151 雪に沈む村
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[―――若返り。 かつては、それを望んだこともあった。 その渇望さえも、今や風化して記憶の砂に埋もれてしまっている。]
はっはっは。いいですな。若返り。 ですが、私はチェシャ嬢とお話できるだけで、 まるで己が若返ったかのように感じるのですよ。 それだけで―――既に魔法みたいなものです。
[そう、いつの時代にも芽吹いて間もない命がある。 それを見守って、長い時を過ごしてきた。]
ピーター殿、どうですかな。 私を一つ若返らせてはくれませんか。
[オセローは、冗談の一つでもこぼしてみたり。]
(*8) 2013/11/22(Fri) 00時頃
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─夜・教会─
すっかり遅くなってしまいました…、あの子がお腹を空かせてないといいのですが。
[荷物を抱えて白銀の道を歩く。あたりはすっかり暗くなり、気を付けないと靴が埋まってしまう程度には積もった雪に足を取られそうになる。
角を曲がると古びた教会が視界に入る。と、その扉が開いて今まさに人影が入って行くのが見えた。 歩く速度を早めて、その後を追う。良かった、どうやら沢山待たせたわけではなさそうだ。
まだ仄かに温かい室内に入ると、先に中で猫を撫でていた彼に声をかける。クシャミ君。外套を脱ぎつつ、先に戻れなかった事を詫びた。 自分の方が遅かったのだが、常からの癖で。フードに付いた雪を払ってやりながら、柔らかく微笑み掛けた。]
おかえりなさい。
(139) 2013/11/22(Fri) 00時頃
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[>>132チャールズに身を委ねて、おんぶをされる。 義足の足取りはどこかアンバランスで、“ドナルド号”と比べて決して快適なものではなかったけれど。 温かくて大きな背中に安心感を覚えて、ついまどろみそうになる。 寒さで赤くなった頬を、ぼすんとチャールズの背中に摺り寄せた。 確かに身体は悲鳴を上げているというのに、それは酷く幸せなひとときで]
――端から見れば、親子に見えたりするのかな。
[何気ない呟きは、自分の吐息と一緒に冬の空気に溶けてゆく。 彼の数倍を生きる自分がこんなことを言うのは、おこがましいであろうか。 着きましたよとチャールズが言ったなら、カルヴィンは洞窟に静かに身体を横たえる。 いくら同族の心臓を持つ者と言えど、本来の姿を見せることは憚られた。 自分を“子供”として扱ってくれている、チャールズへの礼儀でもある]
ありがとう。しばらく、ここで休むよ。
[暗にひとりにして欲しい、とチャールズに告げる]
(140) 2013/11/22(Fri) 00時頃
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……。
[チャールズの気配が去ったのを確認すると、カルヴィンは全身に身に纏っていた魔力を解き放つ。 まばゆい光に包まれた洞窟が元の静けさを取り戻すと、そこには巨大な翼竜が鎮座していた。 “カルヴィン”の姿は、もうどこにもない]
魔力を。温存しなければ。
[硬い声で呟くと。すぅ、と静かに目を閉じる。 もしも洞窟を訪ねてくる者の気配を感じたならば、慌てて目を覚まして“カルヴィン”に戻ることだろう**]
(141) 2013/11/22(Fri) 00時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2013/11/22(Fri) 00時頃
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あら。オセローったら案外、口が巧いのね。……ちょっとだけ、見直しましたわッ。
[>>*8 普段の老いた彼のイメージからは想像も出来ないような、口説き文句のようなソレに、少しだけ耳の先がピンク色に染まる。 囁き声だと尚更いつもより声に張りがあるため、小さなレディはドキドキさせられてしまうのだ。]
メーも……、貴方とお話出来るのが魔法みたいに感じているわ。 光栄に思いなさいっ!
[そう言って、ピンク色の耳はぴっと横に倒した。]
オセローのお若い頃とか全然想像出来ないんですけれどね。 ……どんな、ご様子だったのかしら?
神父様のような、ジェントルマンだったのでしょうか。 ピエールのように、お節介なパパ? ドナルドのように、逞しい肉体をお持ちだったのかしら。 サイラスのように、少し気障な感じでしょうか。
[思いつく限りの、”殿方”を挙げてみた。 実は長い前髪の下は、とんでもなくハンサムだったりするのでしょうか。]
(*9) 2013/11/22(Fri) 00時頃
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―― 夜 教会 ―― [昼間、たくさん人が訪ねてきていた教会も、今は猫しかいなかった。 猫を撫でていると、扉の向こうから聞き慣れた足音。 さくりさくりと、雪の上からでも左右微妙に音が違うのがわかる。 猫を撫でる体勢のまま、扉が開かれるのを見て笑顔を向けた。]
おかえりなさい! 遅かったんだね。
[こちらに詫びるチャールズ。謝る必要なんて、何もないけれど。足元にいた猫を抱きかかえ、チャールズのところへ向かうと、おかえりと言われる。 一瞬目を丸くした。]
……ただいま。
[さっき帰ってきたばかりなのを、見られていたのだろうか。フードにまだ残っていた雪を、軽く払ってくれた。]
夕食にする?俺も手伝う!
(142) 2013/11/22(Fri) 00時頃
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―― 翌朝 村のはずれ ―― [旅立つのだというサイラスを見送るため、村のはずれの小道まで共に来ていた。 サイラスと、青年の他にも誰かいたかもしれない。 相変わらず、しんしんと雪は振り続けている。 白んだ空。ランタン越し、というわけではないけれど面白いかも、と同意を示してくれていた>>1:68通りの景色に包まれながら。 彼が教会で話していた、便りをくれたという同胞だろう。>>0:128 合流したらしい、数人の有翼族がサイラスを迎えるように空を舞っていた。
サイラスの手を、よく空の散歩に連れて行ってもらった時のようにぎゅっと握る。]
サイラス。 また風に飛ばされたり、しにゃいようにね。
[悪戯っぽく笑い。 手を離せば、彼の手には羽をモチーフにしたチャームが残ったろう。チャームには、どこかに結びつけたり、首から下げたりもできるようにと紐を通してある。]
(143) 2013/11/22(Fri) 00時半頃
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―十数年前―
[サイラスが生まれた一族は、定住する場所を持たず季節毎に様々な土地へ渡っていた。
ある時節のことだ。とある夏の国で、その年は季節風が例年よりも酷く吹き荒れていた 一族の長――サイラスの父親は、今年は風の主の気が立っている。だが待っていれば必ず風は収まる。そう言って、一族を励ました]
『…――なぁ。こんな強い風が吹く日は滅多にないんだ、こっそり抜け出して飛んでみないか?』
[その時のサイラスはまだ一人前になる前の少年だった。そして、一族の古い仕来りに反発していた それは歳の近い弟も同じで、二人で掟を破っては一緒に叱られるようなことも度々だ その日の嵐のような天候は、そんな二人にはとても魅力的に思えて]
(144) 2013/11/22(Fri) 00時半頃
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えーと、お守り。 ちょっと……、その、曲がってるけど。
[それが何かわからないようだったら、そんな説明を添えた。 旅の無事と、彼の健康と、それからそれから、雷に当たらないようにだとか、迷子になったりせず、ちゃんと戻ってこれるようにだとか、たくさんいろんな気持ちを込めながら作ったのだ。 生憎、ドワーフやドリュアスと違って、青年の手先は不器用だったから、少し端が曲がってしまって不格好だけれど。 もしそれを茶化されたなら、いつもの調子で彼の背を軽く小突いたろう。]
ウォーレンが手伝ってくれたし、 ジリヤの魔法だってかかってるんだ。 きっとすごく効果あるよ!
[そう言いながら、一つ頷いて。 今度は絶対に、寂しさが滲んだりはしないように。]
(145) 2013/11/22(Fri) 00時半頃
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元気でね、サイラス。俺も元気でいるから。 春になったら、また会おう。 約束。
[握った拳を前に差し出して、にんまりと、いつものような笑みを浮かべた。 そうして、雲の切れ間。 朝日が照らす白と紺のグラデーション。その景色の中で。 銀灰色の翼をはためかせ、飛び立つ彼を、手を振って見送った。*]
(146) 2013/11/22(Fri) 00時半頃
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『―――…わぁーすっげ!流されんなよ、ガーディ!』
[強風吹き荒れる中、翼を力強くはためかせて舞うように飛ぶ。 後ろからついてくる弟の様子を時々見ながら、今できる限りの遠くを目指す それで毎度、群れに迷惑をかける結果となているのだが]
「待ってよ兄さ…わぁっ!?」
『!?…ガーディ! …………?なんだ、ありゃ……』
(147) 2013/11/22(Fri) 00時半頃
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[高度をさまざまに変えながら、随分飛んだ頃だろうか。弟はそろそろ帰ろうよと言い始めていたが、まだいけるだろうと先に進んでいた時だった 急に強風に煽られた弟が、視界から消えた 慌てて眼で追うと、見たこともないものが、眼前に迫っていた それは渦を巻く雲――後から知った事だが、"竜巻"と言うものだった 弟が、それに煽られて――― こっちに来る。ガーディの翼が―― 逃げないと。逃げ―――
気付けば、必死に羽根を動かして竜巻から逃げようとしていた。だが、少なからず疲労が溜まっている状態だ。次第に、息が切れ始めた 巻き込まれる―――そう思った瞬間、突然ばさっと羽音がして身体に衝撃を感じた。何か温かい感触があった。それはまるで人の体温のような。 そのすぐ後から目覚めるまでの事は意識を失ってしまったのか、あまり憶えがなかった]
(148) 2013/11/22(Fri) 00時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/11/22(Fri) 00時半頃
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お腹、減ったでしょう?今日は、ピエール君のお店でスープを戴いてきました。パンを温めてきますから、テーブルの準備を御願いしますね。
[手伝う、と張り切った様子のクシャミにテーブルのほうは任せててキッチンに向かうと、荷物の中から湯気の立つスープの容器や焼いて貰ったパンを取り出した。 温め直した食事を皿に移し、手際良く、しかし少しも忙しさを感じさせない動作で並べてゆく。
食卓の準備が整えば、クシャミと向かい合って、ささやかながらも温かな夕餉の時間。勿論、暖炉の前を陣取った猫の分も忘れてはいない。
食べ始めて落ち着いた頃か、食後か。 クシャミの様子を伺いつつ、チャールズは話を切り出した。]
クシャミ君。君は、──この冬は、どうやって越すのか、もう、決めましたか?
(149) 2013/11/22(Fri) 00時半頃
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―現在―
………………。
[少し歩いたあと、首を数回振る。そして疑念を振り払うように。風の中に散らすように、走り出す。翼を動かせば、更に推進力がつき、ざぁあっと冷えた耳に風の音が鳴る
サイラスにとっては10年振りの渡りとなる 向こうで何が起こるとも限らない。だが、もう無茶をするような子供ではない
余計なことは考えるな。生きて必ず帰るんだ。 そんなことを、風の中で自分に言い聞かせるように呟いた
息が上がった頃に立ち止まって、ふと灰色の空を見上げる]
……あ、そういや…腹減ったな。 体力つけとかねぇと…。
[この間山で狩って干しておいた獣の肉でも手土産にして、馴染みのあの男の店に行こうかと思案するが、もしも手一杯なようなら引き返して自分の家へ戻っただろう]**
(150) 2013/11/22(Fri) 00時半頃
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うん、わかった。
[元気よく頷いて、皿やコップをテーブルの上に並べていく。しばらくすると焼きたてのパンのいい匂いが部屋の中に漂った。 いただきます、と手を合わせ食事を始める。
あっという間に平らげて、落ち着いた頃。 チャールズから切り出された話題にぴくりと耳を動かした。]
えー…と、うん。 冬眠、することにした。
[獣人族は、種類にもよるが冬眠する者が多い。 山あいのこの村には、冬眠に使用できるような天然の洞窟がたくさんある。冬眠中は体温も、呼吸も脈拍も低下して、エネルギー消費量が極端に少なくなるから、食事も水もほとんどとる必要はない。らしい。 中途覚醒をした時用の食べ物など、準備を進めてはきた。
冬を初めて迎える青年は、他の獣人に教えてもらったことばかりで、本当にそれで大丈夫なのか、とか、いろいろ不安はあったけれど。]
(151) 2013/11/22(Fri) 00時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/11/22(Fri) 00時半頃
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[チャールズの問いに、クシャミは何と答えたろうか。 ぱちぱちと爆ぜる暖炉の炎に目をやって、いつも通りの穏やかな声で続ける。]
以前、少しお話したかとは思うのですが。 私は冬の間は、村外れの時計塔──ほら、あの、村の入口にあるあれです。大体は、彼処で過ごします。 教会や皆さんのお墓を一年もそのままにしておく事は出来ないので、出入りはしますが。 その、大分雪で埋まってしまうので…、下手をすると出れなくなってしまうんですよ。
[教会から。苦笑して続ける。この村で初めての冬を迎えたのは随分昔の事だが。扉の三分のニ以上の積雪で、窓を割る以外に脱出の方法が無かったのは今では笑い話だ。 当時は死ぬかと思ったが。]
この暖炉の種火は消える事は無いので、ここに居ても凍えてしまう事は無いとは思うのですが。 食糧の問題も有りますし、歩ける雪のうちに近々向こうに移るつもりです。 それで、その、…君の寝床の事をお話したくて。 もし冬眠する場所をまだ決めていないのなら──私と、一緒に来ませんか?
(152) 2013/11/22(Fri) 00時半頃
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[ああ、勿論、どこか安心して休める場所が決まっているのなら、それで構わないのですが。 常より歯切れは悪かったかもしれない。 もっと早くにしておくべき話だったのだが、ぎりぎりになってしまった。
猫の獣人が冬眠をするのかはチャールズには分からない事だったが、一年という長い期間で困る様な事にはしたく無い。 自分は暫く、時計塔と教会を行き来する事になるが、冬が本番になればその往来も少なくなる。
彼が一年を安心して過ごせるよう。それが、今のチャールズの最も懸念している事だった。]
(153) 2013/11/22(Fri) 01時頃
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-教会-
天使……?貴方が? ……まぁ?一応?翼ありますもんね………ぷ、 くすくす……貴方ってキザね。
[>>131 そう言ってニヤニヤとサイラスを見上げた。 確かに金糸の髪に、大きな翼。 端整な容姿の、壮齢の男性はさながら、聖書の中のガブリエル。 彼の背後にあるステンドグラスは折しも『受胎告知』をテーマにした西洋美術であった。 ――…けれどもガブリエル自身が、それを言ってはいけない。 ナルシストのような目の前の男に、お嬢様は含み笑いを零さずにはいられなかった。]
はぁい。わかりまーしたッ。
[>>133の忠告には片手をあげて、生返事で答える。 銀灰色の翼を羨ましそうに眺めながら、蒼い目は細められた。 自分にもそんな翼があれば、あの大きな塀を軽々と飛び越えて。自由に空を舞えるというのに。]
(154) 2013/11/22(Fri) 01時頃
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――…春になったら、空中散歩して下さいな。命令よっ! ……だから、また春には戻ってきなさい!
[そう言って、ふんす!と鼻を鳴らした。 空中散歩の際にはズロースを履かなくては。 スカートの儘では下から丸見えですわ。 早くもそんな心配をしながら、ジンジャークッキーを齧った。**]
(155) 2013/11/22(Fri) 01時頃
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―ピエールの食堂― >>119 ……は…?
[神様じゃ、と真面目な顔で言ったその老人にパンを食べる手を止め、少々間抜けな声を出す。 確かに、様々な種族が暮すこの村なら、一人くらい神様が居てもおかしくはないだろう。 しかし、目の前の老人のイメージはあまりに“神様”とはかけ離れている。 あまり熱心な方ではないが、日頃チャールズに世話になっているので多少の信仰心はある。 もっと丁寧に接するべきだったろうかなどと考えていると、しばらくして撤回したので、ほっと息を漏らした。]
…なんだよ、冗談かよ! 趣味悪いぜ、じいちゃん… んーと、バーナバス?
[聞いたことのない名だ。 もっとも可能性のあるカルヴィンは積極的に龍族の情報をトニーに話しはしないだろう。]
(156) 2013/11/22(Fri) 01時頃
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>>123 …ああ、うん。 オレ、冬初めてだからさ。 どれくらい着こんだらいいかわかんなくて。 これでもいつもより厚着なんだけど、ちょっと甘かったな。
[なぜそんな薄着なのかと聞かれ、悪戯を見つかったときのように舌を出す。 しかし、その後、続いた老人の言葉に、その表情を硬くした。]
龍族は眠るのか? じゃあ、カルヴィンも? こんな寒い中寝てたら死んじまうんじゃ?
[カルヴィンの具合が悪そうだったのは、この寒さのせいだったのだろうか。 知識の乏しい少年は、矢継ぎ早に訊ねる。 チャールズが食堂を訊ねてきたのは、そんなときだった。]
(157) 2013/11/22(Fri) 01時頃
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[チャールズの提案にクシャミはどう答えただろう。どんな答えであっても、チャールズはいつものように、穏やかな笑みと声で受け入れただろう。
村にひとつしか無い山道への入口には、これもまた古びた時計塔がある。チャールズは、長い冬をその時計塔と教会の行き来で過ごす。 出て行く者を見送れるように。 帰って来たものを迎えられるように。
勿論、冬の支度や寝床で頼られれば快く手助けを惜しまないだろう。 長い時をこの村で生きる彼にとって、この村の全ての人達は家族の様なものなのだ。
だからどうか、安心して良い冬を。 そうして、十年振りの冬の始めの夜は、彼の祈りと共にゆっくりと更けていった。**]
(158) 2013/11/22(Fri) 01時頃
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