47 Gambit on board
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― 城内 ―
[思い出すのは、ヨーランダにラミケシュのことを視てくれといった依頼。 人前で確認する内容ではないと踏んで、あえて、みなの前では問わなかった。
それを思い出して、ヨーランダは起きていないかと見回してみる。]
(71) 2011/03/28(Mon) 20時半頃
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[足元の影が、一つ揺れる。――少し苦い顔をして]
……もう少し探してみる。
[呟いて廊下に目を向けた]
(72) 2011/03/28(Mon) 21時頃
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>>70 [イアンの応えはまだなかったか、 ―テッドの声。やけに大きく聞こえる]
私ですか? そうですね……
[首を傾がせて、薄く瞼を開く。 テッドの影が動くのは見ずに]
私はヴェスパタイン皇子殿下を推す。国のため、民のため、私自身のため、我が同胞達のために。
[迷いなく告げて、]
なれど、皇帝になるべきは兄殿下だと、今でも思うている。
………これで答えになるでしょうか。
(73) 2011/03/28(Mon) 21時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/28(Mon) 21時頃
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こういうとき、私は軍人であって政治家ではないと思い知らされます。
師団長のほとんどは、個であり兵であり軍人で、政治家ではない。 それ自体何も悪い事ではないですが……
[ナユタが拘束されたことは聞いていて]
皆、己の我に囚われる。 国を想い、国の為動いても、我に拠って立つ故に良い結果を生み出せない。
……選帝会議を師団長達で執り行う機構は容易く機能不全に陥ると、これが終わったら皇帝陛下に奏上致しましょう。
[朗らかな声を紡ぎ]
探しに。そう…では、お気をつけて。 見つけたら貴殿にもお知らせ致します。
(74) 2011/03/28(Mon) 21時頃
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― 研究室開発室 ― [キリシマを追い、ついたのは どうやら研究室と思われる箇所。 己には縁がないヶ所を珍しげに見上げ、見渡し ……そんなことをしていて気づかれないわけがない。 キリシマは用を終えたのか 研究室から現れたところで、此方にきづいたようだ イアンはその姿に敬礼一つ。]
[ただ、その瞬間>>62が届く。 穏やかなれど大きな声は、 些か過敏な耳には大きすぎて ……返しが少々遅れた]
……ハッセ師団長ならば 朝、私の部屋の寝台で眠っているのを 最後に確認しております。
[隠す気はないから、正直に話した。]
(75) 2011/03/28(Mon) 21時半頃
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イアンは、勿論キリシマにも声は聞こえる範囲だろう
2011/03/28(Mon) 21時半頃
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近くにイアンの姿を認めたなら、敬礼を返し。 手はそのままで、ゆっくりと首が傾いでゆく。 なにをしているのか、 と、 なぜひとりなのか、 と、 問は二つ。 そのうちの一つの、解の半分はすぐに出るのだが。
(76) 2011/03/28(Mon) 21時半頃
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やっぱりそういうこと>>6だったのか、 などと見当違いな方向に理解し、手を叩く。
(77) 2011/03/28(Mon) 21時半頃
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が。 そうであっても、寝台に置いてきた、というのは道理ではない。 一つ増えた問に、 イアンを見つめ再び、首を傾ぐ。
(78) 2011/03/28(Mon) 21時半頃
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[人のように、人らしさ、 感傷的な言葉に、表情一つ変えずに男が口にするのは]
人は機械にはなれますまい。
察するに、エンライ師団長は、己をそのように思い込んでいるようだが。それが感情の抑圧を招いているがゆえの、この結果だ。至極、人らしいことだと思われる。
[宮廷に赴いて後、ナユタの鷹はどうあったか、 さすがに制御室への同行はなされなかっただろうか。 姿を見送る背は、常のように折り目正しく]
……大して面白い話ではないな。
美しく見える理想も、 結局は汚れた手でしか掴めんという話だ。
[>>68 首を傾げる仕草につまらなそう表情が向けられる。 ――それは恐らくは常とほとんど変わらぬものであったが。 一つ頷いたその足は、彼を伴い第二師団館へとむいた]
(79) 2011/03/28(Mon) 21時半頃
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>>75 ………。 成る程?
[意外だったのか、眉を上げ虚空へ琥珀を彷徨わせて暫し沈黙した]
『それでは、バーンフィールド殿。 失礼ながら私室にお邪魔させて頂きますね』
[そう伝えてヨーランダの部屋を出た→イアンの部屋 テッドがまだそこにいるなら、簡潔に「バーンフィールド殿の部屋へ探しに行きます」と伝えるだろう*]
(80) 2011/03/28(Mon) 21時半頃
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― 研究室開発室 ― [返る敬礼が、緩やかな疑問視へと変わるのを見る 変わるのを見たが……]
…………?
[なぜか手をたたかれた。目を瞬かせる。 勘違いをされていることに気づいていない。 ただ、疑問のもう一つは イアンも、キリシマに思っていたことだった]
キリシマ師団長は、お一人で、 いかがしましたか……? 昨日の不調の治療、でしょう、か?
[はい、といいえ、で答えられるように 己が考え付くことを一つ、あげた。]
(81) 2011/03/28(Mon) 21時半頃
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ええ、かまいませんよ。 まだ、寝ていると思います。
[素手、ではなく槍の柄を使った。 実際、己が部屋を離れる時も意識はなかった。] [なので、ユ=シハの返る声にはそう返して。]
(82) 2011/03/28(Mon) 21時半頃
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こちらへと向けられた問いには、首を振り かけて、ふと思う。 彼に理解出来るよう説明するのは、困難なのではないか。 ならば、そういうことにしておいていいか、と 頷く。 なにか誤魔化した仕草とは、果たして気づかれただろうか。
(83) 2011/03/28(Mon) 21時半頃
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―少し前―
……そうか。
[ラミケシュの返答に、一つ頷いた。>>73>>74
帝政、皇帝となるのは一人。――制度上は。 そんな事を思って]
解った。こっちも見付かったら言う。
[そう残してヨーランダの部屋を離れた]
(84) 2011/03/28(Mon) 21時半頃
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―第二師団館― [夜も大分、更けていたか。 着けばまず、第二師団館への宿泊を勧める。 無論そこに監視の意味もあることは、 グレイシアにも伝わっただろうけれど。
同意が得られれば、その会話は明朝、 簡易な朝食と共に交わされることとなるだろう]
(85) 2011/03/28(Mon) 21時半頃
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[私室にあった家令は、一礼し、黙したまま書簡を手渡した。]
我が一族の領地は、 中立の自由都市連合に接している要所であることはご存知だろう。 交易都市は商いによって国を富ませる、戦というものはそう歓迎されたものではない。 戦争と言うのはいかに効率的に行おうと非生産的な行為だからな。
[書かれた書面をひらりと返す]
ハミルトン家では、自由都市連合を通して、 アウステラの反体制派に金銭的支援を行っている。 無論、金のからむ話、それは長期的に見た投資であり、平和の為などという理想論ではないが。 南も、一枚岩ではないということだ。
[手にしたそれは、アウステラの政治的情勢について述べられた、弟よりのごく個人的な書簡であった。こんな話は前置きに過ぎないのだけれど*]
(86) 2011/03/28(Mon) 21時半頃
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…………言えない、こと、なのですか……?
[基本的に、動作で相手の意思を組むしかない。 だから、動きの変更に イアンは本当の理由ではない、のと 本当の理由は己に、知られたくないのだと。 ただ、最初は否定しようとした、 そこから、ものすごい秘密でもない、とも思う。
ただ、上げた要素以外はちょっと思いつかなくて 眉を少し下げながら、首をかしげた]
(87) 2011/03/28(Mon) 22時頃
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―イアンの部屋へ―
[探し始めて程なく、ラミケシュからの報。>>80 解ったとだけ返し、廊下で辺りを見回して]
……合ってる、みたいだな。
[何故イアンの部屋と決めて探しに行ったのかは謎だが、 得心したように踵を返して合流に向かった。
部屋の鍵は開いていて]
いたか? ……ハッセ師団長!
[何故ここに、と思うのも一瞬。 気絶してベッドに転がされているのを、 ラミケシュと二人、救護を呼び拘束を解いた**]
(88) 2011/03/28(Mon) 22時頃
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同じように、首を傾げ、少しの間思案し。 制すように手を前に出し、首を振る。 気にしなくていい。 言えないこと、ではないけれど、彼が気にするようなことでもない。 頼まれごとを、頼みにきただけ。 それより、そちらはなぜここに。 とばかりに、イアンへと掌を向け、首を傾いだ。
(89) 2011/03/28(Mon) 22時頃
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……わかりました、もう聞きませんね。
[そこまでの仕草をされてしまえば 無理に聞くものではないと判断して。 了解を口にし静かに頷く。 人に秘密の一つや二つや三つや四つ。 あって当たり前。
ついで傾げられた首。仕草に ああ、と疑問に思い当たる。 明らかに普段己が来る場所、ではない]
キリシマ師団長が単独で歩かれていたのを お見かけして……いかがされたのかと ただ、声をかけるタイミングを逸して そのままついてきてしまいました。
[口にすれば間抜けな理由で 些か照れながら手袋はめぬ 掌焼け爛れた右手で頭をかく]
(90) 2011/03/28(Mon) 22時半頃
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―第二師団館―
[>>79人は機械にはなれない。 ……機械のようなものには、なれるのかもしれない。 そんな事を思いながら。 人らしい事だ、と言うのには成程そうですね、と頷いて。]
――……。
[常と変らぬ表情を浮かべる紫眼を見る。 発した言葉は、己も思っている所ではあった。]
良いんですか?僕が、事を起こしている犯人かも知れないのに。 ……まぁ、例えそうでも貴方を襲う事はないでしょうけど。
[宿泊を勧められたのには、冗談ともつかずそう言って。 そうして翌朝、朝食と共に、会話の席についた。]
(91) 2011/03/28(Mon) 23時頃
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ええ。帝都に沿うように領地を持つグレイシアとは対照に。 ……反体制派、ですか。 それは、貴方の始めた事ですか。
[家督を継いだ話は知っていた。 白百合を、彼が継いだその日。彼が、失ったものの事も。 その事に関して、話した事はあったかどうか。
政治情勢の話には、ぱちりと瞬き。 そうして浮かんだ問いを投げながら、幕の開く映画の前のような気持ちで、彼の話の続きを待った。]
(92) 2011/03/28(Mon) 23時頃
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申し訳なさそうに眉を寄せて、頷いて。 続く答えに、数回瞬く。 いや、彼の昨日からの言動を考えれば、 なんらおかしな行動ではない、のだけれど。 返すべき反応はなにか、と式を展開し。 一番には、感謝と謝罪であろうか、と解が出る。 両手を合わせ、軽く頭を下げた。 なかなかに、汎用性に優れたジェスチャーである。
(93) 2011/03/28(Mon) 23時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/03/28(Mon) 23時頃
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そして、 はて、なぜ今日は手袋を纏っていなのだろう、とその手を見つめ、 記憶は中庭での出来事を巡る。 どこかへ失くしてきたのであれば自分の物を貸そうかと、 しかし何処へ仕舞ったのだったか、と服の至る箇所を探る。
(94) 2011/03/28(Mon) 23時頃
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[キリシマが行う仕草に静かに笑いながら 緩く、首を振って。 ふと、ここで立ち話もあれですかね、と思う。]
キリシマ師団長、この後何か御用事でも? ないならば、たち話もなんですし 宮廷に戻りませんか?
聞かせてもらえるなら キリシマ師団長が、今、どちらを、と 考えているか、お伺い、したいですし。
[そう言って、一歩歩を宮廷に向けてから 振り返り、ゆるく首をかしげる。 ……発覚したならば、あまり話せないだろうと 思えば、聞いておきたかった]
(95) 2011/03/28(Mon) 23時頃
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[ただ、ふり返ったところで、 キリシマが己の手を見た後 何か探している様子には まさか、己が臨戦態勢なため していない手袋を気にかけてとは思わず ゆるく首をかしげて、彼を見守る]
(96) 2011/03/28(Mon) 23時頃
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>>92
無論、陛下もご存知のことではあったが。
[問いを返されれば、一度頷き肯定を示す。 内乱に乗じて、南を平らげるか、あるいは真に調和を望んでか。 皇帝の胸の内は、語られることはなく、察するしかなかったが]
……そもそもおかしいと思わんかね。 休戦状態であるにも関わらず、前線でただ国境を侵すだけの小競り合いを繰り返すなど、南の戦略的意図が不明瞭に過ぎる。趣味で戦をするわけでもあるまい、そんな行為には何も得るものがなかろう。
威力偵察であるというのなら、当に大規模な戦争に発展してしかるべきだ。 しかしそのような動きは無い、戦争準備には物流が動く。 当然のことだが、兵に食わせずして、戦は出来んからな。
[その辺りの監視は第三師団も行っていることだ。 動きが見えれば対応は練れる、皇帝の傍らにあって聞かされた言葉]
(97) 2011/03/28(Mon) 23時頃
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……さて、無意味な紛争を繰り返す、 情勢から考えられることとしては、
アスステラの王家の権威は、一度大幅に失墜している。 しかし、敵が外部にあれば、内は結束せざるを得ない。 つまり、目先の紛争で王家に対する国民の不満を紛らわせているのだろう。 あちらでは“予防戦争”などと言われているようだがな。 最も、20年間も得るもののない小競り合いを繰り返してきた無能な王など、国民に支持されるとは思わんがね、 ブルーノ陛下が戦を繰り返しても、国民の信頼があったは、 それに伴うだけの見返りがあってこそだ。
[ひとつ腕組みをし、告げること]
(98) 2011/03/28(Mon) 23時頃
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結論として、我々は選帝において、情勢を鑑みる必要など無い。 前線での衝突も同様だ、目先の状況は、大事の前に目を曇らせる。
和平か、大戦か。 選択は単純な基本に戻るべきだ。
(99) 2011/03/28(Mon) 23時頃
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両殿下のご意思は無論、諸国にも有名な話だ。 ランドルフ殿下が選ばれれば、 時間はかかるかもしれぬが和平の意思は伝わるだろう。 民というものは施政者が考えるほど愚かではない。
ヴェスパタイン殿下が選ばれれば、 それを我が国の総意として、南もそのように応えるだろう。
[パンにはパンを。血には血を。 それは自身のみならずまた、相手国にも当てはまるのだ、と]
――前置きが大分長くなったな。
(100) 2011/03/28(Mon) 23時頃
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