197 獣ノ國
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―???―
海でもいい、飛び込んでしまえば何処も同じよ。
[飛び込んだ先は天国か地獄か分からない。
見送ろうと離れる前に腕を引かれれば、振り払う事も出来ずに後ろに座る。 おずおずと延ばした腕を相手の腰に……急発進をしたのならば、思い切り抱き付いてしまったけれど。 検問を超えて、彼の笑い声を聞く。 つられて笑ったのは本心からだった。
それから暫く進めば、彼の物になったバイクから降りる。 そうして、バイクに付いたナンバープレートを遠く、遠くに放り投げて彼の背中を押した。 彼を追い掛ける花屋の彼に、國に、見つからないよう。
何を語ったかもしれない。 何も語らなかったかもしれない。 出来れば最後に、嘘みたいな口付けをもう一度落としたかもしれないけれど。 ただ、これからの彼にはきっと、些細な事。]
(163) tyu-gakusei 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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[さようなら、ヤニク。 赤い頭巾の魔法使いさん。*]
(164) tyu-gakusei 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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―???―
[周りを見渡す限り図書館も、お喋りをする少年も、碧を讃えた青年も、花屋も本屋も、彼もいない。 私の目の前に広がる物はとてもつまらない光景だった。]
……あら、起きたの?おはよう。
[バルコニーが付いた部屋の中から外に出てきた男に、私は静かに挨拶をする。 –––––––…彼に、《ヤニク》にかけられた呪いの指輪は、ひっそりと、彼女の首から光を反射していた。
『また國の方を見ているの?』]
感傷に浸ってしまうような天気なの。すごく綺麗な空よ。 ……誰でも幸せになれちゃいそうな…
(165) tyu-gakusei 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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[『今、君は幸せかい?』 なんて男が聞く。
これから不幸になるのだろう。 彼が呪いを掛けたように、私が呪いを望んだように。
彼の呪いの代償は"嘘を吐かせない"こと。 最後に見た《ヤニク》の顔を思い浮かべて、私は笑顔で言う。]
(166) tyu-gakusei 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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とても幸せだったわ!*
(167) tyu-gakusei 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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[ざらりざらり。 草履の音を鳴らし乍ら歩く。 前と変わらぬ、此の音で。
彼と出会った、此の音で。
思いは届かなくても、良いんだと。話せるだけで満足だと、愛しい姿を思い出せば瞳を細め。
沢山の事があった此の数日間を思い返して。 暗くなっていた心が暖まった、明るくなった。
ご主人はもう居ないけれど。 また、前向きに歩んで行けそうだと、そう思わせてくれる此の日々。 大切な、大切な、此の出会い。
さて、今日はどんな事が起こるだろうか? そう考え乍ら、ゆったり、ゆったり。街を歩いていく。 前と変わらぬ足取りで。
前より軽い心で…]*
(168) souki_kotone 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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―いつか 何処か―
[欠伸を何回噛み殺したか分からない。 この街の名前なんて覚えていない。
それほどまでに転々としていたものだから覚える気が無いというのが正しいかもしれない。
ほら、猫は住処作らないとか言うしね。]
――あれから何年経ったっけ。
[呟く声は昔よりは貫禄が増したようにも思えたけれど、半獣だからか。
あんまり老けていないような。 ポジティブに若作りと僕は捉えていたけれど。
あの後、上手く検問を巻けたかどうかは割愛しておく。
ちなみにここが何処の國かどうか、それは耳元でそっと囁く秘密ごとだろうから内緒。]
(169) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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[気紛れに僕は影を追うように足先を向けて、空を見る。 いつかと同じ空を見る。]
――何だい、そうやって晩酌をさせるつもりだろう、君。
[背後からかけられた声には振り向かずに言おうとしたけれど、僕も案外堪え性が無いらしい。]
……君って、本当に…馬鹿だね!
[お決まりのポーズに僕も同じ仕草を返しつつ、軽口を叩く。
軽やかに方向転換。 彼の手にある獲物を狙って。]
(170) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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――さあ、君の物語を聞かせてよ
[何処かで僕の物語を望む、ウソつき“だった”彼女にも届くように、唇は強請った。]*
(171) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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― ???:本屋 ―
[――秋風が、文字を攫った。
恨めし気な視線を開け放られた窓の先へと送り。項垂れたい気持ちを吐きながら、席を立った。 かつり、と膝を下ろしては、ひらりひらりと床へと広がり落ちる便箋を拾い、集める。
外にも紅葉柄が広がるのはもう少し先かな、と漏らすのは独り言。 そろそろ戸締りをして帰ろう、と漏らすのも、また。]
(…疲れた)
[コートの中でもだつく赤いフードを外に出し。椅子にかけていたベージュのキャスケットを、角に引っかけるように被り、帰り支度を一つ、一つと済ませて行く。 紅葉柄の便箋は、封を忘れた封筒の中へ。
そうして、カウベルのまだ新鮮な音を背に、仕事場を後にした。
注がれる朱に慣れようと、細めた鳶色は、ぼんやりと行き交う人と人の影を追いかけて。 やがて、本当の主を待っているであろう看板へと、向き直る。]
(172) siras_rc 2014/10/14(Tue) 01時頃
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[マフラーを掻き上げ、頬を埋めた。篭る吐息は温かく、温く。 ゆるゆると長い息を零しながら、光の無い店内を見遣り、秋を胸へと注ぐ。]
(――手紙が返る前に、帰って来て下さい)
[溜息を交えていた筈の口元は、静かに弧を浮かべる。はた、と地に視線を一瞬。 そういえば、夢を見なくなったのは何時からだったか――。 はた、と黒い道の果てへと瞬く瞳を戻して。かつ、かつ、蹄の軽い音を踏み鳴らす。
怪訝な表情の配達員が、夢に浸った春を。 近頃、すっかり開きの悪くなった郵便受けに、持ち返って来るのは。
――きっと、そう遠くない日の事。
秋を描いた便箋は、常識に沿って机の中でその日を待つのだろう。そうしていつか、冬が来るのだろうか。
存在した筈の"同僚"に思いを馳せながら。狭まる胸の隙間で、くるりくるりと曖昧な文字列を描き。 細い息が、くすりと鼻から抜ける。]
(173) siras_rc 2014/10/14(Tue) 01時頃
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……手紙を欲しがらない "あしながおじさん"ばかりが増えても、困るのにね。
[朱を乗せた鳶色が柔く笑み、薄曇りの藍を映す。
かつり、かつり、落ちる影を踏み鳴らしながら。 向かう足は朱の向こうへ、藍の向こうへ。*]
(174) siras_rc 2014/10/14(Tue) 01時頃
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[ ―― 薄緑色を差す陽はやがて数度昇り、落ちては。褪せた黄金色は何度その音を鳴らしたのだったか。 蚕はもう、飼う事は無い。……ねじを緩めては首を傾げるそれも、やがてただの習いの名残のみになれば。 確かな足取りを中心部へと向ける。
慣れた所作で鍵を取り出し扉を開く。待っていると告げた相手を認め、外界に開いたそれを後ろ手に閉めては。
――いつものように。欲しい様にその腕に手を伸ばす。身体に触れ、それでも足りないと思うまま、その首元へ顔を近付けては。まだ、と眉根を寄せれば小さく、僅かに身体を離す。どうにもならない、と膨らみを増していくばかりのそれに声を潜めた。
それでも目の前に、手を取ったその姿があるのなら。確かめるよう視線を絡め、布越しの胸元へ、口を掠める。
……静かに暗灰色を相手に向ければ、噛み締めるように息を殺し、望み続けたただ一人へ。]
(175) omusouu 2014/10/14(Tue) 01時頃
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ずっと、 ―― 『 、 』*
(176) omusouu 2014/10/14(Tue) 01時頃
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トレイルは、葡萄酒で皆と乾杯を**
しょこら 2014/10/14(Tue) 01時頃
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