66 【突発】世界滅亡のお知らせ。
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もうすぐ、僕は消える。 そうしたら君に、逢えるのかな。
そうだといいね。
[その先は無だと、解ってはいるけれど。 願わずにはいられなかった。]
(85) 2011/10/05(Wed) 23時半頃
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……
[残された僅かな時間 空を仰ぎ 大樹に視線を移し ゆっくりとドナルドへ移す]
私はリンダ。 [今の今まで彼にだけは意図的に名乗らなかった きっと其れが最後の言葉になると 何処かで自覚していたから]
(86) 2011/10/05(Wed) 23時半頃
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あなたと過ごした時間は とても短かったけれど
[一度俯いて]
" "よ、―――ドナルド。
[顔を上げると 彼の名を確りと呼び柔らかく*微笑んだ*]
(87) 2011/10/05(Wed) 23時半頃
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リンダは、さらさらと足元から光の粒子のように*解けていった*。
2011/10/05(Wed) 23時半頃
牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/05(Wed) 23時半頃
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いっしょ、に?
[首を傾げる。]
私、オスカーと……いっしょ?
………。
うん。
とっても、嬉しい。
[おそらくは、今までで一番の笑みを浮かべて。 オスカーの手をとり、握った。]
(88) 2011/10/05(Wed) 23時半頃
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[遠く、世界の輪郭が煙る。溶け落ちる度に伸びる梢]
俺は、最後まで俺でいられるかな。
[幻視の中の存在が自分を浸食しているのがわかる。 さまざまな摂理がゆるやかに理解できてしまう]
……なんで俺だったんだろうなぁ。
[一番最後に消える、世界のひとかけら。何故自分はそれに選ばれてしまったのだろう。
そこにも意味はないのかもしれない。 それを完全に理解した時、自分は自分でなくなってしまうのだろう]
(89) 2011/10/05(Wed) 23時半頃
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[次第に身体は透き通り、輝く塵となって消えていく。
人ではないそれは、世界を終わらせるために生まれたのだろうか? それも、全て壊れて消えてしまえば、無意味なのだろうけれど。
高い高い空の上、鸚鵡は一際甲高い声で啼いた。]
(90) 2011/10/06(Thu) 00時頃
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[きえてゆく
せかいが
きえてゆく
わたしも
でも、怖いとは思わなかった。
だって───……]
いっしょ、だもん。
(91) 2011/10/06(Thu) 00時頃
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[世界は無情でも、その御使いはとても情け深いようで。 世界樹の御元に侍る彼らもまた、同じ滅びの定めを辿る。 上を見上げれば膨れ上がる若葉の中を羽ばたく赤。 世界は未だとても美しい]
……リンダ、
[告げられた名を、繰り返して。彼女の方へと手を伸ばす]
ありがとう、な。最後まで……、
[あぁ。生きたい、生きていたい。 ずっと、ずっと自分で在り続けたい]
リンダの、願い、俺は叶えてやれたか?
(92) 2011/10/06(Thu) 00時頃
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[伸ばした指先が頬に触れるのと、 彼女が崩れて消えるのと、どちらが先だったろう]
リンダ、
[傍にいたい、と。繰り返し言った彼女。 それはそのまま結局、誰かの傍にいたい、誰かに望まれたいという自分の願いで]
ありがとう。
[――…あぁ、苦しい。 なんの意味もなくたって、世界の終わりはこんなにも静かで、明るくて、恐ろしくて、そして、]
(93) 2011/10/06(Thu) 00時頃
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[マーゴの手を強く握って、笑う。
ホリーよりも世界の終わりを選んだ、その理由を忘れるまでは孤独はむしろ心地良かったんだろう。 だからホリーを追わなかった、求めなかった。
でも、理由を忘れてからは半身がいないことが辛かった。 視て探すことは出来ただろうけれど、引き換えに半身を忘れるかもしれないと思えばそれも怖くて。
だからずっと、一人でいた。 笑うことも、驚くこともなかった。
マーゴに会うまで、ずっと。]
(94) 2011/10/06(Thu) 00時頃
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[――…とても、とても愛しい]
(*1) 2011/10/06(Thu) 00時頃
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…僕も。
君と一緒が、嬉しいみたいだ。
此処で君にあえて良かった。
ありがとう、マーゴ。
君のおかげで、―――
(95) 2011/10/06(Thu) 00時頃
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