何があったか、坊主は知らぬ。だが、見慣れぬ白鞘巻を帯に差した青年が、>>138妖に屠られぬだけの力を持つ事は見て取れた]
いかにも、わしは坊主だ。
[距離開けたままの問いかけに>>140笑み佩いたまま、そう答え]
お前は、何だ?
[『誰』か、ではなく、『何』か、と尋ねた]
(141) 2014/02/16(Sun) 21時頃
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― 畦道 ―
ふうん、そうかい。
[明之進の答え>>142に、坊主の笑みが深くなる]
そうさな、お前はお前だ。 そうして、わしは、わし。
[くっくっくと、喉を震わせ、じゃらん、と錫杖を鳴らす音]
明之進、とやら、わしは、お前を殺したくてならんのだが、どうするかえ?
[ざわざわざわと闇が騒ぐ、アレは、己の邪魔をするモノ、互いに存在を赦せぬ敵よ、と身内に燃える焔が揺れる]
逃げるか、殺し合うか、どちらを選ぶ?
[問答無用、と言わなかったのは、先の答えが、この坊主の気に入ったからに他ならない]
(143) 2014/02/16(Sun) 21時半頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/16(Sun) 22時頃
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― 畦道 ―
何も、大人しう殺されろなぞとは言うておらんぞ?
[明之進の言い分を聞けば、まったく真顔で心外そうに坊主は言って。 続いた言葉に再び目を細める]
放っては置けぬか?では、どうする?
[じゃらん、と錫杖の遊環が鳴る]
(154) 2014/02/16(Sun) 22時半頃
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― 畦道 ―
殺されとうはないのなら、わしを殺すかい?
[ぶん、と両腕を交差して、回した錫杖の環が鬼火を纏い、紅く燃え上がった]
(*13) 2014/02/16(Sun) 22時半頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/16(Sun) 22時半頃
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― 畦道 ―
鎮める、とな?
[腰の太刀には手を伸ばさず、懐に手を入れた明之進の言葉に、坊主はぱちりと瞬いた。 笛を取り出すその腕の、舞うような美しい動きに、目を奪われたは、ほんのひととき]
ほう、そうか...鎮められるものなら
[言いざま、ぶん、と錫杖を前方に振り下ろせば、焔が一筋の帯となって、明之進へと走る]
やってみるがいいさ...!
(*15) 2014/02/16(Sun) 23時頃
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― 畦道 ―
[焔の帯が躱されたのは、ある意味予定のうち、だが、その後は違った]
なん...?!
[早口の今様の紡ぎ出された次の瞬間、離れていた筈の明之進の姿が、目前に迫る]
おおうっ!
[笛を振り抜くその動きの始めは辛うじて目に留まった故に、それを錫杖にてたたき落とそうと振り上げて...だが、眩しい輝きにその軌道は大きく逸れた]
(*18) 2014/02/17(Mon) 00時頃
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