111 【恋愛RP村】大学生の非日常
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ピッパ! 今日がお前の命日だ!
2013/01/26(Sat) 00時頃
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今日も童話の中から、 愛のお話を抜粋しましょう。
[厚い本をぱらぱらと捲る。]
今日はこれにしましょう。 54ページ、「ラプンツェル」。
(*0) 2013/01/26(Sat) 13時頃
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あるところに、赤子の頃から魔女に育てられた ラプンツェル、という少女がいました。 ラプンツェルは幼い頃からずっと、 階段も扉もない塔で育てられ、そして美しい女性へと成長しました。
「ラプンツェル、ラプンツェル、お前の髪をたらしておくれ」
魔女がそう呼びかけると、 ラプンツェルは黄金を編んだような 美しい長い髪を塔の下へと垂らします。 魔女はいつもその髪を伝って、塔へ登るのでした。
(*1) 2013/01/26(Sat) 13時頃
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ある日、塔の前を一人の王子が通りかかり、その様子を見ていました。 魔女がいない時を見計らい、王子は言いました。
「ラプンツェル、ラプンツェル、お前の髪をたらしておくれ」
ラプンツェルは登ってきたのが魔女ではなく見知らぬ男性だったので 驚いて小さく声を上げました。 王子はラプンツェルの美しさに惹かれ、すぐに恋に落ちました。 「怖がらないでおくれ。お願いです、僕と結婚して下さい」 優しい声色で囁く王子が、ラプンツェルもすぐに好きになりました。
そうして王子は毎晩のように、ラプンツェルの髪を伝い塔へ登って 二人は逢瀬を繰り返すようになります。
しかし、それに気づいた魔女は怒ってラプンツェルの長い髪を切ると 遠い遠い荒れ野の捨て去ってしまいました。
(*2) 2013/01/26(Sat) 13時頃
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夜。王子がいつものようにラプンツェルに会いに来ると、 魔女は切ったラプンツェルの髪を垂らして、 何も知らずに登ってきた王子に言ったのです。 「残念だったね。あの娘ならばもういないよ。 遠い荒れ野に捨ててしまったから、もう死んでいるかもしれないね」 魔女は高笑いをしながら、ラプンツェルに近づいた王子を 塔から突き落としました。 そして、地面にあった荊棘が目に刺さり、王子の目は見えなくなってしまったのです。
「目も見えず、ラプンツェルもいない。いっそ、死んでしまおうか」 王子は悲嘆に暮れましたが、やがて考えを変えました。 「いいや、ラプンツェルは死んだとは限らないんだ。探しに行こう!」
(*3) 2013/01/26(Sat) 13時頃
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それから王子はラプンツェルを探して、何年も何年も彷徨い続けました。 そしてある日、荒れ野にやってくると、とても懐かしい声が聞こえて来ました。 「あの声はラプンツェルだ。ラプンツェル!」 とうとう王子はラプンツェルを見つけたのです。 「ああ、王子さま!」 ラプンツェルと王子はしっかりと抱きあい、互い、褪せぬ愛に気づきました。 そしてラプンツェルの涙が王子の目に降り掛かると、 不思議なことに王子の目は、元通り見えるようになったのです。 王子はラプンツェルを自分ん国へ連れて帰り、 大勢の人々に祝福されながら婚礼を行い、その後末永く幸せに暮らしたということです。
(*4) 2013/01/26(Sat) 13時頃
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王道の愛のお話でしたね。 王子様は目が見えなくなっても、 ラプンツェルが遠く遠くへ行ってしまっても その愛を貫いた結果、何年もかけて彼女を探し ついに見つけて幸せになった。
あなたには、ここまでして 愛する人を求める気持ちがありますか? 童話というのは時に残酷であり、 時にファンタジーでもある故に リアルに考えればそれはとても難しいことのように思えます。
さて、お話はあしたへと、続きます*
(*5) 2013/01/26(Sat) 13時頃
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