8 DOREI品評会
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通訳か……残酷なことを。
[グロリアの日本語を男は理解しないが、大体やりたい事はわかる。 口ではそういいつつ、男は哂ってみせた]
此処で別々に買われていくか、片方が買われるかすれば それで仕舞いなんだよ? わかってるのかな、御前。
[そして視線を金の目をした青年へ向ける]
そして誰を飼うかは、ここの4人の気持ち次第だ。 もう少し態度を改めたらどうかな、No4?
(81) 2010/04/03(Sat) 16時半頃
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― 舞台左 檻の中 ―
[「モノ」の響きは人を指してないことは解ってる。 解っていても、まだ、解りたくないとも思ってる。
僅かしか体内に侵入しなかった薬は、まだ身を熱くしたまま]
―― …ハ
[熱い息を一度吐いてから、金色の視線を向け続ける。]
…ッ
[二択しか与えられず、どちらも選べない事も見透かされているようで、ぐ、と奥歯を噛みしめて身を揺らせば 男たちが捉える力が込められて、じゃらんと両腕を、左足を拘束する鎖が激しく鳴った。]
この、悪趣味野郎が。
(82) 2010/04/03(Sat) 16時半頃
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紐 ジェレミーは、若者 テッドを見下ろしてにやにやと蛇のような笑みを浮かべている。
2010/04/03(Sat) 16時半頃
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[それを伝えたのはただの気まぐれで、少女が彼に懐くのなら、それを眺めるのも面白い、と思ってのことだったが]
あら、ジェレミー様が手を出されるの? なら私は引いておくわ。 女性を嬲るのは、苦手ですもの。
[そう言って、少女の前を離れる。 No.3をつけた異国の男の方へと今度は歩いていく。 近づけば不機嫌な顔でも見せたか。 笑みを絶やすことはない。 男の顎に手を伸ばした]
貴方も、気の強そうな顔をしているわ。 ――でも、とても興味深い。
(83) 2010/04/03(Sat) 16時半頃
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[薬の処理―――薬で、昂らされたものの処理なんて反吐が出る。扇子で表情がよく見えない灰青の目の女の言葉。 遠くで異国の女へ何かを語りかけていても日本語は解らず]
―――… ッ
[買われれば 終わりだと、告げて哂う男が 憎たらしい。]
俺は今すぐ、てめぇをぶん殴ってやりてぇよ。
[吐き捨てる言葉。 そうそうすぐに態度など改まるはず、ない。
にやにやとした笑いに、また 鎖が激しく鳴った。]
(84) 2010/04/03(Sat) 16時半頃
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Msグロリア、引いてばかりではお目当てを逃すよ?
[異国の少女の傍を離れる様子を見て、男は声をかける。 間近で鎖の音がする。 男はやはり笑みを浮かべたまま]
――残念、それは不可能だ。 さて御前をからかうのも飽いた 次はどれを試してみるかな?
[薬の効果を残し、踵を返す。 一度客席からまた舞台の全体を見遣るつもりで檻の傍を離れた。 帰り際、竹刀をその場の男一人に渡して**]
(85) 2010/04/03(Sat) 16時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/04/03(Sat) 16時半頃
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ッ、こ の ―――!
[飽いたと離れる男の背を、ぎろりと睨んだ。 けれど、立ち上がる事も出来ないまま 無様な姿で 手枷の先、両手をぐっと握り締めた。
檻の間近まで歩み寄ろうとすれば ぐ、と首元に竹刀が横に入りこんで呼吸を奪う。]
かはッ…、 ――― 。
[すぐに力は緩むが身体は脱力してその場に落ちる。 それでも、火照る身体は 覚めない。 近くに吐きだした薬品が渇き始めているのが見えた。]
――― …ッ。
(86) 2010/04/03(Sat) 16時半頃
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あら。 言ったでしょう? 私は女性を嬲るのは苦手なのよ。 それに彼女が欲しいわけではないもの。
黒髪は綺麗だけれど、ね。
[かけられた声にふわりと笑んで見せた。 目の前、異国の男を眺めて]
啼いたら、とてもいい顔をしそうだけど。 そんな風になるにはまだまだ教育が必要そうね、貴方も。
[顎へ伸ばした手を頬へと辿り、指先でかかる髪を弄ぶ]
(87) 2010/04/03(Sat) 16時半頃
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ちがっ……、っ、 僕は、 お嬢さん……じゃ、 女じゃなっ
[精通? 処女? 芋虫の不気味な蠢きに切れ切れになった思考には意味までは浸透しない。 最早グロリアの指先も新たなイキモノとしか認識できず、ただ性別に対する言及にのみ、紛れもない少女の高い喘ぎで反発する。]
ぁ……ねが……。 これ、いゃ……だ っ
[我慢なんてできるわけがない。先ほどから必死で振る頭。銀糸の先から汗が飛び散る。 この声が一層周囲の温度を上げるようだと気付くと、必死に奥歯と下唇を噛み、高いそれを殺そうとした。]
……んっ……く そ、 気持ち よくな……んってっ……!
[それでも時折身動ぎとともに甘ったるさを孕んでしまう。 少女はそれすら、同じ奴隷の青年の劣情を煽ることは知る由もない。]
(88) 2010/04/03(Sat) 17時頃
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[少年だと思っている人の声が、高く少女の声に似て。 子供が奴隷的扱いを受けている事にも それを見て楽しんでいる奴らがいる事にも
そしてそんな声を聞いて、何も出来ない自分にも 更には、熱くなる自分の身体にも
――― 無力さと 業腹が刻まれていく。]
… っく、
[堪える声は何度も噛みしめて、飲み込んでいく。]
(89) 2010/04/03(Sat) 17時頃
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虫、だと……!?
[アイマスクの下で葡萄酒色を瞬いた。 反射的に背を反らせるが、拘束具が一際大きくジャリッと啼くだけ。 いよいよ這い上がる嫌悪感に追い詰められ、]
やめッ ……ァ、や ……!
[無様なポーズをとらされたまま、閉じぬ口から涎を垂らす。 顔面を蹂躙していた一匹が、その口腔に侵入してきた。 金釦のように吐き出そうとしても、今度は舌に口蓋にへばり付いてくる。]
(90) 2010/04/03(Sat) 17時頃
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――― やめろ、やめてやれよ…ッ!
[あんな 子供に、と。続く言葉は飲み込んで。
檻の中で言っても無駄だと 解っているけれど言わずには居られない性格だった。
ぎちりと下半身で誇張してくるものは明らかに耳から入る声のせいで、熱が覚める事を忘れさせる。
首を振れば、茶の髪の後ろで縛った短い尻尾も揺れた。 目を瞑って視線を逸らそうとすれば取り囲む男が 頬をごつい手で掴んで、ぐりっと視線を中央へ向けさせる。]
―――― …!
[半眼にしても間に合わず、飛び込む光景に 息を呑んだ。]
(91) 2010/04/03(Sat) 17時頃
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(虫が) (女が)
[閉じる事を忘れて、舞台の中央で繰り広げられる光景に目を奪われてしまっていた。こくん、と生唾を飲みこむ。]
ッ…
[視線を逸らそうとすれば男が力で言うことを効かせようとするから、目を閉じようとすればわざとらしく竹刀の先で腿の間を強く刺激される。]
―――ッ!
[悪趣味だ。 何度も抱く 思い。
悔しさの滲む表情で舞台を見ながらも、冷めない熱を沈めようと務めるけれど、即効性のある薬は微量でもよく効いているようだ。**]
(92) 2010/04/03(Sat) 17時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/03(Sat) 17時半頃
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[中央から聞こえる声。くぐもった様に聞こえ始めたのは、虫が入り込んだ所為か]
苦しそうね。 喉に詰まらせたら、大変だわ。
[異国の男から手を離し、寝台へと近づく。 頬は紅潮していて、芋虫の与える刺激は少女には丁度良さそうだと思い]
ふふ、虫が、溺れてしまうわよ?
[そう言って咥内の虫を手に取った。少女の涎に塗れた芋虫を、鎖骨の上へと乗せると、そのまま胸元へと痕を残しながら這っていく]
(93) 2010/04/03(Sat) 18時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/03(Sat) 18時半頃
若者 テッドは、小僧 カルヴィンの口から虫が取り出されれるのが檻越しで見ていた**
2010/04/03(Sat) 18時半頃
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権利、じゃないよ。 ボクが聞きたいから聞いているだけ。 ――そう、No,3が気になるの?キレイな顔しているもんねぇ。
[>>79四つん這いの女の視線がNo,3を掠めたのを目聡く気づき、やはり椅子に座った侭視線をNo,3へと向ける。 階下から、自身を「お前」と呼んだ男。 足の先から頭の先まで、じっとりと眼線を這わせてから、またNo,1へと視線を戻した。]
あの子は随分生意気なんだよねぇ。 自分でお願いしてご覧?
[くすくす笑いながら言葉を投げつつ、視線は虫這わす少女へと、檻の中で吠える青年へと、また別の品物へと。]
(94) 2010/04/03(Sat) 20時頃
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―舞台― [不愉快だ。不愉快で堪らない。 この、茶番とも呼べない不愉快なグランギニョールは何なのだろう。 だからこそ表情は不機嫌の極み。 『Prince of Jade』と自分を呼ぶ女の事を彼は知らないままだ。 ジェイド。母が己に気紛れで付けた仇名もそれだった]
…『それは、どうも』
[金の髪の女の手が伸びてきた。 頬を撫でる手。髪を払う指先。 生温く、滑らかで、柔らかな体温と肌。 気持ちが悪い。酷く不愉快だ。 ゆっくりと離れて行く感触。
肌の上に残る熱が酷く不愉快。
3、と自分の数字を呼ぶのは異装の男。 睨んで視線を向ける]
(95) 2010/04/03(Sat) 20時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/04/03(Sat) 20時半頃
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[一時の微かな自由は終わりを告げた。これが最後とは知らず。 出せない声でしか泣くことしか出来なかった少女。 攫われてからどれだけ時間がたっているとも分からず。 また、部屋に入ってきた屈強な男たち。 一瞬逃げようともすれども鎖やらが邪魔して逆に部屋の片隅に追い詰められるだけで。 触れるもの、抑えられるもの、全てから、怯えて。声にならない悲鳴にしかならず。
結局またしても後ろ手に枷に纏められ、 左右両方から抱えられるように連れられていく。 首には7の札。それも少女には恐怖でしかなく、小刻みに震える身体。 舞台へと繋がる扉の前、ポンとその口に一つの飴が放り込まれ 吐き出さないように口を押さえ込まれる。解毒剤と言い渡されたそれは。
今から見世物となる少女にとっては残酷なものだったかもしれない。
無理やりでも舐めさせられ終わった頃を見計らって連れて行かれた先―]
(96) 2010/04/03(Sat) 20時半頃
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―舞台上―
[暗い部屋でいきなり光を当てられ目を瞑る。マイクから響く声の内容。 やっとおぼろげながら、事を悟り逃げようとしても、後ろからがっちりと押さえられ 身動きも出来なく、身体は小刻みに震えるばかり。 やっとあげられるようになった声は小さな悲鳴。 でも、それはやがて他のものが何かされつつあるようで その場に小さく聞こえてくる淫靡な声に 掻き消される様に、ただ、立ち竦み、揺れて 自分の番を待つかのよう。
スカートのすそから忍び込む空気が、やがて彼女を襲うものになるとは知らず]
(97) 2010/04/03(Sat) 20時半頃
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[睨まれても、口元の笑みは消す事が無い。 嗜虐心が疼く、ただそれだけ。 口元に髪を絡めた手を肘掛けにかけたまま、 濃い睫毛下がる陰鬱な瞳を眇めた。]
君は女嫌いなの? 彼女、きれいだと思うのだけれど。
[No,1を気に入らないのかな、なんて小首を傾げて]
(98) 2010/04/03(Sat) 20時半頃
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『綺麗かどうかの問題じゃ無い』
[吐き捨てる。 不快な感情は消えないまま。 女を見る視線は嫌悪]
『嫌いかなんて関係ない。 そんな安っぽい女なんかで勃つような下等に成り下がった覚えはない』
[硬翠は苛立ちを伴いながら酷い姿の女を見下す]
(99) 2010/04/03(Sat) 21時頃
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ふぅん。 安っぽい、だって。
[No,3の札を下げた男の言葉>>99に、くすくすと笑いは更に深め、彼の言葉をそのまま、No,1の方へと向けて繰り返して投げてから、またNo,3へと視線を戻し]
プライド、高いんだ。 そんな札下げられて、番号で呼ばれて、さぞかし屈辱なんだろうねぇ?
[苛立つ様子は、逆に愉しい。]
(100) 2010/04/03(Sat) 21時頃
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[異国の男の視線に、少しだけ笑みを崩して困ったように眉を寄せた]
姿は興味深いのに、その様子では躾けるのが大変そうね。 私躾けるのは不得意なのよ。 買ってルカに預ければいいのかしら?
[見下す視線はツィーに向けてか、その様子に息をつく]
貴方の好みでないのは仕方ないことだけれど、その目はいただけないわ。 貴方が見下していいのはご自分だけよ?
[大げさに溜息をつくと、又笑みは戻る]
(101) 2010/04/03(Sat) 21時頃
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― 回想 ―
[奇妙な茶会が終わりややあり。 グランギニョールの幕開けを、ルーカスは使用人から聴く。 一つ頷いて見せ、優雅な動作で宛がわれた部屋を出た。
辿り着いた会場。席は、男の姉の隣。 椅子と身体の間にステッキを置き、身長に見合った長い足を組み、指先を組んだ上に顎を乗せ、開会を告げる道化の言葉を聴いた。]
おやおや、あの仔は女の子でしたか。
[主催であるヨアヒムを挟んでか、ヴェスパタインと同じく、今のところルーカスが席から立つ様子はない。 使用人に、ブランデー入りの紅茶を頼み、それを啜りながら、灰青の眸で舞台を見詰め続けていた。
No.2子爵と名乗った子供の性別が、明らかになれば、一瞬驚いたように灰青を丸め、潜めるでもない感想を一つ。]
(102) 2010/04/03(Sat) 21時半頃
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姉さん、通訳がご入り用なら、いつでもどうぞ?
[No.6に残酷な通訳をするのが聴こえれば、ひらりと白絹を纏った手を振って見せた。 ルーカスが、No.4とNo.6に思ったことは、どうやら等しく客側4人が思うことであると、周りの反応で知れる。男の喉が鳴る。 ――嗚呼、残酷だと、自分を含めて思い、またそれが愉しいと示すように。]
(103) 2010/04/03(Sat) 21時半頃
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― 客席 ―
[檻から客席へ戻った男は、ヴェスパタインの会話をぼんやりと聞いている]
……成る程。
[彼の身分が相当に高いだろう事は感づいている。 それ故か]
(104) 2010/04/03(Sat) 21時半頃
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Jade……気に入らないな。
[苛立ちの混じる低い声を漏らす。 其の言葉の意味する所を、男は誰にも話さない。 男の身分を知るのは、自身を養うヴェスパタインだけだ]
(*7) 2010/04/03(Sat) 21時半頃
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『プライド? そんなもの関係ない。 そもそも、そんなものは元からない。 第一、お前に理解される覚えがないな』
[浮かぶのは嘲笑。 貶められたから何なのか。 身分があるからなんなのか。 翡翠が異様な熱気の中でふわり揺れて]
『躾も何も必要ない。 俺は誰にも指図を受けない。 受けるつもりもない』
[男の声。女の声。 不愉快で堪らない。苛立ちがおさまらない]
(105) 2010/04/03(Sat) 21時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/04/03(Sat) 21時半頃
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私に預けたら、調教だけでは済みませんけれど。 作品として良いのなら、預けてくださって構いませんよ?
[No.3の札を下げた異国の男に向ける、姉の言葉に己の名が混じれば、カンバスにして良いなら……と是と応える。それは、彼だけでなく他の奴隷だとしても同じこと。
相手の元の身分など、此処では関係のない話。 元の位の高さは勘づけど、芸術家気取りの男の眼には、カンバスとしか映らない。
男は、また一口、紅茶を口に含む。 琥珀色の液体に落とされた視線が持ち上がると、また舞台の上に戻す。鮮やかな灰青は、その色彩故に冷やかに舞台から見えるだろうか。カンバスを探す、値踏みの眼差し。]
(106) 2010/04/03(Sat) 21時半頃
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ふぅん。 ――…
[あくまで姿勢を崩さない男の様子に、 髪を巻き付けた手を下ろし、逆の肘かけに身体を凭れかけさせる。 チラ、と視線を送るのはジェレミーの方。]
身を乗り出して、耳元にささめきこと。
(107) 2010/04/03(Sat) 21時半頃
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通訳は、いいわ。わからない言葉なら判らないままでいいのよ。 日本の言葉は、発音が難しくて。
[通訳を、と言ったルーカスへそう返し]
貴方が、不満を零してもどうにもならないことがあるのよ? それをまだお分かりではないのね? 貴方が自国の言葉でどんな言葉を言っても、私にはわからないもの。 いいえ、例え同じ言葉で話しても、同じ。 今の状況を受け入れるしか、ないの。
[異国の男へ向ける言葉の色は優しく。 どんな言葉を浴びせられたのだとしても、それが彼女の笑みを崩すことはない]
(108) 2010/04/03(Sat) 21時半頃
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ボクも、気に入らないなァ。
[僅かに笑い声が、消える一瞬。]
(*8) 2010/04/03(Sat) 22時頃
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