226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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[少しだけ欲しいと言われた時間。 一体何に使うのかしらと...は首を傾げる キャリーバッグの上に置かれたお弁当は、結構多そう 皆でだから何人集まるのかしら
中庭への誘いには]
大丈夫よ、歩ける ……一緒に、行かせて
[力を入れればなんとか歩ける 私は大丈夫、まだ動ける――あなたと、いられる 躊躇う言葉には表情動かし口角を小さくあげて 差し出された手に己の手を重ねる]
(206) 2015/06/10(Wed) 18時半頃
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[羽がくすぐる感触も、鈍いのはきっと進行する病の所為 でもあったかく感じるのはきっと、心がそう感じているから
つらくないわ。身体よりも心の方がずっと、ずっと 貴方と居られない事の方がずっと怖い
彼と触れあったなら、共に歩もうかと もしかしたらこれが、最後の景色になるかもしれないから*]
(207) 2015/06/10(Wed) 18時半頃
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[ピクニックの計画は中途半端なまま。 結局どうなるのかは分からないけれど。 食堂の主は妙に気合を入れて、 沢山お弁当を用意してくれたようだ。 …ありがとう、おっちゃん。
此れからどうするにしろ、君の傍に居る心算だったけど。 一緒に中庭に行けたら嬉しいと思っていたから。 少しでも外の世界と繋がる場所に。 広い空の見降ろす場所へ。
重ねられた手に目を細め、 彼女と同じように口角を上げる。 触れる掌は温かい。 強張ってしまっていても、何より温かい]
(208) 2015/06/10(Wed) 20時頃
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[ゆっくりとした足取りでケイトリンと共に歩むのは、 五年間飽きる程見てきた景色たち。 少しずつ、少しずつ、 其処で暮らす人間も入れ替わって行った。
それが何だか寂しくて、 何でもない景色も沢山スケッチブックに残してきた。 忘れないように。刻み込むように。 けれど君がもしもこの景色から失われてしまうなら。 そのとき瞳に映る世界は、どんな色をしているのだろう?]
………あれ。
[道中、少し遠くの手洗い場に、 シーシャとヒナコの姿を見つけた。 やりとりの詳細までは、此処からでは分からないが。 きっと二人もナナオのことはもう知っているのだろう。 …雰囲気から、そんな気がした]
(209) 2015/06/10(Wed) 20時頃
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[顔を上げて、敢えてのんびりとした声を掛ける]
シー兄ちゃん、ヒナコ。
おっちゃんがお弁当作ってくれてさ。 もし食べるなら、中庭にあるからなー。
[二人の邪魔はしないように、控えめな呼びかけ。 ヒナコは少しだけ、落ち着いているように見えたから、 心配な気持ちは心中に押し留めて。 シーシャの顔を見れば、昨日の絵日記のことが思い出されて、 複雑な気持ちになるけれど、それも押し留めて。
気分転換になるならもし良ければ、 との誘いを残して、中庭へ]
(210) 2015/06/10(Wed) 20時頃
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[タルトはその時笑っていただろうか。渡した飴玉は受け取って貰えただろうか。 >>210姿を見掛ければ、穏やかな笑顔で振り返る。]
ああ。キルロイ。……それにケイト。
頼まれてきたもの、持ってきてくれたんだね。ありがと。
[近づいてきただろう。キルロイにお礼を言う。 バナナとサンドイッチを受け取るべく、包帯の巻かれた手を広げた。
中天にかかっている、空はどこまでも青く眩しかった*]
(211) 2015/06/10(Wed) 20時頃
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―中庭―
[普段よりは時間をかけて、中庭まで辿り着く。 振り返る笑顔>>211に、ほっと安堵の息を吐いた。 その穏やかな様子に、メルヤとオスカーが、 タルトにナナオの事を無事伝えたのだろうと理解する。 つられるように、此方も表情を綻ばせながら]
……ん、ちゃんと御使いしてきたよ。 メルヤってそんなにバナナ好きだったっけ?
[感謝の眼差しを送りつつ、 頼まれていたサンドイッチとバナナを手渡した]
(212) 2015/06/10(Wed) 20時半頃
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[中庭には何処か和やかな空気が流れているような気がした。 オスカーの鼻が無事だったのかは分からないが]
……お待たせ。
[にこりと笑って、オスカーとタルトへも改めて声を掛け]
お弁当、貰って来たよ。 何かおっちゃんがはりきって、凄い量になったけど。
凄いぜタルト。 タコさんウインナーだけじゃない。 おっちゃん自信作のカニさんウインナーまである。
[ご自由に御取り下さい、 とばかりに中庭のベンチの上に弁当を置く]
(213) 2015/06/10(Wed) 20時半頃
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え? バナナほど栄養価が高くて素晴らしい果物ないよ?
[>>212には至極大真面目な顔で、彼は返答した。 実は彼は知らなかったが、彼のバナナへのこだわりはピエロの男の影響だった。 バナナのたたき売りなどと言った真似を、この中庭でやってのけた道化は、バナナをよく食べていた。頻繁に食べていた。
中にはバナナの皮で滑っていた者もいたが、彼もつられて一緒に食べていたのは、良い思い出である。 あくまで彼の中で、でだ。その頃既に、入所していた。ヒナコやシーシャやトレイルがどう思っていたかは知らない。]
うん。何だか凄いね。ほんとうにピクニックみたいだ。
[共に来ていたケイトはどんな顔をしていただろう。 彼は既に、彼の処遇を知っている。それが今日であるかまでは知らないが。確信を得ている。
いつも通りを装っているのではなく、彼はいつも通りだった。当に心は決まっていたのだろう*]
(214) 2015/06/10(Wed) 20時半頃
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[ゆっくり歩く廊下の景色 貴方と一緒に歩む景色
入れ替わる人たち。少しずつ少しずつ年月の経過を感じさせる色合いに壁紙は変化して
あそこには桜の枝をはやす子がいたわね ラベンダーの香りを漂わせた子だっていた ピエロさん、とメルヤが慕っていた人はどこにいったのかしら 1つ1つ、思い出を宝石箱に閉じ込めてきたけれど
きっと、貴方がいない世界はセピアに滲むだろうなという予感はあった>>209]
(215) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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[道中、シーシャとヒナコを見かけたキルロイが2人に声をかける ...はその様子をじっと見ていた どんな話をしていたか、私にはわからない、けれど あれは″今までのシーシャ″なんだろうなとは、何となく思った ...はシーシャも、″私を使うシーシャ″も どちらも記憶の宝石箱に閉じ込める
でも、...はどちらかというと″私″のシーシャの方が 何となく付き合いやすかったりもした
要件を告げたキルロイが歩むがままに 歩調合わせて中庭に向かう きし、きしりと音たてる関節、聞かないふりして]
(216) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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―中庭―
[中庭で待っていたのは″何時も通り″のメルヤ>>214と、 其処にはオスカーとタルトもいたか 本当に、大集合ねと...は、無表情で彼らを眺める 唯、予感はしていた。きっとこれが最後の幸せな時間になるであろうことは
目が合えばぺこりと頭を下げよう ...は微笑ましい様子を眺め、ああ平和、だなぁとぼんやりと思った
それから彼が取り出したお弁当 その豪勢さに目を丸くする
まるで、遠足みたいな まるで、家族のお弁当みたいなその装いに
ころんと、転がったのはファイア・オパール 懐かしさと、優しい時間]
(217) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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……凄いわねこれ
[小さく呟く、感嘆の言葉 もしかしてタルトとキルロイ、それからメルヤにオスカー、4人でメニューを考えたの? なんて尋ねてみたが反応はさて、あったかどうか*]
(218) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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マジか、バナナすげー。俺も食べよう。
[大真面目な顔>>214に、此方も大真面目な顔で返した。 実際、この手でも食べやすくはあるのかもしれない]
偶にはこういうのも良いよな。
もう少ししたら、 また暑くなってやり辛いんだろうけど。
[メルヤの確信を知っていれば、 何か他の言葉を伝えることが出来たのだろうか。 男はあくまでのんびりと、 いつまでも平穏な時が続くような態で空を眺める]
(219) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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ケイト。僕はサンドイッチとバナナを、キルロイに頼んだだけだよ。
[>>218に応える。追い風が少し増して肌寒さを覚えた。 彼は、弁当が広げられた場所より少し離れて、風向きを考慮して樹の枝へと、身軽に登る。
少し不健康そうに、最近は軽業をしなかったが今一度ぐらいは良いだろう。]
(220) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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さて、と。 種も仕掛けも ご ざ い ま す♪
[おどけたような高らかな声は、手品をする時だけの彼の声。 白い布を捲れば、雪のように小さな白い紙吹雪と、七色の小さな造花が空に舞う。追い風が運び、3階ぐらいの窓ぐらいにはかすかに届いたぐらいだろうか。
一陣の風がさらっても、高い掘の上には超えられない。
彼は眩しそうに、眺める。掘の上には、ピエロの格好をした男がひとり。
見上げるほどの掘の上に、彼の視界にしか映らないピエロが立って、彼の手品の助力をするように帽子から白い鳩を出してみせた]
(221) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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[白い鳩は、遠く、遠く。
青空の向こうへと、羽ばたいていった。 力強く、雄大に。
彼の視界のしか、映っていない。
甘やかな幻想を、振り仰ぎ、思う。想う。]
(222) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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[――喪失は、恐怖だ。 二度と会えないことの悲嘆はひとり、ひとり刻み込んで。時折ひっそりと涙を浮かべる。
――消失は、救済だ。 別れの刻には僕自身の存在が消えるか、みんな一緒に消えられれば良かったのに。
救いがない。救いようがない、この白の世界で。 僕はいつもそれだけを願っていた]
諦念に充ち満ちた僕がそれでも想い続けるよ。 (例え、閉じこめられ体の自由を奪われようとも。 心は想いは、自由だ。)
――歌を詩を好んだ明るい、ひと (ナナオ、辛い病なのに他人を労る優しくて強かった)
穏やかさの中で、情熱を秘めた、ひと (ヒナコ、自由な心を忘れない君が眩しかった)
(223) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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[都合の良い幻なんて、僕にはいらない。 過酷な現実でいい。僕が見ていた、みんなを憶え続けるよ]
――感情《きおく》の篭もった宝石を流す、ひと (ケイト、君の心は何時だって雄弁だった)
苦痛の中でも人を労り、絵を描いていた、ひと (キルロイ、君の絵が君の心そのもののようで素敵だった)
[幻覚が現実を侵していく。 ……感触まで、現実感を伴ってきた。
喪われていく。 定義が違えど、誰もがそれを恐れている]
(224) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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――空の青さを、喜ぶ幼い少女 (タルト。君の笑顔はみんなの宝物だった)
人生の素晴らしさを説く、少年姿の老人。 (オスカーさん、あなたの朗らかさがみんなを和ませた)
[歌を作る約束。 本を読む約束。 手紙を交わし続ける関係。 本を読み合って感想を言い合う。 絵本を描き、絵を描き、補い合う。 創作を、讃え合う。
この牢獄のような箱庭で、皆が皆、だれかを大切に想う。 僕にとっては外の世界より、ずっと綺麗で。
腐敗した場所で、挫けずに優しく強く生きる人達が誇らしかった]
(225) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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――桃の花を好きだと言って柔らかく笑っていた人。 (ユリ。喪っていく君を見守っていたけど、君の笑顔が好きだった)
痛みを記憶として、病と戦い続ける人。 (シーシャ。君が思うよりずっと優しくて、勇敢だった)
[長閑な光景の中に何時だって僕達の中に翳りがあった。 みんなの、喜び。悲しみ。 僕が見つけたものは、すべて。大事に、大事に、していく]
――…宛名の無い手紙を綴り続ける、ひと。 (トレイル。君に伝えることは何も無い)
[僕の大事な、大事なひとたち。 みんなのことが、大好きだった]
(226) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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メニューは、大体が俺とタルトか?
鮭はなしでって言ったけど、 おっちゃんのことだから何処かに隠して入れてるかもな。
[ケイトの感嘆の声>>218に、 褒めるならあっちを、とタルトへ視線を投げて。 其れから付け足すように、少しだけ意地悪く笑う]
(227) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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[万感の想いは言葉のすべては託せない。 青空から目を反らす。目を閉じる。幻覚には囚われない。目を奪われてはならない。
高い掘の向こうには、彼らは羽ばたけない
それが、残酷な現実。
――手品の名残を終えれば、彼は登った時と同様に身軽に木から下りた*]
お粗末さまでした、と [久々に、手品を終えた彼は、そうおどけて笑ってみせた*]
(228) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/10(Wed) 21時頃
ケイトは、メルヤの手品に感嘆の吐息を零した
2015/06/10(Wed) 21時半頃
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あら、そうなんだ じゃあこのたこさんはキルロイが頼んだの? ……ふふ、鮭が苦手なんだ、タルトちゃん
[彼の言葉>>227に思い出す、今はもういない、私の家族 弟も魚が苦手だったなぁとゆらりと揺らめく勿忘草の瞳
″好ききらいしちゃう悪い子のお弁当は、お姉ちゃんが食べちゃうからね?″
そんな事を、弟に言ってたなぁなんて 今は昔、むかしのきおく
どうやらメルヤはサンドイッチとバナナ?にしか関与していないらしい へぇ、と皆の話を聞いていれば――メルヤ、貴方また手品? 今度はお酒飲んでないわよねと器用に気を昇る彼を見つめていれば]
[風花が、舞う ――否、これはきっと白い、紙吹雪]
(229) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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……ああ
[雪が降る 記憶の雪が降る 思い出の、雪が降る
きれいな、光景――朧な、光景 道化師さん、貴方は今何を想っているのだろう 私は記憶する。この一瞬を記憶する
感嘆の吐息を零しながら...は心の宝石箱に今の光景閉じ込める
空舞う紙はこんなに自由なのに 私達には自由がない]
(230) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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……此処からどこかに、 キルロイあなたと、逃げられたら
[小さく呟いた言葉。願っても叶わぬ願い 其れすら風が浚ってゆく
手品が終われば拍手を緩慢な動作でしようかと きし、きしり。軋む間接の音が今はやけに、五月蠅い*]
(231) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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―――――…おや。
[樹の枝へ器用に登って行く姿>>220を仰ぎ見る。 ああ、酷く懐かしい光景だな、と思った。 昨日の騒ぎは、どうかノーカウントにして欲しい。 いや、具合が悪そうなのに彼が酒を飲んだこと、 少しそのこと自体にも心配はしていたのだけれど。
遠い昔に彼の手品を見た時に感じた、 わくわくとした気持ちが蘇る]
(232) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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[それと同時に、心の何処かに寂しさを覚えた。
――メルヤ、どうして、君は手品をしているの。 最近は見かけなくなっていた、おどけた彼の姿。
だけど今は、 何処までも遠くを見つめるような澄んだ瞳で、 何処までも皆を包み込むような温かい眼差しで。
彼の纏う諦めは、彼の心からの優しさだった。 …まさか、君も]
凄いや。流石だなー!
[けれどそれを彼に伝えて、どうなるだろう。 だから男は素直に純粋に、 手品を楽しみ彼の芸当に拍手を送る。 指二本同士なので、あまり音が鳴らないのは赦して欲しい]
(233) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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[記憶はどこかに消えてしまっても、身についた行動というのは意外と消えないものらしい。 思いつくままに役名を言って、それに合わせて十数秒の演技をする。 お金がないころに自分でも端役としてフィルムに出るためにしていたそんな演技練習は、今でも割合健在だった。
何の前触れもなくやり出したら確実に気でも触れたかと思われかねないそれは、青年のツボにはまったらしい。 違う、と言いながら笑い出した青年>>174に目で君が言ったことだろうと訴えて、なぜかやたらと鼻を狙ってくる少女>>180をブロックしたりブロックに失敗したりしながらひとしきり笑ってやった*]
(234) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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タルト、危ないから人の顔を狙ったら駄目だよ。 万が一目に入ったら危ないからね。
[どうやら少女の発作は治まったよう>>180。 それを確認すると、ちょっとまじめな顔を作って彼女の額をつつく。
……赤くなった鼻で何を言ってもいまひとつ締まらないだろうけれど、一応言っておかないと、というのは老爺心(そんな言葉があるかどうかは知らないが)というものだ。]
(235) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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