3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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にゃ………じゃなくて、あの痕ね。 そう、同じだと思ったわ…彼女と。
(*54) 2010/03/03(Wed) 03時頃
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ならば、透けているお仲間とするかい? [ぱちりと鳴らす指。 現れるさまよえる霊魂達は、境界線に立つ教師を誘い挑発するように。
黒髪の美しい保健医が、黒い下着のたわわな肢体を白衣に包んで教師に迫るか。]
(108) 2010/03/03(Wed) 03時頃
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許されるなら…
あの子を迎えに行きたいな。
[結ばれたのはきっとあの子の望み。 壊れてしまっていた自分は、応えてあげられていなかったから。]
(*55) 2010/03/03(Wed) 03時頃
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>>107
先生……泣くな、泣くなよ……。 さみしくてつめたいところにいるんじゃねぇ。
引き上げてやっから……ちょっときたねぇ手だけど。
[そして、その本当に今までみたことないような綺麗な貌から、目蓋から、きら、と雫がおちて、
慌ててそれを拾い上げようと唇を寄せた。
その時、その人も応えてくれたような気がしたから……
その貌がぶるりと震えたけど、そのまま、 本当に綺麗な人に口付けた。**]
(109) 2010/03/03(Wed) 03時頃
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って、にゃあ?
[あれ]
[気にしないことにした]
(*56) 2010/03/03(Wed) 03時半頃
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[そう、身体は透けている。確認はしていなかったが、四肢以外はほとんどかもしれない。 内に向かって薄くなっている身体。
手が、完全に透けてしまったら。
触れることも叶わないのだろうか。 否、触れるつもりはない。 それは以前の自分でも同じ事で。
想いを伝えることはなかったのだろう。 想いを確認することもなかったのだろう。
ただ、見守り続けるだけ。 それは、失った今も同じ。
自分では、駄目なのだろう。そう思えば、浮かぶのは一人しかいない。
手に握られた携帯。彼へ連絡を入れたのなら、探してくるのだろう。 そうしたら、自分は「ここ」を去るのだと決めた]
(110) 2010/03/03(Wed) 03時半頃
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…んにゃぁ…ン。 [まだ、先程の情事の余韻が感覚に残っているのか、甘く甘く啼いた。]
(*57) 2010/03/03(Wed) 03時半頃
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[寄って来たのはどこかで見た保健医によく似ていた。 猫が鳴く。 疼く。
目を伏せた]
私は猫に、言いました。 相手は私が決めると。
だから、貴方では不足です。
[探さなければ。でも、今はまだこの場所を去ることが出来ない]
貴女も、私では満足できないと思いますよ。 そんな身体をしているのですから、そこの金髪の青年にお伺いを立てたらどうですか。
[笑みを見せて、見上げた]
(111) 2010/03/03(Wed) 03時半頃
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…つまらない人だ。
[ぷいと興味をなくすと、辺りの気配も去って。]
だから、貴方には…何も手にいれることが出来ないんですよ。 [口元を歪めてそう言い放つと、ふわりと身を翻して消えた。]
(112) 2010/03/03(Wed) 03時半頃
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化学教師 スティーブンは、奏者 セシルのほうを見やったままポケットに入ってビー玉を指で*転がした*
2010/03/03(Wed) 03時半頃
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……もとから。 手に入れるつもりなどないのです。
[そう言った表情は、酷く寂しそうな顔を*していた*]
(113) 2010/03/03(Wed) 03時半頃
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そうね、その子。 迎えてあげられたら、すてきにゃ……
………もう、………、 [ぐんにゃり伸びた、ため息が熱い]
(*58) 2010/03/03(Wed) 03時半頃
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せ、せんせい?
[猫だ……。]
え、えーっと、
[ぎゅうしました。]
(*59) 2010/03/03(Wed) 03時半頃
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にゃっ、襲っちゃうからだめ!
(*60) 2010/03/03(Wed) 03時半頃
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え
[もちろん、大歓迎なのだが…。]
じゃ、俺が襲います。
[駄目な野獣だった。]
(*61) 2010/03/03(Wed) 03時半頃
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……にゃあ
(*62) 2010/03/03(Wed) 03時半頃
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[やっぱりぎゅうしといた。]**
(*63) 2010/03/03(Wed) 03時半頃
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………っ、
[>>109 触れた唇の熱さ、ざらりとした感触、こえ。 体が想い出すのは、あの腕に触れられた時の熱。
傷跡からじくり、脈うって]
………ぁ、……
[憑いたものがぞわり、蠢くのと同時に背が咲いた。 ほとんど不可視のそれは、深い闇の中でだけほの青く光る。
1対の小さな燐光の翅。
きらめけば、それの脚が胸を、肋骨を、軋ませて。 服の下、コルセットのように*締め付けた*]
(114) 2010/03/03(Wed) 04時頃
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−北棟3階廊下−
保健室に、連れていくのがいいかしら。
[オスカーがフィリップからのメールをまだ見ていなければ、 保健室に踏み込む危険さを知らないわけで。 けれど、今は保健室に近づかない方がいいときけば、]
もう、安全な所はないのかしら? [悲しそうな顔で呟く。]
それでも、体を横にして休めるところ…、 用務員室か校長室? 生徒会室にソファはあったかしら…? [誰にともなく*尋ねる*]
(115) 2010/03/03(Wed) 06時半頃
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―― 美術室前 ――
[聞こえる。聞きたくないものが、聞こえてしまう]
[人間の喉から発せられたものではないそれらは、一律に異質で、老若男女、それがだれかも分からない。場所も、時間も超越してただ届く]
[それは、まるで男のような] [それは、まるで女のような] [それは、まるで人ではないもののような]
[そんな、声]
[脳の回転率が急上昇して、それ以外の刺激はまるでコマ送りの様に写る。写るだけで、心にはなかなか届かない。 隣で誰かが倒れた。誰かが自分に声をかける。 誰かが、自分に、触れる]
[あるとき、不意に脳の痛みが和らいだ気がした]
(116) 2010/03/03(Wed) 07時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/03/03(Wed) 07時半頃
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─北棟3階廊下─
[マーゴの叫び>>87。それは、自分も抱えている気持ち。 状況がわからないから、余計に強くそう思えた]
……誰か、何か見てるかも知れないし。 誰かに、聞いてみるか……。
[ここにいない中で連絡が取れそうなのは誰だったか、と思いながら出した携帯にはメールの着信。 確認した内容はシンプルなもの>>2:1023]
……あ、答え、見つかったんだ。 保健室、危険? どゆ事?
[ぽつり、と疑問を零しつつ。 マーゴ>>115が上げる場所以外に休めそうな場所はあったか、と、しばし思案**]
(117) 2010/03/03(Wed) 08時頃
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―― 美術室前 ――
[お陰で脳は、勝手に選別を開始する。声質は、分からない。 分からない、分からない、分からない。 けれどあまりに分からないものを処理すると、余計に辛いから]
[知ってる口調と、知らない口調に選別する。 これらは全て脳を守るための、情報をコンパクトにするための、本能]
……………ぅ、あ は。
ぇふ、えふっ
[最後にもう一度大きく息を吸って、咳き込んで。 大きく開いていた瞳孔が少しずつ焦点を結び始めた]
……ご、め……
(118) 2010/03/03(Wed) 08時頃
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―美術室前―
[PC室からオスカー達が出てくれば]
ジェレミーが倒れて、メアリーが苦しそうで。 ピッパも、気を失ってて。
できる事、わたしにも分かんない。 ごめん。
[見たことを、分かっている事をまだ理解の及ばぬままに語る。 自ずと彼らの見たものを伝えられる事にもなり]
……う、そ。
[最後に保健室の前であった姿がフラッシュバックした。 あんな状態では危険だと、誰にでも分かるはずだったのに。 どうして置いて来た、どうして見ていなかった。 また、一人死んだ。]
(119) 2010/03/03(Wed) 08時頃
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―美術室前―
保健室はもう、だめだよ。 安全な、所……。 その二つは確かに、今のところ何も起きてはいないみたいだけど。
[>>115、>>117泣き出したいのを堪え、訪れた箇所の事を告げる。 このまま廊下に座り込んでいるも、安全とはいえないのだ。]
一番近いのは、生徒会室か。 ……3人が立てるようになったら、一回そこに行こう。 会談の直ぐ隣だから何か起きても逃げられると思う。
(120) 2010/03/03(Wed) 08時頃
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[自らの上に感じる重み。 困惑するオスカーの、マーゴの、ミッシェルの声。 脳は、刺激を受け終わったあともからから、からから、勝手に空転する]
……も、 平、気………
[それは嘘。でも、「出来る」とどこかが思う。 体はついていきやしないのに、ピッパを支えたまま半身を起こして]
(121) 2010/03/03(Wed) 08時半頃
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―美術室前―
[咳き込む音に緩慢な動作で振り向くと]
無理して喋らない方が良いよ。 さっき相当叫んでたから、 喉がいかれてるかもしれない。
[もう少ししたら移動するかもしれないと、 先ほど候補に挙がった場所を伝え]
……歩けるようになったら、行こう。
[それまでは駄目と押しとどめたか。]
(122) 2010/03/03(Wed) 08時半頃
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─ 北棟・給水塔の上 ─ [タンクの上に佇み、身を擦り寄せてきた猫の霊を弄ぶ。]
さて、遊んで欲しいのは誰、かな? [屍鬼蠢く校舎を見下ろし、猫のように目を細めた。]
…あぁ、あの子を迎えにも…行かなきゃいけないね。
(123) 2010/03/03(Wed) 08時半頃
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[美術室の壁に貼ってある、授業で書いたそれぞれの自画像。 その目がぎろりと、一斉に瞬いた。
<<マネージャー ピッパ>>は焼け爛れ、<<マネージャー ピッパ>>は水死体のようにぶよぶよに膨れ、<<紐 ジェレミー>>は腐り落ちて骨だけに。 <<飼育委員 フィリップ>>は淫らに舌なめずりをする。]
(124) 2010/03/03(Wed) 08時半頃
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[起きようと体を支えた手は、右側からかくんと落ちた。 ゆっくりと視線をめぐらせて、周囲の情況を確認する。 呆然とするメアリー。腕の中で意識のないピッパ。 動けそうなのは、ミッシェルとマーゴ、小柄なオスカーか]
…………む ぇほ。無、理
[しゃべるのを押しとどめられながら首を振る。 いくらオスカーがいるにしてもピッパとメアリー、そして一番体格の良い自分がこれでは、ちょっと階段は危険に思えた]
[左手の親指で、会議室を示して無言の提案。 あそこは足を畳める大きな長机が大量にあるので、カーテンでも引けば簡易ベッドは沢山用意できると思った]
ミシェ、ル。
[押しとどめられた手。ゆっくりと、線の入った右手でそれを取ろうと]
(125) 2010/03/03(Wed) 08時半頃
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…君は実に馬鹿だなぁ。 [ポツリと呟いたのは、闇に呑まれた気配へか。]
愛で救えるだなんて、いまどき黄色のTシャツも流行らない。
さて、何処へ行こうか? …集まっているのは、美術室…かな? [猫をかまいつつ、足元の方を見る。]
(126) 2010/03/03(Wed) 09時頃
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―美術室前―
[起き上がろうとしてまた崩れ落ちる姿に思わず左手を伸ばそうと、肩を動かしかけた寸での所で思い留まった。 指す指の先にある部屋を見て]
会議室、だね。 ……そっか、長机でなんとかできるかな。
[通いなれた部屋のすぐ隣の様子は朧気に想像でき、 言わんとする事はなんとなく伝わった。 彼がこちらに手を伸ばすのなら]
ん、メアリー、ちょっとだけごめんね。
[支えていた友人を壁に預け、右手を差し伸べた。]
(127) 2010/03/03(Wed) 09時頃
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