1 とある結社の手記:6
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1人は偽物か。
[カルヴィンの無邪気そうな囁きに、まるで被せるように嬉しそうな囁き声。 いずれ彼の真摯な思索に答えるつもりでも、それでも目前のニュースに声は弾む]
俺が人狼なら…ふふふ。 人狼に都合の良い占い師とやらが居てくれれば、どれだけ有り難いことか。 そうだな…その手があったな…。
(*15) 2010/02/19(Fri) 21時半頃
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[―――勘違いとしか、思えなかった。
だって、人狼でもない彼らが嘘を吐く必要性を、 感じなかったから]
……ど、どういうことでしょうか…。
(*16) 2010/02/19(Fri) 21時半頃
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に、偽者……!?
[あっさりと答えを出した同属の囁きに、驚いた声を返す]
…………??
ええと、ええと……。 僕達に味方してくれる人がいるということ、ですか…?
[何処か声は呆然としている。 少年にとって、あまりに意外な展開だったからだろう]
(*17) 2010/02/19(Fri) 21時半頃
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言っただろう。 我々は人狼だ。だがそれだけだ。…人間以上でも、以下でもないのだ。
だからこそ…垣根など低いものだ。
[そう囁いた後、カルヴィンの疑問に心が引っかかる。]
味方。と確信するには尚早か。お前は…どう思う?
(*18) 2010/02/19(Fri) 22時頃
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………垣根、ですか。
[暫く考え込んで何か言おうとした所で、続けられる問い。 きょとんと瞬いた後、ちらりともう一度メモを見上げる]
あぁ、そうか。 例えば偽者がいたとしても、その人の目的は、分らないですね…。 ただ、本当に嘘吐きさんなら、少なくとも僕達にとっては 悪くない展開ではないのかなと思います。
どの情報が本物なのか、他の人には分らなくなりますから。
(*19) 2010/02/19(Fri) 22時頃
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そうだな…。
奴等の意図が知れれば、この上ないが…。 俺とカルヴィン…この人数を言い当てたのはサイモンと、ウェーズリー… サイラスは……
[カルヴィンの返答を当然のように受け入れながら、 囁きの口調は、独り言のような色彩を帯び始める。]
(*20) 2010/02/19(Fri) 22時頃
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わわっ……。 あんまりキャサリンさんに無理させちゃ、駄目ですよ…?
[戻る折にちらりと咳き込む彼女の姿が目に留まり、 おろおろと声を掛ける。 もっともキャサリンの顔は何処か楽しそうだったし、 そんなに心配は要らないと思っているのだけれど]
……うーん。 ローズマリーさんは、早く此処から出たい為に 嘘を付いている可能性もある、と言っていました。
結社の方がそう言うということは、 過去にそういった事例があったんじゃないかなと、思うのですが…。
[二人の性格上、それは違う気がします、と小さく付け足した]
(*21) 2010/02/19(Fri) 23時半頃
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……ヤニクさん、聞きましたか? サイラスさんは人狼と会ったことがあるみたいです。
うーん……。
[探るような丸い瞳をひっそりと薬屋へ向けて、 一度大きく瞬いた**]
(*22) 2010/02/20(Sat) 03時頃
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ほう…。 だが残念ながら、俺はサイラスに疑われたことが一度も無いな。 飽きるほど会っているはずだが…。
[集会場の階段をのぼりながら、広間に居るカルヴィンの声を聞いた。 困惑と愉悦の混じり合った忍び笑いが囁きに漏れる。]
まあいい。 あの二人の真贋はもう少し様子を見よう。それよりも… それよりも…居るだろう。本物の、俺達の敵が。
(*23) 2010/02/20(Sat) 12時半頃
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本物の、敵――――…。
[相手の言葉を繰り返し、長く息を吐く。
視線が流れた先は鉄格子の嵌められた窓の外。 頭に思い描くのは、此処にはいない結社員の男の姿]
………サイモン、さん。
(*24) 2010/02/20(Sat) 12時半頃
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[二日後までには戻ると言っていた結社の占い師の男。 当然結社の信頼は厚く、 彼に正体を見抜かれてしまえば、もはや―――]
…………。
[だから「その前に」と。
それは既に今朝の時点で、 去り行く男の背を見つめながら考えていたことで。 だって、僕は、……まだ、死にたくない、から…]
ヤニクさん。
ヤニクさんは人を食べたこと、あるんですよね。 どんな、気持ちだったんですか?
悲しい? それとも―――…何も、感じない?
(*25) 2010/02/20(Sat) 13時頃
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お前は豚を食べるとき、悲しむのか?
[ことさらに素っ気ない声。 むしろ、それに続いた言葉の調子に答えはあったかもしれない。]
サイモンには死んで貰う。 これ以上、奴を野放しには出来ない。
もうじき夜が来る。丁度良い…。 カルヴィン。俺にとってもひさびさの獲物だがお前に譲ってやる。 どんな気分か知りたいか。…すぐに解るさ。
(*26) 2010/02/20(Sat) 17時半頃
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あまりピッパの料理に手を付けるなよ。 せっかくサイモンが帰ってきたとき、腹痛で動けないでは困るからな。
[そして、失笑のような笑い声が囁きに漏れた。]
(*27) 2010/02/20(Sat) 17時半頃
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…………。ふふっ。 ヤニクさんは、豚、食べないじゃないですか。
[きょとんとした間の後に、何処か楽しげな声が返る。 続く彼の声が響けば、静かにそれを受け止めて]
分りました。
…僕、が。
[最後は独り言のように。自分に、言い聞かせるように]
(*28) 2010/02/20(Sat) 18時頃
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いや、いや、いや。 ピッパさんのディナーが振舞われることになったのは、 半分以上ヤニクさんの所為じゃないですか…!
[しかし夕食の話になれば、 とてもとても必死な様子で声を返す。 少しだけ、拗ねた調子で]
………あぁ…、もー…。
[はぁ、と混じる困ったような溜め息一つ]
(*29) 2010/02/20(Sat) 18時頃
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それがどうした。
[重々しい声の後に抑えきれない笑いの衝動が続く。だが。]
さあ、お前も席に着け。 食事は人を観察する絶好の機会だ。…気を抜くな。
(*30) 2010/02/20(Sat) 19時半頃
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観察する余裕があれば、良いのですが…。
[ピッパの料理の完成品までを確認したわけではない。 匂いはとても美味しそうだった気がするのだが。 しばし遠い目をした後、気を強く持つように緩く首を振り]
………が、頑張ります!
[少年は、半ば自棄気味に気合を入れた]
(*31) 2010/02/20(Sat) 20時頃
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そう…。 …まずは食べることだ。
[低い、笑いを押し殺した囁き声。]
(*32) 2010/02/20(Sat) 20時頃
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[―――食べなくては。
…本当に、食べなくては、いけないモノは………]
…………。
[しかしとにかく、今は目の前の現実《料理》と向き合おうと思った]
(*33) 2010/02/20(Sat) 20時半頃
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口をつけたら最後まで食せー♪ 毒を食らわば皿まで食せー♪
[キッチンで聞こえてきていたお料理ソングが、 頭の中を駆け巡っていた]
(*34) 2010/02/20(Sat) 21時頃
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よせ…。カルヴィン。
[悲愴な響きが、囁きの乗る。]
(*35) 2010/02/20(Sat) 21時頃
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僕、……強く、なれた……かな……。
[もぐもぐしながら、独り言のように零れた囁きは、 意図せず今際の言葉のようになっていたという]
(*36) 2010/02/20(Sat) 21時頃
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…… サイモンは…失敗は許されない…俺が、代わるか?
[カルヴィンの苦悩が解らなかったわけではない。相手はピッパだ。 それでもなお、厳しい口調で囁く。突き放すように。]
(*37) 2010/02/20(Sat) 21時半頃
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……………。
[ヤニクからの囁きが聞こえれば、一瞬の間を置いて]
いえ。
―――…大丈夫です。問題、ありません。
[返る声は真っ直ぐで、真剣なもの。 きっぱりと言い切る様子は、少年なりの決意の表れだった]
(*38) 2010/02/20(Sat) 21時半頃
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………たっ、ただ、少しだけ胃休めさせてください。
[再び暫くの間を置いて、苦笑気味に言葉が付け足される]
深夜までには、元に戻ると思いますから。
[如何してグラタンを食べて、胃の辺りがひりひりするのだろう。 ちょっとした恐怖体験であった]
(*39) 2010/02/20(Sat) 21時半頃
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ならば良い…。 これ以上、お前は巻き込まれるな。
[自身は巻き込まれていた。初めて囁きで見せる。情けなさそうな声。]
(*40) 2010/02/20(Sat) 21時半頃
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……分りました。
や、ヤニクさんも、どうかご無事で。
[初めて聞く相手の力ない囁き声に、 心配そうな声色で言葉を付け足した]
(*41) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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問題ない…。
[気を取り直したように傲然と言い放つ。 そしてまたカルヴィンが手を付けようとした料理を、鋭い眼光で制止しながら。]
今日の主演は…お前なのだ。
(*42) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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[鋭い眼差しで制されれば、大丈夫だと言うように緩く頷く。 他人が倒れるのを止める気はあっても、 これ以上自身が料理を口にすることは無い。
というか多分、もう食べようと思っても 食べることは出来なかった。色々な意味で]
今日の、主演……?
[続く相手の言葉に、不思議そうに呟いて]
僕が………。
[襲うことが出来たら。なれるだろうか。父のように。 ―――……認めて、貰えるだろうか。人狼だと。 小さく、息を呑む]
はいっ。頑張ります。
(*43) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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――――…サイモンさんが来るのは、朝…。
[結社員の返事>>@59は確り耳に届いていたようで、 確認するように自分でも一度呟いた]
(*44) 2010/02/21(Sun) 01時頃
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